JP6369030B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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上記目的を達成し得る電動パワーステアリング装置は、ステアリングシャフトが通される減速機ハウジングと、前記減速機ハウジングに設けられて前記ステアリングシャフトに対して車体の幅方向に偏って位置するモータと、前記減速機ハウジングに設けられて前記モータの回転力を減速し当該回転力を前記ステアリングシャフトに伝達する減速機と、を備えてなる電動パワーステアリング装置を前提としている。前記電動パワーステアリング装置を、車体に搭載された状態で車体上方を向く側が上となる姿勢で水平面に置いた場合、前記ステアリングシャフトの軸方向からみたとき、前記減速機ハウジングの下部には前記水平面に対する2つの接地部が設けられている。そして、車体の幅方向における前記2つの接地部の間に前記電動パワーステアリング装置の重心が位置するように前記電動パワーステアリング装置の重量バランスが調整されてなる。
上記の構成によれば、接地部はその接地平面を介して水平面に接触する。電動パワーステアリング装置が傾こうとする力は接地平面を介して好適に水平面に分散される。このため、電動パワーステアリング装置は、より安定して水平面に支持される。
図1に示すように、EPS10は中空円筒状のステアリングコラム11を有している。ステアリングコラム11にはステアリングシャフト(コラムシャフト)12が回転可能に挿通されている。ステアリングシャフト12の後端部(図中の右端部)にはステアリングホイール13が、前端部(図中の左端部)には図示しないユニバーサルジョイントおよびインターミディエイトシャフトを介してステアリングギヤが連結される。ステアリングギヤとしては、たとえばラックアンドピニオン機構が採用される。ステアリング操作に伴うステアリングシャフト12の回転は、ステアリングギヤにより車体の左右方向に沿う直線運動に変換される。当該直線運動がタイロッドを介して転舵輪のナックルアームに伝達されることにより、転舵輪の舵角が変更される。
ウォーム減速機32はウォームホイール33およびウォーム34を有している。これらウォームホイール33およびウォーム34はそれぞれ減速機ハウジング16の内部に収容されている。詳述すると、減速機ハウジング16はウォームホイールハウジング35およびウォームハウジング36が一体形成されてなる。ウォームホイールハウジング35はステアリングシャフト12の軸線に沿って延びる円筒状をなしている。ウォームハウジング36はステアリングシャフト12の軸線に対して交わる方向へ延びる円筒状をなしている。ウォームホイールハウジング35の内部とウォームハウジング36の内部とは互いに連通している。ウォームホイールハウジング35にはウォームホイール33が回転可能に収容されている。ウォームホイール33にはステアリングシャフト12が貫通した状態で固定されている。ウォームハウジング36にはウォーム34が収容されている。ウォームハウジング36の内部において、ウォーム34はその両端部にそれぞれ設けられた2つの軸受37,38を介して回転可能に支持されている。ウォームホイールハウジング35とウォームハウジング36との連通部分において、ウォームホイール33とウォーム34とは噛合っている。
ここで、自動車の製造工場などにおいて、EPS10が床などの水平面に直置きされることがある。EPS10の直置き姿勢はEPS10を車体に搭載したときに車体上方を向く側が上となる。
図3に示すように、ウォームハウジング36の下部において、ウォームホイールハウジング35と反対側の側部(図中の右側部)には、床40に接触する接地部としての突部41が設けられている。突部41はモータ31の偏り側(図中の右側)へ向けて延びている。ウォームハウジング36の周面に対する突部41の突出高さはモータ31の体格などの製品仕様に応じて適宜設定される。
突部41の作用はつぎの通りである。すなわち、EPS10が図3中の右側へ向けて倒れようとする力は突部41によって受け止められる。EPS10の転倒が抑制されることにより、EPS10を安定して床40に直置きすることが可能となる。また、突部41を設けることによりEPS10の重心Gは車体の幅方向(図3中の左右方向)における突部41と下部の締付部42との間(接地範囲)に位置する。このことも、EPS10の転倒を抑制するために寄与する。ちなみに、図3に示す重心Gはおおよその位置であるものの、当該重心Gがたとえば突部41の先端(図3中の右端)よりも外側に位置する場合には、突部41によるEPS10の支持効果が十分に得られないおそれがある。したがって、重心Gは突部41と下部の締付部42との間である接地範囲内に位置することが好ましい。
したがって、本実施の形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)EPS10が倒れようとする力は突部41によって受け止められる。このため、EPS10の転倒が抑制される。したがって、EPS10を安定して床40に直置きすることが可能となる。
(3)さらに、EPS10の転倒が抑制されることによりEPS10に設けられる各種の電子部品あるいはハーネスなどが保護される。
なお、前記実施の形態は、つぎのように変更して実施してもよい。
・EPS10のECUはモータ31の内部ではなく外部に設けてもよい。
・複数の突部41を設けてもよい。
・本例では、減速機ハウジング16の下部に設けられた締付部42を床40に対する接地部の一として兼用したが、締付部としての機能を持たない専用の接地部を突部41とは別に設けてもよい。
つぎに、前記実施の形態から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)前記電動パワーステアリング装置を車体に搭載された状態で車体上方を向く側が上となる姿勢で水平面に置いた場合、前記ステアリングシャフトの軸方向からみたとき、上方へ向かうにつれて前記モータがステアリングシャフトから離れるように傾斜すること。
Claims (3)
- ステアリングコラムの内部に回転可能に支持されたステアリングシャフトが通される減速機ハウジングと、前記減速機ハウジングに設けられて前記ステアリングシャフトに対して車体の幅方向に偏って位置するモータと、前記減速機ハウジングに設けられて前記モータの回転力を減速し当該回転力を前記ステアリングシャフトに伝達する減速機と、を備えてなる電動パワーステアリング装置において、
前記減速機は前記ステアリングシャフトと一体回転するウォームホイールおよび前記モータの出力軸に対して同軸状に固定された状態で前記ウォームホイールに噛合うウォームを有し、
前記減速機ハウジングは前記ウォームホイールが収容されるウォームホイールハウジングおよび前記ウォームが収容されるウォームハウジングを有し、
前記ウォームホイールハウジングはその周面に設けられて前記減速機ハウジングを前記ステアリングコラムに固定するためのボルトが締め付けられる複数の締付部を有し、
前記電動パワーステアリング装置を、車体に搭載された状態で車体上方を向く側が上となる姿勢で水平面に置いた場合、前記ステアリングシャフトの軸方向からみたとき、前記ウォームハウジングの下部におけるウォームホイールハウジングと反対側の部位には前記モータの偏り側へ向けて延びる前記水平面に対する接地部としての突部が設けられている一方、前記ウォームホイールハウジングの下部に前記複数の締付部のいずれか一が位置するとともに、車体の幅方向における前記突部と前記ウォームホイールハウジングの下部に位置する前記締付部との間に前記電動パワーステアリング装置の重心が位置し、
前記電動パワーステアリング装置を前記水平面に置いたとき、前記減速機ハウジングでは、前記突部と前記ウォームホイールハウジングの下部に位置する前記締付部との2箇所で前記水平面に支持される電動パワーステアリング装置。
- 請求項1に記載の電動パワーステアリング装置において、
前記電動パワーステアリング装置を車体に搭載された状態で車体上方を向く側が上となる姿勢で前記水平面に置いた場合、前記ステアリングシャフトの軸方向からみたとき、前記モータは上方へ向かうにつれてステアリングシャフトから離れるように傾斜して設けられている電動パワーステアリング装置。 - 請求項1または請求項2に記載の電動パワーステアリング装置において、
前記突部には前記水平面に対して面接触する接地平面が設けられている電動パワーステアリング装置。
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