JP6368931B2 - H&vシールドの位置及び姿勢算出プログラム - Google Patents
H&vシールドの位置及び姿勢算出プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6368931B2 JP6368931B2 JP2014183188A JP2014183188A JP6368931B2 JP 6368931 B2 JP6368931 B2 JP 6368931B2 JP 2014183188 A JP2014183188 A JP 2014183188A JP 2014183188 A JP2014183188 A JP 2014183188A JP 6368931 B2 JP6368931 B2 JP 6368931B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- axis
- coordinate system
- angle
- coordinate
- torso
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Description
ここで、鉛直方向の座標軸を全体系X軸とし、水平面内にある座標軸を全体系Y軸と全体系Z軸とし、任意点を原点とする地球に固定された座標系を「全体座標系」とし、単胴型シールドの機械軸方向の座標軸を機械系Z軸とし、機械系Z軸と直交する機械断面内にある座標軸を機械系X軸と機械系Y軸とし、任意点を原点とする単胴型シールドに固定された座標系を「機械座標系」とする。
これらの全体座標系と機械座標系を用いれば、ヨーイング角θxは機械系Z軸を水平面に投影した投影軸が全体系Z軸となす角度であり、ピッチング角θyは機械系Z軸が水平面となす角度である。また、ローリング角θzは、全体座標系の原点を機械座標系の原点まで移動させたうえで、全体座標系を全体系X軸回りにヨーイング角θxだけ回転させ、さらに回転後の全体座標系を回転後の全体系Y軸回りにピッチング角θyだけ回転させた後、全体座標系が機械座標系と一致するまで回転後の全体座標系を回転後の全体系Z軸回りに回転させた角度である。また、前記第2の座標回転角であるX軸回転角φx、Y軸回転角φy、Z軸回転角φzは、全体座標系の原点を機械座標系の原点まで移動させたうえで、全体座標系が機械座標系と一致するように、全体系X軸回り、全体系Z軸回り、全体系Y軸回り、の順で全体座標系を回転させたときのそれぞれ座標軸回りの座標回転角である。
(1)スパイラル区間を含むなど複雑なトンネル線形を掘進するH&Vシールドであっても、4つの単胴それぞれの位置や姿勢を正確に計算できる。
(2)掘進中、特別な計測を必要とせず、通常得られる計測結果のみで現状の位置と姿勢を正確に把握することができる。
本願発明のH&Vシールドの位置及び姿勢算出プログラムの実施形態の例を説明するにあたって、はじめにここで用いる用語の定義を示しておく。
図2は、全体座標系と機械座標系を説明するためのモデル図である。全体座標系は、いわば地球に固定された絶対座標系であり、H&Vシールド10の姿勢変動によって原点位置や各座標軸の方向が変わることはない。図2に示すように、全体座標系の原点をC0T、鉛直下向きの座標軸をXT軸、水平面内にある座標軸(例えば北向きの軸)をZT軸、右手系座標系でZT軸とXT軸により定まる軸をYT軸とするなど、任意の方向で3軸を設定することができる。
機械座標系は、いわば機械に固定された相対座標系であり、H&Vシールド10の姿勢変動に伴って原点位置や各座標軸の方向が変化する。図2に示すように、機械座標系の原点をC0M、機械軸(円筒形の中心軸)掘進方向の座標軸をZM軸、機械軸と直交する機械断面内にあって下向きの座標軸をXM軸、右手系座標系でZM軸とXM軸により定まる軸をYM軸とするなど、任意の方向で3軸を設定することができる。
図3は、第1の座標回転角を説明するモデル図である。図3(a)は、全体座標系をXT軸回りにθx回転したもので、YT軸とZT軸が水平面内をθxだけ回転している。回転後は、Y’T軸、Z’T軸としている。図3(b)は、図3(a)の後、全体座標系をY’T軸回りにθy回転したものであり、Z’T軸とXT軸(=X’T軸)が鉛直面内をθyだけ回転している。回転後は、Z’’T軸、X’’T軸としている。図3(c)は、図3(b)の後、全体座標系をZ’’T軸(=ZM軸)回りにθz回転したものであり、X’’T軸とY’’T軸がθzだけ回転している。なお、この回転は、鉛直面内ではなく傾斜した面内で行われる。回転後は、XM軸、YM軸、ZM軸となる。
第2の座標回転角は、全体座標系を機械座標系に座標変換するときの、各軸の回転角であり、回転する順はXT軸回り→ZT軸回り→YT軸回りとされる。なお、YT軸回りを最後の回転とするのは、与条件とされることがある搖動角δφy(後に詳述)を計算上扱いやすくするためである。図4は、第2の座標回転角を説明するモデル図である。図4(a)は、全体座標系をXT軸回りにφx回転したもので、YT軸とZT軸が水平面内をφxだけ回転している。回転後は、Y’T軸、Z’T軸としている。図4(b)は、図4(a)の後、全体座標系をZ’T軸回りにφz回転したものであり、XT軸(=X’T軸)とY’T軸が鉛直面内をφzだけ回転している。回転後は、X’’T軸、Y’’T軸としている。図4(c)は、図4(b)の後、全体座標系をY’’T軸回りにφy回転したものであり、Z’’T軸とX’’T軸がφyだけ回転している。なお、この回転は、鉛直面内ではなく傾斜した面内で行われる。回転後は、XM軸、YM軸、ZM軸となる。
ここでいう座標変換とは、一方の座標系を移動・回転して他方の座標系に一致させることである。例えば、全体座標系を機械座標系に座標変換する場合、まず全体座標系の原点C0Tを機械座標系の原点C0Mまで移動し、XT軸回りにθx、YT軸回りにθy、ZT軸回りにθz回転させる場合の座標変換式は次式で表される。
図1に示すように、H&Vシールド10は4つの単胴型シールドで構成され、ここではそれぞれの単胴型シールドを次のような名称とする。すなわち、掘進方向に向かって左前側のものを「左前胴11L」、左後側のものを「左後胴12L」、右前側のものを「右前胴11R」、右後側のものを「右後胴12R」とする。また、H&Vシールドは2つの中折れ型シールドの組み合わせでもあり、左前胴11Lと左後胴12Lで構成されるものを「左中折れ型シールド」、右前胴11Rと右後胴12Rで構成されるものを「右中折れ型シールド」とする。
H&Vシールド10の機械座標系は、H&Vシールド10を構成する4つの単胴型シールドごとに機械座標が設定され、左前胴11Lに固定される機械座標系を「左前胴座標系」、左後胴12Lに固定される機械座標系を「左後胴座標系」、右前胴11Rに固定される機械座標系を「右前胴座標系」、右後胴12Rに固定される機械座標系を「右後胴座標系」とする。また、左前胴座標系と右前胴座標系の総称を「前胴座標系」とし、左後胴座標系と右後胴座標系の総称を「後胴座標系」とする。さらに、H&Vシールド10に固定される機械座標系も設定され、この機械座標系は「機械代表座標系」とする。個別の機械座標軸ごとに説明すると、左前胴座標系は、原点C01L、X1L軸、Y1L軸、Z1L軸で構成され、左後胴座標系は、原点C02L、X2L軸、Y2L軸、Z2L軸で構成され、右前胴座標系は、原点C01R、X1R軸、Y1R軸、Z1R軸で構成され、右後胴座標系は、原点C02R、X2R軸、Y2R軸、Z2R軸で構成される。また、機械代表座標系の場合、原点C0HV、XHV軸、YHV軸、ZHV軸で構成される。
搖動角δφyは、計測されたり、設定されたりする値で、与条件とされることがある値である。この搖動角δφyは、左後胴座標系におけるY軸回転角φyであるY軸回転角φy2Lと右後胴座標系におけるY軸回転角φyであるY軸回転角φy2Rの差である。
図6を参照しながら本願発明の概要について説明する。図6は、本願発明のうち、左後胴座標系又は右後胴座標系の第1の座標回転角が与条件に含まれる場合の主な処理の流れの例を示すフロー図であり、中央の列に実施する処理を示し、左列にはその処理に必要な入力情報を、右列にはその処理から発生する出力情報を示している。
初めに、全体座標系(C0T、XT軸、YT軸、ZT軸)を設定する(Step10)。次に、それぞれの機械座標系を設定する(Step20)。すなわち、左前胴座標系(C01L、X1L軸、Y1L軸、Z1L軸)と、左後胴座標系(C02L、X2L軸、Y2L軸、Z2L軸)、右前胴座標系(C01R、X1R軸、Y1R軸、Z1R軸)、右後胴座標系(C02R、X2R軸、Y2R軸、Z2R軸)、そして機械代表座標系(C0HV、XHV軸、YHV軸、ZHV軸)を設定する。ただし、この段階では全体座標系と機械座標系の関係は不明とされる。
後胴座標系算出処理(Step30)は、与条件の入力(Step31)、第2の座標回転角の算出(Step32)、第1の座標回転角の算出(Step33)、後胴座標系の原点座標の算出(Step34)で構成される。また、図7は、左後胴座標系又は右後胴座標系の第1の座標回転角が与条件に含まれる場合において、与条件と求める値を整理した説明図である。
ここで選択される与条件は、左右どちらか一方の後胴の原点座標(全体座標系における位置)と、左後胴の第1の座標回転角(ヨーイング角θx2L、ピッチング角θy2L、ローリング角θz2L)、右後胴の第1の座標回転角(ヨーイング角θx2R、ピッチング角θy2R、ローリング角θz2R)の6つ角のうち4つの角である。例えば与条件として、左後胴の原点座標rT 02Lと、左後胴の第1の座標回転角(θx2L、θy2L、θz2L)、並びに右後胴のピッチング角θy2Rの組み合わせを取ることができる。もちろん、右後胴の原点座標rT 02Rと、右後胴の第1の座標回転角(θx2R、θy2R、θz2R)、並びに左後胴のピッチング角θy2Lの組み合わせを取ることもできる。さらに、搖動角δφyが得られている場合は、例えば与条件として、左後胴の原点座標rT 02Lと、左後胴の第1の座標回転角(θx2L、θy2L、θz2L)、並びに搖動角δφyの組み合わせ、又は右後胴の原点座標rT 02Rと、右後胴の第1の座標回転角(θx2R、θy2R、θz2R)、並びに搖動角δφyの組み合わせを取ることができる。
ここでは便宜上、左後胴の原点座標rT 02Lと、左後胴の第1の座標回転角(θx2L、θy2L、θz2L)、並びに右後胴のピッチング角θy2Rの組み合わせを与条件とする場合について、以下に詳しく説明する。
全体座標系を機械座標系へ座標変換するときの第2の座標回転角(φx、φy、φz)が得られると、与条件としない機械座標系の第1の座標回転角(θx、θy、θz)を求めることができる。以下、詳しく説明する。
右後胴の原点座標(全体座標系における位置)は、次式によって算出することができる(図7の計算6)。なお、左後胴と右後胴の接続点、すなわち機械代表座標系の原点は、H&Vシールド製作時、あるいは施工時に定められることから、機械代表座標系原点の左後胴座標系表示、右後胴座標系表示は与条件とすることができる。
後胴座標系と機械代表座標系を求めることができれば、左中折れ角(左鉛直中折れ角θCVLと左水平中折れ角θCHL)及び右中折れ角(右鉛直中折れ角θCVRと右水平中折れ角θCHR)を与条件として(Step41)、従来の算出方法により左前胴座標系(C01L、X1L軸、Y1L軸、Z1L軸)と右前胴座標系(C01R、X1R軸、Y1R軸、Z1R軸)を求める(Step42)。
図8は、本願発明のうち、機械代表座標系の第1の座標回転角が与条件に含まれる場合の主な処理の流れの例を示すフロー図であり、中央の列に実施する処理を示し、左列にはその処理に必要な入力情報を、右列にはその処理から発生する出力情報を示している。
はじめに、全体座標系(C0T、XT軸、YT軸、ZT軸)を設定する(Step50)。次に、それぞれの機械座標系を設定する(Step60)。すなわち、左前胴座標系(C01L、X1L軸、Y1L軸、Z1L軸)と、左後胴座標系(C02L、X2L軸、Y2L軸、Z2L軸)、右前胴座標系(C01R、X1R軸、Y1R軸、Z1R軸)、右後胴座標系(C02R、X2R軸、Y2R軸、Z2R軸)、そして機械代表座標系(C0HV、XHV軸、YHV軸、ZHV軸)を設定する。ただし、この段階では全体座標系と機械座標系の関係は不明とされる。
後胴座標系算出処理(Step70)は、与条件の入力(Step71)、第2の座標回転角の算出(Step72)、第1の座標回転角の算出(Step73)、後胴座標系の原点座標の算出(Step74)で構成される。また、図9は、機械代表座標系の第1の座標回転角が与条件に含まれる場合において、与条件と求める値を整理した説明図である。
与条件として、機械代表座標系の第1の座標回転角(ヨーイング角θxHV、ピッチング角θyHV、ローリング角θzHV)と機械代表座標系の原点座標(全体座標系における位置)原点座標rT 0HV、及び搖動角δφyを入力する。
全体座標系を機械座標系へ座標変換するときの第2の座標回転角(φx、φy、φz)を求める。以下、詳しく説明する。
全体座標系を機械座標系へ座標変換するときの第2の座標回転角(φx、φy、φz)が得られると、与条件ではない後胴座標系の第1の座標回転角(θx、θy、θz)を求めることができる。以下、詳しく説明する。
左右後胴の原点座標(全体座標系における位置)は、(式6)によって算出することができる(図9の計算5)。
後胴座標系と機械代表座標系を求めることができれば、左中折れ角(左鉛直中折れ角θCVLと左水平中折れ角θCHL)及び右中折れ角(右鉛直中折れ角θCVRと右水平中折れ角θCHR)を与条件として(Step81)、従来の算出方法により左前胴座標系(C01L、X1L軸、Y1L軸、Z1L軸)と右前胴座標系(C01R、X1R軸、Y1R軸、Z1R軸)を求める(Step82)。
11L (H&Vシールドの)左前胴
12L (H&Vシールドの)左後胴
11R (H&Vシールドの)右前胴
12R (H&Vシールドの)右後胴
13L (H&Vシールドの)左中折れ機構
13R (H&Vシールドの)右中折れ機構
14 (H&Vシールドの)接続部
Sg セグメント
Claims (4)
- 左前胴及び左後胴の2つの単胴型シールドからなる左中折れ型シールド、並びに右前胴及び右後胴の2つの単胴型シールドからなる右中折れ型シールドによって構成されるとともに、それぞれの単胴型シールドが独立して回転し得るH&Vシールドの、位置及び姿勢を算出するプログラムにおいて、
鉛直方向の座標軸を全体系X軸とし、水平面内にある座標軸を全体系Y軸と全体系Z軸とし、任意点を原点とする地球に固定された全体座標系を設定する全体座標系設定処理と、
各単胴型シールドの機械軸方向の座標軸を機械系Z軸とし、機械系Z軸と直交する機械断面内にある座標軸を機械系X軸と機械系Y軸とし、任意点を原点とする前胴に固定された前胴座標系及び後胴に固定された後胴座標系、並びに左後胴と右後胴との接続点を原点とするH&Vシールドに固定された機械代表座標系を設定する機械座標系設定処理と、
左後胴に固定された左後胴座標系の第1の座標回転角であるヨーイング角θx2L、ピッチング角θy2L、及びローリング角θz2L、右後胴に固定された右後胴座標系の第1の座標回転角であるヨーイング角θx2R、ピッチング角θy2R、及びローリング角θz2R、並びに搖動角δφyのうちから選択される4つの角度を与条件とするとともに、左後胴座標系又は右後胴座標系の原点の全体座標系における位置を与条件とし、与条件とされない左後胴座標系及び右後胴座標系の第1の座標回転角を算出するとともに、与条件とされない左後胴座標系又は右後胴座標系の原点の全体座標系における位置を算出し、且つ、機械代表座標系の第1の座標回転角であるヨーイング角θxHV、ピッチング角θyHV、及びローリング角θzHV、並びに機械代表座標系の原点の全体座標系における位置を算出する後胴座標系算出処理と、
前記後胴座標系算出処理によって求められた左後胴座標系、及び右後胴座標系に基づいて、左前胴座標系、及び右前胴座標系を算出する前胴座標系算出処理と、をコンピュータに実行させる機能を備え、
前記後胴座標系算出処理では、第2の座標回転角である全体系X軸回りのX軸回転角φx、全体系Y軸回りのY軸回転角φy、及び全体系Z軸回りのZ軸回転角φzを算出し、これらX軸回転角φxとY軸回転角φyとZ軸回転角φzに基づいて、与条件とされない左後胴座標系及び右後胴座標系の第1の座標回転角、及び、機械代表座標系の第1の座標回転角を算出する処理が行われ、
ヨーイング角θxは、機械系Z軸を水平面に投影した投影軸が全体系Z軸となす角度であり、
ピッチング角θyは、機械系Z軸が水平面となす角度であり、
ローリング角θzは、全体座標系の原点を機械座標系の原点まで移動させたうえで、全体座標系を全体系X軸回りにヨーイング角θxだけ回転させ、さらに回転後の全体座標系を回転後の全体系Y軸回りにピッチング角θyだけ回転させた後、全体座標系が機械座標系と一致するまで回転後の全体座標系を回転後の全体系Z軸回りに回転させた角度であり、
前記X軸回転角φxは、前記第2の座標回転角の1つであって、全体座標系の原点を機械座標系の原点まで移動させたうえで、全体座標系が機械座標系と一致するように、全体系X軸回り、全体系Z軸回り、全体系Y軸回り、の順で全体座標系を回転させたときの、全体系X軸回りの座標回転角であり、
前記Z軸回転角φzは、前記第2の座標回転角の1つであって、全体座標系の原点を機械座標系の原点まで移動させたうえで、全体座標系が機械座標系と一致するように、全体系X軸回り、全体系Z軸回り、全体系Y軸回り、の順で全体座標系を回転させたときの、全体系Z軸回りの座標回転角であり、
前記Y軸回転角φyは、前記第2の座標回転角の1つであって、全体座標系の原点を機械座標系の原点まで移動させたうえで、全体座標系が機械座標系と一致するように、全体系X軸回り、全体系Z軸回り、全体系Y軸回り、の順で全体座標系を回転させたときの、全体系Y軸回りの座標回転角であり、
前記搖動角δφyは、左後胴座標系における前記Y軸回転角φyであるY軸回転角φy2Lと、右後胴座標系における前記Y軸回転角φyであるY軸回転角φy2Rとの差である、ことを特徴とするH&Vシールドの位置及び姿勢算出プログラム。 - 前記後胴座標系算出処理で与えられる4つの角度は、左後胴座標系の第1の座標回転角であるヨーイング角θx2L、ピッチング角θy2L、及びローリング角θz2L、並びに右後胴座標系の第1の座標回転角の1つであるピッチング角θy2Rの組み合わせ、又は、右後胴座標系の第1の座標回転角であるヨーイング角θx2R、ピッチング角θy2R、及びローリング角θz2R、並びに左後胴座標系の第1の座標回転角の1つであるピッチング角θy2Lの組み合わせである、ことを特徴とする請求項1記載のH&Vシールドの位置及び姿勢算出プログラム。
- 前記後胴座標系算出処理で与えられる4つの角度は、左後胴座標系の第1の座標回転角であるヨーイング角θx2L、ピッチング角θy2L、及びローリング角θz2L、並びに搖動角δφyの組み合わせ、又は、右後胴座標系の第1の座標回転角であるヨーイング角θx2R、ピッチング角θy2R、及びローリング角θz2R、並びに搖動角δφyの組み合わせである、ことを特徴とする請求項1記載のH&Vシールドの位置及び姿勢算出プログラム。
- 左前胴及び左後胴の2つの単胴型シールドからなる左中折れ型シールド、並びに右前胴及び右後胴の2つの単胴型シールドからなる右中折れ型シールドによって構成されるとともに、それぞれの単胴型シールドが独立して回転し得るH&Vシールドの、位置及び姿勢を算出するプログラムにおいて、
鉛直方向の座標軸を全体系X軸とし、水平面内にある座標軸を全体系Y軸と全体系Z軸とし、任意点を原点とする地球に固定された全体座標系を設定する全体座標系設定処理と、
各単胴型シールドの機械軸方向の座標軸を機械系Z軸とし、機械系Z軸と直交する機械断面内にある座標軸を機械系X軸と機械系Y軸とし、任意点を原点とする前胴に固定された前胴座標系及び後胴に固定された後胴座標系、並びに左後胴と右後胴との接続点を原点とするH&Vシールドに固定された機械代表座標系を設定する機械座標系設定処理と、
機械代表座標系の第1の座標回転角であるヨーイング角θxHV、ピッチング角θyHV、及びローリング角θzHV、並びに機械代表座標系の原点の全体座標系における位置を与条件とするとともに、搖動角δφyを与条件とし、左後胴に固定された左後胴座標系の第1の座標回転角であるヨーイング角θx2L、ピッチング角θy2L、ローリング角θz2L、及び右後胴に固定された右後胴座標系の第1の座標回転角であるヨーイング角θx2R、ピッチング角θy2R、ローリング角θz2R、並びに左後胴座標系及び右後胴座標系の原点の全体座標系における位置を算出する後胴座標系算出処理と、
前記後胴座標系算出処理によって求められた左後胴座標系、及び右後胴座標系に基づいて、左前胴座標系、及び右前胴座標系を、算出する前胴座標系算出処理と、をコンピュータに実行させる機能を備え、
前記後胴座標系算出処理では、第2の座標回転角である全体系X軸回りのX軸回転角φx、全体系Y軸回りのY軸回転角φy、及び全体系Z軸回りのZ軸回転角φzを算出し、これらX軸回転角φxとY軸回転角φyとZ軸回転角φzに基づいて、左後胴座標系の第1の座標回転角、及び右後胴座標系の第1の座標回転角を算出する処理が行われ、
ヨーイング角θxは、機械系Z軸を水平面に投影した投影軸が全体系Z軸となす角度であり、
ピッチング角θyは、機械系Z軸が水平面となす角度であり、
ローリング角θzは、全体座標系の原点を機械座標系の原点まで移動させたうえで、全体座標系を全体系X軸回りにヨーイング角θxだけ回転させ、さらに回転後の全体座標系を回転後の全体系Y軸回りにピッチング角θyだけ回転させた後、全体座標系が機械座標系と一致するまで回転後の全体座標系を回転後の全体系Z軸回りに回転させた角度であり、
前記X軸回転角φxは、前記第2の座標回転角の1つであって、全体座標系の原点を機械座標系の原点まで移動させたうえで、全体座標系が機械座標系と一致するように、全体系X軸回り、全体系Z軸回り、全体系Y軸回り、の順で全体座標系を回転させたときの、全体系X軸回りの座標回転角であり、
前記Z軸回転角φzは、前記第2の座標回転角の1つであって、全体座標系の原点を機械座標系の原点まで移動させたうえで、全体座標系が機械座標系と一致するように、全体系X軸回り、全体系Z軸回り、全体系Y軸回り、の順で全体座標系を回転させたときの、全体系Z軸回りの座標回転角であり、
前記Y軸回転角φyは、前記第2の座標回転角の1つであって、全体座標系の原点を機械座標系の原点まで移動させたうえで、全体座標系が機械座標系と一致するように、全体系X軸回り、全体系Z軸回り、全体系Y軸回り、の順で全体座標系を回転させたときの、全体系Y軸回りの座標回転角であり、
前記搖動角δφyは、左後胴座標系における前記Y軸回転角φyであるY軸回転角φy2Lと、右後胴座標系における前記Y軸回転角φyであるY軸回転角φy2Rとの差である、ことを特徴とするH&Vシールドの位置及び姿勢算出プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014183188A JP6368931B2 (ja) | 2014-09-09 | 2014-09-09 | H&vシールドの位置及び姿勢算出プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014183188A JP6368931B2 (ja) | 2014-09-09 | 2014-09-09 | H&vシールドの位置及び姿勢算出プログラム |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016057150A JP2016057150A (ja) | 2016-04-21 |
JP2016057150A5 JP2016057150A5 (ja) | 2016-06-09 |
JP6368931B2 true JP6368931B2 (ja) | 2018-08-08 |
Family
ID=55758062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014183188A Active JP6368931B2 (ja) | 2014-09-09 | 2014-09-09 | H&vシールドの位置及び姿勢算出プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6368931B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109781052A (zh) * | 2019-01-28 | 2019-05-21 | 五邑大学 | 一种盾构螺旋输送机渣土流输送角度测量装置 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107229716B (zh) * | 2017-05-31 | 2020-12-08 | 湖南中车时代通信信号有限公司 | 一种生成铁路线路经纬度坐标的方法和系统 |
CN107341783B (zh) * | 2017-08-31 | 2018-06-15 | 永春左耳贸易有限公司 | 卫生间定向排放系统 |
CN111397567B (zh) * | 2020-06-02 | 2020-09-11 | 上海力信测量系统有限公司 | 一种盾构机表面三维检测方法及系统 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2819042B2 (ja) * | 1990-03-08 | 1998-10-30 | 株式会社小松製作所 | 地中掘削機の位置検出装置 |
US5529437A (en) * | 1994-09-13 | 1996-06-25 | Filipowski; Mark S. | Guidance system and method for keeping a tunnel boring machine continuously on a plan line |
JP2000292143A (ja) * | 1999-04-01 | 2000-10-20 | Komatsu Ltd | トンネル掘進機の後胴と前胴との相対姿勢計測装置 |
JP4421027B2 (ja) * | 1999-09-22 | 2010-02-24 | 株式会社 渡守建設 | 推進シールド工法における推進軌跡及び推進姿勢の計測装置、計測方法、推進軌跡管理装置及び推進軌跡管理方法 |
JP5557344B2 (ja) * | 2011-12-27 | 2014-07-23 | 川崎重工業株式会社 | H&vシールド掘進機 |
-
2014
- 2014-09-09 JP JP2014183188A patent/JP6368931B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109781052A (zh) * | 2019-01-28 | 2019-05-21 | 五邑大学 | 一种盾构螺旋输送机渣土流输送角度测量装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016057150A (ja) | 2016-04-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6368931B2 (ja) | H&vシールドの位置及び姿勢算出プログラム | |
JP6866424B2 (ja) | 装置の配向を計算するためのシステムおよび方法 | |
CN102589493B (zh) | 臂架系统、工程机械和臂架系统末端位置参数获取方法 | |
US20140277737A1 (en) | Robot device and method for manufacturing processing object | |
CN103699738B (zh) | 一种控制点约束条件下的侧钻水平井轨道设计方法 | |
CN104697520B (zh) | 一体化无陀螺捷联惯导系统与gps系统组合导航方法 | |
CN103591949A (zh) | 三轴姿态测量系统非正交性误差的正交补偿方法 | |
CN105643619B (zh) | 一种采用框架描述的工业机器人工具位姿控制方法 | |
KR20190032538A (ko) | 건설 기계 | |
CN106528918A (zh) | 一种基于飞机中轴线重合的机身对接调姿方法 | |
CN105758364A (zh) | 非正交轴系激光经纬仪视准轴动态模型建立方法 | |
JP2020530077A (ja) | 単一の位置センサを用いる回転プラットフォームのヨーおよび回転中心の決定方法 | |
CN109959374A (zh) | 一种行人惯性导航全时全程逆向平滑滤波方法 | |
CN110348170B (zh) | 一种高速环道麦克康奈尔曲线拟合计算方法及系统 | |
Papadopoulos et al. | On differential drive robot odometry with application to path planning | |
CN103759922A (zh) | 一种航天遥感器二维指向镜指向精度测量方法 | |
JP3836699B2 (ja) | 推進工法における掘進機位置の測定方法 | |
JP2014132264A5 (ja) | ||
CN110779554B (zh) | 一种机械臂、基于imu的初始位姿的校准系统与方法 | |
JP5970868B2 (ja) | ダミー計測装置 | |
CN114111768B (zh) | 一种基于偏角异常补偿的轨道线型拟合方法 | |
CN109870546A (zh) | 一种对管道测绘内检测imu数据预处理的优化方法 | |
JP6894248B2 (ja) | 回転角度算出装置、及び回転角度算出方法 | |
JP2015001385A (ja) | 建設機械 | |
CN113267181B (zh) | 一种适用于足式机器人的足式里程计构建方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160127 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170825 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171012 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180613 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180613 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180615 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6368931 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |