JP6391091B2 - ピンバッジ - Google Patents
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Description
樹脂からなるバッジ部とバッジ部裏面に設けられたピンとを有するバッジ部材、および
ピン留め部材
から構成されるピンバッジであって、前記バッジ部と前記ピンとが一体的にメッキされている、前記ピンバッジ。
(2)
前記バッジ部と前記ピンとがベースプレートを介して連結されており、前記バッジ部、前記ピンおよび前記ベースプレートが一体的にメッキされている、(1)に記載のピンバッジ。
(3)
(i)板状の樹脂をカットして、バッジ部とこれに対応した形状の孔を有する枠部材とを製造する工程、
(ii)バッジ部の一方の面にピンを連結する工程、
(iii)ピンが連結されたバッジ部材をメッキする工程、
(iv)メッキされたバッジ部材を枠部材の孔に嵌めて、バッジ部材を枠部材に固定する工程、ならびに
(v)枠部材に固定されたバッジ部材に印刷を施す工程
を含む、樹脂からなるピンバッジの製造方法。
本発明のピンバッジにおいて、バッジ部は樹脂からなる。使用される樹脂は、バッジとして使用可能な程度の加工性および耐久性を持つ樹脂であればよく、アクリル樹脂が特に好ましい。
本発明のピンバッジは、バッジ部の裏面に、好ましくは垂直方向にピンを有する。かかるピンは、従来のピンバッジに一般的に用いられるピンであり、例えば、針状またはネジ状の形状であり、皿状の頭部を持つ、真鍮などの金属製のピンである。また、ピンは、バッジ部の形状および重量等に応じて、1のバッジ部に対して1または複数を設けることができる。
本発明のピンバッジにおいて、バッジ部、ピン、および任意選択でさらにベースプレートにより構成されるバッジ部材は、一体的にメッキされている。この一体的なメッキは、ピンバッジに金属様の外観をもたらすために行われるものであり、これにより樹脂製のピンバッジに装飾品としての高級感が付与され、また耐久性が向上する。
メッキされたバッジ部材は、印刷により彩色を施すことができる。印刷方法は、樹脂に対して印刷可能な方法であればよく、例えば、シルクスクリーン印刷、オフセット印刷、インクジェット印刷などを挙げることができるが、版の作製が不要である点、インク層が厚く良好な発色が得られる点でインクジェット印刷が特に好ましい。印刷は、バッジ部の表面、すなわちピンが設けられた面と反対側の面に対して行われる。
本発明のピンバッジは、その一態様において、バッジ部とピンとの間にベースプレートを有する。一般にピンバッジは、布地に刺されたピンがバッジ全体を支えられるよう、バッジ部とピンとが強固に連結されている必要がある。従来の金属製ピンバッジにおいては、金属と金属とを強固に接着させるロウ付けなどの溶接により、バッジ部にピンが連結される。一方、本発明のピンバッジはバッジ部が樹脂であるため、接着強度をより高める必要がある場合、バッジ部とピンとの間にベースプレートが設けることができる。
本発明のピンバッジは、バッジ部材のピンとピン留め部材とが嵌合することで、布地に取り付けられる。ピン留め部材としては、従来のピンバッジに一般的に用いられるピン留め部材を用いることができ、例えばピンが針状である場合はバタフライクラッチ等のピン留め部材を、ピンがネジ状である場合はピンと嵌合するようにネジ切りされたピン留め部材を用いることができる。また、1のピンバッジにおいて、ピンの本数に対応した数のピン留め部材が用いられる。
本発明はまた、
(i)板状の樹脂をカットして、バッジ部およびこれに対応した形状の孔を有する枠部材を製造する工程、
(ii)バッジ部の一方の面にピンを連結する工程、
(iii)ピンが連結されたバッジ部材をメッキする工程、
(iv)メッキされたバッジ部材を枠部材の孔に嵌めて、バッジ部材を枠部材に固定する工程、ならびに
(v)枠部材に固定されたバッジ部材に印刷を施す工程
を含む、樹脂からなるピンバッジの製造方法に関する。かかる製造方法における各々の工程は既に述べたとおりであるが、その一例を図3に示す。
2mm厚のA4サイズのアクリル板を材料として、ピンバッジを製造した。レーザーカッター機(コムネット株式会社、GCC LaserPro C180II−30W)を用いてアクリル板から長径28mm×短径20mmのハート形のバッジ部を切り出した後、シアノアクリレート系接着剤(ヘンケルジャパン株式会社、LOCTITE 420)を用いてバッジ部の一方の面に長さ8mmの真鍮製ピンを接着させ、バッジ部材を作製した。
また、バッジ部を切り出した後のアクリル板に、10mm厚のウレタンスポンジを貼り付け、枠部材を作製した。なお、枠部材として使用した際にバッジ部材のピンがスポンジに当たらないよう、このウレタンスポンジはピンに対応する位置に孔を開けてある。
次いで、無塵環境下、バッジ部材のピン先端部を把持しながら、スプレー式銀鏡塗装システム(株式会社表面化工研究所、Metalize Finishing System)を用いてバッジ部材に銀メッキを施した。
メッキ後のバッジ部材をピンが付いていない面を上にした状態で枠部材に嵌め、UVインクジェット8色機(ローランドディージー株式会社製)を用いてバッジ部表面への印刷を行った。
最後にピン留め部材を嵌合して、ピンバッジを完成させた。
実施例1において、アクリル板から切り出したバッジ部の一方の面に真鍮製ピンを接着させる代わりに、予め真鍮製ピンを溶接した直径1cmの円形真鍮製ベースプレートを接着させたこと以外は実施例1と同様の方法で、ベースプレートを有するピンバッジを作製した。
2 バッジ部
3 ピン
4 メッキ
5 ピン留め部材
6 ベースプレート
Claims (1)
- (i)板状の樹脂をカットして、バッジ部およびこれに対応した形状の孔を有する枠部材を製造する工程、
(ii)バッジ部の一方の面にピンを連結する工程、
(iii)ピンが連結されたバッジ部材をメッキする工程、
(iv)メッキされたバッジ部材を枠部材の孔に嵌めて、バッジ部材を枠部材に固定する工程、ならびに
(v)枠部材に固定されたバッジ部材に印刷を施す工程
を含む、樹脂からなるピンバッジの製造方法。
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JP2014207609A JP6391091B2 (ja) | 2014-10-08 | 2014-10-08 | ピンバッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016073564A JP2016073564A (ja) | 2016-05-12 |
JP6391091B2 true JP6391091B2 (ja) | 2018-09-19 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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2014
- 2014-10-08 JP JP2014207609A patent/JP6391091B2/ja not_active Expired - Fee Related
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