JP6383856B1 - 着信通知のためのプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
実施形態に係るプログラムは、コンピュータに、受信機能、取得機能、送信機能を実現させる。受信機能は、交換機が発信元電話機から着信を受けた場合に発行し発信元電話機の電話番号を含むコールイベントを、交換機から受信する。取得機能は、コールイベントに基づいて、複数の着信情報が格納されたデータサーバから発信元電話機の電話番号に対応する第1の着信情報を取得する。送信機能は、コールイベントに含まれている発信元電話機の電話番号に対応する第1の着信情報を、発信元電話機から交換機経由で呼び出される第1の電話機へ送信する。受信機能は、交換機によって発行されたコールイベントを、交換機が発信元電話機から着信を受けた場合に実行する第1の電話機の呼び出しと並列に受信する。
【選択図】図1
Description
さらに、第1の例のプログラムは、交換機経由でも、及び、交換機を経由しなくても、発信元電話機から呼び出し可能な第1の電話機を制御する第2のコンピュータに、第1のコンピュータから受信した発信元電話機の電話番号に対応し交換機を経由する着信であることを示す情報を含む第1の着信情報を、記憶装置に記憶する機能と、交換機経由で呼び出しを受けた場合に、通話開始前に、記憶装置に記憶された発信元電話機の電話番号に対応し交換機を経由する着信であることを示す情報を含む第1の着信情報を表示する機能と、を実現させる。
さらに、第1の例のプログラムは、交換機経由でも、及び、交換機を経由しなくても、発信元電話機から呼び出し可能な第1の電話機を制御する第2のコンピュータに、発信元電話機から交換機経由で呼び出しを受けた場合に、通話開始前に、第1のコンピュータへ、読み出しに対応する着信情報の送信を依頼する機能と、第1のコンピュータから受信した発信元電話機の電話番号に対応し交換機を経由する着信であることを示す情報を含む第1の着信情報を表示する機能を実現させる。
図1は、第1、第2の実施形態に適用される着信通知システムの一例を示している。
着信通知システム10は、発信元電話機30と通信可能に接続されている。着信通知システム10は、例えばPBX20と、内線電話機40と、情報処理装置60とを備える。
例えば、PBX20は、後述する内線電話番号等の交換機情報D1を記憶する図示せぬ記憶装置を備えており、交換機情報D1に基づき、公衆回路網50に接続された外線としての発信元電話機30と、内線電話機40としての第1の電話機41、第2の電話機42とを選択的に接続する機能を有している。
なお、PBX20は、例えば、複数の内線電話機を複数の外線電話機に順番に繋ぐシステムを備えていてもよいし、内線番号を複数の内線電話機に付与するシステムを備えていてもよい。
内線電話機40は、例えば第1の電話機41、第2の電話機42を含んでいる。第1の電話機41は、電話機能を備える各種の装置であり、例えばスマートフォンなどの携帯端末である。第1の電話機41が携帯端末の場合、第1の電話機41の使用位置は、自由に変更可能である。第2の電話機42は、電話機能を備える各種の装置であり、例えば固定の内線電話機である。
第2の電話機42は、後述するように、使用形態によって省略可能である。
本実施形態は、CTI装置61の機能に特徴があり、上述のように、PBX20自体は、一般的なPBXでよい。
CTI装置61は、PBXの機能を備えず、PBX20の発信及び着信のコールイベントを取得して各種の動作を実行する。
CTI装置61は、例えばPBX20の着信のコールイベントを取得すると、PBX20から送信される着信通知に基づきデータサーバ62から後述する着信情報D2を取得し、着信情報D2を第1の電話機41や通知サーバ63に通知するなどの動作を実行する。着信通知は、例えば発信元電話機30の電話番号を含むとする。
なお、CTI装置61は、例えば発信元電話機30からPBX20への着信を検知し、この検知結果に基づいて、データサーバ62から着信情報D2を取得してもよい。
CTI装置61は、クラウドなどのWeb上のネットワーク70に接続されていてもよい。
データサーバ62は、物理的にCTI装置61に内包されていてもよい。
通知サーバ63は、インターフェース(I/F)を介して、第1の電話機41と通信することが可能であり、CTI装置61から受信した例えば着信情報D2などを第1の電話機41に送信することが可能である。
通知サーバ63は、データサーバ62と同様に物理的にCTI装置61に内包されていてもよい。また、通知サーバ63は、省略することも可能である。
第1の電話機41は、第1の不揮発性メモリ41a、プロセッサ41b、第1の揮発性メモリ41c、通信装置41d、表示装置41e、入力装置41f、及び通話装置41gなどを備える。
第1の不揮発性メモリ41aは、各種ソフトウェア、例えば、オペレーティングシステム(OS)、ブラウザ、メーラー、及び各種アプリケーションプログラムなどを記憶している。第1の不揮発性メモリ41aは、プログラムP1を記憶する。
着信情報記憶部412は、受信した着信情報を、第1の揮発性41cにおける連絡先記録部415に記憶する。
着信情報表示部413は、第1の電話機41が着信を受けた場合に、通話状態となる前に、着信情報記憶部412に記憶されている着信情報を表示装置41eにより表示するための処理を実行する。
情報削除部414は、例えば、着信情報表示部413によって着信情報を表示した後、又は、通話が終了した後、連絡先記録部415から着信情報を削除する。
表示装置41eは、図示せぬ駆動回路を備え、着信情報などの各種情報を表示する。
通話装置41gは、第1の電話機41により通話するための装置であり、図示せぬマイクロホン及びスピーカを含む。
CTI装置61は、第2の不揮発性メモリ61a、プロセッサ61b、第2の揮発性メモリ61c、及び通信装置61dなどを備える。
第2の不揮発性メモリ61aは、例えばハードディスク又はSSD(Solid State Drive)により構成され、各種ソフトウェアやデータを記憶する。各種ソフトウェアは、オペレーティングシステム(OS)、データ管理プログラム、及び各種アプリケーションプログラム等を含む。第2の不揮発性メモリ61aは、プログラムP2を記憶する。
プロセッサ61bは、例えば、第2の不揮発性メモリ61a、又は、第2の不揮発性メモリ61aから第2の揮発性メモリ61cに移されたプログラムP2を実行することにより、例えば、着信通知受信部611、着信情報取得部612、着信情報送信部613として機能する。
着信情報取得部612は、PBX20から着信情報を受信した場合に、データサーバ62を参照し、発信元電話機30に関する着信情報を取得する。
メインメモリとしての第2の揮発性メモリ61cは、例えばRAMにより構成され、例えばワークエリアなどとして使用される。ワークエリアは、プロセッサ61bが各種ソフトウェアを実行する時に使用される。
その他、CTI装置61は、表示装置及び入力装置などを備えてもよい。
交換機情報D1は、例えば、PBX11の電話番号(例えば代表番号など)、第2の電話機42の内線番号、携帯端末としての第1の電話機41の電話番号を、互いに関連付けている。交換機情報D1により、内線番号と第1の電話機41との対応関係が管理される。交換機情報D1の内容は、これに限定されるものではなく、変形可能である。
着信情報D2は、例えば発信元電話機30などの発信元電話機の電話番号、発信元の名称としてのユーザ名、及びユーザ名に関連する会社名、部署名を含んでいる。すなわち、着信情報D2は、発信元電話機30の電話番号に対応して発信元電話機30のユーザを特定する情報を管理している。着信情報D2の内容は、これに限定されるものではなく、適宜変形可能である。
着信通知システム10は、CTI装置61から携帯端末としての第1の電話機41への通知型アプローチ(第1の動作形態)と、第1の電話機41からCTI装置61への問い合わせ型アプローチ(第2の動作形態)を有している。通知型アプローチと、問い合わせ型アプローチは、第1の電話機41にインストールされているOSの特性により使い分けてもよい。OS又はプログラムP1は、第1の電話機41からCTI装置61をアクセスした際に、通知型アプローチと問い合わせ型アプローチとを切り替え可能であり、アプローチの切り替え指示をCTI装置61に送信してもよい。この場合、CTI装置61は、第1の電話機41からの切り替え指示に応じて、通知型アプローチと問い合わせ型アプローチとを切り替える。
(通知型アプローチ)
CTI装置61から携帯端末としての第1の電話機41への通知型アプローチには、PBXへの着信を固定の内線電話に送信したが内線電話が不応答であるため携帯端末に転送する場合(転送呼出し動作と称す)と、PBXへの着信に基づいて携帯端末を直接呼び出す場合(直接呼出し動作と称す)とがある。
先ず、図6を参照して、固定内線電話への着信を携帯端末に転送する転送呼出し動作について説明する。
尚、第1の電話機41内の第1の揮発性メモリ41cに設けられた連絡先記録部415には、一例として説明を簡略化するために何も登録されていないものとする。また、第1の電話機41は、公衆回線による接続、FMC接続、IP接続のいずれもが使用可能とする。
さらに、PBX20は、例えば発信元電話機30のユーザの要求に応じて、内線電話としての第2の電話機42に着信通知を送信して第2の電話機42を呼び出す(ステップS13b)。
尚、CTI装置61と第1の電話機41との接続が切断されている場合、CTI装置61は、図1に示す例えば通知サーバ63へ会社名と発信元電話機30の電話番号、及びPBX20の電話番号(着信番号)を送信し、通知サーバ63から、会社名と発信元電話機30の電話番号、及びPBX20の電話番号が第1の電話機41に送信される。
具体的には、2件の連絡先が第1の揮発性メモリ41cの連絡先記録部415に記憶される。すなわち、1件目の連絡先として、例えばPBX20の電話番号“03−5000−0001”に対応して、発信元電話機30の電話番号“03−1111−1111”、会社名“株式会社TA様”が第1の揮発性メモリ41cの連絡先記録部415に記憶される。
さらに、2件目の連絡先として、例えば発信元電話機30の電話番号“03−1111−1111”、会社名“株式会社TA様”が第1の揮発性メモリ41cの連絡先記録部415に記憶される。
この後、表示装置41eに表示された操作ボタン41hを操作して応答を指示すると、第1の電話機41と発信元電話機30とが接続され、通話可能な状態となる(ステップS21)。
また、ステップS23に示す着信情報の消去は、通話開始、通話中、又は、通話終了後のどのタイミングで行ってもよい。さらに、着信情報の消去は、第1の電話機41が自動的に行ってもよいし、ユーザが任意のタイミングで行ってもよい。
次に、図8を参照して、CTI装置61から携帯端末としての第1の電話機41への通知型アプローチにおいて、PBX20への着信に対して携帯端末を直接呼び出す直接呼出し動作について説明する。
図8において、ステップS11からS17までの動作は、転送呼出し動作とほぼ同様である。すなわち、PBX20が発信元電話機30からの発信を受けると(ステップS11、S12)、PBX20は、CTI装置61に着信通知を送信する(ステップS13a)。
CTI装置61は、取得した会社名と発信元電話機30の電話番号、及びPBX20の電話番号を第1の電話機41に通知する(ステップS16)。
一方、PBX20は、発信元電話機30からの発信を受け、例えば内線番号に対応する第1の電話機41の電話番号が指定されると、第1の電話機41を直接呼び出す(ステップS13c)。
この後、表示装置41eに表示された操作ボタン41hを操作して応答を指示すると、第1の電話機41が発信元電話機30と接続され、通話可能な状態となる(ステップS21)。
また、データサーバ62に格納された着信情報は、CTI装置61が取得してPBX20の動作とは関係なく第1の電話機(携帯端末)41に通知する。このため、PBX20の機能を変更する必要がなく、既存のPBXを使用することが可能である。
(問い合わせ型アプローチ)
次に、CTI装置61から携帯端末としての第1の電話機41への問い合わせ型アプローチについて説明する。通知型アプローチの場合、第1の電話機41内の第1の揮発性メモリ41cに設けられた連絡先記録部415を有していたが、問い合わせ型アプローチの場合、連絡先記録部415は、省略可能である。
問い合わせ型アプローチにおいても、転送呼出し動作と、直接呼出し動作とがある。
先ず、図9、10を参照して、転送呼出し動作について説明する。
図9に示す問い合わせ型アプローチの転送呼出し動作において、ステップS11〜S15までの動作は、通知型アプローチとほぼ同様である。通知型アプローチの場合、CTI装置61により取得された着信情報は、CTI装置61によって自発的に第1の電話機に41に送信された。これに対して、問い合わせ型アプローチの場合、CTI装置61により取得された着信情報は、第1の電話機41から送信依頼が送られてから第1の電話機41に送信される。
第1の電話機41は、PBX20からの呼び出しを受けると、表示装置41eにPBX20から送信されたPBX20の電話番号“03−5000−0001”を表示する(S31)。
CTI装置61は、ステップS15において取得した着信番号“03−5000−0001”と対応する着信情報を第1の電話機41に送信する(ステップS33)。
第1の電話機41は、CTI装置61から送信された着信情報を表示装置41eに表示する(ステップS34)。
この後、表示装置41eに表示された操作ボタン41hを操作して応答を指示すると、第1の電話機41は発信元電話機30と接続され、通話可能な状態となる(ステップS21)。
次に、図11、図12を参照して、問い合わせ型アプローチの直接呼び出し動作について説明する。
図11に示す問い合わせ型アプローチの直接呼び出し動作において、ステップS11〜S13a、S14、S15までの動作は、問い合わせ型アプローチの直接呼出し動作と同様である。この場合も、CTI装置61により取得された着信情報は、第1の電話機41から送信依頼が送られてから第1の電話機41に送信される。
第1の電話機41は、PBX20からの着信があると、表示装置41eにPBX20から送信された発信元電話機30の電話番号(発信元の電話番号)“03−1111−1111”を表示する(S41)。
CTI装置61は、ステップS15において取得した着信番号“03−1111−1111”と対応する着信情報を第1の電話機41に送信する(ステップS43)。
第1の電話機41は、CTI装置61から送信された着信情報を表示装置41eに表示する(ステップS44)。
この後、表示装置41eに表示された操作ボタン41hを操作して応答を指示すると、第1の電話機41が1の電話機30と接続され、通話可能な状態となる(ステップS21)。
また、第2の実施形態においてもデータサーバ62に格納された着信情報は、CTI装置61が取得して第1の電話機(携帯端末)41に通知する。このため、PBX20の機能を変更する必要がなく、既存のPBXを使用することが可能である。
第3の実施形態においては、上記第1及び第2の実施形態の変形例について説明する。
第3の実施形態に係るPBX20は、当該PBX20の仮想内線に対する呼び出し(着信又は鳴動)が発生した場合に、仮想内線に対する呼び出しを当該仮想内線に関連付けられている内線番号に対応する呼び出しへ切り替え、切り替え先の内線番号に対応する第1の電話機41を呼び出す。この仮想内線に対する呼び出しから第1の電話機41に対する呼び出しまでの処理と並列して、PBX20が情報提供を行うCTI装置61に着信通知を送信し、CTI装置61が着信通知にしたがってデータサーバ62から発信元電話機30の電話番号に関する情報を取得し、取得した情報を含む着信情報を第1の電話機41に提供する処理を実行する。第1の電話機41は、CTI装置61から受信した着信情報を表示する。
仮想内線の呼び出しに応じて第1の電話機41を呼び出す第2の方式としては、仮想内線を呼び出したが仮想内線の不応答が検出された場合に第1の電話機41を呼び出す不応答方式がある。
着信通知システム10Aは、発信元電話機30、PBX20、CTI装置61、データサーバ62、第1の電話機41を備える。なお、サーバ装置がCTI装置61とデータサーバ62とを含むとしてもよい。
発信元電話機30は、公衆回線経由でPBX20へ接続する外部の電話機でもよく、PBX20の配下にあり第1の電話機41と同じ内線グループに属する内部の電話機でもよい。
プロセッサ8は、記憶部9に記憶されているプログラムPaを実行することにより仮想内線Vを用いる交換機制御を行う。この図13では、プロセッサ8内に仮想内線Vが図示されているが、PBX20によっては仮想内線Vがプログラムにより搭載可能である。
プロセッサ8は、発信元電話機30からPBX20の仮想内線Vに対する呼び出しを受けると、上記の着信通知の送信と並列して、記憶部9の交換機情報Daを読み出し、仮想内線Vの内線番号BBに関連付けられている電話番号CCを取得し、電話番号CCを用いて第1の電話機41を呼び出す。
記憶部9は、プログラムPbと交換機情報Dbとを記憶する。
プロセッサ8は、記憶部9に記憶されているプログラムPbを実行することにより仮想内線Vを用いる交換機制御を行う。
プロセッサ8は、発信元電話機30からPBX20の仮想内線Vに対する呼び出しを受けると、上記の着信通知の送信と並列して、記憶部9の交換機情報Dbを読み出し、仮想内線Vの内線番号BBに関連付けられている複数の電話番号CC1〜CCnを取得し、電話番号CC1〜CCnを用いて複数の第1の電話機41_1〜41_nの電話番号CC1〜CCnへ一斉に呼び出しを行う。
PBX20と呼び出し対象の第1の電話機41との間でリンク接続がされた場合には、例えば、PBX20から第1の電話機41への呼び出しが行われた後、再度、PBX20へ制御を戻すなど、特殊な呼び出し管理を実行可能である。
CTI装置61は、PBX20からの着信通知を受信すると、着信通知に基づきデータサーバ62を検索し(ステップST14)、発信元電話機30の電話番号“03−1111−1111”に対応する情報を取得する(ステップST15)。
ステップST13bにおいて仮想内線Vが応答しないため(ステップST18)、PBX20は、例えば交換機情報Daに基づき、仮想内線Vに対応する電話番号CCを取得し、この電話番号CCにより第1の電話機41に着信を転送し、第1の電話機41を呼び出す(ステップST19)。
上記の図16において第1の電話機41が公衆回線網に接続された外線電話からPBX20経由で呼び出しを受けた場合、第1の電話機41は、PBX20からPBX電話番号“03−5000−0001”を受ける。第1の電話機41は、PBX電話番号“03−5000−0001”を含む着信情報を検索・表示することにより、発信元電話機30の電話番号に関する情報を表示可能である。
この後、第1の電話機41に対して応答指示がなされると、第1の電話機41と発信元電話機30とが接続され、通話可能な状態となる(ステップST21)。
尚、ステップST23に示す着信情報の消去は、通話開始、通話中、又は、通話終了後のどのタイミングで行ってもよい。さらに、着信情報の消去は、第1の電話機41が自動的に行ってもよいし、ユーザが任意のタイミングで行ってもよい。
したがって、この図17の動作では、PBX20は、CTI装置61への着信通知の送信(ステップS13a)と、仮想内線の呼び出し(ステップST13b)と、第1の電話機41の呼び出し(ステップST19)とを、並列に実行する。
この図18において、PBX20からCTI装置61へ送信される着信通知は、発信元電話機30の電話番号“03−1111−1111”と呼び出し対象の第1の電話機41の電話番号“090−9000−9000”とを含むとする。しかしながら、呼び出し対象の第1の電話機41の電話番号“090−9000−9000”は着信通知に含まれていなくてもよい。
上記の図18において、第1の電話機41が内線電話からPBX20経由で呼び出しを受けた場合、第1の電話機41は、PBX20から発信元電話機30の電話番号“03−1111−1111”を受ける。
第1の電話機41は、例えば、着信情報の送信をCTI装置61に依頼するとともに、PBX20から発信元電話機30の電話番号“03−1111−1111”を受信した場合には、PBX20から受信した発信元電話機30の電話番号“03−1111−1111”をCTI装置61に送信する。
具体的には、CTI装置61は、例えば、第1の電話機41から着信情報の送信の依頼とともに発信元電話機30の電話番号“03−1111−1111”を受信した場合には、発信元電話機30の電話番号“03−1111−1111”に基づいて上記図5の着信情報D2を検索し、着信情報を第1の電話機41に送信する。
このように、第1の電話機41は、外線・内線のいずれから呼び出されても情報表示を実現できる。
この後、第1の電話機41に対して応答指示がなされると、第1の電話機41と発信元電話機30とが接続され、通話可能な状態となる(ステップST21)。
第3の実施形態において、交換機情報Da〜Dcは、PBX20の記憶部9に記憶されている。しかしながら、交換機情報Da〜Dcは、例えば、データサーバ62、CTI装置61などの他の装置に記憶されており、PBX20のプロセッサ8は、データサーバ62、CTI装置61などの他の装置から交換機情報Da〜Dcを読み出すとしてもよい。
問い合わせ型アプローチでは、発信元電話機30からPBX20の仮想内線Vが呼び出された場合に、仮想内線Vに関連付けられた内線番号の第1の電話機41がCTI装置61へ着信情報の問い合わせを行い、当該問い合わせに応じてCTI装置61が仮想内線Vに関連付けられた内線番号の第1の電話機41へ着信情報を送信し、第1の電話機41が着信情報を受信し表示する。
第3の実施形態においては、第1の電話機41がCTI装置61から受信した着信情報を記憶(登録)する。この着信情報は、例えば、発信元電話機30の電話番号、呼び出し対象の第1の電話機41の電話番号、呼び出し対象の第1の電話機41の電話番号に対応するPBX電話番号、発信元電話機30の電話番号に関する情報を含む。これにより、第1の電話機41が公衆回線網に接続された外線電話により呼び出しを受けた場合、第1の電話機41は、PBX電話番号による呼び出しに応じて発信元電話機30の電話番号に関する情報を表示することができる。第1の電話機41が内線電話により呼び出しを受けた場合、第1の電話機41は、発信元電話機30の電話番号による呼び出しに応じて発信元電話機30の電話番号に関する情報を表示することができる。したがって、第1の電話機41は、外線・内線のいずれから呼び出されても対応可能となる。
Claims (3)
- 第1のコンピュータに、
交換機が発信元電話機から着信を受けた場合に発行し前記発信元電話機の電話番号を含むコールイベントを、前記交換機から受信する受信機能と、
前記コールイベントに基づいて、複数の着信情報が格納されたデータサーバから前記発信元電話機の電話番号に対応する第1の着信情報を取得する取得機能と、
前記発信元電話機の電話番号に対応し前記交換機を経由する着信であることを示す情報を含む前記第1の着信情報を、前記発信元電話機から前記交換機経由で呼び出される第1の電話機へ送信する送信機能と、
を実現させ、
前記交換機経由でも、及び、前記交換機を経由しなくても、前記発信元電話機から呼び出し可能な前記第1の電話機を制御する第2のコンピュータに、
前記第1のコンピュータから受信した前記発信元電話機の電話番号に対応し前記交換機を経由する着信であることを示す情報を含む前記第1の着信情報を、記憶装置に記憶する機能と、
前記交換機経由で呼び出しを受けた場合に、通話開始前に、前記記憶装置に記憶された前記発信元電話機の電話番号に対応し前記交換機を経由する着信であることを示す情報を含む前記第1の着信情報を表示する機能と、
を実現させる、
ためのプログラム。 - 第1のコンピュータに、
交換機が発信元電話機からの着信を受けた場合に発行し前記発信元電話機の電話番号を含むコールイベントを、前記交換機から受信する受信機能と、
前記コールイベントに基づいて、複数の着信情報が格納されたデータサーバから、前記発信元電話機の電話番号に対応する第1の着信情報を取得する取得機能と、
前記発信元電話機から前記交換機経由で呼び出された第1の電話機から、前記第1の着信情報の送信の依頼を受信する依頼機能と、
前記依頼に応じて、前記発信元電話機の電話番号に対応し前記交換機を経由する着信であることを示す情報を含む前記第1の着信情報を、前記第1の電話機へ送信する送信機能と、
を実現させ、
前記交換機経由でも、及び、前記交換機を経由しなくても、前記発信元電話機から呼び出し可能な前記第1の電話機を制御する第2のコンピュータに、
前記発信元電話機から前記交換機経由で呼び出しを受けた場合に、通話開始前に、前記第1のコンピュータへ、前記読み出しに対応する着信情報の送信を依頼する機能と、
前記第1のコンピュータから受信した前記発信元電話機の電話番号に対応し前記交換機を経由する着信であることを示す情報を含む前記第1の着信情報を表示する機能を実現させる、
ためのプログラム。 - 前記第1の電話機は、前記発信元電話機から前記交換機経由で第2の電話機が呼び出された際の転送先である、
請求項1又は請求項2のプログラム。
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