JP6388331B2 - テープ貼付装置及びテープ貼付治具 - Google Patents

テープ貼付装置及びテープ貼付治具 Download PDF

Info

Publication number
JP6388331B2
JP6388331B2 JP2014144423A JP2014144423A JP6388331B2 JP 6388331 B2 JP6388331 B2 JP 6388331B2 JP 2014144423 A JP2014144423 A JP 2014144423A JP 2014144423 A JP2014144423 A JP 2014144423A JP 6388331 B2 JP6388331 B2 JP 6388331B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
substrate
piece
jig
elastic sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014144423A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016021480A (ja
Inventor
昌男 千田
昌男 千田
西脇 一雅
一雅 西脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Platforms Ltd
Original Assignee
NEC Platforms Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Platforms Ltd filed Critical NEC Platforms Ltd
Priority to JP2014144423A priority Critical patent/JP6388331B2/ja
Publication of JP2016021480A publication Critical patent/JP2016021480A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6388331B2 publication Critical patent/JP6388331B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、テープ貼付装置及びテープ貼付治具に関する。
図1A〜1Cに示すように、ウエハやガラスなどの基板1へテープ2を貼り付ける工程では、基板1よりも大きいテープ2を基板1に貼り付けた後、基板1の外周に沿ってカッター3により余剰部分のテープを切断している(例えば、特許文献1)。この際、基板の外形寸法公差や切断位置精度のばらつきがあり、テープ切断時に基板外周部分を破損する恐れがあるため、基板の外形から一定の隙間をあけ、テープ切断を行っている。
特許文献1には、基板よりも大きいシートを基板に貼り付けた後、基板の外周縁から0.1mm〜1mmのシートはみ出し量を確保した状態で当該シートを切断する方法が開示されている。
また、特許文献2、3には、ベースシートの一方の面にダイシングテープ形成用のフィルムを貼着した帯状素材を繰り出す過程において、帯状素材のフィルム面に予め切り込みを設けてダイシングテープを形成し、当該ダイシングテープをベースシートから剥離してリングフレーム及び半導体基板に貼着する方法が開示されている。
特許文献4、5には、真空チャンバー内をゴムシートで2つの気密空間に仕切り、当該2つの気密空間に差圧を生じさせ、ゴムシートを減圧された気密空間側に膨らませることにより、減圧された気密空間側に配置された基板に当該基板のサイズよりも大きいテープを貼着する方法が記載されている。
特開2006−140251号公報 特許第4444619号公報 特許第4568374号公報 特許第4143488号公報 特開2003−7808号公報
近年、基板の薄型化に伴い、研削工程においては数十μmオーダーでの研削が行われている。テープが基板からはみ出している場合、このはみ出し部分から基板とテープの間に研削水が浸入することにより、基板が損傷する場合がある。メッキ工程においては、メッキ液がはみ出し部分から基板とテープの間に侵入する場合もある。また、基板外周のテープのはみ出し部分の巻き込みにより、基板が破損するという不具合が発生する場合がある。これらの問題は、特許文献1に記載されたはみ出し量でも解決には至っていない。
また、特許文献1では、テープ切断位置を基板外周に近づけるため、基板外周に沿うようにテープ切断を行っている。テープのはみ出し量を0.1mmとしてテープ切断を行った場合、基板の外形寸法公差のばらつきのため、基板外周部分に傷をつけてしまう可能性があり、基板の破損、損傷の不具合となる場合がある。
また、特許文献2、3では、上述の帯状素材に適度な張りを生じさせながら帯状素材を繰り出し、ベースシートからダイシングテープを繰り出し方向先端側から剥離しながら、貼付ローラにてリングフレームに半導体基板を貼着している。この場合、テープに一定方向(テープ供給方向)のテンションがかかるため、円状のテープの貼り付け状態が楕円状となる場合があり、基板外周へのテープのはみ出し量を安定させることは難しい。このように、フィルム面に予め切込みを設けて形成した、基板サイズ以下のラベル状のテープを基板へ貼り付ける場合、テープ貼付が安定してできないという問題がある。
特許文献4、5に記載のテープ貼付装置は、基板サイズよりも大きいテープを貼り付けるものであり、基板サイズよりも小さいテープを基板に貼り付けることは考慮されていない。
本発明は、このような基板へのテープの貼付における不具合に着目して考案されたものであり、本発明の目的は、基板を破損させることなく、基板よりも小さい平面形状を有するテープを安定して貼り付けることができる、テープ貼付装置、テープ貼付治具及びテープ貼付方法を提供することである。
第1の態様にかかるテープ貼付装置は、内部に気密空間を有する容器と、前記気密空間を上方に位置する第1気密空間と下方に位置する第2気密空間に仕切り、当該第1気密空間側に個片テープを載置する弾性シートと、前記第1気密空間内において、前記弾性シート上に載置され、前記個片テープよりも大きい平面形状を有する基板を前記個片テープから所定の距離を隔てるように支持し、前記基板の前記個片テープを貼り付ける領域を開口する開口部を備えるテープ貼付治具と、前記第1及び第2気密空間を大気圧又は減圧に切り替える気圧切替部とを備え、前記気圧切替部によって前記第1及び第2気密空間を真空状態とした後、前記第2気密空間を大気圧として前記弾性シートを前記第1気密空間側に弾性変形させ、前記個片テープ及び前記テープ貼付治具を押し上げて、前記開口部において前記個片テープを前記基板に当接させ貼り付けるものである。
第2の態様にかかるテープ貼付治具は、内部に気密空間を有する容器と、前記気密空間を上方に位置する第1気密空間と下方に位置する第2気密空間に仕切り、当該第1気密空間側に個片テープを載置する弾性シートと、前記第1及び第2気密空間を大気圧又は減圧に切り替える気圧切替部とを有し、前記気圧切替部によって前記第1及び第2気密空間を真空状態とした後、前記第2気密空間を大気圧として前記弾性シートを前記第1気密空間側に弾性変形させ、前記個片テープを当該個片テープよりも大きい平面形状を有する基板に当接させ貼り付けるテープ貼付装置において用いられるテープ貼付治具であって、前記基板の前記個片テープを貼り付ける領域を開口する開口部を備え、前記第1気密空間内において、前記弾性シート上に載置され、前記基板を前記個片テープから所定の距離を隔てるように支持し、前記弾性シートを弾性変形させた際に前記個片テープとともに押し上げられ、前記開口部において前記個片テープを前記基板に当接させるものである。
本発明によれば、基板を破損させることなく、基板よりも小さい平面形状を有するテープを安定して貼り付けることができる。
従来のテープ貼付方法を説明する図である。 従来のテープ貼付方法を説明する図である。 従来のテープ貼付方法によるテープの貼付状態を示す図である。 真空差圧貼付方式の一般的なテープ貼付装置の構成を示す図である。 図2Aのテープ貼付装置の動作を説明する図である。 実施の形態1にかかるテープ貼付治具の構成を示す平面図である。 実施の形態1にかかるテープ貼付治具に基板及びテープを配置した状態を示す断面図である。 実施の形態1にかかるテープ貼付装置の構成を示す図である。 図4Aの一部を拡大した図である。 実施の形態1にかかるテープ貼付方法を説明する図である。 実施の形態1にかかるテープ貼付方法によるテープの貼付状態を示す図である。 実施の形態2にかかるテープ貼付治具に基板及びテープを配置した状態を示す断面図である。 実施の形態2にかかるテープ貼付装置の構成を示す図である。 図5Bの一部を拡大した図である。 実施の形態3にかかるテープ貼付方法を説明する平面図である。 実施の形態3にかかるテープ貼付方法を説明する断面図である。 実施の形態4にかかるテープ貼付治具の構成を示す平面図である。 図7AのVIIB−VIIB線における断面図である。 実施の形態5にかかるテープ貼付治具の構成を示す平面図である。 図8AのVIIIB−VIIIB線における断面図である。 実施の形態6にかかるテープ貼付装置の構成を示す図である。 図9Aの一部を拡大した図である。 実施の形態7にかかるテープ貼付装置の構成を示す図である。 図10Aの一部を拡大した図である。
実施の形態にかかるテープ貼付装置は、真空差圧貼付方式で基板にテープを貼り付ける。まず、図2A、2Bを参照して一般的な真空差圧貼付方式のテープ貼付装置の構成及び動作の概要について説明する。図2Aは、一般的なテープ貼付装置の構成を示す図である。図2Bは、図2Aのテープ貼付装置の動作を説明する図である。
図2Aに示すように、テープ貼付装置100は、容器10、弾性シート11を備えている。容器10は内部に気密空間12を有している。図2Bに示すように、弾性シート11は、気密空間12を上方に位置する第1気密空間12Aと下方に位置する第2気密空間12Bとに仕切る。弾性シート11上には、被貼付対象物である基板1が載置される。基板1は、弾性シート11の第1気密空間12A側に配置される。
基板1上には、所定の間隔を隔てて、基板1よりも大きい平面形状のテープ2が配置される。テープ2は、歪みやしわ等が生じないようにフレーム4に取り付けられている。テープ2が取り付けられたフレーム4がフレーム台5上に載置され、基板1とテープ2との間隔が維持される。ここでは図示していないが、テープ貼付装置100には、第1気密空間12A、第2気密空間12Bを大気圧又は減圧に切り替える気圧切替部が設けられている。なお、図2Aの第1気密空間12Aの弾性シート11、テープ2、フレーム台5で囲まれた囲繞空間は、第1気密空間12Aの当該囲繞空間以外の空間と通気可能となっている。
真空差圧方式では、第1気密空間12A及び第2気密空間12Bを真空状態とした後、第2気密空間12Bを自然リークにより大気圧として、第1気密空間12Aと第2気密空間12Bとに差圧を生じさせる。これにより、図2Bに示すように、弾性シート11が第1気密空間12A側に膨張し、基板1を押し上げることで、基板1の中心部がテープ2に当接して、基板1にテープ2が貼り付けられる。
この方式では、ローラによるテープ貼付とは異なり、基板1に対して面加圧でテープ貼付を行うことができるため、基板1に対する局部的な加圧によるストレスを軽減することができる。このため、脆弱な基板、極薄な基板等にテープを貼り付ける際の局部的な負荷による基板の破損を防止することができる。実施の形態では、上記のような真空差圧貼付方式を利用して、基板のサイズよりも小さい個片化されているテープを貼り付けるテープ貼付装置を提供する。
実施の形態1.
実施の形態1にかかるテープ貼付治具について、図を参照して説明する。図3Aは、実施の形態1にかかるテープ貼付治具20の構成を示す平面図である。図3Bは、実施の形態1にかかるテープ貼付治具20に基板1及び個片テープ6を配置した状態を示す断面図である。なお、説明のため、図3Aにおいては、テープ貼付治具20上に載置される基板1を破線で示している。
テープ貼付治具20は、真空差圧貼付方式でウエハやガラス等の基板1に、当該基板1のサイズよりも小さい個片化されている個片テープ6を貼り付けるための治具である。ここでは、基板1として、円形状のウエハを例として説明する。図3A、3Bに示すように、テープ貼付治具20には、開口部21が設けられている。開口部21は、基板1の個片テープ6を貼り付けるテープ貼付領域を開口する。ここでは、基板1のテープ貼付領域の形状に合わせて、円形状の開口部21が設けられている。すなわち、テープ貼付治具20は、環状の治具である。
なお、開口部の形状は円形状に限定されるものではなく、基板1のテープ貼付領域の形状に合わせて矩形状等の様々な形状を採用することが可能である。また、テープ貼付治具20は、環状以外にも矩形枠状等とすることができる。
開口部21内には、貼付対象である個片テープ6が接着面を上にした状態で配置される。個片テープ6の外周縁が、テープ貼付治具20の内面に接触する。テープ貼付治具20の上面には、基板1が載置される。図3Bに示すように、テープ貼付治具20は、基板1が個片テープ6から所定の距離隔てるように基板1の周縁部を支持する。基板1の平面形状は、個片テープ6の平面形状よりも大きい。
テープ貼付治具20の上面には、4本の位置決めピン22が設けられている。位置決めピン22は、基板1の位置を固定する基板位置決め部である。基板1は、位置決めピン11により上下左右方向の位置決めがなされる。なお、位置決めピン11は少なくとも3本設ければよく、4本以上設けてもよい。
ここで、図4A、4Bを参照して、テープ貼付治具20を用いたテープ貼付装置200の構成について説明する。図4Aは、テープ貼付治具20を用いたテープ貼付装置の構成を示す図である。図4Bは、図4Aの一部を拡大した図である。
図4Aに示すように、テープ貼付装置200は、上述した容器10、弾性シート11に加えて、テープ貼付治具20を備えている。容器10は内部に気密空間12を有している。弾性シート11は、容器10に固定されている。弾性シート11は、気密空間12を上方に位置する第1気密空間12Aと下方に位置する第2気密空間12Bとに仕切る。
弾性シート11上には、テープ貼付治具20が載置される。テープ貼付治具20の開口部において、弾性シート11上には貼付対象物である個片テープ6が載置される。テープ貼付治具20及び個片テープ6は、弾性シート11の第1気密空間12A側に配置される。基板1は、テープ貼付治具20上に載置される。基板1と個片テープ6との間隔は、テープ貼付治具20により維持される。
ここでは図示していないが、テープ貼付装置200には、第1気密空間12A、第2気密空間12Bを大気圧又は減圧に切り替える気圧切替部が設けられている。図4Bに示すように、第1気密空間12Aのテープ貼付治具20、弾性シート11、基板1で囲まれた囲繞空間と、第1気密空間12Aの当該囲繞空間以外の空間とが通気可能となるように、テープ貼付治具20には溝23が設けられている。したがって、第1気密空間12Aにおける囲繞空間と当該囲繞空間以外の空間とは同じ圧力となる。
ここで、さらに図4Cを参照して、実施の形態1にかかるテープ貼付方法について説明する。図4Cは、実施の形態1にかかるテープ貼付方法を説明する図である。まず、図4Aに示すように、テープ貼付治具20の開口部21内に、接着面を上にした状態で、個片テープ6を供給する。続いて、テープ貼付治具20上に、個片テープ6を貼り付ける面を下側にした状態で、基板1を供給する。
供給作業が完了した後、容器10を閉じて、気圧切替部により第1気密空間12A及び第2気密空間12Bを真空状態とする。その後、第2気密空間12Bをエアーを導入して大気圧として、第1気密空間12Aと第2気密空間12Bとに差圧を生じさせる。これにより、図4Cに示すように、弾性シート11が第1気密空間12A側に弾性変形し、弾性シート11上に配置されていた個片テープ6及びテープ貼付治具20が弾性シート11により押し上げられる。
個片テープ6は、テープ貼付治具20の開口部21の内面によりガイドされて、上方に配置された基板1側に移動する。すなわち、テープ貼付治具20は、個片テープ6を基板1の貼付領域にガイドするガイド機構となる。そして、まず、開口部21において個片テープ6の中心部が基板1に当接する。その後、基板1と個片テープ6の当接面積が所定量に達するまで、弾性シート11の弾性変形を進める。個片テープ6は、基板1が破損しない押付圧で基板1の内面へ押し当てられる。これにより、基板1に個片テープ6の全体が貼り付けられる。
図4Dは、実施の形態1にかかるテープ貼付方法によるテープの貼付状態を示す図である。図4Dに示すように、個片テープ6は基板1の外周部からはみ出すことなく、基板1の所定の位置に貼り付けられる。
このように、実施の形態1によれば、テープ貼付治具20を用いて、基板1のサイズよりも小さい個片テープ6を精度よく基板1に貼り付けることができる。実施の形態1にかかるテープ貼付方法を用いて、ウエハの研削工程用の保護テープの貼付を実施することにより、保護テープ貼付後の保護テープの切断を行う必要がなくなるため、工程数を減らすことが可能となる。また、保護テープの切断時に発生していた基板外周部の破損、損傷の発生を防止することができる。
さらに、ウエハのサイズよりも小さい保護テープをウエハに貼り付けることが可能であるため、保護テープのウエハ外周部からのはみ出しがなくなる。これにより、研削時にウエハと保護テープのはみ出し部分の間からの研削水の侵入や、保護テープのはみ出し部分の巻き込みによる破損、損傷を防止することが可能となる。
また、実施の形態1にかかるテープ貼付方法を用いて、メッキ工程用の保護テープの貼付を実施することにより、同様に保護テープの切断時に発生していた基板外周部の破損、損傷の発生を防止することができる。基板サイズよりも小さい保護テープを貼り付けることが可能であるため、メッキ時に基板と保護テープのはみ出し部分の間からのメッキ液、洗浄水などの侵入による基板汚れ、損傷を防止することが可能となる。
さらに、実施の形態1にかかるテープ貼付方法では、基板1に対して面加圧でテープ貼付を行うことができるため、基板1に対する局部的な加圧によるストレスを軽減することができる。このため、脆弱な基板、極薄な基板等に、基板サイズよりも小さいテープを貼り付ける場合でも、局部的な負荷による基板の破損を防止することが可能である。
実施の形態2.
実施の形態2にかかるテープ貼付治具及びこれを用いたテープ貼付装置の構成について、図5A〜5Cを参照して説明する。図5Aは、実施の形態2にかかるテープ貼付治具に基板及びテープを配置した状態を示す断面図である。図5Bは、実施の形態2にかかるテープ貼付装置の構成を示す図である。図5Cは、図5Bの一部を拡大した図である。図5A〜5Cにおいて、上述の構成と同じ構成要素には同一の符号を付している。
実施の形態2において、実施の形態1のテープ貼付治具20と異なる点は、溝23の代わりに多孔質樹脂プレート24を設けた点である。図5A〜5Cに示すように、多孔質樹脂プレート24は、テープ貼付治具20の上面に設けられている。多孔質樹脂プレート24は、第1気密空間12Aのテープ貼付治具20、弾性シート11、基板1で囲まれた囲繞空間と、第1気密空間12Aの当該囲繞空間以外の空間とを通気可能とするように設けられている。多孔質樹脂プレート24としては、例えば、フッ素樹脂多孔質プレート等を用いることができる。
なお、第1気密空間12Aの上記の囲繞空間と囲繞空間以外の空間とを通気することができれば、溝23、多孔質樹脂プレート24は、テープ貼付治具20のいずれの箇所に設けてもよい。溝23、多孔質樹脂プレート24以外の通気手段を採用することも可能である。また、もともと第1気密空間12Aの上記の囲繞空間と囲繞空間以外の空間とが通気しているのであれば、別途溝23や多孔質樹脂プレート24を設ける必要はない。
実施の形態3.
実施の形態3にかかるテープ貼付方法について、図6A、6Bを参照して説明する。図6A、6Bは、実施の形態3にかかるテープ貼付方法を説明する図である。実施の形態3のテープ貼付方法では、複数の個片テープ6が、基板1の所定の位置に同時に貼り付けられる。
テーププレート30は、複数の個片テープ6を接着面を上にした状態で保持する。例えば、テーププレート30には、個片テープ6と同じサイズのくぼみからなる複数の収容部31が設けられている。収容部31は、基板1のテープ貼付位置に対応して設けられている。複数の収容部31内にそれぞれ個片テープ6を収容することにより、テーププレート30は複数の個片テープ6を保持することができる。図6A、6Bに示す例では、テーププレート30に4つの収容部31が設けられ、それぞれの収容部31内に個片テープ6が収容されている。
実施の形態3では、実施の形態1又は2で説明したテープ貼付治具20と同じものを用いることができる。開口部21内には、複数の個片テープ6を保持したテーププレート30が配置される。テーププレート30に保持される個片テープ6の接着面が基板1に対向するように、テーププレート30が弾性シート11上に載置される。テーププレート30の外周縁が、テープ貼付治具20の開口部21の内面に接触する。
テープ貼付治具20の上面には、基板1が載置される。図6Bに示すように、テープ貼付治具20は、基板1が個片テープ6から所定の距離隔てるように基板1の周縁部を支持する。基板1の平面形状は、個片テープ6の平面形状よりも大きい。
実施の形態3にかかるテープ貼付方法について説明する。実施の形態1と同様に、まず、テープ貼付治具20の開口部21内に、接着面を上にした状態の複数の個片テープ6を保持するテーププレート30を供給する。続いて、テープ貼付治具20上に、個片テープ6を貼り付ける面を下側にした状態で、基板1を供給する。
供給作業が完了した後、容器10を閉じて、気圧切替部により第1気密空間12A及び第2気密空間12Bを真空状態とする。その後、第2気密空間12Bをエアーを導入して大気圧として、第1気密空間12Aと第2気密空間12Bとに差圧を生じさせる。これにより、弾性シート11が第1気密空間12A側に弾性変形し、テーププレート30及びテープ貼付治具20を押し上げる。
テーププレート30は、テープ貼付治具20の開口部21の内面によりガイドされて、上方に配置された基板1側に移動する。そして、まず、開口部21においてテーププレート30の中心部が基板1に当接する。その後、弾性シート11の弾性変形が進むにつれて、テーププレート30が基板1に当接する面積が増加し、個片テープ6が基板1に当接して基板1に複数の個片テープ6が同時に貼り付けられる。個片テープ6は、基板1が破損しない押付圧で基板1の内面へ押し当てられる。このように、実施の形態3では、実施の形態1において説明した効果に加えて、基板1の任意の位置に複数の個片テープを同時に貼り付けることができるという効果を有する。
実施の形態4.
実施の形態4にかかるテープ貼付治具について、図7A、7Bを参照して説明する。図7Aは、実施の形態4にかかるテープ貼付治具の構成を示す平面図である。図7Bは、図7AのVIIB−VIIB線における断面図である。
図7Aに示すように、実施の形態4にかかるテープ貼付治具20Aは、実施の形態1で説明した構成に加えて、回転止め面25を備える。回転止め面25は、個片テープ6の位置を固定するテープ位置決め部の一例である。略円形状の個片テープ6には、位置決め用の切欠き面6Aが設けられている。回転止め面25と個片テープ6の切欠き面6Aとが接触することにより、個片テープ6が開口部21内で回転するのを防止することができる。
弾性シート11を第1気密空間12Aと第2気密空間12Bとの差圧により弾性変形させると、個片テープ6が回転止め面25及び開口部21の内面にガイドされる。これにより、基板1に個片テープ6を所定の向きで貼り付けることが可能となる。
実施の形態5.
実施の形態5にかかるテープ貼付治具について、図8A、8Bを参照して説明する。図8Aは、実施の形態5にかかるテープ貼付治具の構成を示す平面図である。図8Bは、図8AのVIIIB−VIIIB線における断面図である。
図8Aに示すように、実施の形態5にかかるテープ貼付治具20Bは、実施の形態1で説明した構成に加えて、着脱可能な回転止めピン26を備える。回転止めピン26は、個片テープ6の位置を固定するテープ位置決め部の他の例である。
略円形状の個片テープ6には、位置決め用の切欠き面6Aが設けられている。切欠き面6Aと回転止めピン26とが接触することにより、個片テープ6が開口部21内で回転することを防止することができる。
弾性シート11を第1気密空間12Aと第2気密空間12Bとの差圧により弾性変形させると、回転止めピン26及び開口部21の内面に個片テープ6がガイドされる。これにより、基板1に個片テープ6を所定の向きで貼り付けることが可能となる。また、テープ貼付治具20Bは、回転止めピン26を取り外すことにより、切欠き面6Aが設けられていない円形状の個片テープ6の貼付時にも用いることができる。
なお、実施の形態4、5においては、個片テープ6に切欠き面6Aを設けたが、これに限定されない。実施の形態3において説明したテーププレート30に切欠き面を設け、当該切欠き面と回転止め面25とを接触させることにより、複数の個片テープ6を保持するテーププレート30の回転を防止することも可能である。
実施の形態6.
実施の形態6にかかるテープ貼付装置について、図9A、9Bを参照して説明する。図9Aは、実施の形態6にかかるテープ貼付装置の構成を示す図である。図9Bは、図9Aの一部を拡大した図である。
図9Aに示すように、実施の形態6にかかるテープ貼付装置200は、実施の形態1に記載の構成に加えて、押上プレート40を備えている。押上プレート40は、開口部21内において、弾性シート11と個片テープ6との間に配置される。図9Aに示すように、押上プレート40は、弾性シート11を弾性変形させた際に実質的に変形せずに個片テープ6基板1側へ押し上げる剛性の高い平板部材である。押上プレート40は、個片テープ6のサイズと略同じである。
図9Bに示すように、第1気密空間12Aと第2気密空間12Bとの差圧を利用して弾性シート11を弾性変形させると、押上プレート40と当該押上プレート40上に載置された個片テープ6とは、テープ貼付治具20の内面にガイドされ、基板1側に移動する。そして、個片テープ6が基板1に当接して貼り付けられる。個片テープ6の端部は、押上プレート40により基板1側に押圧され、基板1に貼り付けられる。
このように、実施の形態6では、弾性シート11がテープ貼付治具20の開口部21の形状に追従せず、個片テープ6の端部が弾性シート11により押圧されない場合でも、押上プレート40を用いることにより個片テープ6の端部まで基板1に貼り付けることが可能となる。
実施の形態7.
実施の形態7にかかるテープ貼付装置について、図10A、10Bを参照して説明する。図10Aは、実施の形態7にかかるテープ貼付装置の構成を示す図である。図10Bは、図10Aの一部を拡大した図である。
図10Aに示すように、実施の形態7にかかるテープ貼付装置200は、実施の形態1に記載の構成に加えて、押上プレート40Aを備えている。押上プレート40Aは、押上プレート40と同様に、開口部21内において、弾性シート11と個片テープ6との間に配置される。押上プレート40Aの端面には、プレート側切欠き部41が設けられている。プレート側切欠き部41は、押上プレート40のテープ貼付治具20と対向する面に形成されている。
また、テープ貼付治具20の押上プレート40と対向する面には、治具側切欠き部27が設けられている。すなわち、治具側切欠き部27は、開口部21の内面に設けられている。押上プレート40Aは、弾性シート11を弾性変形させた際に実質的に変形せずに個片テープ6基板1側へ押し上げる剛性の高い平板部材である。押上プレート40Aのプレート側切欠き部41を除く上面は、個片テープ6のサイズと略同じである。
図10Bに示すように、第1気密空間12Aと第2気密空間12Bとの差圧を利用して弾性シート11を弾性変形させると、押上プレート40Aと当該押上プレート40A上に載置された個片テープ6とは、テープ貼付治具20の内面にガイドされ、基板1側に移動する。そして、個片テープ6が基板1に当接して貼り付けられる。弾性シート11の弾性変形が進むにつれて、プレート側切欠き部41が治具側切欠き部27に勘合する。そして、個片テープ6の端部は、押上プレート40の上面により基板1側に押圧され、基板1に貼り付けられる。
このように、実施の形態7では、弾性シート11がテープ貼付治具20の開口部21の形状に追従せず、個片テープ6の端部が弾性シート11により押圧されない場合でも、押上プレート40を用いることにより個片テープ6の端部まで基板1に貼り付けることが可能となる。
上記実施の形態によれば、基板サイズよりも小さい個片テープを、基板を破損、損傷させることなく安定して貼り付けることが可能となる。また、プリカットテープなどのラベル状の個片テープの貼付精度を向上させることができる。
以上のように、実施の形態にかかる構成、動作を具体的な例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、上記説明した実施の形態に対し、形状、位置若しくは配置等に関し、必要に応じて当業者が様々な変更を加えることができるものである。例えば、複数の個片テープ6の貼付位置に合わせて、テープ貼付治具20に複数の開口部21を設け、弾性シート11が基板1に当接する当接面積を制限することも可能である。
(付記1)
内部に気密空間を有する容器と、
前記気密空間を上方に位置する第1気密空間と下方に位置する第2気密空間に仕切り、当該第1気密空間側に個片テープを載置する弾性シートと、
前記第1気密空間内において、前記弾性シート上に載置され、前記個片テープの平面形状よりも大きい平面形状を有する基板を前記個片テープから所定の距離を隔てるように支持し、前記基板の前記個片テープを貼り付ける領域を開口する開口部を備えるテープ貼付治具と、
前記第1及び第2気密空間を大気圧又は減圧に切り替える気圧切替部と、
を備え、
前記気圧切替部によって前記第1及び第2気密空間を真空状態とした後、前記第2気密空間を加圧して前記弾性シートを前記第1気密空間側に弾性変形させ、前記個片テープ及び前記テープ貼付治具を押し上げて、前記開口部において前記個片テープを前記基板に当接させ貼り付けるテープ貼付装置。
(付記2)
前記開口部内に配置され、複数の前記個片テープを保持するテーププレートをさらに備え、
複数の前記個片テープが前記基板に対向するように、前記テーププレートが前記弾性シート上に載置される、
付記1に記載のテープ貼付装置。
(付記3)
前記テーププレートには、前記個片テープを収容する収容部が設けられている、
付記2に記載のテープ貼付装置。
(付記4)
前記開口部内において、前記弾性シートと前記個片テープの間に配置される押上プレートをさらに備え、
前記押上プレートは、前記弾性シートを弾性変形させた際に実質的に変形せずに前記個片テープを押し上げる、
付記1〜3のいずれかに記載のテープ貼付装置。
(付記5)
前記テープ貼付治具は、前記押上プレートに対向する面に治具側切欠き部を有し、
前記押上プレートは、前記テープ貼付治具に対向する面に設けられたプレート側切欠き部を有し、
前記治具側切欠き部と前記プレート側切欠き部とは、前記弾性シートを弾性変形させた際に勘合する、
付記4に記載のテープ貼付装置。
(付記6)
前記テープ貼付治具は、前記基板の位置を固定する基板位置決め部をさらに備える、
付記1〜5のいずれかに記載のテープ貼付装置。
(付記7)
前記テープ貼付治具は、前記個片テープの位置を固定するテープ位置決め部をさらに備える、
付記1〜6のいずれかに記載のテープ貼付装置。
(付記8)
前記テープ貼付治具は、前記第1気密空間の当該テープ貼付治具と前記弾性シートと前記基板とによって囲まれた囲繞空間と、前記第1気密空間の前記囲繞空間以外の空間とを通気する通気部を備える、
付記1〜7のいずれかに記載のテープ貼付装置。
(付記9)
前記通気部は、前記テープ貼付治具に設けられた溝又は多孔質部材である、付記8に記載のテープ貼付装置。
(付記10)
内部に気密空間を有する容器と、
前記気密空間を上方に位置する第1気密空間と下方に位置する第2気密空間に仕切り、当該第1気密空間側に個片テープを載置する弾性シートと、
前記第1及び第2気密空間を大気圧又は減圧に切り替える気圧切替部と、
を有し、
前記気圧切替部によって前記第1及び第2気密空間を真空状態とした後、前記第2気密空間を大気圧として前記弾性シートを前記第1気密空間側に弾性変形させ、前記個片テープを当該個片テープの平面形状よりも大きい平面形状を有する基板に当接させ貼り付けるテープ貼付装置において用いられるテープ貼付治具であって、
前記基板の前記個片テープを貼り付ける領域を開口する開口部を備え、
前記第1気密空間内において、前記弾性シート上に載置され、
前記基板を前記個片テープから所定の距離を隔てるように支持し、
前記弾性シートを弾性変形させた際に前記個片テープとともに押し上げられ、前記開口部において前記個片テープを前記基板に当接させる、
テープ貼付治具。
(付記11)
前記テープ貼付装置は、
前記開口部内において、前記弾性シートと前記個片テープの間に配置され、前記弾性シートを弾性変形させた際に実質的に変形せずに前記個片テープを押し上げる、押上プレートをさらに備え、
前記テープ貼付治具は、
前記押上プレートに対向する面に設けられ、前記弾性シートを弾性変形させた際に、前記押上プレートに設けられたプレート側切欠き部と勘合する治具側切欠き部を有する、
付記10に記載のテープ貼付治具。
(付記12)
前記基板の位置を固定する基板位置決め部をさらに備える、
付記10又は11に記載のテープ貼付治具。
(付記13)
前記個片テープの位置を固定するテープ位置決め部をさらに備える、
付記10〜12のいずれかに記載のテープ貼付治具。
(付記14)
前記第1気密空間の前記テープ貼付治具と前記弾性シートと前記基板とによって囲まれた囲繞空間と、前記第1気密空間の前記囲繞空間以外の空間とを通気する通気部をさらに備える、
付記10〜13のいずれかに記載のテープ貼付治具。
(付記15)
前記通気部は、溝又は多孔質部材である、付記14に記載のテープ貼付治具。
(付記16)
内部に気密空間を有する容器と、
前記気密空間を上方に位置する第1気密空間と下方に位置する第2気密空間に仕切り、当該第1気密空間側に個片テープを載置する弾性シートと、
前記第1気密空間内において、前記弾性シート上に載置され、前記個片テープの平面形状よりも大きい平面形状を有する基板を前記個片テープから所定の距離を隔てるように支持し、前記基板の前記個片テープを貼り付ける領域を開口する開口部を備えるテープ貼付治具と、
前記第1及び第2気密空間を大気圧又は減圧に切り替える気圧切替部と、
を備えるテープ貼付装置において、
前記気圧切替部によって前記第1及び第2気密空間を真空状態とした後、前記第2気密空間を大気圧として前記弾性シートを前記第1気密空間側に弾性変形させ、前記個片テープ及び前記テープ貼付治具を押し上げて、前記開口部において前記個片テープを前記基板に当接させ貼り付けるテープ貼付方法。
(付記17)
前記テープ貼付装置は、前記開口部内に配置され、複数の前記個片テープを保持するテーププレートをさらに備え、
複数の前記個片テープが前記基板に対向するように、前記テーププレートを前記弾性シートに載置し、前記複数の個片テープを同時に前記基板に貼り付ける、
付記16に記載のテープ貼付方法。
(付記18)
前記テープ貼付装置は、前記開口部内において、前記弾性シートと前記個片テープの間に配置される押上プレートをさらに備え、
前記弾性シートを弾性変形させた際に、実質的に変形しない前記押上プレートにより前記個片テープを押し上げる、
付記16又は17に記載のテープ貼付方法。
(付記19)
前記テープ貼付治具は、前記押上プレートに対向する面に治具側切欠き部を有し、
前記押上プレートは、前記テープ貼付治具に対向する面に設けられたプレート側切欠き部を有し、
前記弾性シートを弾性変形させた際に、前記治具側切欠き部と前記プレート側切欠き部とを勘合させる、
付記18に記載のテープ貼付方法。
(付記20)
前記テープ貼付治具に設けられたテープ位置決め部により前記個片テープの位置を固定する、
付記16〜19のいずれかに記載のテープ貼付装置。
1 基板
2 テープ
3 カッター
4 フレーム
5 フレーム台
6 個片テープ
6A 切欠き面
10 容器
11 弾性シート
12 気密空間
12A 第1気密空間
12B 第2気密空間
20 テープ貼付治具
20A テープ貼付治具
20B テープ貼付治具
21 開口部
22 位置決めピン
23 溝
24 多孔質樹脂プレート
25 回転止め面
26 回転止めピン
27 治具側切欠き部
30 テーププレート
31 収容部
40 押上プレート
40A 押上プレート
41 プレート側切欠き部
100 テープ貼付装置
200 テープ貼付装置

Claims (10)

  1. 内部に気密空間を有する容器と、
    前記気密空間を上方に位置する第1気密空間と下方に位置する第2気密空間に仕切り、当該第1気密空間側に個片テープを載置する弾性シートと、
    前記第1気密空間内において、前記弾性シート上に載置され、前記個片テープの平面形状よりも大きい平面形状を有する基板を前記個片テープから所定の距離を隔てるように支持し、前記基板の前記個片テープを貼り付ける領域を開口する開口部を備えるテープ貼付治具と、
    前記第1及び第2気密空間を大気圧又は減圧に切り替える気圧切替部と、
    を備え、
    前記気圧切替部によって前記第1及び第2気密空間を真空状態とした後、前記第2気密空間を加圧して前記弾性シートを前記第1気密空間側に弾性変形させ、前記個片テープ及び前記テープ貼付治具を押し上げて、前記開口部において前記個片テープを前記基板に当接させ貼り付けるテープ貼付装置。
  2. 前記開口部内に配置され、複数の前記個片テープを保持するテーププレートをさらに備え、
    複数の前記個片テープが前記基板に対向するように、前記テーププレートが前記弾性シート上に載置される、
    請求項1に記載のテープ貼付装置。
  3. 前記テーププレートには、前記個片テープを収容する収容部が設けられている、
    請求項2に記載のテープ貼付装置。
  4. 前記開口部内において、前記弾性シートと前記個片テープの間に配置される押上プレートをさらに備え、
    前記押上プレートは、前記弾性シートを弾性変形させた際に実質的に変形せずに前記個片テープを押し上げる、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のテープ貼付装置。
  5. 前記テープ貼付治具は、前記押上プレートに対向する面に治具側切欠き部を有し、
    前記押上プレートは、前記テープ貼付治具に対向する面に設けられたプレート側切欠き部を有し、
    前記治具側切欠き部と前記プレート側切欠き部とは、前記弾性シートを弾性変形させた際に勘合する、
    請求項4に記載のテープ貼付装置。
  6. 前記テープ貼付治具は、前記基板の位置を固定する基板位置決め部をさらに備える、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載のテープ貼付装置。
  7. 前記テープ貼付治具は、前記個片テープの位置を固定するテープ位置決め部をさらに備える、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載のテープ貼付装置。
  8. 前記テープ貼付治具は、前記第1気密空間の当該テープ貼付治具と前記弾性シートと前記基板とによって囲まれた囲繞空間と、前記第1気密空間の前記囲繞空間以外の空間とを通気する通気部を備える、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載のテープ貼付装置。
  9. 前記通気部は、前記テープ貼付治具に設けられた溝又は多孔質部材である、請求項8に記載のテープ貼付装置。
  10. 内部に気密空間を有する容器と、
    前記気密空間を上方に位置する第1気密空間と下方に位置する第2気密空間に仕切り、当該第1気密空間側に個片テープを載置する弾性シートと、
    前記第1及び第2気密空間を大気圧又は減圧に切り替える気圧切替部と、
    を有し、
    前記気圧切替部によって前記第1及び第2気密空間を真空状態とした後、前記第2気密空間を大気圧として前記弾性シートを前記第1気密空間側に弾性変形させ、前記個片テープを当該個片テープの平面形状よりも大きい平面形状を有する基板に当接させ貼り付けるテープ貼付装置において用いられるテープ貼付治具であって、
    前記基板の前記個片テープを貼り付ける領域を開口する開口部を備え、
    前記第1気密空間内において、前記弾性シート上に載置され、
    前記基板を前記個片テープから所定の距離を隔てるように支持し、
    前記弾性シートを弾性変形させた際に前記個片テープとともに押し上げられ、前記開口部において前記個片テープを前記基板に当接させる、
    テープ貼付治具。
JP2014144423A 2014-07-14 2014-07-14 テープ貼付装置及びテープ貼付治具 Active JP6388331B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014144423A JP6388331B2 (ja) 2014-07-14 2014-07-14 テープ貼付装置及びテープ貼付治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014144423A JP6388331B2 (ja) 2014-07-14 2014-07-14 テープ貼付装置及びテープ貼付治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016021480A JP2016021480A (ja) 2016-02-04
JP6388331B2 true JP6388331B2 (ja) 2018-09-12

Family

ID=55266151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014144423A Active JP6388331B2 (ja) 2014-07-14 2014-07-14 テープ貼付装置及びテープ貼付治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6388331B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6944625B2 (ja) * 2016-09-08 2021-10-06 株式会社タカトリ 基板への接着シート貼り付け装置及び貼り付け方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3892703B2 (ja) * 2001-10-19 2007-03-14 富士通株式会社 半導体基板用治具及びこれを用いた半導体装置の製造方法
JP2003209082A (ja) * 2002-01-15 2003-07-25 Nitto Denko Corp 保護テープの貼付方法およびその装置並びに保護テープの剥離方法
JP4143488B2 (ja) * 2003-06-30 2008-09-03 Necエンジニアリング株式会社 テープ貼付装置
JP4152295B2 (ja) * 2003-10-23 2008-09-17 Necエンジニアリング株式会社 テープ貼付装置
JP2005340390A (ja) * 2004-05-25 2005-12-08 Nec Compound Semiconductor Devices Ltd 半導体装置の製造装置及び製造方法
JP4143623B2 (ja) * 2005-04-26 2008-09-03 Necエンジニアリング株式会社 テープ貼付装置
JP4812131B2 (ja) * 2008-04-18 2011-11-09 Necエンジニアリング株式会社 基板貼り合わせ装置
JP5649125B2 (ja) * 2011-07-01 2015-01-07 Necエンジニアリング株式会社 テープ貼付装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016021480A (ja) 2016-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20120073225A (ko) 공급 스테이션으로부터 평면형 물체 피킹 장치
JP4143623B2 (ja) テープ貼付装置
WO2017154304A1 (ja) 基板転写方法および基板転写装置
JP2018199177A (ja) 焼結磁石の切断加工機及び切断加工方法
JP6388331B2 (ja) テープ貼付装置及びテープ貼付治具
JP2009302237A (ja) テープ貼付装置
JP2005277037A (ja) 補強半導体ウエハに固定された補強板の分離方法およびその装置
JP5261308B2 (ja) 押圧装置
JP6029334B2 (ja) 分割装置
JP2014165233A (ja) 積層ウェーハの加工方法および粘着シート
JP5536574B2 (ja) 接着フィルム装着装置
JP2011151230A (ja) 支持フレーム
JP2009060039A (ja) 半導体ウエハ等の板状部材の保護シート剥離用接着テープの取り付け方法及び保護シート剥離方法
KR102351927B1 (ko) 브레이크 장치 및 브레이크 장치에 있어서의 취성 재료 기판의 분단 방법
JP2016043503A (ja) 脆性材料基板の分断方法、脆性材料基板分断用の基板保持部材、および、脆性材料基板の分断時に使用する粘着フィルム張設用の枠体
JP6430244B2 (ja) チャックテーブル機構
JP2018041916A (ja) テープ貼着方法
JP6749118B2 (ja) 基板転写方法および基板転写装置
JP2017050412A (ja) 保持治具
JP4942329B2 (ja) 半導体ウェーハの処理用治具及び半導体ウェーハの処理方法
JP6723644B2 (ja) エキスパンドシート
JP3200936U (ja) シート貼付装置
JP2014078606A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2015035452A (ja) シート貼付装置及びシート貼付方法
JP2020025010A (ja) ウェーハ用スペーサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170609

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20170713

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180717

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180809

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6388331

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150