JP6380185B2 - 燃料噴射弁用クリップおよび燃料噴射弁ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、燃料噴射装置において燃料噴射弁に装着される燃料噴射弁用クリップ、及び、燃料噴射弁と燃料噴射弁用クリップとを含む燃料噴射弁ユニットに関する。
従来、内燃機関に燃料を噴射する燃料噴射装置において、内燃機関に取り付けられた燃料噴射弁を押さえて保持する支持クランプが知られている。例えば特許文献1に開示された支持クランプは、板材をプレスで打ち抜き、打ち抜いた材料を所定の形状に曲げ加工することにより形成されている。
しかしながら特許文献1の支持クランプは、板材を用いることで歩留まりが悪く、また、形状も複雑なため、加工及び製造に係るコストが高くなるおそれがあった。この課題を解決すべく、非特許文献1には、線材で一体形成された支持クランプが開示されている。
特許第5126083号公報
発明推進協会公開技報公技番号2014−500735号
本明細書では、非特許文献1に開示された支持クランプと同種の部材を「燃料噴射弁用クリップ」と呼ぶことにする。また、非特許文献1に開示された燃料噴射弁用クリップにおける「係止部」を本明細書では「当接部」と言い換える。
非特許文献1の燃料噴射弁用クリップには、燃料供給管の被嵌合部に嵌合し燃料供給管と燃料噴射弁との相対回転を規制するための回転止め部が形成されている。この回転止め部は、ばね部に連続して一体に形成されており、ばね部を経由して当接部の一端に接続している。そのため、接続カップに当接する部位(被押圧部)が押圧されたとき、ばね部が弾性変形することで同時に回転止め部が変位し、燃料供給管の被嵌合部から外れるおそれがある。
本発明は上述の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、被押圧部が押圧されたとき、燃料供給管の被嵌合部との嵌合が外れることを防止する燃料噴射弁用クリップを提供することにある。また、その燃料噴射弁用クリップと燃料噴射弁とを含む燃料噴射弁ユニットを提供することにある。
本発明は、燃料供給管と、燃料供給管に接続され燃料供給管から供給される燃料を先端の噴孔から内燃機関に噴射可能な燃料噴射弁と、を備える燃料噴射装置において、燃料供給管に形成された被嵌合部に嵌合しつつ燃料噴射弁の外周の少なくとも一部に装着され、燃料噴射弁を燃料供給管と内燃機関との間に保持する燃料噴射弁用クリップに係る発明である。この燃料噴射弁用クリップは、荷重伝達部材と嵌合部材とを備える。
ここで、燃料噴射弁の軸を「仮想軸線」とする。仮想軸線と平行な方向をz方向とし、z方向における燃料供給管に向かう方向をプラスz方向、z方向における燃料噴射弁の先端に向かう方向をマイナスz方向とする。
荷重伝達部材は、1本の線材から形成され、少なくとも1つの当接部、少なくとも1つの被押圧部、及び、少なくとも1つのばね部を備え、燃料供給管からの荷重を燃料噴射弁に伝達可能である。
当接部は、燃料噴射弁に形成された被当接面に当接する。被押圧部は、燃料供給管に形成された押圧面によってマイナスz方向に押圧される。ばね部は、当接部の一端と被押圧部との間に形成され、被押圧部が受けたマイナスz方向の荷重によって弾性変形しつつ、マイナスz方向の荷重を当接部に伝達する。
嵌合部材は、荷重伝達部材とは別体に形成され、当接部のばね部とは反対側に接続し、且つ、燃料供給管の被嵌合部に嵌合可能である。
本発明の燃料噴射弁用クリップは、燃料供給管からの荷重を燃料噴射弁に伝達するための荷重伝達部材と、燃料供給管の被嵌合部に嵌合し燃料供給管と燃料噴射弁との相対回転を規制するための嵌合部材とが、別体に形成されていることを特徴とする。これにより、荷重伝達部材の被押圧部が押圧面によって押圧され、ばね部が変形しても、その応力が嵌合部材に伝達されにくい。したがって、嵌合部材が燃料供給管の被嵌合部から外れることを防止することができる。
本発明の第1実施形態による燃料噴射弁用クリップを(a)正面側から視た斜視図、(b)背面側から視た斜視図。 図1の燃料噴射弁用クリップの(a)背面図、(b)側面図。 図2(b)のIII部拡大図。 図2(a)のIV方向矢視拡大図。 本発明の第1実施形態による燃料噴射弁用クリップが装着される噴射弁側係合部を示す(a)(b)のVa−Va断面図、(b)正面図。 クリップ側係合部が噴射弁側係合部に係合した状態を示す断面図。 本発明の第1実施形態による燃料噴射弁用クリップが装着された燃料噴射弁をエンジンに取り付けた状態の図。 図7のVIII方向矢視側面図。 図1の燃料噴射弁用クリップの被押圧部が押圧された状態の図。 本発明の第2実施形態による燃料噴射弁用クリップが装着された燃料噴射弁の(a)平面図、(b)正面図。 本発明の(a)第3実施形態、(b)第4実施形態による燃料噴射弁用クリップの嵌合部材を示す斜視図。 嵌合部材と荷重伝達部材との接続構成に係る変形例の図。 クリップ側係合部と噴射弁側係合部との係合構成に係る変形例の図。 第1比較例の燃料噴射弁用クリップを背面側から視た斜視図。 第2比較例の燃料噴射弁用クリップを背面側から視た斜視図。 第2比較例の燃料噴射弁用クリップの被押圧部が押圧された状態の図。
以下、本発明の複数の実施形態による燃料噴射弁用クリップを図面に基づき説明する。複数の実施形態において実質的に同一の構成には、同一の名称及び同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
第1実施形態の燃料噴射弁用クリップについて図1〜図9を参照して説明する。最初に図7、図8を参照し、燃料噴射弁用クリップが適用される燃料噴射装置99の全体構成を説明する。
燃料噴射装置99は、レール本体70、接続管801、及び燃料噴射弁60等を含む。
レール本体70及び接続管801は、特許請求の範囲に記載の「燃料供給管」を構成する。ブロック状のレール本体70は、図示しない高圧ポンプから供給された高圧燃料を、内燃機関(以下「エンジン」という。)90の気筒数に応じて複数の経路に分配する。図7、図8は、そのうち一経路分のみを示す。接続管801は、レール本体70の底面からエンジン90側に突出するように設けられており、「接続カップ」とも呼ばれる。
燃料噴射弁60は、レール本体70及び接続管801とエンジン90との間に取り付けられる。詳しくは、燃料入口67側が接続管801に接続され、噴孔68を有する先端側がエンジン90の取付穴91に挿入される。取付穴91は、受け穴部92、逃がし穴部93、嵌合穴部94を含む。受け穴部92の底面95には燃料噴射弁60の大径部63の下端面65が当接し、嵌合穴部94には筒部66が嵌合する。
燃料噴射弁60は、外部の制御装置からコネクタ69に入力される信号に基づいて開閉し、レール本体70から接続管801を経由して供給される燃料を筒部66の先端に形成された噴孔68からエンジン90に噴射可能である。
燃料噴射弁用クリップ101は、燃料噴射弁60の胴体部61において外周の少なくとも一部に装着される。以下、燃料噴射弁用クリップ101を適宜省略し、「クリップ101」と記す。また、クリップ101と、クリップ101が装着された燃料噴射弁60とを合わせて、「燃料噴射弁ユニット」という。
クリップ101は、燃料噴射弁60に装着された状態で、接続管801の下端面である押圧面86と燃料噴射弁60の大径部63の上端面である被当接面64との間に挟持される。これにより、クリップ101は、燃料噴射弁60をレール本体70及び接続管801とエンジン90との間に保持する。
クリップ101は、1本の線材から形成された荷重伝達部材11と、荷重伝達部材11とは別体に形成された嵌合部材201とを備える。
以下、クリップ101の形状を詳しく説明するにあたり、図7、図8に示す燃料噴射弁60の軸Jが位置及び方向の基準となる。そこで、クリップ101が装着される燃料噴射弁60の軸Jを「仮想軸線J」と定義し、現実に燃料噴射弁60が存在するか否かに関わらず、クリップ101の特定に用いるものとする。
また、仮想軸線Jを基準として、3次元の方向を次のように定義する。
まず、仮想軸線Jと平行な方向をz方向とする。そして、z方向における接続管801に向かう方向をプラスz方向、z方向における燃料噴射弁60の先端に向かう方向をマイナスz方向とする。すなわち、図7、図8における上方向がプラスz方向であり、下方向がマイナスz方向である。
また、仮想軸線Jと直交する平面における特定方向をy方向とする。第1実施形態及び第2実施形態で共通に、胴体部61のコネクタ69の方向をマイナスy方向とし、コネクタ69とは反対方向をプラスy方向とする。第1実施形態では、接続管801の被嵌合部81は、プラスy方向に配置されている。さらに、z方向及びy方向に直交する方向をx方向とする。x方向については正負を区別しない。
よって、図7における左右方向がx方向となり、図8における右方向がプラスy方向、左方向がマイナスy方向となる。以下の図中では、プラス方向を「+」、マイナス方向を「−」と記す。
続いて、クリップ101の単体構成について図1、図2、嵌合部材201の細部の構成について図3、図4を参照して説明する。
以下、プラスy方向から視たクリップ101を、クリップ101の「正面」、その反対側を「背面」と定義する。図1(a)は正面側から視た斜視図、図1(b)は背面側から視た斜視図である。また、図2(a)は背面図、図2(b)は側面図である。
まず、荷重伝達部材11について説明する。この荷重伝達部材11は、第2実施形態でも共通に用いられる。
図1、図2に示すように、荷重伝達部材11は、1本の線材を複数箇所で折り曲げることによって形成されている。線材は、ばね弾性を有するものであり、例えばステンレス等の金属が使用される。以下、折り曲げられた線材の各部に、機能に応じた名称を付けて説明する。クリップ101は、仮想軸線Jを通るyz平面を対称面としてx方向の両側に対称に形成されている。したがって、対称面を跨ぐ連結部18を除き、各部は一対、すなわち2つずつ形成されている。
線材は、一方側の端部14から、被押圧部15、ばね部16、当接部17、連結部18の順につながっている。そして、連結部18を経由して反対側の当接部17から反対側の端部14まで上記と逆の順につながっている。
当接部17はz方向の位置が一定であり、y方向に直線的に延びている。したがって、当接部17を下にしてクリップ101を水平面上に置くと、仮想軸線Jの方向であるz方向は鉛直方向に一致し、x方向及びy方向は水平方向に一致する。以下の説明では、この姿勢をクリップ101の基本姿勢と考え、適宜、「プラスz方向」を「上方向」、「マイナスz方向」を「下方向」と記載する。
被押圧部15は、当接部17の中間部の直上において、山形の頂点、すなわち極大点に位置している。線材の断面が円形であるとすると、押圧面86に接触する円周上の一点が厳密な意味での被押圧部15に相当する。ただし、被押圧部15が自由状態から押圧されることで、接触点の位置は微妙にずれる。また、部品の寸法ばらつきによる接触点の変動もあることから、現実的には、押圧面86との接触点を含むある範囲を「被押圧部15」と考える。被押圧部15は、荷重伝達部材11の最高点に位置しているとも言うことができる。
ばね部16は、当接部17の一端から上方向に向かって被押圧部15との間を接続するように形成されている。ばね部16は、被押圧部15が受けた下方向の荷重の一部によって弾性変形しつつ、下方向の荷重を当接部17に伝達する。正確には、ばね部16が弾性変形により消費した分を引いた残りの荷重が当接部17に伝達される。
図7、図8に示すように、クリップ101が燃料噴射弁60に装着された状態で、当接部17は、燃料噴射弁60の大径部63の上端面である被当接面64に当接する。被押圧部15は、接続管801の下端面である押圧面86に当接する。このように、クリップ101は、プラスz方向を向いた被当接面64と、マイナスz方向を向いた押圧面86との間に挟持される。
被当接面64と押圧面86との間隔Hiに対し、クリップ10の当接部17から被押圧部15までの自由高さHc(図2参照)が大きめに設定されているため、クリップ101が装着されたとき、被押圧部15は、押圧面86によってマイナスz方向に押圧される。これにより、当接部17が被当接面64を押圧し、大径部63の下端面65が受け穴部92の底面95に押し当てられる。その結果、燃料噴射弁60は、エンジン90の取付穴91にがたつきなく保持される。
被押圧部15は、このように押圧面86に押圧されることから、荷重バランスを考慮すると、y方向において比較的仮想軸線Jに近い位置に設定されることが好ましい。
また、当接部17は、仮想軸線Jを挟んでx方向の一方側及び他方側にそれぞれ1つ、計2つ形成されている。連結部18は、当接部17のばね部16とは反対側で、2つの当接部17の間をx方向に連結している。2つの当接部17の間隔Wc(図2参照)は、燃料噴射弁60の胴体部61の幅Wi(図7参照)と同程度に設定されており、燃料噴射弁60は、2つの当接部17によって挟み込まれている。
また、第1実施形態では、連結部18はz方向において当接部17と同じ高さで接続されており、当接部17と共に被当接面64に当接する。
次に、第1実施形態の嵌合部材201について説明する。
嵌合部材201は、例えば樹脂材料で、荷重伝達部材11とは別体に形成される。嵌合部材201は、z方向に延びる板状を呈しており、プラスz方向の端部に、被嵌合部81に嵌合可能な嵌合端部211が形成されており、マイナスz方向の端部に、荷重伝達部材11の連結部18に接続する接続部25が形成されている。また、本体部22の背面側には、クリップ側係合部23及び導入部24が凹設されている。
嵌合端部211は、クリップ101の状態で、荷重伝達部材11の最高点である被押圧部15よりも更にプラスz方向に延びるように、本体部22から延設されている。
嵌合端部211が被嵌合部81に嵌合することにより、接続管801とクリップ10との回転方向の位置決めがされる。また、クリップ101の当接部17に燃料噴射弁60が挟まれることにより、燃料噴射弁60は、クリップ101を介して、接続管801との相対回転が規制される。
図3に示すように、接続部25は、半円よりもやや大きな円弧溝状に形成されており、円弧の両端部にスナップフィット部26が形成されている。接続部25の内径寸法は、荷重伝達部材11の線径と同等、又は、わずかに大きく設定されている。これにより、接続部25の開口端を荷重伝達部材11の連結部18に押圧すると、スナップフィット部26が外側に弾性変形し、連結部18に接続される。また、連結部18に接続されたスナップフィット部26を引っ張ると、連結部18から離脱させることができる。すなわち、第1実施形態の嵌合部材201は、荷重伝達部材11に対し着脱可能に接続されている。
また、図2(a)にブロック矢印で示すように、連結部18に接続された嵌合部材201は、接続部25の内壁が連結部18の外壁に沿って摺動することにより、所定範囲内でのx方向の移動が許容される。
或いは、二点鎖線で示すような規制部材19を荷重伝達部材11に取り付けた場合等、連結部18に接続された嵌合部材201は、x方向の移動が規制される。
図1、2、4に示すように、クリップ側係合部23は、本体部22の背面側の上方寄りの部位において、表面側の溝幅C1が奥側の溝幅C2よりも狭く形成されている。すなわち、表面側の溝の内縁が内側に張り出している。
導入部24は、クリップ側係合部23から接続部25側の端部にわたって形成されている。導入部24の溝幅は、クリップ側係合部23の奥側の溝幅C2と同等以上である。
次に、クリップ101が装着される燃料噴射弁60の噴射弁側係合部62の構成について図5、嵌合部材201のクリップ側係合部23が噴射弁側係合部62に係合した構成について図6を参照して説明する。
図5に示すように、燃料噴射弁60の胴体部61の正面側には、レール状の突条である噴射弁側係合部62がz方向に延設されている。噴射弁側係合部62は、柱部621と、柱部621の幅P1よりも広い幅P2を有する鍔部622とから構成されている。
図6に示すように、クリップ側係合部23の表面側の溝幅C1は、柱部621の幅P1よりもわずかに広く、クリップ側係合部23の奥側の溝幅C2は、鍔部622の幅P2よりもわずかに広く形成されている。また、y方向の寸法についても同様に寸法設定されている。
この構成により、嵌合部材201の導入部24を噴射弁側係合部62の上端付近に対向させた状態から下方にスライドさせ、クリップ側係合部23を噴射弁側係合部62に係合させることができる。したがって、嵌合部材201が燃料噴射弁60の胴体部61に組み付けられる。
以上の構成によるクリップ101を燃料噴射弁60に組み付ける方式として、「順次組み付け式」及び「外段取り式」の2通りの組み付け方式がある。
「順次組み付け式」は、燃料噴射弁60に荷重伝達部材11を組み付けてから、嵌合部材201を荷重伝達部材11に接続する方式である。この方式では、製造過程でクリップ101が単体で流通することはない。
「外段取り式」は、嵌合部材201を荷重伝達部材11に接続してクリップ101を構成してから、クリップ101を燃料噴射弁60に組み付ける方式である。
第1実施形態のクリップ101は、「順次組み付け式」及び「外段取り式」のいずれの組み付け方式も採用可能である。したがって、製造工程に適した方式を適宜選択することができる。また、使用後の製品を回収し部品を分解する場合にも、順次組み付け式、外段取り式それぞれの逆の順序で分解することができる。
(効果)
第1実施形態のクリップ101の効果について説明する。クリップ101を構成する荷重伝達部材11は、1本の線材を複数箇所で折り曲げることによって形成されているため、板材をプレス加工して形成される特許文献1(特許第5126083号公報)の支持クランプに対し、加工コストを低減することができる。
さらに、第1実施形態のクリップ101は、非特許文献1(発明推進協会公開技報公技番号2014−500735号)の支持クランプ(クリップ)に対し、以下の効果(1)〜(5)を奏する。以下、効果を示す括弧内の番号は、出願時の特許請求の範囲に記載した請求項番号に対応する。
(1)クリップ101は、被押圧部15、ばね部16及び当接部17を有し接続管801からの荷重を燃料噴射弁60に伝達可能な荷重伝達部材11と、接続部25が荷重伝達部材11に接続し、嵌合端部211が被嵌合部81に嵌合可能な嵌合部材201とが、別体に形成されていることを特徴とする。この構成による効果について、図14〜図16の比較例と対比しつつ、主に図9を参照して説明する。
図14に示す第1比較例のクリップ40は、非特許文献1に開示された図の符号のみを変更したものである。なお、用語について、非特許文献1における「回転止め部」を「回り止め部」、「係止部」を「当接部」と置き換えて記載する。
図14に示すように、第1比較例のクリップ40は、回り止め部41がばね部46から連続して形成されている。すなわち、回り止め部41がばね部46等と一体に形成されているという点で、第1実施形態のクリップ101とは明らかに構成が異なる。
第1比較例のクリップ40は、ばね部46の大きさ等が第1実施形態のクリップ101とかなり異なるため、第1実施形態とより比較しやすく変更した形態を、第2比較例として図15に示す。図中の各方向の定義は、第1実施形態に準ずる。
第2比較例のクリップ50は、1つの回り止め部51が転回部52でUターンしてから縦つなぎ部53、横つなぎ部54を経由して被押圧部55に接続している。ばね部56は、被押圧部55から略直角に曲がって下方向に延び、当接部57は、ばね部56からさらに略直角に曲がって水平方向に延び、連結部58に接続している。第2比較例のクリップ50は、第1比較例と同様に、回り止め部51がばね部56等と一体に形成されている。
図16に示すように、第2比較例のクリップ50において、被押圧部55が押圧面86からの荷重Fを受けると、横つなぎ部54が撓んで傾き、そのモーメントが回り止め部51に伝達される。その結果、回り止め部51が接続管801の被嵌合部81から外れるおそれがある。
それに対し、図9に示すように、第1実施形態のクリップ101は、回り止め機能を有する嵌合部材201が荷重伝達部材11とは別体に形成されている。これにより、被押圧部15が押圧面86からの荷重Fを受け、ばね部16が変形しても、その応力が嵌合部材201の嵌合端部211に伝達されにくい。したがって、嵌合端部211が接続管801の被嵌合部81から外れることを防止することができる。
(2)当接部17は、仮想軸線Jを挟んでx方向の一方側及び他方側にそれぞれ1つ、計2つ形成されている。また、荷重伝達部材11は、当接部17のばね部16とは反対側で、2つの当接部17の間をx方向に連結する連結部18をさらに有している。
2つの当接部17の間に燃料噴射弁60の胴体部61を挟むことにより、燃料噴射弁60に対するクリップ101の位置が安定する。この効果は、2つの当接部17の間隔Wcを燃料噴射弁の幅Wiと同程度に設定することで、より顕著となる。
(3)嵌合部材201が、荷重伝達部材11に対し所定範囲内での移動が許容されるように荷重伝達部材11に接続される構成では、嵌合部材201を荷重伝達部材11に組み付ける作業や、外段取りしたクリップ101を燃料噴射弁60に装着する作業において、嵌合部材201の位置を微調整することができる。したがって、部品寸法や組み付け位置のばらつきを適切に吸収することができる。
(4)一方、嵌合部材201が、荷重伝達部材11に対する移動が規制されるように荷重伝達部材11に接続される構成では、嵌合部材201を荷重伝達部材11に組み付ける作業や、外段取りしたクリップ101を燃料噴射弁60に装着する作業において、嵌合部材201の位置が固定されるため、安定した状態で作業することができる。
(5)嵌合部材201が、荷重伝達部材11に対する移動の可否に関わらず、荷重伝達部材11に対し着脱自在に接続される構成では、例えば実機で使用済みのクリップ101を回収して荷重伝達部材11と嵌合部材201とに分解し、そのうち嵌合部材201のみを再利用することが可能となる。
また、クリップ101と、クリップ101が装着された燃料噴射弁60とを含む燃料噴射弁ユニットとして、以下の効果(6)を奏する。
(6)燃料噴射弁60の胴体部61には、クリップ101の嵌合部材201が位置する側の外面に、嵌合部材201のクリップ側係合部23が係合可能な噴射弁側係合部62が形成されている。クリップ側係合部23が噴射弁側係合部62に係合することにより、燃料噴射弁60に対するクリップ101の回転方向の位置を安定させることができる。
また、嵌合端部211が接続管801の被嵌合部81に嵌合することにより、クリップ101を介して、燃料噴射弁60を接続管801に対して回転方向に位置決めすることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態の燃料噴射弁用クリップについて図10を参照して説明する。第2実施形態のクリップ102は、第1実施形態と同じ荷重伝達部材11と、第1実施形態とは形状の異なる嵌合部材202とから構成されている。
第2実施形態のクリップ102が装着された燃料噴射弁60が取り付けられる接続管802を破線で示す。この接続管802は、第1実施形態の図7、図8に示す接続管801に対し被嵌合部82の位置が異なる。すなわち、接続管801の被嵌合部81は、仮想軸線Jのプラスy方向に配置されているのに対し、接続管802の被嵌合部82は、仮想軸線Jに対し、プラスy方向からずれた方向に配置されている。
被嵌合部82の配置及び角度に合わせ、嵌合部材202の嵌合端部212は、本体部22からずれた位置に形成されている。それ以外、嵌合部材202の接続部25が荷重伝達部材11の連結部18に接続する部分、及び、クリップ側係合部23が燃料噴射弁60の噴射弁側係合部62に係合する部分の構成は、第1実施形態と同様である。したがって、第2実施形態のクリップ102は、第1実施形態と同様の効果を奏する。
このように、嵌合部材における嵌合端部、接続部、及び、クリップ側係合部の位置関係は、取り付け対象となる燃料供給管側の形状や寸法に応じて、適宜設定可能である。
また、実際の製品の製造時において、第1実施形態の嵌合部材201と第2実施形態の嵌合部材202とを同じラインで並行生産する場合等には、嵌合部材201と嵌合部材202とを異色の樹脂材料で成形すれば、一見して識別が容易となる。
(第3、第4実施形態)
第3、第4実施形態の燃料噴射弁用クリップについて図11を参照して説明する。
図11(a)に示す第3実施形態のクリップ103では、樹脂モールド体である嵌合部材30が荷重伝達部材11の連結部18と共にモールド成形されている。この構成では、モールド成形後のクリップ103は、外観上、一体品のようにも見える。しかし、嵌合部材30は、元々は荷重伝達部材11と別体であるため、本発明が規定する「荷重伝達部材とは別体に形成される嵌合部材」に含まれるものと解釈する。
モールド樹脂材料の特性や荷重伝達部材11の表面状態等により、嵌合部材30の接続部31は、荷重伝達部材11と緊密に接続される場合もあり、弛緩する場合もあり得る。したがって、嵌合部材30は、荷重伝達部材11に対する移動が規制される場合もあり、許容される場合もある。
図11(b)に示す第4実施形態のクリップ104では、嵌合部材35が荷重伝達部材11と同様の金属線材で形成されている。嵌合部材35の端部は、荷重伝達部材11に巻き付けられるように曲げられ、荷重伝達部材11の連結部18に接続している。第3実施形態と同様に、この構成でも、元々荷重伝達部材11と別体である嵌合部材35は、本発明における「荷重伝達部材とは別体に形成される嵌合部材」に含まれるものと解釈する。
端部の巻き付け強さ等により、嵌合部材35の接続部36は、荷重伝達部材11と緊密に接続される場合もあり、弛緩する場合もあり得る。したがって、嵌合部材35は、荷重伝達部材11に対する移動が規制される場合もあり、許容される場合もある。
第3、第4実施形態のクリップ103、104は、第1実施形態の効果(1)〜(4)、(6)を奏する。
(他の実施形態)
(ア)第1実施形態に対する「嵌合部材と荷重伝達部材との接続構成に係る変形例」を図12に示す。
図12(a)は、第1実施形態の図8におけるXIIa部において荷重伝達部材11を断面で示した図に相当する。嵌合部材201は、荷重伝達部材11の連結部18に対し、プラスz方向から挿着される。この構成では、連結部18の被当接面64側にスペースを確保する必要がないため、連結部18を当接部17と同一平面上に設け、被当接面64に当接させることができる。また、燃料噴射弁60へのクリップ組み付け方式は、上述の通り、順次組み付け式、外段取り式のいずれも可能である。
図12(b)、(c)に示す変形例では、嵌合部材203、204における接続部25及びスナップフィット部26の形状は第1実施形態の嵌合部材201と同様であり、接続部25の開口方向が第1実施形態の嵌合部材201と異なる。
図12(b)に示す変形例では、嵌合部材203は、荷重伝達部材11の連結部18に対し、プラスy方向から挿着される。この構成では、連結部18の被当接面64側に嵌合部材203の端部が入るスペースを確保する必要がある。したがって、図示のように被当接面64が一平面の場合には、荷重伝達部材12の連結部18を当接部17に対し、被当接面64から離れる方向に曲げて形成することとなる。或いは、被当接面64側に、嵌合部材203の端部を収容可能な逃がし部を形成してもよい。また、燃料噴射弁60へのクリップ組み付け方式は、順次組み付け式、外段取り式のいずれも可能である。
図12(c)に示す別の変形例では、嵌合部材204は、荷重伝達部材11の連結部18に対し、マイナスy方向から挿着される。この構成では、図12(b)の例と同様に、連結部18の被当接面64側に嵌合部材204の端部が入るスペースを確保する必要がある。したがって、被当接面64が一平面の場合には、荷重伝達部材12の連結部18を当接部17に対し、被当接面64から離れる方向に曲げて形成することとなる。或いは、被当接面64側に、嵌合部材203の端部を収容可能な逃がし部を形成してもよい。また、燃料噴射弁60へのクリップ組み付け方式は、先に嵌合部材204を荷重伝達部材14に接続してからクリップ全体を燃料噴射弁60に組み付ける外段取り式のみとなる。
(イ)第1実施形態に対する「クリップ側係合部と噴射弁側係合部との係合構成に係る変形例」を図13に示す。図13(a)、(b)、(c)は、第1実施形態の図6に対応する図である。
図13(a)に示す変形例では、嵌合部材207の凹溝状のクリップ側係合部27が、燃料噴射弁胴体部617の突条状の噴射弁側係合部627に係合する。第1実施形態と同様に、噴射弁側係合部627は、突条の根元がくびれており、クリップ側係合部27は、開口側の縁部が内側に突出している。ただし、第1実施形態に対し、くびれや突出の寸法差が小さく設定され、且つ、角部が丸く滑らかに形成されている。
これにより、プラスy方向から嵌合部材207を噴射弁側係合部627に押圧すると、嵌合部材207は開口幅が広がるように弾性変形し、スナップフィットによる係合が可能である。また、係合状態から嵌合部材207をプラスy方向に引っ張ると、噴射弁側係合部627から外すことができる。
図13(b)に示す変形例では、嵌合部材208の突条状のクリップ側係合部28が、燃料噴射弁胴体部618の凹溝状の噴射弁側係合部628に係合する。特に図13(b)の例では、噴射弁側係合部628はあり溝であり、クリップ側係合部28は当該あり溝に嵌合するほぞ状に形成されている。
また、あり溝の内側面の角度や角部の丸めの設定により、図13(a)の例と同様に、スナップフィットによる着脱が可能となるようにしてもよい。
図13(c)に示す変形例では、嵌合部材209の突条状のクリップ側係合部29が、燃料噴射弁胴体部619の凹溝状の噴射弁側係合部629に係合する。特に図13(c)の例では、クリップ側係合部29及び噴射弁側係合部629は、一定幅の凸部及び凹部として形成されており、互いの嵌め合い寸法に応じて、係合の緊密さが調整される。
(ウ)上記実施形態では、嵌合部材201等は荷重伝達部材11の連結部18に接続される。これに限らず、嵌合部材は、「当接部のばね部とは反対側」に接続されればよい。その場合、嵌合部材の移動が許容され、又は規制される方向はx方向に限らず、y方向、又は、xy平面における斜め方向であってもよい。
(エ)上記実施形態の燃料噴射弁用クリップは、基本的に当接部、ばね部、被押圧部等が仮想軸線Jを挟んでx方向の両側に一対、すなわち2つずつ対称に形成されている。これに対し、当接部、ばね部、被押圧部等が仮想軸線Jを挟んでx方向の一方側と他方側とで非対称に形成されてもよい。
或いは、連結部が設けられず、当接部、ばね部、被押圧部等が仮想軸線Jに対しx方向の片側のみに形成されてもよい。その場合、嵌合部材は、当接部のばね部とは反対側の一端に接続される。当接部、ばね部、被押圧部等が片側のみに形成された形態であっても、所定の強度を有していれば、燃料噴射弁60を保持することは可能である。
(オ)上記実施形態では、y方向に沿って連続的に形成された当接部17を、x方向の一方側につき「1つの当接部」、x方向の両側で「2つの当接部」というように数えている。ここで、例えば、当接部の途中にプラスz方向に突出する部分が形成され、被当接面64に当接する箇所が分断された形態を想定する。そのような形態であっても、その当接部は、分断された箇所を含め、x方向の一方側において協働して被当接面64に当接するという機能を果たすものであるから、「1つの当接部」とみなしてよい。
他の部位についても同様に、必ずしも連続的に形成されていなくても協働して一つの機能を果たす場合は、「1つの部」を構成すると考えてよい。
(カ)本発明の燃料噴射弁用クリップが装着される燃料噴射弁自体の構成や、燃料噴射弁が取り付けられる燃料供給管及び内燃機関等の構成は、上記実施形態の図7、図8等に例示したものに限らない。
以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
101、102、103、104・・・クリップ(燃料噴射弁用クリップ)、
11・・・荷重伝達部材、
15・・・被押圧部、
16・・・ばね部、
17・・・当接部、
201、202・・・嵌合部材、
60・・・燃料噴射弁、 64・・・被当接面、 68・・・噴孔、
70・・・燃料レール本体(燃料供給管)、
801、802・・・接続管(燃料供給管)、
81、82・・・被嵌合部、 86・・・押圧面、
90・・・内燃機関、 99・・・燃料噴射装置。

Claims (6)

  1. 燃料供給管(70、801、802)と、前記燃料供給管に接続され前記燃料供給管から供給される燃料を先端の噴孔(68)から内燃機関(90)に噴射可能な燃料噴射弁(60)と、を備える燃料噴射装置(99)において、前記燃料供給管に形成された被嵌合部(81、82)に嵌合しつつ前記燃料噴射弁の外周の少なくとも一部に装着され、前記燃料噴射弁を前記燃料供給管と前記内燃機関との間に保持する燃料噴射弁用クリップであって、
    前記燃料噴射弁の軸を仮想軸線(J)とし、前記仮想軸線と平行な方向をz方向、前記z方向における前記燃料供給管に向かう方向をプラスz方向、前記z方向における前記燃料噴射弁の先端に向かう方向をマイナスz方向とすると、
    1本の線材から形成され、前記燃料噴射弁に形成された被当接面(64)に当接する少なくとも1つの当接部(17)、前記燃料供給管に形成された押圧面(86)によって前記マイナスz方向に押圧される少なくとも1つの被押圧部(15)、及び、前記当接部の一端と前記被押圧部との間に形成され、前記被押圧部が受けた前記マイナスz方向の荷重によって弾性変形しつつ、前記マイナスz方向の荷重を前記当接部に伝達する少なくとも1つのばね部(16)を有し、前記燃料供給管からの荷重を前記燃料噴射弁に伝達可能な荷重伝達部材(11)と、
    前記荷重伝達部材とは別体に形成され、前記当接部の前記ばね部とは反対側に接続し、且つ、前記燃料供給管の前記被嵌合部に嵌合可能な嵌合部材(201、202)と、
    を備えることを特徴とする燃料噴射弁用クリップ。
  2. 前記荷重伝達部材の前記当接部は、前記仮想軸線を挟んで一方側及び他方側にそれぞれ1つ、計2つ形成されており、
    前記荷重伝達部材は、前記当接部の前記ばね部とは反対側で、2つの前記当接部の間を連結する連結部(18)をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁用クリップ。
  3. 前記嵌合部材は、前記荷重伝達部材に対し所定範囲内での移動が許容されるように前記荷重伝達部材に接続されることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料噴射弁用クリップ。
  4. 前記嵌合部材は、前記荷重伝達部材に対する移動が規制されるように前記荷重伝達部材に接続されることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料噴射弁用クリップ。
  5. 前記嵌合部材は、前記荷重伝達部材に対し着脱自在に接続されることを特徴とする請求項3または4に記載の燃料噴射弁用クリップ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の燃料噴射弁用クリップと、前記燃料噴射弁用クリップが装着された前記燃料噴射弁と、を含む燃料噴射弁ユニットであって、
    前記燃料噴射弁には、前記燃料噴射弁用クリップの前記嵌合部材が位置する側の外面に、前記嵌合部材に形成されたクリップ側係合部(23)が係合可能な噴射弁側係合部(62)が形成されていることを特徴とする燃料噴射弁ユニット。
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