JP6390417B2 - 近赤外発光蛍光体 - Google Patents

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Description

本発明は、赤色から近赤外の波長領域で発光する蛍光体に関する。
赤色から近赤外の波長領域で発光する蛍光体(以下、「近赤外発光蛍光体」と呼ぶこともある。)として、例えば、Y3Al5O12:Cr、Al2O3:Cr、LiAlO2:Fe、CdS:Ag、GdAlO3:Cr等の組成が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
このような近赤外発光蛍光体と、その近赤外発光蛍光体の励起光源として青色に発光する発光ダイオードとを組み合わせて、例えば、植物育成、栽培用の光源としての利用が考えられている(例えば、特許文献2を参照。)。
特開2001−352101号公報 国際公開WO2014/103671号
しかしながら、近赤外発光蛍光体について、さらなる発光強度の向上が求められている。そこで、従来の近赤外発光蛍光体について、さらに発光強度を向上させることを目的とする。
以上の目的を達成するために本発明の一形態に係る近赤外発光蛍光体は、組成式が以下の一般式(I)で表されることを特徴とする近赤外発光蛍光体である。
(Ln1-x-yCexCry3M5O12 (I)
ただし、Lnは、Ceを除く希土類元素から選択された少なくとも1種であり、Mは、Al、Ga、Inから選択された少なくとも1種であり、xの範囲が0.0002<x<0.50、yの範囲が0.0001<y<0.05を満たす。
本発明の一形態に係る近赤外発光蛍光体は、従来よりも発光強度を向上させることができる。
図1は、本発明に係る各実施例と、それとの比較のために示す比較例の近赤外発光蛍光体の発光スペクトルである。 図2は、本発明に係る各実施例と、それとの比較のために示す比較例の近赤外発光蛍光体の発光スペクトルである。 図3は、本発明に係る各実施例および比較例について、近赤外発光蛍光体のCe組成比(mol%)に対する相対発光強度を示す。 図4は、本発明に係る各実施例および比較例について、近赤外発光蛍光体のCr組成比(mol%)に対する相対発光強度を示す。
本発明を実施するための最良の形態を、以下に図面を参照しながら説明する。ただし、以下に示す形態は、本発明の技術思想を具体化するための近赤外発光蛍光体を例示するものであって、本発明は以下の近赤外発光蛍光体に限定されるものではない。
(近赤外発光蛍光体)
本形態における近赤外発光蛍光体は、その組成が、Ceを除く希土類元素から選択された少なくとも一種を含む元素と、Al、Ga、Inから選択された少なくとも一種を含みと、付活剤としてCrおよびCeと、さらに酸素を含む蛍光体である。この近赤外発光蛍光体は、可視光から紫外線で励起されることで、少なくとも近赤外の領域に発光スペクトルの発光ピークを有する光を発する。
本形態における近赤外発光蛍光体の組成は、以下の一般式(I)で表される。
(Ln1-x-yCexCry3M5O12 (I)
ただし、Lnは、Ceを除く希土類元素から選択された少なくとも1種であり、Mは、Al、Ga、Inから選択された少なくとも1種であり、xの範囲が0.0002<x<0.50、yの範囲が0.0001<y<0.05を満たす。
Lnは、Y,Gd,Lu,La,Tb,Prから選択された少なくとも1種であることが好ましい。また、Mは、AlまたはGaであることが好ましい。さらに、Ceの組成比であるxの範囲は、0.0005<x<0.40であることが好ましく、0.001≦x≦0.350であることがより好ましい。Crの組成比であるyの範囲は、0.0005<y<0.04であることが好ましく、0.001≦y≦0.026であることがより好ましい。それぞれの好ましい構成元素および範囲において、近赤外発光蛍光体の発光強度を従来よりも向上させることができるからである。
このような近赤外発光蛍光体として、具体的な組成は、例えば、(Y0.977Ce0.009Cr0.0143Al5O12、(Lu0.983Ce0.009Cr0.0083Al5O12、(Y0.9735Ce0.0125Cr0.0143(Al0.8Ga0.25O12、(Y0.7836Gd0.1959Ce0.0125Cr0.0083Al5O12等が挙げられる。
本形態における近赤外発光蛍光体は、ガーネット構造を有するため、熱、光及び水分に強く、励起吸収スペクトルのピーク波長を420nmから470nm付近にさせることができる。また、この近赤外発光蛍光体は、後の実施例で詳述するが、少なくとも波長が650nmから750nmの範囲に発光強度の第一の極大を有する発光スペクトルを有する。さらに、この近赤外発光蛍光体は、波長が500nmから600nmの範囲にも発光強度の第二の極大を有する発光スペクトルを有する。なお、本形態における近赤外発光蛍光体は、発光スペクトルの第二の極大よりも第一の極大のほうが発光強度は大きくなっている。
(近赤外発光蛍光体の製造方法)
本形態における近赤外発光蛍光体は、以下のような方法で製造することができる。まず、上述した組成の構成元素を含む酸化物、又は高温で容易に酸化物になる化合物を原料として準備し、化学量論比を考慮しながらそれらを秤量する。あるいは、化学量論比を考慮しながら、上述した組成の構成元素を含む化合物を秤量した後、酸に溶解し、その溶解液を例えば蓚酸で共沈させる。その共沈の生成物を焼成して得られる共沈酸化物と、必要に応じて他の原料、例えば、酸化アルミニウムまたは酸化ガリウムを秤量する。それらの原料を、混合機を用いて湿式又は乾式で混合する。
原料にさらにフラックスなどの添加材料を適宜加えることが好ましい。フラックスとして、例えば、フッ化アンモニウムやフッ化バリウム等のフッ化物が好適に挙げられる。これにより、固相反応を促進させて均一な大きさの粒子を形成することができる。
混合の工程で使用する混合機は、工業的に通常用いられているボールミルの他、振動ミル、ロールミル、ジェットミルなどを用いることができる。さらに必要に応じて、粉砕機を用いて粉砕することで比表面積を大きくすることもできる。また、粉末の比表面積を一定範囲とするため、これも必要に応じて、工業的に通常用いられている沈降槽、ハイドロサイクロン、遠心分離器などの湿式分離機、サイクロン、エアセパレータなどの乾式分級機を用いて分級することもできる。
上記の混合した原料をSiC、石英、アルミナ、BN等の坩堝に詰め、アルゴン、窒素などの不活性雰囲気、水素を含む還元雰囲気、または大気中での酸化雰囲気にて焼成を行う。焼成は、所定の温度及び時間で行う。例えば、空気中1000〜2100°Cの温度範囲で2〜15時間焼成して焼成品を得る。
この焼成する工程において、蛍光体の原料とフラックスを含む混合物を、大気中又は弱還元雰囲気中にて行う第一焼成工程と、還元雰囲気中にて行う第二焼成工程とからなる、二段階で焼成してもよい。ここで、弱還元雰囲気とは、混合原料から所望の蛍光体を形成する反応過程において必要な酸素量は少なくとも含むように設定された弱い還元雰囲気のことを言う。この弱還元雰囲気中において所望とする蛍光体の構造形成が完了するまで第一焼成工程を行うことにより、蛍光体の黒変を防止し、かつ光の吸収効率の低下を防止できる。また、第二焼成工程における還元雰囲気とは、弱還元雰囲気より強い還元雰囲気をいう。このように二段階で焼成すると、励起波長の吸収効率の高い蛍光体が得られる。
焼成品を粉砕、洗浄、固液分離、乾燥、最後に、分級して蛍光体を得ることができる。粉砕は、湿式または乾式でボールミルにより行うことが好ましい。固液分離は濾過、吸引濾過、加圧濾過、遠心分離、デカンテーションなどの工業的に通常用いられる方法により行うことができる。乾燥は、真空乾燥機、熱風加熱乾燥機、コニカルドライヤー、ロータリーエバポレーターなどの工業的に通常用いられる装置により行うことができる。分級は、湿式または乾式で振動式篩機や、沈降式分級機などの工業的に通常用いられる装置により行うことができる。
以下、本発明に係る実施例について詳述する。なお、本発明は以下に示す実施例のみに限定されないことは言うまでもない。
(実施例1)
まず、近赤外発光蛍光体の原料として、以下の化合物をそれぞれ以下の重量で秤量する。
Y2O3・・・55.73g、CeO2・・・0.78g、Cr2O3・・・0.54g、Al2O3・・・42.95g、
BaF2・・・5.00g
次に、各原料を混合して容器に入れ、ボールミルによる乾式での混合を1時間行った。その混合物をアルミナルツボに充填し、1500℃の温度で、10時間焼成した。また、この焼成時の焼成雰囲気は還元雰囲気とした。得られた焼成物を、乾式で篩に通した。最終的に得られた蛍光体は、ICP−AES(誘導結合プラズマ発光分光分析装置)による組成分析(以下の実施例および比較例において同様。)の結果、組成が(Y0.977Ce0.009Cr0.0143Al5O12であった。
(実施例2)
原料として、以下の化合物をそれぞれ以下の重量で秤量する他は、実施例1と同様に蛍光体を得た。
Lu2O3・・・69.18g、CeO2・・・0.55g、Cr2O3・・・0.21g、Al2O3・・・30.06g、
BaF2・・・5.0g
得られた蛍光体は、組成分析の結果、組成が(Lu0.983Ce0.009Cr0.0083Al5O12であった。
(実施例3)
原料として、以下の化合物をそれぞれ以下の重量で秤量する他は、実施例1と同様に蛍光体を得た。
Y2O3・・・51.76g、CeO2・・・1.01g、Cr2O3・・・0.50g、Al2O3・・・32.02g、
BaF2・・・5.0g、Ga2O3・・・14.71g
得られた蛍光体は、組成分析の結果、組成が(Y0.9735Ce0.0125Cr0.0143(Al0.8Ga0.25O12であった。
(実施例4)
原料として、以下の化合物をそれぞれ以下の重量で秤量する他は、実施例1と同様に蛍光体を得た。
Y2O3・・・41.78g、CeO2・・・1.02g、Cr2O3・・・0.29g、Al2O3・・・40.14g、
BaF2・・・5.0g、Gd2O3・・・16.77g
得られた蛍光体は、組成分析の結果、組成が(Y0.7836Gd0.1959Ce0.0125Cr0.0083Al5O12であった。
(実施例5)
原料として、以下の化合物をそれぞれ以下の重量で秤量する他は実施例1と同様に蛍光体を得た。
Y2O3・・・56.01g、CeO2・・・0.78g、Cr2O3・・・0.31g、Al2O3・・・42.90g、
BaF2・・・5.00g
得られた蛍光体は、組成分析の結果、組成が(Y0.983Ce0.009Cr0.0083Al5O12であった。
(実施例6)
原料として、以下の化合物をそれぞれ以下の重量で秤量する他は実施例1と同様に蛍光体を得た。
Y2O3・・・51.67g、La2O3・・・3.82g、CeO2・・・0.77g、Cr2O3・・・0.52g、
Al2O3・・・41.96g、BaF2・・・5.0g
得られた蛍光体は、組成分析の結果、組成が(Y0.927La0.05Ce0.009Cr0.0143Al5O12であった。
(実施例7)
原料として、以下の化合物をそれぞれ以下の重量で秤量する他は実施例1と同様に蛍光体を得た。
Y2O3・・・54.72g、Pr6O11・・・0.17g、CeO2・・・1.07g、Cr2O3・・・0.53g、
Al2O3・・・42.41g、BaF2・・・5.0g
得られた蛍光体は、組成分析の結果、組成が(Y0.9715Pr0.002Ce0.0125Cr0.0143Al5O12であった。
(実施例8)
原料として、以下の化合物をそれぞれ以下の重量で秤量する他は実施例1と同様に蛍光体を得た。
Y2O3・・・51.00g、Tb4O7・・・4.58g、CeO2・・・0.76g、Cr2O3・・・0.52g、
Al2O3・・・41.63g、BaF2・・・5.0g
得られた蛍光体は、組成分析の結果、組成が(Y0.927Tb0.05Ce0.009Cr0.0143Al5O12であった。
(比較例1)
原料として、Ceを含む化合物以外の化合物を、それぞれ以下の重量で秤量する他は実施例1と同様に蛍光体を得た。
Y2O3・・・56.40g、Cr2O3・・・0.54g、Al2O3・・・43.06g、
BaF2・・・5.00g
得られた蛍光体は、組成分析の結果、組成が(Y0.986Cr0.0143Al5O12であった。
(蛍光体の発光特性)
以上、各実施例および比較例において得られた蛍光体の組成と、各実施例および比較例における相対発光強度を以下の表1に併せて示す。なお、相対発光強度は、励起波長を460nmとして分光光度計で測定した各蛍光体の発光スペクトルにおける発光ピーク強度の最大値について、比較例1の発光ピーク強度を基準とする相対値である(後述の実施例および比較例についても同様。)。また、図1は、実施例1〜5および比較例1の蛍光体の発光スペクトルである。図2は、実施例6〜8および比較例1の蛍光体の発光スペクトルである。
Figure 0006390417
図1、2に示されるように、本実施例に係る近赤外発光蛍光体の発光スペクトルは、波長が650nmから750nmの範囲に発光強度の第一の極大と、波長が500nmから600nmの範囲に発光強度の第二の極大を有する。また、本実施例に係る近赤外発光蛍光体は、発光スペクトルの第二の極大よりも第一の極大のほうが、発光強度が大きいことが分かる。そのため、各実施例および比較例では発光スペクトルの第一の極大を、上述の発光ピーク強度の最大値としている。一方、蛍光体の組成元素としてCeを有していない比較例1に係る蛍光体の発光スペクトルは、波長が650nmから750nmの範囲に発光強度の極大を有するが、波長が500nmから600nmの範囲に発光が殆ど観測されていないことが分かる。
図1、2および表1に示されるように、本実施例に係る蛍光体は、比較例よりも発光強度が向上していることが分かる。このように発光強度が向上した理由の一つとして、Crを含む蛍光体の構成元素として更にCeを含むことにより、Ceが励起波長460nmで効率良く励起され、そのCeからCrへ励起光のエネルギーの伝達が生じたことが考えられる。
(比較例2および3、実施例9〜21)
原料として、Y2O3、CeO2、Cr2O3、Al2O3、BaF2の化合物を、Crの組成比が各実施例で実施例1と等しくなるようにしつつ、Ceの組成比が各実施例で変更されるように、各化合物の重量を適宜変更して秤量した。その他は実施例1と同様にして、比較例2および3、実施例9〜21の蛍光体を得た。組成分析の結果、各実施例および比較例において得られた蛍光体の組成を以下の表2に示す。なお、各構成元素の組成比は、Y,Ce,Crの組成比の合計が1となるように計算している。また、各実施例および比較例の近赤外発光蛍光体について、相対発光強度を併せて示す。
Figure 0006390417
表2に示されるように、Ceの組成比xの範囲が0.001≦x≦0.350である実施例1、9〜21のとき、相対発光強度(%)が100%を超えており、Ceの組成比xが0.0002である比較例2や、Ceの組成比xが0.5000である比較例3よりも相対発光強度が大きくなることが分かる。また、実施例1または11のときに相対発光強度が最大となることが分かる。図3は、比較例2および3、実施例1、9〜21の近赤外発光蛍光体について、Ceの組成比(mol%)に対する相対発光強度を示すグラフである。なお、図3は、横軸を対数目盛としてCeの組成比(mol%)を示し、縦軸に相対発光強度(%)を示す。図3に示されるように、Ceの組成比(mol%)が0.1mol%以上35mol%以下(Ceの組成比xの範囲が0.001≦x≦0.350)のとき、相対発光強度が大きくなることが分かる。
(比較例4、実施例22〜27)
原料として、Y2O3、CeO2、Cr2O3、Al2O3、BaF2の化合物を、Ceの組成が各実施例で実施例11と等しくなるようにしつつ、Crの組成が各実施例で変更されるように、各化合物の重量を適宜変更して秤量した。その他は実施例1と同様にして、比較例4、実施例22〜27の蛍光体を得た。組成分析の結果、各実施例および比較例において得られた蛍光体の組成を以下の表3に示す。また、各実施例および比較例の近赤外発光蛍光体について、相対発光強度を併せて示す。
Figure 0006390417
表3に示されるように、Crの組成比yの範囲が0.001≦y≦0.026である実施例22〜27のとき、相対発光強度(%)が100%を超えており、Crの組成比yが0.050である比較例4よりも相対発光強度が大きくなることが分かる。また、実施例25のときに相対発光強度が最大となることが分かる。図4は、比較例4、実施例22〜27の近赤外発光蛍光体について、Crの組成比(mol%)に対する相対発光強度を示すグラフである。なお、図4は、横軸を対数目盛としてCrの組成比(mol%)を示し、縦軸に相対発光強度(%)を示す。図4に示されるように、Crの組成比(mol%)が0.1mol%以上2.6mol%以下(Crの組成比yの範囲が0.001≦y≦0.026)のとき相対発光強度が大きくなることが分かる。
本発明の一形態に係る蛍光体は、励起光源として、発光ダイオードと組み合わせることで、発光装置として、近赤外光を必要とする用途、例えば植物育成用の照明として、利用することができる。

Claims (5)

  1. 組成式が以下の一般式(I)で表されることを特徴とする近赤外発光蛍光体。
    (Y1−x−yCeCrAl12 (I)
    ただし、xの範囲が、0.001≦x<0.50、yの範囲が、0.001<y<0.05を満たす。
  2. 前記xの範囲が、0.001≦x≦0.350である請求項1に記載の近赤外発光蛍光体。
  3. 前記yの範囲が、0.002≦y≦0.026である請求項1または2に記載の近赤外発光蛍光体。
  4. 下記いずれかの組成式で表されることを特徴とする近赤外発光蛍光体。
    (Lu0.983Ce0.009Cr0.008Al12
    (Y0.9735Ce0.0125Cr0.014(Al0.8Ga0.212
    (Y0.7836Gd0.1959Ce0.0125Cr0.008Al12
    (Y0.927La0.05Ce0.009Cr0.014Al12
    (Y0.9715Pr0.002Ce0.0125Cr0.014Al12
    (Y0.927Tb0.05Ce0.009Cr0.014Al12
  5. 励起吸収スペクトルのピーク波長が420nmから470nmの範囲内であり、
    発光スペクトルが、650nmから750nmの波長範囲内に発光強度の第一の極大と、500nmから600nmの波長範囲内に発光強度の第二の極大を有し、
    前記第二の極大よりも前記第一の極大の発光強度が大きい請求項1から4のいずれか一項に記載の近赤外発光蛍光体。
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