JP6372793B2 - 水溶液のpHを変化させる方法および装置 - Google Patents

水溶液のpHを変化させる方法および装置 Download PDF

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Description

本発明は、水溶液のpHを変化させる方法および装置に関する。
従来から、電気分解によってアルカリ性の水を調製する方法が提案されている。たとえば、特許文献1には、陽イオン交換膜を挟むように配置された陽極と陰極との間に電圧を印加することによってアルカリ性電解水を製造する方法が開示されている。
また、特許文献2には、水の電気分解によって酸性水とアルカリ性水とを調製する方法が開示されている。
特開2013−230425号公報 特開2009−160503号公報
特許文献1の方法はイオン交換膜を用いているため、イオン交換膜の再生や交換が必要になり、装置の維持・管理が複雑になる。また、特許文献2の方法ではアルカリ性水とともに多量の酸性水が生成するため、酸性水を利用しない場合には多量の酸性水を廃棄することが必要になる。
このような状況において、本発明は、水溶液のpHを簡単に変化させることができる新規な方法および装置を提供することを目的の1つとする。
上記目的を達成するために、本発明は、水溶液のpHを変化させる1つの方法を提供する。この方法は、(i)前記水溶液を電解槽で電気分解する工程を含み、前記水溶液には、酸またはアルカリと反応することによって前記酸または前記アルカリを消費してガスを生成するイオンが溶存しており、前記電解槽は、陽イオンおよび陰イオンを透過させるセパレータと、前記セパレータによって仕切られた第1および第2の槽と、前記第1の槽に配置された第1の電極と、前記第2の槽に配置された第2の電極とを含み、前記(i)の工程において、前記酸または前記アルカリを前記第1の電極で発生させて前記イオンと反応させ、それによって生成したガスを前記第1の槽の外部に放出する。
また、本発明は、水溶液のpHを変化させる1つの装置を提供する。この装置は、本発明の方法を実施することによって水溶液のpHを変化させる装置であって、電解槽を含み、前記電解槽は、陽イオンおよび陰イオンを透過させるセパレータと、前記セパレータによって仕切られた第1および第2の槽と、前記第1の槽に配置された第1の電極と、前記第2の槽に配置された第2の電極とを含み、ガスを放出するための機構が前記第1の槽に設けられている。
本発明によれば、水溶液のpHを簡単に変化させることができる。本発明によれば、多量の酸性水を生成することなくアルカリ性の水溶液を調製することが可能である。また、本発明によれば、多量のアルカリ性水を生成することなく酸性の水溶液を調製することが可能である。
本発明の装置の一例を模式的に示す図である。 図1に示した装置の動作を模式的に示す図である。 第1の電極の一例を模式的に示す図である。 本発明の装置の他の一例の一部を模式的に示す図である。 本発明の装置の他の一例の一部を模式的に示す図である。 本発明の装置の他の一例の一部を模式的に示す図である。 実施例1で用いた電解槽の一部を模式的に示す図である。 実施例で用いた電極の(a)一例および(b)他の一例を模式的に示す図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、本発明の実施形態について例を挙げて説明するが、本発明は以下で説明する実施形態に限定されない。以下の説明において特定の数値や特定の材料を例示する場合があるが、本発明の効果が得られる限り、他の数値や他の材料を適用してもよい。
(水溶液のpHを変化させる方法)
水溶液のpHを変化させる本発明の方法は、水溶液を電解槽で電気分解する工程(i)を含む。以下では、工程(i)で用いられる水溶液を「水溶液(S)」という場合がある。水溶液(S)には、酸(典型的には水素イオン)またはアルカリ(典型的には水酸化物イオン)と反応することによって当該酸または当該アルカリを消費してガスを生成するイオンが溶存している。以下では、このイオンを「イオン(L)」という場合がある。
工程(i)においては、酸またはアルカリを第1の電極で発生させてイオン(L)と反応させ、それによって生成したガスを第1の槽の外部(水溶液(S)の外部、電解槽の外部)に放出する。以下では、イオン(L)と反応させる酸またはアルカリを生成する側の槽(第1の槽)を「ガス発生槽」といい、第2の槽を「pH変化槽」という場合がある。なお、第1の槽と同様に、工程(i)において第2の電極で発生したガスを第2の槽の外部(水溶液(S)の外部、電解槽の外部)に放出してもよい。すなわち、本発明の方法では、工程(i)において第1および第2の槽で発生したガスを、電解槽の外部(水溶液(S)の外部、大気中)に放出してもよい。
電解槽は、セパレータと、セパレータによって仕切られた第1および第2の槽と、第1の槽に配置された第1の電極と、第2の槽に配置された第2の電極とを含む。セパレータは、水溶液(S)、陽イオン、および陰イオンを透過させる。
イオン(L)は、酸またはアルカリと反応することによって当該酸または当該アルカリを消費してガスを生成する化合物を水溶液に溶解することによって生成することが可能である。以下では、そのような化合物を「化合物(C)」という場合がある。化合物(C)の例には、酸と反応することによってガスを生成する塩基性化合物や、アルカリと反応することによってガスを生成する酸性化合物が含まれる。水溶液(S)の一例は、化合物(C)が溶解している水溶液である。本発明の方法は、工程(i)の前に、化合物(C)を水に溶解させることによって水溶液(S)を調製する工程を含んでもよい。
本発明では、第2の槽の水溶液(S)のpHを大きく変化させることが可能である。一方、第1の槽の水溶液(S)のpHの変化は、イオン(L)の反応によって抑制される。そのため、本発明によれば、酸性水およびアルカリ性水のうちの一方のみを多量に調製することが可能である。
酸と反応してガスを生成するイオン(L)の例には、炭酸イオン(CO3 2-)および炭酸水素イオン(HCO3 -)が含まれる。それらのイオンを生成する化合物(C)の例には、炭酸塩や炭酸水素塩が含まれる。炭酸塩の例には、炭酸ナトリウム(Na2CO3)や炭酸カリウム(K2CO3)などの炭酸アルカリが含まれる。炭酸水素塩の例には、炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)や炭酸水素カリウム(KHCO3)などの炭酸水素アルカリ(炭酸水素アルカリ金属塩)が含まれる。なお、炭酸塩および炭酸水素塩を構成する陽イオンは、アルカリ金属イオンに限定されず、他のイオン(たとえばアルカリ土類金属イオン)であってもよい。ただし、スケールが発生することを防止する観点では、アルカリ金属イオンの塩を用いることが好ましい。なお、この明細書において、「ガスを生成する」とは工程(i)が行われるときの水溶液(S)の温度(たとえば室温(25℃))においてガスとして存在する分子を生成することを意味する。
アルカリと反応してガスを生成するイオン(L)の例には、アンモニウムイオン(NH4 +)などが含まれる。それらのイオンを生成する化合物(C)の例には、アンモニウム塩(第1級アンモニウム塩やその他のアンモニウム塩)が含まれる。アンモニウム塩の例には、塩化アンモニウム(NH4Cl)が含まれる。
イオン(L)の濃度に特に限定はなく、装置の構成(バッチ式、通液式など)や、電極とセパレータとの距離に応じて設定すればよい。ただし、イオン(L)の濃度が低すぎると、pHを大きく変化させることが難しくなるとともに、印加すべき電圧が高くなる。そのため、イオン(L)の濃度はある程度高い方が好ましい。イオン(L)の濃度は0.01モル/L〜4モル/Lの範囲(たとえば0.05モル/L〜1モル/Lの範囲)にあってもよい。
水溶液(S)に用いられる水は水道水や井戸水でもよいが、それらを用いた場合にはカソードで水酸化カルシウムや炭酸カルシウム等が析出して効率が低下することがある。それらの析出物は、塩酸やクエン酸で洗浄することによって除去できる。それらの析出物を抑制するために、軟水器やRO膜を用いてカルシウムイオンやマグネシウムイオンを除去した水を使用してもよい。
セパレータは、第1の槽と第2の槽とを仕切る仕切りであり、水溶液(S)、陽イオン、および陰イオンを透過させる。すなわち、セパレータは、実質的にイオン交換機能を有さない。セパレータの形態に特に限定はなく、多孔質膜、不織布、織布、ネットなどであってもよい。本発明の一例において、セパレータは、第1の電極と第2の電極との短絡を防止すること、第1の槽内の水溶液(S)と第2の槽内の水溶液(S)との混合を抑制すること、および一方の槽で発生したガスが他方の槽に拡散することを抑制すること、の少なくとも1つを目的として設置される。
発生したガスがセパレータの表面で滞留することを抑制するために、セパレータは親水性であることが好ましい。親水性のセパレータは、その表面に液体が吸着されやすく気体は吸着されにくいため、ガスが滞留しにくい。親水性のセパレータの例には、表面が親水性である繊維を用いて形成されたセパレータが含まれる。また、親水性のセパレータの例には、綿、麻、レーヨン、毛、絹などで形成された布や膜が含まれる。また、親水性の合成樹脂からなるセパレータや、親水化処理をされた合成樹脂からなるセパレータを用いてもよい。なお、材料が親水性であるか否かは、水の接触角で評価することも可能である。セパレータの材料の好ましい一例は、水の接触角が20°以下である材料である。
第1および第2の槽は、セパレータを介して接続されている。すなわち、水溶液(S)およびそれに含まれるイオンは、セパレータを通って第1の槽と第2の槽との間を行き来できる。
第1および第2の電極には、水の電気分解反応を生じさせることができる電極が用いられる。第1および第2の電極の例には、金属部分を含む電極が含まれる。たとえば、第1および第2の電極は金属電極であってもよい。第1および第2の電極の表面には、水の電気分解反応が生じやすい金属が存在することが好ましい。水の電気分解反応が生じやすい金属の例には、白金が含まれる。第1および第2の電極の好ましい一例は、表面に白金が存在する金属電極である。具体的には、白金電極や、液体と接触する部分の表面が白金でコートされた金属電極が好ましく用いられる。白金でコートされる金属の例には、ニオブ、チタン、およびタンタル、およびその他の金属が挙げられる。カソードは、たとえば、ニッケルやステンレスなどの、一般的に腐食が少ない金属からなる電極であってもよい。なお、金属以外の導電性材料(たとえば導電性の炭素材料)を含む電極を用いてもよい。また、それら導電性材料の表面を金属(白金その他の金属)でコートすることによって得られる電極を用いてもよい。
第1および第2の電極の形状に特に限定はないが、水溶液(S)やイオンの動きを電極が妨げることを抑制するために、メッシュ状やストライプ状の電極を用いてもよい。第1および第2の電極は、平板状の電極であってもよく、たとえば、平板状のメッシュ電極や、線状の電極が2次元状に配置された電極であってもよい。なお、第1の電極(ガス発生槽の電極)は、発生したガスを速やかに上昇させるため、線状の電極で構成することが好ましい。第1の電極の好ましい一例は、鉛直方向と平行となるようにストライプ状に配置された複数の線状電極を含む電極である。なお、線状の電極を細くすることによって、電流密度を高めてもよい。たとえば、線状の電極の直径を0.3mm〜3mmの範囲としてもよい。
第1の電極と第2の電極との間には、水の電気分解が生じるように直流電圧が印加される。電圧の大きさに特に限定はなく、5〜50ボルトの範囲にあってもよい。
水溶液(S)のpHを上昇させる場合、イオン(L)として、酸と反応してガスを生成するイオンを用いる。そして、第1の電極がアノードとなり第2の電極がカソードとなるように直流電圧を印加する。この構成では、第1の電極で生成した酸(水素イオン)は、イオン(L)と反応して消費される。一方、水溶液(S)のpHを低下させる場合、イオン(L)として、アルカリと反応してガスを生成するイオンを用いる。そして、第1の電極がカソードとなり第2の電極がアノードとなるように直流電圧を印加する。この構成では、第1の電極で生成したアルカリ(水酸化物イオン)は、イオン(L)と反応して消費される。
本発明の一例では、イオン(L)が、炭酸イオンおよび炭酸水素イオンからなる群より選ばれる少なくとも1種である。この一例では、工程(i)において、第1の電極がアノードとなり第2の電極がカソードとなるように電圧を印加する。この電圧印加によって、第1の槽で炭酸ガスを発生させるとともに第2の槽内の水溶液(S)のpHを上昇させる。発生した炭酸ガスは、第1の槽の外部に放出される。この一例によれば、第2の槽の水溶液(S)のpHを上昇させることができる。すなわち、この一例によればアルカリ性の水溶液を製造できる。
本発明の他の一例では、イオン(L)がアンモニウムイオンである。この一例では、工程(i)において、第1の電極がカソードとなり第2の電極がアノードとなるように電圧を印加することによって、第1の槽でアンモニア(ガス)を発生させるとともに第2の槽内の水溶液(S)のpHを低下させる。発生したアンモニアは第1の槽の外部に放出される。この一例によれば、第2の槽の水溶液(S)のpHを低下させることができる。すなわち、この一例によれば酸性の水溶液を製造できる。
第1の槽(ガス発生槽)における第1の電極の配置密度は、第1の槽の下方よりも上方で大きくなっていてもよい。この構成によれば、後述するように効率よくpHを変化させることができる。
本発明では、バッチ式で水溶液(S)を処理してもよい。また、本発明では、通液式で水溶液(S)を処理してもよい。通液式で水溶液(S)を処理する場合、ガス発生槽ではない側の槽のみを通液型としてもよい。そのような一例については、実施形態2で説明する。
イオン(L)が酸と反応するイオンである場合、第1の槽(ガス発生槽)内の水溶液(S)のpHが低い方が、酸とイオン(L)との反応が生じやすくなる。また、第1の槽内の水溶液(S)がアルカリ性であると、発生したガスが、第1の槽の外部に放出される前に水溶液(S)に溶解してしまう。そのため、第1の槽内の水溶液(S)のpHは低いことが好ましい。一方、イオン(L)がアルカリと反応するイオンである場合には、第1の槽内の水溶液(S)のpHは高い方が好ましい。本発明では、第2の槽(pH変化槽)の水溶液(S)のpHを効率よく変化させるために、以下の方法の少なくとも1つを採用することが好ましい。
(1a)バッチ式で水溶液(S)を処理する場合において、第2の槽の容積(第2の槽に配置される水溶液(S)の量)を第1の槽の容積(第1の槽に配置される水溶液(S)の量)よりも大きくする。これによって、第1の槽内の酸またはアルカリの濃度を高めることができる。(第2の槽の容積)/(第1の槽の容積)の値(別の観点では、(第2の槽に配置される水溶液(S))/(第1の槽に配置される水溶液(S))の値)は、1.1〜5の範囲にあってもよい。
(1b)通液式で水溶液(S)を処理する場合において、第2の槽で処理される水溶液(S)のトータルの量を、第1の槽に配置される水溶液(S)の量よりも多くする。たとえば、前者を後者の5倍以上とする。
(2)第1の槽と第2の槽との間にセパレータ12を配置する。これによって、第2の槽内の水溶液(S)と第1の槽内の水溶液(S)との混合を抑制することができる。
(3)第1の電極とセパレータとの間の距離、および、第2の電極とセパレータとの間の距離を長くする。これによって、電気分解によって生成した水素イオンおよび水酸化物イオンがセパレータを通って他方の槽に拡散することを抑制できる。電極とセパレータとの距離は、1mm以上(たとえば3mm以上)としてもよい。一方、第1の電極と第2の電極とが離れすぎると、水溶液(S)による電圧降下が大きくなる。この観点から、第1の電極と第2の電極との間の距離は、100mm以下(たとえば50mm以下)としてもよい。
(4)第1の電極の配置密度を、第1の槽の上方で大きくする。これによって、イオン(L)の反応によるガスを上方(より液面に近い方)で発生しやすくすることができる。第1の槽の下方(液面から遠い方)で発生した炭酸ガスは、大気に放出される前に水溶液(S)に溶解しやすい。そのため、ガスが液面近傍で発生するように、第1の電極の配置密度を上方で大きくすることが好ましい。
(水溶液のpHを変化させる装置)
以下に、水溶液のpHを変化させるための本発明の装置について説明する。なお、本発明の方法について説明した事項については本発明の装置に適用できるため、重複する説明を省略する場合がある。また、本発明の装置について説明した事項は、本発明の方法に適用できる。
本発明の装置は、本発明の方法(水溶液のpHを変化させる方法)を実施することによって水溶液のpHを変化させる装置である。この装置は、電解槽を含む。電解槽は、陽イオンおよび陰イオンを透過させるセパレータと、セパレータによって仕切られた第1および第2の槽と、第1の槽に配置された第1の電極と、前記第2の槽に配置された第2の電極とを含む。ガス発生槽である第1の槽には、ガスを放出するための機構(たとえばガス放出口)が設けられている。なお、第1の槽と同様に、第2の槽にもガスを放出するための機構(たとえばガス放出口)を設けてもよい。すなわち、第1および第2の槽の両方に、ガスを放出するための機構が設けられていてもよい。
本発明の装置は、工程(i)(および必要に応じてその他の工程)を実行するためのコントローラを備えてもよい。コントローラは、演算処理装置と記憶手段とを含む。なお、記憶手段は、演算処理装置と一体化されていてもよい。記憶手段の例には、演算処理装置の内部メモリ、外部メモリ、磁気ディスク(たとえばハードディスクドライブ)などが含まれる。記憶手段には、各工程を実行するためのプログラムが記録される。コントローラの一例には大規模集積回路(LSI)が含まれる。本発明の装置は、各種機器(電源、ポンプ、バルブなど)に加えて、各種の計測器(電流計、電圧計、pH計、電気伝導度計など)を含んでもよい。そして、コントローラは、これらの機器および計測器に接続されていてもよい。コントローラは、各処理部における処理(たとえば電圧印加)を、計測器の出力に基づいて制御してもよい。
本発明の装置は、電極に直流電圧を印加するための直流電源を備えてもよい。電源に特に限定はなく、コンセントなどから得られる交流電圧を直流電圧に変換するAC−DCコンバータであってもよい。
なお、本発明では、第2の槽に水溶液(S)の流入口および流出口を設け、第2の槽を通る水溶液(S)を連続的に処理してもよい。すなわち、通液式で水溶液(S)のpHを変化させてもよい。また、上記流入口および流出口を含む循環路を設け、循環路を流れる水溶液(S)を処理してもよい。
本発明の実施形態の例について、図面を参照しながら以下に説明する。以下の説明では、同様の部分に同一の符号を付して重複する説明を省略する場合がある。なお、以下の実施形態では、水溶液(S)として炭酸水素ナトリウム水溶液を用いた一例について主に説明するが、本発明はこれに限定されない。
(実施形態1)
実施形態1では、バッチ式で水溶液(S)を処理する装置および方法の例について以下に説明する。実施形態1の装置を図1に模式的に示す。
図1の装置100は、電解槽10と直流電源11とを含む。電解槽10は、セパレータ12、第1の槽21、第2の槽22、第1の電極31、および第2の電極32を含む。セパレータ12は、槽20を仕切ることによって第1の槽21と第2の槽22とに分けている。第1の電極31は第1の槽21に配置され、第2の電極32は第2の槽22に配置されている。槽20(第1の槽21および第2の槽22)には、水溶液101(水溶液(S))が配置される。第1の電極31および第2の電極32は、直流電源11に接続されている。
実施形態1では、第1の電極31において酸(水素イオン)が発生するように水の電気分解を行う。これによって発生した水素イオンが第1の槽21においてイオン(L)(炭酸水素イオン)と反応し、第1の槽21において炭酸ガスが発生する。第1の槽21の上部には、ガスを第1の槽21の外部(電解槽10の外部:大気)に放出するための開口部21aが設けられている。また、第2の槽22の上部には、ガスを第2の槽22の外部(電解槽10の外部:大気)に放出するための開口部22aが設けられている。
装置100の動作について、図2を参照しながら説明する。まず、槽20に水溶液101を配置する。次に、直流電源11によって、第1の電極31がアノードとなり第2の電極32がカソードとなるように電極間に直流電圧を印加する。このとき、水の電気分解が生じるように電圧を印加する。この電圧印加によって、第1の電極31では水素イオン(H+)および酸素分子が生成し、第2の電極32では水酸化物イオン(OH-)および水素分子が生成する。
第1の電極31で生成した水素イオン(酸)は、炭酸水素ナトリウムが溶解することによって生成する炭酸水素イオン(HCO3 -)または炭酸イオン(CO3 2-)と反応し、炭酸ガス(CO2)と水とを生成する。
発生した炭酸ガスは、開口部21aから槽の外部に放出される。炭酸ガスを槽の外部に放出することによって、第1の電極31で生成した酸が消費される。一方、第2の槽22では水酸化物イオン濃度が上昇するため、第2の槽22中の水溶液101のpHが上昇する。この構成によれば、第2の槽22内の水溶液101と第1の槽21内の水溶液101とを合わせた水溶液のpHを9〜13程度にすることが可能である。なお、水溶液101中の陰イオン(炭酸イオン、炭酸水素イオン、水酸化物イオンなど)の一部はセパレータ12を通って第2の槽22から第1の槽21に移動する。また、水溶液101中の陽イオン(ナトリウムイオンや水素イオンなど)の一部は、セパレータ12を通って第1の槽21から第2の槽22に移動する。
第1の電極31は、第1の槽31の下方よりも上方(鉛直方向の上方)で配置密度が大きくてもよい。そのような第1の電極31の一例を図3に模式的に示す。図3の第1の電極31は、線状の電極によって形成された平板状の電極である。図3の第1の電極31は、枠状の電極と、枠状の電極に固定された複数の線状の電極とによって構成されており、線状の電極の配置密度が下方よりも上方で高くなっている。なお、線状の電極は、できるだけ鉛直方向と平行となるように配置してもよい。そのような配置によって、発生したガスを速やかに上昇させることができる。このガスは炭酸ガスと酸素ガスで構成されている。炭酸ガスは、液体中を上昇して液体外に放出されるが、液体が充分に酸性となっていない場合には再度その液体に溶け込んでしまう。そのため、ガスが液体からできるだけ速やかに抜ける構造とすることが好ましい。
なお、イオン(L)として、アルカリと反応するイオン(たとえばアンモニウムイオン)を用いる場合、ガスを発生させる第1の槽21に配置される第1の電極31がカソードとなるように電圧を印加する。この電圧印加によって第1の電極31で水酸化物イオンおよび水素分子が生成し、第2の電極32で水素イオンおよび酸素分子が生成する。第1の電極31で生成した水酸化物イオン(アルカリ)は、アンモニウムイオンと反応し、水およびアンモニア(ガス)を発生させる。第1の槽21からアンモニアを排出することによって、第1の槽21中の水酸化物イオンが消費される。一方、第2の槽22では水素イオンの濃度が上昇し、第2の槽22中の水溶液101のpHが低下する。この構成によれば、水溶液101のpHを2〜5程度とすることが可能である。
図1には、電解槽が1つである装置を示したが、本発明の装置は複数の電解槽を含んでもよい。そのような電解槽の一例を図4に示す。図4の電解槽は、4つの電解槽10を備える。図4の一例では、隣接する電解槽10が、第1の槽21(および第1の電極31)または第2の槽22(および第2の電極32)を共有している。第1の電極31および第2の電極32は、図1の装置100と同様に電源に接続される。図4の電解槽を用いた場合でも、装置100と同様に水溶液(S)を処理できる。
(実施形態2)
実施形態2では、通液式で水溶液(S)を処理する装置および方法の例について以下に説明する。実施形態2の装置で用いられる電解槽210を図5に模式的に示す。電解槽210は、槽220を備える。槽220は、セパレータ12によって第1の槽221と第2の槽222とに分けられている。第1の槽221には第1の電極31が配置され、第2の槽222には、第2の電極32が配置されている。第1の電極31および第2の電極32は、図1の装置100と同様に電源に接続される。第1の槽221の上部には、第1の槽221で発生したガスを放出するための開口部221aが設けられている。第2の槽222の上部には、第2の槽222で発生したガスを放出するための開口部222aが設けられている。
第2の槽222には、水溶液101が流入する流入口222bと、水溶液101が流出する流出口222cとが設けられている。流入口222bおよび流出口222cを介して水溶液101が流れる。この点で、実施形態2の装置は実施形態1の装置とは異なる。図5に示す一例では、流入口222bが第2の電極32とセパレータ12との間に設けられ、流出口222cが第2の電極32に対してセパレータ12とは反対側に配置されている。流入口222bおよび流出口222cをこのように設けることによって、pHの変化が大きい部分の水溶液101を取り出しやすくなる。なお、流入口222bおよび流出口222cが設けられる位置は、図5に示す位置に限定されない。また、図5に示すように、流出口222cを設ける位置によって水溶液101の液面を制御してもよい。たとえば、第2の槽222からオーバーフローする水溶液101が流出口222cから流出するようにしてもよい。
実施形態2の装置では、第2の槽222を連続的に水溶液101が流れる通液状態で工程(i)を行うことができる。これによって、アルカリ性または酸性の水溶液を連続的に製造することが可能である。また、第2の槽222に配置される水溶液101の量(第2の槽222を流れる水溶液101の量)を、第2の槽222の容積に関わらず大きくすることができる。
なお、第2の槽222は、循環路の一部であってもよい。そのような装置の一例を図6に模式的に示す。なお、図6において、電源および配線の図示は省略する。図6の装置200aは、流入口222bと流出口222cとを結ぶ流路241と、流路241に配置されたポンプ242とを含む。流路241には、pHが変化した水溶液101を取り出すための取り出し口243が接続される。図6の装置では、第2の槽222、流入口222b、流出口222c、および流路241を含む循環路が形成されている。この循環路を循環する水溶液101が本発明の方法によって処理される。
弱アルカリ性の水溶液(たとえば炭酸ナトリウム水溶液や炭酸水素ナトリウム水溶液)を実施形態1で説明したバッチ法で処理することによって、第1の槽では酸性水が生じ、第2の槽では強いアルカリ性水が生じる。このとき、第1の槽内の水素イオンの量よりも、第2の槽の水酸化物イオンの量が多くなる。そのため、第1の槽内の水溶液(S)と第2の槽内の水溶液(S)とを混合すると、アルカリ性の水溶液が得られる。工程(i)の電圧印加の終了直後において、第2の槽の水溶液(S)のpHは、第1の槽内の水溶液(S)と混合される前よりも高い。ここで、実施形態2で説明したように、第2の槽だけを通液式とし、第1の槽がバッチ式の状態を維持する場合を考える。このとき、第2の槽を流れる水溶液(S)の単位体積当たりに流れる電気量が、実施形態1のバッチ法において水溶液(S)の単位体積あたりに流れる電気量と同じになるように電流を流すと仮定する。この場合、バッチ法によって達成される第2の槽の水溶液(S)のpHと同等のpHの水溶液(S)が流出口から得られると考えられる。すなわち、実施形態2の構成によれば、pHの変化をより大きくすることが可能であると考えられる。このことは実験によって確かめられた。
本発明の装置では、電解槽または水溶液101の流路に、各種のセンサや、イオン(L)(または化合物(C))を水溶液101に供給するための供給装置が配置されていてもよい。センサの例には、水溶液101の電気伝導度やpHを測定するためのセンサが含まれる。
以下では、実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。
(実施例1)
実施例1では、本発明によって水溶液のpHを上昇させた。実施例1で用いた電解槽を図7に模式的に示す。図7の電解槽は、2つの電解槽10を含み、それら2つの電解槽10が第1の槽21および第1の電極31を共有している。
図7の電解槽において、第1の電解槽21の幅W1は約10mm、第2の電解槽22の幅W2は約22mmとした。第1の電極31とセパレータ12との距離は約5mmとした。第2の電極32とセパレータ12との距離は約11mmとした。電解槽の奥行きは145mm、電解槽の高さは約140mmとした。
実施例1では、第1の電極31として、図8(a)に示す形状の電極81aを用いた。電極81aは、電極を構成する電極線の配置密度がほぼ均一である。電極81aを構成する電極線には、白金コートしたチタンワイヤ(直径0.5mm)を用いた。また、第2の電極32には、デンボー工業株式会社のエクスパンドメタル電極を用いた。
実施例1では、1Lの炭酸ナトリウム水溶液(濃度:2g/L)を電解槽に配置した。そして、第1の電極31がアノードとなり第2の電極32がカソードとなるように両者の間に直流電圧を印加した。具体的には、両者の間に5Aの電流が流れるように直流電圧を印加した。この電圧印加を10分間行うことによって、電解槽全体の水溶液のpH(第1の槽21の水溶液と第2の槽22の水溶液とを混合した後の水溶液のpH)が11.7となった。また、上記電圧印加を20分間行った場合には、電解槽全体の水溶液のpHが12.4となった。
なお、図4に示す電解槽(4つの電解槽を含む電解槽)を用いて2Lの炭酸ナトリウム水溶液を処理した場合も、同様にpHを上昇させることができた。また、電流密度を高くすると、pHをより高くすることができた。
(実施例2)
実施例2では、第1の電極31の形状を変えたことを除いて実施例1と類似の実験を行った。実施例2では、第1の電極31として、図8(b)に示す形状を有する電極81bを用いた。電極81bは、電極を構成する電極線の配置密度が上方で大きくなっている。電極81bを正極に用いた場合、電極81aを正極に用いた場合よりも水溶液のpHが上昇した。
本発明は、水溶液のpHを簡単に変化させる方法および装置に利用できる。また、本発明は、酸性水またはアルカリ性水の調製方法および調製装置として利用できる。
10、210 電解槽
11 直流電源
12 セパレータ
20、220 槽
21、221 第1の槽
22、222 第2の槽
31、231 第1の電極
32、232 第2の電極
100、200a 装置

Claims (6)

  1. 水溶液のpHを変化させる方法であって、
    (i)前記水溶液を電解槽で電気分解する工程を含み、
    前記水溶液には、酸またはアルカリと反応することによって前記酸または前記アルカリを消費してガスを生成するイオンが溶存しており、
    前記電解槽は、陽イオンおよび陰イオンを透過させるセパレータと、前記セパレータによって仕切られた第1および第2の槽と、前記第1の槽に配置された第1の電極と、前記第2の槽に配置された第2の電極とを含み、
    前記(i)の工程において、前記酸または前記アルカリを前記第1の電極で発生させて前記イオンと反応させ、それによって生成したガスを前記第1の槽の外部に放出し、
    前記(i)の工程における電気分解は、前記第1の槽および前記第2の槽の両方に前記水溶液を配置した状態でバッチ式で行われ、
    前記第2の槽の容積は前記第1の槽の容積よりも大きく、且つ、
    前記(i)の工程における電気分解において、前記第2の槽に配置される前記水溶液の量を前記第1の槽に配置される前記水溶液の量よりも大きくする、方法。
  2. 前記イオンが、炭酸イオンおよび炭酸水素イオンからなる群より選ばれる少なくとも1種であり、
    前記(i)の工程において、前記第1の電極がアノードとなり前記第2の電極がカソードとなるように電圧を印加することによって、前記第1の槽で炭酸ガスを発生させるとともに前記第2の槽内の前記水溶液のpHを上昇させる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記イオンがアンモニウムイオンであり、
    前記(i)の工程において、前記第1の電極がカソードとなり前記第2の電極がアノードとなるように電圧を印加することによって、前記第1の槽でアンモニアを発生させるとともに前記第2の槽内の前記水溶液のpHを低下させる、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1の電極の配置密度が前記第1の槽の下方よりも上方で大きくなっている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法を実施することによって水溶液のpHを変化させる装置であって、
    電解槽を含み、
    前記電解槽は、陽イオンおよび陰イオンを透過させるセパレータと、前記セパレータによって仕切られた第1および第2の槽と、前記第1の槽に配置された第1の電極と、前記第2の槽に配置された第2の電極とを含み、
    ガスを放出するための機構が前記第1の槽に設けられており、
    前記第2の槽の容積は前記第1の槽の容積よりも大きい、装置。
  6. 前記セパレータが親水性のセパレータである、請求項5に記載の装置。
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