JP6388115B2 - 撮像装置、撮像制御方法及びプログラム - Google Patents

撮像装置、撮像制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、被写体を照明する発光手段を備えた撮像装置、撮像制御方法及びプログラムに関する。
従来、デジタルカメラなどの撮像装置において、当該撮像装置(自カメラ)と他の撮像装置(他のカメラ)とが同じ被写体を同期して撮影する場合に、特開2003−324649(特許文献1)には、各々のカメラで予備撮影を行って求められた撮影条件を親機のカメラがまとめて取得すると共に、各々のカメラの撮影条件などを考慮して、連写の有無、連写の枚数、発光の有無、撮影開始のずれ、を決定して各々のカメラに通知するようにした技術が記載されている。また、特開2012−123131(特許文献2)、特開2003−274251(特許文献3)には、複数のカメラで同じ被写体を同期して撮影する場合に、互いの発光による影響を受けないように、各カメラの撮影タイミングをずらすようにした技術が記載されている。
特開2003−324649号公報 特開2012−123131号公報 特開2003−274251号公報
しかしながら、上述の特許文献1の技術においては、複数のカメラによる同期した撮影時の発光制御に関しては、撮影枚数に応じて発光の有無を決定したり、充電完了状態にあるか否かに応じて設定条件を決定したりするだけであって、あるカメラの発光が別のカメラに与える露出条件への影響については何ら考慮されてはおらず、同期撮影によって発光が重なり合ってしまうことがある。また、上述の特許文献2及び3においては、あるカメラの発光が別のカメラに与える露出条件への影響については考慮しているが、単純に撮影タイミング(発光タイミング)をずらして互いの影響を無くしているに過ぎない。
本発明の課題は、複数の撮像装置で同じ被写体を同期して撮影する場合に、複数の撮像装置側の発光条件を含む露出条件を、各撮像装置の発光が相互に与える露出条件への影響を加味した適正な状態に設定できるようにすることである。
上述した課題を解決するために本発明の第1の態様の撮像装置は、
被写体を照明する発光手段を備えた撮像装置であって、
被写体の明るさ計測により前記発光手段の発光条件を含む露出条件を自動決定する自動露出制御手段と、
当該撮像装置と他の撮像装置とが同じ被写体を同期して撮影するように通信手段を介して撮影タイミングを制御する同期撮影制御手段と、
前記同期撮影制御手段により同期した撮影を行う場合に、他の撮像装置の発光条件を取得し、この取得した他の撮像装置側の発光条件に応じて、前記自動露出制御手段により自動決定される当該撮像装置の露出条件を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記同期撮影制御手段により同期した撮影を行う場合に、前記自動露出制御手段により露出条件を自動決定した後、他の撮像装置で自動決定された発光条件を取得し、この取得した他の撮像装置側の発光条件に応じて、前記自動露出制御手段により自動決定された当該撮像装置の露出条件を制御すると共に、前記自動露出制御手段により自動決定された当該撮像装置側の発光条件を他の撮像装置に送信することにより、この送信した当該撮像装置側の発光条件に応じて、他の撮像装置側で自動決定された露出条件を制御させる
ことを特徴とする。
上述した課題を解決するために本発明の第2の態様の撮像装置は、
被写体を照明する発光手段を備えた撮像装置であって、
被写体の明るさ計測により前記発光手段の発光条件を含む露出条件を自動決定する自動露出制御手段と、
当該撮像装置と他の撮像装置とが同じ被写体を同期して撮影するように通信手段を介して撮影タイミングを制御する同期撮影制御手段と、
前記同期撮影制御手段により同期した撮影を行う場合に、他の撮像装置の発光条件を取得し、この取得した他の撮像装置側の発光条件に応じて、前記自動露出制御手段により自動決定される当該撮像装置の露出条件を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、当該撮像装置及び他の撮像装置側の発光条件が発光有りの場合に、当該撮像装置側の発光条件を発光無しに変更、又は他の撮像装置側の発光条件を発光無しに変更させる制御を行う
ことを特徴とする。
上述した課題を解決するために本発明の第3の態様の撮像装置は、
被写体を照明する発光手段を備えた撮像装置であって、
被写体の明るさ計測により前記発光手段の発光条件を含む露出条件を自動決定する自動露出制御手段と、
当該撮像装置と他の撮像装置とが同じ被写体を同期して撮影するように通信手段を介して撮影タイミングを制御する同期撮影制御手段と、
前記同期撮影制御手段により同期した撮影を行う場合に、他の撮像装置の発光条件を取得し、この取得した他の撮像装置側の発光条件に応じて、前記自動露出制御手段により自動決定される当該撮像装置の露出条件を制御する制御手段と、
被写体から当該撮像装置及び他の撮像装置までの距離を特定する特定手段と、を備え、
前記制御手段は、前記特定手段によって特定された被写体に対する当該撮像装置及び他の撮像装置の距離に応じて、当該撮像装置の露出条件を変更する調整を行う
ことを特徴とする。
上述した課題を解決するために本発明の第4の態様の撮像装置は、
被写体を照明する発光手段を備えた撮像装置であって、
被写体の明るさ計測により前記発光手段の発光条件を含む露出条件を自動決定する自動露出制御手段と、
当該撮像装置と他の撮像装置とが同じ被写体を同期して撮影するように通信手段を介して撮影タイミングを制御する同期撮影制御手段と、
前記同期撮影制御手段により同期した撮影を行う場合に、他の撮像装置の発光条件を取得し、この取得した他の撮像装置側の発光条件に応じて、前記自動露出制御手段により自動決定される当該撮像装置の露出条件を制御する制御手段と、
被写体に対する当該撮像装置及び他の撮像装置の方向を特定する特定手段と、を備え、
前記制御手段は、他の撮像装置側の発光量、前記特定手段によって特定された被写体に対する他の撮像装置の方向と被写体に対する当該撮像装置の方向が成す開き角度に応じて、他の撮像装置側の発光による被写体の明るさ変化が当該撮像装置の撮影画像に与える露出条件への影響度を求め、この影響度に応じて当該撮像装置の露出条件を変更する制御を行う
ことを特徴とする。
本発明によれば、複数の撮像装置で同じ被写体を同期して撮影する場合に、複数の撮像装置の発光条件を含む露出条件を、各撮像装置の発光が相互に与える露出条件への影響を加味した適正な状態に設定することができ、適正露出による同期撮影の実現が可能となる。
複数台の撮像装置(カメラ)が同じ被写体を異なる位置から同期して撮影を行うために各カメラを通信接続した撮像システムを示した図。 撮像装置(カメラ)の基本的な構成要素を示したブロック図。 複数台のカメラによる“同期撮影”のメニュー項目が選択指定された際に実行開始される各カメラの動作(第1実施形態の特徴部分の動作概要)を示したフローチャート。 露出条件再決定処理(図3のステップA9)を詳述するためのフローチャート。 複数台のカメラによる“同期撮影”のメニュー項目が選択指定された際に実行開始される各カメラの動作(第2実施形態の特徴部分の動作概要)を示したフローチャート。 図5の動作に続くフローチャート。 露出条件再決定処理(図6のステップC9)を詳述するためのフローチャート。 第3実施形態において、被写体に対する各カメラの開き角度を説明するための図。 第3実施形態における露出条件再決定処理(図6のステップC9)を詳述するためのフローチャート。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
先ず、図1〜図4を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
図1は、複数台の撮像装置(カメラ)が同じ被写体を異なる位置から同期して撮影を行うために各カメラを通信接続した撮像システムを示した図である。
撮像装置(カメラ)は、例えば、電池を電源とするコンパクトデジタルカメラ又は一眼レフデジタルカメラであり、静止画撮影の他、動画撮影も可能なもので、複数台のカメラが同じ被写体を異なる位置から同期して撮影する同期撮影機能を有している。
図示の例は、複数台(2台)のカメラが同じ被写体(例えば、練習中のゴルファ)を異なる位置から同期撮影を行う場合の様子を示したもので、被写体に対して左右斜め方向に2台のカメラを設置した場合である。すなわち、被写体を左斜め方向及び右斜め方向から同期撮影する場合を示し、左斜め方向に設置したカメラAと右に斜め方向に設置したカメラBは、マスタ・スレーブの関係にあり、シャッタ操作が行われた一方のカメラがマスタ側のカメラとして機能し、他方のカメラがスレーブ側のカメラとして機能するようなっている。
カメラA、カメラBは、短距離無線通信、例えば、無線LAN(Local Area Network)やBluetooth(登録商標)通信を介して通信接続されており、この短距離無線通信を介してカメラA、カメラB間における同期撮影を制御したり、カメラA、カメラB間におけるフラッシュ発光を制御したりする。なお、カメラA、カメラBによって同期撮影された各画像(静止画画像又は動画像)を同一画面に同期して再生させることにより被写体を多角的又は三次元的に視認することが可能となり、例えば、ゴルフフォームの分析などに効果的なものとなる。フラッシュ発光機能は、例えば、エレクトロニック・フラッシュを光源として強烈な閃光を発することによって被写体を照明するストロボ(登録商標)発光機能であり、ユーザ操作に応じて発光したり、被写体の明るさに応じて自動発光したりする構成となっている。なお、フラッシュ発光機能の光源は任意であり、また、内蔵型か外部装置型かを問わない。
第1実施形態では複数台のカメラによって同じ被写体を同期撮影する場合に、それらの発光が被写体上で重なり合わないようにするために一台のカメラの発光のみをオン(発光有りに設定)し、他のカメラの発光をオフ(発光無しに設定)する発光制御を行うようにしている。例えば、図示のように、被写体を左斜め方向及び右斜め方向から同期撮影する場合に、カメラA、カメラBが同時に発光を行うと、被写体上で発光が重なり合ってしまい、一方のカメラの発光が他方のカメラの露出条件に大きな影響を与えてしまうために、例えば、カメラAの発光のみをオンさせた場合には、カメラBの発光をオフさせ、逆に、カメラBの発光のみをオンさせた場合には、カメラBの発光をオフする発光制御を行うようにしている。
図2は、撮像装置(カメラ)の基本的な構成要素を示したブロック図である。
制御部1は、電源部(二次電池)2からの電力供給によって動作し、記憶部3内の各種のプログラムに応じてこのカメラの全体動作を制御する中央演算処理装置やメモリなどを有している。電源部2は、カメラ本体(制御部1、記憶部3など)に電力を供給する本体電源である。記憶部3は、例えば、ROM、フラッシュメモリなどを有する構成で、後述する図3に示した動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムや各種のアプリケーションなどが格納されているプログラムメモリ3aを有している。
更に、記憶部3には、このカメラが動作するために必要となる各種の情報(例えば、カウンタ値やフラグなどの情報)を一時的に記憶するワークメモリ3bと、各撮影画像を記録保存する画像メモリ3cなどを有している。なお、記憶部3は、例えば、SDカード、ICカードなど、着脱自在な可搬型メモリ(記録メディア)を含む構成であってもよく、図示しないが、通信機能を介してネットワークに接続されている状態においては所定のサーバ装置側の記憶領域を含むものであってもよい。制御部1には、その入出力デバイスとして操作部4、表示部5、撮像部6、無線通信部7、フラッシュ発光部8、電子方位計9などが接続され、それらの入出力動作を制御する。なお、電子方位計9については後述する他の実施形態などで説明するものとする。
操作部4は、図示省略したが、撮影が可能な動作モード(撮影モード)と、撮影済み画像(保存画像)を再生する動作モード(再生モード)とを切り替えたり、更に撮影モードとして、複数台のカメラによる同期撮影モードに切り替えたりするモード変更ボタンと、撮影開始を指示するシャッタボタンの他に、シャッタ速度、絞り、ISO感度、フラッシュ発光の有無、ズーム倍率、フォーカスなどの各種の撮影パラメータを設定するボタンなどを備えている。制御部1は、この操作部4からの入力操作信号に応じた処理として、例えば、モード変更処理、撮影制御処理、撮影パラメータ設定処理などを行う。表示部5は、高精細液晶ディスプレイあるいは有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイであり、撮影画像(ライブビュー画像)を表示するモニタ画面(ライブビュー画面)となったり、撮影済み画像を再生する再生画面となったりする。
撮像部6は、被写体を高精細に撮影可能なカメラ部を構成するもので、そのレンズユニット6Aは、ズームレンズ6B、フォーカスレンズ(合焦レンズ)6C、絞り・シャッタ6D、撮像素子(CCDあるいはCMOS)6Eを有している。撮像部6は、制御部1からの制御信号に応じてズームレンズ6B、フォーカスレンズ6C、絞り・シャッタ6Dを駆動することによりズーム調整、焦点調整、自動露出調整(AE)、撮影開始/終了を制御するようにしている。この自動露出調整(AE)処理は、被写体の明るさ計測によりフラッシュ発光の有無と、その発光以外の他の露出条件(シャッタ速度、絞り、ISO感度)を自動決定する処理である。ズームレンズ6B、フォーカスレンズ6Cなどの光学レンズ系からの被写体像が撮像素子6Eに結像されると、光電変換されて読み出された画像信号(アナログ値の信号)は、デジタル値のデータに変換されて表示部5にライブビュー画像としてリアルタイムにモニタ表示される。
フラッシュ発光部8は、上述したフラッシュ発光機能を構成するもので、エレクトロニック・フラッシュを光源として強烈な閃光を発することによって被写体を照明する構成となっている。制御部1は、同じ被写体を複数台のカメラで同期して撮影する場合に、他のカメラ側の自動露出調整(AE)によって自動決定された発光条件を取得し、この取得した発光条件に応じて、自カメラ側の自動露出調整(AE)によって自動決定された露出条件を再度変更する制御(再調整)を行うようにしている。この場合、カメラA、カメラBのうち、一方のカメラ側のフラッシュ発光をオン(発光有りに設定)し、他方のカメラ側のフラッシュ発光をオフ(発光無しに設定)することによって同じ被写体への発光が重なり合わないようにしている。なお、自カメラの露出条件とは、自カメラ側でのフラッシュ発光条件(第1実施形態では発光の有無)と、発光以外の他の露出条件(シャッタ速度、絞り、ISO感度)を含むことを意味している。
次に、第1実施形態におけるカメラの動作概念を図3及び図4に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、ネットワークなどの伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。このことは後述する他の実施形態においても同様であり、記録媒体の他に、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用して本実施形態特有の動作を実行することもできる。なお、図3は、カメラの全体動作のうち、本実施形態の特徴部分の動作概要を示したフローチャートであり、この図3のフローから抜けた際には、全体動作のメインフロー(図示省略)に戻る。
図3は、各種の撮影モードがメニュー表示されている状態において、そのメニュー画面の中から複数台のカメラによる“同期撮影”のメニュー項目が選択指定された際に実行開始される同期撮影モードでの各カメラの動作を示したフローチャートである。
先ず、各カメラ(例えば、カメラA、カメラB)の制御部1は、所定の情報などを初期化する処理(ステップA1)を行った後、2段押し込みのシャッタ操作として、ハーフシャッタ操作(レリーズ半押し操作:1段押し込み操作)が行われたかを調べる(ステップA2)。
ここで、ハーフシャッタ操作が行われたときには(ステップA2でYES)、無線通信部7から撮影準備指示信号(自動焦点調整及び自動露出調整などの撮影準備処理の実行を指示する信号)を他のカメラに無線送信するが(ステップA3)、ハーフシャッタ操作が行われなければ(ステップA2でNO)、他のカメラから無線通信部7を介して撮影準備信号を受信したかを調べる(ステップA4)。この場合、シャッタ操作が行われたカメラがマスタ側のカメラとして機能し、このマスタカメラから撮影準備信号を受信するカメラがスレーブ側のカメラとして機能する。
ハーフシャッタ操作が行われた場合(ステップA2でYES)、又は他のカメラから撮影準備信号を受信した場合には(ステップA4でYES)、自動焦点調整(AF)を開始(ステップA5)した後、被写体の明るさ計測によりフラッシュ発光の有無(オン/オフ)と、その発光以外の他の露出条件(シャッタ速度、絞り、ISO感度)を自動決定する自動露出調整(AE)処理、つまり、自カメラの露出条件(フラッシュ発光を含む)を決定する処理を行う(ステップA6)。
そして、上述のようにして決定した自カメラの発光条件(発光の有無)を無線通信部7から他のカメラに無線送信する(ステップA7)。すなわち、他のカメラ側で自動決定された発光条件を、自カメラの発光条件に応じて調整させるために発光条件の送信処理を行う。次に、他のカメラ側の発光条件として“発光有り”を受信したかを調べる(ステップA8)。ここで、他のカメラから“発光有り”を受信しなければ(ステップA8でNO)、つまり、他のカメラ側でフラッシュを発光しない場合には、自カメラ側でフラッシュを発光するか否かに拘わらず、次のステップA10に移る。また、他のカメラから“発光有り”を受信したときには(ステップA8でYES)、他のカメラによる発光の影響を考慮するために露出条件再決定処理(ステップA9)を実行する。その後、次のステップA10に移り、フルシャッタ操作(レリーズ全押し操作)が行われたか否かを調べる。
図4は、露出条件再決定処理(図3のステップA9)を詳述するためのフローチャートである。
先ず、制御部1は、自カメラ側の発光条件が“発光有り(発光オン)”であるかを調べ(ステップB1)、“発光無し(発光オフ)”の場合には(ステップB1でNO)、同期撮影を行っても発光の重なり合いは起きらないので、図4の露出条件再決定処理をスキップするが、“発光有り”の場合には(ステップB1でYES)、同期撮影による発光の重なり合いが起きるので、次のステップB2に移り、予め自カメラは優先カメラとして指定されているか否かを調べる。
ここで、優先カメラとは、同期撮影時に自己のカメラと他のカメラとの発光が重る場合に、例えば、被写体に対して正面近くに設置されているカメラを優先カメラとするなど、どのカメラ側の発光を優先させるか予めユーザ操作(操作部4上の所定のキー操作)によって任意に設定されたカメラである。いま、自カメラが優先カメラであれば(ステップB2でNO)、自カメラ側の“発光有り”そのままを有効とするために、図4のフローから抜けるが、自カメラが優先カメラでなければ(ステップB2でYES)、自カメラ側の“発光有り”を“発光無し”に再決定する(ステップB3)。なお、この場合、他のカメラ(優先カメラ)側で発光が行われるので、図3のステップA5で決定された発光以外の他の露出条件(シャッタ速度、絞り、ISO感度)はそのまま有効なものとする。
これによって露出条件再決定処理(ステップA9)が終わると、次のステップA10に移り、フルシャッタ操作が行われたかを調べる、いま、フルシャッタ操作が行われたときには(図3のステップA10でYES)、無線通信部7から同期撮影のタイミングを指示する撮影開始指示信号を他のカメラに無線送信するが(ステップA11)、フルシャッタ操作が行われなければ(ステップA10でNO)、他のカメラから無線通信部7を介して撮影開始指示信号を受信したかを調べる(ステップA12)。ここで、フルシャッタ操作が行われた場合(ステップA10でYES)、又は他のカメラから撮影開始指示信号を受信した場合には(ステップA12でYES)、フラッシュ制御及び撮影処理を実行し、自カメラ側で“発光有り”の場合には、フラッシュ発光部8を起動させてフラッシュを発光させる他、その発光以外の他の露出条件に応じて設定された撮影パラメータで撮影が行われると、その撮影画像を取得して現像や画像圧縮などの処理を施した後、画像メモリ3cに記録保存する(ステップA13)。
以上のように第1実施形態において制御部1は、同じ被写体を複数台のカメラで同期して撮影する場合に、他のカメラ側の自動決定された発光条件を取得し、この取得した発光条件に応じて、自カメラ側で自動決定した露出条件を制御するようにしたので、複数のカメラの発光条件を含む露出条件を、各カメラの発光が相互に与える露出条件への影響を加味した適正な状態に設定することができ、被写体を適切な露出条件で同期撮影することが可能となる。この場合、各カメラの撮影画像を同期して再生しても各画像は、相互の発光による影響を考慮した適正な露出で撮影されているため、例えば、ゴルフフォームの分析などを的確に行うことが可能となる。
自カメラは、同期撮影を行う場合に他のカメラで自動決定された発光条件を取得し、この取得した他のカメラ側の発光条件に応じて、自カメラにより決定された露出条件を調整すると共に、自カメラにより決定された発光条件を他のカメラに送信することによって、他のカメラ側で自動決定された露出条件を調整させるようにしたので、各カメラの相互で他のカメラによる発光による影響を調整することができる。
自カメラは、自カメラと共に他のカメラも発光条件が発光有りの場合に、自カメラ側の発光条件を“発光有り”から“発光無し”に変更するようにしたので、被写体上にはいずれか一方のカメラによるフラッシュ発光で照明されることになり、被写体上でのフラッシュ発光の重なり合いを防ぐことができる。
自カメラは、自カメラと共に他のカメラも発光条件が“発光有り”の場合に、自カメラを優先するか他のカメラを優先するかを判別し、その判別結果に基づいて自カメラ側の発光条件を“発光無し”に変更するようにしたので、ユーザにあっては、どのカメラを優先するかを事前に選択することができる。
なお、上述した第1実施形態においては、自カメラ及び他のカメラ側の発光条件が“発光有り”の場合に、自カメラ側の発光条件を“発光無し”に変更するようにしたが、他のカメラ側の発光条件を“発光無し”に変更させる制御を行うようにしてもよい。この場合、自カメラ側が優先カメラの場合に、他のカメラに対して“発光有り”から“発光無し”への変更を指示する発光有無の変更信号を送信するようにすればよい。この場合においても、自カメラがマスタ、他のカメラがスレーブとして機能するようになる。
上述した第1実施形態においては、自カメラと他のカメラのいずれを優先カメラとするかは、ユーザ操作によって予め選択指定するようにしたが、例えば、電子方位計9を用いて被写体の略正面側に向いているカメラを特定し、その特定したカメラを優先カメラとしてもよい。この場合、電子方位計9によって測定された被写体に対するカメラの撮影方向(方位)と、予め決められている被写体の正面方向(方位)とを比較することによって、被写体の略正面側に向いているカメラを特定するようにすればよい。
また、上述した第1実施形態においては、2台のカメラで同期撮影を行う場合を例示したが、3台以上のカメラで同期撮影を行う場合も基本的には2台の場合の同期撮影と同様であり、自カメラが優先カメラであれば、自カメラのみを“発光有り”とするように制御すればよい。
(第2実施形態)
以下、この発明の第2実施形態について図5〜図7を参照して説明する。
なお、上述した第1実施形態においては、複数台のカメラで同じ被写体を同期撮影する場合にそれらの発光が被写体上で重なり合わないようにするために一台のカメラの発光のみをオフする発光制御を行うようにしたが、この第2実施形態においては、複数台のカメラによる発光が被写体上で重なり合う場合には、それらの発光条件(発光有無、発光量)を制御したり、他の露出条件(シャッタ速度、絞り、ISO感度)を制御したりするようにしたものである。また、上述した第1実施形態においては、特に言及しなかったが、第2実施形態においては、被写体に対する自カメラ及び他のカメラの配置状態を特定し、この配置状態に応じて、自カメラの露出条件を調整するようにしたもので、被写体に対する自カメラ及び他のカメラの配置状態としては、自カメラから被写体までの距離、他のカメラから被写体までの距離を特定するようにしている。ここで、両実施形態において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第2実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。
図5及び図6は、図3と同様に、“同期撮影”のメニュー項目が選択指定された際に実行開始される各カメラの動作(第2実施形態の特徴部分の動作概要)を示したフローチャートである。
先ず、各カメラ(例えば、カメラA、カメラB)の制御部1は、図3の第1実施形態と同様に、初期化処理(図5のステップC1)を行うが、この場合、後述する回数カウンタ(図示省略)の値をクリアするなどの処理も行う。その後、ハーフシャッタ操作の有無を調べ(ステップC2)、ハーフシャッタ操作が行われたときには(ステップC2でYES)、撮影準備信号を他のカメラに無線送信するが(ステップC3)、ハーフシャッタ操作が行われなければ(ステップC2でNO)、他のカメラから撮影準備信号を受信したかを調べる(ステップC4)。
ハーフシャッタ操作が行われた場合(ステップC2でYES)、又は他のカメラから撮影準備信号を受信した場合には(ステップC4でYES)、自動焦点調整(AF)を開始する(ステップC5)。この自動焦点調整処理では自カメラから被写体までの距離を計測する処理も含まれている。次に、被写体の明るさを計測してその計測値に応じてフラッシュ発光の有無(オン/オフ)と、その発光以外の他の露出条件(シャッタ速度、絞り、ISO感度)を自動決定する処理を行う(ステップC6)。そして、決定した自カメラの発光条件(発光の有無)を他のカメラに対して無線送信する(ステップC7)。
次に、図6のフローに移り、他のカメラ側の露出条件として“発光有り”を受信したかを調べる(ステップC8)。ここで、他のカメラから“発光有り”を受信しなければ、自カメラ側でフラッシュを発光するか否かに拘わらず、次のステップC16に移り、フルシャッタ操作(レリーズ全押し操作)が行われたか否かを調べるが、他のカメラから“発光有り”を受信したときには(ステップC8でYES)、他のカメラによる発光の影響を考慮するために露出条件再決定処理の実行に移る(ステップC9)。
図7は、露出条件再決定処理(図6のステップC9)を詳述するためのフローチャートである。
先ず、制御部1は、自カメラ側の露出条件決定処理(図5のステップC6)によって計測された被写体の明るさを取得すると共に(ステップD1)、自動焦点調整処理(図5のステップC5)によって計測された被写体までの距離を取得する(ステップD2)。そして、自カメラの発光量と被写体までの距離を他のカメラとの相互で送受信する(ステップD3)。そして、受信した他のカメラの発光量と被写体から他のカメラまでの距離に基づいて他のカメラ側の発光による被写体上での明るさアップ量(明るさ変化)を算出する(ステップD4)。この場合、他のカメラの発光量が大きいほど、被写体から他のカメラまでの距離が近いほど、他のカメラの発光による被写体上での明るさアップ量が大きくなる。
そして、他のカメラ側での発光による被写体上の明るさアップ量を加味した明るさで自カメラ側での発光は必要であるか否かを調べる(ステップD5)。この場合、自カメラで計測した被写体の明るさに他のカメラ側の発光による明るさアップ量を加えた明るさでは、自カメラの撮影時の明るさとして不十分であれば、自カメラ側の発光を必要とすると判断するが、明るさアップ量を加えた明るさで十分であれば、自カメラ側の発光を必要としないと判断する。
いま、自カメラ側の発光を必要とする場合には(ステップD5でYES)、自カメラ側の発光条件を“発光有り”に設定すると共に(ステップD6)、自カメラから被写体までの距離に応じて自カメラ側の露出条件に与える影響度を求め、この影響度に応じて自カメラの発光量を変更して再決定する処理を行う(ステップD7)。この場合、被写体までの距離が近いほど、発光量を少なくする。更に、自カメラと他のカメラの発光による被写体上での明るさ変化に基づいて自カメラ側の露出条件に与える影響度を求め、この影響度に応じて自カメラにおける発光以外の他の露出条件(シャッタ速度、絞り、ISO感度)を変更して再決定する処理を行う(ステップD8)。この場合、他のカメラの発光量が大きいほど、被写体から他のカメラまでの距離が近いほど、被写体から自カメラまでの距離が近いほど、他のカメラ側の発光による被写体の明るさ変化が自カメラ側の露出条件への影響度が高くなるように影響度を求め、この影響度が大きいほど、発光以外の他の露出条件が暗くなる方向へ変更して再決定する。その後、図7のフローから抜ける。
一方、自カメラ側での発光を必要としない場合には(ステップD5でNO)、自カメラ側での発光条件を“発光無し”に設定すると共に(ステップD9)、他のカメラの発光による被写体上での明るさ変化に基づいて自カメラにおける発光以外の他の露出条件(シャッタ速度、絞り、ISO感度)を変更して再決定する処理を行う(ステップD10)。その後、図7のフローから抜ける。
このような露出条件再決定処理(図5のステップC9)が終わると、露出条件再決定処理の実行回数を計数する上述の回数カウンタに“1”を加算してその値を更新する処理を行う(ステップC10)。この場合、露出条件再決定処理を実行する前は、回数カウンタの値は“0”に初期化されているので、1回目の露出条件再決定処理でその値は“1”に更新される。次に、上述の露出条件再決定処理の実行で自カメラの発光条件が変化したかを調べ(ステップC11)、その発光条件に変化がなければ(ステップC11でNO)、ステップC13に移り、他のカメラから変化後の発光条件を受信したかを調べる。また、自カメラの発光条件に変化があったときには(ステップC11でYES)、変化した自カメラの発光条件を他のカメラに送信する処理(ステップC12)を行った後、ステップC14に移り、上述の回数カウンタの値は、その最大値(例えば、“3”)以上であるかを調べる。
ここで、他のカメラから変化後の発光条件を受信しなければ(ステップC13でNO)、ステップC16に移り、フルシャッタ操作(レリーズ全押し操作)が行われたか否かを調べるが、他のカメラから変化後の発光条件を受信したときには(ステップC13でYES)、ステップC14に移り、上述の回数カウンタの値は、その最大値(例えば、“3”)以上であるかを調べる。ここで、最大値未満であれば(ステップC14でNO)、上述のステップC9に戻り、露出条件再決定処理を再度実行する。この再実行によって上述の回数カウンタに“1”を加算してその値を“2”に更新するが(ステップC10)、この2回目の露出条件再決定処理を実行しても自カメラの発光条件が変化した場合(ステップC11でYES)、又は他のカメラの発光条件が変化した場合には(ステップC13でYES)、回数カウンタ値がその最大値“3”未満であることを条件に(ステップC14でNO)、上述のステップC9に戻り、露出条件再決定処理を再度実行する(ステップC9)。
このように露出条件再決定処理を繰り返して実行することによって、自カメラの発光条件が変化しないこと(ステップC11でNO)、及び他のカメラの発光条件も変化しないことを検出したときには(ステップC13でNO)、ステップC16に移り、フルシャッタ操作が行われたか否かを調べる。いま、フルシャッタ操作が行われたときには(ステップC16でYES)、無線通信部7から同期撮影のタイミングを指示する撮影開始指示信号を他のカメラに無線送信する処理(ステップC17)を行った後、フラッシュ制御及び撮影処理(ステップC18)に移る。
また、フルシャッタ操作が行われなければ(ステップC16でNO)、他のカメラから無線通信部7を介して撮影開始指示信号を受信したかを調べる(ステップC19)。ここで、撮影開始指示信号を受信した場合には(ステップC19でYES)、他のカメラから撮影タイミング遅延信号(後述する)を受信済みではないことを条件に(ステップC20でNO)、フラッシュ制御及び撮影処理(ステップC18)に移る。このフラッシュ制御及び撮影処理(ステップC18)は、自カメラ側で“フラッシュ発光有り”の場合に、フラッシュ発光部8を起動させると共に、被写体までの距離に応じて決定した発光量でフラッシュを発光させた後、その発光以外の他の露出条件に応じて設定された撮影パラメータで撮影された画像を取得して現像処理や画像圧縮処理を施して、画像メモリ3cに記録保存する処理である。
一方、上述の回数カウンタ値がその最大値“3”以上であれば(ステップC14でYES)、撮影タイミング遅延信号を他のカメラに無線送信する(ステップC15)。この撮影タイミング遅延信号は、自カメラの撮影タイミングよりも所定の遅延時間(例えば、フラッシュの残光による影響がなくなるまでの時間(例えば、0.1秒)が経過するまで他のカメラの撮影タイミングを遅らせることを指示する信号である。ここで、他のカメラから撮影開始指示信号を受信したときには(ステップC19でYES)、他のカメラから撮影タイミング遅延信号を受信済みであるかを調べ(ステップC20)、その遅延信号を受信済みであれば(ステップC20でYES)、遅延時間(例えば、0.1秒)が経過するまで待機し(ステップC21)、遅延時間の経過タイミングを検出した際に(ステップC21でYES)、上述のフラッシュ制御及び撮影処理に移る(ステップC18)。
以上のように、第2実施形態において制御部1は、他のカメラ側の発光条件に応じて自カメラの発光条件を変更する調整を行った場合に、この変更した発光条件を再度、他のカメラに送信することにより、この変更後の発光条件に応じて、他のカメラ側の露出条件を再度調整させるようにしたので、各カメラの発光が相互に与える露出条件への影響を加味することができ、各カメラ側の露出条件を適正な状態に設定することができる。
自カメラ側の発光条件に応じて他のカメラ側の発光条件が変更する調整が行われた場合に、この変更された発光条件を再度、他のカメラから受信することにより、この変更後における他のカメラ側の発光条件に応じて、自カメラの露出条件を再度調整するようにしたので、各カメラの発光が相互に与える露出条件への影響を加味することができ、各カメラ側の露出条件を適正な状態に設定することができる。
他のカメラ側の発光条件に応じて自カメラ側の発光条件を変更した場合に、この変更した発光条件を再度、他のカメラに送信することにより、この変更後の発光条件に応じて、他のカメラ側の露出条件を再度調整させ、自カメラ側の発光条件に応じて他のカメラ側の発光条件が変更された場合に、この変更された発光条件を再度、他のカメラから受信することにより、この変更後の他のカメラ側の発光条件に応じて、自カメラ側の露出条件を再度調整する動作を、自カメラ及び他のカメラ側の発光条件が変更されなくなるまで繰り返すようにしたので、各カメラ側の露出条件を可能な限り精密に微調整することが可能となる。
露出条件の再調整の繰り返し回数を計数し、その計数値が所定の値に達しても発光条件が変更される場合には、自カメラと他のカメラとの撮影タイミングをずらす(他のカメラの撮影タイミングを遅らせる)ようにしたので、各カメラ側の露出条件を精密に微調整することができなくても、撮影タイミングをずらす(遅らせる)ことによって被写体上で発光が重なり合うことを防ぐことができる。
フラッシュ発光条件は、フラッシュ発光の有無及び発光量を含み、他のカメラ側の発光量に応じて、自カメラ側の露出条件を調整するようにしたので、各カメラの同時発光によって被写体上で発光が重なり合ったとしても、他のカメラ側の発光量を加味した適正な露出条件に調整することが可能となる。
被写体に対する自カメラ及び他のカメラの配置状態を特定し、この配置状態に応じて、自カメラの露出条件を調整するようにしたので、各カメラの配置状態によって相互に与える露出条件への影響に合わせて適正な露出条件に調整することが可能となる。
被写体に対する自カメラ及び他のカメラの配置状態は、被写体から自カメラ及び他のカメラまでの距離であり、この距離に応じて自カメラの露出条件を調整するようにしたので、各カメラの距離関係から適正な露出条件に調整することが可能となる。
他のカメラ側の発光量、被写体から他のカメラまでの距離、被写体から自カメラまでの距離に応じて、被写体上での明るさ変化が自カメラ側の露出条件への影響度を求め、この影響度に応じて自カメラの露出条件を調整するようにしたので、他のカメラ側の発光量、被写体から他のカメラまでの距離に応じて、自カメラにおける発光以外の他の露出条件(シャッタ速度、絞り、ISO感度)を調整したり、自カメラから被写体までの距離に応じて自カメラの発光量を調整したりすることができる。この場合、他のカメラの発光量が大きいほど、被写体から他のカメラまでの距離が近いほど、被写体から自カメラまでの距離が近いほど、被写体上の明るさ変化が自カメラ側の露出条件への影響度が高くなるように影響度を求め、この影響度が大きいほど、自カメラの露出条件が暗くなる方向へ調整する。
なお、上述した第2実施形態においては、自カメラ側の発光を必要とする場合(図7のステップD5でYES)、自カメラから被写体までの距離に応じて自カメラ側の発光量を再決定したり(ステップD7)、自カメラと他のカメラの発光による被写体上での明るさ変化に基づいて自カメラにおける発光以外の他の露出条件を再決定したりする(ステップD8)ようにしたが、自カメラ側の発光量を再決定のみを再決定、又は発光以外の他の露出条件のみを再決定するようにしてもよい。更に、発光量を変更して再決定を行ったとしても発光量の調整だけでは対応できない場合に発光以外の他の露出条件を変更して再決定したり、逆に発光以外の他の露出条件を変更して再決定を行ったとしても、この露出条件の調整だけでは対応できない場合に発光量を変更して再決定したりするようにしてもよい。
また、上述した第2実施形態においては、2台のカメラで同期撮影を行う場合を例示したが、3台以上のカメラで同期撮影を行う場合も基本的には2台の場合の同期撮影と同様である。この場合、自カメラに対して他のカメラは2台以上となるので、他のカメラ毎に被写体までの距離を取得して被写体上での明るさアップ量から台数分の合計アップ量を求めるようにすればよい。
(第3実施形態)
以下、この発明の第3実施形態について図8及び図9を参照して説明する。
なお、上述した第2実施形態においては、被写体に対する自カメラ及び他のカメラの配置状態として、自カメラから被写体までの距離、他のカメラから被写体までの距離を計測して特定するようにしたが、第3実施形態においては、被写体に対する自カメラ及び他のカメラの配置状態として、被写体までの距離の他、被写体に対する自カメラの方向(方位)及び他のカメラの方向(方位)を計測して特定するようにしている。ここで、第1実施形態、第3実施形態において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第3実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。
図8は、被写体に対する自カメラと他のカメラとの開き角度(方位角)を説明するための図である。
電子方位計9は、上述のハーフシャッタ操作又は撮影準備信号に応答して被写体に対する自カメラの方位を計測する。制御部1は、他のカメラ側で計測された被写体に対する方位を受信取得し、自カメラの方位と他のカメラの方位とから自カメラと他のカメラとの開き角度(方位角)θを求め、この開き角度(方位角)θに基づいて自カメラの露出条件を再決定するようにしている。なお、制御部1は、開き角度(方位角)θを精密に求める必要はなく、例えば、電子方位計9で計測された方位から16方位を特定し、この16方位から概算的に開き角度(方位角)θを求めるようにしている。図示の例では、自カメラAの方位が“南南西”、他のカメラBの方位が“東”とすると、自カメラAの方位を基準とする開き角度(方位角)θとして、各カメラA、Bの開き角度(略110°)を求める。また、図中、Laは、被写体からカメラAまでの距離、Lbは、被写体からカメラBまでの距離を示している。
図9は、第3実施形態における露出条件再決定処理(図6のステップC9)を詳述するためのフローチャートである。なお、第3実施形態においても同期撮影時の動作は図6と同様であるため、その説明は省略するものとする。
先ず、制御部1は、電子方位計9によって計測された被写体に対する方位を取得すると共に(ステップE1)、自カメラ側での露出条件決定処理(上述した図5のステップC6)によって計測された被写体の明るさを取得し(ステップE2)、更に自動焦点調整処理(上述した図5のステップC5)によって計測された自カメラから被写体までの距離を取得する(ステップE3)。そして、自カメラの発光量と被写体に対する方位と被写体までの距離を他のカメラとの相互で送受信する処理を行う(ステップE4)。
そして、自カメラの方位及び他のカメラの方位に基づいて、各カメラの開き角度(方位角)θを求めると共に(ステップE5)、受信した他のカメラの発光量と他のカメラの方位と被写体から他のカメラまでの距離に基づいて、他のカメラ側での発光によって被写体上での明るさアップ量(明るさ変化)を算出する(ステップE6)。この場合、他のカメラの発光量が大きいほど、被写体から他のカメラまでの距離が近いほど、各カメラの開き角度(方位角)θが狭いほど、他のカメラの発光による被写体上での明るさアップ量は大きくなる。
そして、第2実施形態(図7)の場合と同様に、他のカメラ側での発光による被写体上の明るさアップ量を加味した明るさで自カメラ側での発光は必要であるか否かを調べる(ステップE7)。その結果、自カメラ側の発光を必要とする場合には(ステップE7でYES)、自カメラ側の発光条件を“発光有り”に設定すると共に(ステップE8)、自カメラから被写体までの距離に応じて自カメラ側の露出条件に与える影響度を求め、この影響度に応じて自カメラの発光量を変更して再決定する処理を行う(ステップE9)。更に、自カメラと他のカメラの発光による被写体上での明るさ変化に基づいて自カメラ側の露出条件に与える影響度を求め、この影響度に応じて自カメラにおける発光以外の他の露出条件(シャッタ速度、絞り、ISO感度)を変更して再決定する処理を行う(ステップE10)。その後、図9のフローから抜ける。
一方、自カメラ側での発光を必要としない場合には(ステップE7でNO)、自カメラ側での発光条件を“発光無し”に設定すると共に(ステップE11)、他のカメラの発光による被写体上での明るさ変化に基づいて自カメラにおける発光以外の他の露出条件(シャッタ速度、絞り、ISO感度)を変更して再決定する処理を行う(ステップE12)。その後、図9のフローから抜ける。
以上のように、第3実施形態において、被写体に対する自カメラ及び他のカメラの配置状態は、被写体に対する自カメラ及び他のカメラの方向(方位)であり、この自カメラ及び他のカメラの方向(方位)に応じて自カメラの露出条件を調整するようにしたので、各カメラの方位(方向)から適正な露出条件に調整することが可能となる。
他のカメラ側の発光量、被写体に対する自カメラの方位と他のカメラの方位が成す開き角度に応じて、被写体上での明るさ変化が自カメラ側の露出条件への影響度を求め、この影響度に応じて自カメラの露出条件を調整するようにしたので、他のカメラ側の発光量、被写体に対する自カメラの方位と他のカメラの方位が成す開き角度に応じて、自カメラにおける発光以外の他の露出条件(シャッタ速度、絞り、ISO感度)を調整したり、自カメラの発光量を調整したりすることができる。この場合、他のカメラの発光量が大きいほど、被写体に対する自カメラの方位と他のカメラの方位が成す開き角度が狭いほど、被写体上の明るさ変化が自カメラ側の露出条件への影響度が高くなるように影響度を求め、この影響度が大きいほど、自カメラの露出条件が暗くなる方向へ調整する。
なお、上述した第3実施形態においては、自カメラの方位と他のカメラの方位から開き角度を求めるようにしたが、各カメラ間の開き角度は、方位に限らず、各カメラが配置されている位置から求めるようにしてもよい。例えば、GPS(Global Positioning System)測位部(図示省略)を備え、このGPS測位部によって計測された位置情報(経緯度情報)から各カメラ間の開き角度を求めるようにしてもよい。更に、各カメラを撮影した画像を解析することよって各カメラの配置状態を特定し、この配置状態から各カメラ間の開き角度を求めるようにしてもよい。
また、上述した第3実施形態においては、2台のカメラで同期撮影を行う場合を例示したが、3台以上のカメラで同期撮影を行う場合も基本的には2台の場合の同期撮影と同様である。この場合、自カメラに対して他のカメラは2台以上となるので、他のカメラ毎に被写体に対する方向を取得して自カメラとの開き角度を求めると共に、被写体上での明るさアップ量を求め、この台数分の明るさアップ量から台数分の合計アップ量を求めるようにすればよい。
また、上述した第3実施形態においても、自カメラ側の発光量を再決定したり、発光以外の他の露出条件を再決定したりするようにしたが、自カメラ側の発光量を再決定のみを再決定、又は発光以外の他の露出条件のみを再決定するようにしてもよい。更に、発光量を変更して再決定を行ったとしても発光量の調整だけでは対応できない場合に発光以外の他の露出条件を変更して再決定したり、逆に発光以外の他の露出条件を変更して再決定を行ったとしても、この露出条件の調整だけでは対応できない場合に発光量を変更して再決定したりするようにしてもよい。
上述した第2及び第3実施形態において、他のカメラ側の発光量は、フラッシュの光源の仕様に応じた値であってもよいが、他のカメラ側で実際に被写体に向けて発光させた際にその被写体上の明るさ変化から他のカメラ側の発光量を算出するようにしてもよい。これによって他のカメラから被写体までの距離を測定したり、被写体に対する方向を計測したりしなくても他のカメラの発光による自カメラの露出条件への影響度を知ることが可能となる。
上述した各実施形態においては、他のカメラで自動決定された発光条件を受信取得するようにしたが、最初に他のカメラから取得する発光条件は、他のカメラ側でユーザ操作によって任意に手動設定されたものであってもよい。また、自動露出調整(AE)処理によって露出条件が自動決定される前に、他のカメラからその発光条件を取得するようにしてもよい。
上述した各実施形態においては、デジタルカメラに適用した場合を示したが、これに限らず、カメラ機能付きパーソナルコンピュータ・PDA(個人向け携帯型情報通信機器)・タブレット端末装置・スマートフォンなどの携帯電話機・電子ゲーム・音楽プレイヤーなどであってもよい。
また、上述した各実施形態において示した“装置”や“部”とは、機能別に複数の筐体に分離されていてもよく、単一の筐体に限らない。また、上述したフローチャートに記述した各ステップは、時系列的な処理に限らず、複数のステップを並列的に処理したり、別個独立して処理したりするようにしてもよい。
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明は、これに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下、本願出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、
被写体を照明する発光手段を備えた撮像装置であって、
被写体の明るさ計測により前記発光手段の発光条件を含む露出条件を自動決定する自動露出制御手段と、
当該撮像装置と他の撮像装置とが同じ被写体を同期して撮影するように通信手段を介して撮影タイミングを制御する同期撮影制御手段と、
前記同期撮影制御手段により同期した撮影を行う場合に、他の撮像装置の発光条件を取得し、この取得した他の撮像装置側の発光条件に応じて、前記自動露出制御手段により決定される当該撮像装置の露出条件を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、
前記制御手段は、前記自動露出制御手段により露出条件を自動決定した後、前記取得した他の撮像装置側の発光条件に応じて、前記自動露出制御手段により決定された当該撮像装置の露出条件を変更する制御を行う、
ことを特徴とする。(請求項3)
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の撮像装置において、
前記調整手段は、前記同期撮影制御手段により同期した撮影を行う場合に、他の撮像装置で自動決定された発光条件を取得し、この取得した他の撮像装置側の発光条件に応じて、前記自動露出制御手段により決定された当該撮像装置の露出条件を調整すると共に、前記自動露出制御手段により決定された当該撮像装置側の発光条件を他の撮像装置に送信することにより、この送信した当該撮像装置側の発光条件に応じて、他の撮像装置側で自動決定された露出条件を調整させる、
ことを特徴とする。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置において、
前記制御手段は、当該撮像装置及び他の撮像装置側の発光条件が発光有りの場合に、当該撮像装置側の発光条件を発光無しに変更、又は他の撮像装置側の発光条件を発光無しに変更させる制御を行う、
ことを特徴とする。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の撮像装置において、
当該撮像装置及び他の撮像装置側の発光条件が発光有りの場合に、当該撮像装置を優先するか他の撮像装置を優先するかをユーザ操作によって任意に指定する指定手段を更に備え、
前記制御手段は、前記指定手段による指定結果に基づいて当該撮像装置側の発光条件を発光無しに変更、又は他の撮像装置側の発光条件を発光無しに変更させる制御を行う、
ことを特徴とする。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、請求項3に記載の撮像装置において、
前記制御手段は、他の撮像装置側の発光条件に応じて当該撮像装置側の発光条件を変更する制御を行った場合に、この変更した発光条件を再度、他の撮像装置に送信することにより、この変更後の発光条件に応じて、他の撮像装置で調整された露出条件を再度変更させる、
ことを特徴とする。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、請求項3に記載の撮像装置において、
前記制御手段は、当該撮像装置側の発光条件に応じて他の撮像装置側においてその発光条件を変更する制御が行われた場合に、この変更された発光条件を再度、他の撮像装置から受信することにより、この変更後の他の撮像装置画側の発光条件に応じて、当該撮像装置で調整された露出条件を再度変更する制御を行う、
ことを特徴とする。
(請求項8)
請求項8に記載の発明は、請求項3に記載の撮像装置において、
前記制御手段は、他の撮像装置側の発光条件に応じて当該撮像装置側の発光条件を変更した場合に、この変更した発光条件を再度、他の撮像装置に送信することにより、この変更後の発光条件に応じて、他の撮像装置で変更された露出条件を再度調整させ、当該撮像装置側の発光条件に応じて他の撮像装置側の発光条件が変更された場合に、この変更された発光条件を再度、他の撮像装置から受信することにより、この変更後の他の撮像装置側の発光条件に応じて、当該撮像装置で変更された露出条件を再度変更する動作を、当該撮像装置及び他の撮像装置側の発光条件が変更されなくなるまで繰り返す、
ことを特徴とする。
(請求項9)
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の撮像装置において、
前記同期撮影制御手段は、前記制御手段による繰り返し動作の結果、その繰り返し回数を計数し、その計数値が所定の値に達しても発光条件が変更される場合には、当該撮像装置と他の撮像装置との撮影タイミングをずらす処理を行う、
ことを特徴とする。
(請求項10)
請求項10に記載の発明は、請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の撮像装置において、
前記発光条件には、フラッシュ発光の有無及び発光量を含み、
前記制御手段は、他の撮像装置側の発光量に応じて、当該撮像装置の露出条件を変更する制御を行う、
ことを特徴とする。
(請求項11)
請求項11に記載の発明は、請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の撮像装置において、
被写体に対する当該撮像装置及び他の撮像装置の配置状態を特定する特定手段を更に備え、
前記制御手段は、他の撮像装置側の発光条件に加えて当該撮像装置及び他の撮像装置の配置状態に応じて、当該撮像装置の露出条件を変更する制御を行う、
ことを特徴とする。
(請求項12)
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の撮像装置において、
前記特定手段は、当該撮像装置及び他の撮像装置の配置状態として、被写体から当該撮像装置及び他の撮像装置までの距離を特定し、
前記制御手段は、前記特定手段によって特定された被写体に対する当該撮像装置及び他の撮像装置の距離に応じて、当該撮像装置の露出条件を変更する制御を行う、
ことを特徴とする。
(請求項13)
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の撮像装置において、
前記制御手段は、他の撮像装置側の発光量、前記特定手段によって特定された被写体から他の撮像装置までの距離、被写体から当該撮像装置までの距離を要因とする被写体上の明るさ変化が当該撮像装置側の露出条件に与える影響度を求め、この影響度に応じて当該撮像装置の露出条件を変更する制御を行う、
ことを特徴とする。
(請求項14)
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の撮像装置において、
前記制御手段は、発光量が大きいほど、被写体から他の撮像装置までの距離が近いほど、被写体から当該撮像装置までの距離が近いほど、被写体上の明るさが増大して当該撮像装置の露出条件への影響度が大きくなり、この影響度が大きいほど、当該撮像装置の露出条件が暗くなる方向へ変更する制御を行う、
ことを特徴とする。
(請求項15)
請求項15に記載の発明は、請求項11に記載の撮像装置において、
前記特定手段は、当該撮像装置及び他の撮像装置の配置状態として、被写体に対する当該撮像装置及び他の撮像装置の方向を特定し、
前記制御手段は、前記特定手段によって特定された被写体に対する当該撮像装置及び他の撮像装置の方向に応じて、当該撮像装置の露出条件を変更する制御を行う、
ことを特徴とする。
(請求項16)
請求項16に記載の発明は、請求項15に記載の撮像装置において、
前記制御手段は、他の撮像装置側の発光量、前記特定手段によって特定された被写体に対する他の撮像装置の方向と被写体に対する当該撮像装置の方向が成す開き角度に応じて、他の撮像装置側の発光による被写体の明るさ変化が当該撮像装置の撮影画像に与える露出条件への影響度を求め、この影響度に応じて当該撮像装置の露出条件を変更する制御を行う、
ことを特徴とする。
(請求項17)
請求項17に記載の発明は、請求項16に記載の撮像装置において、
前記制御手段は、他の撮像装置側の発光量が大きいほど、被写体に対する他の撮像装置の方向と当該撮像装置の方向が成す開き角度が小さいほど、被写体上の明るさが増大して当該撮像装置の露出条件への影響度が大きくなり、この影響度が大きいほど、当該撮像装置の露出条件が暗くなる方向へ変更する制御を行う、
ことを特徴とする。
(請求項18)
請求項18に記載の発明は、請求項1乃至17のいずれか1項に記載の撮像装置において、
前記制御手段は、当該撮像装置の露出条件を調整する場合に、その露出条件に含まれる発光条件と、発光条件以外の他の露出条件のうち、少なくともいずれか一方を変更する制御を行う、
ことを特徴とする。
(請求項19)
請求項19に記載の発明は、
被写体を照明する発光手段を備えた撮像装置における撮像制御方法であって、
被写体の明るさ計測により前記発光手段の発光条件を含む露出条件を自動決定する処理と、
当該撮像装置と他の撮像装置とが同じ被写体を同期して撮影するように通信手段を介して撮影タイミングを制御する処理と、
前記同期した撮影を行う場合に、他の撮像装置の発光条件を取得し、この取得した他の撮像装置側の発光条件に応じて、前記決定される当該撮像装置の露出条件を制御する処理と、
を含むことを特徴とする。
(請求項20)
請求項20に記載の発明は、
被写体を照明する発光手段を備えた撮像装置のコンピュータに対して、
被写体の明るさ計測により前記発光手段の発光条件を含む露出条件を自動決定する機能と、
当該撮像装置と他の撮像装置とが同じ被写体を同期して撮影するように通信手段を介して撮影タイミングを制御する機能と、
前記同期した撮影を行う場合に、他の撮像装置の発光条件を取得し、この取得した他の撮像装置側の発光条件に応じて、前記決定される当該撮像装置の露出条件を制御する機能と、
を実現させるためのプログラム。
A、B カメラ
1 制御部
2 電源部
3 記憶部
3a プログラムメモリ
3b ワークメモリ
3c 画像メモリ
4 操作部
5 表示部
6 撮像部
7 無線通信部
8 フラッシュ発光部
9 電子方位計

Claims (19)

  1. 被写体を照明する発光手段を備えた撮像装置であって、
    被写体の明るさ計測により前記発光手段の発光条件を含む露出条件を自動決定する自動露出制御手段と、
    当該撮像装置と他の撮像装置とが同じ被写体を同期して撮影するように通信手段を介して撮影タイミングを制御する同期撮影制御手段と、
    前記同期撮影制御手段により同期した撮影を行う場合に、他の撮像装置の発光条件を取得し、この取得した他の撮像装置側の発光条件に応じて、前記自動露出制御手段により自動決定される当該撮像装置の露出条件を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記同期撮影制御手段により同期した撮影を行う場合に、前記自動露出制御手段により露出条件を自動決定した後、他の撮像装置で自動決定された発光条件を取得し、この取得した他の撮像装置側の発光条件に応じて、前記自動露出制御手段により自動決定された当該撮像装置の露出条件を制御すると共に、前記自動露出制御手段により自動決定された当該撮像装置側の発光条件を他の撮像装置に送信することにより、この送信した当該撮像装置側の発光条件に応じて、他の撮像装置側で自動決定された露出条件を制御させる
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 被写体を照明する発光手段を備えた撮像装置であって、
    被写体の明るさ計測により前記発光手段の発光条件を含む露出条件を自動決定する自動露出制御手段と、
    当該撮像装置と他の撮像装置とが同じ被写体を同期して撮影するように通信手段を介して撮影タイミングを制御する同期撮影制御手段と、
    前記同期撮影制御手段により同期した撮影を行う場合に、他の撮像装置の発光条件を取得し、この取得した他の撮像装置側の発光条件に応じて、前記自動露出制御手段により自動決定される当該撮像装置の露出条件を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、当該撮像装置及び他の撮像装置側の発光条件が発光有りの場合に、当該撮像装置側の発光条件を発光無しに変更、又は他の撮像装置側の発光条件を発光無しに変更させる制御を行う
    ことを特徴とする撮像装置。
  3. 当該撮像装置及び他の撮像装置側の発光条件が発光有りの場合に、当該撮像装置を優先するか他の撮像装置を優先するかをユーザ操作によって任意に指定する指定手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記指定手段による指定結果に基づいて当該撮像装置側の発光条件を発光無しに変更、又は他の撮像装置側の発光条件を発光無しに変更させる制御を行う、
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、他の撮像装置側の発光条件に応じて当該撮像装置側の発光条件を変更する制御を行った場合に、この変更した発光条件を再度、他の撮像装置に送信することにより、この変更後の発光条件に応じて、他の撮像装置で調整された露出条件を再度変更させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、当該撮像装置側の発光条件に応じて他の撮像装置側においてその発光条件を変更する制御が行われた場合に、この変更された発光条件を再度、他の撮像装置から受信することにより、この変更後の他の撮像装置側の発光条件に応じて、当該撮像装置で調整された露出条件を再度変更する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記制御手段は、他の撮像装置側の発光条件に応じて当該撮像装置側の発光条件を変更した場合に、この変更した発光条件を再度、他の撮像装置に送信することにより、この変更後の発光条件に応じて、他の撮像装置で変更された露出条件を再度変更させ、当該撮像装置側の発光条件に応じて他の撮像装置側の発光条件が変更された場合に、この変更された発光条件を再度、他の撮像装置から受信することにより、この変更後の他の撮像装置側の発光条件に応じて、当該撮像装置で変更された露出条件を再度変更する動作を、当該撮像装置及び他の撮像装置側の発光条件が変更されなくなるまで繰り返す、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  7. 前記同期撮影制御手段は、前記制御手段による繰り返し動作の結果、その繰り返し回数を計数して得られた計数値が所定の値に達しても発光条件が変更される場合には、当該撮像装置と他の撮像装置との撮影タイミングをずらす処理を行う、
    ことを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記発光条件には、フラッシュ発光の有無及び発光量を含み、
    前記制御手段は、他の撮像装置側の発光量に応じて、当該撮像装置の露出条件を変更する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 被写体に対する当該撮像装置及び他の撮像装置の配置状態を特定する特定手段を更に備え、
    前記制御手段は、他の撮像装置側の発光条件に加えて当該撮像装置及び他の撮像装置の配置状態に応じて、当該撮像装置の露出条件を変更する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 被写体を照明する発光手段を備えた撮像装置であって、
    被写体の明るさ計測により前記発光手段の発光条件を含む露出条件を自動決定する自動露出制御手段と、
    当該撮像装置と他の撮像装置とが同じ被写体を同期して撮影するように通信手段を介して撮影タイミングを制御する同期撮影制御手段と、
    前記同期撮影制御手段により同期した撮影を行う場合に、他の撮像装置の発光条件を取得し、この取得した他の撮像装置側の発光条件に応じて、前記自動露出制御手段により自動決定される当該撮像装置の露出条件を制御する制御手段と、
    被写体から当該撮像装置及び他の撮像装置までの距離を特定する特定手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記特定手段によって特定された被写体に対する当該撮像装置及び他の撮像装置の距離に応じて、当該撮像装置の露出条件を変更する調整を行う
    ことを特徴とする撮像装置。
  11. 前記制御手段は、他の撮像装置側の発光量、前記特定手段によって特定された被写体から他の撮像装置までの距離、被写体から当該撮像装置までの距離を要因とする被写体上の明るさ変化が当該撮像装置側の露出条件に与える影響度を求め、この影響度に応じて当該撮像装置の露出条件を変更する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  12. 前記制御手段は、発光量が大きいほど、被写体から他の撮像装置までの距離が近いほど、被写体から当該撮像装置までの距離が近いほど、被写体上の明るさが増大して当該撮像装置の露出条件への影響度が大きくなり、この影響度が大きいほど、当該撮像装置の露出条件が暗くなる方向へ変更する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
  13. 被写体を照明する発光手段を備えた撮像装置であって、
    被写体の明るさ計測により前記発光手段の発光条件を含む露出条件を自動決定する自動露出制御手段と、
    当該撮像装置と他の撮像装置とが同じ被写体を同期して撮影するように通信手段を介して撮影タイミングを制御する同期撮影制御手段と、
    前記同期撮影制御手段により同期した撮影を行う場合に、他の撮像装置の発光条件を取得し、この取得した他の撮像装置側の発光条件に応じて、前記自動露出制御手段により自動決定される当該撮像装置の露出条件を制御する制御手段と、
    被写体に対する当該撮像装置及び他の撮像装置の方向を特定する特定手段と、を備え、
    前記制御手段は、他の撮像装置側の発光量、前記特定手段によって特定された被写体に対する他の撮像装置の方向と被写体に対する当該撮像装置の方向が成す開き角度に応じて、他の撮像装置側の発光による被写体の明るさ変化が当該撮像装置の撮影画像に与える露出条件への影響度を求め、この影響度に応じて当該撮像装置の露出条件を変更する制御を行う
    ことを特徴とする撮像装置。
  14. 前記制御手段は、他の撮像装置側の発光量が大きいほど、被写体に対する他の撮像装置の方向と当該撮像装置の方向が成す開き角度が小さいほど、被写体上の明るさが増大して当該撮像装置の露出条件への影響度が大きくなり、この影響度が大きいほど、当該撮像装置の露出条件が暗くなる方向へ変更する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
  15. 前記制御手段は、当該撮像装置の露出条件を調整する場合に、その露出条件に含まれる発光条件と、発光条件以外の他の露出条件のうち、少なくともいずれか一方を変更する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の撮像装置。
  16. 被写体を照明する発光手段を備えた撮像装置における撮像制御方法であって、
    被写体の明るさ計測により前記発光手段の発光条件を含む露出条件を自動決定する処理と、
    当該撮像装置と他の撮像装置とが同じ被写体を同期して撮影するように通信手段を介して撮影タイミングを制御する処理と、
    前記同期した撮影を行う場合に、他の撮像装置の発光条件を取得し、この取得した他の撮像装置側の発光条件に応じて、前記自動決定される当該撮像装置の露出条件を制御する処理と、を含み、
    前記露出条件を制御する処理は、前記同期した撮影を行う場合に、前記露出条件を自動決定した後、他の撮像装置で自動決定された発光条件を取得し、この取得した他の撮像装置側の発光条件に応じて、前記自動決定された当該撮像装置の露出条件を制御すると共に、前記自動決定された当該撮像装置側の発光条件を他の撮像装置に送信することにより、この送信した当該撮像装置側の発光条件に応じて、他の撮像装置側で自動決定された露出条件を制御させる
    ことを特徴とする撮像制御方法。
  17. 被写体を照明する発光手段を備えた撮像装置における撮像制御方法であって、
    被写体の明るさ計測により前記発光手段の発光条件を含む露出条件を自動決定する処理と、
    当該撮像装置と他の撮像装置とが同じ被写体を同期して撮影するように通信手段を介して撮影タイミングを制御する処理と、
    前記同期した撮影を行う場合に、他の撮像装置の発光条件を取得し、この取得した他の撮像装置側の発光条件に応じて、前記自動決定される当該撮像装置の露出条件を制御する処理と、を含み、
    前記露出条件を制御する処理は、当該撮像装置及び他の撮像装置側の発光条件が発光有りの場合に、当該撮像装置側の発光条件を発光無しに変更、又は他の撮像装置側の発光条件を発光無しに変更させる制御を行う
    ことを特徴とする撮像制御方法。
  18. 被写体を照明する発光手段を備えた撮像装置のコンピュータに対して、
    被写体の明るさ計測により前記発光手段の発光条件を含む露出条件を自動決定する機能と、
    当該撮像装置と他の撮像装置とが同じ被写体を同期して撮影するように通信手段を介して撮影タイミングを制御する機能と、
    前記同期した撮影を行う場合に、他の撮像装置の発光条件を取得し、この取得した他の撮像装置側の発光条件に応じて、前記自動決定される当該撮像装置の露出条件を制御する機能と、を実現させるためのプログラムであって、
    前記露出条件を制御する機能は、前記同期した撮影を行う場合に、前記露出条件を自動決定した後、他の撮像装置で自動決定された発光条件を取得し、この取得した他の撮像装置側の発光条件に応じて、前記自動決定された当該撮像装置の露出条件を制御すると共に、前記自動決定された当該撮像装置側の発光条件を他の撮像装置に送信することにより、この送信した当該撮像装置側の発光条件に応じて、他の撮像装置側で自動決定された露出条件を制御させる
    ことを特徴とするプログラム。
  19. 被写体を照明する発光手段を備えた撮像装置のコンピュータに対して、
    被写体の明るさ計測により前記発光手段の発光条件を含む露出条件を自動決定する機能と、
    当該撮像装置と他の撮像装置とが同じ被写体を同期して撮影するように通信手段を介して撮影タイミングを制御する機能と、
    前記同期した撮影を行う場合に、他の撮像装置の発光条件を取得し、この取得した他の撮像装置側の発光条件に応じて、前記自動決定される当該撮像装置の露出条件を制御する機能と、を実現させるためのプログラムであって、
    前記露出条件を制御する機能は、当該撮像装置及び他の撮像装置側の発光条件が発光有りの場合に、当該撮像装置側の発光条件を発光無しに変更、又は他の撮像装置側の発光条件を発光無しに変更させる制御を行う
    ことを特徴とするプログラム。
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