JP2011209156A - 組合せ計量装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来では手作業でしか分散できなかった高粘着性の被計量物であっても、これを人手を介さずに、自動的に分散して複数の計量ホッパに分配することのできる新たな組合せ計量装置を提供することを課題とする。
【解決手段】装置中央上部に位置し、そこに供給される被計量物を周囲へ分散させる分散手段と、該分散手段の周囲に放射状に配列され、該分散手段から送られてくる被計量物を更に外周へと搬送する複数の搬送手段と、分散手段と各搬送手段とをそれぞれ制御する制御手段と、複数の搬送手段の外周下方に配置されて、各搬送手段から排出される被計量物をそれぞれ受け取って計量する複数の計量ホッパとを備えた組合せ計量装置であって、分散手段と各搬送手段との境界における被計量物の流れの異常を検出する検出手段を設け、該検出手段による被計量物の流れの異常検出に基づいて、制御手段が分散手段と搬送手段とをそれぞれ制御することを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】装置中央上部に位置し、そこに供給される被計量物を周囲へ分散させる分散手段と、該分散手段の周囲に放射状に配列され、該分散手段から送られてくる被計量物を更に外周へと搬送する複数の搬送手段と、分散手段と各搬送手段とをそれぞれ制御する制御手段と、複数の搬送手段の外周下方に配置されて、各搬送手段から排出される被計量物をそれぞれ受け取って計量する複数の計量ホッパとを備えた組合せ計量装置であって、分散手段と各搬送手段との境界における被計量物の流れの異常を検出する検出手段を設け、該検出手段による被計量物の流れの異常検出に基づいて、制御手段が分散手段と搬送手段とをそれぞれ制御することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、組合せ計量装置の改良に係り、特に、人手を介して分散供給しなければならない高粘着性の被計量物、例えば、鶏肉、蓄肉等のブロック肉、カット肉等のようなものであっても、これらを人手を介さずに自動的に分散して計量ホッパに適量づつ供給することのできる新たな組合せ計量装置に関する。
組合せ計量装置は、大量の被計量物を小分けしながら少量ずつ複数の計量ホッパに供給し、そこで計量された複数の検出重量を組合せて一定重量となる組合せを求める動作を、高精度かつ高能力(例えば、1分間に90〜120回の計量速度)で実行する装置として知られているが、こうした特性を活かすためには、装置中央上部に供給された被計量物を分散手段で四方へ分散し、その周囲に放射状に配列された複数の搬送手段で適量ずつ下段の複数の計量ホッパに供給することが不可欠となる(例えば、下記特許文献1参照)。
そのため、従来装置では、分散手段でもって簡単に分散することができるもの、例えば、スナック菓子とか包装キャンデー等のような付着しないものを主な計量対象としていた。
ところが、最近では、手作業で分散するしかない高粘着性の被計量物、例えば、鶏肉や蓄肉等のブロック肉やカット肉を組合せ計量したいというニーズが高まり、それに応えるために、複数の計量ホッパを列状に並べ、その上に複数の投入口を設けたテーブルを置き、そのテーブル上で手作業によってブロック肉やカット肉を分散させながら、各投入口から小分けした被計量物を下段の計量ホッパに分配するという手動式の組合せ計量装置が開発され、実用に供されている(例えば、下記特許文献2参照)。
しかし、こうした手作業による分散供給方式では、生産性が極めて悪く、人件費も嵩むため、甲粘着性のものでも、人手を介さずに自動的に分散供給できる新たな組合せ計量装置の開発が要望されていた。
本発明は、こうした要望に応えたもので、従来では手作業でしか分散できなかった高粘着性の被計量物であっても、これを人手を介さずに、自動的に分散して複数の計量ホッパに分配することのできる新たな組合せ計量装置を提供することを目的とする。なお、以下の説明において、組合せ計量装置には、被計量物を一定重量に計量する装置と、一定個数に計数する装置の両方を含むものとする。
請求項1の発明は、装置中央上部に位置し、そこに供給される被計量物を周囲へ分散させる分散手段と、該分散手段の周囲に放射状に配列され、該分散手段から送られてくる被計量物を更に外周へと搬送する複数の搬送手段と、前記分散手段と各搬送手段とをそれぞれ制御する制御手段と、前記複数の搬送手段の外周下方に配置されて、各搬送手段から排出される被計量物をそれぞれ受け取って計量する複数の計量ホッパとを備えた組合せ計量装置であって、
前記分散手段と各搬送手段との境界における被計量物の流れの異常を検出する検出手段を設け、該検出手段による被計量物の流れの異常検出に基づいて、前記制御手段が前記分散手段と前記搬送手段とをそれぞれ制御することを特徴とする。
前記分散手段と各搬送手段との境界における被計量物の流れの異常を検出する検出手段を設け、該検出手段による被計量物の流れの異常検出に基づいて、前記制御手段が前記分散手段と前記搬送手段とをそれぞれ制御することを特徴とする。
分散手段上に供給された被計量物は、分散手段による拡散作用によって周縁の搬送手段へ運ばれるが、各搬送手段は、組合せ選択によって駆動されるので、組合せ選択されずに、長時間駆動されないままでいると、その搬送手段の根元部分には、被計量物が堆積し、その堆積物の一部が検出手段に持続的に負荷される。検出手段は、それを流れの異常として検出し、制御手段は、それに基づいて、分散手段を制御して堆積物を拡散させる。
例えば、分散手段が円錐形状の回転テーブルである場合は、その回転速度や回転方向を変えて、分散手段のエッジ部分に乗った被計量物を近隣の搬送手段へ運ぶ。
それでも搬送手段の根元部分に被計量物が堆積するときは、搬送手段の動作モードを変えて堆積物を拡散させる。例えば、搬送手段がスクリューフィーダで構成されている場合は、制御手段がそれを逆転させて、根元部分の堆積物を分散手段側へ押し戻す。
請求項2の発明は、請求項1の組合せ計量装置において、前記分散手段が円錐形状の回転テーブルであることを特徴とする。
分散手段を円錐形状の回転テーブルとしたことにより、そこに供給される被計量物は、回転する円錐形状の斜面によって四方へ飛散される。また、被計量物が分散手段の表面に付着したとしても、回転テーブルの逆転や速度変化により、それを簡単に剥がすことができる。
請求項3の発明は、請求項1の組合せ計量装置において、各搬送手段が前記分散手段の周縁下部から外周へ延びるスクリューフィーダであることを特徴とする。
スクリューフィーダは、被計量物をスクリューで捕捉するので、高粘着性の被計量物であってもこれを確実に捉えて搬送することができる。また、これを逆転させれば、搬送手段の根元部分の堆積物を分散手段へ押し戻すことができる。
請求項4の発明は、請求項1の組合せ計量装置において、前記検出手段が前記境界における被計量物の滞留を被計量物の流れの異常として検出することを特徴とする。
組合せ計量装置では、組合せ目標重量の1/4から1/3の被計量物を各計量ホッパに供給するとことが連続運転の条件となるので、一部の計量ホッパに想定量以上の被計量物が供給されると、そのホッパの組合せ選択される確立が低下し、対応する搬送手段が長時間駆動されなくなる。そうなると、そこの被計量物は滞留し、その根元部分には、分散手段から流れてくる被計量物が堆積する。
そうした堆積物は、分散手段を駆動させても拡散しないので、これを流れの異常として検出する。具体的には、検出手段上において、被計量物の偏在箇所が順次変わるときは正常、変わらずに堆積物が滞留するときは、これを異常とする。
そうした堆積物は、分散手段を駆動させても拡散しないので、これを流れの異常として検出する。具体的には、検出手段上において、被計量物の偏在箇所が順次変わるときは正常、変わらずに堆積物が滞留するときは、これを異常とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載の組合せ計量装置において、前記検出手段が被計量物の滞留を検出すると、前記制御手段がその滞留箇所に対応する搬送手段に対して、その動作モードを変更することを特徴とする。
検出手段が前記境界における被計量物の滞留を検出すると、その滞留箇所に対応する搬送手段の根元部分には、被計量物が堆積している。その堆積物が分散手段の作用によって拡散しないときは、その搬送手段の動作モードを変更するのである。例えば、搬送手段を逆走させたり、搬送量を加減したりして、そこの堆積物を拡散する。
請求項6の発明は、請求項4に記載の組合せ計量装置において、前記検出手段が前記分散手段の周縁下部からひさし状に伸びるリング状部材と、そのリング状部材を支持する少なくとも3個の重量検出器とで構成され、これらの検出器の検出重量に基づいて、リング状部材上の被計量物の滞留箇所を特定するものであることを特徴とする。
リング状部材がひさし状に傾斜しているので、分散手段から送られてきた被計量物は、そのまま下流側の搬送手段へ流れていく。また、各搬送手段が順調に動作しているときは、リング状部材に被計量物が溜まることはない。しかし、組合せ選択されない箇所の搬送手段が、ある時間駆動されないままでいると、その搬送手段の根元部分に被計量物が堆積する。その場合に、リング状部材が少なくとも3個の重量検出器で支持されているので、それらの検出重量のバラツキ具合から、リング状部材のどこに被計量物が堆積しているかを特定することができる。
請求項7の発明は、請求項6に記載の組合せ計量装置において、前記リング状部材の周縁部には、各搬送手段に対応させて、該リング状部材から搬送手段への被計量物の乗り移りを促進する切り欠き部が形成されていることを特徴とする。
分散手段から流れてきた被計量物は、リング状部材で停止するが、リング状部材の周縁部には、各搬送手段に対応させて切り欠き部が形成されているので、リング状部材に乗り移った被計量物は、そこに止まることなく切り欠き部から搬送手段へ送られる。一方、切り欠き部のないひさし部は、隣接する搬送手段間の隙間を覆っているので、そこに載った被計量物は、その間隙には入らずに、隣接するどちらかの搬送手段へ送られる。
請求項1に記載の発明によれば、分散手段と搬送手段との境界における被計量物の流れの異常を検出する検出手段を設けたので、その境界で被計量物が滞留するようなことがあると、それを流れの異常として検出することができる。しかも、制御手段は、分散手段と搬送手段を制御して、その滞留を直ちに解消しようとするので、従来では、人手を介してしか分散できなかったような高粘着性の被計量物でも、これを自動的に分散することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、分散手段を円錐形状の回転テーブルとしたので、被計量物が例え高粘着性のものであっても、それを確実に分散することができる。また、被計量物が回転テーブルの表面に付着しても、該テーブルの逆転や速度変更により、そこに付着した被計量物を剥離することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、各搬送手段を分散手段の周縁下部から外周へ延びるスクリューフィーダとしたので、被計量物が高粘着性のものであっても、これをスクリューで確実に捕捉して搬送することができる。また、被計量物が搬送手段の根元部分で滞留しても、スクリューを逆転させて、それを分散手段へ押し戻すことができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、検出手段が前記境界における被計量物の滞留を流れの異常として検出するので、被計量物の流れが停滞し始めた早い段階で、これを検出することができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明の効果に加えて、前記検出手段が前記境界における被計量物の滞留を検出すると、前記制御手段がその滞留箇所に対応する搬送手段に対し、その動作モードを変更するので、そこの滞留を早期に解消して、被計量物の流れを正常に戻すことができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明の効果に加えて、前記検出手段を前記分散手段の周縁下部からひさし状に伸びるリング状部材としたので、その斜面によって、分散手段から送られてきた被計量物を、そのまま下流側の搬送手段へ送り出すことができる。また、該リング状部材を少なくとも3個の重量検出器で支持し、これらの検出重量から被計量物の滞留箇所を特定するので、被計量物が供給過多となっている個所や供給不足となっている個所を早期に把握して、それらの個所に対応する搬送手段を的確に制御することができる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項6に記載の発明の効果に加えて、前記リング状部材の周縁部には、各搬送手段に対応させて、該リング状部材から搬送手段への被計量物の乗り移りを促進する切り欠き部が形成されているので、検出手段には、被計量物の一部分しか載ることができず、残る大半は、分散手段や搬送手段に載ることになるから、分散手段や搬送手段の堆積状態を検出手段に反映させることができる。また、切り欠き部のないひさし部は、隣接する搬送手段間の隙間を部分的に覆うので、被計量物がそこに乗ったとしても、それが間隙に入るのを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る組合せ計量装置の主要構成図である。本実施形態に係る組合せ計量装置1は、装置中央上部に供給された被計量物Mを周囲へ分散させる分散手段2と、該分散手段2の外周に放射状に配列されて、該分散手段2から送られてくる被計量物Mをさらに外周へと送り出す複数の搬送手段3と、これら複数の搬送手段3の周縁下方に配列されて、各搬送手段3から排出さる被計量物Mをそれぞれ受け取って貯留する同数のプールホッパ4と、各プールホッパ4の下段に設けられて、各プールホッパ4から排出される被計量物Mを受け取って計量する同数の計量ホッパ5と、組合せ選択によって選ばれた計量ホッパ5から排出される被計量物Mを一箇所に収集する集合シュート6と、前記分散手段2と前記搬送手段3との境界に設けられて、前記分散手段2から搬送手段3へ送り出される被計量物Mの流れの異常を検出する検出手段7と、該検出手段7による被計量物Mの流れの異常検出に基づいて、前記分散手段2と搬送手段3とをそれぞれ制御する制御手段8とから構成されている。
図1は、本発明の第1実施形態に係る組合せ計量装置の主要構成図である。本実施形態に係る組合せ計量装置1は、装置中央上部に供給された被計量物Mを周囲へ分散させる分散手段2と、該分散手段2の外周に放射状に配列されて、該分散手段2から送られてくる被計量物Mをさらに外周へと送り出す複数の搬送手段3と、これら複数の搬送手段3の周縁下方に配列されて、各搬送手段3から排出さる被計量物Mをそれぞれ受け取って貯留する同数のプールホッパ4と、各プールホッパ4の下段に設けられて、各プールホッパ4から排出される被計量物Mを受け取って計量する同数の計量ホッパ5と、組合せ選択によって選ばれた計量ホッパ5から排出される被計量物Mを一箇所に収集する集合シュート6と、前記分散手段2と前記搬送手段3との境界に設けられて、前記分散手段2から搬送手段3へ送り出される被計量物Mの流れの異常を検出する検出手段7と、該検出手段7による被計量物Mの流れの異常検出に基づいて、前記分散手段2と搬送手段3とをそれぞれ制御する制御手段8とから構成されている。
前記制御手段8は、各計量ホッパ5から被計量物Mの重量を読み込んで組合せ、得られた組合せ合計重量が目標重量に最も近くなる計量ホッパ5の組合せを選び、選ばれた組合せに該当する計量ホッパ5から被計量物Mを排出させる。また、空となった計量ホッパ5には、その上段のプールホッパ4から被計量物Mを供給させ、続いて、空になったプールホッパ4には、その上段の搬送手段3から被計量物を供給させる。
図1において、プールホッパ4と計量ホッパ5の各底部には、それぞれ開閉ゲート(図9の41、51)が設けられ、制御手段8が各駆動部9に動作指令を送ると、各駆動部9が開閉ゲート41,51をそれぞれ開閉させて、各ホッパ4,5から被計量物を排出させる。また、計量ホッパ5は、重量センサ10に支持され、該ホッパ5に供給された被計量物Mの重量は、該センサ10で電気信号に変換されて制御手段8に入力される。
組合せ計量装置1の運転操作は、操作部11で行い、そこから運転条件(組合せ目標重量、その上下限範囲、計量速度等)や分散手段2、搬送手段3の各駆動条件(回転速度、駆動時間等)が設定できるようになっている。また、搬送手段3に対する駆動条件は、全搬送手段3に対して一括して設定することもできれば、個々の搬送手段3に対して個別に設定できようになっている。また、分散手段2の上段には、チャージホッパ12に貯留された被計量物Mを小出しにする供給装置13が設けられ、制御手段8が、該供給装置13に動作指令を送ると、該装置13が所定時間駆動して、分散手段2に被計量物Mを供給するようになっている。
図2は、分散手段2と検出手段7の配置構成を示す部分断面図である。この図2において、分散手段2は、円錐形状をした回転テーブル21と、該テーブル21を正転逆転させるモータ22とで構成されている。前記回転テーブル21の形状は、被計量物の性状や大きさ等を考慮して適宜な斜面に成形され、その表面は、エンボスに成形されている。また該テーブル21の裏面には、梁材となるプレート23が溶着され、そのプレート23の中心部には、前記モータ22の回転軸24が固定されて、回転テーブル21を正転逆転させるようになっている。
この実施形態では、回転テーブル21をその円錐軸を中心にして回転させるようにしているが、これに代えて、例えば、図3に示すように、円錐の頂点を偏心させた形状とすることもできる。このようにしておくと、回転テーブル21に投下された被計量物は、偏心した円錐面を転げながら周縁へ放出される。
前記モータ22は、水密構造のケース25内に収納され、前記回転軸24は、該ケース25の天井を貫通し、また、その貫通口と回転軸24との間には、水密シーリング26が設けられている。さらに、該シーリング26の直下には、回転軸24を保持する軸受ベース27が設けられ、その軸受ベース27は、4本の支持棒28によって前記ケース25の高床部29に固定されている。これにより、分散手段2の重心が偏心しても、回転軸24をぶれさせないようにしている。
なお、この回転軸24には、図示しないエンコーダが取り付けられ、回転テーブル21を停止させるときは、エンコーダが検出する原点位置で停止できるようになっている。
なお、この回転軸24には、図示しないエンコーダが取り付けられ、回転テーブル21を停止させるときは、エンコーダが検出する原点位置で停止できるようになっている。
検出手段7は、回転テーブル21の周縁下部からひさし状に伸びるリング状部材71と、そのリング状部材71を支持する少なくとも3個の重量検出器72とで構成されている。図2では、重量検出器72をケース25の底面に配置し、リング状部材71と重量検出器72とは、長いステム73を介して連結しているが、収納スペースに余裕があれば、リング状部材71の直下に重量検出器72を配置するのが好ましい。
また、前記ケース25の天井に設けられた、前記ステム73を貫通させる貫通口74の周りには、ケース25内への水の浸入を防止するフランジ75が形成されている。
図4は、中央の分散手段2と、それと同心上に配置された検出手段7と、その周りに放射状に配列された14組の搬送手段3と、さらにその周縁下部に配置された14個のプールホッパ4との配置構成を示す平面図である。この図では、各構成要素の輪郭が判然としないため、その中の検出手段7と、それに連なる1組の搬送手段3とプールホッパ4とを抜書きしたものを図5で示している。
この図5において、リング状部材71は、スープ皿を逆にした歯車形状をなし、その周縁には、各搬送手段3に対向させて一定ピッチの切り欠き部75が形成されている。この切り欠き部75は、リング状部材71から搬送手段3への被計量物の乗り移りを促進するもので、それが一定ピッチで形成されていることから、各切り欠き部75の間には、放射状に伸びる細長いひさし部76が形成され、それが隣接する搬送手段3間の間隙上部に位置して、該間隙に被計量物が入り込むのを防止するようになっている。また、リング状部材71の中央部には、前記回転軸24を貫通させるための貫通口77が設けられ、この貫通口77には、重量検出に影響を及ぼさない薄肉の防水シーリングが装着される。
この実施形態において、リング状部材71を少なくとも3個の重量検出器72で支持するのは、各検出器72の検出重量からリング状部材71に負荷された被計量物の滞留箇所を検出するためである。
例えば、図6において、リング状部材71が正三角形の各頂点A,B,Cで重量検出器72にそれぞれ支持されているとし、A点の検出重量が2Kg,B点のそれが1Kg,C点のそれが3Kgであったとすると、図示するX点付近で被計量物が滞留していると概算できる。
例えば、図6において、リング状部材71が正三角形の各頂点A,B,Cで重量検出器72にそれぞれ支持されているとし、A点の検出重量が2Kg,B点のそれが1Kg,C点のそれが3Kgであったとすると、図示するX点付近で被計量物が滞留していると概算できる。
上記実施形態では、一つのリング状部材71を3点で支持するために、被計量物の滞留個所の検出が大雑把なものになるが、このリング状部材71をリングに沿って複数片に分割し、それぞれの分割片を重量検出器72で支持するようにすれば、検出精度を上げることができる。図7、図8は、その分割例を示したもので、この例では、リング状部材71を7等分し、それぞれの分割片78を重量検出器72で支持するようにしている。しかし、この実施形態に限定されるものではなく、例えば、一つの搬送手段3に一つの分割片を対応させる形態であっても良い。
図9は、前記リング状部材71の周縁下部から放射状に伸びる搬送手段3と、その外周に配置される一組のプールホッパ4と計量ホッパ5の配置構成を示す要部側面図である。この図において、他の組の搬送手段3、プールホッパ4、計量ホッパ5は、図面の複雑さを避けるために省略している。また、プールホッパ4の開閉ゲート41と計量ホッパ5の開閉ゲート51をそれぞれ駆動する各駆動部9(図1参照)は、本体ケース15内に収納されるが、その駆動部9に連結されて前記開閉ゲート41,51を開閉させるレバー機構は、この図では省略している。
この図9(又は図5)において、搬送手段3は、螺旋状のスクリュー31と、該スクリュー31の根元部分を固定するコーン状のホルダー32と、前記スクリュー31を収納して被計量物の搬送路を形成する半円筒状のトラフ33と、前記ホルダー32を回転させるモータ34(図1に示す)とで構成されている。前記ホルダー32は、スクリュー31の根元部分の空間を埋めて、そこに被計量物を入り込ませないようになっている。これは、スクリュー31の根元部分に堆積する被計量物を隣のスクリュー31に乗り移り易くするためである。
図1に示すモータ34は、前記ケース25の内側に収納され、制御手段8から動作指令が送られると、設定された回転速度で所定時間駆動する。また、このモータ34の回転軸は、前記ケース25の側面を貫通するカップリング35に連結され、そのカップリング35の他端は、前記ホルダー32の根元と着脱可能に連結されている。
また、前記トラフ33の根元部分の両側面には、図10に示すような高さの違う折り返し部36、37がそれぞれ設けられ、図11に示すように、低位の折り返し部36が、隣のトラフ33の高位の折り返し部37の下に重なって、各トラフ33間の根元部分に生ずる間隙に被計量物を入り込ませないようになっている。
こうした構造の搬送手段3がスクリューフィーダを構成するが、それらが図4の平面図に示すように、分散手段2の周りに放射状に密に配列されて、これら全体で被計量物を受け止めながら、各搬送手段3の先端部から被計量物を下段のプールホッパ4に供給するようになっている。
なお、前記トラフ33、プールホッパ4、計量ホッパ5は、本体ケース15に取り付け部材を介して着脱可能に取り付けられるが、それらを装着する部材は、図9では省略している。
図11は、分散手段2と各搬送手段3とを斜めから見た概観斜視図である。この図から、隣接するトラフ33間において、各トラフの左側折り返し部36が各トラフの右側折り返し37の下で上下に重なり合っているのが判る。また、リング状部材71のひさし部76は、前記折り返し部37の上に重なって、分散手段2から送られてきた被計量物がスクリュー31の根元部分で堆積しても、それが該ひさし部76を乗り越えて隣のスクリュー31に移動できるようになっている。
また、トラフ33の先端下部に配置されるプールホッパ4の開口部には、図4或いは図11に示すような上向きに拡がる勾配部42が設けられて、スクリュー31の回転によって被計量物がトラフ33先端から斜めに放出されても、該トラフ33先端の開口幅より広く開放された勾配部42によって、それを受け止めるようになっている。
図12は、装置全体の側面図を示す。この図において、図9で示した本体ケース15は、4本の支持脚16を介して前記架台14に固定されている。また、6分割された集合シュート6の各片は、その4本の支持脚16の間を通って、下部シュート61の内側に接続されている。さらに、集合シュート6の各分割片は、リング状のパイプフレーム62に取付金具63を介して取り付けられている。
なお、上記下部シュート61は、その外周に取り付けられた上下のフランジ64、65を介して図示しない本体フレームに固定される。
なお、上記下部シュート61は、その外周に取り付けられた上下のフランジ64、65を介して図示しない本体フレームに固定される。
次に、本発明の第1実施形態の作用について説明する。
図13は、組合せ計量装置1の基本動作を表したフローチャートである。この図において、図1の操作部11を操作して運転を開始すると、制御手段8は、包装機との連動信号をチェックし、包装機から排出要求があれば、組合せ計量処理に移行するが、排出要求がなければ、各重量検出器72の検出重量を入力して(ステップS2)、検出手段7上の被計量物の過不足をチェックする(ステップS3)。チェックの結果、各検出重量の総和が所定値以下であれば、供給不足として、供給装置13と分散手段2に動作指令を送り(ステップS4)、これらを所定時間駆動させる。また、所定値以上であれば、検出手段7上に被計量物が飽和しているので、後述する異常検出処理に移行する。
しかし、初期状態では、検出手段7上に被計量物が不足しているので、制御手段8は、供給装置13と分散手段2に動作指令を送って、これらを所定時間駆動させる処理を繰り返す(ステップS1〜S4)。すると、供給装置13から排出された被計量物Mは、分散手段2に供給され、分散手段2は、回転テーブル21を所定時間、正転逆転させて、そこに供給された被計量物Mを周縁へ分散させていく。分散された被計量物Mは、スクリュー31の根元部分に止まり、その一部が検出手段7に負荷されて、その負荷重量が複数の重量検出器72で検出される。
一方、制御手段8は、こうしたステップを繰り返す度に、包装機からの排出要求をチェックし、要求があれば、組合せ計量処理に移行する。しかし、初期状態では、全てのホッパ4、5が空であるため、それらに被計量物が供給されるまで、空の計量ホッパ5とそれに対応するプールホッパ4の各駆動部9に動作指令を送り、続いて、空のプールホッパ4に対応する搬送手段3に動作指令を送る(ステップS7)。すると、まず計量ホッパ5の開閉ゲート51が開き、それが閉じるタイミングで、今度はプールホッパ4の開閉ゲート41が開く。また、それが閉じるタイミングで、搬送手段3のスクリュー31が所定回転速度で所定時間回転する。これにより、スクリュー31の根元部分に到達した被計量物Mは、トラフ33の内側に取り込まれて前方へ送られる。
こうした処理を繰り返して、搬送手段3にも計量ホッパ5にも被計量物が充填されると、制御手段8は、各計量ホッパ5から読み込んだ重量を組み合わせて、組合せ合計重量が目標重量に最も近くなる組合せを選び(ステップS6)、選んだ計量ホッパ5とそれに対応するプールホッパ4の各駆動部9に動作指令を送り、続いて選択したプールホッパ4に対応する搬送手段3に動作指令を送る(ステップS7)。すると、計量ホッパ5が開いて被計量物が排出され、それが閉じるタイミングでプールホッパ4が開閉して、空になった計量ホッパ5に被計量物が供給される。続いて、該ホッパ4に対応する搬送手段3のスクリュー31が所定時間回転して、その先端から被計量物が放出され、それがプールホッパ5に供給される。
一方、計量ホッパ5から排出された被計量物は、集合シュート6を滑落して下段の図示しない包装機に供給され、そこで袋詰にされて内容量が一定量の袋詰商品となる。
制御手段8は、こうした動作を繰り返しながら、検出手段7の各検出重量の総和をチェックするが(ステップS3)、その総和が所定値以上となれば、分散手段2に被計量物が飽和していると判断して、以下の異常検出処理に移行する。
異常検出処理では、まず、入力した各検出重量の偏差が所定範囲内にあるか否かをチェックする(ステップS8)。範囲内であれば、ほぼ均等に分散していると見なして排出要求のチェックに戻るが、範囲外であれば、特定の箇所に被計量物が滞留している可能性があるので、これを異常として1回目の異常処理に移行する(ステップS9)。
1回目の異常処理では、まず、制御手段8が分散手段2に動作指令を送って(ステップS10)、分散手段2の回転テーブル21を所定時間、正転逆転させる。すると、検出手段7に負荷された被計量物の一部が分散手段2の回転によって周方向へ運ばれ、それによって被計量物の滞留が解消する可能性がある。
そこで、再びステップS1からステップS3を経てステップS8に戻り、そこで各検出重量の偏差が所定範囲内に収まっていれば、上記滞留は解消したと見なせるが、そうでないときは、2回目の異常処理に移行する(ステップS11)。
そこで、再びステップS1からステップS3を経てステップS8に戻り、そこで各検出重量の偏差が所定範囲内に収まっていれば、上記滞留は解消したと見なせるが、そうでないときは、2回目の異常処理に移行する(ステップS11)。
2回目の異常処理では、まず、リング状部材71のどこに被計量物が滞留しているかを調べる(ステップS12)。例えば、図6のように、各頂点A,B,Cの検出重量から偏在箇所Xを特定するのである。それが特定できれば、その偏在箇所に対応する搬送手段3のスクリュー31を逆転させて、その根元部分に堆積する被計量物を分散手段2側へ押し戻し、併せて分散手段2を所定時間回転させる(ステップS13)。すると、偏在箇所の堆積物の一部が分散手段2によって周方向へ運ばれ、これによって偏在個所の滞留が解消する可能性がある。
そこで、再びステップS1からステップS3を経てステップS8に戻り、そこで各検出重量の偏差が所定範囲内であれば、上記偏在個所の滞留は、解消したと見なせるが、そうでないときは、3回目の異常処理に移行する(ステップS14)。
3回目の異常処理では、まず、供給装置13と分散手段2を短時間駆動させて、新たな被計量物を分散手段に供給する(ステップS15)。すると、供給された日計量物が被計量物の疎らな箇所に送られて、各検出重量の偏差が所定範囲内に収まる可能性がある。
そして、再びステップS1からステップS3を経てステップS8に戻り、そこで各検出重量の偏差が所定範囲内にあれば、先のステップS15の処理によって上記偏在が解消したと見なせるが、そうでないときは、偏在個所の滞留が解消していないので、搬送手段3の搬送量を見直すステップに移行する。
このようにして、1回目の処理でだめなら2回目の処理で、それがだめなら、3回目の処理で偏在個所の滞留を解消していくが、そうした処理の合間に、包装機から排出要求があれば、制御手段8は、組合せ計量処理を実行して搬送手段3を駆動するので、それによって、リング状部材71に堆積した被計量物が搬送手段3に取り込まれて、そこの滞留が解消する可能性がある。しかし、それでも解消されない場合は、特定の計量ホッパ5が長時間選択されない可能性があるので、それを見極める処理に移行する。
組合せ計量装置では、計量ホッパ5に想定量以上の被計量物が供給されると、当該計量ホッパ5が組合せ選択される確率が低下し、それに対応する搬送手段3も長時間駆動されないために、当該搬送手段3の根元部分に被計量物が堆積する。
それを見極めるために、制御手段8は、偏在箇所の計量ホッパ5へ想定量以上の被計量物が供給されているかどうかをチェックする(ステップS16)。チェックの結果、想定量を超えていれば、対応する搬送手段3の搬送量(スクリュー31の回転速度と駆動時間)を所定段階下げる調整を行い(ステップS17)、超えていなければ、逆に供給量が少ない可能性があるので、それをチェックする(ステップS18)。
計量ホッパへの供給量が少なくなるのは、例えば、スクリュー31を設定時間駆動させることによって、ブロック肉1個がプールホッパ4に供給されるように設定されている場合に、該ブロック肉が小さくなったり、トラフ33内のブロック肉の密度がばらついたりすると、スクリュー31を設定時間駆動しても、上記ブロック肉がプールホッパ4に投入されなくなる。そうした場合は、当該計量ホッパ5への供給が1回抜けることになる。
そうした事態になっていないか調べるために、制御手段8は、偏在箇所に対応する計量ホッパ5が空になっているかどうか、或いは、空になっていなくても、抜ける回数が他より多いかどうかを調べ(ステップS18)、空になっていれば、或いは、抜ける回数が多ければ、そこの搬送量を所定段階上げる調整を行い(ステップS19)、そうでなければ、ステップS1に戻る。
ここで、スクリュー31の搬送量を所定段階上下させるとは、例えば、スクリュー31の回転速度と駆動時間をそれぞれ20段階で加減できるようにしておき、その両者を適宜組み合わせて搬送量を段階的に加減することを意味する。例えば、現在の速度設定値が20段階の内の10で、時間設定値も10である場合は、時間をそのままにして、速度を9或いは11に変更する、或いは時間も速度も9や11に変更するのである。
各搬送手段3の搬送量は、運転開始時に作業員が被計量物の分散状況を見ながら各搬送手段3について、個々に調整したものである。したがって、被計量物の流れが順調であれば、プリセットされた搬送量を変更する必要はないが、運転中に被計量物の大きさが変わったり、搬送手段3への供給量がばらついたりすると、それによって計量ホッパ5への供給量が変化する。そうした変化に対応させるために、搬送手段3の搬送量を調整するのである。
このほかにも、分散手段2上で被計量物が滞留する場合がある。例えば、分散手段2の回転中心付近に被計量物が供給されると、そこの遠心力が弱いために、被計量物がそこに付着する場合がある。そして、その付着物がバランスを失って転がると、それが検出手段7に負荷されて、異常として検出される場合がある。そうした場合でも、被計量物の偏在個所が順次変化している間は、分散手段2による分散作用が効いているので、異常検出処理に移行する必要はないが、そうでないときは、異常検出処理に移行することになる。
次に、本発明の第2実施形態の組合せ計量装置について説明する。
[第2実施形態]
図14は、第1実施形態の重量検出器72の代わりに距離測定器(近接センサ)81を使用した形態の装置全体側面図である。
図14は、第1実施形態の重量検出器72の代わりに距離測定器(近接センサ)81を使用した形態の装置全体側面図である。
この図において、距離測定器(近接センサ)81は、分散手段2と搬送手段3との境界全域をカバーできる間隔でもって、分散手段2の直上に設けられたリング状フレーム82に等間隔で取り付けられている。この距離測定器81は、その直下の被計量物との距離をミリ単位で検出するもので、その検出距離が短くなれば、そこの堆積量が増える関係にあるので、制御手段8は、各測定器81が検出したそれぞれの検出距離からそれぞれの堆積量を割り出し、それらの堆積量の偏差が一定量を超え、その偏在個所が動かない場合は、被計量物が境界において滞留し始めたので、これを流れの異常として検出する。
この実施形態では、重量検出器72の代わりに距離測定器81を使用するので、重量検出器72は、省略できるが、検出手段7のリング状部材71を含むその他の部材は、第1実施形態と同じものを使用している。
次に、本発明の第2実施形態の作用について説明する。
初期状態では、距離測定器81の検出距離が最大値を示し、これから分散手段2と搬送手段3の境界には、被計量物が存在しないことが判るので、制御手段8は、図13のフローチャートに従って、供給装置13と分散手段2を駆動させて、被計量物を各搬送手段3へ分散させていく。
そして、上記境界に被計量物が供給され、その堆積量が所定値以上になれば、その境界には、被計量物が飽和したことになるので、図13の異常検出処理を実行することになる。
異常検出処理では、各距離測定器81の検出距離からそれぞれの堆積量を割り出し、それらの偏差から被計量物の滞留をチェックすることになるが、そうした処理は、第1実施形態と同じ処理になるので、ここではその説明を省略する。
次に、本発明の第3実施形態の組合せ計量装置について説明する。
図15は、供給装置13の代わりに回転シュート90を用いた形態の装置全体側面図である。この実施形態では、第2実施形態の検出手段80を用いているが、これに代えて、第1実施形態の検出手段7を用いることもできる。
この図において、回転シュート90は、上部開口91に投入された被計量物Mを先端排出口92から排出するとともに、制御手段8の指示に基づいて、水平面内で回転するように構成されている。また、上部開口91には、ベルトコンベア93の排出口が臨まされ、制御手段8が該コンベア93に駆動指令を送ると、該コンベア93の排出口から排出された被計量物Mが、回転シュート90を介して分散手段2の周縁に供給されるようになっている。
次に、本発明の第3実施形態の作用について説明する。
初期状態では、分散手段2と搬送手段3の境界に被計量物が存在しないので、制御手段8は、ベルトコンベア93と回転シュート90を駆動して、ベルトコンベア93で運ばれてくる被計量物Mを、回転シュート90を介して分散手段2の周縁に満遍なく供給していく。そして、上記境界の堆積量が増し、各距離測定器81の検出距離が所定値以下になると、制御手段8は、ベルトコンベア93と回転シュート90を停止させて、組合せ計量処理に移行する。
組合せ計量処理において、搬送手段3が駆動され、それによって分散手段2と搬送手段3の境界における堆積物が減少し、それが検出手段80によって検出されると、制御手段8は、堆積物が減少した箇所を狙って回転シュート90を回転させ、続いてベルトコンベア93を駆動させて、当該箇所に被計量物Mを補給していく。
こうした動作を繰り返して、分散手段2と搬送手段3との境界に被計量物Mを補給していくが、ベルトコンベア93の排出量には、ばらつきがあり、時には過量の被計量物が補給されて、特定の個所に被計量物が堆積することがある。
また、一部の計量ホッパ5が組合せ選択されないために、それに対応する搬送手段3の根元部分に被計量物が堆積することもある。
また、一部の計量ホッパ5が組合せ選択されないために、それに対応する搬送手段3の根元部分に被計量物が堆積することもある。
そうした場合は、制御手段8は、分散手段2を回転させて、分散手段2のエッジ部分に乗った被計量物を近隣の搬送手段3へ分散させていくが、それでも、偏在個所の滞留が解消しない場合は、図13の異常検出処理を実行することになる。
但し、この実施形態では、第1実施形態の供給装置13の代わりに回転シュート90を用いているので、3回目の異常処理において、ステップS15の処理に至ったときは、回転シュート90を堆積量の最も少ない箇所に回転させてからベルトコンベア93を駆動させて、当該箇所に被計量物を補給することになるが、その他の異常処理では、図13のそれと同様となるので、ここではその説明を省略する。
次に、本発明の第4実施形態の組合せ計量装置について説明する。
この実施形態は、分散手段2の回転軸24を上下動可能に構成し、該回転軸24に端面カムを固定して、分散手段2を回転させながら上下動させるようにしたものである。このように構成すれば、分散手段2と搬送手段3との境界に堆積した被計量物を分散手段2のエッジで持ち上げて、近隣の搬送手段3へ運ぶことができる。
次に、本発明の第4実施形態の作用について説明する。
この実施形態では、分散手段2が回転しながら上下動するので、分散手段2に供給された被計量物は、その複合した動きによって、分散手段2上を転げながら拡散していく。そして、不測にして、上記境界に被計量物が堆積しても、その一部分は、分散手段2のエッジ部分に乗るので、分散手段3は、これを若干持ち上げながら近隣の搬送手段3へ運ぶ。例えそれが失敗しても、分散手段2が繰返し上下動しながら回転するので、上記境界で発生した滞留は、次第に解消されていく。その他の処理は、第1実施形態と同じ処理になるので、ここではその説明を省略する。
次に、本発明の第5実施形態の組合せ計量装置について説明する。
この実施形態では、搬送手段3として、図16に示すようなベルトコンベア30を用いる。このベルトコンベア30は、搬送方向に2条のベルト38を並列させたもので、それぞれの排出端側は、フラットにされ、それぞれの始端側は、両者の谷間がV字形になるように捻られている。これにより、始端側の幅を排出端側の幅よりも狭くして、これらを分散手段2の周りに放射状に配列できるようにしている。
また、両ベルト38の始端側には、逆三角形の傾斜したスライド板39が設けられ、これにより、ベルト38を逆走させたときに、ベルト38間に入り込んだ被計量物Mをスライド板39を登らせて押し戻すことができる。
なお、符合40は、隣接するコンベア30との隙間に被計量物が入り込むのを防止するカバーである。
なお、符合40は、隣接するコンベア30との隙間に被計量物が入り込むのを防止するカバーである。
次に、本発明の第5実施形態の作用について説明する。
この実施形態では、スクリュー31の代わりに、ベルトコンベア30を用いているが、その他の構成は、第1実施形態と同じであるので、ここでは、ベルトコンベア30の作用について説明する。
ベルトコンベア30は、被計量物を搬送する手段でもあるので、正常状態では、図13の処理と同様な処理を繰り返すことになるが、2回目の異常処理となるステップS13においては、ベルトコンベア30を逆走させて、その始端部に堆積する被計量物を分散手段2側に押し戻すことになる。それ以外の処理は、第1実施形態と同じになるので、ここではその説明を省略するが、上記の逆走に代えて、並走するベルト38の一方を順方向で走行させ、他方のベルト38を逆走させて、両ベルト38に挟まれた堆積物をそこで回転させるようにしてもよい。このようにすれば、そこの堆積物を周辺へ分散させることができる。
その他の実施形態としては、第1から第5の実施形態をそれぞれ組み合わせる形態も可能である。
また、上記実施形態では、被計量物を一定量に計量する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、被計量物を一定個数に計数する場合も含まれる。その置き換えは、周知であるから、ここではその説明を省略する。
また、上記実施形態では、被計量物を一定量に計量する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、被計量物を一定個数に計数する場合も含まれる。その置き換えは、周知であるから、ここではその説明を省略する。
1 組合せ計量装置
2 分散手段
3 搬送手段
4 プールホッパ
5 計量ホッパ
6 集合シュート
7 検出手段
8 制御手段
9 駆動部
10 重量センサ
11 操作部
12 ホッパ
13 供給装置
14 架台
15 ケース
16 支持脚
21 回転テーブル
31 スクリュー
71 リング状部材
72 重量検出部
75 切り欠き部
76 ひさし部
2 分散手段
3 搬送手段
4 プールホッパ
5 計量ホッパ
6 集合シュート
7 検出手段
8 制御手段
9 駆動部
10 重量センサ
11 操作部
12 ホッパ
13 供給装置
14 架台
15 ケース
16 支持脚
21 回転テーブル
31 スクリュー
71 リング状部材
72 重量検出部
75 切り欠き部
76 ひさし部
Claims (7)
- 装置中央上部に位置し、そこに供給される被計量物を周囲へ分散させる分散手段と、該分散手段の周囲に放射状に配列され、該分散手段から送られてくる被計量物を更に外周へと搬送する複数の搬送手段と、前記分散手段と各搬送手段とをそれぞれ制御する制御手段と、前記複数の搬送手段の外周下方に配置されて、各搬送手段から排出される被計量物をそれぞれ受け取って計量する複数の計量ホッパとを備えた組合せ計量装置であって、
前記分散手段と各搬送手段との境界における被計量物の流れの異常を検出する検出手段を設け、該検出手段による被計量物の流れの異常検出に基づいて、前記制御手段が前記分散手段と前記搬送手段とをそれぞれ制御することを特徴とする組合せ計量装置。 - 前記分散手段が円錐形状の回転テーブルであることを特徴とする請求項1に記載の組合せ計量装置。
- 前記各搬送手段が前記分散手段の周縁下部から外周へ延びるスクリューフィーダであることを特徴とする請求項1に記載の組合せ計量装置。
- 前記検出手段が前記境界における被計量物の滞留を被計量物の流れの異常として検出することを特徴とする請求項1に記載の組合せ計量装置。
- 前記検出手段が被計量物の滞留を検出すると、前記制御手段がその滞留箇所に対応する搬送手段に対して、その動作モードを変更することを特徴とする請求項4に記載の組合せ計量装置。
- 前記検出手段が前記分散手段の周縁下部からひさし状に伸びるリング状部材と、そのリング状部材を支持する少なくとも3個の重量検出器とで構成され、これらの検出器の検出重量に基づいて、リング状部材上の被計量物の滞留箇所を特定するものであることを特徴とする請求項4に記載の組合せ計量装置。
- 前記リング状部材の周縁部には、各搬送手段に対応させて、該リング状部材から搬送手段への被計量物の乗り移りを促進する切り欠き部が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の組合せ計量装置。
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2016009896A1 (ja) * | 2014-07-18 | 2016-01-21 | 株式会社イシダ | 組合せ計量装置 |
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CN108760000A (zh) * | 2018-08-15 | 2018-11-06 | 清远加多宝草本植物科技有限公司 | 一种送料及称量系统 |
WO2023026336A1 (ja) | 2021-08-23 | 2023-03-02 | 大和製衡株式会社 | 搬送コンベヤおよびそれを備えたv字搬送機構 |
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-
2010
- 2010-03-30 JP JP2010078261A patent/JP2011209156A/ja active Pending
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