JP6385563B2 - エアバッグ装置の着脱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エアバッグ装置の着脱装置に関する。
車両のステアリングホイールへのエアバッグモジュールの組み付けを少ない部品点数および少ない組付工数で行えるようにした構造が利用されている。具体的には、エアバッグモジュールをステアリングホイールのフレームに支持する支持ピンで構成された弾性体を用いて支持する構造や(特許文献1参照)、平行なアームを有する弾性クリップの一部を用いて支持する構造(特許文献2参照)などがある。
国際公開第2013/077215号 欧州特許第2145801号明細書
しかしながら、これらエアバッグを組み付けるための構造においては、弾性を有する部材(支持ピン、弾性クリップなど)を変形させる際に大きな力を要する場合がある。また、いちど組み付けられたエアバッグ装置を取り外すという状況が起こり得るが、例えばステアリングホイールに組み付けられたエアバッグ装置を取り外すには、ホイール裏側の小さな孔に治具を差し込み、弾性部材を強く押し込んで変形させながらエアバッグモジュールを引き抜くといった相当レベルの技能を要する場合があり、このような構造だと作業の効率に劣る。
そこで、本発明は、弾性部材を比較的小さな力で動作させることができ、着脱時の作業効率が向上するエアバッグ装置の着脱装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るエアバッグ装置の着脱装置は、弾性力が作用した弾性変形状態で支持部材上の初期位置に設置された、その一部が曲がっている弾性部材と、
前記支持部材上に設けられ、前記弾性部材を弾性変形状態に維持するとともに、外力を受けた前記弾性部材が前記支持部材上において回動するのを許容する第1の支点および第2の支点と、
前記支持部材上における前記弾性部材の回動可能範囲を規制する規制部と、
前記弾性部材を回動させるモーメントが外力として入力される外力入力部と、
を有しており、
前記弾性部材は前記第1の支点および前記第2の支点の少なくとも一方においてすべり支持され、
前記規制部は、前記弾性部材の弾性変形量が増大する方向にのみ当該弾性部材の回動を許容するというものである。
このエアバッグ装置の着脱装置においては、初期位置にある弾性部材の外力入力部に外力を作用させることによってモーメントを働かせ、当該弾性部材をその弾性変形量が増大する方向へと回動させることができる。これにより、エアバッグ装置の一部が係脱する箇所を所定量変位させて、エアバッグ装置の一部が係脱可能な状態とすることができる。外力を除去すると、弾性作用により、弾性部材は初期位置に復帰する。
また、この着脱装置においては、第1の支点および第2の支点の少なくとも一方において弾性部材をすべり支持しているため、当該弾性部材は、第1の支点によって支持されている箇所および第2の支点によって支持されている箇所の少なくとも一方をすべり変位させながら、弾性変形量が増大する方向へと回動することができる。このように、弾性部材の変形自由度が高いことから、当該弾性部材を変形させる際に大きな力を入力せずとも比較的小さな力で効率的に変形させることができる(低荷重化)。
また、この着脱装置においては、エアバッグ装置を取り外す際にも比較的小さな力で弾性部材を効率的に変形させることができるため、弾性部材を強く押し込んで変形させながらエアバッグモジュールを引き抜くといった相当レベルの技能を要することがない。このため、エアバッグ装置を取り外す際の作業の効率が向上する。
前記弾性部材には、前記エアバッグ装置の楔状の係脱部材が係脱する被係脱部が形成されていてもよい。この着脱装置において、エアバッグ装置の楔状の係脱部材は、この被係脱部においてバネ部材に係合し、またはここから外れる。
前記被係脱部は、前記第1の支点あるいは前記第2の支点と、前記外力入力部との間に形成されていてもよい。この場合、力点(外力入力部)と支点(第1の支点あるいは第2の支点)との間に作用点(被係脱部)があるので、比較的小さい外力でもって作用点を確実に変位させることができる。
前記弾性部材は、閉じる方向に弾性力が働く状態で前記初期位置に設置されており、外力が入力されて回動する際、開く方向に弾性変形するものであってもよい。
前記弾性部材は、開く方向に弾性力が働く状態で前記初期位置に設置されており、外力が入力されて回動する際、閉じる方向に弾性変形することを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のエアバッグ装置の着脱装置。
また、前記弾性部材に、前記第1の支点または前記第2の支点に係止する係止部が形成されていてもよい。この場合、弾性部材は、係止部を第1の支点に係止した状態で、当該第1の支点を回動中心として回動する。
本発明によれば、弾性部材を比較的小さな力で動作させることができ、着脱時の作業効率が向上する着脱装置を提供することが可能となる。
本発明に係るエアバッグ装置の着脱装置の一例を示す正面図である。 着脱装置の背面図である。 係脱用ピンの取り外しが可能なリリース位置にある状態の着脱装置の背面図である。 着脱装置の背面側の斜視図である。 着脱装置の背面側の別の視点からの斜視図である。 着脱装置の背面側のさらに別の視点からの斜視図である。 着脱装置の背面側のさらに別の視点からの斜視図である。 着脱装置の構成の概略を示す斜視図である。 着脱装置の構成と動作の概略を示す図である。 ステアリングホイールの一例を示す図である。 図10のXI-XI線における断面構造を示す図である。 図11中において一点鎖線で囲む領域を拡大して示す図である。 回動支点、回動抑制部そして回動止め部の配置の他の例の概略を(A)〜(E)に示す図である。 スプリングを開く方向に弾性力が働く状態で初期位置に設置し、外力が入力されて回動する際、閉じる方向に弾性変形する態様の着脱装置の概略を示す図である。
以下、本発明の構成を図面に示す実施の形態の一例に基づいて説明する。
本発明に係るエアバッグ装置の着脱装置1は、車両のステアリングホイール200に組み付けられたエアバッグ装置100をその状態で維持し、尚かつ、取り外すことも可能とする装置である。本実施形態の着脱装置1は、取付台座(支持部材)2と、この取付台座2に設置されたたスプリング(弾性部材)3とを有している。
取付台座(支持部材)2は、着脱装置1の基材となる部材であり、曲げられたスプリング3を回動可能な状態で支持している(図1等参照)。取付台座2の基本的な構造や材質は、従来のものと同様でも構わない。本実施形態の取付台座2は樹脂製の板状部材で構成されており、中央近傍に、エアバッグ装置100の係脱用ピン110が差し込まれるピン孔25が設けられている(図2等参照)。さらに、取付台座2には、回動支点(第1の支点)21、回動抑制部(第2の支点)22、回動止め部(規制部)23が設けられている。
回動支点(第1の支点)21と回動抑制部(第2の支点)22は、取付台座2上において、スプリング3を弾性変形した状態に維持するとともに、外力を受けた弾性部材が取付台座2上において回動するのを許容するように形成されている。本実施形態では、取付台座2から垂直に突出する突起によって回動支点21を構成し、また、取付台座2から突出する細長状の突出片によって回動抑制部22を構成している(図9等参照)。後述するように、取付台座2には、これら回動支点21および回動抑制部22を挟み込むようにしてスプリング3が設けられる(図8等参照)。
回動止め部(規制部)23は、取付台座2上におけるスプリング3の回動可能範囲を規制する。本実施形態では、取付台座2から垂直に突出する1個の突起によってこの回動止め部23を構成しているが(図4等参照)、この他、たとえば取付台座2から垂直に突出する2個の突起23a,23bによってこの回動止め部23を構成することもできる(図8、図9参照)。この場合、一方のピン突起23aはスプリング3の変形量が最小となる位置を規定し、他方の突起23bはスプリング3の変形量が最大となる位置を規定する(図8、図9参照)。
このような回動止め部23は、スプリング3の回動可能範囲を、エアバッグ装置100の係脱用ピン110を係止させる係止位置(図1、図2参照)と、係脱用ピン110の取り外しが可能なリリース位置(図3等参照)との間に規制し、スプリング3の弾性変形量が増大する方向にのみ当該スプリング3の回動を許容している(図9参照)。なお、いうまでもないが、以上は回動止め部23の好適な一例であって、突起の個数や形状がこれに限られることはない。
また、取付台座2に設けられた回動支点21、回動抑制部22そして回動止め部23の一部または全部に、スプリング3の脱落を抑止する等の機能を発揮する折返し部ないしはフランジ状の鍔部(以下、単に鍔部という)21T(22T,23T)を設けることも好適である。取付台座2の表面から所定の距離をおいて形成された鍔部21T(22T,23T)は、スプリング3が収まる幅(スペース)を確保するとともに、設置されたスプリング3の抜け止め、外れ止めとしても機能する。
鍔部21T(22T,23T)の具体的形態はとくに限定されず、取付台座2の強度、車両のステアリングホイールへの取り付けやすさ等といった種々の要素を考慮して決定することができる。例えば本実施形態では、回動止め部23を構成する突起の先端に逆L字形状の鍔部23Tを形成している(図4等参照)。また、回動支点21を構成する突起の先端には鍔部21Tが形成され、回動抑制部22を構成する突起の先端には鍔部22Tが形成されている。これら鍔部21T,22Tは繋がるように一体的に形成されていてもよい(図6、図7等参照)。また、本実施形態の取付台座2においては、エアバッグ装置100の係脱用ピン110が差し込まれるピン孔25にボス26が形成されており、このボス26によって、鍔部21T,22Tと鍔部23Tとが繋がるように一体的に形成されている(図5、図6等参照)。
ここで、本実施形態におけるこれら回動支点21、回動抑制部22および回動止め部23の位置関係を説明しておく。回動支点21の位置で直交する、取付台座2の長手方向に平行な長軸Xおよびこれに垂直な短軸Yを想定すると(図9参照)、回動止め部23は回動支点21を基準として長軸Xプラス側(図中向かって右側)に位置し、回動抑制部22は回動支点21を基準として長軸Xマイナス側(図中向かって左側)に位置する。
スプリング3は、弾性力が作用した弾性変形状態で取付台座2上の初期位置に設置される部材で、エアバッグ装置100の係脱用ピン110を係止させる係止位置(図1、図2参照)と、係脱用ピン110の取り外しが可能となるリリース位置(図3等参照)との間で回動可能である。本実施形態のスプリング3はクリップのようにU字状に曲げられ、両端部3a,3bで回動支点21および回動抑制部22を挟み込むようにして閉じる方向に弾性力が働く状態で初期位置に設置される。このとき、スプリング3の両端部3a,3bには矢示のごとく内側に閉じようとする弾性が作用する(図8参照)。また、折り曲げ部3cの付近には、取付台座2上におけるスプリング3の回動可能範囲を規制する回動止め部23が位置する。
また、スプリング3には、被係脱部31、外力入力部32が形成されている。被係脱部31は、スプリング3のうち例えば端部3bと折り曲げ部3cとの間の部分で構成される。この被係脱部31は、スプリング3が係止位置にあるときにピン孔25を横切る位置にあり(図1、図2等参照)、スプリング3がリリース位置にあるときピン孔25から退避する(図3等参照)。
外力入力部32は、スプリング3を回動させるモーメントが外力として入力される部位(力点)である。この外力入力部32の具体的な位置は特に限定されないが、例えば回動止め部23の近傍であるならば、力点(外力入力部32)と支点(回動支点21あるいは回動抑制部22)との間に作用点(被係脱部31)があるので、比較的小さい外力を入力した場合にも作用点を確実に変位させることができる。
なお、ここで説明した外力入力部32の構成は好適な一例にすぎない。この他、スプリング3の一部を引っ張ることによってモーメントを作用させ、スプリング3を回動させる構成とすることもできる。また、外力入力部32に対して、どのような治具ないしは外力伝達機構を介して外力を伝えるのかもとくに限定されない。
スプリング3に、回動支点21または回動抑制部22に係止する係止部33が形成されていてもよい。本実施形態では、スプリング3の端部3aをフック状に折り曲げて係止部(引っ掛かり片)33を構成し、この係止部33を回動支点21に係止させている(図4等参照)。したがって、スプリング3は、係止部33を回動支点21に係止させた状態で、当該回動支点21を回動中心として回動する(図9等参照)。
一方、スプリング3の他方の端部3bはフック状に折り曲げられる等の処理は施されておらず、回動抑制部22に対して係止していないため、回動抑制部22に対してすべり摺動可能な状態となっている。したがって、スプリング3は、回動支点21を中心に回動する際、回動抑制部22に対して他方の端部3bを突っ張らせずに滑らせながら、弾性変形量が増大する方向へと回動することができる(図9等参照)。このため、スプリング3の変形自由度が高く、スプリング3の外力入力部32に過大な力を入力しなくてもスプリング3は回動しながら徐々に変形する。つまり、本実施形態の着脱装置1によれば、スプリング3を変形させる際に大きな力を入力せずとも比較的小さな力で効率的に変形させることができる。
また、回動抑制部22を、長軸X方向に沿って延びる細長状の突出片で構成すれば、スプリング3の回動動作時、スプリング3の他端部3bをこの回動抑制部22に沿って摺動する動きに変換しつつ、スプリング3の回動動作を徐々に抑制することができる(図9等参照)。
以上のごときエアバッグ装置100の着脱装置1においては、初期位置(すなわち係止位置)にあるスプリング3の外力入力部32に所定方向かつ所定の大きさを超える外力を作用させるとモーメントが働き、スプリング3は、弾性変形量が増大する方向(図9では反時計回り)に回動する。これにより、スプリング3は、被係脱部31がピン孔25を横切る係止位置から(図1、図2等参照)、当該被係脱部31がピン孔25から退避したリリース位置(図3参照)へ変位する。外力を除去すると、スプリング3は弾性によって初期位置(係止位置)に復帰する(図9等参照)。
また、この着脱装置1は、取付台座2上でスプリング3を回動動作させながら開くように(あるいは閉じるように)弾性変形させる機構を採用しており、尚かつ、上述のようにスプリング3の端部3bを滑らせながら回動動作するようにしていることから、比較的小さな外力でスプリング3の変形量を増大させることができる。すなわち、スプリング3を弾性変形させる際、外力のすべてが変形に直接利用される機構の場合には相応の大きな外力を要するのに対し、スプリング3を回動させながらテコの作用で弾性変形させる本実施形態の着脱装置1は、比較的小さな外力でスプリング3を変形させうるものである。
また、図2等に示したように、本実施形態の着脱装置1は、樹脂製等の取付台座2と、該取付台座2の所定位置に設けられるスプリング3とからなるもので、構成が簡素である。また、このように簡素な構成は、装置の軽量化、小型化に資する。
また、本実施形態の着脱装置1においては、初期位置(係止位置)にてスプリング3に働く荷重の大きさの調整が容易である。すなわち、回動支点21と回動抑制部22の長軸X方向に沿った距離をX1、短軸Y方向に沿った距離をY1とおいた場合(図2参照)、距離X1がより長くなるように着脱装置1を設計すればスプリング3に働く荷重が増加し、逆に、距離X1を短くすれば荷重が減少する。同様に、距離Y1を長くすれば荷重が増加し、距離Y1を短くすれば荷重が減少する。もちろん、スプリング3を剛性(弾性力)の異なるものに取り替えることによっても初期位置での荷重の大きさを容易に変えられることはいうまでもない。
ここで、エアバッグ装置100について一例を挙げつつ概略を説明しておく(図11等参照)。
図11にステアリングホイール200(図10参照)およびエアバッグ装置100の断面構造の一例を示し、図12にその拡大図を示す。符号120は折り畳まれた状態で格納されたエアバッグ、符号202はエアバッグ120のカバー、符号204はハウジングを示す。
エアバッグ装置100は、車両の衝突時等に加わる加速度を検出し、ステアリングホイール200とドライバーとの間でエアバッグ120を膨張展開するよう、ステアリングホイール200に設けられている。本実施形態のエアバッグ装置100は、ドライバー用のエアバッグ120、該エアバッグ120を膨張させる装置等で構成されるもので、ハウジング102、バイブレーションダンパーラバー104、スライダー106、ホーンスプリング108、係脱用ピン110、ラバーホルダー112、アタッチプレート114、カラー116等を含む。
係脱用ピン110は、エアバッグ装置100を着脱装置1に着脱する際に利用される。係脱用ピン110の先端部110aは、円錐形状ないしは角錐形状といった楔状に形成されている。また、先端部110aの後段には、スプリング3はが入り込んで係止することが可能な程度の大きさの周回溝110bが形成されている。
着脱装置1は、ステアリングホイール200の下部の所定位置に設けられている(図11、図12参照)。この着脱装置1にエアバッグ装置100を装着することによって、当該エアバッグ装置100をステアリングホイール200における所定の位置に配置することができる。
着脱装置1にエアバッグ装置100を取り付ける際には、エアバッグ装置100の係脱用ピン110を着脱装置1のピン孔25に押し込むようにする。このとき、係脱用ピン110の楔状の先端部110aがスプリングを回動させ、被係脱部31をピン孔25から回避させる。また、係脱用ピン110を所定位置まで押し込むとスプリング3の被係脱部31が周回溝110bに入り込んで係止した状態となる(図11、図12参照)。これにより、係脱用ピン110がピン孔25から抜け出ない状態となり、エアバッグ装置100が着脱装置1に取り付けられる。
一方、エアバッグ装置100を着脱装置1から取り外すには、スプリング3の外力入力に外力を作用させ、スプリング3を回動させれば、被係脱部31が係脱用ピン110の周回溝110bから浮くので、この状態のままピン孔25から係脱用ピン110を引き抜けばよい。
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、上述した実施形態では、回動支点21、回動抑制部22そして回動止め部23とスプリング3の好適な一態様を示したが(図8、図9参照)、これは一例にすぎず、上述した動作、機能などが実現される限り、スプリング3の具体的な形状は限定されないし、また、回動支点21、回動抑制部22そして回動止め部23の配置も、スプリング3の形状等に合わせて変更することができる(図13(A)〜(E)参照)。
また、上述した実施形態では、スプリング3が、閉じる方向に弾性力が働く状態で初期位置に設置され、外力が入力されて回動する際、開く方向に弾性変形する態様を例示したが、これとは逆に、スプリング3を開く方向に弾性力が働く状態で初期位置に設置し、外力が入力されて回動する際、閉じる方向に弾性変形する態様としてもよい(図14参照)。開閉の方向が異なるのみでその他の構成や機能の説明は省略するが、もちろん、このような着脱装置1であっても、スプリング3を比較的小さな力で動作させることができるし、エアバッグ装置100(の係脱用ピン110)を着脱する時の作業効率が向上する。
また、上述した実施形態では、スプリング3の端部に形成された係止部33として、スプリング3の端部3aをフック状に折り曲げた引っ掛かり片からなるものを例示したが(図2等参照)、もちろんこれは好適な一例にすぎず、回動支点21に係止可能なあらゆる形状の係止部33を採用することができる。すなわち、例えばスプリング3の端部3aに輪(環状部)などをつくって回動支点21に係止させることができる。また、こうした場合には、スプリング3の内側でなく外側に回動支点21を配置しつつ、スプリング3の両端部3a,3bに内側に閉じようとする弾性が作用させることが可能である。
また、スプリング3の外力入力部32は、スプリング3を効率的に変形させるのに適した箇所であれば場所は限定されない。したがって、ここまで説明した以外の箇所に外力を入力することが妨げられるものではない。
本発明は、エアバッグ装置を着脱するための着脱装置に適用して好適である。
1…エアバッグ装置の着脱装置
2…取付台座(支持部材)
3…スプリング(弾性部材)
3a,3b…端部
3c…折り曲げ部
21…回動支点(第1の支点)
21T…(回動支点の)鍔部
22…回動抑制部(第2の支点)
22T…(回動抑制部の)鍔部
23…回動止め部(規制部)
23T…(回動止め部の)鍔部
31…被係脱部
32…外力入力部
33…係止部
100…エアバッグ装置
110…エアバッグ装置の係脱用ピン(楔状の係脱部材)

Claims (6)

  1. 弾性力が作用した弾性変形状態で支持部材上の初期位置に設置された、その一部が曲がっている弾性部材と、
    前記支持部材上に設けられ、前記弾性部材を弾性変形状態に維持するとともに、外力を受けた前記弾性部材が前記支持部材上において回動するのを許容する第1の支点および第2の支点と、
    前記支持部材上における前記弾性部材の回動可能範囲を規制する規制部と、
    前記弾性部材を回動させるモーメントが外力として入力される外力入力部と、
    を有しており、
    前記弾性部材は前記第1の支点および前記第2の支点の少なくとも一方においてすべり支持され、
    前記規制部は、前記弾性部材の弾性変形量が増大する方向にのみ当該弾性部材の回動を許容することを特徴とする、エアバッグ装置の着脱装置。
  2. 前記弾性部材には、前記エアバッグ装置の楔状の係脱部材が係脱する被係脱部が形成されている、請求項1に記載のエアバッグ装置の着脱装置。
  3. 前記被係脱部は、前記第1の支点あるいは前記第2の支点と、前記外力入力部との間に形成されている、請求項2に記載のエアバッグ装置の着脱装置。
  4. 前記弾性部材は、閉じる方向に弾性力が働く状態で前記初期位置に設置されており、外力が入力されて回動する際、開く方向に弾性変形することを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のエアバッグ装置の着脱装置。
  5. 前記弾性部材は、開く方向に弾性力が働く状態で前記初期位置に設置されており、外力が入力されて回動する際、閉じる方向に弾性変形することを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のエアバッグ装置の着脱装置。
  6. 前記弾性部材に、前記第1の支点または前記第2の支点に係止する係止部が形成されていることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載のエアバッグ装置の着脱装置。
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