JP6370269B2 - 電動弁及び冷凍サイクル - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機や冷凍機などの冷凍回路の冷媒等の流体の流量を制御する電動弁及び冷凍サイクルに関する。
従来、電動弁として、例えば特開2013−234726号公報(特許文献1)に開示されたものがある。この電動弁は、弁ポートをニードル弁で開閉して冷媒の流量を制御する電動弁であって、弁ポートでの冷媒の流れを安定化して、二次継手管の振動等を抑えて騒音を低減するものである。
特開2013−234726号公報
電動弁では、弁ポートとニードル弁との間の絞り部で冷媒を絞る作用をするが、この絞り部を通過した後の冷媒にはキャビテーションが生じ、このキャビテーションの破裂によりニードル弁が微振動し、この振動がロータ軸等に伝達され異音を発生することがある。また、この微振動によって、ニードル弁が弁ポートに繰り返し衝突し、弁ポート(弁座部材)が摩耗することがある。このようなニードル弁の振動は、冷媒の流れによっても生じる。
本発明は、ニードル弁の振動を抑制して、ニードル弁が弁ポートに繰り返し衝突したり異音が発生するのを防止できる電動弁及び冷凍サイクルを提供することを課題とする。
請求項1の電動弁は、弁室に連通するように弁座部材に形成された弁ポートに対して、電動部により進退される弁体のニードル弁を前記弁室側から挿通し、該弁ポートと該ニードル弁との間隙により、該弁ポートを通過する流体の流れを流量制御する電動弁であって、前記弁体の少なくとも一部が、前記弁ポートと該弁体との絞り部よりも前記弁室とは反対側に位置し、前記絞り部と異なる箇所に、該弁体を、前記弁ポートから流れる流体の力で該弁ポートの軸線に対して片側に付勢する付勢手段を備えたことを特徴とする。
請求項2の電動弁は、請求項1に記載の電動弁であって、前記付勢手段が、前記弁体の前記軸線回りに非回転対称な非対称形状部で構成されていることを特徴とする。
請求項3の電動弁は、請求項1に記載の電動弁であって、前記付勢手段が、前記弁ポートを形成する弁座部材に形成された前記軸線回りに非回転対称な非対称形状部で構成されていることを特徴とする。
請求項4の電動弁は、請求項1に記載の電動弁であって、前記付勢手段が、前記弁ポートの前記弁室とは反対側に配置され前記軸線回りに非回転対称な非対称形状部を有するリング状部材で構成されていることを特徴とする。
請求項5の電動弁は、請求項2に記載の電動弁であって、前記非対称形状部が前記ニードル弁の先端に形成された切り欠き部であることを特徴とする。
請求項6の電動弁は、請求項3に記載の電動弁であって、前記非対称形状部が、前記弁ポートの前記弁室とは反対側で前記軸線に対して片側に偏った位置に形成されたザグリ部であることを特徴とする。
請求項の冷凍サイクルは、流体である冷媒を圧縮する圧縮機と、室内熱交換器と、室外熱交換器と、流路切換弁と、前記室外熱交換器と前記室内熱交換器との間にて冷媒を膨張させて減圧する請求項1乃至のいずれか一項に記載の電動弁と、を備えたことを特徴とする。
請求項1の電動弁によれば、付勢手段が、弁ポート通過後の流体の流れによる力を、弁体(及びニードル弁)に対して弁ポートの軸線の両側に対して非対称に作用させるので、弁体が弁ポートの軸線と交差する方向に付勢され、弁体の振動を抑制することができる。その結果、ニードル弁が弁ポート(あるいは弁座)に繰り返し衝突するのを防止でき、異音(衝突音)が生じることがなくなり静音性が得られる。また、弁ポートが摩耗して流量特性が変化してしまうことを防止できる。
請求項2、5の電動弁によれば、弁体の形状を設定することにより、請求項1と同様な効果が得られる。
請求項3、6、7の電動弁によれば、弁座部材の形状を設定することにより、請求項1と同様な効果が得られる。
請求項4の電動弁によれば、リング状部材を配置することにより、請求項1と同様な効果が得られる。
請求項8の冷凍サイクルシステムによれば、請求項1乃至7と同様な効果が得られる。
本発明の第1実施形態の電動弁の縦断面図である。 第1実施形態における弁体の拡大図である。 第1実施形態における弁体の変形例を示す拡大側面図及び底面図である。 本発明の第2実施形態の電動弁の縦断面図である。 第2実施形態における弁座部を示す拡大断面図及び底面図である。 本発明の第3実施形態の電動弁の縦断面図である。 第3実施形態におけるリング部材を示す拡大断面図及び平面図である。 本発明の参考例の電動弁の縦断面図である。 参考例における弁座部を示す拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る冷凍サイクルの概略構成図である。
次に、本発明の電動弁の実施形態を図面を参照して説明する。図1は第1実施形態の電動弁の縦断面図である。なお、以下の説明における「上下」の概念は図1の図面における上下に対応する。
この電動弁は、ステンレス等で円筒形状に形成された弁ハウジング1を有しており、弁ハウジング1はその内側に弁室1Aを形成している。弁ハウジング1の外周片側には弁室1Aに導通される第1継手管21が接続されている。また、弁ハウジング1の下端から下方に延びる筒状部1aには第2継手管22が接続されるとともに、この第2継手管22の弁室1A側には例えばステンレス製の弁座部材11が嵌合されている。
弁座部材11には、その内側に弁室1Aに連通する弁ポート12と、この弁ポート12から第2継手管22まで拡径して延びるテーパ面13が形成されている。弁ポート12は軸線Lを中心とする断面形状が円形の形状であり、この弁ポート12及びテーパ面13を介して、弁室1Aと第2継手管22とが導通可能となっている。なお、第1継手管21、第2継手管22及び弁座部材11は、弁ハウジング1に対してろう付け等により固着されている。
弁ハウジング1の筒状部1aと反対側の上部には支持部材3が取り付けられている。支持部材3は、合成樹脂製の略円柱状のホルダ部31と、このホルダ部31の弁ハウジング1寄りの端部にインサート成形により一体に設けられたステンレス製の固定金具32とを有している。支持部材3は、固定金具32により弁ハウジング1の上端に固着されている。
支持部材3には軸線L方向に長いガイド孔3aが形成されており、このガイド孔3aには円筒状の弁ホルダ4が軸線L方向に摺動可能に嵌合されている。弁ホルダ4は弁室1Aと同軸に設けられ、この弁ホルダ4の下端部には端部にニードル弁51を有する弁体5が固着されている。また、弁ホルダ4内には、バネ受け41が軸線L方向に移動可能に設けられ、バネ受け41と弁体5との間には圧縮コイルバネ42が所定の荷重を与えられた状態で取り付けられている。
弁ハウジング1の上端には、「電動部」としてのステッピングモータ6が設けられている。ステッピングモータ6は円筒形のケース61を有し、このケース61は溶接等によって弁ハウジング1に気密に固定されている。ケース61内には、外周部を多極に着磁されたマグネットロータ62が回転可能に設けられ、このマグネットロータ62にはロータ軸63が固着されている。ロータ軸63の上端部は、ケース61の天井部から垂下された円筒状のガイド64内に回転可能に嵌合されている。
また、ケース61の外周には、ステータコイル65が配設されており、このステータコイル65にパルス信号が与えられることにより、そのパルス数に応じてマグネットロータ62が回転される。そして、このマグネットロータ62の回転によってマグネットロータ62と一体のロータ軸63が回転する。なお、ガイド64の外周にはマグネットロータ62に対する回転ストッパ機構66が設けられている。
弁ホルダ4の上端部はステッピングモータ6のロータ軸63の下端部に係合され、弁ホルダ4はロータ軸63によって回転可能に吊り下げた状態で支持されている。また、ロータ軸63には雄ねじ部63aが形成されており、この雄ねじ部63aは支持部材3に形成された雌ねじ部3bに螺合している。
以上の構成により、マグネットロータ62の回転に伴ってロータ軸63は軸線L方向に移動する。この回転に伴うロータ軸63の軸線L方向移動によって弁ホルダ4と共に弁体5が軸線L方向に移動する。そして、弁体5は、ニードル弁51の部分で弁ポート12の開口面積を増減し、第1継手管21から第2継手管22へ、あるいは第2継手管22から第1継手管21へ流れる冷媒の流量を制御する。このように、弁ポート12とニードル弁51の間隙は冷媒を絞る「絞り部」を構成している。そして、弁体5は少なくともその一部が、この弁ポート12と弁体5との絞り部よりも弁室1Aとは反対側に位置している。
図2に示すように、弁体5のニードル弁51の先端には切り欠き部511が形成されている。この切り欠き部511は軸線Lの片側のみに形成されている。すなわち、弁体5のこの切り欠き部511を有するニードル弁51は、軸線L回りに非回転対称な非対称形状部となっている。これにより、第1継手管21から第2継手管22へ冷媒が流れるとき、弁ポート12を通過した冷媒の流れによる力は、弁体5(ニードル弁51)に対して弁ポート12の軸線Lの両側(図1では左右側)に対して非対称に作用させる。このように、ニードル弁51の先端の切り欠き部511は「付勢手段」を構成している。
この第1実施形態では、第1継手管21から第2継手管22へ冷媒が流れるとき、切り欠き部511側を通過する冷媒の流量が多くなるので、弁体5の非対称となる部分での左右方向で流体圧力に圧力差が生じ、弁体5に対して一方側(軸線Lと交差する方向)に力が作用する。これにより、弁体5及び弁ホルダ4の振動を抑制することができる。その結果、ニードル弁51が弁座部材11に繰り返し衝突するのを防止でき、異音が生じることがなくなり静音性が得られる。また、弁ポート12が摩耗して流量特性が変化してしまうことを防止できる。
図3は弁体の変形例を示す拡大側面図(図3(A))及び底面図(図3(B))である。この弁体5は、第1実施形態のニードル弁51より角度の開いたニードル弁52と、ニードル弁52の端部に形成された円柱部53と、円柱部53の端部に形成されたボス部54とを有している。弁ポート12とニードル弁52の間隙は冷媒を絞る「絞り部」を構成している。そして、弁体5は少なくともその一部であるボス部54が、この弁ポート12と弁体5との絞り部よりも弁室1Aとは反対側に位置している。
ボス部54には、その一部に軸線Lと平行な面で切断したDカット面541が形成されている。すなわち、弁体5のこのDカット面541の部分は、軸線L回りに非回転対称な非対称形状部となっている。これにより、第1継手管21から第2継手管22へ冷媒が流れるとき、弁ポート12を通過した冷媒の流れによる力は、弁体5に対して弁ポート12の軸線Lの両側(図3(A)では左右側)に対して非対称に作用させる。このように、ボス部54は「付勢手段」を構成している。この変形例では、ボス部54のDカット面541側が冷媒の流量が多くなるので、ボス部54の非対称となる部分での左右方向で流体圧力に圧力差が生じ、弁体5に対して一方側(軸線Lと交差する方向)に力が作用する。これにより、第1実施形態と同様に弁体5及び弁ホルダ4の振動を抑制することができ、第1実施形態と同様な効果が得られる。
図4は第2実施形態の電動弁の縦断面図、図5は第2実施形態における弁座部材の拡大断面図(図5(A))及び底面図(図5(B))である。この第2実施形態において第1実施形態との大きな違いは、弁体5と弁座部材11の構成である。以下、第2乃至参考例において、第1実施形態と同じ要素及び対応する要素には同符号を付記して重複する説明は省略する。
まず、弁体5は第1実施形態におけるニードル弁51の切り欠き部511を無くした形状であり、通常の形状のニードル弁55を有している。この第2実施形態における弁座部材11は、テーパ面13の片側に一部円柱状に穿ったザグリ部111が形成されている。すなわち、弁座部材11のザグリ部111は、弁ポート12の弁室1Aとは反対側で軸線Lに対して片側に偏った位置に形成されている。そして、このザグリ部111は、軸線L回りに非回転対称な非対称形状部となっている。
これにより、第1継手管21から第2継手管22へ冷媒が流れるとき、弁ポート12を通過した冷媒の流れによる力は、弁体5に対して弁ポート12の軸線Lの両側(図4では左右側)に対して非対称に作用させる。このように、ザグリ部111は「付勢手段」を構成している。そして、この第実施形態では、ザグリ部111側を通過する冷媒の流量が多くなるので、弁座部材11の非対称となる部分での左右方向で流体圧力に圧力差が生じ、弁体5(ニードル弁55)に対して一方側(軸線Lと交差する方向)に力が作用する。これにより、弁体5及び弁ホルダ4のの振動を抑制することができ、第1実施形態と同様な効果が得られる。
図6は第3実施形態の電動弁の縦断面図、図7は第3実施形態におけるリング状部材を示す図である。図7(A)はリング状部材の断面図、図7(B)はリング状部材の平面図である。なお、図7(A)では弁座部材11及び弁体5を一点鎖線で図示してある。この第3実施形態において第1実施形態との大きな違いは、弁座部材11と第2継手管22との間にリング状部材7を備えている点である。弁座部材11は第1実施形態と高さが異なるだけで、弁ポート12とテーパ面13を有している点は第1実施形態と同様である。また、弁体5は第2実施形態と同様である。
図7に示すように、リング状部材7は、弁座部材11のテーパ面13の最大径よりも径の小さな開口71を有している。開口71は馬蹄形の形状をしており、この馬蹄形の直線に対応する部分に軸線L側に膨出した壁部72を有している。このリング状部材7の壁部72は、弁ポート12の弁室1Aとは反対側で軸線Lに対して片側に偏った位置に形成されており、リング状部材7は、軸線L回りに非回転対称な非対称形状部となっている。
これにより、第1継手管21から第2継手管22へ冷媒が流れるとき、弁ポート12を通過した冷媒の流れによる力は、弁体5に対して弁ポート12の軸線Lの両側(図6では左右側)に対して非対称に作用させる。このように、リング状部材7は「付勢手段」を構成している。そして、この第3実施形態では、リング状部材7の開口71を通過する冷媒の流量は壁部72と反対側が多くなるので、リング状部材7の非対称となる部分での左右方向で流体圧力に圧力差が生じ、弁体5に対して一方側(軸線Lと交差する方向)に力が作用する。これにより、弁体5及び弁ホルダ4の振動を抑制することができ、第1実施形態と同様な効果が得られる。
図8は参考例の電動弁の縦断面図、図9は参考例における弁座部材の拡大断面図である。なお、図9では弁体5を一点鎖線で図示してある。この参考例において第1実施形態との大きな違いは、弁座部材11の形状であり、この参考例における弁体5は第2実施形態と同様である。
図9に示したように、弁座部材11には、弁ポート12の一箇所にブリード溝112が形成されている。すなわち、この参考例では、弁座部材11のブリード溝112は、軸線L回りに非回転対称な非対称形状部となっている。これにより、第1継手管21から第2継手管22へ冷媒が流れるとき、弁ポート12を通過した冷媒の流れによる力は、弁体5に対して弁ポート12の軸線Lの両側(図8では左右側)に対して非対称に作用させる。このように、ブリード溝112は「付勢手段」を構成している。そして、この参考例では、ブリード溝112側を通過する冷媒の流量が多くなるので、弁ポート12の非対称となる部分での左右方向で流体圧力に圧力差が生じ、弁体5に対して一方側(軸線Lと交差する方向)に力が作用する。これにより、弁体5及び弁ホルダ4の振動を抑制することができ、第1実施形態と同様な効果が得られる。
図10は実施形態に係る冷凍サイクルの概略構成図である。この冷凍サイクル100は、ルームエアコン等の空気調和機に利用されるものである。図10において、10は各実施形態の絞り装置としての電動弁、20は室内熱交換器、30は室外熱交換器、40は圧縮機、50は流路切換弁である。なお、室内熱交換器20は室内ユニット内に設けられ、電動弁10と、室外熱交換器30と、圧縮機40と、流路切換弁50は室外ユニット内に設けられている。
冷凍サイクル100の流路は流路切換弁50により「冷房モード」および「暖房モード」の2通りの流路に切換えられる。冷房モードでは、図10に実線の矢印で示すように、圧縮機40で圧縮された冷媒は流路切換弁50から室外熱交換器30に流入され、電動弁10に流入される。そして、電動弁10で冷媒が膨張され、室内熱交換器20に流入される。この室内熱交換器20に流入された冷媒は、流路切換弁50を介して圧縮機40に流入される。この冷房モードでは、室外熱交換器30が凝縮器として機能し、室内熱交換器20が蒸発器として機能し、室内の冷房がなされる。
一方、暖房モードでは、図10に破線の矢印で示すように、圧縮機40で圧縮された冷媒は流路切換弁50から室内熱交換器20に流入され、電動弁10に流入される。そして、電動弁10で冷媒が膨張され、室外熱交換器30、流路切換弁50、圧縮機40の順に循環される。この暖房モードでは、室外熱交換器30が蒸発器として機能し、室内熱交換器20が凝縮器として機能し、室内の暖房がなされる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
1 弁ハウジング
1A 弁室
21 第1継手管
22 第2継手管
11 弁座部材
111 ザグリ部(付勢手段)
112 ブリード溝(付勢手段)
12 弁ポート
13 テーパ面
3 支持部材
4 弁ホルダ
5 弁体
51 ニードル弁
511 切り欠き部(付勢手段)
52 ニードル弁
53 円柱部
54 ボス部(付勢手段)
541 Dカット面
55 ニードル弁
6 ステッピングモータ(電動部)
7 リング状部材(付勢手段)
71 開口
72 壁部
10 電動弁
20 室内熱交換器
30 室外熱交換器
40 圧縮機
50 流路切換弁
100 冷凍サイクル
L 軸線

Claims (7)

  1. 弁室に連通するように弁座部材に形成された弁ポートに対して、電動部により進退される弁体のニードル弁を前記弁室側から挿通し、該弁ポートと該ニードル弁との間隙により、該弁ポートを通過する流体の流れを流量制御する電動弁であって、
    前記弁体の少なくとも一部が、前記弁ポートと該弁体との絞り部よりも前記弁室とは反対側に位置し、前記絞り部と異なる箇所に、該弁体を、前記弁ポートから流れる流体の力で該弁ポートの軸線に対して片側に付勢する付勢手段を備えたことを特徴とする電動弁。
  2. 前記付勢手段が、前記弁体の前記軸線回りに非回転対称な非対称形状部で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
  3. 前記付勢手段が、前記弁ポートを形成する弁座部材に形成された前記軸線回りに非回転対称な非対称形状部で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
  4. 前記付勢手段が、前記弁ポートの前記弁室とは反対側に配置され前記軸線回りに非回転対称な非対称形状部を有するリング状部材で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
  5. 前記非対称形状部が前記ニードル弁の先端に形成された切り欠き部であることを特徴とする請求項2に記載の電動弁。
  6. 前記非対称形状部が、前記弁ポートの前記弁室とは反対側で前記軸線に対して片側に偏った位置に形成されたザグリ部であることを特徴とする請求項3に記載の電動弁。
  7. 流体である冷媒を圧縮する圧縮機と、室内熱交換器と、室外熱交換器と、流路切換弁と、前記室外熱交換器と前記室内熱交換器との間にて冷媒を膨張させて減圧する請求項1乃至のいずれか一項に記載の電動弁と、を備えたことを特徴とする冷凍サイクル。
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