JP6379807B2 - 新規レスベラトロール誘導体 - Google Patents

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Description

本発明は、新規レスベラトロール誘導体及び該新規レスベラトロール誘導体の製造方法、並びに前記新規レスベラトロール誘導体を含有する代謝促進剤、食品、医薬品又は医薬部外品に関するものである。
ブドウ果皮に含有されるスチルベン誘導体であるレスベラトロールについて、画期的な研究成果が明らかにされつつある。レスベラトロールは本来ブドウが病原菌から自己を守るファイトアレキシンとして存在する抗菌作用を有する化合物であり、赤系、白系を問わずブドウ果皮に含まれることが知られている。最近の研究で、レスベラトロールは哺乳動物に対しても有用な効果を有していることが明らかになりつつある。いわゆる「フレンチパラドックス」と言われる赤ワインの有用な生理効果は、レスベラトロールの抗酸化能を始めとして各種の生理活性機能が一因であるとされている。さらに、レスベラトロールには多くの疾病に効果があることが明らかにされつつあり(非特許文献1)、その一つにレスベラトロールは抗肥満、糖尿病予防効果を有することが報告されている。(非特許文献2)。
また、前記レスベラトロールの誘導体として、天然にはレスベラトロールの重合体、例えばε−ビニフェリン(二量体)、α−ビニフェリン(三量体)、バチカノールC(四量体)等が数々報告されている。非天然型のレスベラトロール誘導体についての報告もあるが(特許文献1)、本発明の新規レスベラトロール誘導体を特定し、その生理活性を詳細に報告した例は見られない。
カフェ酸は樹木の主成分であるリグニンやリグナンの前駆体となるほか、クロロゲン酸やロズマリン酸等の機能性成分の前駆体にもなっており、天然界に比較的多く存在する成分である。クロロゲン酸は、コーヒー豆等に、ロズマリン酸としてシソ科の植物に多く含まれている。また、カフェ酸は、多くの果物の果実や果皮に含まれている。先行技術として、カフェ酸を使用した薬剤が知られている。例えば、カフェ酸とフェルラ酸からなる高血圧予防・治療剤(特許文献2)、カフェ酸を有効成分とする自律神経機能向上剤(特許文献3)、カフェ酸を有効成分とする動脈硬化抑制剤及び血管内皮機能改善剤(特許文献4)、カフェ酸を有効成分とする血液流動性改善剤、血行促進剤及び冷え改善剤(特許文献5)、カフェ酸を有効成分とするヒトの大脳疲労回復剤(特許文献6)、カフェ酸を有効成分とする二次胆汁酸低下剤(特許文献7)が知られている。
また、カフェ酸誘導体を使用した薬剤が知られている。例えば、カフェ酸アミド誘導体を有効成分とする化粧料用又は皮膚外用剤用組成物(特許文献8)、カフェ酸の糖転移物を有効成分とする抗微生物剤(特許文献9)、カフェ酸誘導体を有効成分とする神経突起伸長剤(特許文献10)、カフェ酸のセロトニンアミドやその配糖体を有効成分とする血行動態改善剤(特許文献11)、カフェオイルキナ酸を有効成分とするアルツハイマー病予防又は治療剤(特許文献12)、2−カフェ酸シクロヘキサエステル等のカフェ酸誘導体を有効成分とする抗がん剤(特許文献13)、カフェ酸等を原料の一つとして酵素合成により得た新規ポリフェノール化合物(特許文献14)が知られている。
このように、レスベラトロールやカフェ酸は食経験の豊かな天然物質であり、生体調節機能に優れた安全な化合物である。よって多岐に渡る各々の誘導体についての取り組みも多い。我々も、これまでにレスベラトロールとカフェ酸から抗癌活性や抗糖尿病活性を有する新規化合物を得ている(特許文献15)。
カフェ酸、レスベラトロール、それらの誘導体は、優れた有用性を示すものが多いことから、原料やリード化合物としてのこれらを効率的に製造する技術開示もなされている。例えば、コーヒー粕から製造する方法(特許文献16)、ゴボウ葉からの製造方法(特許文献17)、甘しょ焼酎蒸留粕からの製造方法(特許文献18)が知られている。また、レスベラトロールについては、食品中のレスベラトロール濃度を高める取り組みがされており、紫外線照射等によりレスベラトロール濃度を高めた後にレスベラトロール含有抽出物を得て、その抽出物を食品に添加した食品が提案されている(特許文献19)。
現在の社会生活においては、過剰なストレスや食物摂取、運動不足が蔓延している。これらが原因となるメタボリックシンドロームが大きな社会問題になっている。メタボリックシンドロームとは、内蔵脂肪型肥満に加えて高血糖、高血圧、脂質異常のうち二つ以上を併せ持った状態であり、動脈硬化のリスクが高くなる。
メタボリックシンドロームの原因として、過剰な脂肪・糖質といったエネルギー源の摂取が挙げられる。過剰に摂取されたエネルギー源は体内に脂肪という形で脂肪組織に蓄積される。この脂肪の蓄積がメタボリックシンドロームの原因の一つである。つまり、この脂肪の蓄積を抑制、又は脂肪の消費を亢進させることでメタボリックシンドロームの予防・改善が可能であるとされている。
体内の脂肪の消費を亢進する、つまりエネルギー代謝を亢進させるには、最も確実な方法としては、運動が挙げられる。しかし、不定期な生活を余儀なくされる現代社会においては定期的に運動を行うことが困難であることが多い。このような現状から、エネルギー代謝を亢進させる薬剤等を用いた新しいメタボリックシンドロームの予防・改善方法が求められている。
国際公開第2008/136173号 特許第3548102号公報 特許第4077149号公報 特開2003−261444号公報 特開2004−168749号公報 特開2007−297304号公報 特開2009−227609号公報 特許第3934937号公報 特開2004−315386号公報 特開2007−230946号公報 国際公開第2007/032551号 国際公開第2007/091613号 特開2010−180167号公報 国際公開第2010/038842号 特開2012−176916号公報 特開2009−201473号公報 特許第4355797号公報 特許第4336746号公報 特開2005−143377号公報
レスベラトロールの基礎と応用、シーエムシー出版 European Journal of Pharmacology 635 (2010) 1-8
本発明者らは、レスベラトロールやカフェ酸に関する前記の状況を鑑みて、新規な生理活性又は強力な生理活性を有するレスベラトロール誘導体の探索と、その製造方法を確立すべく鋭意検討した結果、意外にもレスベラトロールとカフェ酸を金属塩存在下で加熱処理するという簡便且つ安全な方法により、レスベラトロールには認められなかった代謝促進作用を有する新規なレスベラトロール誘導体を製造することに成功し、本発明を完成するに至った。
したがって、本発明は、代謝促進作用を有する新規レスベラトロール誘導体を提供し、さらに該新規レスベラトロール誘導体を、効率よく、安全に生成する方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、前記新規レスベラトロール誘導体を含有することを特徴とする代謝促進剤、さらには食品、医薬品、医薬部外品を提供することを目的とする。
本発明の要旨は、
〔1〕式(1):
Figure 0006379807
で示される新規レスベラトロール誘導体又はその薬学的に許容可能な塩、
〔2〕前記〔1〕記載の新規レスベラトロール誘導体又はその薬学的に許容可能な塩を含有する代謝促進剤、
〔3〕前記〔1〕記載の新規レスベラトロール誘導体又はその薬学的に許容可能な塩を含有する食品、医薬品又は医薬部外
に関する。
本発明の新規レスベラトロール誘導体又はその薬学的に許容可能な塩(以下、新規レスベラトロール誘導体という)は、優れた代謝促進作用を有することから、メタボリックシンドロームの予防又は改善などに関連する用途に有用である。
また、本発明の新規レスベラトロール誘導体は、前記のような生理活性に優れることに加えて、安全性にも優れることから、食品、医薬品及び医薬部外品に配合することができる。
図1は、実施例1で得られたクロマトグラムを示している。上から、反応前のクロマトグラム、(1)金属塩としてミネラルウォーターを用いたクロマトグラム、(2)リン酸マグネシウム・3水和物を用いたクロマトグラムを示している。図中、Aのピークは本発明の新規レスベラトロール誘導体、Bのピークはレスベラトロールを示す。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の新規レスベラトロール誘導体は、式(1):
Figure 0006379807
で示される新規レスベラトロール誘導体又はその薬学的に許容可能な塩である。
前記新規レスベラトロール誘導体において、炭素−炭素2重結合は、トランス又はシスであってよく、シス体とトランス体との混合物を含む。
前記新規レスベラトロール誘導体の薬学的に許容可能な塩としては、例えば、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;マグネシウム塩、カルシウム塩、バリウム塩等のアルカリ土類金属塩;アルミニウム塩;アルミニウムヒドロキシド塩等の金属ヒドロキシド塩;アルキルアミン塩、ジアルキルアミン塩、トリアルキルアミン塩、アルキレンジアミン塩、シクロアルキルアミン塩、アリールアミン塩、アラルキルアミン塩、複素環式アミン塩等のアミン塩;α−アミノ酸塩、ω−アミノ酸塩等のアミノ酸塩;ペプチド塩又はそれらから誘導される第1級、第2級、第3級若しくは第4級アミン塩等が挙げられる。これらの薬学的に許容可能な塩は、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
本発明の新規レスベラトロール誘導体は、当該分野で周知の方法に従って化学合成することも可能ではあるが、反応工程が複雑となり、人体に有害な試薬、触媒、溶媒等を必要とする。また、化学合成では不純物を除去する煩雑さもあり、さらに安全性の観点から、前記新規レスベラトロール誘導体の精製を徹底する必要もあり、製造コストの面で工業的には不向きな方法である。
そこで、本発明者らは、鋭意検討した結果、レスベラトロールとカフェ酸を金属塩存在下で加熱処理することで、前記の化学合成法のように有害な試薬や工程を必要とせずに、新規レスベラトロール誘導体を効率的で安全に製造することができることを見出した。以下に、本発明の新規レスベラトロール誘導体の製造方法(以下、本発明の製造方法)について具体的に説明する。
本発明の製造方法では、前駆体としてレスベラトロールを用いる。レスベラトロールにはトランス体とシス体の構造異性体が存在するが、加熱や紫外線によってトランス体とシス体の変換が一部生じる。したがって、レスベラトロールとしては、トランス体でもシス体でも、あるいはトランス体とシス体の混合物であってもよい。レスベラトロールは、ブドウ果皮・茎・葉、ピーナッツの渋皮、メリンジョ、イタドリ、リンゴンベリー等の原料から抽出・精製した天然由来のものであっても、化学合成された純度の高い化成品であってもよい。天然由来のレスベラトロールを用いる場合は、完全に精製されたものである必要はなく、レスベラトロール以外の成分を含む混合物も使用できる。また、レスベラトロールには、塩等も含まれる。
ただし、本発明の新規レスベラトロール誘導体の回収率の観点からは、レスベラトロール換算で5重量%以上含有された混合物が原料として望ましい。
前記レスベラトロールとしては、ブドウ果皮・茎・葉、ピーナッツの渋皮、メリンジョ、イタドリ、リンゴンベリー等の原料からの抽出物、凍結乾燥品等を使用してもよい
また、本発明の製造方法では、前駆体としてカフェ酸も用いる。カフェ酸は、天然由来のものであっても、化学合成された純度の高い化成品であっても良い。天然由来のカフェ酸を用いる場合は、完全に精製されたものである必要はなく、後述のように所望の生成反応が進み最終的に本発明の新規レスベラトロール誘導体が得られるから、カフェ酸以外の成分を含む混合物も使用できる。
ただし、新規レスベラトロール誘導体の回収量の観点からは、カフェ酸が5重量%以上含有された混合物が原料として望ましい。このような原料としては、様々な果実やジュース、濃縮果汁、又は、破棄されることの多い果皮の抽出物、あるいは先行技術に示されるような微生物発酵によるカフェ酸含有培養液や酵素反応後のカフェ酸含有溶液等が挙げられる。
本発明の製造方法では、レスベラトロール、カフェ酸、又はレスベラトロールとカフェ酸との混合物を適切な溶媒に溶解又は懸濁させる。前記溶媒としては、水、有機溶媒、水と有機溶媒との混合液が使用できる。水と有機溶媒の配合比や、有機溶媒の種類に特に制限はなく、レスベラトロールやカフェ酸が十分に溶解すれば良い。中でも、メタノールやエタノールのみの溶媒や、水とメタノール、水とエタノールの混合液を使用することが、安全性やコスト面から好ましい。新規レスベラトロール誘導体を含む反応後組成物に対して最終的な精製を十分に適用せずに食品に使用する場合には、安全性や法規面から、溶媒として水、エタノールや含水エタノールを使用することが望ましい。
前記溶媒にレスベラトロール及びカフェ酸を混合して得られるレスベラトロール、カフェ酸、又はレスベラトロールとカフェ酸との混合物を含有する溶液中のレスベラトロール及びカフェ酸の濃度に制限はない。それぞれの濃度が高いほど、溶媒使用量が少ない等のメリットもあるため、レスベラトロール及びカフェ酸の濃度は各々の溶媒に対しレスベラトロール及びカフェ酸がそれぞれ飽和する濃度又はそれ以上にすることが好ましい。
次に、前記レスベラトロール及びカフェ酸を含有する溶液(以下、レスベラトロール、カフェ酸含有溶液)のpHを8未満に調整することが好ましい。調整方法として、例えば、レスベラトロール、カフェ酸含有溶液を調製した後にpH調整剤を添加してpHを調整しても良いし、前記溶液の調製時に前もって溶媒のpHを調整しておいても良い。レスベラトロール、カフェ酸含有溶液の反応開始時のpHは8以上であれば、他の反応や目的化合物の分解も一方で生じるために最終的な新規レスベラトロール誘導体の回収量が低下する。したがって、反応開始時のpHは3以上8未満が望ましい。
本発明の製造方法では、前記レスベラトロール、カフェ酸含有溶液中に金属塩を添加する。前記金属塩としては、酸性塩、塩基性塩、正塩のいずれでもよく、また、単塩、複塩、錯塩のいずれでもよい。さらに、金属塩は1種類であっても、複数種類の混合物であってもよい。金属塩の例としては、食品添加物として認可されているものが安全性の面で好ましい。例えば、食品に添加することが認められているマグネシウム塩、カルシウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、亜鉛塩、銅塩等が挙げられる。
また、複数の金属塩を含む混合物として、ミネラルウォーターも挙げることができる。
なお、前記金属塩の含有量としては、新規レスベラトロール誘導体を生成可能な量であればよく、特に限定はない。
次に、金属塩存在下で、レスベラトロール、カフェ酸含有溶液を加熱処理する。この加熱処理により、新規レスベラトロール誘導体の生成反応を行う。生成反応を効率的に進ませるために、レスベラトロール、カフェ酸含有溶液の加熱温度は100℃以上に調整することが好ましい。また、使用する溶媒の沸点から考え、加圧加熱が望ましい。例えば、開放容器にレスベラトロール、カフェ酸含有溶液を入れ、溶媒の沸点を超える高温で前記容器を加熱する、密閉容器にレスベラトロール、カフェ酸含有溶液を入れて前記容器を加熱する、レトルト装置やオートクレーブ、圧力鍋を用いて加圧加熱する等、少なくとも部分的に溶液温度が100℃以上に達するように加熱することが好ましい。回収効率面から、溶液温度が均一に100℃〜150℃になるように加熱することが、さらに好ましい。加熱時間も加熱温度と同様に限られたものではなく、効率的に目的の反応が進行する時間条件とすればよい。特に、加熱時間は加熱温度との兼ね合いによるものであり、加熱温度に応じた加熱時間にすることが望ましい。例えば、130℃付近で加熱する場合は、5分〜6時間の加熱時間が望ましい。また、加熱は、一度でも良いし、複数回に分けて繰り返し加熱しても良い。複数回に分けて加熱する場合、溶媒を新たに追加して行うことが好ましい。
前記加熱処理による新規レスベラトロール誘導体の生成反応の終了は、例えば、HPLCによる成分分析により新規レスベラトロール誘導体の生成量を確認して判断すればよい。
得られる反応液中には、本発明の新規レスベラトロール誘導体が含有されている。
また、安全な原料のみを用いた工程で新規レスベラトロール誘導体を製造した場合には、前記新規レスベラトロール誘導体を含む混合物の状態で食品、医薬品又は医薬部外品に使用することが可能である。例えば、天然由来のレスベラトロール、カフェ酸を含水エタノール溶媒に溶解し、ミネラルウォーター等を用い、加熱処理した場合には、得られる反応液を食品原料の一つとして使用することが可能である。
また、風味面での改良やさらなる高機能化を望む場合は、前記反応液を濃縮して新規レスベラトロール誘導体の濃度を高める、あるいは前記反応液を精製し新規レスベラトロール誘導体の純品を得ることができる。濃縮、精製は、公知の方法で実施可能である。例えば、クロロホルム、酢酸エチル、エタノール、メタノール等の溶媒抽出法や炭酸ガスによる超臨界抽出法等で抽出して新規レスベラトロール誘導体を濃縮できる。また、カラムクロマトグラフィーを利用して濃縮や精製を施すことも可能である。再結晶法や限外ろ過膜等の膜処理法も適用可能である。
また、前記反応液から式(1)で表される新規レスベラトロール誘導体を分離して回収する場合には、カラムクロマトグラフィー、HPLC等を用いてもよい。
前記濃縮物や精製物を、必要に応じて、減圧乾燥や凍結乾燥して溶媒除去することで、粉末状の新規レスベラトロール誘導体を得ることができる。
また、得られた新規レスベラトロール誘導体は、必要に応じて、当該分野で公知の方法により、新規レスベラトロール誘導体の塩としてもよい。
以上のようにして得られる本発明の新規レスベラトロール誘導体は優れた代謝促進活性を有する。したがって、新規レスベラトロール誘導体を有効成分として含有する代謝促進剤を提供することができる。
なお、本発明で得られた新規レスベラトロール誘導体が持つさらなる効果効能は、得られた生理活性データより類推できる範囲で使用できる。
原料であるレスベラトロール及びカフェ酸の安全性が確認されていることから、本発明の新規レスベラトロール誘導体の安全性も同様に優れたものであると考えられる。
また、本発明の新規レスベラトロール誘導体は、前記のような生理活性を奏することから、食品、医薬品、医薬部外品等に配合して使用することができる。
前記食品としては、例えば、飲料、アルコール飲料、ゼリー、菓子等、どのような形態でもよく、菓子類の中でも、その容量等から保存や携帯に優れた、ハードキャンディ、ソフトキャンディ、グミキャンディ、タブレット等が挙げられるが、特に限定はない。また、新規レスベラトロール誘導体をワインに添加することで、ワインの健康機能効果をさらに増強した新規なワインとすることもできる。この新規なワインのように、嗜好性と健康機能効果の双方を持ち合わせた飲食品は、社会ニーズの非常に高い分野であり、これに応えることが可能である。なお、食品には、機能性食品、健康食品、健康志向食品等も含まれる。
前記医薬品としては、散剤、錠剤、丸剤、カプセル剤、細粒剤、顆粒剤等の固形製剤、水剤、懸濁剤、乳剤等の液剤、ゲル剤等が挙げられる。錠剤、丸剤、顆粒剤、顆粒を含有するカプセル剤の顆粒は、必要により、ショ糖等の糖類、マルチトール等の糖アルコールで糖衣を施したり、ゼラチン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等でコーティングを施したり、さらには胃溶性若しくは腸溶性物質のフィルムで被覆してもよい。また、製剤の溶解性を向上させるために、公知の可溶化処理を施すこともできる。常法に基づいて、注射剤、点滴剤に配合して使用してもよい。
医薬部外品としては、経口で摂取するドリンク剤等が挙げられる。
本発明の新規レスベラトロール誘導体を用いて食品、医薬品又は医薬部外品を調製する場合、本発明の効果が損なわれない範囲内で食品、医薬品又は医薬部外品に通常用いられる成分を適宜任意に配合することができる。
例えば、食品の場合には、水、アルコール、澱粉室、蛋白質、繊維質、糖質、脂質、ビタミン、ミネラル、着香料、着色料、甘味料、調味料、安定剤、防腐剤等のような食品に通常配合される原料又は素材と組み合わせることができる。
医薬部外品の場合には、主剤、基材、界面活性剤、起泡剤、湿潤剤、増粘剤、透明剤、着香料、着色料、安定剤、防腐剤、殺菌剤等組み合わせ、常法に基づいて、液状、軟膏状あるいはスプレー噴射可能な最終形態等にすることができる。
本発明の新規レスベラトロール誘導体を食品に添加する場合には、該食品中に対して、通常は0.001〜20重量%添加することが好ましい。
本発明の新規レスベラトロール誘導体を医薬用途で使用する場合、例えば、その摂取量は、所望の改善、治療又は予防効果が得られるような量であれば特に制限されず、通常その態様、患者の年齢、性別、体質その他の条件、疾患の種類並びにその程度等に応じて適宜選択される。摂取量は1日当たり約0.1mg〜1,000mg程度とするのがよく、これを1日に1〜4回に分けて摂取することができる。
本発明の新規レスベラトロール誘導体を医薬部外品に添加する場合には、該医薬部外品中に、通常0.001〜30重量%添加するのが好ましい。
また、本発明の新規レスベラトロール誘導体は、安全性に優れたものであるので、ヒトに対してだけでなく、例えば、非ヒト動物、例えば、ラット、マウス、モルモット、ウサギ、ヒツジ、ブタ、ウシ、ウマ、ネコ、イヌ、サル、チンパンジー等の哺乳類、鳥類、両生類、爬虫類等の治療剤又は飼料に配合してもよい。飼料としては、例えばヒツジ、ブタ、ウシ、ウマ、ニワトリ等に用いる家畜用飼料、ウサギ、ラット、マウス等に用いる小動物用飼料、ウナギ、タイ、ハマチ、エビ等に用いる魚介類用飼料、イヌ、ネコ、小鳥、リス等に用いるペットフードが挙げられる。
次に、本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが、本発明はかかる実施例にのみ限定されるものではない。
(実施例1:新規レスベラトロール誘導体の生成方法検討)
トランス−レスベラトロール(東京化成工業(株)製)100mg、カフェ酸(和光純薬工業(株)製)100mgをエタノール2mLに溶解し、(1)ミネラルウォーター(商品名「ゲロルシュタイナー」サッポロ飲料(株)製。以下の実施例も同じ。)2mL、(2)リン酸マグネシウム・3水和物(和光純薬工業(株)製)100mg、水2mLをそれぞれ加えて、レスベラトロール、カフェ酸含有溶液(pH:(1)5.1、(2)5.0)を2種類調製した。これらのレスベラトロール、カフェ酸含有溶液をオートクレーブ(三洋電機(株)製、「SANYO LABO AUTOCLAVE」)にて130℃、30分間加熱した。得られた反応溶液のうち1mLをメタノールにて50mLにメスアップし、このうちの10μLをHPLCにより分析した。
HPLC分析は以下条件にて行った。
カラム:逆相用カラム「Develosil(登録商標)」(4.6mmi.d.×250mm)
移動相:A・・・HO(0.1%トリフルオロ酢酸(TFA)), B・・・アセトニトリル(0.1%TFA)
流速:1mL/min
注入:10μL
検出:254nm
勾配(容量%):80%A/20%Bから20%A/80%Bまで30分間、20%A/80%Bから100%Bまで5分間、100%Bで10分間(全て直線)
得られたクロマトグラムを図1に示す。上から、反応前、(1)、(2)の反応溶液のクロマトグラムをそれぞれ示している。反応後には、レスベラトロールやカフェ酸以外のピークが検出され、複数の化合物が生成されていることが確認された。
例えば、図中、Bのピークは、カフェ酸の分解物であり、それ以外で、反応前後で生成量に顕著な差があったのが、後述する新規レスベラトロール誘導体であるAのピークである。なお、(1)、(2)の反応溶液の間では、Aのピーク成分の生成量の差は殆どなく、つまり、今回用いた金属塩の種類による新規レスベラトロール誘導体の生成量の差は小さかった。
(実施例2:新規レスベラトロール誘導体の大量生成)
トランス−レスベラトロール1g、カフェ酸1gをエタノール20mLに溶解し、ミネラルウォーター20mLを加えて、レスベラトロール、カフェ酸含有溶液(pH=5.1)を得た。このレスベラトロール、カフェ酸含有溶液をオートクレーブにて130℃、90分間加熱した。得られた反応溶液のうち1mLをメタノールにて50mLにメスアップし、実施例1と同様にHPLCにより分析し、実施例1と同様のクロマトグラムが確認できた。
(実施例3:新規レスベラトロール誘導体の単離・構造決定)
実施例2で得られた反応物のうち、図1のAで示したピークに含まれる化合物をSephadex LH−20(GEヘルスケア製)ゲルカラムクロマト、分取HPLCにより単離し、常法により乾燥したところ新規化合物(以下UHA6052)を60.5mg得た。単離精製したUHA6052は、褐色粉末状物質となった。
次いで、前記UHA6052の分子量を高分解能電子イオン化質量分析法(Electron Ionization−Mass Spectrometry)にて測定したところ、測定値は362.3758であり、理論値との比較から、以下の分子式を得た。
理論値C22H18O5(M):362.3753
分子式C2218
次に、前記UHA6052を核磁気共鳴(NMR)測定に供し、1H−NMR、13C−NMR及び各種2次元NMRデータの解析から、前記UHA6052が式(1)で表される構造を有することを確認した。式(1)で表される新規レスベラトロール誘導体は本発明の方法で効率的に生成できることが示された。
前記NMR測定値について、UHA6052を
Figure 0006379807
として、そのH核磁気共鳴スペクトル、13C核磁気共鳴スペクトルを表1に示す。
値はδ、ppmで、溶媒はメタノール−dで測定した。
Figure 0006379807
また、UHA6052の物理化学的性状は、以下のようになった。
(性状)
褐色粉末
(溶解性)
水:難溶
メタノール:溶解
エタノール:溶解
DMSO:溶解
クロロホルム:溶解
酢酸エチル:溶解
(実施例4:UHA6052の代謝活性化効果の検証)
UHA6052の代謝活性化効果を評価するために、HepG2細胞(ヒト由来肝臓癌細胞)を用いて評価を行った。培養細胞は培地に添加されているグルコースを代謝することで、ATPを産生し、さらに、代謝が活性化することで培地中への乳酸の放出が大きくなり、培地の酸性化が亢進する。通常、細胞の培養では培地中に炭酸水素ナトリウムを加え、二酸化炭素存在下で培養することで培地に緩衝能を与え、培地の過剰な酸性化を防いでいるが、今回は、代謝活性化に伴う乳酸の放出及び培地酸性化を明快に観察するため、炭酸緩衝能の無い培地を用い、培地の酸性化を比較した。
試料にはレスベラトロール及びUHA6052の2種類を用いた。各試料をジメチルスルホキシド(DMSO、和光純薬工業(株)社製)に2mMの濃度で溶解させて試験に使用した。
培養は、前培養に炭酸水素ナトリウムを含むものを、化合物添加時は炭酸水素ナトリウムを含まない「Dulbecco’s modified Eagle medium」(DMEM、商品名、Sigma社製)にウシ胎児血清(FBS:Biological industries社製)を10%(v/v)となるように加え、用いた。試験に使用するHepG2細胞は定法に従って調製した。
試験は以下のように行った。細胞培養用12wellディッシュ(コーニング社製)にHepG2細胞を2×10cells/mLの濃度で1mL播種して37℃、5%CO条件下で24時間培養した。24時間後、DMEM培地をUHA6052が終濃度20μM、又はレスベラトロールが終濃度20μMとなるように調整した炭酸水素ナトリウムを含まないDMEM培地に交換し培養を続け、さらに24時間培養した。
培養終了後、培地上清をサンプリングし、pHをpHメーター(「ツイン・ウォータープルーフB−212」;堀場製作所製)で測定した。さらに、培地中に添加されているフェノールレッドの吸光度(450nm、570nm)を測定した。また、細胞の生存は培地中の乳酸脱水素酵素活性を測定し確認した。
得られた結果を表2に示す。UHA6052を添加した場合、培地pHの有意な低下が現れた。また、培地に含まれるフェノールレッドは波長440nm付近と560nm付近にそれぞれ吸収極大を有し、pHの低下に伴い440nm付近の吸収極大が増加、反対に560nm付近は吸収極大の減少が観察される。そこで、UHA6052を添加した場合の450nm及び570nmにおける吸光度を測定したところ、有意に450nmの吸光度の上昇及び570nmの吸光度の減少が観察され、明らかに培地の酸性化が進んでいることが示された。
一方、化合物に細胞毒性がある場合、細胞死を引き起こし、本来細胞内に留められる乳酸及び乳酸脱水素酵素が培地中に溶出するため、培地pHの上昇とLDH活性の増加が観察される。UHA6052を20μm添加した場合、有意なLDH活性の増加が見られなかったことから、観察された培地の酸性化は細胞死に伴うものではなく、細胞の代謝が活性化した結果引き起こされたものであることが明らかとなった。
Figure 0006379807
(実施例5:加熱温度によるUHA6052の生成量の違い)
レスベラトロール100mg、カフェ酸100mg、エタノール2mL、ミネラルウォーター2mLの混合溶液(pH=5.1)を、オートクレーブにて80℃、100℃、130℃の各温度条件で20分間加熱した。それぞれの温度条件で得られた反応後組成物1mLをメタノールにて50mLにメスアップし、実施例1と同様にHPLCにより分析した。
その結果、100℃以上でUHA6052が生成していることを確認できた。レスベラトロール及びカフェ酸の合計量からの生成比率(重量%)は、80℃が非生成、100℃が極微量、130℃が4%となり、130℃での加熱がもっとも多くUHA6052が生成していた。
(実施例6:UHA6052含有エキスの調製)
ブドウ果皮抽出エキスパウダー(レスベラトロール原料)10g、キウィフルーツジュース濃縮物10g、エタノール10mL、ミネラルウォーターを10mL加えて調製した混合溶液を、オートクレーブにて130℃、90分間加熱した。得られた反応溶液を減圧加熱させて乾固し、UHA6052含有エキスを14g得た。得られたUHA6052エキス14g中には、実施例3と同様の手法で確認したところUHA6052が0.056g含有されていた。必要に応じてこの作業を繰り返した。
(実施例7:UHA6052を含有する食品)
実施例6で得たUHA6052含有エキス1gをあらかじめ100mLのエタノールに溶解させ、これにパラチニット500g(パラチニット社製)、還元麦芽糖水飴(株式会社東和化成工業製、Bx70)714g(固形分500g)からなる糖液を真空釜で混合し、真空度−600mmHgの条件で155℃まで炊き上げた。これを冷却盤にあけ、約100℃で、クエン酸15g、レモン香料1.1mL、色素1mLを添加、混合後に固化してノンシュガーハードキャンディを得た。このノンシュガーハードキャンディは、菓子として食べ易いものであることはもちろん、定期的に摂取することで代謝を促進して体への脂肪の蓄積を抑制することによるメタボリックシンドロームの予防及び治療を期待した機能性食品として利用できる。
(実施例8:UHA6052を含有する医薬品)
実施例2,3と同様の方法で得たUHA6052をエタノールに溶解し、これを微結晶セルロースに添加して吸着させた後に、減圧乾燥させた。この吸着物を用いて常法に従い、打錠品を得た。処方は、UHA6052を10重量部、コーンスターチ23重量部、乳糖12重量部、カルボキシメチルセルロース8重量部、微結晶セルロース32重量部、ポリビニルピロリドン4重量部、ステアリン酸マグネシウム3重量部、タルク8重量部の通りである。本打錠品は、代謝を促進して体への脂肪の蓄積を抑制することによるメタボリックシンドロームの予防及び治療を目的とする医薬品として有効に利用できる。
(実施例9:UHA6052を含有する医薬部外品)
実施例2、3の方法で得たUHA6052 1.2gを10mLのエタノールに溶解し、タウリン20g、ビタミンB1硝酸塩0.12g、安息香酸ナトリウム0.6g、クエン酸4g、ポリビニルピロリドン10gを全て精製水に溶解させ、1000mLにメスアップした。なお、pHは、希塩酸を用いて3.2に調整した。得られた溶液1000mLのうち50mLをガラス瓶に充填し、80℃で30分間滅菌して、医薬部外品であるドリンク剤を完成させた。本ドリンク剤は、栄養補給の目的に加えて、代謝促進作用、例えば、体の各部においてグルコースや脂質の代謝を促進することによる抗肥満作用及び代謝を促進して体への脂肪の蓄積を抑制することによるメタボリックシンドロームの予防及び治療作用を目的とする医薬部外品として有効に利用できる。

Claims (3)

  1. 式(1):
    Figure 0006379807
    に示される新規レスベラトロール誘導体又はその薬学的に許容可能な塩。
  2. 請求項1記載の新規レスベラトロール誘導体又はその薬学的に許容可能な塩を含有する代謝促進剤。
  3. 請求項1記載の新規レスベラトロール誘導体又はその薬学的に許容可能な塩を含有する食品、医薬品又は医薬部外品
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