JP2016061690A - 組合せ計量装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】スクリュー部材を回転させて計量手段まで被計量物を搬送する搬送手段を備えた組合せ計量装置であって、被計量物を滞留させることなく計量手段まで搬送することが可能な組合せ計量装置を提供する。【解決手段】組合せ計量装置は、分散テーブルと、複数の計量ホッパと、複数の搬送部と、を備える。分散テーブルは、供給された被計量物を分散させる。計量ホッパは、分散テーブルの周囲に配置される。複数の搬送部は、平面視において分散テーブルの周囲から複数の計量ホッパに向かって放射状に延び、分散テーブルが分散させた被計量物を計量ホッパに向かって搬送する。搬送部は、トラフと、スクリュー部材31と、を有する。スクリュー部材は、トラフ内に配置され、回転することによって被計量物を搬送する。スクリュー部材の断面は凸部31baを含む。【選択図】図8
Description
本発明は、組合せ計量装置に関する。特に、本発明は、トラフ内に配置されたスクリュー部材を回転させることで、トラフに供給された被計量物を搬送する搬送手段を備えた組合せ計量装置に関する。
分散テーブルが分散させた被計量物の供給をトラフで受け、トラフ内に配置されたスクリュー部材を回転させることで、分散テーブルの周囲に配置された計量手段まで被計量物を搬送する搬送手段を備えた組合せ計量装置が知られている。
例えば、特許文献1(特開2010−185865号公報)には、円形断面の線材を螺旋状に巻いたスクリュー部材を回転させて被計量物を搬送する搬送手段を備えた組合せ計量装置が開示されている。
しかし、特許文献1(特開2010−185865号公報)のような構成では、例えば厚みの薄い被計量物、柔らかい被計量物、表面が滑りやすい被計量物等が供給された時に、スクリュー部材が回転しても、スクリュー部材は被計量物の表面を滑って移動するだけで、被計量物に搬送力が伝わらず、搬送手段に被計量物が滞留してしまう場合がある。このような場合には、計量手段に適切に被計量物が供給されず、組合せ計量ができなくなる可能性がある。
本発明の目的は、スクリュー部材を回転させて計量手段まで被計量物を搬送する搬送手段を備えた組合せ計量装置であって、被計量物を滞留させることなく計量手段まで搬送することが可能な組合せ計量装置を提供することにある。
本発明の第1観点に係る組合せ計量装置は、分散テーブルと、複数の計量手段と、複数の搬送手段と、を備える。分散テーブルは、供給された被計量物を分散させる。計量手段は、分散テーブルの周囲に配置される。複数の搬送手段は、平面視において分散テーブルの周囲から複数の計量手段に向かって放射状に延び、分散テーブルが分散させた被計量物を計量手段に向かって搬送する。搬送手段は、トラフと、トラフ内に配置されたスクリュー部材とを有する。スクリュー部材は、回転することによって被計量物を搬送する。スクリュー部材の断面は凸部を含む。
本発明の第1観点に係る組合せ計量装置では、スクリュー部材の断面が凸部を含んでいるため、被計量物の大きさや特性によらず、被計量物にスクリュー部材の搬送力を伝えることが容易である。そのため、被計量物をトラフに滞留させることなく計量手段まで搬送できる。
本発明の第2観点に係る組合せ計量装置は、本発明の第1観点に係る計量装置において、凸部は、スクリュー部材の断面に内接する仮想真円に対する凸状部分である。
本発明の第2観点に係る組合せ計量装置では、スクリュー部材の断面が、仮想真円に対する凸状部分を凸部として含むため、被計量物の大きさや特性によらず、被計量物にスクリュー部材の搬送力を伝えることが容易で、被計量物を計量手段まで滞留させることなく搬送できる。
本発明の第3観点に係る組合せ計量装置は、本発明の第1観点又は第2観点に係る計量装置において、凸部を含むスクリュー部材の断面の形状は、多角形形状、歯車形状、あるいは楕円形状である。
本発明の第3観点に係る組合せ計量装置では、多角形形状、歯車形状、および楕円形状のように、凸部を含む非円形な断面形状のスクリュー部材が用いられるため、被計量物の大きさや特性によらず、被計量物にスクリュー部材の搬送力を伝えることができる。また、ここでは、上記のような断面形状を有する線材を成形してスクリュー部材を製造できるため、非円形な断面形状のスクリュー部材の製造コストを抑制できる。
本発明の第4観点に係る組合せ計量装置は、本発明の第1観点又は第2観点に係る計量装置において、スクリュー部材は、螺旋状に成形された線状部材と、凸部形成部とを含む。凸部形成部は、線状部材に固定され、スクリュー部材の断面において凸部を形成する。
本発明の第4観点に係る組合せ計量装置では、線状部材に凸部形成部が固定されることで、凸部を含むスクリュー部材の断面形状が形成されるため、所望の位置に所望の形状の凸部を含むスクリュー部材の断面を形成することが容易である。
本発明の第5観点に係る組合せ計量装置は、本発明の第1観点から第4観点のいずれかに係る計量装置において、トラフのスクリュー部材に対向する面と、スクリュー部材との間に隙間が形成されている。
本発明の第5観点に係る組合せ計量装置では、トラフのスクリュー部材に対向する面と、スクリュー部材と、の間に隙間が形成されているため、トラフとスクリュー部材との接触によるトラフおよびスクリュー部材の摩耗を防止できる。
一方で、トラフとスクリュー部材との間に隙間が形成されることで、その隙間に分散テーブルから供給される被計量物が入り込む場合がある。このような場合にも、スクリュー部材の断面が凸部を含んでいるため、被計量物にスクリュー部材の搬送力を伝えることが容易で、トラフに被計量物を滞留させることなく、計量手段まで被計量物を搬送できる。
本発明の第6観点に係る組合せ計量装置では、本発明の第1観点から第5観点のいずれかに係る計量装置において、凸部は、スクリュー部材の断面の、トラフのスクリュー部材と対向する面側に位置する。
本発明の第6観点に係る組合せ計量装置では、トラフのスクリュー部材と対向する面側に、スクリュー部材の断面の凸部が位置しているため、被計量物に凸部を接触させてすくい上げ、スクリュー部材の搬送力を伝えることが容易で、被計量物をトラフに滞留させることなく計量手段まで搬送できる。
本発明の第7観点に係る組合せ計量装置では、本発明の第1観点から第6観点のいずれかに係る計量装置において、スクリュー部材の、搬送手段の搬送方向上流側の部分の断面が、凸部を含んでいる。
本発明の第7観点に係る組合せ計量装置では、スクリュー部材の、特に被計量物が滞留する可能性の高い搬送方向上流側の断面に凸部を設けることで、被計量物をトラフに滞留させることなく計量手段まで搬送することが容易である。被計量物が一旦搬送され始めると、被計量物は慣性により滞留しにくくなるため、スクリュー部材の搬送方向上流側の断面に凸部を設けることが特に有用である。
本発明に係る組合せ計量装置では、被計量物を搬送する搬送手段のスクリュー部材の断面が凸部を含んでいるため、被計量物の大きさや特性によらず、被計量物にスクリュー部材の搬送力を伝えることが容易である。そのため、被計量物をトラフに滞留させることなく計量手段まで搬送できる。
以下に図面について簡単に説明する。なお、図面では、同じ構成を表す符号の一部を省略している場合がある。
本発明の一実施形態に係る組合せ計量装置の概略斜視図である。
図1に係る組合せ計量装置の分散テーブルおよび搬送部の概略斜視図である。ガイドブロックが取り外された状態を描画している。
図1に係る組合せ計量装置の分散テーブルおよび1の搬送部を描画した側面図である。搬送部のトラフの凹状溝部の図面手前側は、省略して描画している。搬送部のスクリューユニットのホルダについては、断面図を描画している。
図1に係る組合せ計量装置を上方から見た概略平面図である。図4では、分散テーブルが取り外された状態を描画している。分散テーブルの外縁の位置だけを二点鎖線で描画している。
図1に係る組合せ計量装置の搬送部のスクリューユニットの斜視図である。
図5に係るスクリューユニットの側面図である。凸部形成部の、線状部材の陰となり見えない部分については、点線で描画している。
図6に係るスクリューユニットが有するスクリュー部材の断面図である。図6におけるVII-VII矢視の、スクリュー部材の断面図である。
図6に係るスクリューユニットが有するスクリュー部材の断面図である。図6におけるVIII-VIII矢視の、スクリュー部材の断面図である。
変形例Aに係るスクリュー部材の断面図の一例である。スクリュー部材の断面は正方形形状である。
変形例Aに係るスクリュー部材の断面図の一例である。スクリュー部材の断面は長方形形状である。
変形例Aに係るスクリュー部材の断面図の一例である。スクリュー部材の断面は楕円形状である。
変形例Aに係るスクリュー部材の断面図の一例である。スクリュー部材の断面は歯車形状である。
変形例Dに係るスクリューユニットの側面図である。
変形例Iに係るスクリュー部材の断面図の一例である。円形断面の線状部材に、断面が三角形形状の溝が複数形成されている。
変形例Iに係るスクリュー部材の断面図の一例である。円形断面の線状部材に、断面が半円形状の溝が複数形成されている。
変形例Iに係るスクリュー部材の断面図の一例である。円形断面の線状部材に、断面が四角形形状の溝が複数形成されている。
変形例Iに係るスクリュー部材の断面図の一例である。円形断面の線状部材に、断面が四角形形状の溝が1本形成されている。
変形例Jに係るスクリュー部材の線状部材に形成される溝の一例を、線状部材の側面側から見た図である。ここでは、螺旋状に巻いていない状態の線状部材を描画している。溝は、線状部材に沿って連続的に延びる。
変形例Jに係るスクリュー部材の線状部材に形成される溝の一例を、線状部材の側面側から見た図である。ここでは、螺旋状に巻いていない状態の線状部材を描画している。溝は、線状部材に沿って不連続に延びる。
変形例Jに係るスクリュー部材の線状部材に形成される溝の一例を、線状部材の側面側から見た図である。ここでは、螺旋状に巻いていない状態の線状部材を描画している。溝は、その幅を変化させながら、線状部材に沿って延びる。
変形例Jに係るスクリュー部材の線状部材に形成される溝を、線状部材の側面側から見た図である。なお、ここでは、螺旋状に巻いていない状態の線状部材を描画している。溝は、線状部材に沿って螺旋状に延びる。
本発明の計量装置の一実施形態に係る組合せ計量装置1について、図面を参照して説明する。なお、下記の実施形態は例示であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
(1)全体構成
図1に本発明の一実施形態に係る組合せ計量装置1の斜視図を示す。組合せ計量装置1は、分散テーブル10と、複数の搬送部20と、複数のプールホッパ40と、複数の計量ホッパ50と、複数のブースタホッパ60と、集合排出シュート70と、を主に備える(図1参照)。各搬送部20は、主にトラフ21と、トラフ21内に配置されるスクリューユニット30と、を有する。
図1に本発明の一実施形態に係る組合せ計量装置1の斜視図を示す。組合せ計量装置1は、分散テーブル10と、複数の搬送部20と、複数のプールホッパ40と、複数の計量ホッパ50と、複数のブースタホッパ60と、集合排出シュート70と、を主に備える(図1参照)。各搬送部20は、主にトラフ21と、トラフ21内に配置されるスクリューユニット30と、を有する。
組合せ計量装置1は概ね以下のように機能する。
まず、組合せ計量装置1まで、組合せ計量装置1の上方に配置されたクロスフィーダ(図示せず)により被計量物が搬送される。ここでは、被計量物は、生の鶏肉等、柔らかく粘着性のある食品であるが、被計量物はこれに限定されるものではない。
クロスフィーダにより搬送されてきた被計量物は、分散テーブル10の中央部に供給される。分散テーブル10は、上下方向に延びる回転軸C(図1参照)周りを回転駆動され、上方から供給された被計量物を、周方向に分散させながら、径方向外側に向けて搬送する。分散テーブル10により分散搬送された被計量物は、分散テーブル10の外周縁から放出される。
分散テーブル10から放出された被計量物は、分散テーブル10の下方に環状に配置された複数の搬送部20に供給される。複数の搬送部20は、分散テーブル10から放射状に延びる。なお、隣り合う搬送部20の間には、ガイドブロック80が配置され、被計量物が搬送部20の間に落下することを防止している。各搬送部20は、分散テーブル10の周囲に、各搬送部20に対応してそれぞれ1つ配置されるプールホッパ40に向かって、分散テーブル10から供給された被計量物を搬送する。具体的には、各搬送部20において、トラフ21内に配置されるスクリューユニット30が回転駆動されることで、トラフ21内を被計量物が搬送される。各搬送部20は、搬送した被計量物を、搬送部20の外端部の下方(トラフ21の外端部の下方)に配置されるプールホッパ40に落下させることで、プールホッパ40に被計量物を供給する。
プールホッパ40は、搬送部20から供給された被計量物を一時的に保持する。その後、保持した被計量物を、各プールホッパ40の下方にそれぞれ1つ配置される、対応する計量ホッパ50に供給する。各計量ホッパ50では、図示しない計量機構により、被計量物の重量が計測される。計量ホッパ50から排出された被計量物は、各計量ホッパ50の下方にそれぞれ1つ配置される、対応するブースタホッパ60に収容され、一時的に保持される。
組合せ計量装置1のコントローラ(図示せず)は、計量ホッパ50およびブースタホッパ60内の被計量物の重量に基づいて、許容される範囲の重量の組合せの中で、目標重量に最も近い(あるいは目標重量に一致する)ホッパの組合せを演算によって求める。コントローラが演算によって求めた組合せに含まれるホッパ内の被計量物は、集合排出シュート70に排出される。集合排出シュート70に排出された被計量物は、図示しない下流側の工程に供給される。
(2)詳細構成
組合せ計量装置1の、分散テーブル10、搬送部20、ホッパ(プールホッパ40、計量ホッパ50、およびブースタホッパ60)について詳細を説明する。
組合せ計量装置1の、分散テーブル10、搬送部20、ホッパ(プールホッパ40、計量ホッパ50、およびブースタホッパ60)について詳細を説明する。
(2−1)分散テーブル
分散テーブル10は、組合せ計量装置1の上方に配置されたクロスフィーダ(図示せず)から供給された被計量物を分散させ、搬送部20に供給する。
分散テーブル10は、組合せ計量装置1の上方に配置されたクロスフィーダ(図示せず)から供給された被計量物を分散させ、搬送部20に供給する。
分散テーブル10は、平面視において円形状に形成されている。分散テーブル10は、中央部に配置される円錐部11と、円錐部11の周縁に配置される周縁部12とを有する(図2参照)。円錐部11および周縁部12は、いずれも分散テーブル10の周縁側が低くなるように傾斜している(図3参照)。円錐部11の傾斜は、周縁部12の傾斜よりも傾きが急に形成されている(図3参照)。
分散テーブル10は、分散テーブル10の下方に配置された駆動軸(図示せず)により支持されている。分散テーブル10を支持する駆動軸は、分散テーブル用モータ(図示せず)と連結されている。分散テーブル用モータが駆動されることで、分散テーブル10は、鉛直方向に延びる回転軸C周りに回転駆動される。
組合せ計量装置1の上方に配置されたクロスフィーダ(図示せず)から、分散テーブル用モータによって回転駆動される分散テーブル10の中央部に被計量物が供給されると、分散テーブル10は、供給された被計量物を遠心力により周方向に分散させながら、径方向外側に向けて搬送する。分散テーブル10により分散搬送された被計量物は、分散テーブル10の外周縁から放出され、いずれかの搬送部20のトラフ21内(図2参照)に落下する。
(2−2)搬送部
搬送部20は、搬送手段の一例である。本実施形態では、組合せ計量装置1は14個の搬送部20を有するが、搬送部20の数量は例示であって、これに限定されるものではない。
搬送部20は、搬送手段の一例である。本実施形態では、組合せ計量装置1は14個の搬送部20を有するが、搬送部20の数量は例示であって、これに限定されるものではない。
複数の搬送部20は、分散テーブル10より下方に、分散テーブル10を取り囲むように配置されている(図2参照)。複数の搬送部20は、平面視において分散テーブル10の周囲から、分散テーブル10の周囲に配置されたプールホッパ40に向かって放射状に延びる(図4参照)。より具体的には、複数の搬送部20は、分散テーブル10の下方の空間S1(図3参照)から、分散テーブル10の周囲に配置されたプールホッパ40に向かって放射状に延びる。各プールホッパ40の下方には、そのプールホッパ40に対応する計量ホッパ50が1つ設けられている(図1参照)。つまり、搬送部20は、分散テーブル10の周囲から、分散テーブル10の周囲に配置された計量ホッパ50に向かって放射状に延びる。搬送部20は、分散テーブル10が分散させた被計量物を、計量ホッパ50に向かって(図3に示した搬送方向Dに)搬送する。
各搬送部20は、トラフ21と、スクリューユニット30とを主に有する(図2参照)。スクリューユニット30は、トラフ21内に配置される。
(2−2−1)トラフ
各トラフ21は、分散テーブル10の下方の空間S1から、そのトラフ21に対応するプールホッパ40に向かって延びる(図3および図4参照)。各トラフ21は、平面視において、分散テーブル10の中心に対し径方向に延びる(図4参照)。複数の搬送部20がそれぞれ有するトラフ21は、全体として、分散テーブル10から放射状に延びる(図4参照)。
各トラフ21は、分散テーブル10の下方の空間S1から、そのトラフ21に対応するプールホッパ40に向かって延びる(図3および図4参照)。各トラフ21は、平面視において、分散テーブル10の中心に対し径方向に延びる(図4参照)。複数の搬送部20がそれぞれ有するトラフ21は、全体として、分散テーブル10から放射状に延びる(図4参照)。
各トラフ21は、フレーム90の内部空間S2と、上流側壁部91により隔てられる(図3参照)。なお、フレーム90は、分散テーブル10の下方に配置され、分散テーブル10を支持するとともに、その内部空間S2に、スクリューユニット30に駆動力を伝える後述する駆動軸35等を収容する(図3参照)。各トラフ21は、上流側壁部91から延び、半円状に湾曲した内面22aを有する、凹状溝部22を含む(図2参照)。凹状溝部22は、半円状に湾曲した内面22aにより、下方に凹む溝状に形成されている。平面視において、各トラフ21の凹状溝部22は、上流側壁部91から、分散テーブル10の中心に対し径方向外向きに、プールホッパ40まで延びる。凹状溝部22は、その外縁側が低くなるように、言い換えれば分散テーブル10側よりもプールホッパ40側が低くなるように傾斜している(図3参照)。
トラフ21には、分散テーブル10の外周縁から放出される被計量物が供給される。なお、隣接するトラフ21の間に三角柱形状のガイドブロック80(図1参照)が配置されているため、被計量物は、分散テーブル10から隣接するトラフ21の間のスペースに落下することなく、いずれかのトラフ21に供給される。
トラフ21に供給された被計量物は、トラフ21内に配置されるスクリューユニット30が回転することによって、より具体的には、トラフ21内に配置される、後述するスクリューユニット30のスクリュー部材31が回転することによって、トラフ21内をプールホッパ40に向かって搬送される。言い換えれば、各トラフ21に供給された被計量物は、そのトラフ21内でスクリュー部材31が回転することによって、そのトラフ21に対応する計量ホッパ50に向かって(そのトラフ21に対応する計量ホッパ50の上方に配置されるプールホッパ40に向かって)搬送される。
(2−2−2)スクリューユニット
スクリューユニット30は、各トラフ21に1つ配置される(図4参照)。トラフ21に落下した被計量物は、スクリューユニット30が回転することでトラフ21内を搬送される。
スクリューユニット30は、各トラフ21に1つ配置される(図4参照)。トラフ21に落下した被計量物は、スクリューユニット30が回転することでトラフ21内を搬送される。
スクリューユニット30は、主に、2本のスクリュー部材31と、ホルダ32と、を有する(図3、図5および図6参照)。
各スクリュー部材31は、螺旋状に成形された部材である(図3参照)。スクリュー部材31は、トラフ21内に配置される(図3参照)。なお、トラフ21のスクリュー部材31に対向する面、すなわちトラフ21の凹状溝部22の内面22aと、スクリュー部材31との間には隙間が形成されている。内面22aとスクリュー部材31との間に隙間が形成されているため、トラフ21とスクリュー部材31とが接触することで生じる、トラフ21およびスクリュー部材31の摩耗を防止できる。スクリュー部材31の詳細については後述する。
ホルダ32は、軸部33と、スクリュー部材支持部34と、を有する(図3、図5および図6参照)。
軸部33は、スクリューユニット30の回転軸O方向に延びる(図3参照)。軸部33の一端には雌ネジ33aが形成されている(図5参照)。軸部33の他端には、スクリュー部材支持部34が配置される(図5参照)。
雌ネジ33aには、雄ネジが形成された、スクリューユニット用モータ(図示せず)の駆動力を伝える駆動軸35がねじ込まれる(図3参照)。スクリューユニット用モータが駆動されると、スクリューユニット30のホルダ32が回転し、後述するようにスクリュー部材支持部34に固定されたスクリュー部材31が回転する。なお、駆動軸35の雄ネジおよび雌ネジ33aは、運転中にスクリュー部材31が所定の方向に回転した時に、ネジが締まるように(駆動軸35の雄ネジを雌ネジ33aにねじ込む方向に力が作用するように)ネジが切られている。
軸部33および駆動軸35が内部に挿入され、内部で軸部33と駆動軸35との連結が行われるコネクタ部36は、フレーム90の内部空間S2内(上流側壁部91より組合せ計量装置1の中心側の空間内)に配置される(図3参照)。コネクタ部36はフレーム90に固定された、不動の(回転しない)部材である。コネクタ部36がトラフ21内に配置される場合には、コネクタ部36が不動の部材であるため、コネクタ部36上に被計量物が落下し、そこで被計量物が滞留するおそれがある。しかし、ここでは、コネクタ部36をフレーム90の内部空間S2に配置し、回転しない(不動の)部材をトラフ21内に配置していないため、トラフ21内における被計量物の滞留を抑制できる。
スクリュー部材支持部34は、軸部33の組合せ計量装置1の外部側(プールホッパ40側)の端部と連結されている(図3参照)。スクリュー部材支持部34は、スクリューユニット30の回転軸Oと直交する(軸部33の延びる方向と直交する)円形平面を有する円盤状の部材である。スクリューユニット30の回転軸Oは、スクリュー部材支持部34の円形平面の中心を通過する。円板状のスクリュー部材支持部34の側面(円周面)には、2本のスクリュー部材31が固定されている。スクリュー部材支持部34の側面には、各スクリュー部材31が、他のスクリュー部材31に対してスクリュー部材支持部34の中心周りに180度ずれて固定されている(図6参照)。
各スクリュー部材31は、線状部材31aと、凸部形成部31bと、を含む(図5および図6参照)。線状部材31aは、断面が円形状の線材を螺旋状に成形した部材である(図5参照)。凸部形成部31bは、長方形形状の断面を有する線材である。凸部形成部31bは、線状部材31aの表面に、例えば溶接により固定されている。凸部形成部31bは、螺旋状に延びる線状部材31aに沿って、線状部材31aに固定されている(図5参照)。凸部形成部31bは、線状部材31aの、スクリュー部材支持部34側、言い換えれば搬送部20の搬送方向Dの上流側に固定されている(図6参照)。図6では、凸部形成部31bの、線状部材31aの陰となって見えない部分については点線で描画している。ここでは、線状部材31aのスクリュー部材支持部34側の端部から、線状部材31aの全体長さのおよそ4割の部分の区間にわたって、凸部形成部31bが線状部材31aに固定されている。なお、凸部形成部31bは、螺旋状に巻かれた線状部材31aの外周面側に固定されている。より具体的には、凸部形成部31bは、線状部材31aの螺旋の中心に対して最外周側に位置する面に固定されている。つまり、凸部形成部31bは、線状部材31aの、トラフ21のスクリュー部材31に対向する面側(凹状溝部22の内面22a側)に固定されている。
凸部形成部31bが、線状部材31aの一部に設けられているため、スクリュー部材31は、部位により異なる断面を有する。なお、スクリュー部材31のある部位の断面とは、スクリュー部材31のその部位を、その部位において線状部材31aの中心軸が延びる方向に垂直な面で切断した時の断面を意味する。図7は、スクリュー部材31の図6におけるVII−VII矢視の断面、つまり、搬送部20の搬送方向Dの下流側におけるスクリュー部材31の断面を描画している。図8は、スクリュー部材31の図6におけるVIII−VIII矢視の断面、つまり、搬送部20の搬送方向Dの上流側におけるスクリュー部材31の断面を描画している。
搬送方向Dの下流側におけるスクリュー部材31の断面(線状部材31aの断面)は真円形状である(図7参照)。なお、ここでの真円形状とは、楕円形状を含まないことを意味し、加工精度の影響で完全な真円となっていないものも真円形状に含む。
搬送方向Dの上流側のスクリュー部材31の断面(凸部形成部31bが設けられた部分のスクリュー部材31の断面)は、凸部31baを含む(図8参照)。凸部31baは、概ね長方形形状である。凸部31baは、真円形状(線状部材31aの断面)に対する凸状部分である。つまり、凸部31baは、真円形状の断面(線状部材31aの断面)に対して、その真円の径方向外向きに突出する部分である。言い換えれば、凸部31baは、スクリュー部材31の断面において、外側に尖る尖り部である。さらに言い換えれば、凸部31baは、スクリュー部材31の断面に内接する仮想真円Kに対する凸状部分である。なお、仮想真円Kは、円弧がスクリュー部材31の断面の外周縁の一部に内接し、かつ、円弧がスクリュー部材31の断面の外周縁と交わることのない真円の中で、最大半径の真円を意味する。ここでは、仮想真円Kは、線状部材31aの断面の外周縁に重なっている。上記のように、凸部形成部31bは、線状部材31aの、トラフ21のスクリュー部材31に対向する面側(凹状溝部22の内面22a側)に固定されている。そのため、凸部31baは、スクリュー部材31の断面の、トラフ21のスクリュー部材31に対向する面側(凹状溝部22の内面22a側)に位置する。
このように、スクリュー部材31の断面に凸部31baを含む部分が存在することで、トラフ21に落下した被計量物に凸部31baが接触して、被計量物がスクリュー部材31にすくい上げられやすい。そのため、被計量物が比較的薄い場合、被計量物が比較的柔らかい場合、被計量物が比較的滑りやすい表面を有する場合等であっても(具体的には、例えば、被計量物が鶏肉であって、更に被計量物に鶏肉の皮の部分も含まれるような場合であっても)、被計量物にスクリュー部材31の搬送力が作用しやすい。
なお、ここでは、スクリュー部材31の断面が凸部31baを含む部分は、分散テーブル10から被計量物が供給される搬送部20の搬送方向Dの上流側にしか存在しないが、一旦スクリュー部材31の搬送力が被計量物に作用すると、その後は慣性により被計量物が動き続けようとすることから、搬送部20の搬送方向Dの上流側にだけ凸部形成部31bを設けるだけでも、被計量物は滞留すること無く搬送されやすくなる。
(2−3)ホッパ
組合せ計量装置1は、プールホッパ40、計量ホッパ50、およびブースタホッパ60を、それぞれ複数(本実施形態では各々14個ずつ)有する。
組合せ計量装置1は、プールホッパ40、計量ホッパ50、およびブースタホッパ60を、それぞれ複数(本実施形態では各々14個ずつ)有する。
プールホッパ40は、各トラフ21の外縁側下方に、それぞれ1つ設けられている。プールホッパ40は、搬送部20により搬送されてきた被計量物を収容し、一時的に保持する。プールホッパ40は、一時的に保持した被計量物を、プールホッパ40の下部に設けられた図示しない開閉ゲートを開放することで、プールホッパ40の下方に設けられた計量ホッパ50に供給する。
計量ホッパ50は計量手段の一例である。計量ホッパ50は、分散テーブル10の周囲に配置されている。具体的には、計量ホッパ50は、各プールホッパ40の下方に、それぞれ1つ設けられる。言い換えれば、計量ホッパ50は、各搬送部20のトラフ21の外縁側下方に、それぞれ1つ設けられる。計量ホッパ50は、プールホッパ40から供給された被計量物を収容し、一時的に保持する。また、計量ホッパ50は、一時的に保持した被計量物を、計量ホッパ50の下部に設けられた図示しない開閉ゲートを開放することで、計量ホッパ50の下方に設けられたブースタホッパ60に供給する。
なお、各計量ホッパ50は、その計量ホッパ50内の被計量物の重量を計測する計測機器(図示せず)を有する。計量機器は、例えばロードセルである。計量機器の計量結果は、組合せ計量装置1のコントローラ(図示せず)に送信される。
ブースタホッパ60は、各計量ホッパ50の下方に、それぞれ1つ設けられる。ブースタホッパ60は、計量ホッパ50から供給される被計量物を収容し、一時的に保持することが可能に構成されている。ブースタホッパ60は、一時的に保持した被計量物を、ブースタホッパ60の下部に設けられた図示しない開閉ゲートを開放することで、ブースタホッパ60の下方に設けられた集合排出シュート70へと供給する。なお、ブースタホッパ60が計量ホッパ50から被計量物の供給を受ける際に、ブースタホッパ60の下部に設けられた開閉ゲート(図示せず)を開放すれば、被計量物を、ブースタホッパ60で一旦保持すること無く、集合排出シュート70へと供給することが可能である。
組合せ計量装置1のコントローラ(図示せず)は、計量ホッパ50およびブースタホッパ60内の被計量物の重量に基づいて、許容される範囲の重量の組合せの中で、目標重量に最も近い(あるいは目標重量に一致する)ホッパの組合せを演算によって求める。コントローラが演算によって求めた組合せに含まれるホッパ内の被計量物は、集合排出シュート70に排出される。
(3)特徴
(3−1)
本実施形態に係る組合せ計量装置1は、分散テーブル10と、複数の計量ホッパ50と、複数の搬送部20と、を備える。計量ホッパ50は、計量手段の一例である。搬送部20は、搬送手段の一例である。分散テーブル10は、供給された被計量物を分散させる。計量ホッパ50は、分散テーブル10の周囲に配置される。複数の搬送部20は、平面視において分散テーブル10の周囲から複数の計量ホッパ50に向かって放射状に延び、分散テーブル10が分散させた被計量物を計量ホッパ50に向かって搬送する。搬送部20は、トラフ21と、スクリュー部材31と、を有する。スクリュー部材31は、トラフ21内に配置され、回転することによって被計量物を搬送する。スクリュー部材31の断面は凸部31baを含む。
(3−1)
本実施形態に係る組合せ計量装置1は、分散テーブル10と、複数の計量ホッパ50と、複数の搬送部20と、を備える。計量ホッパ50は、計量手段の一例である。搬送部20は、搬送手段の一例である。分散テーブル10は、供給された被計量物を分散させる。計量ホッパ50は、分散テーブル10の周囲に配置される。複数の搬送部20は、平面視において分散テーブル10の周囲から複数の計量ホッパ50に向かって放射状に延び、分散テーブル10が分散させた被計量物を計量ホッパ50に向かって搬送する。搬送部20は、トラフ21と、スクリュー部材31と、を有する。スクリュー部材31は、トラフ21内に配置され、回転することによって被計量物を搬送する。スクリュー部材31の断面は凸部31baを含む。
ここでは、スクリュー部材31の断面が凸部31baを含んでいるため、被計量物の大きさ(例えば被計量物の厚み)や、被計量物の特性(例えば、被計量物の柔らかさや、被計量物の表面の滑りやすさ等)によらず、被計量物にスクリュー部材31の搬送力を伝えることが容易である。そのため、被計量物をトラフ21に滞留させることなく計量ホッパ50まで搬送できる。
(3−2)
本実施形態に係る組合せ計量装置1では、スクリュー部材31の断面の凸部31baは、スクリュー部材31の断面に内接する仮想真円Kに対する凸状部分である。
本実施形態に係る組合せ計量装置1では、スクリュー部材31の断面の凸部31baは、スクリュー部材31の断面に内接する仮想真円Kに対する凸状部分である。
ここでは、スクリュー部材31の断面が、仮想真円Kに対する凸状部分を凸部31baとして含むため、被計量物の大きさや特性によらず、被計量物にスクリュー部材31の搬送力を伝えることが容易である。そのため、被計量物を計量ホッパ50まで滞留させることなく搬送できる。
(3−3)
本実施形態に係る組合せ計量装置1では、スクリュー部材31は、螺旋状に成形された線状部材31aと、凸部形成部31bと、を含む。凸部形成部31bは、線状部材31aに固定され、スクリュー部材31の断面において凸部31baを形成する。
本実施形態に係る組合せ計量装置1では、スクリュー部材31は、螺旋状に成形された線状部材31aと、凸部形成部31bと、を含む。凸部形成部31bは、線状部材31aに固定され、スクリュー部材31の断面において凸部31baを形成する。
ここでは、線状部材31aに凸部形成部31bが固定されることで、凸部31baを含むスクリュー部材31の断面形状が形成されるため、所望の位置に所望の形状の凸部31baを含むスクリュー部材31の断面を形成することが容易である。
(3−4)
本実施形態に係る組合せ計量装置1では、トラフ21のスクリュー部材31に対向する面(凹状溝部22の内面22a)と、スクリュー部材31との間に隙間が形成されている。
本実施形態に係る組合せ計量装置1では、トラフ21のスクリュー部材31に対向する面(凹状溝部22の内面22a)と、スクリュー部材31との間に隙間が形成されている。
ここでは、トラフ21のスクリュー部材31に対向する内面22aと、スクリュー部材31と、の間に隙間が形成されているため、トラフ21とスクリュー部材31との接触によるトラフ21およびスクリュー部材31の摩耗を防止できる。
一方で、トラフ21とスクリュー部材31との間に隙間が形成されることで、その隙間に分散テーブル10から供給される被計量物が入り込む場合がある。このような場合にも、スクリュー部材31の断面が凸部31baを含んでいるため、被計量物にスクリュー部材31の搬送力を伝えることが容易で、トラフ21に被計量物を滞留させることなく、計量ホッパ50まで被計量物を搬送できる。
(3−5)
本実施形態に係る組合せ計量装置1では、凸部31baは、スクリュー部材31の断面の、トラフ21のスクリュー部材31と対向する面(凹状溝部22の内面22a)側に位置する。
本実施形態に係る組合せ計量装置1では、凸部31baは、スクリュー部材31の断面の、トラフ21のスクリュー部材31と対向する面(凹状溝部22の内面22a)側に位置する。
ここでは、トラフ21のスクリュー部材31と対向する内面22a側に、スクリュー部材31の断面の凸部31baが位置しているため、被計量物に凸部31baを接触させてすくい上げ、スクリュー部材31の搬送力を伝えることが容易で、被計量物をトラフ21に滞留させることなく計量ホッパ50まで搬送できる。
(3−6)
本実施形態に係る組合せ計量装置1では、スクリュー部材31の、搬送部20の搬送方向D上流側の部分の断面が、凸部31baを含んでいる。
本実施形態に係る組合せ計量装置1では、スクリュー部材31の、搬送部20の搬送方向D上流側の部分の断面が、凸部31baを含んでいる。
ここでは、スクリュー部材31の、特に被計量物が滞留する可能性の高い搬送方向Dの上流側(スクリュー部材31の根元側)の断面に凸部31baを設けることで、被計量物をトラフ21に滞留させることなく計量ホッパ50まで搬送することが容易である。被計量物が一旦搬送され始めると、被計量物は慣性により滞留しにくいため、スクリュー部材31の搬送方向Dの上流側の断面に凸部31baを設けることが特に有用である。
(4)変形例
以下に上記実施形態の変形例を示す。なお、互いに矛盾しない範囲で、複数の変形例が適宜組み合わされてもよい。
以下に上記実施形態の変形例を示す。なお、互いに矛盾しない範囲で、複数の変形例が適宜組み合わされてもよい。
(4−1)変形例A
上記実施形態に係る組合せ計量装置1では、スクリュー部材31は、線状部材31aと、線状部材31aに固定される凸部形成部31bとを含むが、これに限定されるものではない。例えば、スクリュー部材は、凸部形成部を含まなくてもよい。スクリュー部材が凸部形成部を含まずに構成される場合には、線状部材の断面が、真円形状以外の形状であればよい。
上記実施形態に係る組合せ計量装置1では、スクリュー部材31は、線状部材31aと、線状部材31aに固定される凸部形成部31bとを含むが、これに限定されるものではない。例えば、スクリュー部材は、凸部形成部を含まなくてもよい。スクリュー部材が凸部形成部を含まずに構成される場合には、線状部材の断面が、真円形状以外の形状であればよい。
断面が真円形状以外の線状部材により構成されるスクリュー部材の断面は、凸部を含む。言い換えれば、断面が真円形状以外の線状部材により構成されるスクリュー部材の断面は、外側に尖る尖り部を含む。さらに言い換えれば、断面が真円形状以外の線状部材により構成されるスクリュー部材の断面は、スクリュー部材の断面に内接する仮想真円に対する凸状部分を凸部として含む。なお、ここでは、スクリュー部材の断面に内接する真円とは、円弧がスクリュー部材の断面の外周縁の一部に内接し、かつ、円弧がスクリュー部材の断面の外周縁と交わることのない真円の中で、最大半径の真円を意味する。以下に、断面が真円形状以外の形状である線状部材を含むスクリュー部材について、具体例を挙げて説明する。
例えば、一実施形態に係るスクリュー部材131は、断面が正方形形状の線状部材131aを含む(図9A参照)。スクリュー部材131の断面、すなわち線状部材131aの断面は、凸部131aaを含む(図9A参照)。凸部131aaは、円形状に対する凸状部分である。より具体的には、凸部131aaは、線状部材131aの断面の正方形の4辺に内接する仮想真円K1に対する凸状部分である(図9A参照)。なお、線状部材の断面は、正方形形状(四角形形状)に限定されるものではなく、三角形形状、五角形形状、六角形形状、八角形形状、星形形状等、の四角形以外の多角形形状であってもよい。
また、線状部材の断面は、正多角形形状である場合に限定されるものではなく、正多角形形状以外の多角形形状であってもよい。例えば、一実施形態に係るスクリュー部材231は、断面が長方形形状の線状部材231aを含む(図9B参照)。スクリュー部材231の断面、すなわち線状部材231aの断面は、凸部231aaを含む(図9B参照)。凸部231aaは、円形状に対して突出する部分である。より具体的には、凸部231aaは、線状部材231aの断面に内接する仮想真円K2に対する凸状部分である(図9B参照)。仮想真円K2は、円弧が線状部材231aの断面の長方形の辺の一部に内接し、かつ、円弧が線状部材231aの断面の長方形の辺と交わることのない真円の中で、最大半径の真円である。
また、例えば、一実施形態に係るスクリュー部材331は、断面が楕円形状の線状部材331aを含む(図9C参照)。スクリュー部材331の断面、すなわち線状部材331aの断面は、凸部331aaを含む(図9C参照)。凸部331aaは、円形状に対して突出する部分である。より具体的には、凸部331aaは、線状部材331aの断面に内接する仮想真円K3に対する凸状部分である(図9C参照)。仮想真円K3は、円弧が線状部材331aの断面の楕円の一部に内接し、かつ、円弧が線状部材331aの断面の楕円と交わることのない真円の中で、最大半径の真円である。
また、例えば、一実施形態に係るスクリュー部材431は、断面が歯車形状の線状部材431aを含む(図9D参照)。スクリュー部材431の断面、すなわち線状部材431aの断面は、凸部431aaを含む(図9D参照)。凸部431aaは、円形状に対して突出する部分である。より具体的には、凸部431aaは、線状部材431aの断面に内接する仮想真円K4に対する凸状部分である(図9D参照)。仮想真円K4は、歯車形状の線状部材431aの断面の歯底円である。
なお、上記の線状部材131a,231a,331a,431aには、例えば、圧延により上記のような形状の断面に形成された線材が用いられてもよいし、円形断面の線材に対し上記のような形状の断面になるように切削加工等を施したものが用いられてもよい。
また、ここでは、スクリュー部材131,231,331,431は、スクリュー部材全体にわたって、スクリュー部材の断面が凸部を有するが、これに限定されるものではない。線状部材の断面形状を場所によって変更することで、スクリュー部材を、搬送部20の搬送方向Dの上流側の部分の断面だけが凸部を含むように形成可能である。例えば、具体的には、断面形状が正方形の螺旋状に巻かれた線状部材と、断面形状が円形の螺旋状に巻かれた線状部材とを溶接等により接続することで、搬送部20の搬送方向Dの上流側の部分の断面だけが凸部を含むようにスクリュー部材を形成可能である。あるいは、断面形状が円形の線状部材の一部に切削加工を施すことで、スクリュー部材を、搬送部20の搬送方向Dの上流側の部分の断面だけが凸部を含むように形成可能である。
なお、本変形例における、凸部131aa,231aa,331aa,431aaは、それぞれスクリュー部材131,231,331,431の断面の、トラフ21のスクリュー部材131,231,331,431に対向する面側(凹状溝部22の内面22a側)に位置するように、線状部材131a,231a,331a,431aが成形されることが好ましい。例えば、トラフ21内に配置されたスクリュー部材131,231,331,431を最も低い位置に配置される部分で切断し、その切断面を見た場合、つまり、スクリュー部材131,231,331,431を凹状溝部22の底に最も近い位置で切断し、その切断面を見た場合、一部の凸部131aa,231aa,331aa,431aaが下方(内面22a側)に位置するように、線状部材131a,231a,331a,431aが成形されることが好ましい。
(4−2)変形例B
上記の変形例Aでは、線状部材131a、線状部材231a、線状部材331a、および線状部材431aの断面形状が、それぞれスクリュー部材131、スクリュー部材231,スクリュー部材331、およびスクリュー部材431の断面形状となるが、これに限定されるものではない。
上記の変形例Aでは、線状部材131a、線状部材231a、線状部材331a、および線状部材431aの断面形状が、それぞれスクリュー部材131、スクリュー部材231,スクリュー部材331、およびスクリュー部材431の断面形状となるが、これに限定されるものではない。
例えば、変形例Aのような多角形形状、楕円形状、および歯車形状の断面を有するスクリュー部材は、螺旋状に成形された線状部材と、線状部材に固定される凸部形成部とにより形成されてもよい。
(4−3)変形例C
上記実施形態に係る組合せ計量装置1では、スクリュー部材31の搬送部20の搬送方向Dの上流側の部分の断面が凸部31baを含む。言い換えれば、線状部材31aのうち搬送部20の搬送方向Dの上流側にのみ凸部形成部31bが固定されている。ただし、これに限定されるものではなく、スクリュー部材31は、全体にわたって、その断面が凸部31baを含むものであってもよい。なお、スクリュー部材31は、線状部材31aに凸部形成部31bが溶接等によって固定されて形成されるものである必要はない。例えば、スクリュー部材31は凸部形成部31bを有さず、線状部材31a自体の断面が、凸部31baを含むように形成されていてもよい。
上記実施形態に係る組合せ計量装置1では、スクリュー部材31の搬送部20の搬送方向Dの上流側の部分の断面が凸部31baを含む。言い換えれば、線状部材31aのうち搬送部20の搬送方向Dの上流側にのみ凸部形成部31bが固定されている。ただし、これに限定されるものではなく、スクリュー部材31は、全体にわたって、その断面が凸部31baを含むものであってもよい。なお、スクリュー部材31は、線状部材31aに凸部形成部31bが溶接等によって固定されて形成されるものである必要はない。例えば、スクリュー部材31は凸部形成部31bを有さず、線状部材31a自体の断面が、凸部31baを含むように形成されていてもよい。
(4−4)変形例D
上記実施形態に係る組合せ計量装置1では、線状部材31aに連続的に凸部形成部31bが設けられている。そのため、スクリュー部材31は、連続的に凸部31baを含む断面を有する。ただし、これに限定されるものではなく、スクリュー部材31’は、非連続的に凸部31baを含む断面を有してもよい。言い換えれば、図10に描画されたスクリュー部材31’のように、線状部材31aには非連続的に凸部形成部31bが設けられてもよい。
上記実施形態に係る組合せ計量装置1では、線状部材31aに連続的に凸部形成部31bが設けられている。そのため、スクリュー部材31は、連続的に凸部31baを含む断面を有する。ただし、これに限定されるものではなく、スクリュー部材31’は、非連続的に凸部31baを含む断面を有してもよい。言い換えれば、図10に描画されたスクリュー部材31’のように、線状部材31aには非連続的に凸部形成部31bが設けられてもよい。
(4−5)変形例E
上記実施形態に係る組合せ計量装置1では、凸部形成部31bは四角形断面を有する部材であるが、これに限定されるものではなく、例えば、凸部形成部31bは各種多角形形状や円形形状の断面を有するものであってもよい。つまり、スクリュー部材31の断面の凸部31baは、四角形形状である必要はなく、各種多角形形状や円形形状であってもよい。ただし、スクリュー部材31の断面における凸部31baを被計量物に接触させて被計量物に駆動力を作用させるという観点からは、凸部形成部31bが角部を有する形状であることがより好ましい。つまり、スクリュー部材31の断面の凸部31baの外縁は、滑らかな曲線だけで形成されるのではなく、角部を有することがより好ましい。
上記実施形態に係る組合せ計量装置1では、凸部形成部31bは四角形断面を有する部材であるが、これに限定されるものではなく、例えば、凸部形成部31bは各種多角形形状や円形形状の断面を有するものであってもよい。つまり、スクリュー部材31の断面の凸部31baは、四角形形状である必要はなく、各種多角形形状や円形形状であってもよい。ただし、スクリュー部材31の断面における凸部31baを被計量物に接触させて被計量物に駆動力を作用させるという観点からは、凸部形成部31bが角部を有する形状であることがより好ましい。つまり、スクリュー部材31の断面の凸部31baの外縁は、滑らかな曲線だけで形成されるのではなく、角部を有することがより好ましい。
(4−6)変形例F
上記実施形態に係る組合せ計量装置1では、各スクリューユニット30は、2本のスクリュー部材31を有するが、これに限定されるものではない。各スクリューユニット30は、1本、又は、3本以上のスクリュー部材31を有するものであってもよい。
上記実施形態に係る組合せ計量装置1では、各スクリューユニット30は、2本のスクリュー部材31を有するが、これに限定されるものではない。各スクリューユニット30は、1本、又は、3本以上のスクリュー部材31を有するものであってもよい。
(4−7)変形例G
上記実施形態に係る組合せ計量装置1では、各スクリュー部材31の巻き径(螺旋状に巻かれた線状部材31aの巻き径)は場所によらずほぼ同一であるが、これに限定されるものではない。例えば、スクリュー部材31は、搬送部20の搬送方向Dに沿って、スクリュー部材31の巻き径が次第に大きくなるような形状であってもよい。
上記実施形態に係る組合せ計量装置1では、各スクリュー部材31の巻き径(螺旋状に巻かれた線状部材31aの巻き径)は場所によらずほぼ同一であるが、これに限定されるものではない。例えば、スクリュー部材31は、搬送部20の搬送方向Dに沿って、スクリュー部材31の巻き径が次第に大きくなるような形状であってもよい。
(4−8)変形例H
上記実施形態に係る組合せ計量装置1では、各スクリュー部材31のピッチ(螺旋状に巻かれた線状部材31aのピッチ)は一定であるが、これに限定されるものではない。例えば、スクリュー部材31は、搬送部20の搬送方向Dに沿って、スクリュー部材31のピッチが次第に広くなるように、又は、次第に狭くなるように形成されてもよい。
上記実施形態に係る組合せ計量装置1では、各スクリュー部材31のピッチ(螺旋状に巻かれた線状部材31aのピッチ)は一定であるが、これに限定されるものではない。例えば、スクリュー部材31は、搬送部20の搬送方向Dに沿って、スクリュー部材31のピッチが次第に広くなるように、又は、次第に狭くなるように形成されてもよい。
(4−9)変形例I
上記実施形態に係る組合せ計量装置1では、線状部材31aに固定された凸部形成部31bがスクリュー部材31の断面において凸部31baを形成するが、これに限定されるものではない。例えば、断面が円形の線状部材に切削加工等を施すことで、その断面が凸部を含むスクリュー部材が形成されてもよい。
上記実施形態に係る組合せ計量装置1では、線状部材31aに固定された凸部形成部31bがスクリュー部材31の断面において凸部31baを形成するが、これに限定されるものではない。例えば、断面が円形の線状部材に切削加工等を施すことで、その断面が凸部を含むスクリュー部材が形成されてもよい。
図11A〜図11Dを参照して、具体例を挙げて説明する。
例えば、スクリュー部材531は、以下のように構成される。スクリュー部材531は、切削加工前の断面が円形状の線状部材531aを含む(線状部材531aの切削加工前の断面の形状は、図11A中の一点鎖線で描画した仮想円Lを参照)。線状部材531aの、搬送部20の搬送方向Dの上流側部分には、切削加工により、断面が三角形形状の溝531c(図11A参照)が、線状部材531aが延びる方向に沿って複数(ここでは6本)形成されている。スクリュー部材531においては、同一断面形状の溝531cが、線状部材531aに連続的に形成されている。なお、ここでは、線状部材531aの、搬送部20の搬送方向Dの上流側部分に溝531cが形成されるが、これに限定されるものではなく、線状部材531aの全体にわたって溝531cが形成されてもよい。線状部材531aは、このような溝531cが形成された後に螺旋状に成形される。ただし、これに限定されるものではなく、螺旋状に成形された後に溝531cが形成されてもよい。
スクリュー部材531の、線状部材531aに溝531cが形成された部分の断面は、図11Aのように、凸部531aaを含む。言い換えれば、スクリュー部材531の溝531cが形成された部分の断面は、外側に尖る尖り部を含む。さらに言い換えれば、スクリュー部材531の溝531cが形成された部分の断面は、スクリュー部材531の断面に内接する仮想真円K5に対する凸状部分を凸部531aaとして含む。なお、仮想真円K5は、円弧がスクリュー部材531の断面の外周縁の一部(具体的には断面が三角形形状の溝531cの底部)に内接し、円弧がスクリュー部材531の断面の外周縁とは交わらない真円の中で、最大半径の真円である。なお、線状部材531aは、スクリュー部材531の断面の凸部531aaが、トラフ21のスクリュー部材531に対向する面側(凹状溝部22の内面22a側)に位置するように、螺旋状に成形されることが好ましい。
なお、線状部材に形成される溝の形状は、三角形形状に限定されるものではない。
例えば、図11Bに描画されるスクリュー部材631は、切削加工前の断面が円形の線状部材631aを含む(線状部材631aの切削加工前の断面の形状は、図11B中の一点鎖線で描画した仮想円Lを参照)。線状部材631aの、搬送部20の搬送方向Dの上流側部分には、切削加工により、断面が半円形状の溝631c(図11B参照)が、線状部材631aが延びる方向に沿って複数(ここでは4本)形成されている。スクリュー部材631の、線状部材631aに溝631cが形成された部分の断面は、図11Bのように、凸部631aaを含む。言い換えれば、スクリュー部材631の溝631cが形成された部分の断面は、スクリュー部材631の断面に内接する仮想真円K6に対する凸状部分を凸部631aaとして含む。なお、スクリュー部材631は、溝631cの形状および数量が異なる点を除き、スクリュー部材531と同様であるので、その他の説明は省略する。
また、例えば、図11Cに描画されるスクリュー部材731は、切削加工前の断面が円形の線状部材731aを含む(線状部材731aの切削加工前の断面の形状は、図11C中の一点鎖線で描画した仮想円Lを参照)。線状部材731aの、搬送部20の搬送方向Dの上流側部分には、切削加工により、断面が四角形形状の溝731cが、線状部材731aが延びる方向に沿って複数(ここでは6本)形成されている。スクリュー部材731の、線状部材731aに溝731cが形成された部分の断面は、図11Cのように、凸部731aaを含む。言い換えれば、スクリュー部材731の溝731cが形成された部分の断面は、スクリュー部材731の断面に内接する仮想真円K7に対する凸状部分を凸部731aaとして含む。なお、スクリュー部材731は、溝731cの形状および数量が異なる点を除き、スクリュー部材531と同様であるので、その他の説明は省略する。
また、線状部材に形成される溝の数量は複数に限られるものではない。例えば、図11Dに描画されるスクリュー部材831は、切削加工前の断面が円形の線状部材831aを含む(線状部材831aの切削加工前の断面の形状は、図11D中の一点鎖線で描画した仮想円Lを参照)。線状部材831aの、搬送部20の搬送方向Dの上流側部分には、切削加工により、断面が四角形形状の溝831cが、線状部材831aの延びる方向に沿って1本形成されている。スクリュー部材831の、線状部材831aに溝831cが形成された部分の断面は、図11Dのように、凸部831aaを含む。言い換えれば、スクリュー部材831の溝831cが形成された部分の断面は、スクリュー部材831の断面に内接する仮想真円K8に対する凸状部分を凸部831aaとして含む。なお、スクリュー部材831は、溝831cの形状が異なる点を除き、スクリュー部材531と同様であるので、その他の説明は省略する。
(4−10)変形例J
変形例Iで示したスクリュー部材531,631,731,831のそれぞれでは、線状部材531a,631a,731a,831aの延びる方向に沿って、同一断面形状の溝531c、631c,731c,831cが、連続的に形成されている。ただし、これに限定されるものではない。
変形例Iで示したスクリュー部材531,631,731,831のそれぞれでは、線状部材531a,631a,731a,831aの延びる方向に沿って、同一断面形状の溝531c、631c,731c,831cが、連続的に形成されている。ただし、これに限定されるものではない。
図11Dに示したスクリュー部材831のように、溝が1本だけ形成される場合を例に、具体的に説明する。
図12Aは、変形例Iで説明したスクリュー部材831の、同一断面形状の溝831cが連続的に形成された線状部材831aを描画している。溝831cは、線状部材831aの延びる方向に沿って形成される。
これに対し、例えば、図12Bのスクリュー部材8311のように、線状部材831aには、同一断面形状の溝831caが、線状部材831aの延びる方向に沿って不連続的に形成されてもよい。
また、例えば、図12Cのスクリュー部材8312のように、線状部材831aには、断面形状の変化する(幅の変化する)溝831cbが、線状部材831aの延びる方向に沿って形成されてもよい。
また、例えば、図12Dのスクリュー部材8313のように、同一断面形状の溝831ccが、線状部材831aの延びる方向に沿って螺旋状に形成されてもよい。
本発明に係る計量装置は、スクリュー部材を回転させて計量手段まで被計量物を搬送する搬送手段を備えた組合せ計量装置であって、被計量物を滞留させることなく計量手段まで搬送することが可能な組合せ計量装置として有用である。
1 組合せ計量装置
10 分散テーブル
20 搬送部(搬送手段)
21 トラフ
22 凹状溝部
22a 凹状溝部の内面(トラフのスクリュー部材に対向する面)
31,31',131,231,331,431,531,631,731,831,8311,8312,8313 スクリュー部材
31a,131a,231a,331a,431a,531a,631a,731a,831a 線状部材
31b 凸部形成部
31ba,131aa,231aa,331aa,431aa,531aa,631aa,731aa,831aa 凸部(スクリュー部材の断面の凸部)
50 計量ホッパ(計量手段)
D 搬送部の搬送方向(搬送手段の搬送方向)
K,K1,K2,K3,K4,K5,K6,K7,K8 仮想真円
10 分散テーブル
20 搬送部(搬送手段)
21 トラフ
22 凹状溝部
22a 凹状溝部の内面(トラフのスクリュー部材に対向する面)
31,31',131,231,331,431,531,631,731,831,8311,8312,8313 スクリュー部材
31a,131a,231a,331a,431a,531a,631a,731a,831a 線状部材
31b 凸部形成部
31ba,131aa,231aa,331aa,431aa,531aa,631aa,731aa,831aa 凸部(スクリュー部材の断面の凸部)
50 計量ホッパ(計量手段)
D 搬送部の搬送方向(搬送手段の搬送方向)
K,K1,K2,K3,K4,K5,K6,K7,K8 仮想真円
Claims (7)
- 供給された被計量物を分散させる分散テーブルと、
前記分散テーブルの周囲に配置された、複数の計量手段と、
平面視において前記分散テーブルの周囲から複数の前記計量手段に向かって放射状に延び、前記分散テーブルが分散させた前記被計量物を前記計量手段に向かって搬送する、複数の搬送手段と、
を備え、
前記搬送手段は、トラフと、前記トラフ内に配置され、回転することによって前記被計量物を搬送するスクリュー部材と、を有し、
前記スクリュー部材の断面は凸部を含む、
組合せ計量装置。 - 前記凸部は、前記スクリュー部材の断面に内接する仮想真円に対する凸状部分である、
請求項1に記載の組合せ計量装置。 - 前記凸部を含む前記スクリュー部材の断面の形状は、多角形形状、歯車形状、あるいは楕円形状である、
請求項1又は2に記載の組合せ計量装置。 - 前記スクリュー部材は、螺旋状に成形された線状部材と、前記線状部材に固定され、前記スクリュー部材の断面において前記凸部を形成する凸部形成部と、を含む、
請求項1又は2に記載の組合せ計量装置。 - 前記トラフの前記スクリュー部材に対向する面と、前記スクリュー部材との間に隙間が形成されている、
請求項1から4のいずれか1項に記載の組合せ計量装置。 - 前記凸部は、前記スクリュー部材の断面の、前記トラフの前記スクリュー部材に対向する面側に位置する、
請求項1から5のいずれか1項に記載の組合せ計量装置。 - 前記スクリュー部材の、前記搬送手段の搬送方向上流側の部分の断面が、前記凸部を含んでいる、
請求項1から6のいずれか1項に記載の組合せ計量装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014190277A JP2016061690A (ja) | 2014-09-18 | 2014-09-18 | 組合せ計量装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019182629A (ja) * | 2018-04-13 | 2019-10-24 | 株式会社新光工業 | スクリュー式搬送装置 |
EP3376185B1 (en) | 2017-03-17 | 2020-11-18 | Ishida Co., Ltd. | Combination weighing device |
-
2014
- 2014-09-18 JP JP2014190277A patent/JP2016061690A/ja active Pending
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JP2019182629A (ja) * | 2018-04-13 | 2019-10-24 | 株式会社新光工業 | スクリュー式搬送装置 |
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