JP7481172B2 - 車両フードの付勢装置 - Google Patents

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本発明は、車両のフードを開方向に付勢する付勢装置に関する。
特許文献1には、コイル状のバネ部材の中にピン部材の軸部が配置され、ピン部材の頭部が車両のグローブボックスの蓋に当接し、バネ部材の付勢力によってグローブボックスの蓋を開方向に付勢する付勢装置が開示されている。
特許5752848号公報
コイルスプリングの中に可動軸が配置され、コイルスプリングの付勢力により車両のフードを開方向に付勢する付勢装置の場合、車両のフードを開けた状態では、車体に固定されたベース部材から可動軸やコイルスプリングが上方に向かって突出するため、突出した部分に手や工具などをぶつけて、可動軸の軸方向に垂直な方向へ荷重がかかることがある。付勢装置の可動軸の断面が、特許文献1に示すように十字形である場合や、例えば四角形である場合は、このように可動軸の軸方向に垂直な方向へ荷重がかかると、荷重の方向によって、可動軸から軸受穴へ加わる荷重が局所的に集中してしまうことがある。また、付勢装置の可動軸の断面が十字形や四角形である場合、付勢装置を組み付ける際に、組み付け方向の規制が必要となる。
そこで、本発明は、付勢装置の可動軸の軸方向に垂直な方向へ荷重がかかった場合、荷重の方向によらず、可動軸から軸受穴へ加わる荷重が局所的に集中しないように荷重分担させて付勢装置の強度を向上すると共に、付勢装置の組み付け時の組み付け方向の規制を不要として、組み付け性を向上することを目的とする。
本発明に係る車両フードの付勢装置は、車両のフードを開方向に付勢する付勢装置であって、フロントコンパートメントの内部に配置された四角枠形状の部材であるラジエータサポートの上端で車両幅方向に延びるサポートアッパーに固定され、円形の軸受穴が形成された軸受部を有するベース部材と、前記軸受穴に挿入され、前記軸受穴の内面に沿って摺動可能に設けられた略円柱形状の可動軸と、前記可動軸の外周に設けられ、一端が前記ベース部材に支持されるコイルスプリングと、前記可動軸に連結され、前記コイルスプリングの他端を覆い、前記コイルスプリングの付勢力により前記フードを前記開方向へ押圧可能なフード押圧板と、を備え、前記フードのロックを解除した際に、前記コイルスプリングの付勢力により前記可動軸及び前記フード押圧板が上昇し、前記フードを押し上げて前記フードの前端と車体との間に隙間を生じさせることを特徴とする。
本発明は、円形の軸受穴の内面に沿って略円柱形状の可動軸が摺動可能に設けられているため、付勢装置の可動軸の軸方向に垂直な方向へ荷重がかかった場合、断面が略円形の可動軸から円形の軸受穴の内面に幅広く荷重が分担され、360度全方位からの荷重に対し、同じように荷重分担が可能となり、付勢装置の強度を向上することができる。また、本発明は、可動軸が略円柱形状で可動軸の断面が略円形であるため、付勢装置の組み付け時の組み付け方向の規制が不要となり、組み付け性を向上することができる。
本開示の実施形態の車両フードの付勢装置が搭載された車両全体の側面図である。 本実施形態の車両フードの付勢装置が搭載された車両のラジエータサポート及びサポートアッパーサイドを示す斜視図である。 図2におけるA部の拡大図である。 図3におけるB-B線断面図である。 図4におけるC-C線断面図である。
以下、図1~図5を参照しながら、実施形態の車両フードの付勢装置10について説明する。以下説明する各図に示す矢印FR、矢印UP、矢印RHは、車両20の前方向(進行方向)、上方向、右方向をそれぞれ示している。また、各矢印FR、UP、RHの反対方向は、それぞれ車両後方向、下方向、左方向を示す。以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両左右方向(車両幅方向)の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。
最初に車両フードの付勢装置10が搭載される車両20の構成について説明する。図1に示すように、車両20のダッシュパネル21より前方の空間であるフロントコンパートメント22の内部にラジエータサポート30が配置される。フード23は、フロントコンパートメント22の後端のヒンジ24で回動可能に支持され、前端を上下に移動することによりフロントコンパートメント22を開閉できる。図1には、フード23が開いた状態及び閉じた状態の両方の状態が記載されている。フード23を閉じると、フード23はフロントコンパートメント22の上方の開口を覆う。
図2に示すように、車両20はラジエータサポート30及びサポートアッパーサイド40を備える。ラジエータサポート30は、上端で車両幅方向に延びるサポートアッパー31と、下端で車両幅方向に延びるサポートロア32と、上下方向に延びてサポートアッパー31及びサポートロア32の右端を接続する右側縦柱33と、上下方向に延びてサポートアッパー31及びサポートロア32の左端を接続する左側縦柱34により構成される四角枠形状の部材である。ラジエータサポート30は、この枠内にラジエータ(図示せず)を固定支持する。センターブレース35は、サポートアッパー31及びサポートロア32の車両幅方向の中央部に接続している。サポートアッパーサイド40は、サポートアッパー31の車両幅方向両端から車両幅方向外側かつ後方に向かって斜めに延びている。
ラジエータサポート30には不図示のロック装置が固定されており、フード23を閉じてロック装置によりフード23がロックされると、フード23はロックされた位置より開方向へ動くことができなくなる。そして、サポートアッパー31の上部には、図2に示すように、左右に1箇所ずつ合計2つの付勢装置10が固定されている。付勢装置10は、フード23を閉じた際にフード23の内面に当接してフード23を開方向に付勢する。そのため、フード23をロック装置でロックした状態では、車両20の走行によりフード23に加わる風圧や車両20の振動等の影響によらず、付勢装置10がフード23を下から押してフード23の前端を一定の高さに保持する。また、付勢装置10は、フード23のロックを解除した際には、フード23を押し上げてフード23の前端と車体との間に隙間を生じさせて、手動でフード23を更に開くことができるようにする。また、付勢装置10は、フード23を閉じる際には、フード23を閉じる途中でフード23の内面に当接して車体との衝突を抑える緩衝手段として機能する。
図3及び図4に示すように、付勢装置10は、ベース部材11、可動軸12、フード押圧板13及びコイルスプリング14を備える。ベース部材11は、車体の一部であるサポートアッパー31に固定され、円形の軸受穴15aが形成された軸受部15を有する。略円柱形状の可動軸12は、軸受部15の軸受穴15aに挿入され、軸受穴15aの内面に沿って上下方向に摺動可能に設けられている。可動軸12の上端には、樹脂円板部18a及びゴム円板部19aにより構成される略円板形状のフード押圧板13が連結されている。コイルスプリング14は可動軸12の外周に設けられ、可動軸12の軸方向に伸縮が可能な構造となっている。そして、コイルスプリング14は、下端がベース部材11に支持され、上端がフード押圧板13に覆われている。そのため、図4に示すように、フード押圧板13の上面がフード23の内面に当接した状態では、コイルスプリング14の付勢力により、フード押圧板13はフード23を開方向へ押圧することができる。
図4に示すように、ベース部材11には、軸受部15よりも径方向外側にコイル支持部16が設けられている。コイル支持部16の外径はコイルスプリング14の内径より少し小さいが、コイルスプリング14の内径に近い大きさであるため、コイルスプリング14は傾かないようにコイル支持部16によって支持されている。また、可動軸12には可動軸コイル支持部12aが設けられており、可動軸コイル支持部12aの外径はコイルスプリング14の内径より少し小さいが、コイルスプリング14の内径に近い大きさとなっている。そのため、コイルスプリング14は傾かないように可動軸コイル支持部12aによって支持されている。そして、フード23のロックを解除すると、コイルスプリング14の付勢力により、図4の実線で示す位置まで、可動軸12及びフード押圧板13が上昇し、フード23を押し上げる。可動軸12の下端には径方向外側に突出した係止爪17が設けられており、可動軸12が図4の実線で示す位置まで上昇すると、係止爪17がベース部材11の軸受部15に引っ掛かって、可動軸12及びフード押圧板13は、その高さ以上に上昇することができない。このように図4の実線で示す位置までフード23を押し上げた状態で、フード23の前端と車体との間の隙間に手を入れて手動でフード23を更に開くことができる。また、コイルスプリング14が縮む方向にフード23を下げて、フード23、フード押圧板13及び可動軸12が図4の破線で示す位置に到達すると、フード23がロック装置によりロックされる。このようにフード23がロック装置によりロックされた状態でも、コイルスプリング14の付勢力により付勢装置10がフード23を開方向に付勢するため、車両20の走行によりフード23に加わる風圧や車両20の振動等の影響によらず、フード23が図4の破線で示す位置に保持される。
図4及び図5に示すように、可動軸12は2つの樹脂部材18の間に1つのゴム部材19が挟み込まれた構造となっており、樹脂部材18及びゴム部材19は上方へ向かって延びて、樹脂部材18は樹脂円板部18aでフード押圧板13の下面を構成し、ゴム部材19はゴム円板部19aでフード押圧板13の上面を構成している。つまり、フード押圧板13は樹脂円板部18aの上にゴム円板部19aが乗った構造となっている。このようにフード押圧板13の上面がゴム部材19で構成されているため、フード23を閉じてフード23の内面がフード押圧板13の上面に当接する際にフード23への衝撃を緩和し、フード23の内面に傷をつけることを抑制することができる。
本実施形態の車両フードの付勢装置10は、既に述べたようにベース部材11に形成された円形の軸受穴15aの内面に沿って略円柱形状の可動軸12が摺動可能に設けられているため、可動軸12の軸方向に垂直な方向へ荷重がかかった場合、断面が略円形の可動軸12から円形の軸受穴15aの内面に幅広く荷重が分担され、360度全方位からの荷重に対し、同じように荷重分担が可能となり、付勢装置10の強度を向上することができる。また、本実施形態の車両フードの付勢装置10は、可動軸12が略円柱形状で可動軸12の断面が略円形であるため、付勢装置10の組み付け時の組み付け方向の規制が不要となり、組み付け性を向上することができる。
<実施形態の補足>
本開示の車両フードの付勢装置は、上述した形態に限定されず、本開示の要旨の範囲内において種々の形態にて実施できる。例えば、車両に搭載される付勢装置の数は2以外であってもよい。また、付勢装置が車体に取り付けられる位置は異なっていてもよい。
10 付勢装置、11 ベース部材、12 可動軸、12a 可動軸コイル支持部、13 フード押圧板、14 コイルスプリング、15 軸受部、15a 軸受穴、16 コイル支持部、17 係止爪、18 樹脂部材、18a 樹脂円板部、19ゴム部材、19a ゴム円板部、20 車両、21 ダッシュパネル、22 フロントコンパートメント、23 フード、24 ヒンジ、30 ラジエータサポート、31 サポートアッパー、32 サポートロア、33 右側縦柱、34 左側縦柱、35 センターブレース、40 サポートアッパーサイド。

Claims (1)

  1. 車両のフードを開方向に付勢する付勢装置であって、
    フロントコンパートメントの内部に配置された四角枠形状の部材であるラジエータサポートの上端で車両幅方向に延びるサポートアッパーに固定され、円形の軸受穴が形成された軸受部を有するベース部材と、
    前記軸受穴に挿入され、前記軸受穴の内面に沿って摺動可能に設けられた略円柱形状の可動軸と、
    前記可動軸の外周に設けられ、一端が前記ベース部材に支持されるコイルスプリングと、
    前記可動軸に連結され、前記コイルスプリングの他端を覆い、前記コイルスプリングの付勢力により前記フードを前記開方向へ押圧可能なフード押圧板と、
    を備え
    前記フードのロックを解除した際に、前記コイルスプリングの付勢力により前記可動軸及び前記フード押圧板が上昇し、前記フードを押し上げて前記フードの前端と車体との間に隙間を生じさせることを特徴とする車両フードの付勢装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007509798A (ja) 2003-10-29 2007-04-19 アイエスイー・インノモーティブ・システムズ・ヨーロップ・ゲーエムベーハー 自動車両のフロントフードをアクティブに上昇することによって自動車両との前面衝突の際に人を保護する装置
JP2011255883A (ja) 2010-06-08 2011-12-22 Stabilus Gmbh 自動車の開閉フラップ部材用ばね装置

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