JP6380913B2 - 光学素子の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光学素子を大量生産するのに適した光学素子の製造方法に関する。
一般的に医療検査用のチップ部品や光ピックアップ装置や撮像装置等に用いられる光学素子は、高精度を必要とされる一方、よりコストを抑制することが求められている。このような要求に対し、近年、光硬化性樹脂や熱硬化性樹脂等のエネルギー硬化性樹脂が注目されている。エネルギー硬化性樹脂は、エネルギーを付与することにより短時間で硬化する特性を有するため、これを用いることで光学素子を安価に量産できると期待されている。特許文献1には、光硬化性樹脂を用いて光学素子を製造する技術が開示されている。また、特許文献2には、エネルギー硬化性樹脂の光学素子の製造方法に関して、支持台を決まった時間間隔で回転させながら、複数の成形工程を、支持台の所定の回転位置で順次行うことを特徴とする光学素子の製造方法が開示されている。
特許文献3には、エネルギー硬化性樹脂の製造方法に関して、光硬化樹脂を硬化させるエネルギーを最初は弱くし、次に強くすることにより面の形状を安定させる製造方法が開示されている。
特開2011−242478号公報 特開2007−147679号公報 特公平7−82121号公報
ところで、従来,光学素子に一般的に用いられていた熱可塑性樹脂と比較すると、エネルギー硬化性樹脂は収縮率が比較的大きいという特性がある。特に、紫外線硬化性樹脂の場合、収縮率が3%〜10%程度と高く、被照射表面側から硬化が進行するので、比較的肉厚の製品においては硬化層の内部進行とともにヒケ等が生じ、型の形状を高精度に転写できない恐れがある。又、外観形状が確保されていた場合でも光学素子の内部に応力や歪みが残留し、実機に搭載された際に湿度や温度変化で光学特性を劣化させる恐れがある。これに対し、紫外線等の照射強度を低めればヒケなどの不具合をある程度抑制できるが、それにより硬化に必要な時間が増大し、成形時間が長くなるという問題がある。特許文献3では、光硬化樹脂を硬化させるエネルギーを最初は弱くし、次に強くすることにより面の形状を安定させているが、成形時間が長くなることは解消できていない。
これに対し特許文献1の技術によれば、光学素子の中心部から周辺部にかけて光量分布を漸減させているが、任意の一カ所に注目すれば依然として硬化層の内部進行が起こっているので、依然としてヒケを生じ易いという問題がある。又、残留応力や歪みも生じやすいことから、実機搭載時の光学特性の劣化が懸念される。
本発明の目的は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、エネルギー硬化性樹脂の特性を考慮しつつ、均質な光学素子を成形時間を短くして大量生産できる光学素子の製造方法を提供することである。
上述した目的のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面を反映した光学素子の製造方法は、
第1の型と第2の型との間にエネルギー硬化性樹脂を供給して光学素子を成形する光学素子の製造方法であって、
前記第1の型と前記第2の型とを型締めする工程と、
前記第1の型と前記第2の型との間のエネルギー硬化性樹脂にエネルギー供給源よりエネルギーを供給して硬化させる工程と、
前記第1の型と前記第2の型とを型開きする工程と、
前記第1の型と前記第2の型との間から、成形された光学素子を取り出す工程とを有し、
前記エネルギー硬化性樹脂にエネルギーを供給して硬化させる工程において、供給時間と供給エネルギー強度とを乗じたエネルギー積分量として第1の量E1のエネルギーを供給する第1工程と、前記第1工程後において、供給時間と供給エネルギー強度とを乗じたエネルギー積分量として前記第1の量E1より大きい第2の量E2のエネルギーを供給する第2工程とを有する(但し、前記第1工程の供給エネルギー強度が前記第2工程の供給エネルギー強度と同じである場合には、単位時間当たりの前記第2の量E2が単位時間当たりの前記第1の量E1よりも大きい)。
本発明によれば、エネルギー硬化性樹脂の特性を考慮しつつ、均質な光学素子を大量生産できる光学素子の製造方法を提供することができる。
本実施形態における光学素子の製造装置を示す斜視図である。 光学素子の製造装置を周方向に展開して示す図である。 第2の処理部Bにおける下型MD2の周辺を示す斜視図である。 光硬化性樹脂PLが受ける硬化光積分量(照射時間×照射強度)をハッチングで示すグラフである。 パルス状の照射により光硬化性樹脂PLが受ける硬化光積分量(照射時間×照射強度)を示すグラフである。 下金型MD2の変形例を示す図である。
本実施形態において製造される「光学素子」としては、医療検査用のチップ部品や、撮像用の光学素子以外に、プロジェクタ用のミラー、照明用の光学素子などがある。光学素子はレンズに限られないが、例えばレンズである場合、フランジ一体タイプでも、フランジ別体タイプでも良い。又、複数の光軸を有する一体型レンズであっても良い。レンズ形状としては種々の形態が考えられ、例えば凸レンズ、凹レンズ、薄肉レンズ、偏肉レンズ、フレネルレンズ、回折レンズなどを含む。
第1の型と第2の型は、単一の光学素子を成形する転写面を備えている場合のみならず、複数の光学素子を成形する転写面を備えていても良い。型の転写面などの表面には、光学素子の離型性を高める為に、微細な凹凸などの構造や、撥水性の膜などを形成しても良い。又、第1の型と第2の型とを位置合わせする位置決め部を設けると、高精度に位置決めを行えるので好ましい。かかる位置決め部は、第1の型と第2の型とを保持する保持体に設けても良いし、第1の型と第2の型自体に設けても良い。
本実施形態において用いることができる「エネルギー硬化性樹脂」としては、光硬化性樹脂、熟硬化性樹脂などが挙げられる。光硬化性樹脂の場合、エネルギーとして所定波長の光を供給することで樹脂が硬化し、熱硬化性樹脂の場合、エネルギーとして熱を供給することで樹脂が硬化する。
エネルギー硬化性樹脂として光硬化性樹脂を用いる場合、第1の型と第2の型のうち少なくとも一方が光透過性の素材から形成されていれば好ましい。型が光透過性の素材ならば、型を介して光を光硬化性樹脂に供給できるため、硬化の効率が良くなる。光硬化性樹脂を用いる場合、型材は例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂、PMMA(ポリメチルメタクリレート)樹脂、COC(シクロオレフィンコポリマー)樹脂、COP(シクロオレフィンポリマー)樹脂、PC(ポリカーボネイト)樹脂、PE(ポリエチレン)樹脂、PP(ポリプロピレン)樹脂、フッ素樹脂等の熱可塑性樹脂、或いは、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂等の光硬化性樹脂、或いは、ガラスなどを用いることができる。形材としてガラスを用いる場合は、形材をガラスモールド成形、液滴成形又は再加熱成形等により製造することができる。型材には、光学素子の材料として使用する光硬化性樹脂を硬化させる波長を透過しやすい素材を用いるのが好ましい。
エネルギー硬化性樹脂として熱硬化性樹脂を用いる場合、エネルギー供給源として電熱ヒータやハロゲンヒータなどを用いることができる。この場合、第1の型と第2の型は耐熱性がよい金属製もしくはガラス製であることが望ましい。更に、ガラス製の型とハロゲンヒータとを組み合わせて用いる場合、型の転写面(光学面転写面)に赤外線吸収材料が成膜されていると、発熱が効果的に生じるので望ましい。
第1の型と第2の型とを型開きした状態で、エネルギー硬化性樹脂を供給する場合、いずれの型に供給しても良いが、ディスペンサなどを用いる場合、重力方向下方にある型に供給することが望ましい。エネルギー硬化性樹脂を供給した型を回転させて、遠心力でエネルギー硬化性樹脂を型の転写面上に展開させても良い。
また、例えば射出成形のように、第1の型と第2の型とを型締めした後に、エネルギー硬化性樹脂を供給することもできる。
一方、第1の型と第2の型とを型締めしながら、エネルギー硬化性樹脂にエネルギーを供給することもできる。かかるエネルギーの供給は、第1の型と第2の型の両方から行うことが好ましい。
成形された光学素子を型と容易に離型するため、離型補助構造として、成形された光学素子をコアやピンで突き出す構造や、型に超音波振動を付与する構造を設けても良い。成形された光学素子を型から取り出すには、エアーチャック、ロボットチャック、エアー吹き飛ばしなど種々の形態を用いることができる。
型締め工程において、成形前の前処理を行う成形前工程を各種行っても良い。成形前工程には、例えば型に異常がないかをカメラ等で監視して、異常がある場合にはアラームを発して光学素子の製造を停止する工程や、成形に用いた型を洗浄する工程や、型に光学素子の離型を促す処理(シリコン塗布)などを行う工程がある。
また、成形された光学素子を取り出す工程において、成形後の後処理を行う成形後工程を行っても良い。成形後工程には、成形された光学素子を完全に硬化させるため、加熱等を行うポストキュア、アニールを行う工程などが挙げられる。尚、これらの成形後工程は、型から取り出された光学素子に対して別の場所で行っても良い。
複数の型を用いて閉じた軌跡に沿って連続成形を行う場合、先行する第1の型及び第2の型と、後続する第1の型及び第2の型とは、等間隔で配置され、等速で移動することが望ましい。但し、タイミング調整のため、局所的に型間の間隔を変更することはあり得る。
更に「閉じた軌跡」とは、形状にはこだわらず、複数の工程に対向する処理部へと順に向かい、再び最初の処理部に向かうまでの第1の型と第2の型の移動軌跡が閉ループとなっていることをいう。但し、異常のある型を排除するために移動軌跡に分岐を設けたり、待機させていた異常のない型を軌跡に挿入するために閉じた軌跡に結合する別ルートを設けていても良い。
本実施形態において、「エネルギー硬化性樹脂にエネルギーを供給して硬化させる工程」は、第1工程と第2工程とを有する。第1工程は、供給時間と供給エネルギー強度とを乗じたエネルギー積分量として第1の量E1のエネルギーを供給する。第2工程は、第1工程後において、供給時間と供給エネルギー強度とを乗じたエネルギー積分量として前記第1の量E1より大きい第2の量E2のエネルギーを供給する。第1工程における単位時間当たりの平均供給エネルギー強度は、第2工程における単位時間当たりの平均供給エネルギー強度の1/20以上1/2以下であると好ましい。1/20より小さいと、第1工程でエネルギー強度が小さすぎるので、表面にヒケは発生しにくくなるが、第2工程での硬化時間がかかり、第2工程がサイクルタイムのボトルネックになってしまう。1/2より大きいと第1工程と第2工程の強度の差異がないので、第1工程でのエネルギー強度が大きくヒケが発生しやすい。又、第2工程後において、供給時間と供給エネルギー強度とを乗じたエネルギー積分量として第2の量E2より大きい第3の量E3のエネルギーを供給する第3工程を設けても良い。
エネルギー供給源より、第1工程の間に供給される単位時間当たりのエネルギーの強度は一定であり、第2工程の間に供給される単位時間当たりのエネルギーの強度は一定であると好ましい。これにより、エネルギー硬化性樹脂の硬化反応速度を一定にすることができる。なお、「一定」とは、エネルギーの強度の平均値に対して±5%以内のバラツキを含むものとする。
エネルギー供給源より、第1工程の間に供給される単位時間当たりのエネルギーの強度は漸次増加し、第2工程の間に供給される単位時間当たりのエネルギー強度は漸次増加すると好ましい。これにより、エネルギー硬化性樹脂の硬化反応速度を漸次上昇させることができる。
エネルギー供給源より供給される単位時間当たりのエネルギーの強度は一定であり、前記第1工程の間にエネルギーが供給される積算時間は、前記第2工程の間にエネルギーが供給される積算時間より短いと好ましい。これにより、第1工程後において、供給時間と供給エネルギー強度とを乗じたエネルギー積分量として第1の量E1より大きい第2の量E2のエネルギーを供給することができる。
以下、図面を参照しながら本発明にかかる実施形態について説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲は以下の実施形態及び図示例に限定されるものではない。
図1は、本実施形態における光学素子の製造装置を示す斜視図である。図2は、図1に示した光学素子の製造装置の要部を周方向に展開して示す図である。製造装置は、第1の保持体である第1円盤DC1と、第2の保持体である第2円盤DC2とを、隙間を空けて同軸に配置している。第1円盤DC1と第2円盤DC2の中央は、スプライン等を介して回転軸SFTに相対回転不能に連結されており、更に回転軸SFTを介して、固定された駆動部であるアクチュエータACにより、第1円盤DC1と第2円盤DC2は同期して回転駆動されるようになっている。
第1円盤DC1には、円形開口DC1aが複数個(ここでは8個)形成されており、円形開口DC1a内には、円柱状の上型(第1の型)MD1が固定されている。上型MD1は、下面に転写面MD1aを有する。上型MD1は、光透過性のプラスチック又は透明なガラスにより形成されている。ここでは、光透過性のプラスチックの射出成形により製造した上型MD1を用いた。
第2円盤DC2には、円形開口DC1aと同じ配置になるようにして、円形開口DC2aが複数個(ここでは8個)形成されており、円形開口DC2a内には、円柱状の下型(第2の型)MD2が、回転軸SFTの軸線方向に移動可能に配置されている。下型MD2は、上面に転写面MD2aを有する。ここでは、光透過性のプラスチックの射出成形により製造した下型MD2を用いた。
尚、上型MD1及び下型MD2を、光透過性樹脂の射出成形により形成することができ、これにより同じ形状の上型MD1及び下型MD2を高精度に大量に生産できる。
また特に、上型MD1及び下型MD2の素材がガラスであると耐久性に優れる。又、ガラスで型を製造することで、同じ形状の型を高精度に生産できる。更に、上型MD1及び下型MD2が、ガラスを金型に転写することにより形成されていると、同じ形状の上型MD1及び下型MD2を高精度に大量に生産できるので好ましい。
第1円盤DC1と第2円盤DC2の周方向の一部を覆うようにして、遮蔽部SHが形成されている。遮蔽部SHの頂面には、光学素子の材料であるエネルギー硬化性樹脂を硬化させるためのエネルギー供給源として複数の(図2では2つ示したが実際には3つの)光源OPSが、第1円盤DC1と第2円盤DC2の周方向に沿って配置され,発光面を下方に向けている。尚、光源OPSは、回転移動する上型MD1の中心の軌跡の直上に設けると好ましい。
一方、図2に示すように、遮蔽部SHに対向するようにして、第2円盤DC2の下方に、複数の(図2では2つ示したが実際には3つの)光源OPSを配置している。上下の光源OPSは、互いに対向しており、1番目の光源OPSの出射強度が最も小さく、2番目の光源OPSの出射強度が次に小さく、3番目の光源OPSの出射強度が最も大きくなっている。光源OPSとしては、ピーク波長365nmの紫外線を照射できるLEDが好ましい。尚、以下、「紫外線」等を代表して「硬化光」という用語を用いる。
光源OPSは、制御回路CONTにより制御され、第1円盤DC1と第2円盤DC2の角度位置(照射対象となる上型MD1及び下型MD2との位置関係)に応じて、硬化光の照射時間及び硬化光の強度の少なくとも一方を調整するようになっていると好ましい。但し、ここでは、3つの光源OPSの照射強度を個別に異ならせることとし、制御回路CONTは、第1円盤DC1と第2円盤DC2の回転に応じてオン/オフのみを制御するものとする。
第2円盤DC2の下方には、型駆動部を構成する一対のリング状のカム板CPが固定配置されている。図2に示すように、カム板CPのカム面CPaは、周方向の位置に応じて、低部CPb、登り斜面CPc、高部CPd、下り斜面CPeを有している。
図3は、第2の処理部Bにおける下型MD2の周辺を示す斜視図である。下型MD2の下面には、平行するカム板CPのカム面CPa上をそれぞれ転動する車輪状のフォロワFWと、フォロワFWを回転可能に支持する支持部SPとが形成されている。一対のカム板CPの間に複数の(図3では1つのみ示す)光源OPSが配置されている。光源OPSから出射された光は、光透過性の下型MD2の支持部SP間の下面から入射し、上面の転写面MD2aから出射するようになっている。
図2に示すように、第1円盤DC1と第2円盤DC2の回転位置に応じて、第1の処理部A、第2の処理部B,第3の処理部C,第4の処理部Dとなっている。第1の処理部Aにおいては、光硬化性樹脂を適量吐出できるディスペンサDSPが配置されている。第2の処理部Bには、周方向に並べて光源OPSが配置されている。第4の処理部Dには、成形された光学素子OEを取り出すアーム式ロボットRBが配置されている。
本実施の形態における製造装置の動作及び光学素子の製造工程について、ここでは、一対の上型MD1と下型MD2に着目しながら説明する。まず、不図示の電源からの給電によりアクチュエータACが駆動され、回転軸SFTを回転させると、第1円盤DC1と第2円盤DC2が同期して回転する。ここで、第1の処理部Aにおける前段では、下型MD2のフォロワFWは、カム板CPのカム面CPaにおける低部CPbにあるので、上型MD1と下型MD2とが開いた状態にあり、よってディスペンサDSPを介して、下型MD2の転写面MD2a上に光硬化性樹脂PLを滴下させることができる。
次いで、光硬化性樹脂PLを間に供給された上型MD1と下型MD2は、第1円盤DC1と第2円盤DC2の同期回転により移動する。ここで、下型MD2のフォロワFWは、カム板CPのカム面CPaにおける登り斜面CPc上を転動するようになるので、上型MD1に対して下型MD2が徐々に接近する。フォロワFWが、カム板CPのカム面CPaにおける高部CPdに到達した時点で、両者が密着して型締めがなされる(第1の処理部Aにおける後段)。又、フォロワFWが、高部CPdを転動する間、上型MD1と下型MD2の型締め状態が維持される。
その後、上型MD1と下型MD2は、型締め状態を維持しつつ、第1円盤DC1と第2円盤DC2の同期回転により第2の処理部Bへと移動する。第2の処理部Bにおいては、本実施の形態では、第1工程と第2工程と第3工程からなる。
図4は、光硬化性樹脂PLが受ける硬化光積分量(照射時間×照射強度)をハッチングで示すグラフであり、横軸は照射時間(秒)であり、縦軸は単位面積当たりの照射強度(mW/cm2)である。尚、光硬化性樹脂PL全体を硬化させるに必要な硬化光積分量は、例えば強度180(mW/cm2)で25秒照射してなる硬化光積分量4500(mJ/cm2)であるものとする。
まず第1工程では、最も第1の処理部Aに近い上下の光源OPSの間を、上型MD1と下型MD2が通過する。このとき、光透過性を有する上型MD1と下型MD2を介して、硬化光が光硬化性樹脂PLに照射されるが、その際に光硬化性樹脂PLに供給される硬化光積分量E1は、一定の強度18(mW/cm2)で8秒の照射が行われるから、144(mJ/cm2)である。これにより、第1工程では光硬化性樹脂PLの表面のみが硬化する。
ついで、第2工程では、第1の処理部Aから2番目の上下の光源OPSの間を、上型MD1と下型MD2が通過する。このとき、光透過性を有する上型MD1と下型MD2を介して、硬化光が光硬化性樹脂PLに照射されるが、その際に光硬化性樹脂PLに供給される硬化光積分量E2は、一定の強度180(mW/cm2)で8秒の照射が行われるから、1440(mJ/cm2)である。これにより、第2工程では光硬化性樹脂PLの表面から奥まった位置まで硬化する。
最後に、第3工程では、第1の処理部Aから最も遠い上下の光源OPSの間を、上型MD1と下型MD2が通過する。このとき、光透過性を有する上型MD1と下型MD2を介して、硬化光が光硬化性樹脂PLに照射されるが、その際に光硬化性樹脂PLに供給される硬化光積分量E3は、一定の強度324(mW/cm2)で9の照射が行われるから、2916(mJ/cm2)である。全てのOPSから光硬化性樹脂PLが受けたトータルの硬化光積分量は、E1+E2+E3=144+1440+2916=4500(mJ/cm2)であるから、第3工程を経ることで、光硬化性樹脂PLの中心部まで完全に硬化することとなる。なお、図から明らかであるが、第1工程における単位時間当たりの平均供給エネルギー強度は、第2工程における単位時間当たりの平均供給エネルギー強度より低く、第2工程における単位時間当たりの平均供給エネルギー強度は、第3工程における単位時間当たりの平均供給エネルギー強度より低い。

本実施形態によれば、光硬化性樹脂PLに硬化光を供給する初期(第1工程)に、供給する硬化光積分量を小さく抑えることで、表面付近での硬化反応速度を遅くし、光学面の転写精度を確保しつつ、その樹脂内部の流動を確保できる。光硬化性樹脂PLに硬化光を供給する初期から比較的大きな硬化光積分量を与えると、表面からの硬化反応速度が速まり、樹脂内部の流動が妨げられてヒケなどの不具合が生じやすいからである。又、光硬化性樹脂PLに硬化光を供給する初期(第1工程)に、供給する硬化光積分量を小さく抑えることで、表面からの硬化を徐々に行うことで樹脂内部の残留応力や歪みを低減でき、環境変化や経時劣化により光学性能が低下することを抑制できる。このような効果は、第1工程から、第2工程、第3工程へと、硬化光積分量を徐々に増大させることで、より有効に発揮される。又、光硬化性樹脂PLに硬化光を供給する後期(第3工程)では、比較的樹脂の奥まで硬化が進んでいるので、硬化光積分量を増大させてもヒケや残留応力などの影響が少なく、更には硬化反応速度を高めることで製品のタクトタイムを有効に減少できる。製品の厚さとしては、最大厚さが300μm以上10mm以下であると好ましい。300μ以下だと、薄すぎて成形しにくくヒケ自体がでにくい。一方10mm以上だと、厚すぎて製品の硬化が不完全にとなるか、硬化に時間がかかりすぎてしまう。
図1,2において、第2の処理部Bを通過した、上型MD1と下型MD2は、第1円盤DC1と第2円盤DC2の同期回転により第3の処理部Cへと移動する。ここで、下型MD2のフォロワFWは、カム板CPのカム面CPaにおける下り斜面CPe上を転動するようになるので、上型MD1に対して下型MD2が徐々に離間することで型開きが行われる。
フォロワFWが、下り斜面CPeを転動し終わった後、再び低部CPbを転動するようになるので、上型MD1に対して下型MD2が開いた状態に維持されるから、続く第4の処理部Dにて、ロボットRBのアームを伸縮させることで、転写面MD1a、MD2aで成形された光学素子OEを取り出し、別工程に搬送することができる。以上、一対の上型MD1と下型MD2に着目して製造装置の動作及び光学素子の製造工程を説明したが、別の上型MD1と下型MD2も、タイミングをずらして順次同様な製造工程をたどるので、高精度な光学素子OEを大量に生産できる。
本実施の形態によれば、製造工程のなかで比較的時間を要する硬化の工程を、複数の工程に分けるとともに、それぞれの工程で硬化のエネルギーを後の工程のほうを大きくしたため、製造工程のボトルネックの解消と樹脂成型品の品質向上を達成でき、項精度な樹脂製品を大量に生産できる。
本実施の形態によれば、保持体DC1,DC2の回転に応じて、閉じた軌跡(円)に沿ってそれぞれ複数個設けられた第1の型MD1と第2の型MD2が該軌跡に沿って移動するので、移動してくる第1の型MD1と第2の型MD2に、光硬化性樹脂を供給する供給装置としてのディスペンサDSPを共通化できるから、省スペースを図れ、設備コストを低減できる。又、第2の処理部Bに対して、閉じた軌跡に沿って第1の型MD1と第2の型MD2が移動するので、移動してくる第1の型MD1と第2の型MD2との間に供給された光硬化性樹脂PLに、共通化されたエネルギー供給源としての光源OPSより光を供給することができるから、製造条件が同一になり、製造バラツキを抑制できる。更に、第4の処理部Cに対して、閉じた軌跡に沿って第1の型MD1と第2の型MD2が移動するので、移動してくる第1の型MD1と第2の型MD2から、製造された光学素子を取り出す装置としてのロボットRBを共通化できるから、省スペースを図れ、設備コストを低減できる。これにより、低コストで均質な光学素子OEを大量に生産できる。
本実施の形態によれば、第1の処理部Aにおいて、第1の型MD1と第2の型MD2とは閉じた軌跡に沿った移動に伴って徐々に接近することができる。これにより、第1の型MD1と第2の型MD2とを徐々に接近させることで、気泡の巻き込みなどを抑制し、高精度な光学素子OEを製造できる。又、型締め時に該軌跡に沿って相対移動することで、後続の第1の型MD1と第2の型MD2の移動を邪魔することがない。
本実施の形態によれば、第2の処理部Bには、エネルギー供給源としての光源OPSが設けられている。光源OPSに対して、第1の型MD1と第2の型MD2が相対移動することで、ムラなくエネルギーを、第1の型MD1と第2の型MD2の間の光硬化性樹脂に供給することができる。特に、光源OPSから光を照射する場合、場所によって影ができやすいので、光源OPSに対して第1の型MD1と第2の型MD2を相対移動させることが、安定した製造を行う上で望ましい。
本実施の形態によれば、第3の処理部Cにおいて第1の型MD1と第2の型MD2とは閉じた軌跡に沿った移動に伴って徐々に離間する。第1の型MD1と第2の型MD2とを徐々に離間させることで、例えば製造した光学素子OEに微細な回折構造などが形成されている場合にも、回折構造を損傷させることなく、型開きが可能になる。又、型開き時に軌跡に沿って第1の型MD1と第2の型MD2が移動することで、後続の第1の型MD1と第2の型MD2の移動を邪魔することがない。
本実施の形態によれば、第2の型MD2を、第1の処理部Aに入ったことに応動して、第1の型MD1に対して接近させ、また第3の処理部Cに入ったことに応動して、第1の型MD1に対して離間させる型駆動部としての、リング状のカム板CPと、フォロワFWとを有する。これにより、最適のタイミングで第1の型MD1と第2の型MD2の接近、離間を制御できる。
本実施形態の変形例としては、図4に点線で示すように、第2の処理部Bにおける第1工程、第2工程、第3工程内において、硬化光の照射強度を漸次増大するようにしてもよい。これにより、光硬化性樹脂PLの硬化反応速度を漸次上昇できる。尚、トータルの硬化光積分量は、上述した実施の形態と同様であると好ましい。この場合も、第1工程における単位時間当たりの平均供給エネルギー強度は、第2工程における単位時間当たりの平均供給エネルギー強度より低く、第2工程における単位時間当たりの平均供給エネルギー強度は、第3工程における単位時間当たりの平均供給エネルギー強度より低い。
更に、別の変形例としては、図5に示すように、第2の処理部Bにおける第1工程、第2工程、第3工程内において、ハッチングで示すパルス状に硬化光の照射を行っても良い。ここでは、例えば3つの光源OPSの照射強度を500(mW/cm2)に固定しておき、それぞれを覆い独立して駆動できるシャッタなどを設け、上型MD1と下型MD2とが所定の位置に来たときに、シャッタを0.2秒だけ開放することで、パルス状に硬化光の照射を行うことができる。尚、パルス照射毎にエネルギー強度を変えても良い。
図5の例では、第1工程では1回の照射、第2工程では間欠的に2回の照射、第3工程では、連続して5回の照射を行っている。尚、第1工程における単位時間当たりの平均供給エネルギー強度は、第2工程における単位時間当たりの平均供給エネルギー強度より低く、第2工程における単位時間当たりの平均供給エネルギー強度は、第3工程における単位時間当たりの平均供給エネルギー強度より低い。又、硬化光積分量は、上述した実施の形態と同様であると好ましい。
図6は、第2の処理部Bに移動した下型MD2の変形例を示す断面図である。本例では、光透過性の素材からなる下型MD2は、内部に反射鏡MRを設けている。第2の処理部Bには、下型MD2の側面に隣接し反射鏡MRに対向する位置に光源OPSが、側方に硬化光を照射可能に固定配置されている。それ以外の構成は上述した実施の形態と同様である。
成形時、第2円盤DC2の回転により下型MD2が第2の処理部Bへと移動すると、光源OPSから出射した硬化光が下型MD2の側面を介して反射鏡MRに入射するようになり、更に反射して上方の転写面MD2aに向かうようになる。これにより、転写面MD2aに供給された光硬化性樹脂を硬化させることができる。本例によれば、下型MD2の下面より硬化光を入射しないので、支持部SPを下型MD2の下面中央に設けることができる。
本発明は、本明細書に記載の実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態・変形例を含むことは、本明細書に記載された実施形態や技術思想から本分野の当業者にとって明らかである。
A 第1の処理部
B 第2の処理部
C 第3の処理部
D 第4の処理部
AC アクチュエータ
CP カム板
CPa カム面
CPb 低部
CPc 登り斜面
CPd 高部
CPe 下り斜面
CR 搬送部
DC1 第1の円盤
DC1a 円形開口
DC2 第2の円盤
DC2a 円形開口
SP 支持部
DSP ディスペンサ
FW フォロワ
MD1 上型
MD1a 転写面
MD1b 平面部
MD1c テーパ面
MD1d 円筒状内面
MD2 下型
MD2a 転写面
MD2b 平面部
MD2c テーパ面
MD2d 円筒状外面
OE 光学素子
OPS 光源
PL 光硬化性樹脂
RB ロボット
SFT 回転軸
SH 遮蔽部

Claims (9)

  1. 第1の型と第2の型との間にエネルギー硬化性樹脂を供給する工程と、
    前記エネルギー硬化性樹脂に、供給時間と供給エネルギー強度とを乗じたエネルギー積分量として第1の量E1のエネルギーを供給したのち、前記第1のエネルギー供給後に、供給時間と供給エネルギー強度とを乗じたエネルギー積分量として前記第1の量E1より大きい第2の量E2のエネルギーを供給する硬化の工程と、
    前記硬化の工程で硬化された樹脂部品を取り出す工程と、を有し、
    前記硬化の工程は、少なくとも前記第1の量E1のエネルギーを供給する第1硬化工程と、前記第2の量E2のエネルギーを供給する第2硬化工程に分かれ
    前記第1の型と前記第2の型は、それぞれ閉じた軌跡を移動するように設けられていると共に、それぞれ閉じた軌跡に沿ってそれぞれ複数個設けられ、先行する前記第1の型と前記第2の型とが前記工程のうち或る一つの工程を経た後に、後続する前記第1の型と前記第2の型とが前記或る一つの工程を経るようになっており、
    前記閉じた軌跡に沿った前記第1の型と前記第2の型との移動により、前記第1の型及び前記第2の型が接近することで型締め工程が行われ、その後、エネルギー供給源に接近することで前記エネルギーが供給されることを特徴とする光学素子の製造方法。
  2. 前記第1の量E1は、前記第2の量E2の1/20以上1/2以下であることを特徴とする請求項1に記載の光学素子の製造方法。
  3. 前記エネルギー供給源より、前記第1工程の間に供給される単位時間当たりのエネルギーの強度は一定であり、前記第2工程の間に供給される単位時間当たりのエネルギーの強度は一定であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学素子の製造方法。
  4. 前記エネルギー供給源より、前記第1工程の間に供給される単位時間当たりのエネルギーの強度は漸次増加し、前記第2工程の間に供給される単位時間当たりのエネルギー強度は漸次増加することを特徴とする請求項1又は2に記載の光学素子の製造方法。
  5. 前記エネルギー供給源より供給される単位時間当たりのエネルギーの強度は一定であり、前記第1工程の間にエネルギーが供給される積算時間は、前記第2工程の間にエネルギーが供給される積算時間より短いことを特徴とする請求項1又は2に記載の光学素子の製造方法。
  6. 前記閉じた軌跡に沿った前記第1の型と前記第2の型との移動により、前記エネルギーの供給後に前記第1の型及び前記第2の型が離間することで型開き工程が行われることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の光学素子の製造方法。
  7. 前記エネルギー硬化性樹脂が光硬化性樹脂であり、前記第1の型と前記第2の型が光硬化性樹脂を硬化させる光に対して光透過性を有することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の光学素子の製造方法。
  8. 前記エネルギー供給源は、前記第1の型と前記第2の型との位置関係に応じて、エネルギーの供給時間及びエネルギーの強度の少なくとも一方を調整することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の光学素子の製造方法。
  9. 前記製造方法により製造された光学素子は、200μm以上10mm以下の最大厚さを有することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の光学素子の製造方法
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