JP6379611B2 - 波形比較器 - Google Patents

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本発明は、波形比較器に関する。
従来、多相交流モータを駆動するインバータにおいて、コイルに流れる電流を検出する電流検出器の出力と電流制限閾値とを比較器で比較して、少なくとも過電流となっていないコイルに流れる電流を制限することで、過電流となっているコイルに対応した相のパワースイッチング素子のスイッチング損失を抑制する技術が提供されている(特許文献1参照)。
特開平08−322291号公報
しかしながら、比較器の実施に際して、コストを優先して、入力電圧の範囲が狭い安価で汎用的なコンパレータを使用して、かつ、電流を検出する電流検出器とコンパレータの電源電圧を共通化すると、電流検出器の出力波形がコンパレータの入力範囲を超えるため正しく比較することができない。また、電流検出器の出力波形をコンパレータの入力範囲に収めるために減衰させると、精度が低下する。このため、入力範囲の広い比較器を使用する必要があるが、入力範囲の広い比較器を使用すると、高コスト化につながる。
本発明は、入力範囲の小さい安価で汎用的な比較器を使用することができる技術を提供することを目的とする。
本発明による波形比較器は、交流成分を有する波形と閾値とを比較する比較器において、閾値は、交流成分の中間電位を基準点とする一周期のうち、最初の二分の一周期と比較する第1の閾値と、次の二分の一周期と比較する第2の閾値の少なくとも二つの閾値であって、交流成分を有する波形のうち、第1の閾値と第2の閾値との平均である閾値平均値より高い側の波形と、低い側の波形のいずれか一方の波形を、閾値平均値を基準として反転させ、反転させた波形と反転させていない波形とを出力する波形反転手段を備え、波形反転手段の出力と第1の閾値と第2の閾値のうち反転させていない波形側の閾値とを比較する。
本発明によれば、交流成分を有する波形の最大値と最小値の振幅(Peak to Peak値)を、交流成分を有する波形と閾値との相対関係を維持したまま、減衰させることなく小さくできるため、入力範囲の小さい、安価で汎用的な比較器を使用することができる。
図1は、第1の実施形態の波形比較器をインバータに適用した場合の構成を説明するための図である。 図2は、第1の実施形態の電流比較回路およびPWM出力制限回路の詳細を説明するための図である。 図3は、第1の実施形態の反転回路の一例を示す図である。 図4は、第1の実施形態の反転値の設定方法を説明するための図である。 図5は、第2の実施形態の反転値の設定方法を説明するための図である。 図6は、第3の実施形態の反転値の設定方法および反転した波形の補正方法を説明するための図である。 図7は、第4の実施形態の反転値の設定方法および反転した波形の補正方法を説明するための図である。
《第1の実施形態》
図1は、第1の実施形態の波形比較器をインバータに適用した場合の回路構成図である。このインバータ20は、パワーモジュール60と、電流センサ5uと、電流センサ5vと、電流センサ5wと、電流比較回路70と、PWM信号発生回路40と、PWM出力制限回路80と、駆動回路90と、を備え、バッテリ10を電力源として、モータジェネレータ(MG)30を駆動する。
バッテリ10は、インバータ20に必要な電力を供給する。
MG30は、車両の走行駆動力(トルク)を発生する。
PWM信号発生回路40は、図示しない車両コントローラからの指令に基づいて、インバータ20の動作を制御するためのPWM信号を発生する。
電流センサ5u、5v、5wは、後述するパワーモジュール60からMG30へ供給されるU相、V相、W相それぞれの相電流を検出し、検出した電流に応じた電圧を出力する。
パワーモジュール60は、パワースイッチング素子61と、整流ダイオード62を備え、後述する駆動回路90を介して入力されるPWM信号に応じてスイッチングを行い、U相、V相、W相のそれぞれの相電流を供給する。
電流比較回路70は、電流センサ5u、5v、5wの出力に基づいて、PWM出力制限回路80に、PWM信号の駆動回路90への出力の制限を要求する信号を出力する。
PWM出力制限回路80は、電流比較回路70からの信号に基づいて、PWM信号発生回路40からのPWM信号を、駆動回路90へ出力するか否かを判定する。
駆動回路90は、PWM出力制限回路80を介して入力されるPWM信号に応じて、パワーモジュール60が有するパワースイッチング素子61それぞれのON/OFFを制御する。
図2は、電流比較回路70及びPWM出力制限回路80の詳細を示す回路構成図である。以下、図2を参照して、電流比較回路70およびPWM出力制限回路80の詳細を説明する。
電流比較回路70は、U相、V相、W相それぞれの反転回路71u、71v、71wと、U相、V相、W相それぞれの比較器72u、72v、72wと、を備える。
反転回路71u、71v、71wは、電流センサ5u、5v、5wから出力された交流信号を、後述する反転値設定回路74において設定された反転値を基準として、反転値より最大値側もしくは最小値側のいずれか一方に反転する。
比較器72u、72v、72wは、反転回路71u、71v、71wからの出力信号と、閾値設定回路75により設定された閾値とを比較する。そして、反転回路71u、71v、71wからの出力信号が閾値を超えた場合は、Hi信号を出力する。
NOR回路73は、U相、V相、W相それぞれの比較器72u、72v、72wの出力の論理和の否定をとり、比較器72u、72v、72wの出力のうち、少なくとも一つ以上がHi信号であれば、Lo信号を出力する。
PWM出力制限回路80は、六つのパワースイッチング素子61に対応して、六つのAND回路81を備える。AND回路81は、PWM信号発生回路40から出力されるU相の正側(UP)、負側(UN)、V相の正側(VP)、負側(VN)、W相の正側(WP)、負側(WN)それぞれのPWM信号と、電流比較回路70の出力(NOR回路22の出力)との論理積をとり、少なくとも電流比較回路70の出力がLo信号であれば、駆動回路90にLo信号を出力する。駆動回路90は、Lo信号が入力されると、AND回路81のそれぞれと対応するパワースイッチング素子61に、OFF信号を入力する。
なお、これまで説明した実施形態は一例であり、反転回路71u、71v、71wにおいて反転させる方向や、比較器72u、72v、72wで使用する入力端子の極性によって、NOR回路73やAND回路81の論理が反転してもよい。
図3は、反転回路71u、71v、71wの一例を示す回路図である。少なくともこのような絶対値回路を構成することで、任意の反転値で波形を反転させる回路を実現することができる。
図4は、第1の実施形態における反転回路71u、71v、71wで行う処理の内容を説明するための図である。図4(a)は、交流成分を有する波形400と、一つの閾値とを比較する場合であって、従来のとおり、電流センサの出力をそのまま比較器の入力とした場合の、入力信号(波形400)と、閾値と、反転値1との関係を表している。図において、波形400のうち、反転値1よりも最大値側の波形を波形2、反転値1よりも最小値側の波形を波形3とする。なお、反転値1は反転値設定回路74において設定される。以下、反転値の設定方法について説明する。
図4(b)は、本実施形態における、比較器72u、72v、72wに入力される波形2、4と、反転値1と、閾値との関係の一態様を表している。図4(b)は、図4(a)の状態から、波形3を、反転値1を基準として最大値側へ反転した状態を表している。波形4は、波形3を反転した波形である。この場合の反転値1は、交流波形400の上下限範囲内であって、閾値よりも最小値側で、かつ閾値と交流波形400の最小値との中間点よりも最小値側であれば、任意の値をとることができる。その結果、反転後の波形2、4の最大値と最小値との差が、反転前の波形2、3の最大値と最小値との差と比べて、交流波形400と閾値との交点を維持したまま、減衰を伴わずに小さくなっていることが分かる。
なお、図示しないが、閾値が反転値1より最小値側にあり、波形2を反転値1を基準として最小値側へ反転する場合は、反転値1は、交流波形400の上下限範囲内であって、かつ閾値と交流波形400の最大値との中間点よりも最大値側であれば、任意の値をとることができる。
図4(c)は、本実施形態における、比較器72u、72v、72wに入力される波形と、反転値1と、閾値との関係の一態様を表しており、図4(a)の状態から、波形2と閾値とを反転値1を基準として最小値側へ反転した状態を表している。波形5は、波形2を反転した波形である。この場合の反転値1は、交流波形400の上下限範囲内であって、反転する前の閾値よりも最大値側で、かつ反転する前の閾値と入力波形400の最小値との中間点より最小値側であれば、任意の値をとることができる。なお、閾値の反転は、閾値設定回路75内で行われる。その結果、反転後の波形5、3の最大値と最小値との差が、反転前の波形2、3の最大値と最小値との差と比べて、交流波形400と閾値との交点を維持したまま、減衰を伴うことなく小さくなっていることが分かる。
なお、図示しないが、反転する前の閾値が反転値1より最小値側にあり、波形3と閾値とを、反転値1を基準として最大値側へ反転する場合は、反転値1は、交流波形400の上下限範囲内であって、かつ反転する前の閾値と入力波形400の最大値との中間点より最大値側であれば、任意の値をとることができる。
以上、第1の実施形態によれば、交流成分を有する波形と閾値とを比較する比較器において、交流成分を有する波形のうち、所定の値より高い波形と低い波形のいずれか一方の波形を、所定の値(反転値1)を基準として反転させ、反転させた波形および反転させていない波形と閾値とを比較する。これにより、波形を減衰させることなく比較器に入力する波形の最大値と最小値の振幅(Peak to Peak値)を小さくできるため、入力範囲の小さい、安価で汎用的な比較器を使用することができる。
《第2の実施形態》
図5は、第2の実施形態における反転値を設定する方法を説明するための図である。
図5(a)は、交流波形500と、二つの閾値5、6とを比較する場合、すなわち波形2と閾値5を比較、波形3と閾値6を比較する場合であって、従来のとおり電流センサの出力をそのまま比較器の入力とした場合の、入力信号(交流波形500)と、閾値との関係を表している。図中の閾値平均値8は、閾値5と閾値6との平均値を示している。本実施形態では、この閾値平均値8を反転値に設定する。
図5(b)は、図5(a)の状態から、反転値(閾値平均値8)を基準に、波形2を反転値より最小値側へ反転した状態であって、比較器72u、72v、72wに入力される波形を表している。波形10は、波形2を反転した波形である。反転後の波形10、3の最大値と最小値との差が、反転前の波形500(波形2、3)の最大値と最小値との差と比べて、減衰することなく小さくなっているのが分かる。これにより、比較器72u、72v、72wへの入力信号の最大振幅を、減衰を伴うことなく狭めることができるので、入力範囲の小さいより汎用的な比較器を使用することが可能となる。なお、波形2は反転させずに、波形3を、反転値(閾値平均値8)を基準に最大値側に反転させてもよい。
また、交流信号と二つの閾値とを比較する際、従来の図5(a)で示す入力波形のままでは、波形2と閾値5を比較する比較器と、波形3と閾値6とを比較する比較器と、合計2つの比較器が必要であった。本実施形態を適用して生成した図5(b)で示す入力波形であれば、波形2と閾値5との相対関係、および波形10と閾値6との相対関係が変化しないので、波形10、3と閾値6とを比較する一つの比較器があればよい。なお、ここでいう相対関係とは、波形の最大値もしくは最小値と、閾値との電位差を意味する。
以上、第2の実施形態によれば、交流成分を有する波形と、交流成分の中間電位を基準点とする一周期のうち、最初の二分の一周期と比較する第1の閾値と、次の二分の一周期と比較する第2の閾値の少なくとも2つの閾値とを比較する比較器において、第1の閾値と第2の閾値の平均である閾値平均値より高い側の波形と低い側の波形のいずれか一方の波形を、閾値平均値を基準として反転させる。これにより、波形を減衰させることなく比較器に入力する波形の最大値と最小値の振幅(Peak to Peak値)を小さくできるため、入力範囲の小さい、安価で汎用的な比較器を使用することができる。
また、第2の実施形態によれば、反転させた波形および反転させていない波形と、第1の閾値と第2の閾値のうち反転させていない波形側の閾値とを比較する。これにより、交流成分を有する波形と二つの閾値とを比較する場合であっても、一つの比較器で比較することができる。
《第3の実施形態》
図6は、第3の実施形態における反転値を設定する方法と、反転した波形を補正する方法を説明するための図である。図6(a)は、交流波形600と、二つの閾値5、6とを比較する場合であって、従来のとおり、電流センサの出力をそのまま比較器の入力とした場合の、入力波形(交流波形600)と閾値5、6との関係を表している。図中の波形平均値9は、波形600の最大値と最小値の平均値を示している。図中の閾値平均値8は、閾値5と閾値6との平均値を示している。図6(a)に示すように、波形平均値9は閾値平均値8よりも大きい。本実施形態においては、第2の実施形態とは異なり、この波形平均値9を反転値に設定する。これに起因して、本実施形態では、反転値の設定後に、当該反転値を基準として反転した波形を補正する。特にこの点について、以下に詳細を説明する。
図6(b)は、波形平均値9が閾値平均値8より大きい場合に、値が大きい方である波形平均値9を基準に、波形2を最小値側に反転させて、波形11を生成した例を示している。このとき、図6(a)で示す波形2の最大値と閾値5との差と、図6(b)で示す波形11の最大値と閾値6との差は、異なっている。
本実施形態では、波形2の最大値と閾値5との差と、波形11と閾値6との差が一致するように、すなわち、反転前後で波形と閾値との相対関係が変化しないように、反転した波形を補正する。具体的には、波形11から閾値平均値8と波形平均値9との差の絶対値の2倍を減算して、波形12を生成する(図6(c)参照)。これにより、波形2の最大値と閾値5との差と、波形12の最小値と閾値6との差が同等となるため、反転前後の波形と閾値との相対関係が維持される。従って、入力波形600と閾値5、6との相対関係を変化させることなく、比較器72u、72v、72wへの入力信号の最大振幅を、減衰を伴うことなく小さくすることができる。なお、閾値平均値8と波形平均値9の差の絶対値が、反転前の波形(波形2)の振幅の1/2以上の場合、すなわち、補正後の波形(波形12、3)の最大振幅が、補正前の波形(波形2、3)の最大振幅を超える場合には、本実施形態の適用はない。
また、反転値(波形平均値9)を基準に、波形3を最大値側へ反転させて、閾値平均値8と波形平均値9との差の絶対値の2倍を減算してもよい。
以上、第3の実施形態によれば、波形平均値が閾値平均値より大きい場合に、波形平均値より高い側の波形と、低い側の波形のいずれか一方の波形を、波形平均値を基準として反転させ、反転させた波形から、波形平均値と閾値平均値との差の絶対値の2倍を減算する。これにより、波形を減衰させることなく比較器に入力する波形の最大値と最小値の振幅(Peak to Peak値)を小さくできるため、入力範囲の小さい、安価で汎用的な比較器を使用することができる。
また、第3の実施形態によれば、反転させた波形から、波形平均値と閾値平均値との差の絶対値の2倍を減算して得られる波形および反転させていない波形と、第1の閾値と第2の閾値のうち反転させていない波形側の閾値とを比較する。これにより、交流成分を有する波形と二つの閾値とを比較する場合であっても、一つの比較器で比較することができる。
《第4の実施形態》
図7は、第4の実施形態における反転値を設定する方法と、反転した波形を補正する方法を説明するための図である。第4の実施形態においても、交流波形700の最大値と最小値の平均である波形平均値9を反転値に設定するが、第3の実施形態とは異なり、波形平均値9が、二つの閾値5、6の平均である閾値平均値8の値より小さい。本実施形態では、閾値平均値8より小さい波形平均値9を基準に、波形2を最小値側に反転させて、波形13を生成した場合について説明する。
図7(b)は、波形平均値9を基準に、波形2を最小値側に反転させて、波形13を生成した例を示している。このとき、図7(a)で示す波形2の最大値と閾値5との差と、図7(b)で示す波形13の最小値と閾値6との差は異なっている。
本実施形態では、波形2の最大値と閾値5との差と、波形13の最小値と閾値6との差とが変化しないように、波形13に、閾値平均値8と波形平均値9との差の絶対値の2倍を加算して、波形14を生成する(図7(c)参照)。これにより、波形2の最大値と閾値5との差と、波形14の最小値と閾値6との差が同等となるため、反転前後の入力波形と閾値との相対関係が維持される。従って、入力波形700と閾値5、6との相対関係を変化させることなく、比較器72u、72v、72wへの入力信号の最大振幅を、減衰を伴わずに小さくすることができる。なお、閾値平均値8と波形平均値9の差の絶対値が、反転前の波形(波形2)の振幅の1/2以上の場合、すなわち、補正後の波形(波形12、3)の最大振幅が、補正前の波形(波形2、3)の最大振幅を超える場合には、本実施形態の適用はしない。
また、反転値(波形平均値9)を基準に、波形3を最大値側へ反転させて、平均値7と8との差の絶対値の2倍を加算してもよい。
以上、第4の実施形態によれば、波形平均値が閾値平均値より小さい場合に、波形平均値より高い側の波形と、低い側の波形のいずれか一方の波形を、波形平均値を基準として反転させ、反転させた波形から、波形平均値と閾値平均値との差の絶対値の2倍を加算する。これにより、波形を減衰させることなく最大値と最小値の振幅(Peak to Peak値)を小さくできるため、入力範囲の小さい、安価で汎用的な比較器を使用することができる。
また、第4の実施形態によれば、反転させた波形から、波形平均値と閾値平均値との差の絶対値の2倍を加算して得られる波形と、反転させていない波形と、第1の閾値と第2の閾値のうち反転させていない波形側の閾値とを比較する。これにより、交流成分を有する波形と二つの閾値とを比較する場合であっても、一つの比較器で比較することができる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されることはない。また、上述した実施形態では、本発明にかかる波形比較器をインバータに適用した例についてのみ説明したが、交流成分を有する波形と閾値とを比較する用途においては、あらゆる電気回路に適用可能である。
71u、71v、71w…反転回路(波形反転手段)
72u、72v、72w…比較器(比較手段)

Claims (3)

  1. 交流成分を有する波形と閾値とを比較する比較器において、
    前記閾値は、前記交流成分の中間電位を基準点とする一周期のうち、最初の二分の一周期と比較する第1の閾値と、次の二分の一周期と比較する第2の閾値の少なくとも二つの閾値であって、
    前記交流成分を有する波形のうち、前記第1の閾値と前記第2の閾値との平均である閾値平均値より高い側の波形と低い側の波形のいずれか一方の波形を前記閾値平均値を基準として反転させ、反転させた波形と反転させていない波形とを出力する波形反転手段と、
    前記波形反転手段の出力と前記第1の閾値と前記第2の閾値のうち前記反転させていない波形側の閾値とを比較する比較手段と、
    を備える、
    ことを特徴とする比較器。
  2. 請求項1に記載の比較器において、
    前記波形反転手段は、前記交流成分を有する波形の最大値と最小値との平均である波形平均値が前記第1の閾値と前記第2の閾値との平均である閾値平均値より大きい場合に、前記波形平均値より高い側の波形と低い側の波形のいずれか一方の波形を、前記波形平均値を基準として反転させ、反転させた波形から前記波形平均値と前記閾値平均値との差の絶対値の2倍を減算して得られる波形と反転させていない波形とを出力する、
    ことを特徴とする比較器。
  3. 請求項1に記載の比較器において、
    前記波形反転手段は、前記交流成分を有する波形の最大値と最小値との平均である波形平均値が前記第1の閾値と前記第2の閾値との平均である閾値平均値より小さい場合に、前記波形平均値より高い側の波形と低い側の波形のいずれか一方の波形を、前記波形平均値を基準として反転させ、反転させた波形に前記波形平均値と前記閾値平均値との差の絶対値の2倍を加算して得られる波形と反転させていない波形とを出力する、
    ことを特徴とする比較器。
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