JP6379956B2 - 蓄電素子の異常判断装置 - Google Patents

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蓄電素子の異常を判断するための技術に関する。
従来から、二次電池の微小短絡(マイクロショート)の不良を判断する技術が知られている(特許文献1)。この技術では、装置に搭載前の二次電池にエージングを実施し、エージング前後の端子電圧によって二次電池の微小短絡を判断する。
特開2001−228224号公報
しかし、上述した従来の技術は、エージングに例えば数日など比較的長い時間が必要とされ、装置に搭載後の二次電池などの蓄電素子に適用することが難しい。このため、エージングを用いずに蓄電素子の微小短絡等の異常を容易に判断できる技術が望まれている。
本明細書では、蓄電素子の異常を容易に判断できる技術を開示する。
本明細書によって開示される蓄電素子の異常判断装置は、第1蓄電素子と第2蓄電素子との電圧を検出する電圧検出部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1蓄電素子の端子間電圧と前記第2蓄電素子の端子間電圧との大小関係の変化に基づいて、蓄電素子の異常を判断する判断処理を実行する。
本発明によれば、蓄電素子の異常を容易に判断することができる。
電池パックの構成を示す概略図 電池モジュールの構成を示す概略図 実施形態1の異常判断シーケンスの処理の流れを示すフローチャート図 実施形態1の充電終了時の二次電池の電圧を示す図 基準電池の均等化及び放電の処理を示す図 対象電池の異常の有無を示す図 実施形態2の異常判断シーケンスの処理の流れを示すフローチャート図 実施形態2の基準電池の均等化及び放電の処理を示す図
(本実施形態の概要)
初めに、本実施形態の異常判断装置の概要について説明する。
本明細書によって開示される異常判断装置は、第1蓄電素子と第2蓄電素子との電圧を検出する電圧検出部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1蓄電素子の端子間電圧と前記第2蓄電素子の端子間電圧との大小関係の変化に基づいて、蓄電素子の異常を判断する判断処理を実行する。
いずれかの蓄電素子に異常があって自己放電量が異なると、各端子間電圧の大小関係の態様に現れる。この異常判断装置により第1蓄電素子の端子間電圧と第2蓄電素子の端子間電圧との大小関係の変化を見ることにより、第1又は第2蓄電素子の異常を判断することができ、これにより、例えば、装置に搭載されている蓄電素子であっても、その異常を容易に判断することができる。
さらに、制御部が、第2蓄電素子の端子間電圧と第1蓄電素子の端子間電圧とが所定の関係となるようにする電圧調整処理を実行した後に、前記判断処理を実行するようにすると、その後の各端子間電圧の大小関係の変化をより高精度で把握することができるから、異常判断の精度が高まる。
前記電圧調整処理としては、第2蓄電素子の端子間電圧が第1蓄電素子の端子間電圧よりも所定の電圧差だけ高くなるように第1蓄電素子を放電し、判断処理では、電圧調整処理後に第2蓄電素子の端子間電圧が第1蓄電素子の端子間電圧よりも低くなったことに基づいて第2蓄電素子を異常と判断することができる。
なお、第1蓄電素子及び第2蓄電素子は、材料・仕様が同一である同種の蓄電素子とすると、より高精度の異常判断が可能となる。
また、制御部が電圧調整処理から判断処理までの経過時間を測定する経過時間測定処理を実行し、判断処理では、第2蓄電素子の端子間電圧が第1蓄電素子の端子間電圧よりも所定の基準電圧だけ低くなったことに基づいて前記第2蓄電素子を異常と判断するようにし、その基準電圧を前記経過時間に応じて設定することが好ましい。次の理由による。
第2蓄電素子に自己放電等の異常がある場合、電圧調整処理を実行してから第2蓄電素子の端子間電圧は徐々に低下する。その自己放電量、ひいては第2蓄電素子の端子間電圧の低下度合いは、電圧調整処理を行ってから判断処理までの経過時間に影響を受けることがある。その場合、判断処理で異常と判断する基準電圧が経過時間に応じて設定されることで、基準電圧が経過時間によらず一定に設定される場合に比べて、第2蓄電素子の異常を正確に判断することができる。
さらに、制御部が電圧調整処理から判断処理までの経過時間を測定する経過時間測定処理を実行し、電圧調整処理では、第2蓄電素子の端子間電圧と第1蓄電素子の端子間電圧との電圧差が所定の電圧差となるようにし、判断処理では、第2蓄電素子の端子間電圧が第1蓄電素子の端子間電圧よりも所定の基準電圧だけ低くなったことに基づいて第2蓄電素子を異常と判断するようにした上で、前記所定の電圧差と前記基準電圧との合計値を前記経過時間に基づいて設定することが好ましい。その合計値が経過時間によらず一定に設定される場合に比べて、第2蓄電素子の異常を正確に判断することができる。
第1蓄電素子と前記第2蓄電素子とが複数の蓄電素子が直列に接続されてなる組電池に含まれる場合、前記制御部が、充電後の各蓄電素子の端子間電圧を当該端子間電圧が最も小さい蓄電素子である最小電圧素子の端子間電圧に均等化する均等化処理と、均等化処理において規定回数連続して特定の蓄電素子が最小電圧素子となったことに応じて当該特定の蓄電素子を前記第2蓄電素子として選定し、残りの蓄電素子から前記第1蓄電素子を選定する選定処理とを実行するようにすることが更に好ましい。均等化処理の度に電圧調整処理及び判断処理が実行されることを抑制することができる。
また、充電後の各蓄電素子の端子間電圧を当該端子間電圧が最も小さい蓄電素子である最小電圧素子の端子間電圧に均等化する均等化処理と、前記各蓄電素子の前記均等化処理に必要な時間である均等化時間を測定する均等化測定処理と、この均等化測定処理において規定回数連続して前記各蓄電素子の均等化時間の平均値が規定均等化時間よりも長くなったことに応じて最小電圧素子を第2蓄電素子として選定し、残りの蓄電素子から第1蓄電素子を選定する選定処理とを実行してもよい。これによっても、均等化処理の度に電圧調整処理及び判断処理が実行されることを抑制することができる。
<実施形態1>
以下、実施形態1について、図1から図6を参照しつつ説明する。
1.電池パックの構成
図1は、本実施形態における電池パック60の構成を示す図である。本実施形態の電池パック60は、例えば電気自動車やハイブリッド自動車に搭載され、電気エネルギーで作動する動力源に電力を供給するものである。本実施形態では、電気自動車に搭載された電池パック60の例を用いて説明を行う。
図1に示すように、電池パック60は、複数の二次電池14(図2参照)が直列に接続されて構成された組電池12と、センサユニット30や通信部28等が形成された基板であるセルセンサ(以下、CS)20とを含む複数個の電池モジュール10を有するとともに、これらの電池モジュール10を管理するバッテリ−マネージャー(以下、BM)62、及び電流センサ64を有する。BM62及びCS20は、異常判断装置の一例であり、二次電池14は、蓄電素子の一例である。
各電池モジュール10の組電池12及び電流センサ64は、配線68を介して直列に接続されており、電気自動車の外部に設けられた充電器18、または、電気自動車の内部に設けられた動力源等の負荷18に接続される。
BM62は、中央処理装置(以下、CPU)70の他、電流センサ64を用いて組電池12の充電電流または放電電流(以下、充放電電流という)の電流値Iを所定期間毎に測定する電流計測部72、及び、通信部74を備える。CPU70は、制御部の一例である。
図1に示すように、CPU70は、ROMやRAMなどのメモリ76と、アナログ信号として測定される電流値Iをデジタル値に変換するアナログ−デジタル変換器(以下、ADC)78と、を有する。メモリ76には、CS20の動作を制御するための各種のプログラム(電池管理プログラムを含む)が記憶されており、CPU70は、メモリ76から読み出したプログラムに従って、後述する異常判断シーケンスを実行するなど、各部の制御を行う。
また、メモリ76には、異常判断シーケンスの実行に必要なデータ、例えば、後に詳述する規定電圧VK、規定放電電圧差ΔVK、規定経過時間TK、規定回数NK、規定カウンタ値CK等の規定値が記憶されている。また、異常判断シーケンスで二次電池14の開回路電圧(OCV)を推定することから、開回路電圧を推定するプログラムが記憶されている。なお、開回路電圧を推定する方法としては、公知の技術を適宜用いることができ、例えば、二次電池14の内部抵抗、充放電電流等から開回路電圧を推定してもよい。
通信部74は、通信ライン80を介して各電池モジュール10のCS20と接続されており、例えば、各CS20で測定された電圧Vや温度t等の情報を受け取る。また、通信部74は、車載のECU(図示せず)と接続されており、例えば、ステータス情報等の情報を受け取る。CPU70は、これらの情報を用いて組電池12の状態を監視するとともに、各二次電池14の異常を判断する。
なお、電池パック60には、この他に、ユーザからの入力を受け付ける操作部(図示せず)、組電池12の劣化状態等を表示する液晶ディスプレイからなる表示部やスピーカなどからなる報知部66が設けられている。
図2に、電池モジュール10の構成を概略的に示す。組電池12は、繰り返し充放電可能な複数の二次電池(例えば、3元系のリチウムイオン二次電池や、オリビン鉄系のリチウムイオン二次電池)14から構成されている。CS20は、放電回路22と電圧測定回路24と温度センサ26とを含むセンサユニット30と通信部28とを含む。電圧測定回路24は、電圧検出部の一例である。
尚、3元系のリチウムイオン二次電池は、正極活物質にCo,Mn、Niの元素を含有したリチウム含有金属酸化物を用いたものであり、オリビン鉄系のリチウムイオン二次電池は、正極活物質にオリビン型リン酸鉄、すなわちリン酸鉄リチウム(LiFePO4)を用いたものである。尚、負極活物質はグラファイトやカーボン等を用いることが出来る。
放電回路22は、組電池12に含まれる各二次電池14の両端に接続され、BM62のCPU70からの指令により、各二次電池14を個別に放電する。電圧測定回路24は、組電池12に含まれる各二次電池14の両端に接続され、各二次電池14の両端間の電圧V[V]を所定期間毎に測定する。温度センサ26は、接触式あるいは非接触式で組電池12に含まれる各二次電池14の温度t[℃]を所定期間毎に測定する。
通信部28は、通信ライン80を介してBM62と接続されており、CS20で測定した上記電圧Vや温度t等の情報をBM62に送信する。BM62は、各CS20から送信される電圧Vや温度t等をメモリ76に記憶する。
2.異常判断シーケンス
次に、二次電池14の異常を判断する異常判断シーケンスについて図3を参照して説明する。異常判断シーケンスは、二次電池14の充電時にBM62のCPU70により実行される。具体的には、電池パック60の組電池12を充電する場合には、車載のECUからBM62に対して充電を示すステータス情報が通知される。CPU70は、ECUから充電を示すステータス情報の通知を受けると、異常判断シーケンスを実行する。
CPU70は、異常判断シーケンスを開始すると、電圧測定回路24を用いて充電中の各二次電池14の電圧Vを測定する処理を開始する(S2:検出処理)。電圧測定回路24により測定された電圧Vは、デジタル値に変換された後にBM62に送信され、メモリ76に記憶される。
CPU70は、電圧Vの測定を開始すると、次に充電が終了したか否かを判断する(S4)。具体的には、CPU70は、測定された電圧Vを規定電圧VKと比較し、組電池12に含まれる少なくとも1つの二次電池14の電圧Vが充電終了電圧である規定電圧VKに到達しかた否かを判断する。規定電圧VKとは、例えば、3元系のリチウムイオン二次電池では4.0〜4.1[V]、オリビン鉄系のリチウムイオン二次電池では3.4〜3.5[V]である。
CPU70は、少なくとも1つの二次電池14の電圧Vが規定電圧VKに到達するのを待機する(S4:NO)。そして、図4に示すように、少なくとも1つの二次電池14の電圧V(1番目の二次電池14)が規定電圧VKに到達し(S4:YES)、充電が終了したと判断すると、CPU70は、充電終了時に測定された電圧Vから各二次電池14の開回路電圧を推定し(S6:取得処理)、電圧Vを開回路電圧に更新する。以後の処理では、各二次電池14の端子間電圧Vとして開回路電圧が用いられる。
次に、CPU70は、後述する対象電池DXが選定されているか否かを確認し(S8)、対象電池が選定されていない場合(S8:NO)、開回路電圧である電圧Vが最も小さい二次電池14である最小電圧電池を検出する(S10)。本実施形態では、図4に示すように、N番目の二次電池14の電圧Vが最も小さい。そのため、CPU70は、N番目の二次電池14を最小電圧電池として検出するとともに、検出した二次電池14の番号(この場合はN)をメモリ76に記憶する。
CPU70は、最小電圧電池を検出すると、均等化処理を実行する(S12)。均等化処理では、CPU70が、放電回路22を用いて、組電池12に含まれる最小電圧電池以外の各二次電池14を個別に放電し、各二次電池14の電圧Vを最小電圧電池の電圧VXに等しくなるようにする。図5には、開回路電圧である電圧Vが最も大きい二次電池14である最大電圧電池(図4の左から1番目の二次電池14)の均等化処理の例を示す。CPU70は、図5に矢印42で示すように、放電回路22を用いて規定電圧VKとなっている最大電圧電池DYの放電を行わせ、最大電圧電池DYの電圧Vを最小電圧電池の電圧VXに揃える。
更に、CPU70は、メモリ76に記憶された二次電池14の番号に基づき、最小電圧電池が連続して同じ二次電池14であるか否かを判断する(S14)。CPU70は、最小電圧電池が規定回数であるNK回連続して同じ二次電池14となっていない場合(S14:NO)、異常判断シーケンスを終了する。一方、CPU70は、最小電圧電池がNK回連続して同じ二次電池14となっている場合、最小電圧電池が異常か否かを判断するための準備処理を実行する(S16〜S20)。規定回数のNK回としては、例えば十数回から数十回程度が好ましい。
最小電圧電池は、充電終了時における電圧Vが最も小さく、充電終了時に蓄電されている蓄電量が最も少ない。充電毎に均等化処理を実行しているにも関わらず、特定の二次電池14の蓄電量が最も少ない場合、当該二次電池14には例えば微小短絡等の電気を蓄えにくい異常が発生している可能性が高い。
そして、組電池12に異常な二次電池14が含まれる場合、均等化処理において他の二次電池14から放電される電力量が増加し、組電池12に十分な電力を蓄えることができない。また、微小短絡等のために自己放電量が多い異常な二次電池14では、他の二次電池14に比べて充電完了後の単位時間当たりの放電量が多く、他の二次電池14に比べて早期に蓄電量が枯渇する。そのため、他の二次電池14では蓄電量が残っている場合でも、組電池12の放電を終了しなければならず、蓄えられた電力を十分に利用することができない。従って、最小電圧電池がそのような異常な電池であるか否かを判断する必要がある。
CPU70は、準備処理において、まず、最小電圧電池を対象電池DXとして選定し、最大電圧電池を基準電池DYとして選定する(S16:選定処理)。基準電池DYは、本実施形態では1番目の二次電池14に相当する。また、対象電池DXは、第2蓄電素子の一例であり、本実施形態ではN番目の二次電池14に相当する。
次に、CPU70は、図5に矢印44で示すように基準電池DYを放電し(S18:放電処理)、基準電池DYの電圧VYを対象電池DXの電圧VXよりも所定の電圧差電圧差ΔVK(以下、これを「規定放電電圧差ΔVK」という)だけ低くする。この基準電池DYの放電処理は、2個の蓄電素子すなわち基準電池DYの端子間電圧VYと対象電池DXの端子間電圧VXとが所定の関係(VY+ΔVK=VX)となるようにする電圧調整処理の一例である。
そして、CPU70は、基準電池DYの放電を終了すると、基準電池DYの放電終了からの経過時間Tを測定する処理を開始し(S20:経過時間測定処理)、異常判断シーケンスを終了する。経過時間Tは、二次電池14に充放電電流が流れていない状態での経過時間を積算測定することが好ましいが、充放電電流が流れている時間を含めてもよい。なお、規定放電電圧差ΔVKとしては、例えば数 [mV]が好ましい。
一方、CPU70は、以前の異常判定シーケンスにより対象電池DXが選定されている場合(S8:YES)、当該対象電池DXが選定された異常判断シーケンスにおいて基準電池DYが放電されてからの経過時間Tを規定経過時間TKと比較する(S22)。CPU70は、経過時間Tが規定経過時間TK未満である場合(S22:NO)、対象電池DXの異常を正確に判断することができない場合があるため、この実施形態では対象電池DXを異常と判断することなく、異常判断シーケンスを終了する。規定経過時間TKは、例えば一週間程度が好ましい。
また、CPU70は、経過時間Tが規定経過時間TK以上である場合(S22:YES)、当該経過時間Tから二次電池14を異常と判断するための基準電圧である規定異常電圧差ΔVIを設定する(S24)。ここで、規定異常電圧差ΔVIは以下のように設定される。二次電池14には、種類毎に正常とみなされる充放電電流の範囲が所定の幅を持って設定されている。以下、その幅を正常ばらつき幅Wと称する。そのため、基準電池DYの放電終了から経過時間Tが経過した場合、対象電池DXに異常が発生していない場合でも、次の式に示すように、最大、経過時間Tに正常ばらつき幅Wを積した量ΔIだけ充放電電流が変化し、これに伴って基準電池DYの電圧VYと対象電池DXの電圧VXとの電圧差が最大電圧差ΔVMだけ変化し得る。
T×W=ΔI∝ΔVM
CPU70は、規定放電電圧差ΔVKと規定異常電圧差ΔVIとの合計が最大電圧差ΔVMと等しくなるように設定する。これにより、経過時間Tに生じた基準電池DYの電圧VYと対象電池DXの電圧VXとの電圧差が正常ばらつき幅W及び経過時間Tに起因したものであるか否かを判断することができる。
ΔVK+ΔVI=ΔVM
CPU70は、対象電池DXの電圧VXから基準電池DYの電圧VYを引いた電圧差ΔVが規定異常電圧差ΔVIよりも大きいか否かを判断する(S26)。CPU70は、図6の6A、6Bに示すように、電圧VYが電圧VX以下の場合、或は、電圧VYが電圧VXよりも大きいもののその電圧差ΔVが規定異常電圧差ΔVIよりも小さい場合(S26:NO)、当該電圧差が正常ばらつき幅W及び経過時間Tに起因したものであると判断する。
この場合、CPU70は対象電池DXを正常と判断する(S28)。CPU70は、必要に応じて後述する異常カウンタCのリセット、対象電池DX及び基準電池DYの選定の解除、経過時間Tの測定の終了等の処理を実行し、異常判断シーケンスを終了する。
一方、CPU70は、図6の6Cに示すように、電圧VYが電圧VXよりも大きく、その電圧差ΔVが規定異常電圧差ΔVIよりも大きい場合(S26:YES)、当該電圧差が正常ばらつき幅W及び経過時間Tに起因したものに加え、何らかの異常によるものであると判断する。
この場合、CPU70は異常カウンタCを1増加させ(S30)、増加後の異常カウンタCを規定カウンタ値CKと比較する処理を実行する(S32)。CPU70は、異常カウンタCが規定カウンタ値CK未満の場合(S32:NO)、上記の事象が突発的な異常による可能性があることから、対象電池DXを異常と判断することなく、異常判断シーケンスを終了する。規定カウンタ値CKとしては、例えば数から十数程度が好ましい。
一方、CPU70は、異常カウンタCが規定カウンタ値CK以上の場合(S32:YES)、上記の事象が突発的な異常による可能性が低いことから、対象電池DXを異常と判断する(S34:判断処理)。この場合、CPU70は報知部66を用いて、或は、車載のECUを介して電気自動車の操作パネルを用いて、組電池12に異常な二次電池14が含まれることを報知し(S36)、異常判断シーケンスを終了する。
3.本実施形態の効果
上述した実施形態では、異常判断シーケンスにおいて、対象電池DXの電圧VXと基準電池DYの電圧VYとの大小関係の変化に基づいて対象電池DXの異常を判断する(S36)。電圧VXと電圧VYとの大小関係を検出することで対象電池DXの異常を容易に判断することができ、これにより、電気自動車等に搭載後の二次電池14の異常を判断することができる。
上述した実施形態では、異常判断シーケンスにおいて、対象電池DXの電圧VXが基準電池DYの電圧VYよりも大きくなるように基準電池DYを放電する(S18)。これにより、その後の異常判断シーケンスにより対象電池DXの電圧VXが基準電池DYの電圧VYよりも小さくなったことに応じて、微小短絡等の異常が発生していることを判断することができる。
上述した実施形態では、異常判断シーケンスにおいて、規定放電電圧差ΔVKと規定異常電圧差ΔVIとの合計が、経過時間Tに基づいて決定される最大電圧差ΔVMと等しくなるように設定される(S24)。これにより、規定放電電圧差ΔVKと規定異常電圧差ΔVIとの合計が、経過時間Tによらずに決定される場合に比べて、正常ばらつき幅Wを考慮した対象電池DXの異常を判断することができる。
上述した実施形態では、異常判断シーケンスにおいて、対象電池DXの電圧VXと基準電池DYの電圧VYとの少なくとも一方が規定電圧VKとなったことに応じて、基準電池DYを放電し、対象電池DXの異常を判断する(S4:YES)。これにより、略一定状態の対象電池DX及び基準電池DYに対して、放電や判断を実行することができる。
上述した実施形態では、異常判断シーケンスにおいて、経過時間Tが規定経過時間TK以上であることに応じて対象電池DXが異常か否かを判断する(S22:YES)。これにより、対象電池DXの異常判定の精度は、経過時間Tが長いほど良い。そのため、経過時間Tが規定経過時間TK以上であることに応じて対象電池DXが異常か否かを判断することで、対象電池DXの異常判定の精度を、規定経過時間TKに起因した一定精度よりも高く維持することができる。
上述した実施形態では、異常判断シーケンスにおいて、直列に接続された対象電池DXと基準電池DYの少なくとも一方の電圧Vが規定電圧VKとなったことに応じて、基準電池DYを放電し、対象電池DXの異常を判断する(S4:YES)。これにより、基準電池DYと比較して対象電池DXの異常を容易に判断することができる。
上述した実施形態では、異常判断シーケンスにおいて、規定回数NK回連続して特定の二次電池14が最小電圧電池となったことに基づいて当該二次電池14を対象電池DXとして選定する(S14)。そのため、多数の二次電池14群のうちの一つに一時的な異常が発生し、それがいったん最小電圧電池として検出されたとしても、その電池が正常に戻れば、対象電池DXとして選定されない。従って、一時的な異常発生の都度、最小電圧電池の異常を判断する処理が実行されてしまうことを抑制することができる。
上述した実施形態では、異常判断シーケンスにおいて開回路電圧を推定し(S6)、開回路電圧を電圧Vとして用いて対象電池DXの異常を判断する処理を実行する。これにより、開回路電圧に安定する前の電圧を用いる場合に比べて、対象電池DXの異常を正確に判断することができる。
上述した実施形態では、異常判断シーケンスにおいて、対象電池DXが異常と判断した場合には当該異常を報知するので、電気自動車の使用者は、電池モジュール10の交換等、必要な措置を取ることができる。
<実施形態2>
実施形態2について、図7を参照しつつ説明する。本実施形態では、異常判断シーケンスにおいて、準備処理を実行するか否かを判断する処理、準備処理において基準電池DYを放電する処理、及び、対象電池DXを異常と判断する処理が上記実施形態と異なる。以下の説明では、実施形態1と同一の内容については重複した記載を省略する。
1.異常判断シーケンス
CPU70は、異常判断シーケンスを開始し、均等化処理を実行すると(S12)、各二次電池14について、それらの電圧Vを最小電圧電池の電圧VXに等しくなるまで放電するに要した時間である均等化時間Yをそれぞれ測定し(S42)、メモリ76に記憶する。
更に、CPU70は、メモリ76に記憶された均等化時間Yの平均値YAを算出し、当該平均値YAをメモリ76に記憶された規定均等化時間YKと比較する(S44:選定処理)。CPU70は、均等化時間Yの平均値YAが規定均等化時間YKよりも短い場合、或は、均等化時間Yの平均値YAが規定均等化時間YKよりも長いものの、当該事象が規定回数NK連続していない場合(S44:NO)、異常判断シーケンスを終了する。
一方、CPU70は、均等化時間Yの平均値YAが規定均等化時間YKよりも長く、当該事象が規定回数NK連続している場合(S44:YES)、S10において検出された最小電圧電池が異常か否かを判断するための準備処理を実行する(S16、S46、S20)。
CPU70は、準備処理において、対象電池DX、基準電池DYを選定すると(S16)、図8に示すように、規定電圧VKとなっている基準電池DYを電圧VYになるまで放電する(S46)。この際、CPU70は、充電終了時の基準電池DYの電圧VKと、対象電池DXの電圧VXとの電圧差ΔVZ(以下、これを「充電時電圧差ΔVZ」という)を算出し、電圧VYをVY=VX−ΔVZとして設定する。
また、CPU70は、以前の異常判定シーケンスにより対象電池DXが選定されており(S8:YES)、且つ、経過時間Tが規定経過時間TK以上である場合(S22:YES)、対象電池DXの電圧VXが基準電池DYの電圧VYよりも高いか否かを判断する(S48)。CPU70は、電圧VXが電圧VYより高い場合(S48:NO)、すなわち電圧VXと電圧VYとの大小関係が準備処理を行った時点と変化がない場合には、対象電池DXを正常と判断する(S28)。
一方、CPU70は、電圧VXが電圧VYよりも低い、すなわち電圧VXと電圧VYとの大小関係が準備処理を行った時点とは変化(逆転)した場合(S48:YES)には、対象電池DXに異常の可能性があると判断し、S30からの処理を実行し、それらの事象が規定カウンタCK以上の繰り返されたときに対象電池DXを異常と判断して(S34),それを報知する(S36)。
2.本実施形態の効果
上述した実施形態では、基準電池DYの放電後の電圧VYが、充電終了時の基準電池DYの電圧VYと対象電池DXの電圧VXとの充電時電圧差ΔVZに基づいて設定される。これにより、基準電池DYを容易に放電することができるとともに、充電時電圧差ΔVZに基づいて対象電池DXの異常を容易に判断することができる。
上述した実施形態では、異常判断シーケンスにおいて、規定回数NK連続して均等化時間Yの平均値YAが規定均等化時間YKよりも長くなったことに応じて最小電圧電池を対象電池DXとして選定する(S14)。そのため、均等化時間Yの平均値YAが規定均等化時間YKを超える度に対象電池DXを選定し、当該対象電池DXの異常を判断する処理が実行されることを抑制することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
上記実施形態1、2では、蓄電素子の一例としてリチウムイオン二次電池を例示したが、これに限らず、リチウムイオン二次電池以外の二次電池や、電気化学現象を伴うキャパシタ等であってもよく、蓄電素子の種類を問わない。自己放電量が同程度で、環境温度や劣化度が同程度の同種の蓄電素子であれば、精度良く異常を判断することができる。
上記実施形態1、2では、制御部の一例としてCPU70を例示した。制御部は、複数のCPUを備える構成や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハード回路を備える構成や、ハード回路及びCPUの両方を備える構成でもよい。
上記実施形態1、2では、予め基準電池DYを放電するようにしたが(S18、S46)、その放電処理を行わず、均等化処理を行って所定時間が経過した時点で基準電池DYと対象電池DXの各端子間電圧の大小関係の変化を見るようにしてもよい。この場合、均等化処理(S12)が、両電池DY,DXの各端子間電圧VY,VXが所定の関係(VY=VX)となるようにする電圧調整処理に相当する。均等化処理後の所定時間が経過した時点で、対象電池DXの端子間電圧VXが基準電池DYの端子間電圧VYよりも規定電圧だけ低くなっているとすると、その対象電池DXにおける自己放電量が多いという異常が発生していることが疑われる。
また、上記実施形態1,2では、均等化処理後に基準電池DYを放電させる際に放電後の基準電池DYの電圧VYを、予め定められた規定放電電圧差ΔVKや、充電終了時の充電時電圧差ΔVZに基づいて設定することを例示した。しかし、基準電池DYを放電する際には、上記のように電圧差に基づいて設定する場合の他、基準電池DYを予め定められた規定放電時間放電しても良ければ、充電終了時の電圧VYが予め定められた放電終了電圧となるまで放電してもよい。電圧差を測定する必要がない分だけ、基準電池DYを容易に放電することができる。
上記各実施形態1,2では、基準電池DYの端子間電圧VXと対象電池DXの端子間電圧VYとを所定の関係にする電圧調整処理では、基準電池DYの放電を行わせるようにした。しかし、例えば各二次電池14の均等化処理を行うために各二次電池14を個別に充電可能に構成している場合には、放電によって電圧調整処理を行うに限らず、充電によって電圧調整処理を実行してもよい。
14:二次電池、20:CS、22:放電回路、24:電圧測定回路、30:センサユニット、60:電池パック、62:BM、64:電流センサ、66:報知部、70:CPU、72:電流計測部、76:メモリ、C:異常カウンタ、DX:対象電池、DY:基準電池、T:経過時間、ΔVI:規定異常電圧差、ΔVK:規定放電電圧差、ΔVM:最大電圧差、ΔVZ:充電時電圧差、W:正常ばらつき幅、Y:均等化時間

Claims (7)

  1. 第1蓄電素子と第2蓄電素子との電圧を検出する電圧検出部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記第2蓄電素子の端子間電圧と前記第1蓄電素子の端子間電圧とが所定の関係となるようにする電圧調整処理を実行し、
    その後に、前記第1蓄電素子の端子間電圧と前記第2蓄電素子の端子間電圧との大小関係の変化に基づいて、前記第1蓄電素子又は前記第2蓄電素子の異常を判断する判断処理を実行する、蓄電素子の異常判断装置。
  2. 請求項1に記載の蓄電素子の異常判断装置であって、
    前記電圧調整処理は、前記第2蓄電素子の端子間電圧が前記第1蓄電素子の端子間電圧よりも所定の電圧差だけ高くなるように前記第1蓄電素子を放電し、
    前記判断処理では、前記電圧調整処理後に前記第2蓄電素子の端子間電圧が前記第1蓄電素子の端子間電圧よりも低くなったことに基づいて前記第2蓄電素子を異常と判断する、蓄電素子の異常判断装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の異常判断装置であって、
    前記制御部は、
    前記電圧調整処理から前記判断処理までの経過時間を測定する経過時間測定処理を実行し、
    前記判断処理では、前記第2蓄電素子の端子間電圧が前記第1蓄電素子の端子間電圧よりも所定の基準電圧だけ低くなったことに基づいて前記第2蓄電素子を異常と判断するものであって、
    前記基準電圧は前記経過時間に応じて設定される蓄電素子の異常判断装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の蓄電素子の異常判断装置であって、
    前記第1蓄電素子及び第2蓄電素子は、材料・仕様が同一である同種の蓄電素子である蓄電素子の異常判断装置。
  5. 請求項2ないし請求項4のいずれか一項に記載の異常判断装置であって、
    前記制御部は、
    前記電圧調整処理から前記判断処理までの経過時間を測定する経過時間測定処理を実行し、
    前記電圧調整処理では、前記第2蓄電素子の端子間電圧と前記第1蓄電素子の端子間電圧との電圧差が所定の電圧差となるようにし、
    前記判断処理では、前記第2蓄電素子の端子間電圧が前記第1蓄電素子の端子間電圧よりも所定の基準電圧だけ低くなったことに基づいて前記第2蓄電素子を異常と判断するものであって、
    前記所定の電圧差と前記基準電圧との合計値は前記経過時間に基づいて設定される、蓄電素子の異常判断装置。
  6. 請求項5に記載の蓄電素子の異常判断装置であって、
    前記第1蓄電素子と前記第2蓄電素子とは、複数の蓄電素子が直列に接続されてなる組電池に含まれ、
    前記電圧検出部は、前記組電池に含まれる各蓄電素子の電圧を検出し、
    前記制御部は、
    充電中の前記各蓄電素子の電圧を検出する検出処理と、
    充電後の前記各蓄電素子の端子間電圧を当該端子間電圧が最も小さい蓄電素子である最小電圧素子の端子間電圧に均等化する均等化処理と、
    前記均等化処理において規定回数連続して特定の蓄電素子が最小電圧素子となったことに応じて当該特定の蓄電素子を前記第2蓄電素子として選定し、残りの蓄電素子から前記第1蓄電素子を選定する選定処理と、
    を実行する、蓄電素子の異常判断装置。
  7. 請求項6に記載の蓄電素子の異常判断装置であって、
    前記第1蓄電素子と前記第2蓄電素子は、複数の蓄電素子が直列に接続されてなる組電池に含まれ、
    前記電圧検出部は、前記組電池に含まれる各蓄電素子の電圧を検出し、
    前記制御部は、
    前記検出処理では、充電中の前記各蓄電素子の電圧を検出し、
    更に、
    充電後の前記各蓄電素子の端子間電圧を当該端子間電圧が最も小さい蓄電素子である最小電圧素子の端子間電圧に均等化する均等化処理と、
    前記各蓄電素子の前記均等化処理に必要な時間である均等化時間を測定する均等化測定処理と、
    前記均等化測定処理において規定回数連続して前記各蓄電素子の均等化時間の平均値が規定均等化時間よりも長くなったことに応じて最小電圧素子を前記第2蓄電素子として選定し、残りの蓄電素子から前記第1蓄電素子を選定する選定処理と、
    を実行する、蓄電素子の異常判断装置。
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