JP6389387B2 - 組合せ計量装置 - Google Patents

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Description

本発明は、組合せ計量装置に関する。
特許文献1には、組合せ計量装置が開示されている。この組合せ計量装置は、回転することにより被計量物を外側に向かって搬送する分散部と、分散部の外周に沿って放射状に配置され、分散部から排出される被計量物を回転するスクリューで搬送する複数の搬送部と、搬送部毎に対応して設けられ、搬送部から排出された被計量物を受ける複数のホッパと、複数のホッパの下方に配置された複数の計量ホッパと、を備えている。
特表2014−509290号公報
分散部で被計量物を搬送する際、被計量物が分散部の内側に入り込むことがある。特に、肉等の粘着性を有する被計量物の場合、分散部の内側に被計量物が入り込むと、搬送部によって搬送されずに残留することがある。被計量物が残留すると、それを取り除く作業が必要となり、メンテナンス性が低下するおそれがある。したがって、組合せ計量装置では、被計量物の残留を抑制することが求められている。
本発明は、被計量物の残留を抑制できる組合せ計量装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る組合せ計量装置は、被計量物を搬送する搬送面を有し、当該搬送面の外縁部に向かう方向に被計量物を搬送する分散部と、分散部の外縁部に沿って放射状に配置され、分散部から排出される被計量物を搬送する複数の搬送部と、を備える組合せ計量装置であって、分散部は、搬送面の外縁部において、当該搬送面よりも下部に凸部が設けられている。
この組合せ計量装置では、分散部は、搬送面の外縁部において、搬送面よりも下部に凸部が設けられている。この凸部によって、分散部の内側に被計量物が入り込むことを抑制できる。その結果、組合せ計量装置では、被計量物の残留を抑制できる。
一実施形態においては、凸部は、搬送面の外縁部から下方に延在する第1延設部と、第1延設部の下端部から分散部の内側に延在する第2延設部と、を有していてもよい。これにより、被計量物が分散部の内側に入り込むことをより一層抑制することができる。
一実施形態においては、凸部は、第2延設部と分散部の内側面とを連結する連結部を有していてもよい。これにより、凸部の剛性を確保することができる。その結果、凸部の破損等を防止することができる。
一実施形態においては、第1延設部の外側の側面と対向する位置に配置される第1スペーサ部材を備えていてもよい。これにより、凸部と当該凸部に対向する位置に配置された部材との間に隙間が生じている場合、当該隙間を第1スペーサ部材によって埋めることができるため、その隙間に被計量物が入り込むことを抑制できる。したがって、被計量物が残留することを抑制できる。
一実施形態においては、第2延設部の下面と対向する位置に配置される第2スペーサ部材を備え、第2延設部の下面と第2スペーサ部材の上面とが接触していてもよい。このように、第2延設部と第2スペーサ部材とが接触することで、被計量物が分散部の内側に入り込むことをより一層抑制できる。
一実施形態においては、連結部の内側の側面と対向する位置に配置される第3スペーサ部材を備えていてもよい。これにより、被計量物が分散部の内側に入り込むことをより一層抑制できる。
一実施形態においては、分散部は、回転することにより被計量物を搬送してもよい。分散部が回転する構成では、分散部の回転によって被計量物が内側に巻き込まれ、被計量物が残留するおそれがある。分散部は、凸部を備えているため、被計量物の巻き込みを抑制できる。したがって、凸部は、分散部が回転する構成において特に有効である。
一実施形態においては、搬送部は、被計量物を回転するスクリューで搬送してもよい。これにより、様々な形態の被計量物を確実に搬送することが可能となる。
一実施形態においては、被計量物は粘着性を有していてもよい。被計量物が粘着性を有している場合、分散部の内側に入り込むと、分散部の内側にはり付くことがあるため、特に残留し易い。そのため、凸部を有する分散部の構成は、粘着性を有する被計量物を計量する場合に特に有効である。なお、粘着性を有する被計量物とは、例えば、肉類等である。
本発明によれば、被計量物の残留を抑制できる。
一実施形態に係る組合せ計量装置の模式的な斜視図である。 図1に示された組合せ計量装置のガイドリングを省略した場合の模式的な斜視図である。 分散テーブル及び搬送部を示す斜視図である。 搬送部を示す斜視図である。 ガイドリングを示す斜視図である。 図1に示された組合せ計量装置を上から見た図である。 分散テーブルの外縁部の断面構成を示す図である。 分散テーブル及びガイドブロックの断面構成を示す図である。 分散テーブル及び搬送部の断面構成を示す図である。 他の実施形態に係る分散テーブルの外縁部の断面構成を示す図である。 他の実施形態に係る分散テーブル及び搬送部の断面構成を示す図である。 他の実施形態に係る分散テーブル及び搬送部の断面構成を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、一実施形態に係る組合せ計量装置の模式的な斜視図である。図2は、図1に示された組合せ計量装置のガイドリングを省略した場合の模式的な斜視図である。図1及び図2に示される組合せ計量装置1は、個々の重量にばらつきがある被計量物を許容範囲内の合計重量となるように計り分ける装置である。被計量物としては、牛肉、豚肉及び鶏肉等の生肉類等が挙げられる。本実施形態の組合せ計量装置1は、特に、粘着性を有する物品の計量を好適に行うことができる。
図1及び図2に示されるように、組合せ計量装置1は、分散テーブル(分散部)3と、複数の搬送部5と、複数のホッパ7と、ガイドリング9と、を備えている。分散テーブル3、搬送部5、ホッパ7及びガイドリング9は、フレーム10によって支持されている。
図3は、分散テーブル及び搬送部を示す斜視図である。図1〜図3に示されるように、分散テーブル3は、平面視において円形状を呈している。分散テーブル3は、第1分散部30と、第2分散部32と、を有する。第1分散部30は、中心軸Aを中心とする円錐形状を呈している。第1分散部30は、搬送面(外側面)30aを有している。第1分散部30は、その底部において第2分散部32に接続されている。
第2分散部32は、第1分散部30の頂角よりも大きな頂角の円錐から、その頂部を切除した形状を呈している。第2分散部32は、その切除された頂部に対応する位置において第1分散部30に接続されている。第2分散部32の搬送面32aは、第1分散部30の搬送面30aと傾きが異なっている。これにより、分散テーブル3の搬送面3aは、第1分散部30と第2分散部32との接続部分において、傾きが変化する傾斜面となっている。
分散テーブル3は、支持部4(図4参照)に支持された回転軸6(図4参照)に取り付けられている。分散テーブル3は、回転軸6に対して着脱自在とされている。回転軸6は、図示しないモータによって駆動される。分散テーブル3は、モータによって中心軸Aを中心として回転(正転及び逆転)する。分散テーブル3は、中心軸Aを中心として回転することによって、分散テーブル3上に供給された被計量物を、分散テーブル3の搬送面3aの外縁部3eに向かう方向に搬送(分散)する。
図4は、搬送部を示す斜視図である。図2〜図4に示されるように、搬送部5は、トラフ52と、トラフ52に配置されたスクリュー54と、によって構成される。トラフ52は、トラフプレート50に複数形成されている。トラフプレート50は、平面視において円環状を呈している。トラフプレート31の内径は、支持部4の外径と略同等であり、分散テーブル3の外径よりも小さい。トラフプレート50の内周端は、中心軸Aに沿って上方から見たとき、分散テーブル3の外縁部3eよりも内側に位置している。
トラフ52は、半円柱状の凹部(凹状溝)である。トラフ52は、トラフプレート50の中心(中心軸A)から放射状に配置されている。トラフ52は、トラフプレート50の中心から外縁にわたって延在している。トラフプレート50の周方向に互いに隣り合うトラフ52の間には、トラフ52を連結する連結部56が設けられている。連結部56は、内周端側を頂部とする三角形状を呈しており、平坦面である。連結部56のそれぞれには、ガイドリング9を係合するための複数(ここでは3つ)の係合突起58が設けられている。
スクリュー54は、トラフ52のそれぞれに配置されている。スクリュー54は、支持部4においてトラフ52に対応する壁部4aの内側に配置されたモータ(図示しない)によって駆動されて回転する。トラフ52とスクリュー54とによって構成される搬送部5は、分散テーブル3の外縁部3eに沿って放射状に配置され、分散テーブル3から排出される被計量物を、回転するスクリュー54によってトラフ52に沿って搬送する。搬送部5の分散テーブル3側の端部は、被計量物の導入部59となる。
図1及び図2に示されるように、ホッパ7は、搬送部5ごとに対応して設けられており、搬送部5から排出された被計量物を受ける。より具体的には、ホッパ7は、プールホッパ70と、計量ホッパ72と、ブースターホッパ74と、を有する。プールホッパ70、計量ホッパ72及びブースターホッパ74は、上方から下方に向かってこの順に並んで配列されている。
プールホッパ70は、搬送部5から排出された被計量物を一時的に保持する。計量ホッパ72は、プールホッパ70から排出された被計量物を一時的に保持する。計量ホッパ72では、図示しない計量装置によって、被計量物の重量が計測される。ブースターホッパ74は、計量ホッパ72から排出された被計量物を一時的に保持する。ここでは、これらの1組のプールホッパ70、計量ホッパ72、及びブースターホッパ74が、搬送部5のそれぞれに対応して設けられている。
図5は、ガイドリングを示す斜視図である。図1及び図5に示されるように、ガイドリング9は、分散テーブル3の外縁部3eに沿って放射状に配列された複数のガイドブロック90を有する。ガイドブロック90は、平面視において、分散テーブル3の外縁部3e側に端部92(頂部)を有する三角形状を呈している。隣り合うガイドブロック90同士は、連結部93によって連結されている。端部92の端面92aは、平坦面である。ガイドブロック90の端部92の下部には、端面92aよりも内側に突出する突出部94が設けられている。突出部94の上面94aは、平坦面である。
ガイドブロック90は、トラフプレート50の連結部56上に配置される。このとき、ガイドブロック90の底面に設けられた係合孔(図示しない)に、連結部56の係合突起58が陥入し、ガイドブロック90がトラフプレート50の連結部56に係合される。ガイドリング9がトラフプレート50に配置された後に、分散テーブル3が回転軸6に取り付けられる。ガイドブロック90の突出部94は、中心軸Aに沿って上方から見たとき、分散テーブル3の外縁部3eよりも内側に位置している。図6に示されるように、ガイドブロック90の端部92の端面92aと分散テーブル3の外縁部3eとの間には、隙間が形成されている。
ガイドブロック90がトラフプレート50に配置されることにより、互いに隣り合うガイドブロック90の側壁90aによって、搬送部5のそれぞれの上に、トラフ52の幅に相当する幅の領域が形成される。ガイドブロック90の端部92は、搬送部5に被計量物を導入する導入部(導入口)59を形成している。これにより、分散テーブル3により搬送される被計量物が各ガイドブロック90によって搬送部5に案内され、搬送部5に導入される。
続いて、分散テーブル3の構成について詳細に説明する。図7は、分散テーブルの外縁部の断面構成を示す図である。図7に示されるように、分散テーブル3は、凸部40が設けられている。凸部40は、搬送面3aの外縁部3eにおいて、搬送面3aよりも下部に配置されている。凸部40は、分散テーブル3の外縁部3eに、全周にわたって設けられている。凸部40は、分散テーブル3によって搬送される被計量物が分散テーブル3の内側に入り込むことを抑制する機能を有する。
凸部40は、第1延設部42と、第2延設部44と、連結部46と、を有している。第1延設部42は、分散テーブル3の搬送面3aの外縁部3eから下方に延在している。第1延設部42は、中心軸Aに沿って延在している。第2延設部44は、第1延設部42の下端部に設けられている。第2延設部44は、第1延設部42の下端部から分散テーブル3の内側に延在している。第2延設部44は、水平方向に沿って延在している。連結部46は、第2延設部44の内側の端部と分散テーブル3(第2分散部32)の内側面3b(内側面32b)とを連結している。連結部46は、第2延設部44に対して略直角に(中心軸Aに沿って)延在している。
本実施形態では、凸部40の下端(第2延設部44の下面44a)は、支持部4の上面4bと同じ高さ位置とされている。凸部40の下端の位置は、設計に応じて適宜設定されればよい。
図8は、分散テーブル及びガイドブロックの断面構成を示す図である。図9は、分散テーブル及び搬送部の断面構成を示す図である。図8に示されるように、第1延設部42の外側の側面42aとガイドブロック90の端部92の端面92aとの間には、第1スペーサ部材60が配置されている。第1スペーサ部材60は、板状の部材であり、例えば、耐摩耗性を有する樹脂等で形成されている。第1スペーサ部材60の側面60aと第1延設部42の側面42aとは、接触している。第1スペーサ部材60の上端部は、分散テーブル3の外縁部3eにおける搬送面3aの高さに位置している。
第2延設部44の下面44aとガイドブロック90の突出部94の上面94aとの間には、第2スペーサ部材62が配置されている。第2スペーサ部材62は、板状の部材であり、例えば、耐摩耗性を有する樹脂等で形成されている。第2スペーサ部材62は、円環状を呈している。すなわち、第2スペーサ部材62は、図8及び図9に示されるように、搬送部5及びガイドブロック90に位置している。第2スペーサ部材62は、各ガイドブロック90の突出部94上に配置されている。図9に示されるように、第2スペーサ部材62は、搬送部5においてスクリュー54の上方に位置している。第2スペーサ部材62とスクリュー54との間には、隙間がほとんど形成されていない。つまり、スクリュー54の上端とガイドブロック90の突出部94の上面94aとは、略同じ高さ位置とされている。第2スペーサ部材62の上面62aと第2延設部44の下面44aとは、接触している。
連結部46の内側の側面46aと対向する位置には、第3スペーサ部材64が配置されている。第3スペーサ部材64は、板状の部材であり、例えば、耐摩耗性を有する樹脂等で形成されている。第3スペーサ部材64は、円環状を呈している。すなわち、第3スペーサ部材64は、搬送部5及びガイドブロック90に位置している。第3スペーサ部材64は、第2スペーサ部材62に固定されている。第3スペーサ部材64の側面64aと連結部46の側面46aとは、接触している。分散テーブル3は、回転するときに、凸部40が第1スペーサ部材60、第2スペーサ部材62及び第3スペーサ部材64に対して摺動する。
以上の構成を有する組合せ計量装置1では、被計量物(例えば鶏肉等)は、分散テーブル3の上方から分散テーブル3の中央部に落下供給される。このとき、分散テーブル3は、モータにより駆動されて回転している。このため、分散テーブル3に供給された被計量物は、分散テーブル3の外縁部3eに向かって搬送され、分散テーブル3の外縁部3eから排出される。分散テーブル3から排出された被計量物は、ガイドブロック90によって案内されつつ搬送部5の導入部59から搬送部5に導入される。
搬送部5に導入された被計量物は、モータによって断続的に駆動されて回転するスクリュー54によってトラフ52に沿って搬送され、トラフ52の端部から落下するように搬送部5から排出される。搬送部5から排出された被計量物は、プールホッパ70に収容され一時的に保持された後に、プールホッパ70から排出される。プールホッパ70から排出された被計量物は、計量ホッパ72に収容されて一時的に保持される。このとき、計量装置によって重量が計測される。その後、計量ホッパ72から排出された被計量物は、ブースターホッパ74に収容され、一時的に保持される。
そして、被計量物を収容している全ての計量ホッパ72及びブースターホッパ74のうち、目標重量に一致する重量値(又は目標重量に最も近い重量値)を実現するホッパ7の組合せがコンピュータの演算によって求められ、選択された1つまたは複数のホッパ7内の被計量物が集合シュート76に排出される。集合シュート76に集められた被計量物は、図示しない下流装置に向けて排出される。
以上説明したように、本実施形態の組合せ計量装置1では、分散テーブル3は、搬送面3aの外縁部3eにおいて、搬送面3aの下部に凸部40が設けられている。この凸部40によって、分散テーブル3の内側に被計量物が入り込むことを抑制できる。その結果、組合せ計量装置1では、被計量物の残留を抑制できる。
本実施形態では、凸部40は、搬送面3aの外縁部3eから下方に延在する第1延設部42と、第1延設部42の下端部から分散テーブル3の内側に延在する第2延設部44と、を有している。これにより、被計量物が分散テーブル3の内側に入り込むことをより一層抑制することができる。
本実施形態では、凸部40は、第2延設部44と分散テーブル3の内側面3bとを連結する連結部46を有している。これにより、凸部40の剛性を確保することができる。その結果、凸部40の破損等を防止することができる。
本実施形態では、第1延設部42の外側の側面40aと対向する位置に配置される第1スペーサ部材60を備えている。これにより、第1延設部42と当該第1延設部42に対向する位置に配置されたガイドブロック90の端部92との間に隙間が生じている場合、当該隙間を第1スペーサ部材60によって埋めることができるため、その隙間に被計量物が入り込むことを抑制できる。したがって、被計量物が残留することを抑制できる。
本実施形態では、第2延設部44の下面44aと対向する位置に配置される第2スペーサ部材62を備えている。第2延設部44の下面44aと第2スペーサ部材62の上面62aとは、接触している。このように、第2延設部44と第2スペーサ部材62とが接触することで、被計量物が分散テーブル3の内側に入り込むことをより一層抑制できる。
本実施形態では、連結部46の内側の側面46aと対向する位置に配置される第3スペーサ部材64を備えている。図8及び図9に示されるように、第2スペーサ部材62及び第3スペーサ部材64によって、支持部4の上面4bと分散テーブル3との間への被計量物の侵入口が塞がれている。したがって、被計量物が分散テーブル3の内側に入り込むことをより一層抑制できる。
本実施形態では、分散テーブル3は、回転することにより被計量物を搬送している。分散テーブル3が回転する構成では、分散テーブル3の回転によって被計量物が内側に巻き込まれ、被計量物が残留するおそれがある。分散テーブル3は、凸部40を備えているため、被計量物の巻き込みを抑制できる。したがって、凸部40は、分散テーブル3が回転する構成において特に有効である。
本実施形態では、搬送部5は、被計量物を回転するスクリュー54で搬送する。これにより、様々な形態の被計量物を確実に搬送することが可能となる。特に、被計量物が生肉等のように粘着性を有している場合においては、スクリュー54による搬送が好ましい。
本発明は、上記実施形態に限定されない。上記実施形態では、凸部40が第1延設部42、第2延設部44及び連結部46を有している形態を一例に説明したが、凸部の構成はこれに限定されない。図10(a)に示されるように、凸部40Aは、分散テーブル3の外縁部3eから下方に延在しており、上記実施形態の第1延設部42に対応する部分のみを有している。すなわち、第2延設部及び連結部が設けられていなくてもよい。また、図10(b)に示されるように、凸部40Bは、第1延設部42及び第2延設部44を有している。すなわち、連結部が設けられていなくてもよい。
図11に示されるように、支持部4において、壁部4aから凸部40Aまで延在する延設部4cが設けられていてもよい。延設部4cは、支持部4の壁部4aに固定されており、支持部4の全周にわたって設けられている。延設部4cの先端は、凸部40Aの内側面40Aaに接している。この構成によれば、凸部40A及び延設部4cにより、分散テーブル3の内側に被計量物が入り込むことを抑制できる。また、図12に示されるように、分散テーブル3が上記実施形態の凸部40を有する構成において、延設部4cが設けられていてもよい。この場合、第2延設部44の下面44aが延設部4cの上面4sと接触するように、延設部4cが設けられていればよい。
上記実施形態では、第1スペーサ部材60の上端部が、分散テーブル3の外縁部3eにおける搬送面3aの高さに位置している形態を一例に説明した。しかし、第1スペーサ部材60の上端部は、分散テーブル3の外縁部3eにおける搬送面3aよりも上方に位置していてもよいし、搬送面3aよりも下方に位置していてもよい。
上記実施形態では、第1延設部42が中心軸Aに沿って延在している形態を一例に説明したが、第1延設部42は、中心軸Aに対して傾斜していてもよい。第2延設部44についても、水平方向に対して傾斜していてもよい。
上記実施形態では、分散テーブル3が中心軸Aを中心として回転することにより、被計量物を外縁部3eに向かって搬送する形態を一例に説明した。しかし、分散テーブル3は、振動によって、被計量物を外縁部3eに向かって搬送する形態であってもよい。
上記実施形態では、搬送部5において、スクリュー54によって被計量物を搬送する形態を一例に説明したが、搬送部5における搬送方法は、他の方法であってもよい。
上記実施形態では、ガイドリング9においてガイドブロック90同士が連結部93によって連結されている形態を一例に説明したが、ガイドブロック90同士は連結されていなくてもよい。
上記実施形態では、分散テーブル3が第1分散部30及び第2分散部32を有している形態を一例に説明したが、分散テーブル3の構成はこれに限定されない。
上記実施形態では、第1スペーサ部材60、第2スペーサ部材62及び第3スペーサ部材64が耐摩耗性を有する樹脂等から形成されている形態を一例に説明したが、他の材料からなる第1スペーサ部材60、第2スペーサ部材62及び第3スペーサ部材64の表面が耐摩耗性を有する部材でコーティングされていてもよい。コーティングの材料としては、摩擦係数が小さいことがより好ましい。
1…組合せ計量装置、3…分散テーブル(分散部)、3a…搬送面、3e…外縁部、5…搬送部、40,40A,40B…凸部、42…第1延設部、42a…側面、44…第2延設部、44a…下面、46…連結部、46a…側面、54…スクリュー、60…第1スペーサ部材、62…第2スペーサ部材、62a…上面、64…第3スペーサ部材。

Claims (9)

  1. 被計量物を搬送する搬送面を有し、当該搬送面の外縁部に向かう方向に前記被計量物を搬送する分散部と、
    前記分散部の前記外縁部に沿って前記分散部の中心を通り且つ上下方向に延在する中心軸を中心として放射状に配置され、前記分散部から排出される前記被計量物を搬送する複数の搬送部と、
    前記分散部の前記外縁部に沿って前記中心軸を中心として放射状に配置された複数のガイドブロックと、を備える組合せ計量装置であって、
    前記分散部は、前記搬送面の前記外縁部において、当該搬送面よりも下部に凸部が設けられており、
    複数の前記ガイドブロックのそれぞれは、前記分散部側の端部において、前記中心軸に沿って延在する端面を有し、
    前記凸部は、前記ガイドブロックの前記端面と対向する位置に配置されている、組合せ計量装置。
  2. 前記凸部は、
    前記搬送面の前記外縁部から下方に延在する第1延設部と、
    前記第1延設部の下端部から前記分散部の内側に延在する第2延設部と、を有している、請求項1記載の組合せ計量装置。
  3. 前記凸部は、前記第2延設部と前記分散部の内側面とを連結する連結部を有している、請求項2記載の組合せ計量装置。
  4. 前記第1延設部の外側の側面と対向する位置に配置される第1スペーサ部材を備えている、請求項2又は3記載の組合せ計量装置。
  5. 前記第2延設部の下面と対向する位置に配置される第2スペーサ部材を備え、
    前記第2延設部の前記下面と前記第2スペーサ部材の上面とが接触する、請求項2〜4のいずれか一項記載の組合せ計量装置。
  6. 前記連結部の内側の側面と対向する位置に配置される第3スペーサ部材を備えている、請求項3記載の組合せ計量装置。
  7. 前記分散部は、回転することにより前記被計量物を搬送する、請求項1〜6のいずれか一項記載の組合せ計量装置。
  8. 前記搬送部は、前記被計量物を回転するスクリューで搬送する、請求項1〜7のいずれか一項記載の組合せ計量装置。
  9. 前記被計量物は粘着性を有している、請求項1〜8のいずれか一項記載の組合せ計量装置。
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