JP6430244B2 - チャックテーブル機構 - Google Patents

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本発明は、レーザー加工に用いるレーザー加工装置のチャックテーブル機構に関する。
半導体ウエーハや光デバイスウエーハの内部に改質層を形成し、改質層を破断基点として各デバイスチップにウエーハを分割する技術が知られている。この際、改質層を形成するレーザー光線は、ウエーハに対して透過性を有するが、ウエーハの表面に形成された膜に対しては透過性を有さない場合が多いため、膜が被覆されていないウエーハの裏面側からレーザー光線を入射することがある。
ウエーハは、通常、粘着テープを介して環状のフレームにデバイスが形成された表面を露出して固定されて加工される。デバイスをアライメントなどで用いるためであり、レーザー加工後も同様の理由から、デバイスを露出させて固定されている方が効率的な工程となる。
ウエーハの裏面側からレーザー光線を入射する場合には、デバイスが形成された表面をチャックテーブルの保持面で保持し、粘着テープを透過させつつウエーハの裏面からレーザー加工を実施する加工方法が提案されている。そして、デバイスが直接保持面に接触して損傷するのを防ぐために、シート状部材を介して保持する加工方法も提案され、シート状部材を固定する手段を備えたチャックテーブル機構も提案されている(特許文献1)。
特開2013−229403号公報
しかしながら、特許文献1に示されたチャックテーブル機構では、シート状部材の薄化による可撓性の増加により、シート状部材を固定するのが難しくなっていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、シート状部材を容易に固定することができるチャックテーブル機構を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のチャックテーブル機構は、表面にデバイスが形成されたウエーハを保持する保持面を有する保持部と、該保持部を囲繞する枠体とを備えるチャックテーブル機構であって、該保持面と該枠体とを有する円板状のテーブル本体部と、該保持面を覆い、該枠体に至る大きさのシート状部材と、該テーブル本体部の外周に嵌合し、該保持面を覆った該シート状部材の該テーブル本体部からはみ出した外周部を該保持面より下方へ押し下げて固定する環状固定部と、を備え、該テーブル本体部の外周に嵌合した該環状固定部を周方向に回転させ所定の位置に位置づけると、該テーブル本体部の外周と該環状固定部とに形成された係合手段によって、該テーブル本体部と該環状固定部が互いに固定されるとともに、該シート状部材が、可撓性と通気性を備えた材質で形成され、該保持面を覆い、該枠体に至る大きさの本体部と、該枠体の周縁に沿って該本体部に断続的に形成され、該保持面と対応する保持領域と該保持領域の外周の外周部とを区切る複数の断続孔部と、を備えることを特徴とする。
上記チャックテーブル機構は、該係合手段が、該テーブル本体部の外周と該環状固定部のうち、一方に形成された凹部と、他方に形成された凸部とからなり、該凹部に該凸部が嵌合して該テーブル本体部に該環状固定部が固定されるものとすることができる。
本発明のチャックテーブル機構では、シート状部材の外周を環状固定部で保持面より下方に押し下げつつ固定することで、可撓性のあるシート状部材を確実に固定することができるようになった。また、回転によってテーブル本体部と環状固定部と嵌合させるため、シート状部材を確実に固定でき、且つ着脱作業を容易にすることができるという効果も奏する。
図1は、実施形態に係るシート状部材を示す図である。 図2は、実施形態に係るシート状部材が設置されるチャックテーブル機構を分解して示す斜視図である。 図3は、実施形態に係るチャックテーブル機構のテーブル本体部と環状固定部の要部の断面図である。 図4は、実施形態に係るチャックテーブル機構の断面図である。 図5は、図2に示されたチャックテーブル機構がウエーハなどを保持する状態を示す斜視図である。 図6は、図2に示されたチャックテーブル機構に保持したウエーハにレーザー加工を施す状態を示す側断面図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態〕
実施形態に係るチャックテーブル機構を図面に基いて説明する。図1(a)は、実施形態に係るチャックテーブル機構のシート状部材の平面図である。図1(b)は、図1(a)中のIB−IB線に沿う断面図である。図2は、実施形態に係るチャックテーブル機構を分解して示す斜視図である。図3(a)は、実施形態に係るチャックテーブル機構のテーブル本体部と環状固定部との固定前の要部の断面図である。図3(b)は、実施形態に係るチャックテーブル機構のテーブル本体部と環状固定部との固定後の要部の断面図である。図4は、実施形態に係るチャックテーブル機構の断面図である。図5は、図2に示されたチャックテーブル機構がウエーハなどを保持する状態を示す斜視図である。図6は、図2に示されたチャックテーブル機構に保持したウエーハにレーザー加工を施す状態を示す側断面図である。
本実施形態に係るチャックテーブル機構10は、図6に示すレーザー加工装置1を構成する。レーザー加工装置1は、ウエーハWにレーザー光線Lを照射するものである。図6に示すレーザー加工装置1によりレーザー光線Lが照射される加工対象であるウエーハWは、本実施形態ではシリコン、サファイア、ガリウムなどを母材とする円板状の半導体ウエーハや光デバイスウエーハである。
ウエーハWは、図5に示すように、表面WSに格子状に設けられた分割予定ラインSによって区画された各領域にデバイスDがそれぞれ形成されている。ウエーハWは、図5及び図6に示すように、外周縁が環状フレームFに貼着された粘着テープTの粘着面TaにデバイスDが複数形成されている表面WSの裏側の裏面WRが貼着されることで、環状フレームFに固定される。このために、ウエーハWは、デバイスDが複数形成された表面WSが露出した状態で環状フレームFに固定される。なお、ウエーハWの表面WSには、図示しないエピ層が形成されている。このエピ層は、レーザー光線Lを減衰又は遮断する材料で構成されている。また、粘着テープT及び粘着面Taは、レーザー光線Lを透過する材料で構成されている。
レーザー加工装置1は、ウエーハWの内部に改質層K(図6に示す)を形成する装置である。なお、改質層Kとは、密度、屈折率、機械的強度やその他の物理的特性が周囲のそれとは異なる状態になった領域のことを意味し、溶融処理領域、クラック領域、絶縁破壊領域、屈折率変化領域、及びこれらの領域が混在した領域等を例示できる。
レーザー加工装置1は、図6に示すように、ウエーハWを保持するチャックテーブル機構10と、チャックテーブル機構10に保持されたウエーハWに該ウエーハWを透過する例えば波長が1064nmのレーザー光線Lを照射するレーザー光線照射手段30と、チャックテーブル機構10とレーザー光線照射手段30とを互いに直交する水平方向と平行なX、Y軸方向に相対的に移動させるX軸移動手段及びY軸移動手段(図示しない)などを少なくとも含んで構成されている。
チャックテーブル機構10は、ウエーハWを保持面12aで吸引保持するものである。チャックテーブル機構10は、図2及び図5に示すように、ウエーハWの表面WS側を保持面12aで吸引保持する円板状のテーブル本体部11と、シート状部材20と、テーブル本体部11に着脱自在に締結される環状固定部15とを含んで構成されている。
テーブル本体部11は、レーザー加工前のウエーハWが保持面12a上に載置されて、環状フレームFの開口に貼着されたウエーハWを保持するものである。テーブル本体部11は、ウエーハWを吸引保持する保持面12aを有する保持部12と、保持部12を囲繞する枠体13とを備える。即ち、テーブル本体部11は、保持面12aと枠体13とを有する。保持部12は、ポーラスセラミック等の多孔質材から形成された円盤形状であり、図示しない真空吸引経路を介して図示しない真空吸引源と接続され、保持面12aに載置されたウエーハWを吸引することで保持する。枠体13は、ステンレス鋼などの金属で構成され、円環状に形成されている。
テーブル本体部11は、X軸移動手段によりX軸方向に加工送りされ、かつ回転駆動源(図示せず)により中心軸線回りに回転されるとともに、Y軸移動手段によりY軸方向に割り出し送りされる。また、テーブル本体部11の周囲には、エアーアクチュエータにより駆動してウエーハWの周囲の環状フレームFを挟持するクランプ部14が複数設けられている。
シート状部材20は、図2及び図6に示すテーブル本体部11の保持部12の保持面12aを覆い、枠体13に至る大きさに形成されている。シート状部材20は、保持面12aに対面するウエーハW表面WSのデバイスDを保護するものである。シート状部材20は、超高分子量ポリエチレンなどの合成樹脂からなる多孔質フィルムであって、可撓性と通気性と離型性を備えた材質で形成されている。シート状部材20は、保持部12の保持面12aよりも直径の大きな円形である。なお、本実施形態では、シート状部材20の直径は、340mmに形成され、厚さが0.1mm〜0.4mm程度、例えば、0.18mm程度に形成されている。
シート状部材20は、図1(a)及び図1(b)に示すように、保持部12の保持面12aを覆い、枠体13に至る大きさの本体部21と、複数の断続孔部22とを備える。本体部21の直径は、枠体13の外径即ちテーブル本体部11の外径よりも大きく形成されている。断続孔部22は、枠体13の周縁(外縁)に沿って、本体部21に断続して形成され、保持面12aと対応する本体部保持領域23と、本体部保持領域23の外周の外周部24とに本体部21を区切るものである。断続孔部22は、本体部21に開口した孔であり、平面形状が本体部21の中心を曲率の中心とする円弧状に形成され、本体部21の周方向に間隔をあけて等間隔に配置されている。
断続孔部22により区切られる本体部21の本体部保持領域23は、シート状部材20がチャックテーブル機構10のテーブル本体部11を覆うと、保持面12a及び枠体13の上面に重なる。本体部21の外周部24は、シート状部材20がチャックテーブル機構10のテーブル本体部11を覆うと、枠体13の外周面に重なり、外周に環状固定部15が嵌合して、枠体13の外周面と環状固定部15との間に挟まれる。このために、断続孔部22は、シート状部材20がチャックテーブル機構10のテーブル本体部11を覆うと、枠体13の角部13aに重なる。なお、本実施形態では、シート状部材20の外周部24の幅は、20mm程度に形成されている。
環状固定部15は、ステンレス鋼などの金属で構成され、円環状に形成されている。環状固定部15は、テーブル本体部11の枠体13の外周に嵌合し、保持面12aを覆ったシート状部材20のテーブル本体部11の枠体13の外縁からはみ出した外周部24を枠体13の外周面との間に挟んで保持面12aより下方に押し下げて固定するものである。
チャックテーブル機構10は、テーブル本体部11と環状固定部15とを互いに固定するテーブル本体部11に設けられたテーブル本体部側係合手段40(係合手段に相当する)と、環状固定部15に設けられた環状固定部側係合手段50(係合手段に相当する)とを備えている。
テーブル本体部側係合手段40は、テーブル本体部11の枠体13の外周に形成されている。テーブル本体部側係合手段40は、枠体13の外周面のうちの保持面12aから離れた側の縁部から外周方向に突出した外周突出部41と、外周突出部41の先端に連なりテーブル本体部11の周方向に延在した周方向延在部42とを備えて、平板状に形成されている。周方向延在部42には、当該周方向延在部42を貫通した凹部43が設けられている。即ち、テーブル本体部側係合手段40には、凹部43が設けられている。
環状固定部側係合手段50は、環状固定部15の外周に設けられている。環状固定部側係合手段50は、環状固定部15の外周面から中心軸線と平行に保持面12aから離れる方向に突出した軸線方向延在部51と、軸線方向延在部51の先端から外周方向に突出した外周突出部52とを備えて、側方からみてL字状に形成されている。外周突出部52には、保持面12a側に突出した凸部53と、さらに外周方向に突出した棒状の把持部54とを備える。テーブル本体部側係合手段40と、環状固定部側係合手段50とは、凹部43内に凸部53が嵌合して、テーブル本体部11に環状固定部15が固定される。このように、係合手段40,50は、テーブル本体部11の外周と環状固定部15のうち、一方に形成された凹部43と、他方に形成された凸部53とからなり、凹部43に凸部53が嵌合して、テーブル本体部11に環状固定部15が固定される。また、係合手段40,50は、周方向に間隔をあけて複数設けられるのが望ましく、本実施形態では、係合手段40,50は、周方向に等間隔に2つずつ設けられ、テーブル本体部側係合手段40は、互いに隣り合うクランプ部14間の中央に設けられている。また、係合手段40,50は、互いに嵌合した状態でクランプ部14よりも中心軸線方向に保持面12aから離間した位置に配置されている。
次に、前述した構成のチャックテーブル機構10の組み立て方法について説明する。環状固定部15が嵌合していない状態で、テーブル本体部11の保持面12aにシート状部材20の本体部保持領域23を重ね、断続孔部22をテーブル本体部11の枠体13の角部13aに重ねる。そして、シート状部材20の外周部24をテーブル本体部11の枠体13の外周面に押し付けながら、環状固定部15をテーブル本体部11の枠体13の外周に嵌合させる。そして、図3(a)に示すように、テーブル本体部側係合手段40と、環状固定部側係合手段50とが周方向に並び、環状固定部側係合手段50の外周突出部52がテーブル本体部側係合手段40よりも保持面12aから離れる位置に位置付けて、環状固定部15をテーブル本体部11の枠体13の外周に嵌合させる。
そして、テーブル本体部側係合手段40の凹部43と環状固定部側係合手段50の凸部53とが近づく方向に、把持部54を把持しながらテーブル本体部11の外周に嵌合した環状固定部15を周方向に回転させる。すると、凸部53上をテーブル本体部側係合手段40が乗り上げて、図3(b)に示すように、凹部43に凸部53が嵌合する。こうして、環状固定部15を凹部43に凸部53が嵌合する所定の位置に位置付けると、係合手段40,50によって、図4及び図5に示すように、テーブル本体部11と環状固定部15とが互いに固定される。このとき、シート状部材20の断続孔部22がテーブル本体部11の枠体13の角部13aに重なっているので、シート状部材20がテーブル本体部11の枠体13の角部13aにおいて確実に屈曲して、保持面12aに本体部保持領域23を密着させることができる。
前述した構成のチャックテーブル機構10を備えたレーザー加工装置1は、テーブル本体部11の保持部12の保持面12a上にシート状部材20を介して、ウエーハWの表面WSを吸引保持し、かつ、クランプ部14により環状フレームFを挟持する。すると、粘着テープTの粘着面Taが主に枠体13の角部13a上でシート状部材20に対面する。そして、レーザー加工装置1は、X軸移動手段、Y軸移動手段、回転駆動源によりチャックテーブル機構10に保持したウエーハWとレーザー光線照射手段30とを分割予定ラインSに沿って相対的に移動させながらレーザー光線照射手段30からウエーハWの裏面WRに向けてレーザー光線Lを照射して、分割予定ラインSに改質層Kを形成する。全ての分割予定ラインSに改質層Kを形成すると、レーザー光線照射手段30からのレーザー光線Lの照射を停止する。そして、改質層Kが形成されたウエーハWは、次工程などに搬送された後、改質層Kを基点としてデバイスチップに分割される。
以上のように、本実施形態に係るチャックテーブル機構10によれば、シート状部材20の外周部24を環状固定部15で保持面12aより下方に押し下げつつ固定することで、可撓性のあるシート状部材20を確実に固定することができるようになった。また、枠体13の外周に嵌合した環状固定部15を周方向に回転して、テーブル本体部側係合手段40と環状固定部側係合手段50とを嵌合させて、テーブル本体部11と環状固定部15とを固定することができる。このように、環状固定部15の回転によってテーブル本体部11と環状固定部15と固定できるため、シート状部材20を確実に固定でき、シート状部材20を容易に固定することができる。
また、チャックテーブル機構10は、テーブル本体部側係合手段40が凹部43を備え、環状固定部側係合手段50が凸部53を備えているので、テーブル本体部11と環状固定部15とを容易に固定することができる。また、チャックテーブル機構10は、係合手段40,50が互いに嵌合した状態でクランプ部14よりも中心軸線方向に保持面12aから離間した位置に配置されている。このために、チャックテーブル機構10は、吸引保持したウエーハWを貼着した粘着テープTと係合手段40,50とが干渉することを抑制することができる。
また、チャックテーブル機構10は、シート状部材20が枠体13の周縁に沿って本体部21に断続的に開口した断続孔部22が枠体13の角部13aに重なる。このために、シート状部材20は、断続孔部22が粘着テープTとの接触面積を削減することとなる。したがって、シート状部材20は、粘着テープTが貼着する恐れを低減させることができ、レーザー加工終了時に粘着テープTが剥がれなくなることを抑制でき、レーザー加工後のウエーハWの搬出を確実に行うことができる。
また、チャックテーブル機構10は、シート状部材20の本体部21に断続的に開口した断続孔部22が枠体13の角部13aに重なるので、枠体13の角部13aで確実に屈曲させることができ、本体部保持領域23を保持面12aに密に接触させて沿わせることができ、外周部24を枠体13の外周面に密に接触させて沿わせることができる。したがって、シート状部材20は、外周部24が保持面12aより垂れ下がって枠体13の外周面に沿わされる際に、保持面12aを覆う本体部保持領域23への影響を最小限に抑え、保持面12aを覆う本体部保持領域23がうねることなく、平らな状態を維持することができる。したがって、シート状部材20は、チャックテーブル機構10に固定する事が容易になった。
前述した実施形態では、テーブル本体部側係合手段40に凹部43を設け、環状固定部側係合手段50に凸部53を設けたが、本発明では、テーブル本体部側係合手段40に凸部53を設け、環状固定部側係合手段50に凹部43を設けてもよい。また、本発明では、凹部43が、テーブル本体部側係合手段40や環状固定部側係合手段50を貫通せずに、これらに設けられた凹みであってもよい。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
10 チャックテーブル機構
11 テーブル本体部
12 保持部
12a 保持面
13 枠体
15 環状固定部
20 シート状部材
21 本体部
22 断続孔部
23 本体部保持領域
24 外周部
40 テーブル本体部側係合手段(係合手段)
43 凹部
50 環状固定部側係合手段(係合手段)
53 凸部
W ウエーハ
WS 表面
D デバイス

Claims (2)

  1. 表面にデバイスが形成されたウエーハを保持する保持面を有する保持部と、該保持部を囲繞する枠体とを備えるチャックテーブル機構であって、
    該保持面と該枠体とを有する円板状のテーブル本体部と、
    該保持面を覆い、該枠体に至る大きさのシート状部材と、
    該テーブル本体部の外周に嵌合し、該保持面を覆った該シート状部材の該テーブル本体部からはみ出した外周部を該保持面より下方へ押し下げて固定する環状固定部と、を備え、
    該テーブル本体部の外周に嵌合した該環状固定部を周方向に回転させ所定の位置に位置づけると、該テーブル本体部の外周と該環状固定部とに形成された係合手段によって、該テーブル本体部と該環状固定部が互いに固定されるとともに、
    該シート状部材は、
    可撓性と通気性を備えた材質で形成され、該保持面を覆い、該枠体に至る大きさの本体部と、
    該枠体の周縁に沿って該本体部に断続的に形成され、該保持面と対応する保持領域と該保持領域の外周の外周部とを区切る複数の断続孔部と、
    を備えることを特徴とするチャックテーブル機構。
  2. 該係合手段は、該テーブル本体部の外周と該環状固定部のうち、一方に形成された凹部と、他方に形成された凸部とからなり、該凹部に該凸部が嵌合して該テーブル本体部に該環状固定部が固定されることを特徴とする請求項1記載のチャックテーブル機構。
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