JP2015215271A - 計量装置 - Google Patents
計量装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015215271A JP2015215271A JP2014099082A JP2014099082A JP2015215271A JP 2015215271 A JP2015215271 A JP 2015215271A JP 2014099082 A JP2014099082 A JP 2014099082A JP 2014099082 A JP2014099082 A JP 2014099082A JP 2015215271 A JP2015215271 A JP 2015215271A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dispersion table
- rotating member
- weighed
- shaft
- weighing device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
Abstract
【課題】分散テーブルの下方の空間から計量部に向かって放射状に延びる複数の搬送部を備えた計量装置であって、搬送部間のスペースに被計量物が堆積することを防止し、被計量物を無駄にすることなく有効に利用可能な計量装置を提供する。【解決手段】組合せ計量装置は、分散テーブル21と、複数の計量ホッパと、複数の搬送手段90と、回転部材60と、を有する。分散テーブルは、供給された被計量物を分散させる。計量ホッパは、分散テーブルの周囲に配置される。搬送手段は、分散テーブルの下方空間Suから複数の計量ホッパに向かって放射状に延び、分散テーブルが分散させた被計量物を計量ホッパに向かって搬送する。回転部材は、分散テーブルの下方空間において、隣接する搬送手段の間に配置され、回転軸O周りに回転する。【選択図】図3
Description
本発明は、計量装置、特に分散テーブルの下方の空間から計量部に向かって放射状に延びる複数の搬送部を備えた計量装置に関する。
従来、分散テーブルの下方の空間から複数の計量部に向かって放射状に延びる、複数の搬送部を備えた、特許文献1(特開2010−175408号公報)のような計量装置が知られている。
特許文献1(特開2010−175408号公報)の計量装置では、隣り合う搬送部間のスペースに分散テーブルから被計量物が落下し、被計量物が堆積し、堆積した被計量物が無駄になる場合がある。
本発明の課題は、分散テーブルの下方の空間から計量部に向かって放射状に延びる複数の搬送部を備えた計量装置であって、搬送部間のスペースに被計量物が堆積することを防止し、被計量物を無駄にすることなく有効に利用可能な計量装置を提供することにある。
本発明の第1観点に係る計量装置は、分散テーブルと、複数の計量手段と、複数の搬送手段と、回転部材と、を備える。分散テーブルは、供給された被計量物を分散させる。計量手段は、分散テーブルの周囲に配置される。搬送手段は、分散テーブルの下方空間から複数の計量手段に向かって放射状に延び、分散テーブルが分散させた被計量物を計量手段に向かって搬送する。回転部材は、分散テーブルの下方空間において、隣接する搬送手段の間に配置され、回転軸周りに回転する。
ここでは、分散テーブルの下方空間に回転部材が配置されるため、分散テーブルの下方空間に被計量物が落下することを防止できる。特に、ここでは、分散テーブルの下方空間に、静止部材ではなく回転軸周りに回転する回転部材が配置されているため、搬送手段間に被計量物が堆積することを抑制でき、更に回転部材に落下した被計量物を隣接するいずれかの搬送手段へと導くことができる。そのため、搬送手段間に落下する被計量物を無駄なく利用できる。
また、ここでは、搬送手段間に被計量物が堆積することが無いため、特に被計量物が食品等である場合に、衛生性を向上させることができる。
本発明の第2観点に係る計量装置は、本発明の第1観点に係る計量装置において、回転部材の回転軸は、分散テーブルの中心に対し放射状に延びる。
ここでは、回転部材の回転軸が、搬送手段と同様に分散テーブルに対して放射状に延びる。そのため、回転部材が回転することで、回転部材に落下する被計量物を、放射状に延びる搬送手段へと容易に導くことができる。
本発明の第3観点に係る計量装置は、本発明の第1観点又は第2観点に係る計量装置において、回転部材は、円錐形状又は円錐台形状に形成されている。
ここでは、回転部材が円錐形状又は円錐台形状であるため、回転部材上に落下した被計量物のバランスを、回転軸の周方向だけではなく、回転軸の軸方向にも崩すことができる。そのため、回転部材に落下する被計量物を回転部材に隣接する搬送手段へと導くことが容易である。
本発明の第4観点に係る計量装置は、本発明の第1観点から第3観点のいずれかに係る計量装置において、回転部材の上面は、水平面に対して傾斜している。
ここでは、回転部材の上面が水平面に対して傾斜しているため、回転部材に落下する被計量物を回転軸方向にも移動させることが可能で、被計量物を回転部材に隣接する搬送手段へと導くことが容易である。
本発明の第5観点に係る計量装置は、本発明の第1観点から第4観点のいずれかに係る計量装置において、分散テーブルは、分散テーブルの下部から下方に延びるフィンを有し、鉛直軸周りに回転駆動される。
ここでは、分散テーブルが回転駆動されることで、回転部材に落下した被計量物にフィンが接触して回転部材が回転するため、回転部材上に被計量物が堆積することを防止し、回転部材に隣接する搬送手段へと被計量物を導くことが容易である。
本発明の第6観点に係る計量装置では、本発明の第1観点から第5観点のいずれかに係る計量装置において、各搬送手段は、螺旋状部材を有し、螺旋状部材が回転駆動されることで被計量物を搬送する。
ここでは、螺旋状部材を回転させることで、生肉等の粘着性のある被計量物も容易に搬送することが可能である。
本発明の第7観点に係る計量装置では、本発明の第1観点に係る計量装置において、回転部材は、本体部と、シャフトと、プレートと、を有する。本体部には、シャフト挿入穴が形成される。プレートは、本体部のシャフト挿入穴が開口する側に設けられ、非円形の貫通穴が形成される。シャフトは、貫通穴に挿通され、シャフト挿入穴に挿入される。シャフトは、一端側の断面が円形であり、他端側の断面が前記貫通穴と略同一の形状である。
なお、ここでの非円形の形状には、楕円形も含む。
ここでは、プレートの貫通穴に挿通されるシャフトの形状の一部が、プレートの貫通穴と同一の形状に形成されているため、プレートの設けられた本体部のシャフトに対する角度を変更することで、シャフトが貫通穴を通過可能な状態と、貫通穴を通過できない状態(本体部とシャフトとが連結される状態)とを容易に切り替えることができる。そのため、本体部のシャフトに対する着脱が容易で、本体部の清掃等のメンテナンスを容易に行うことができる。
本発明に係る計量装置では、分散テーブルの下方空間に回転部材が配置されるため、分散テーブルの下方空間に被計量物が落下することを防止できる。特に、ここでは、分散テーブルの下方空間に、静止部材ではなく回転軸周りに回転する回転部材が配置されているため、搬送手段間に被計量物が堆積することを抑制できる、更に回転部材に落下した被計量物が隣接するいずれかの搬送手段へと導くことができる。そのため、搬送手段間に落下する被計量物を無駄なく利用できる。
以下に図面について簡単に説明する。なお、図面では、同じ構成を表す符号の一部を省略している場合がある。
本発明の一実施形態に係る組合せ計量装置の概略斜視図である。
図1に係る組合せ計量装置の分散テーブル、環状搬送部、およびコイルユニット部分の概略斜視図である。ガイドが取り外された状態の分散テーブル、環状搬送部、およびコイルユニットを描画している。
図1に係る組合せ計量装置の回転部材周辺の構成を説明するための部分側面図である。図3では、図面手前側に1の搬送手段が、図面奥側に回転部材が取り付けられた1のガイドブロックが、図面左側に分散テーブルがそれぞれ配置されている。なお、ここでは、分散テーブルについては断面を示している。また、搬送手段のトラフの、手前側の側面は省略して描画している。
図1に係る組合せ計量装置の搬送手段および回転部材を上方から見た平面図である。図4では、分散テーブルが取り外された状態の搬送手段および回転部材を描画しているが、分散テーブルの外縁の位置だけを二点鎖線で示している。
図1に係る組合せ計量装置の回転部材の断面図である。
図5の回転部材のプレートを、回転部材の回転軸の軸方向から見た図である。特に、図6は、プレートを図5における右側から見た図である。
図5の回転部材のシャフトを、回転部材の回転軸の軸方向から見た図である。特に、図7は、シャフトを図5における右側から見た図である。
変形例Cに係る組合せ計量装置の回転部材周辺の構成を説明するための部分側面図である。図8では、図面手前側に1の搬送手段が、図面奥側に回転部材が取り付けられた1のガイドブロックが、図面左側に分散テーブルがそれぞれ配置されている。なお、ここでは、分散テーブルについては断面を示している。また、搬送手段のトラフの、手前側の側面は省略して描画している。
変形例Fに係る組合せ計量装置が備える、円錐形状の本体部を有する回転部材の断面図である。
変形例Fに係る組合せ計量装置が備える回転部材の有する、側面に凹部が形成された本体部の側面図である。図10では、円錐台形状の本体部を底面側から見た図を描画している。
本発明の計量装置の一実施形態に係る組合せ計量装置1について、図面を参照して説明する。なお、下記の実施形態は例示であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
(1)全体構成
組合せ計量装置1は、分散ユニット20と、環状搬送部30と、複数のコイルユニット40と、ガイド50と、複数のプールホッパ71と、複数の計量ホッパ72と、複数のブースタホッパ73と、集合排出シュート80とを備える(図1参照)。また、組合せ計量装置1は、複数の回転部材60を備える(図3参照)。
組合せ計量装置1は、分散ユニット20と、環状搬送部30と、複数のコイルユニット40と、ガイド50と、複数のプールホッパ71と、複数の計量ホッパ72と、複数のブースタホッパ73と、集合排出シュート80とを備える(図1参照)。また、組合せ計量装置1は、複数の回転部材60を備える(図3参照)。
組合せ計量装置1について概要を説明する。
後述する分散ユニット20の分散テーブル21(図1参照)の中央部には、組合せ計量装置1の上方に配置されたクロスフィーダ(図示せず)から被計量物が供給される。ここでは、被計量物は、生肉等の食品である。ただし、被計量物はこれに限定されるものではない。分散テーブル21は、後述するように回転駆動されており、上方から供給された被計量物を、周方向に分散させながら、径方向外側に向けて搬送する。分散テーブル21により分散搬送された被計量物は、分散テーブル21の外周縁から放出される。
分散テーブル21から放出された被計量物は、分散テーブル21から放射状に延びる、後述する環状搬送部30の複数のトラフ32(図1および図2参照)に落下する。各トラフ32には、それぞれ1のコイルユニット40が配置される。各トラフ32と、そのトラフ32に配置されるコイルユニット40とは、搬送手段90として機能する。搬送手段90は、被計量物を計量ホッパ72に向かって搬送する。具体的には、各トラフ32に配置された後述するコイルユニット40のコイル41(図1および図2参照)が回転駆動されることで、各トラフ32に供給された被計量物が、計量ホッパ72の配置されている径方向外側に向かって搬送される。
なお、環状搬送部30のトラフ32間には、図2のようにスペースが存在する。このスペースには、図1のように、後述するガイド50のガイドブロック51が配置されている。分散テーブル21から、トラフ32にではなく、隣接するトラフ32間に向かって搬送される被計量物の一部は、隣接するトラフ32間に配置されるガイドブロック51(図1参照)に接触し、そのガイドブロック51に隣接するトラフ32のいずれかに振り分けられる。また、分散テーブル21から隣接するトラフ32間に向かって搬送される被計量物の一部は、分散テーブル21とガイドブロック51との隙間G(図3参照)から落下する。分散テーブル21とガイドブロック51との隙間Gから落下した被計量物は、ガイドブロック51の下方に設けられた回転部材60(図3参照)上に落下する。回転部材60は、回転軸O(図3参照)周りに回転自在に構成されている。回転部材60上に落下した被計量物は、その回転部材60に隣接するトラフ32のいずれかに振り分けられる。
搬送手段90によりトラフ32の外縁側の端部まで搬送された被計量物、すなわちコイル41が回転することでトラフ32の外縁側の端部まで搬送された被計量物は、トラフ32の外縁側の端部から落下する。トラフ32の外縁部の端部から落下した被計量物は、各トラフ32の下方にそれぞれ1つ配置される、対応するプールホッパ71に収容され、一時的に保持される。その後、プールホッパ71から排出された被計量物は、各プールホッパ71の下方にそれぞれ1つ配置される、対応する計量ホッパ72に供給される。各計量ホッパ72では、図示しない計量機器により、被計量物の重量が計測される。計量ホッパ72から排出された被計量物は、各計量ホッパ72の下方にそれぞれ1つ配置される、対応するブースタホッパ73に収容され、一時的に保持される。
組合せ計量装置1のコントローラ(図示せず)は、計量ホッパ72およびブースタホッパ73内の被計量物の重量に基づいて、許容される範囲の重量の組合せの中で、目標重量に最も近い(あるいは目標重量に一致する)ホッパの組合せを演算によって求める。コントローラが演算によって求めた組合せに含まれるホッパ内の被計量物は、集合排出シュート80に排出される。集合排出シュート80に排出された被計量物は、図示しない下流側の装置に排出される。
(2)詳細構成
組合せ計量装置1の、分散ユニット20、環状搬送部30、コイルユニット40、ガイド50、回転部材60、ホッパ(プールホッパ71、計量ホッパ72、およびブースタホッパ73)、および集合排出シュート80について詳細を説明する。
組合せ計量装置1の、分散ユニット20、環状搬送部30、コイルユニット40、ガイド50、回転部材60、ホッパ(プールホッパ71、計量ホッパ72、およびブースタホッパ73)、および集合排出シュート80について詳細を説明する。
(2−1)分散ユニット
分散ユニット20は、主に、分散テーブル21を有する(図1参照)。分散テーブル21は、組合せ計量装置1の上方に配置されたクロスフィーダ(図示せず)から供給された被計量物を分散させる。
分散ユニット20は、主に、分散テーブル21を有する(図1参照)。分散テーブル21は、組合せ計量装置1の上方に配置されたクロスフィーダ(図示せず)から供給された被計量物を分散させる。
分散テーブル21は、平面視において円形状に形成されている(図2参照)。分散テーブル21は、分散テーブル21の下方に配置された駆動軸(図示せず)により支持されている。分散テーブル21を支持する駆動軸は、分散ユニットモータ(図示せず)と連結されている。分散ユニットモータが駆動されることで、分散テーブル21は、鉛直方向に延びる回転軸C周りに回転駆動される。
分散テーブル21は、中央部に配置される円錐部21aと、円錐部21aの周縁に配置される周縁部21bとを有する(図1参照)。円錐部21aおよび周縁部21bは、両方とも、分散テーブル21の周縁側が低くなるように傾斜している(図3参照)。円錐部21aの傾斜は、周縁部21bの傾斜よりも、傾きが急に形成されている(図3参照)。
また、分散テーブル21は、周縁部21bの外縁の下方4箇所に、周縁部21bの下部から下方に延びる、平板上のフィン22を有している(図3参照)。フィン22は、周縁部21bの外縁の下方に等間隔で(90度間隔で)配置されている。なお、フィン22の数および配置は例示であってこれに限定されるものではない。
フィン22は、分散テーブル21が回転駆動されると、分散テーブル21と共に、回転軸C周りを回転する。フィン22は、分散テーブル21が回転駆動される際に、後述するガイド50のガイドブロック51に取り付けられた回転部材60と接触せず、かつ、回転部材60との隙間ができるだけ小さくなるような形状に形成されている(図3参照)。
組合せ計量装置1の上方に配置されたクロスフィーダ(図示せず)から、分散ユニットモータによって回転駆動される分散テーブル21の中央部に被計量物が供給されると、分散テーブル21は、供給された被計量物を周方向に分散させながら、径方向外側に向けて搬送する。分散テーブル21により分散搬送された被計量物は、分散テーブル21の外周縁から放出され、後述する環状搬送部30のトラフ32(図1参照)に供給される。
(2−2)環状搬送部
環状搬送部30は、分散テーブル21よりも下方に、分散テーブル21を取り囲むように配置されている。環状搬送部30は、環状のトラフプレート31を有する。トラフプレート31の内周端は、分散テーブル21の直下に形成される、分散テーブル21の下方空間Suに位置する(図4参照)。
環状搬送部30は、分散テーブル21よりも下方に、分散テーブル21を取り囲むように配置されている。環状搬送部30は、環状のトラフプレート31を有する。トラフプレート31の内周端は、分散テーブル21の直下に形成される、分散テーブル21の下方空間Suに位置する(図4参照)。
トラフプレート31には、トラフプレート31の中心に対して放射状に延びる、複数の(ここでは14個の)トラフ32が形成されている(図2および図4参照)。複数のトラフ32は、分散テーブル21の下方空間Suから、複数のプールホッパ71に向かって放射状に延びる。言い換えれば、複数のトラフ32は、分散テーブル21の下方空間Suから、後述するようにプールホッパ71の下方に配置される、複数の計量ホッパ72に向かって放射状に延びる。トラフ32は、半円状の凹状溝である(図2参照)。トラフ32は、トラフプレート31の周縁側が低くなるように傾斜している(図3参照)。各トラフ32には、コイルユニット40がそれぞれ1つ配置される。各トラフ32と、そのトラフ32に配置されるコイルユニット40とは、搬送手段90として機能する。
各トラフ32は、隣接するトラフ32と一定の間隔をあけて形成され、隣接するトラフ32間には、連結部33が形成されている(図2および図4参照)。連結部33は、平面視において、概ね、トラフプレート31の中心側が狭くなる(頂角の角度が小さい)二等辺三角形形状に形成されている(図2および図4参照)。トラフ32と連結部33とは、縁部34により隔てられている(図2および図4参照)。各連結部33の上方には、後述するガイド50のガイドブロック51がそれぞれ1つ配置される(図1参照)。
各トラフ32には、分散テーブル21の外周縁から放出される被計量物が供給される。また、後述するように、分散テーブル21から回転部材60上に落下した被計量物も、その回転部材60に隣接するトラフ32に供給される。後述するように、各トラフ32に配置されたコイルユニット40のコイル41が回転駆動されることで、トラフ32に供給された被計量物は、トラフ32を径方向外側に向かって搬送される。言い換えれば、各トラフ32に配置されたコイルユニット40のコイル41が回転駆動されることで、搬送手段90は、トラフ32に供給された被計量物を、そのトラフ32に対応する計量ホッパ72に向かって(そのトラフ32に対応する計量ホッパ72の上方に配置されるプールホッパ71に向かって)搬送する。トラフ32を搬送された被計量物は、各トラフ32の下方にそれぞれ配置されるプールホッパ71を介して、各プールホッパ71の下方に配置される計量ホッパ72に供給される。
(2−3)コイルユニット
コイルユニット40は、環状搬送部30のトラフ32に各1つ配置される。言い換えれば、組合せ計量装置1は、複数の(本実施形態では14個)コイルユニット40を有する(図4参照)。各トラフ32と、そのトラフ32に配置されるコイルユニット40とは、分散テーブル21が分散させた被計量物を、そのトラフ32に対応する計量ホッパ72に向かって搬送する搬送手段90として機能する。
コイルユニット40は、環状搬送部30のトラフ32に各1つ配置される。言い換えれば、組合せ計量装置1は、複数の(本実施形態では14個)コイルユニット40を有する(図4参照)。各トラフ32と、そのトラフ32に配置されるコイルユニット40とは、分散テーブル21が分散させた被計量物を、そのトラフ32に対応する計量ホッパ72に向かって搬送する搬送手段90として機能する。
コイルユニット40は、主に、2本のコイル41と、コイルホルダ42と、を有する(図3参照)。コイル41は、螺旋状に形成されている(図3参照)。コイル41は、螺旋状部材の一例である。2本のコイル41は、各トラフ32に配置される(図3および図4参照)。なお、図4中では、2本のコイル41のうち一方を実線で、他方を点線で描画している。
コイルホルダ42は、各トラフ32の内周縁付近にそれぞれ1つ配置される(図3および図4参照)。コイルホルダ42は、分散テーブル21の下方の、下方空間Suに配置される(図3および図4参照)。コイルホルダ42は、円板部42aと、軸部42bと、を主に有する(図3参照)。コイルホルダ42は、円板部42aの円板面が鉛直方向に延びるような姿勢で(円板部42aの円板面に垂直な直線が水平方向に延びるような姿勢で)各トラフ32に配置される。軸部42bは、円板部42aの径方向内側から、分散テーブル21の下方の垂直壁部45に向かう方向に水平に延びる(図3参照)。
円板部42aの外周面には、2本のコイル41の内周側の端部が固定され、各トラフ32に配置される2本のコイル41を支持する(図3参照)。なお、2本のコイル41は、円板部42aの外周面に、他方のコイル41と、それぞれ円板部42aの中心に対して180度ずらして固定されている。各トラフ32に配置される2本のコイル41は、コイルホルダ42から、各トラフ32の外周縁付近まで、トラフ32に沿って径方向外側に延びる(図3および図4参照)。言い換えれば、コイル41は、分散テーブル21の下方空間Suに配置されたコイルホルダ42から、トラフ32に沿って放射状に延びる。
軸部42bは、円板部42aの径方向内側(垂直壁部45側)から、分散テーブル21の下方の垂直壁部45よりも径方向内側の空間まで水平に延びる(図3参照)。軸部42bは、垂直壁部45よりも径方向内側の空間で、コイルユニット駆動モータ(図示せず)によって回転駆動される駆動軸(図示せず)と連結されている。軸部42bが連結された駆動軸(図示せず)がコイルユニット駆動モータによって回転駆動されると、円板部42aに固定されたコイル41も回転駆動され、トラフ32内の被計量物が、そのトラフ32に対応する計量ホッパ72に向かって(対応するプールホッパ71の下方に配置される計量ホッパ72に向かって)搬送される。つまり、搬送手段90は、コイル41が回転駆動されることで、分散テーブル21が分散供給した被計量物を計量ホッパ72に向かって搬送する。
(2−4)ガイド
ガイド50は、分散テーブル21から、環状搬送部30のトラフ32間に向かって放出されようとする被計量物を、トラフ32に振り分けるための構成である。
ガイド50は、分散テーブル21から、環状搬送部30のトラフ32間に向かって放出されようとする被計量物を、トラフ32に振り分けるための構成である。
ガイド50は、環状搬送部30のトラフ32間の連結部33上にそれぞれ1つ配置されるガイドブロック51を有する(図1参照)。つまり、ガイド50は、複数の(本実施形態では14個の)ガイドブロック51を有する(図1参照)。ガイドブロック51は、連結部33と、例えばボルト等の固定手段によって着脱可能に固定される。ガイドブロック51は、分散テーブル21周りに、一定の間隔を空けて配置されている(図1参照)。ガイドブロック51は、三角柱に近い形状を有する(図1参照)。ガイドブロック51は、平面視において、分散テーブル21側に頂角が配置された二等辺三角形に近い形状を有する(図1参照)。なお、ガイドブロック51においては、分散テーブル21から、環状搬送部30のトラフ32間に向かって、つまりガイドブロック51に向かって搬送されてくる被計量物を、そのガイドブロック51に隣接するトラフ32に振り分けることが容易になるように、主に分散テーブル21よりも上方に配置される第1頂角部52が曲面状に形成されている(図1および図3参照)。言い換えれば、ガイドブロック51においては、分散テーブル21からガイドブロック51に向かって搬送されてくる被計量物が接触する第1頂角部52が、曲面状に形成されている(図1および図3参照)。
分散テーブル21から、あるガイドブロック51に向かって搬送される被計量物の一部は、そのガイドブロック51の第1頂角部52に接触して、そのガイドブロック51に隣接するトラフ32のいずれかに振り分けられる。
なお、分散テーブル21により搬送された被計量物が、分散テーブル21とガイドブロック51との間から環状搬送部30の連結部33に落下し、分散テーブル21の下方空間Suに堆積することを防止するため、ガイドブロック51の第1頂角部52は、分散テーブル21となるべく近接して配置される。ただし、分散テーブル21は回転駆動されるため、分散テーブル21と第1頂角部52との距離が近すぎた場合には、分散テーブル21と第1頂角部52とが接触し、接触により発生する例えば金属粉等の異物が、被計量物に混入するおそれがある。そのため、第1頂角部52と、分散テーブル21との間には、隙間Gを設けることが必要である(図3参照)。その結果、分散テーブル21から、あるガイドブロック51に向かって搬送される被計量物の一部は、第1頂角部52と分散テーブル21との隙間Gから落下する。
第1頂角部52と分散テーブル21との隙間Gから落下した被計量物は、後述する回転部材60上に落下する。なお、回転部材60は、ガイドブロック51の第1頂角部52の下方に設けられた平面状の第2頂角部53(図3参照)に取り付けられた、回転自在の部材である。
(2−5)回転部材
回転部材60は、搬送手段90間に被計量物が堆積することを防止するための部材である。回転部材60は、外力を受けて自在に回転する、フリーローラーである。
回転部材60は、搬送手段90間に被計量物が堆積することを防止するための部材である。回転部材60は、外力を受けて自在に回転する、フリーローラーである。
回転部材60は、隣接する(トラフ32およびコイルユニット40から構成される)搬送手段90の間に、それぞれ1つ配置されている(図4参照)。各回転部材60は、搬送手段90間に配置される各ガイドブロック51の第2頂角部53に取り付けられ(図3参照)、ガイドブロック51により回転自在に支持されている。各回転部材60は、平面視において、各ガイドブロック51の第2頂角部53から、分散テーブル21の中心(回転軸C)に向かって水平に延びる。また、各回転部材60は、平面視において、隣接する搬送手段90との間にスペースができるだけ生じないように、搬送手段90と近接するような形状(平面視において、回転部材60とトラフ32の縁部34とが、概ね重なるような形状)に形成されている(図4参照)。
回転部材60について、詳細に説明する。
各回転部材60は、主に、本体部61と、プレート62と、シャフト63と、を有する(図5参照)。
本体部61は、ガイドブロック51の第2頂角部53側から、分散テーブル21の回転軸Cに向かって延びる(図3参照)。本体部61は、その一部が、分散テーブル21の下方空間Su内を延びる(図3参照)。本体部61には、分散テーブル21とガイドブロック51との隙間Gを落下した被計量物が落下する。本体部61は、円錐から頂点付近を除去した、円錐台形状に形成されている(図5参照)。本体部61は、円錐台の高さ方向が水平方向を向くように、言い換えれば、円錐台の底面が鉛直方向に延びるような姿勢で、分散テーブル21の下方空間Suにおいて、隣接する搬送手段90の間に配置されている(図3および図4参照)。そのため、本体部61の上面は、水平面に対して傾斜している(図3参照)。また、円錐台形状の本体部61は、底面側が、回転部材60が取り付けられているガイドブロック51の第2頂角部53側に位置するような姿勢で、分散テーブル21の下方空間Suにおいて、隣接する搬送手段90の間に配置されている(図3および図4参照)。そのため、本体部61の上面は、水平面に対して、分散テーブル21の回転軸C側が低くなるように傾斜している(図3参照)。なお、本体部61は、隣接する搬送手段90のトラフ32の縁部34より上方に配置されている(図3参照)。また、本体部61は、隣接する搬送手段90との間にスペースができるだけ生じないように、平面視において、本体部61の側面とトラフ32の縁部34とが、概ね重なるような形状に形成されている。そのため、本体部61の上方に落下した被計量物は、後述するようにして回転部材60が回転することで、隣接する搬送手段90のトラフ32内に落下する。
なお、本体部61には、シャフト63が挿入されるシャフト挿入穴61a(図5参照)が内部に形成されている。シャフト挿入穴61aは、円錐台形状の本体部61の中心を、円錐台の高さ方向に平行に(円錐台の底面に垂直に)延びる。シャフト挿入穴61aは、底面側に開口する。
プレート62は、円錐台形状の本体部61の底面に固定されている(図5参照)。プレート62は、本体部61のシャフト挿入穴61aが開口する側に、図示しない連結部材(ネジやリベット等)により取り付けられている。プレート62の中央には、シャフト63が本体部61のシャフト挿入穴61aに挿入される際に、シャフト63が挿通される中央穴62aが形成されている(図5参照)。中央穴62aは、貫通穴の一例である。中央穴62aは、非円形形状を有する。具体的には、中央穴62aは、正方形の一つの角の付近だけを、正方形の対角線に平行な線に沿って切り落とした形状に形成されている(図6参照)。
シャフト63は、ガイドブロック51の第2頂角部53に取り付けられ、ガイドブロック51により軸支されている。より具体的には、シャフト63の一端側(支持端64b側、図5参照)は、ガイドブロック51の第2頂角部53に設けられた図示しない穴に挿入され、ガイドブロック51内部で図示しない軸受により回転自在に軸支されている。シャフト63の他端側(挿入端64a側、図5参照)は、プレート62の中央穴62aに挿通され、更に本体部61内に形成されたシャフト挿入穴61a(図5参照)に挿入されることで、本体部61と連結される(図5参照)。
回転部材60には、回転部材60専用の駆動源が設けられていない。ガイドブロック51に回転自在に軸支されるシャフト63は、主に以下の力により回転する。
1)本体部61への被計量物の落下時に本体部61に作用する力。
2)本体部61上の被計量物の状態(質量バランス等)により本体部61に作用する力。
3)分散テーブル21が回転し、分散テーブル21の下方に設けられたフィン22が本体部61上の被計量物に接触した時に本体部61に作用する力。
1)本体部61への被計量物の落下時に本体部61に作用する力。
2)本体部61上の被計量物の状態(質量バランス等)により本体部61に作用する力。
3)分散テーブル21が回転し、分散テーブル21の下方に設けられたフィン22が本体部61上の被計量物に接触した時に本体部61に作用する力。
特に、3)のフィン22と被計量物とが接触する際に本体部61に作用する力が利用されることで、回転部材60は、回転部材60専用の駆動源を設けることなく、強制的に駆動される。
なお、シャフト63の回転方向は、シャフト63の延びる方向(回転部材60の回転軸O方向)から見て、時計回りにも反時計回りにも自在に回転可能(正逆回転可能)に構成されている。
そして、回転部材60が回転することで、本体部61上の被計量物は、隣接する搬送手段90のトラフ32のいずれかに供給される。なお、シャフト63は、ガイドブロック51の第2頂角部53から、分散テーブル21の回転軸Cに向かって水平に延びる。言い換えれば、回転部材60の回転軸Oは、分散テーブル21の中心に対して放射状に延びる。回転部材60の回転軸Oは、円錐台形状の本体部61の底面の中心を通過し、本体部61の(円錐台の)高さ方向に延びる。
なお、シャフト63の挿入端64a側は、断面が円形に形成されている。シャフト63の挿入端64a側の断面の円の直径は、シャフト挿入穴61a(拡大穴部61bは含まず)の直径と略同一(シャフト挿入穴61aに挿入可能なように、シャフト挿入穴61aよりも若干小さな直径)である。また、シャフト63は、支持端64b側に、本体部61内に挿入され、シャフト挿入穴61aの拡大穴部61bに配置される係合部63aを含む(図7参照)。係合部63aは、シャフト63が延びる方向(回転部材60の回転軸O方向)から見た時に、プレート62の中央穴62aと同一の形状(非円形形状)を有する。つまり、係合部63aの断面の形状は、中央穴62aと同一の形状を有する。なお、ここで、係合部63aの断面の形状と、中央穴62aの形状とが同一であるとは、略同一の場合を含む。ここでは、係合部63aは、中央穴62aを挿通することが可能なように、係合部63aより若干小さく形成されている。また、係合部63aは、回転部材60の回転軸O方向から見た時に、係合部63aの断面形状の内部に、シャフト63の挿入端64a側の円形断面が収まるような寸法に形成されている。
ここで、シャフト63への本体部61の取り付けおよび取り外しについて説明する。
まず、シャフト63への本体部61の取り付けについて説明する。本体部61をシャフト63に取り付ける際には、本体部61は、本体部61に固定されたプレート62の中央穴62aをシャフト63の係合部63aが通過するように向きが調整される。具体的には、シャフト63をシャフト挿入穴61aに挿入する際、プレート62の取り付けられた本体部61の、シャフト63に対する回転部材60の回転軸O周りの角度が、回転軸O方向から見て係合部63aの形状と中央穴62aの形状とが一致する第1角度に調整される。係合部63aは、本体部61のシャフト63に対する回転軸O周りの角度が第1角度である場合に、中央穴62aを通過可能である。この状態で、ガイドブロック51に取り付けられたシャフト63が、挿入端64a側からシャフト挿入穴61a内に挿入されるように、本体部61が第2頂角部53に向かって動かされる。
そして、シャフト63の係合部63aが中央穴62aを通過し終えた後、本体部61はシャフト63に対して若干角度回転される。これにより、係合部63aは、本体部61のシャフト挿入穴61aに設けられた拡大穴部61bにおいて、回転軸O周りを回転し、上記の第1角度からずれる。この状態では、回転部材60を回転軸Oの軸方向から見た時に、中央穴62aの形状と係合部63aの形状とが重ならなくなる。そして、本体部61のシャフト63に対する回転軸O周りの角度が第1角度と異なる場合には、プレート62の本体部61側の端面62bが係合部63aと接触し、係合部63aが中央穴62aを通過することが規制される。つまり、本体部61の、シャフト63に対する回転部材60の回転軸O周りの角度を上記の第1角度と異ならせることで、本体部61がシャフト63から外れなくなる。
このようにして、シャフト63に本体部61を容易に取り付け、シャフト63と本体部61とを連結することができる。
次に、シャフト63からの本体部61の取り外しについて説明する。本体部61をシャフト63から外す場合には、回転部材60を回転軸Oの軸方向から見た時に、中央穴62aの形状と係合部63aの形状とが重なるように本体部61の角度を調整することで、本体部61をシャフト63から容易に外すことが可能である。言い換えれば、本体部61の、シャフト63に対する回転部材60の回転軸O周りの角度を上記の第1角度に調整することで、本体部61をシャフト63から容易に外すことが可能である。
このように、本体部61をシャフト63に対して着脱容易な構成とすることで、本体部61の清掃等のメンテナンスすることが容易である。
なお、ここに示した本体部61とシャフト63との連結構造は一例であって、これに限定されるものではない。ただし、回転部材60の被計量物と接触する本体部61は、清掃等のため容易に取り外し可能な構造に形成されることが望ましい。
(2−6)ホッパ
組合せ計量装置1は、プールホッパ71、計量ホッパ72、およびブースタホッパ73を有する。
組合せ計量装置1は、プールホッパ71、計量ホッパ72、およびブースタホッパ73を有する。
プールホッパ71は、各トラフ32の外縁側下方に、それぞれ1つ設けられている。プールホッパ71は、トラフ32およびコイルユニット40から構成される搬送手段90により搬送されてきた被計量物を収容し、一時的に保持する。プールホッパ71は、一時的に保持した被計量物を、プールホッパ71の下部に設けられた図示しない開閉ゲートを開放することで、プールホッパ71の下方に設けられた計量ホッパ72に供給する。
計量ホッパ72は計量手段の一例である。計量ホッパ72は、分散テーブル21の周囲に配置されている。具体的には、計量ホッパ72は、各プールホッパ71の下方に、それぞれ1つ設けられる。言い換えれば、計量ホッパ72は、各搬送手段90のトラフ32の外縁側下方に、それぞれ1つ設けられる。計量ホッパ72は、プールホッパ71から供給された被計量物を収容し、一時的に保持する。また、計量ホッパ72は、一時的に保持した被計量物を、計量ホッパ72の下部に設けられた図示しない開閉ゲートを開放することで、計量ホッパ72の下方に設けられたブースタホッパ73に供給する。
なお、各計量ホッパ72は、その計量ホッパ72内の被計量物の重量を計測する計測機器(図示せず)を有する。計量機器は、例えばロードセルである。計量機器は、プールホッパ71から計量ホッパ72に供給された、計量ホッパ72に収容されている被計量物の重量を計量する。計量機器の計量結果は、組合せ計量装置1のコントローラ(図示せず)に送信される。
ブースタホッパ73は、各計量ホッパ72の下方に、それぞれ1つ設けられる。ブースタホッパ73は、計量ホッパ72から供給される被計量物を収容し、一時的に保持することが可能に構成されている。ブースタホッパ73は、一時的に保持した被計量物を、ブースタホッパ73の下部に設けられた図示しない開閉ゲートを開放することで、ブースタホッパ73の下方に設けられた集合排出シュート80へと供給する。なお、ブースタホッパ73が計量ホッパ72から被計量物の供給を受ける際に、ブースタホッパ73の下部に設けられた開閉ゲート(図示せず)を開放すれば、被計量物を、ブースタホッパ73に一旦保持すること無く、集合排出シュート80へと供給することが可能である。
組合せ計量装置1のコントローラ(図示せず)は、計量ホッパ72およびブースタホッパ73内の被計量物の重量に基づいて、許容される範囲の重量の組合せの中で、目標重量に最も近い(あるいは目標重量に一致する)ホッパの組合せを演算によって求める。コントローラが演算によって求めた組合せに含まれるホッパ内の被計量物は、集合排出シュート80に排出される。
(2−7)集合排出シュート
集合排出シュート80は、ブースタホッパ73、および/又は、計量ホッパ72から供給される被計量物を集合させて組合せ計量装置1外に排出する。排出された被計量物は、組合せ計量装置1の下流側の装置に供給される。例えば、排出された被計量物は、集合排出シュート80の下方に配置される図示しない包装機等に供給される。
集合排出シュート80は、ブースタホッパ73、および/又は、計量ホッパ72から供給される被計量物を集合させて組合せ計量装置1外に排出する。排出された被計量物は、組合せ計量装置1の下流側の装置に供給される。例えば、排出された被計量物は、集合排出シュート80の下方に配置される図示しない包装機等に供給される。
(3)特徴
(3−1)
本実施形態に係る組合せ計量装置1は、分散テーブル21と、複数の計量ホッパ72と、複数の搬送手段90と、回転部材60と、を備える。計量ホッパ72は、計量手段の一例である。分散テーブル21は、供給された被計量物を分散させる。計量ホッパ72は、分散テーブル21の周囲に配置される。トラフ32およびコイルユニット40から構成される搬送手段90は、分散テーブル21の下方空間Suから複数の計量ホッパ72に向かって放射状に延び、分散テーブル21が分散させた被計量物を計量ホッパ72に向かって搬送する。より具体的には、搬送手段90は、分散テーブル21が分散させた被計量物を、プールホッパ71を介して、計量ホッパ72に向かって搬送する。回転部材60は、分散テーブル21の下方空間Suにおいて、隣接する搬送手段90の間に配置され、回転軸O周りに回転する。
(3−1)
本実施形態に係る組合せ計量装置1は、分散テーブル21と、複数の計量ホッパ72と、複数の搬送手段90と、回転部材60と、を備える。計量ホッパ72は、計量手段の一例である。分散テーブル21は、供給された被計量物を分散させる。計量ホッパ72は、分散テーブル21の周囲に配置される。トラフ32およびコイルユニット40から構成される搬送手段90は、分散テーブル21の下方空間Suから複数の計量ホッパ72に向かって放射状に延び、分散テーブル21が分散させた被計量物を計量ホッパ72に向かって搬送する。より具体的には、搬送手段90は、分散テーブル21が分散させた被計量物を、プールホッパ71を介して、計量ホッパ72に向かって搬送する。回転部材60は、分散テーブル21の下方空間Suにおいて、隣接する搬送手段90の間に配置され、回転軸O周りに回転する。
ここでは、分散テーブル21の下方空間Suに回転部材60が配置されるため、分散テーブル21の下方空間Suに被計量物が落下することを防止できる。特に、ここでは、分散テーブル21の下方空間Suに、静止部材ではなく回転軸O周りに回転する回転部材60が配置されているため、搬送手段90間に被計量物が堆積することを抑制でき、更に回転部材60に落下した被計量物を隣接するいずれかの搬送手段90へと導くことができる。そのため、搬送手段90間に落下する被計量物を無駄なく利用できる。
また、ここでは、搬送手段間に被計量物が堆積することが無いため、被計量物が生肉などの食品等である場合に、衛生性を向上させることができる。
(3−2)
本実施形態に係る組合せ計量装置1では、回転部材60の回転軸Oは、分散テーブル21の中心に対して放射状に延びる。
本実施形態に係る組合せ計量装置1では、回転部材60の回転軸Oは、分散テーブル21の中心に対して放射状に延びる。
ここでは、回転部材60の回転軸Oが、搬送手段90と同様に、分散テーブル21に対して放射状に延びる。そのため、回転部材60が回転することで、回転部材60に落下した被計量物を、放射状に延びる搬送手段90へと容易に導くことができる。
(3−3)
本実施形態に係る組合せ計量装置1では、回転部材60は、円錐台形状に形成されている。
本実施形態に係る組合せ計量装置1では、回転部材60は、円錐台形状に形成されている。
ここでは、回転部材60が円錐台形状であるため、回転部材60上に落下した被計量物のバランスを、回転部材60の回転軸Oの周方向だけではなく、回転軸Oの軸方向にも崩すことができる。そのため、回転部材60に落下する被計量物を、回転部材60に隣接する搬送手段90へと導くことが容易である。
(3−4)
本実施形態に係る組合せ計量装置1では、回転部材60の上面は、水平面に対して傾斜している。
本実施形態に係る組合せ計量装置1では、回転部材60の上面は、水平面に対して傾斜している。
ここでは、回転部材60の上面が水平面に対して傾斜しているため、回転部材60に落下した被計量物を、回転部材60の回転軸Oの軸方向に移動させることが可能で、被計量物を回転部材60に隣接する搬送手段90へと導くことが容易である。
(3−5)
本実施形態に係る組合せ計量装置1では、分散テーブル21は、分散テーブル21の下部から下方に延びるフィン22を有する。分散テーブル21は、鉛直な回転軸C周りに回転駆動される。
本実施形態に係る組合せ計量装置1では、分散テーブル21は、分散テーブル21の下部から下方に延びるフィン22を有する。分散テーブル21は、鉛直な回転軸C周りに回転駆動される。
ここでは、分散テーブル21が回転駆動されることで、回転部材60に落下した被計量物にフィン22が接触して回転部材60が回転するため、回転部材60上に被計量物が堆積することを防止し、回転部材60に隣接する搬送手段90へと被計量物を導くことが容易である。
(3−6)
本実施形態に係る組合せ計量装置1では、各搬送手段90は、螺旋状部材の一例としてのコイル41を有し、コイル41が回転駆動されることで、被計量物を搬送する。
本実施形態に係る組合せ計量装置1では、各搬送手段90は、螺旋状部材の一例としてのコイル41を有し、コイル41が回転駆動されることで、被計量物を搬送する。
ここでは、コイル41を回転させることで、生肉等の粘着性のある被計量物も容易に搬送することが可能である。
(3−7)
本実施形態に係る組合せ計量装置1では、回転部材60は、本体部61と、シャフト63と、プレート62と、を有する。本体部61には、シャフト挿入穴61aが形成される。プレート62は、本体部61のシャフト挿入穴61aが開口する側に設けられ、非円形の貫通穴として中央穴62aが形成される。シャフト63は、中央穴62aに挿通され、シャフト挿入穴61aに挿入される。シャフト63は、一端側(挿入端64a側)の断面が円形であり、他端側(支持端64b側)の係合部63aの断面が前記貫通穴と略同一の形状である。
本実施形態に係る組合せ計量装置1では、回転部材60は、本体部61と、シャフト63と、プレート62と、を有する。本体部61には、シャフト挿入穴61aが形成される。プレート62は、本体部61のシャフト挿入穴61aが開口する側に設けられ、非円形の貫通穴として中央穴62aが形成される。シャフト63は、中央穴62aに挿通され、シャフト挿入穴61aに挿入される。シャフト63は、一端側(挿入端64a側)の断面が円形であり、他端側(支持端64b側)の係合部63aの断面が前記貫通穴と略同一の形状である。
ここでは、プレート62の中央穴62aに挿通されるシャフト63の形状の一部(具体的には係合部63aの形状)が、プレート62の中央穴62aと同一の形状に形成されているため、プレート62の設けられた本体部61の、シャフト63に対する角度を変更することで、シャフト63が中央穴62aを通過可能な状態と、中央穴62aを通過できない状態(本体部61とシャフト63とが連結される状態)とを容易に切り替えることができる。そのため、本体部61のシャフト63に対する着脱が容易で、本体部61の清掃等のメンテナンスを容易に行うことができる。
(4)変形例
以下に上記実施形態の変形例を示す。なお、互いに矛盾しない範囲で、複数の変形例を適宜組み合わせてもよい。
以下に上記実施形態の変形例を示す。なお、互いに矛盾しない範囲で、複数の変形例を適宜組み合わせてもよい。
(4−1)変形例A
上記実施形態に係る組合せ計量装置1では、分散テーブル21が回転駆動されることで、分散テーブル21上の被計量物が分散させられるが、これに限定されるものではない。例えば、分散テーブル21は、分散テーブル21を振動させることで、分散テーブル21上の被計量物を分散させ、搬送手段90へと搬送するものであってもよい。このような場合にも、回転部材60を設けることで、分散テーブル21とガイドブロック51との隙間Gから被計量物が落下する場合に、被計量物が搬送手段90の間に堆積することを防止できる。
上記実施形態に係る組合せ計量装置1では、分散テーブル21が回転駆動されることで、分散テーブル21上の被計量物が分散させられるが、これに限定されるものではない。例えば、分散テーブル21は、分散テーブル21を振動させることで、分散テーブル21上の被計量物を分散させ、搬送手段90へと搬送するものであってもよい。このような場合にも、回転部材60を設けることで、分散テーブル21とガイドブロック51との隙間Gから被計量物が落下する場合に、被計量物が搬送手段90の間に堆積することを防止できる。
(4−2)変形例B
上記実施形態に係る組合せ計量装置1では、搬送手段90は、トラフ32とコイルユニット40とを有し、コイル41を回転駆動することで被計量物を搬送するが、これに限定されるものではない。例えば、搬送手段90は、分散テーブル21の下方空間Suから計量ホッパ72に向かって放射状に延びるトラフを振動させることで、被計量物を計量ホッパ72へと搬送するよう構成されてもよい。
上記実施形態に係る組合せ計量装置1では、搬送手段90は、トラフ32とコイルユニット40とを有し、コイル41を回転駆動することで被計量物を搬送するが、これに限定されるものではない。例えば、搬送手段90は、分散テーブル21の下方空間Suから計量ホッパ72に向かって放射状に延びるトラフを振動させることで、被計量物を計量ホッパ72へと搬送するよう構成されてもよい。
(4−3)変形例C
上記実施形態に係る組合せ計量装置1では、回転部材60のシャフト63は、ガイドブロック51の第2頂角部53から、分散テーブル21の回転軸Cに向かって水平に延びる。また、本体部61の上面は、分散テーブル21の回転軸C側が低くなるように水平面に対して傾斜している。ただし、これに限定されるものではなく、以下のように構成された回転部材160が用いられてもよい。
上記実施形態に係る組合せ計量装置1では、回転部材60のシャフト63は、ガイドブロック51の第2頂角部53から、分散テーブル21の回転軸Cに向かって水平に延びる。また、本体部61の上面は、分散テーブル21の回転軸C側が低くなるように水平面に対して傾斜している。ただし、これに限定されるものではなく、以下のように構成された回転部材160が用いられてもよい。
ここでは、ガイドブロック151の第2頂角部153は、鉛直な方向に延びる平面ではなく、第2頂角部153の上側が第2頂角部153の下側に比べて径方向外側に配置される、傾いた平面である(図8参照)。そして、回転部材160は、ガイドブロック151の第2頂角部153から、分散テーブル21の回転軸Cに向かって、斜め上方に延びる(図8参照)。この場合には、回転部材160の回転軸O'は、径方向内側(分散テーブル21の回転軸C側)が高くなるように延びる。なお、平面視においては、回転軸O'は、分散テーブル21の中心(回転軸C)に対して放射状に延びる。
また、ここでは、回転部材160の本体部161の上面は、水平面である。
なお、この場合には、回転部材160と環状搬送部30の連結部33との隙間が比較的大きくなりやすいため、隙間が広くなることを抑制する隙間抑制部材164が、回転部材160の下方に配置されることが好ましい。なお、隙間抑制部材は、上記実施形態の回転部材60が用いられる場合に用いられてもよい。
(4−4)変形例D
上記実施形態に係る組合せ計量装置1では、回転部材60は、ガイドブロック51により回転自在に支持されるが、これに限定されるものではない。例えば、回転部材60は、コイルユニット40と同様に、分散テーブルの下方に配置される構造により支持されてもよい。つまり、上記実施形態に係る組合せ計量装置1では、回転部材60は、分散テーブル21の回転軸Cに対し、径方向外側から径方向内側に向かって延びるようにガイドブロック51に取り付けられるが、回転部材は、分散テーブル21の回転軸Cに対し、径方向内側から径方向外側に向かって延びるように、分散テーブル21の下方の構造に取り付けられてもよい。この場合には、回転部材のシャフトは、回転部材の本体部の頂点側(狭い平面側)から挿入されるように構成されればよい。
上記実施形態に係る組合せ計量装置1では、回転部材60は、ガイドブロック51により回転自在に支持されるが、これに限定されるものではない。例えば、回転部材60は、コイルユニット40と同様に、分散テーブルの下方に配置される構造により支持されてもよい。つまり、上記実施形態に係る組合せ計量装置1では、回転部材60は、分散テーブル21の回転軸Cに対し、径方向外側から径方向内側に向かって延びるようにガイドブロック51に取り付けられるが、回転部材は、分散テーブル21の回転軸Cに対し、径方向内側から径方向外側に向かって延びるように、分散テーブル21の下方の構造に取り付けられてもよい。この場合には、回転部材のシャフトは、回転部材の本体部の頂点側(狭い平面側)から挿入されるように構成されればよい。
なお、この場合には、組合せ計量装置1は、ガイド50を備えていなくてもよい。例えば、ガイド50を設ける代わりに、回転部材60を十分に長く(例えば、隣接する搬送手段90の中心位置付近まで)延ばし、搬送手段90に直接供給されずに回転部材60に落下した被計量物を、隣接する搬送手段90に振り分けられるように構成されてもよい。
(4−5)変形例E
上記実施形態に係る組合せ計量装置1では、回転部材60の円錐台形状の本体部61は、その回転部材60が取り付けられるガイドブロック51側に、底面側が配置されるが、これに限定されるものではない。
上記実施形態に係る組合せ計量装置1では、回転部材60の円錐台形状の本体部61は、その回転部材60が取り付けられるガイドブロック51側に、底面側が配置されるが、これに限定されるものではない。
例えば、回転部材60の円錐台形状の本体部61は、分散テーブル21の回転軸C側に底面側が配置されるように構成されてもよい。この場合には、本体部61の上面は、水平面に対して、ガイドブロック51側が低くなるように傾斜する。この場合には、回転部材60のシャフト63は、本体部61の頂点側(狭い平面側)から挿入されるように構成されればよい。
ただし、被計量物を各搬送手段90の上流側に戻すためには、本体部61の上面は、水平面に対して、分散テーブル21の回転軸C側が低くなるように傾斜することが望ましい。
(4−6)変形例F
上記実施形態に係る組合せ計量装置1の、回転部材60の本体部61の形状は例示であってこれに限定されるものではない。
上記実施形態に係る組合せ計量装置1の、回転部材60の本体部61の形状は例示であってこれに限定されるものではない。
例えば、回転部材260は、図9のように、円錐形状の本体部261を有してもよい。
また、回転部材は、図10のように、円錐台形状の側面に複数の凹部361aが形成された本体部361を有してもよい。このように本体部361の側面に凹部361aを複数設けることで、本体部361と被計量物との接触面積が大きくなり、本体部361上の被計量物のバランスが崩れやすくなる。その結果、本体部361から、隣接する搬送手段90に被計量物が振り分けられやすい。
また、回転部材は、例えば、円筒形状であってもよい。ただし、回転部材が円錐台形状や円錐形状のような、軸方向に沿って太さが異なる形状の本体部を有することで、本体部に落下した方向が周方向(回転方向)だけではなく、回転軸方向にも動かされやすい。そのため、回転部材は、円筒形状よりも、円錐台形状や円錐形状に形成されることが、より望ましい。
(4−7)変形例G
上記実施形態に係る組合せ計量装置1の分散テーブル21の下方には、フィン22が取り付けられているが、これに限定されるものではなく、フィン22は設けられていなくてもよい。
上記実施形態に係る組合せ計量装置1の分散テーブル21の下方には、フィン22が取り付けられているが、これに限定されるものではなく、フィン22は設けられていなくてもよい。
ただし、フィン22を設けることで、回転部材60がより回転させられやすくなり、回転部材60上に落下した被計量物が、その回転部材60に隣接する搬送手段90に振り分けられやすくなるため、分散テーブル21の下方には、フィン22が取り付けられることが望ましい。
(4−8)変形例H
上記実施形態に係る組合せ計量装置1では、コイルユニット40の回転軸は水平方向に延びるが、これに限定されるものではない。例えば、コイルユニット40の回転軸は、外縁側(計量ホッパ72側)が低くなるように、水平方向に対し傾斜していてもよい。
上記実施形態に係る組合せ計量装置1では、コイルユニット40の回転軸は水平方向に延びるが、これに限定されるものではない。例えば、コイルユニット40の回転軸は、外縁側(計量ホッパ72側)が低くなるように、水平方向に対し傾斜していてもよい。
(4−9)変形例I
上記実施形態に係る組合せ計量装置1では、回転部材60の被計量物に分散テーブル21の下部に設けられたフィン22が接触することで回転部材60が駆動されるが、これに限定されるものではない。例えば、組合せ計量装置1は、フィン22が回転部材60の本体部61に直接接触することで、回転部材60が常に(被計量物とフィン22との接触の有無に関わらず)駆動されるよう構成されてもよい。これにより、回転部材60専用の駆動源を設けること無く、回転部材60を強制的に回転させ、回転部材60の隣接する搬送手段90へと供給することが更に容易である。
上記実施形態に係る組合せ計量装置1では、回転部材60の被計量物に分散テーブル21の下部に設けられたフィン22が接触することで回転部材60が駆動されるが、これに限定されるものではない。例えば、組合せ計量装置1は、フィン22が回転部材60の本体部61に直接接触することで、回転部材60が常に(被計量物とフィン22との接触の有無に関わらず)駆動されるよう構成されてもよい。これにより、回転部材60専用の駆動源を設けること無く、回転部材60を強制的に回転させ、回転部材60の隣接する搬送手段90へと供給することが更に容易である。
ただし、異物混入防止の観点からは、フィン22と回転部材60とは直接接触しないことが好ましい。
(4−10)変形例J
上記実施形態に係る組合せ計量装置1では、シャフト63の係合部63aは、シャフト63を回転部材60の回転軸O方向から見た時に、正方形の一つの角の付近だけを正方形の対角線に平行な線に沿って切り落とした形状を有するが、これに限定されるものではない。係合部63aは、シャフト63を回転部材60の回転軸O方向から見た時に、非円形の形状に形成されていればよい。なお、非円形の形状には、楕円形も含む。中央穴62aの形状は、係合部63aの形状に合わせて形成されればよい。
上記実施形態に係る組合せ計量装置1では、シャフト63の係合部63aは、シャフト63を回転部材60の回転軸O方向から見た時に、正方形の一つの角の付近だけを正方形の対角線に平行な線に沿って切り落とした形状を有するが、これに限定されるものではない。係合部63aは、シャフト63を回転部材60の回転軸O方向から見た時に、非円形の形状に形成されていればよい。なお、非円形の形状には、楕円形も含む。中央穴62aの形状は、係合部63aの形状に合わせて形成されればよい。
例えば、係合部63aを回転部材60の回転軸O方向から見た時の形状(第1形状と呼ぶ)は、三角形形状や四角形形状であってもよい。ただし、回転軸O方向から見て係合部63aの形状と中央穴62aの形状とが一致する第1角度ができるだけ少ない(好ましくは1つ)形状が、第1形状として選択されることが望ましい。また、第1形状は、本体部61のシャフト63に対する回転軸O周りの角度が、上記の第1角度と異なる場合に、係合部63aとプレート62の端面62bとの接触面積ができるだけ大きくなるような形状が選択されることが好ましい。
(4−11)変形例K
上記実施形態では、回転部材60のプレート62は、本体部61に連結部材により取り付けられているが、これに限定されるものではない。例えば、プレート62と本体部61とは一体に形成されるものであってもよい。
上記実施形態では、回転部材60のプレート62は、本体部61に連結部材により取り付けられているが、これに限定されるものではない。例えば、プレート62と本体部61とは一体に形成されるものであってもよい。
本発明に係る計量装置は、分散テーブルの下方の空間から計量部に向かって放射状に延びる複数の搬送部を備えた計量装置において、搬送部間のスペースに被計量物が堆積することを防止し、清掃頻度を抑制することが可能な計量装置として有用である。
1 組合せ計量装置(計量装置)
21 分散テーブル
22 フィン
41 コイル(螺旋状部材)
60 回転部材
61 本体部
61a シャフト挿入穴
62 プレート
62a 中央穴(貫通穴)
63 シャフト
64a 挿入端(一端側)
64b 支持端(他端側)
72 計量ホッパ(計量手段)
90 搬送手段
C 回転軸(分散テーブルの鉛直軸)
O 回転軸(回転部材の回転軸)
Su 分散テーブルの下方空間
21 分散テーブル
22 フィン
41 コイル(螺旋状部材)
60 回転部材
61 本体部
61a シャフト挿入穴
62 プレート
62a 中央穴(貫通穴)
63 シャフト
64a 挿入端(一端側)
64b 支持端(他端側)
72 計量ホッパ(計量手段)
90 搬送手段
C 回転軸(分散テーブルの鉛直軸)
O 回転軸(回転部材の回転軸)
Su 分散テーブルの下方空間
Claims (7)
- 供給された被計量物を分散させる分散テーブルと、
前記分散テーブルの周囲に配置された、複数の計量手段と、
前記分散テーブルの下方空間から複数の前記計量手段に向かって放射状に延び、前記分散テーブルが分散させた前記被計量物を前記計量手段に向かって搬送する、複数の搬送手段と、
前記分散テーブルの前記下方空間において、隣接する前記搬送手段の間に配置され、回転軸周りに回転する回転部材と、
を備えた計量装置。 - 前記回転部材の回転軸は、前記分散テーブルの中心に対し放射状に延びる、
請求項1に記載の計量装置。 - 前記回転部材は、円錐形状又は円錐台形状に形成されている、
請求項1又は2に記載の計量装置。 - 前記回転部材の上面は、水平面に対して傾斜している、
請求項1から3のいずれか1項に記載の計量装置。 - 前記分散テーブルは、前記分散テーブルの下部から下方に延びるフィンを有し、鉛直軸周りに回転駆動される、
請求項1から4のいずれか1項に記載の計量装置。 - 各前記搬送手段は、螺旋状部材を有し、前記螺旋状部材が回転駆動されることで前記被計量物を搬送する、
請求項1から5のいずれか1項に記載の計量装置。 - 前記回転部材は、
シャフト挿入穴が形成された本体部と、
前記本体部の前記シャフト挿入穴の開口する側に設けられ、非円形の貫通穴が形成されたプレートと、
前記貫通穴に挿通され、前記シャフト挿入穴に挿入される、一端側の断面が円形であり、他端側の断面が前記貫通穴と略同一の形状であるシャフトと、
を有する、
請求項1に記載の計量装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014099082A JP2015215271A (ja) | 2014-05-12 | 2014-05-12 | 計量装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014099082A JP2015215271A (ja) | 2014-05-12 | 2014-05-12 | 計量装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015215271A true JP2015215271A (ja) | 2015-12-03 |
Family
ID=54752282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014099082A Pending JP2015215271A (ja) | 2014-05-12 | 2014-05-12 | 計量装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015215271A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018124260A (ja) * | 2017-01-27 | 2018-08-09 | 大和製衡株式会社 | 物品案内装置及び物品供給装置 |
JP2020148668A (ja) * | 2019-03-14 | 2020-09-17 | 大和製衡株式会社 | 組合せ秤 |
-
2014
- 2014-05-12 JP JP2014099082A patent/JP2015215271A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018124260A (ja) * | 2017-01-27 | 2018-08-09 | 大和製衡株式会社 | 物品案内装置及び物品供給装置 |
JP2020148668A (ja) * | 2019-03-14 | 2020-09-17 | 大和製衡株式会社 | 組合せ秤 |
JP7212987B2 (ja) | 2019-03-14 | 2023-01-26 | 大和製衡株式会社 | 組合せ秤 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5102100B2 (ja) | 組合せ計量装置 | |
JP3195388U (ja) | 組合せ計量装置 | |
WO2009128379A1 (ja) | 組合せ計量装置 | |
JP6389903B2 (ja) | 組合せ計量装置 | |
JP2002296098A (ja) | 組合せ計量装置 | |
JP2016035472A (ja) | 重量計測機 | |
JP2015215271A (ja) | 計量装置 | |
JP5124348B2 (ja) | 組合せ計量装置 | |
JP4651130B2 (ja) | 組合せ計量装置 | |
JP5230365B2 (ja) | 組合せ計量装置 | |
WO2016117356A1 (ja) | 組合せ計量装置 | |
US10472181B1 (en) | Dispersive supply device and combination weighing device | |
JP6389387B2 (ja) | 組合せ計量装置 | |
JP5468417B2 (ja) | 組合せ計量装置 | |
JP7173493B2 (ja) | 粉粒体定量供給装置 | |
JP2016061690A (ja) | 組合せ計量装置 | |
JP2017053747A (ja) | 組合せ秤における搬送幅規制装置 | |
JP5855308B1 (ja) | 組合せ計量装置 | |
JP5345022B2 (ja) | 組合せ計量装置 | |
JP6007117B2 (ja) | 組合せ計量装置及びその使用方法 | |
JP3201139U (ja) | 食品搬送装置 | |
JP7266950B2 (ja) | 組合せ秤 | |
JP2016102798A (ja) | 組合せ計量装置 | |
JP2014145741A (ja) | 組合せ計量装置 | |
JP2020148668A (ja) | 組合せ秤 |