JPH0826468B2 - 電極板シート - Google Patents

電極板シート

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JPH0826468B2
JPH0826468B2 JP11835090A JP11835090A JPH0826468B2 JP H0826468 B2 JPH0826468 B2 JP H0826468B2 JP 11835090 A JP11835090 A JP 11835090A JP 11835090 A JP11835090 A JP 11835090A JP H0826468 B2 JPH0826468 B2 JP H0826468B2
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JP
Japan
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electrode plate
comb
electrode
sheet
plate sheet
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JP11835090A
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修 浜本
善二 神尾
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電極板シートに関し、さらに詳しくは微小間
隔電極を電解用電極として用いることができる電極板シ
ートに関する。
〔従来の技術〕
従来、電極板シートとしては、導電性塗料を基板上に
塗布した電極、数μmの間隔で1対の線状の陰極と陽極
を交互に配置したくし形電極などが知られている。しか
しながら、前者の電極では、電解の際に対極板を必要と
するため、装置構造が複雑化し、コストアップする欠点
がある。一方、後者の電極では対極板を必要としない利
点があるが、電解用電極として用いるには交互に配列す
る電極の長さを長くしないと二次的なシートとすること
ができないため製造が困難であり、小型のセンサー用電
極としてしか使用されていないというのが現状である。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、前記従来技術の問題を解決し、交互
に配列する電極の長さを長くすることなく、くし形電極
を容易にシート状に配列し、電解用電極として用いるこ
とができる電極板シートを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、線状の陰極および陽極を10mm以下の間隔で
交互に配列したくし形電極を基板シート上に並置してな
る電極板シートであって、該くし形の陰極列および陽極
列の総数が3以上であることを特徴とする電極板シート
に関する。
第1図および第2図は、それぞれ本発明の一実施例を
示す3段式および4段式のくし形電極を配列した電極板
シートを示す図である。ここで段とは、基板シート上に
並置されたくし形の陰極列および陽極列(以下、単に
「くし形電極」ということがある)の数の単位である。
第1図においては、電極板シート上5に1段目および3
段目のくし形の陰極1、3が、それぞれ2段目のくし形
の陽極2とそれぞれの電極が交互になるように配列され
ている。第2図においては、電極板シート5に1段目お
よび3段目のくし形の陰極1、3が、それぞれ2段目お
よび4段目のくし形の陽極2、4とそれぞれの電極が交
互になるように配置されている。
本発明においては、このような配列を繰り返すことに
より、電解の規模等に応じた大きさの電極板シート5
を、交互に配列する電極の長さを長くすることなく容易
に製造することができる。この電極板シート5を複数枚
組み合わせて用いることもできる。
上記陰極および陽極の材料としては、白金などの貴金
属類、銅、カーボンなどが用いられる。これらの陰極お
よび陽極は、それぞれくし形の形状をし、10mm以下、好
ましくは5mm以下の間隔で交互に配列される。交互に配
列する電極の間隔が10mmを超えると電解液の電気抵抗の
影響を受け、印加電圧を著しく高めねばならない。また
あまり間隔が狭すぎると、加工上の困難さと陰陽両極短
絡の危険性という問題が生じる。
本発明の電極板シートは、上記線状の陰極および陽極
を交互に配列して形成したくし形電極を、3段以上基板
シートに並置して得られる。くし形電極の段数が3段未
満では末端のくし形状の電極を長くしないと、大型化が
図れない。従って、実用に共することができる電極板シ
ートを製造するのが困難になる。くし形電極の段数は、
電解の規模等に応じて適宜決めることができる。基板シ
ートとしてはエポキシ樹脂、軟質または硬質ポリ塩化ビ
ニル樹脂等の各種の樹脂類を用いることができる。
複数段のくし形電極を基板シートに配置するには、例
えば、交互に配列した電極を樹脂等に埋め込んで固めた
後、研磨により電極を露出させる方法、軟質樹脂シート
に交互に配列した電極をホットプレス等により埋め込む
方法、硬質基板上に印刷方式によりくし形電極を印刷す
る方法などが挙げられる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により詳しく説明する。
実施例1〜3 直径0.1mmの白金線を用い、交互に配列する電極間隔
がそれぞれ0.5mm、5mm、10mmとなるように第1図に示す
3段式で10cm角のくし形電極を3種作製し、これをエポ
キシ樹脂に埋め込んで固めた後、研磨により線状電極を
露出させてた。これらのそれぞれのシートを4枚作り、
組み合わせて1辺20cmの電極板シートとした。
これらの3種の電極板シートを用いてそれぞれ海水の
電解を行い、見掛けの電流密度50mA/cm2(基板の単位面
積あたり)のときの電圧およびCl2の発生効率(電流効
率)を調べ、それらの結果を第1表に示した。
またこの電極板シートに電圧5.0Vを印加し、0.01モル
/lのNaH2PO4を添加した18ppmCd2+水溶液の電着試験を行
い、1時間後の水溶液中のCd2+濃度を調べ、結果を第1
表に示した。水溶液はシート上で循環または攪拌して電
極板シートと接触させた。
実施例4 1段目と2段目に配列する電極として直径0.3mm銅線
を用い、2段目と3段目に配列する電極として直径0.1m
m銅線を用いて第1図に示す配列のくし形電極を2枚作
製した後、それぞれの3段目をカーボン微粉体を含む接
着剤で接着して20cm角の5段式のくし形電極とした。こ
のときの電極間隔は5mmとした。この電極を厚さ0.5mmの
軟質ポリ塩化ビニルシートにホットプレス法で埋め込
み、銅線をカーボン微粉体を含む接着剤でコーティング
して電極板シートとした。
得られた電極板シートを実施例1と同様にして海水の
電解およびCd2+水溶液の電着試験を行い、その結果を第
1表に示した。
実施例5 10cm角の硬質ポリ塩化ビニルシートに、印刷方式によ
り白金およびカーボン粉体を印刷して10段式のくし形電
極の電極板シートを作製した。
このときの電極の幅は、1段目の幅を8mmとし、順に
細くして10段目を1mmとした。また電極間隔は5mmとし
た。
得られた電極板シートを実施例1と同様にして海水の
電解およびCd2+水溶液の電着試験を行い、その結果を第
1表に示した。
比較例1 10cm角の電極(Cu/カーボン)と対極板(Cu/カーボ
ン)を平行に10cm離して設置して実施例1と同様に海水
の電解およびCd2+水溶液の電着試験を行い、その結果を
第1表に示した。
第1表から、本発明の電極板シートは、比較例に比
べ、優れた電解特性を示すことがわかった。
〔発明の効果〕
本発明の電極板シートによれば、くし形電極をシート
状に配列して微小間隔電極を電解用電極として用いるこ
とができるため電解の際には対極を必要とせず、また微
小間隔電極であるため液抵抗の大きい溶液に対しても印
加電圧を大きくすることなく電解が可能であり、さらに
高導電性の材料を用いれば均一な電解電位(電位分布)
に保つことができ、さらにまた極性反転が容易であり電
着、溶出処理を簡単に行うことができる。
本発明の電極板シートは、例えば、生物付着防止シー
ト、有用物回収シート、電解酸化または電着による環境
保全、各種電解合成用シート、広面積センサー基板等に
好適に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例による3段式電極配列の電
極板シートを示す図、第2図は、本発明の一実施例によ
る4段式電極配列の電極板シートを示す図である。 1…1段目のくし形の陰極、2…2段目のくし形の陽
極、3…3段目のくし形の陰極、4…4段目のくし形の
陽極、5…電極板シート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 27/26 Q

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】線状の陰極および陽極を10mm以下の間隔で
    交互に配列したくし形電極を基板シート上に並置してな
    る電極板シートであって、該くし形の陰極列および陽極
    列の総数が3以上であることを特徴とする電極板シー
    ト。
JP11835090A 1990-05-08 1990-05-08 電極板シート Expired - Lifetime JPH0826468B2 (ja)

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JPH0417688A JPH0417688A (ja) 1992-01-22
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JPH0645691U (ja) * 1992-06-30 1994-06-21 昭和機械商事株式会社 含油廃水浄化処理用電極板
JP4877641B2 (ja) * 2004-08-31 2012-02-15 住友電気工業株式会社 ダイヤモンド局所配線電極
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EP4105362A1 (en) * 2021-06-16 2022-12-21 Atotech Deutschland GmbH & Co. KG Method for oxidizing manganese species in a treatment device and treatment device

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