JP6377397B2 - パーキングブレーキ装置 - Google Patents
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Description
また電動パーキング装置において、モータ出力軸をロックする際の衝撃が作動音となっていたため、ロック機構の係合部凸部もしくは凹部に弾性部を設けて、作動音を抑制する方法が示されている(特許文献2)。
前記ロック機構に弾性部を設ける技術では、装置構造が複雑化して製造コストが高くなる。同技術において、電動モータの回転を減速する減速機の歯打ち音や、ロック機構のアクチュエータの作動音等に作動音の原因がある場合には、作動音を抑制することができない。
前記左右のパーキングブレーキ機構1L,1Rを作動させる相互のタイミングを前記車両の乗員に与える違和感を低減させるように調整するパーキングブレーキ作動判断器12を、前記制御装置2に備えたことを特徴とする。
前記タイミングは、例えば、試験やシミュレーション等の結果により最も違和感や不快感の少ないタイミングが設定される。
前記左右のパーキングブレーキ機構1L,1Rにおけるいずれか一方のパーキングブレーキ機構1L,(1R)に対してパーキングブレーキ作動指令を入力して、前記一方のパーキングブレーキ機構1L,(1R)の作動が完了したことを示す作動完了信号の有無を監視する作動完了信号監視手段16と、
この作動完了信号監視手段16により作動完了信号があったとき、前記左右のパーキングブレーキ機構1L,1Rにおけるいずれか他方のパーキングブレーキ機構1R,(1L)に対してパーキングブレーキ作動指令を入力する作動指令順次入力手段17とを有する。
前記左右のパーキングブレーキ機構1L,1Rにおけるいずれか一方のパーキングブレーキ機構1L,(1R)に対してパーキングブレーキ作動指令を入力して、設定された時間経過したか否かを判定する設定時間観測手段14と、
この設定時間観測手段14により前記設定された時間経過したと判定したとき、前記左右のパーキングブレーキ機構1L,1Rにおけるいずれか他方のパーキングブレーキ機構1R,(1L)に対してパーキングブレーキ作動指令を入力する作動指令待機手段15とを有するものとしても良い。
前記設定された時間は、例えば、車両設計時に官能評価等によって決定する。
前記設定された機構としては、例えば、ドアロック機構がある。
そこで、パーキングブレーキ作動時にドアロック機構も解除するという構成にした場合、ドアロック機構の解除時にも作動音が発生するため、このドアロック機構を作動させるタイミングと、パーキングブレーキ機構1L,1Rを作動させるタイミングとを調整することで、パーキングブレーキ作動による違和感や不快感を低減することができる。
サービスブレーキ6としてディスクブレーキを適用する場合、ワイヤ3が巻き取られると、このワイヤ3に繋がる前記カムが前記プッシュロッドを押しピストンが摩擦パッドを押圧する。これにより摩擦パッドがブレーキロータに押し付けられ、パーキングブレーキが作動する。
この場合のパーキングブレーキ作動判断器12は、設定時間観測手段14と、作動指令待機手段15とを有する。設定時間観測手段14は、左右のパーキングブレーキ機構1L,1Rにおけるいずれか一方のパーキングブレーキ機構1L,(1R)に対して、パーキングブレーキ作動指令を入力して、設定された時間経過したか否かを判定する。
作動指令待機手段15は、設定時間観測手段14により設定された時間経過したと判定したとき、左右のパーキングブレーキ機構1L,1Rにおけるいずれか他方のパーキングブレーキ機構1R,(1L)に対して、パーキングブレーキ作動指令を入力する。このように設定時間を設けて左右のパーキングブレーキ機構1L,1Rを左右順に連続的に作動させる。
図2に示すように、この場合のパーキングブレーキ作動判断器12は、作動完了信号監視手段16と、作動指令順次入力手段17とを有する。作動完了信号監視手段16は、左右のパーキングブレーキ機構1L,1Rにおけるいずれか一方のパーキングブレーキ機構1L,(1R)に対して、パーキングブレーキ作動指令を入力して、前記一方のパーキングブレーキ機構1L,(1R)の作動が完了したことを示す作動完了信号の有無を監視する。
例えば、作動音の音圧レベルが低ければ、左右のパーキングブレーキ機構1L,1Rを左右同時に作動させても音圧レベルを低く抑えることができ、かつ作動音の発生時間を短くすることで、違和感や不快感を低減することができる。
以下の説明において、先に示した実施形態で説明している事項に対応している部分には同一の参照符を付し、重複する説明を略する。構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分は、特に記載のない限り先行して説明している形態と同様とする。同一の構成から同一の作用効果を奏する。
各パーキングブレーキ機構1L,1Rの駆動源4として、例えば、直動式のアクチュエータもしくは電動モータを用い、ウォームギヤ機構およびワイヤーを用いることなく、前記ブレーキシューレバーまたは前記カムを直接駆動しても良い。
前記設定された機構としては、例えば、ドアロック機構(図示せず)がある。パーキングブレーキ作動時にドアロック機構も解除するという構成にした場合、ドアロック機構の解除時にも作動音が発生するため、このドアロック機構を作動させるタイミングと、パーキングブレーキ機構1L,1Rを作動させるタイミングとを調整することで、パーキングブレーキ作動による違和感や不快感を低減することができる。
2…制御装置
5…車輪
12…パーキングブレーキ作動判断器
14…設定時間観測手段
15…作動指令待機手段
16…作動完了信号監視手段
17…作動指令順次入力手段
Claims (2)
- 車両における左右の車輪に対してそれぞれ独立して制動力を付加し、且つ、前記車両を停車状態に維持する左右のパーキングブレーキ機構と、これらパーキングブレーキ機構を制御する制御装置とを備えたパーキングブレーキ装置において、
前記左右のパーキングブレーキ機構を作動させる相互のタイミングを前記車両の乗員に与える違和感を低減させるように調整するパーキングブレーキ作動判断器を、前記制御装置に備え、
前記パーキングブレーキ作動判断器は、
前記左右のパーキングブレーキ機構におけるいずれか一方のパーキングブレーキ機構に対してパーキングブレーキ作動指令を入力して、前記一方のパーキングブレーキ機構の作動が完了したことを示す作動完了信号の有無を監視する作動完了信号監視手段と、
この作動完了信号監視手段により作動完了信号があったとき、前記左右のパーキングブレーキ機構におけるいずれか他方のパーキングブレーキ機構に対してパーキングブレーキ作動指令を入力する作動指令順次入力手段と、
を有することを特徴とするパーキングブレーキ装置。 - 請求項1記載のパーキングブレーキ装置において、前記パーキングブレーキ作動判断器は、前記車両の運転者のパーキングブレーキ作動要求が入力されると、前記車両の乗員に与える違和感を低減させるため、設定されたタイミングに基づき前記左右のパーキングブレーキ機構に対してパーキングブレーキ作動指令をそれぞれ入力して、前記車両を停車状態に維持するパーキングロック状態に作動させるパーキングブレーキ装置。
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