JP6366311B2 - 光走査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタル複写機やレーザビームプリンタ、ファクシミリ装置等の電子写真方式の画像形成装置に備えられる、光ビームを偏向する光走査装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置の光走査装置には、発光源である半導体レーザから出射された光ビームを偏向するための回転多面鏡を備えた光偏向装置が具備されている。そして、表面が帯電された感光ドラムに、画像情報に応じた光ビームを光走査装置から出射し、その光ビームによって感光ドラム上を走査することによって潜像が形成される。形成された潜像は現像剤(トナー)により現像されてトナー像が形成され、トナー像は記録材に転写及び定着された後、排紙される。
光偏向装置において、回転多面鏡を回転させるモータの回転軸が、設計上の回転軸の設置角度に対して、微小な角度ずれを生じることがある。この角度ずれは軸倒れと呼ばれ、製造精度により生じるものである。そして、軸倒れが生じると、回転多面鏡により偏向された光ビームが走査レンズに入射する際の入射位置と入射角度が、本来の設計値に対して一律にずれるため、感光ドラム上に潜像を形成する結像性能が損なわれ、画質の劣化につながってしまう。
図10は、従来の光偏向装置の構成の一例を示した図であり、図10(a)は回転多面鏡等を備えた光偏向装置の側面図、図10(b)は光偏向装置と、光偏向装置が組み付けられる光走査装置の光学箱807を示した斜視図である。なお、図10の詳細な説明は、後述する実施形態において行う。図10(b)において、光走査装置の光学箱807に立設されたボス809〜812に設けられたビス穴に、光偏向装置の駆動基板801に設けられた固定用穴813〜816を介して螺入したビスで、光偏向装置は光学箱807に固定される。駆動基板801は、ボス809〜812上の取付座面の歪み等を各々のビス締結毎に受けることにより、微小ではあるが複雑な変形をする。その結果、回転軸804の取付基準面817に対する直角度の精度が低下し、回転多面鏡805の軸倒れとして現れてしまうことになる。
そこで、例えば特許文献1では、光偏向装置の駆動基板801が光学箱807にビス締結される近傍に切り欠き部を設けて低強度化している。これにより、光学箱807のボス809〜812上の取付座面の局所的な面精度のうねり(歪み)を光偏向装置の回転軸の姿勢に影響させない構成が提案されている。そのため、この構成では、駆動基板801の光学箱807への取付座面の内側に、駆動基板801が光学箱807に押し付けられる突当座面である精度座面を個別に設けている。これにより、図10のように、駆動基板801がビス締結部において光学箱807の取付座面に強制的にならうことがなくなるため、光偏向装置を光学箱807に取り付けることによって生じる回転多面鏡の軸倒れが良化される構成となっている。
特開2010−237432号公報
しかしながら、特許文献1で提案されている構成では、次のような課題がある。すなわち、図10のようにビス締結部において強制的にビスで押圧されたことによる局所的な面変形は、特許文献1で提案されている駆動基板801に設けられた切り欠き部によって、押圧の影響を受けなくて済む。ところが、駆動基板801が押し付けられている精度座面の影響次第によっては、必ずしも軸倒れが改善するとは言い切れない場合がある。特に、図10の従来構成では、駆動基板801は、比較的に離れた位置に設けられたビス締結部であるボス809〜812の精度座面に当接していたのに対し、特許文献1ではローター部803の軸受け近傍の狭い範囲に設けられた精度座面に当接している。そのため、特許文献1の場合には、精度座面は、ビス締結による図10の場合よりも回転多面鏡の軸倒れに敏感となり、光学箱の成型精度によっては、軸倒れが改善されないおそれがある。そのため、駆動基板801が光学箱807の精度座面に押し付けられることによる光偏向装置の回転多面鏡の軸倒れを低減するには、駆動基板801が精度座面にならう程度の改善が課題となる。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、簡易な構成で回転多面鏡の軸倒れを低減することを目的とする。
前述の課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
(1)光ビームを出射する光源と、前記光源から出射された光ビームを偏向する光偏向装置と、前記光偏向装置により偏向された光ビームを感光体に導く光学系と、前記光源、前記光偏向装置、前記光学系が配置された光学箱と、を備えた光走査装置であって、前記光偏向装置は、前記光源から出射された光ビームを偏向する回転多面鏡と、前記回転多面鏡を軸支し回転させるための基板と、を有し、前記光学箱は、前記基板と当接する座面が設けられた複数の取付部を有し、前記取付部は、前記基板が当接する取付座面と、前記取付座面より突出した突起部と、を有し、前記基板には、前記突起部に対応し、前記基板を貫通する穴部が設けられ、前記突起部に嵌合する中空部が設けられ、前記穴部を貫通した前記突起部に装着される装着部材を更に有し、前記装着部材を前記突起部に嵌合させて、前記基板を介して前記取付座面と対向する前記基板の面に当接させることにより、前記基板を前記取付座面に固定させ、前記基板は、前記装着部材を介して前記取付座面の方向に加圧された後、前記取付部に接着剤により固定されることを特徴とする光走査装置。
(2)光ビームを出射する光源と、前記光源から出射された光ビームを偏向する光偏向装置と、前記光偏向装置により偏向された光ビームを感光体に導く光学系と、前記光源、前記光偏向装置、前記光学系が配置された光学箱と、を備えた光走査装置であって、前記光偏向装置は、前記光源から出射された光ビームを偏向する回転多面鏡と、前記回転多面鏡を軸支し回転させるための基板と、を有し、前記光学箱は、前記基板と当接する座面が設けられた複数の取付部を有し、前記取付部は、前記基板が当接する取付座面と、前記取付座面に設けられた開口部と、を有し、前記基板には、前記開口部に対応し、前記基板を貫通する穴部が設けられ、頭部と、前記頭部より突出した突起部と、からなる差込部材を更に有し、前記差込部材の前記突起部を前記開口部に前記穴部を貫通させて差し込むことにより、前記基板を前記取付座面に固定させ、前記基板は、前記差込部材を介して前記取付座面の方向に加圧された後、前記取付部に接着剤により固定されることを特徴とする光走査装置。
本発明によれば、簡易な構成で回転多面鏡の軸倒れを低減することができる。
実施例1、2の画像形成装置の概略断面図 実施例1、2の光走査装置の内部構成を示す斜視図 実施例1の光偏向装置と光学箱との接着構成を説明する斜視図 実施例1の光偏向装置の光学箱への組み付けを説明する図(その1) 実施例1の光偏向装置の光学箱への組み付けを説明する図(その2) 実施例1の光偏向装置の光学箱への組み付けを説明する図(その3) 実施例1の1座面当たりの加圧力と軸倒れの関係を表わすグラフ 実施例2の光偏向装置の光学箱への組み付けを説明する図(その1) 実施例2の光偏向装置の光学箱への組み付けを説明する図(その2) 従来例の光偏向装置と光学箱を説明する図
以下、本発明を実施するための形態を、実施例により詳しく説明する。
[従来の光偏向装置の光学箱への組み付け]
まず、後述する実施例との比較のために、従来の光偏向装置を光走査装置の光学箱に組み付ける方法について説明する。図10は、従来の光偏向装置の構成の一例を示した図である。図10(a)は、回転多面鏡等を備えた光偏向装置の側面図であり、図10(b)は、光偏向装置が配置される光学箱807と光偏向装置の構成を示した斜視図である。
図10(a)において、光偏向装置は、回転多面鏡等の駆動回路と、駆動回路を取り付ける取付部材である取付板801(以下、駆動基板801という)から構成されている。ローター部803の回転軸804には、回転多面鏡805が同軸で搭載されて、上部から板バネ806などで固定されている。位置決めボス802は、駆動基板801にカシメ加工などにより接合される。そして、位置決めボス802に勘合された(あるいは一体となった)軸受けが、ローター部803のシャフトを受けている。そして、図10(b)に示すように、光偏向装置の位置決めボス802を、光走査装置側の支持部材である光学箱807に所定の精度で設けられた位置決め穴808に挿入して勘合する。そして、光学箱807に立設されたボス809〜812に設けられたビス穴に、光偏向装置の駆動基板801に設けられた固定用穴813〜816を介してビスを螺入し、光偏向装置を光学箱807に固定する。このとき、光偏向装置の取付基準は、図10(a)に示す駆動基板801の光学箱807に対向する面である取付基準面817である。そして、ローター部803の回転軸804は、取付基準面817に対して垂直(90°)になるように、光偏向装置を光学箱807に固定する必要がある。
しかしながら、駆動基板801に位置決めボス802をカシメ加工等によって組み付けるため、回転軸804が取付基準面817に対して直角かどうかは、部材精度やカシメ精度により、ばらつきが生じてしまう。また、駆動基板801が板金の場合には、駆動基板801に反りが生じる可能性がある。駆動基板801に反りが生じると、回転多面鏡805を取り付けたローター部803の回転軸804も反りに応じて傾き、軸倒れが生じる。その結果、回転多面鏡805の反射面も一律に傾いて、回転多面鏡により偏向された反射光の、走査方向と直交する方向の反射角が設計上の理想位置からずれてしまい、結果として光学特性を低下させてしまうことになる。
また、光偏向装置の駆動基板801に当接する、光学箱807に設けられたボス809〜812の取付座面も、歪みや凹凸のない平面(理想平面)に加工することは困難である。そのため、駆動基板801は、ボス809〜812上の取付座面のわずかな歪みや、各々のボスの取付座面間の平行性のずれによるストレスを各々のビス締結毎に受けるため、微小ではあるが複雑な変形をする。特に図10に示すように、駆動基板801が当接する取付座面は4か所あり、3か所の場合に比べて、駆動基板801はより多くのストレスを受けやすく、変形しやすくなる。その結果、回転軸804の取付基準面817に対する角度が直角(90°)からずれて、回転多面鏡805の軸倒れとして現れてしまうことになる。
[画像形成装置における画像形成プロセスの概要]
図を用いて、画像形成装置における画像形成プロセスの概要を説明する。図1は、光走査装置200と、感光ドラム101、帯電装置102、現像器103等からなる画像形成装置の画像形成部とを示した画像形成装置の概略断面図である。図1において、不図示の光源から出射されたレーザ光(光ビーム)は、後述する偏向手段である回転多面鏡204aによって偏向され、各種レンズ、反射ミラー等からなる光学系を介して、感光体である感光ドラム101に導かれる。感光ドラム101は、その表面を帯電装置102により一様に帯電された後、入力画像データに基づいて光走査装置200内の光源ユニットの半導体レーザ(後述)から出射されるレーザ光(光ビーム)によって、露光される。感光ドラム101は、図中、矢印で示す回転方向(時計回り方向)に一定速度で回転し、感光ドラム101の感光面は、光走査装置200からの光ビームに対して副走査方向(感光ドラム101の回転方向(図中、矢印))に移動する。このようにして、感光ドラム101上に画像データに基づく静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像器103のトナー(現像剤)によって現像され、トナー像が形成される。その後、転写ローラ104と感光ドラム101とで形成される転写部Tにおいて、転写ローラ104に転写電圧が印加される。これにより、感光ドラム101上に担持されたトナー像が、搬送経路105上を図中、矢印方向(搬送方向)に搬送されてくる転写材P(記録媒体)に転写される。そして、トナー像が転写された転写材Pは、不図示の定着器に搬送され、加熱等により定着処理が施され、トナー画像が定着された転写材Pを得ることができる。
[光走査装置の概要]
図2は、上述した画像形成プロセスによって画像形成を行うレーザビームプリンタやデジタル複写機等の画像形成装置に用いられる光走査装置200の斜視図である。図2は、光走査装置200の開放面を覆う不図示のカバーを外して、開放面側から見た光走査装置200の内部構成を示す図である。なお、図2において、光走査装置200の下部に描かれているのは、光走査装置200から出射される光ビーム(レーザ光)により走査される感光ドラム101である。
図2に示すように、光走査装置200は、半導体レーザやコリメータレンズをユニット化した光源ユニット201、光源ユニット201から出射された平行光束のレーザ光を副走査方向の収束光へと変えるシリンダレンズ202、光偏向装置203を備えている。光偏向装置203は、光源ユニット201から出射された光束であるレーザ光を偏向するための複数の反射面を有する回転多面鏡204a、回転多面鏡204aを回転駆動するための駆動モータ(不図示)、駆動基板205、ICチップ206から構成されている。更に、光走査装置200は、回転多面鏡204aによって偏向されたレーザ光を感光ドラム101の表面に結像させるレンズ207、レーザ光を感光ドラム101に導く反射ミラー208を備えている。上述した各構成品は、光走査装置200の筐体である光学箱209に収容される。
光源ユニット201は、入力画像データに基づいたレーザ光を出射する。このレーザ光は、コリメータレンズ、シリンダレンズ202を通過した後、回転駆動されている回転多面鏡204aの反射面に入射する。回転多面鏡204aは一定速度で回転しているため、回転多面鏡204aに反射した後のレーザ光は、感光ドラム101を走査する走査光となり、レンズ207を介して、感光ドラム101上に静電潜像を形成する。図2中のLは、光源ユニット201から出射されたレーザ光を示している。また、図2中のLsは、光源ユニット201から出射されたレーザ光Lが、回転多面鏡204aによって偏向されたレーザ光の軌跡(走査光)を示している。感光ドラム101の表面を走査するレーザ光は、2つの走査により、感光ドラム101に静電潜像を形成する。1つは、回転多面鏡204aによる主走査(図2の感光ドラム101の回転軸方向の走査)であり、もう1つは、感光ドラム101の回転による副走査(図2の感光ドラム101の回転方向の走査)である。
画像形成装置が高精細な画像を形成できるためには、光走査装置200において、光源ユニット201からのレーザ光の光路が設計上の光路と同じになるように、光路のずれを最小に抑えつつ、レーザ光を感光ドラム101へ案内することが必要である。そのため、光学部品を光走査装置200に取り付けるときの光学部品の位置、姿勢(傾き)に細心の注意を払う必要がある。その中でも、回転多面鏡204aの回転軸の傾きは、感光ドラム101の走査線曲がりはもちろんのこと、光学系を介して感光ドラム101上に形成されるビームスポット径にまで影響を与える。例えば、光偏向装置203が光学箱209に設置された状態において、回転多面鏡204aの回転軸が設計上の所定の角度に対して傾き(以下、軸倒れという)が生じていると、回転多面鏡204aに対して入射する光束は、設計上の所定の角度で入射しない。すると、回転多面鏡204aで反射された後のレーザ光の光路が設計上の所定の光路からずれてしまうため、反射後の光路がレンズ207の光学性能が高い部分からずれてしまうことになる。その結果、感光ドラム101上に結像されるレーザ光のスポット形が、設計上のサイズ、形状にはならなくなる。そのため、回転多面鏡204aを光走査装置200に設置する際には、回転多面鏡204aの回転軸の軸倒れが起きないように、光偏向装置を光走査装置の筐体である光学箱209に固定させる必要がある。
[光偏向装置の構成]
本実施例の光走査装置では、回転多面鏡204aの軸倒れを起こすことなく、光学箱209と光偏向装置203を固定する簡易な構成となっている。以下に、本実施例の光偏向装置の構成について詳細に説明する。
図3は、本実施例の光偏向装置203と、光走査装置200に光偏向装置203を設置する光学箱209の設置面301の構成を示す斜視図である。なお、図3では、光走査装置200については、光偏向装置203を設置する設置面301のみを示している。図3において、光偏向装置203の駆動基板205には、駆動基板205を光学箱209の設置面301に固定するための複数の穴部900a、900b、900cが設けられている。また、光学箱209の設置面301には、駆動基板205の穴部900a、900b、900cに対応する位置に、設置面301から突出するように設けられた円筒形状の取付座面306、307、308が設けられている。駆動基板205に設けられた3つの穴部900a、900b、900cは、他の穴部と近づきすぎないように、互いの相対距離がなるべく大きくなるように配置されている。また、3箇所で駆動基板205と設置面301の取付座面306、307、308とが当接されることにより、従来例の図10のように、4か所の取付座面を設けた場合と比べて、駆動基板205をより安定させることができる。取付座面306、307、308には、駆動基板205が当接する精度座面901が具備され、精度座面901は歪みや凹凸の少ない、高い平面精度を有している。更に、取付座面306、307、308の精度座面901の内径側には、対向する駆動基板205に向かって突出した突起部902a、902b、902cが設けられている。突起部902a、902b、902cの外形は、円筒形状であり、先端部分の外周部は面取りされている。そして、駆動基板205には、突起部902a、902b、902cに対応する位置に、駆動基板205を貫通する穴部900a、900b、900cが設けられている。穴部900a、900b、900cの形状は、円筒形状の突起部902a、902b、902cが貫通するように、円形状となっている。更に、突起部902a、902b、902cには、装着部材である接着用のキャップ304a、304b、304cが装着される。キャップ304a、304b、304cは、ボルトと対になって使用される雌ねじであるナットと同様の外形形状をしており、中心部分は円筒状の中空部となっている。
また、回転多面鏡204aの回転軸受け204bを軸支する軸は、駆動基板205に高い位置精度で溶接されている。更に、その軸は光偏向装置203の位置決めボスを兼ねているので、光学箱209の設置面301に設けられた位置決め穴312に嵌合されることにより、光学箱209内において、光偏向装置203並びに回転多面鏡204aの位置決めが行われる。
[光偏向装置の光学箱への組み付け(その1)]
図4(a)は、取付座面306、307、308に対応する突起部902a、902b、902cを、駆動基板205の穴部900a、900b、900cに通すことにより、光偏向装置203を設置面301に組み付ける様子を示している。また、図4(a)の図を取付座面307の軸中心で切断した断面図が図4(b)である。更に、図4(b)において、実線で囲まれた領域904の部分を拡大した断面図が図4(c)である。なお、図4(a)に示す接着用のキャップ304a、304b、304cについての説明は後述する。また、図4(c)に示す断面図は、図4(b)の取付座面307の領域904の部分を拡大した図であるが、取付座面306、308においても断面の構成は同様である。そのため、取付座面307での構成を用いて説明するものとし、取付座面306、308における構成についての説明は省略し、以下の図においても同様とする。
図4(c)に示すように、突起部902bの外径寸法は、対応する駆動基板205の穴部900bの直径よりも小さい。また、駆動基板205を取付座面307上に載せたときに、突起部902bの先端部は対応する穴部900bを貫通する。そのため、取付座面307に設けられた精度座面901からの突起部902bの先端部の高さは、駆動基板205の厚さよりも大きい。更に、取付座面307に設けられている精度座面901と突起部902bの間には凹部が設けられている。
図4(a)、図4(c)に示されている903a、903b、903cは、光偏向装置203を光学箱209の設置面301に固定させるための光硬化性の接着剤(以下、UV接着剤という)である。UV接着剤は、図4(a)に示すように、設置面301の取付座面306〜308の精度座面901に光偏向装置203の駆動基板205を載せた状態で、穴部900a〜900cと突起部902a〜902cのクリアランス部(隙間)に塗布又は滴下される。そして、塗布又は滴下されたUV接着剤は、図4(c)に示すように、接着剤自体の粘性によって、突起部902b、駆動基板205、取付座面307の凹部により形成される隙間部分に侵入する。
[光偏向装置の光学箱への組み付け(その2)]
図5(a)は、図4(a)に示す状態から、突起部902a、902b、902cに、透明な樹脂製の接着用のキャップ304a、304b、304cを装着した様子を示した図である。また、図5(a)の図を取付座面307の軸中心で切断した断面図が図5(b)である。更に、図5(b)において、実線で囲まれた領域904の部分を拡大した断面図が図5(c)である。キャップ304a、304b、304cは、それぞれ突起部902a、902b、902cに装着され、駆動基板205を取付座面306、307、308の精度座面901に固定させるための補助部材である。図5(a)に示すように、キャップ304a、304b、304cを上方向から見た形状は、いわゆるダブルDカット形状となっており、キャップの304a、304b、304cの外周面である側面の一部には、平面部分を備えている。
図5(c)に示すように、キャップ304b内部の円筒状の中空部の内径は、突起部902bの外径よりも嵌合が可能な程度に大きい。キャップ304bは、その内径と突起部902bの外径との嵌合によって、位置が決まる。また、設置面301の精度座面901と駆動基板205を介して対向する位置に、キャップ304bが駆動基板205と当接する加圧座面905が設けられ、駆動基板205は精度座面901と加圧座面905により挟み込まれる構成となっている。また、図5(c)に示すように、加圧座面905と、駆動基板205が精度座面901と当接する部分とは、駆動基板205を介してオーバーラップする位置にある。そのため、後述するUV照射治具906bによりキャップ304bに上方向から圧力(加圧力)が加えられても、その加圧力はそのまま駆動基板205を介して精度座面901で受け止められる。これにより、駆動基板205の加圧力による変形を防ぐことができる。
キャップ304bは、図5(c)に示すようにキャップ304bが装着される方向である上下方向に対称な形状となっており、キャップ304bの上下を逆にしても、突起部902bに組み付けることができるようになっている。そして、図5(c)に示すように、キャップ304bを装着することにより、UV接着剤903bは、3部品、すなわち駆動基板205、取付座面307、キャップ304bの各々に接触する。そして、UV接着剤903は、これら3部品に接触することにより形成される閉じられた空間から、外部にはみ出さないように封止される。なお、キャップ304bには、駆動基板205と当接する面から離れる方向(図5(c)における上方向)において、内径方向(突起部902bに向かう方向)に段差を設けた凹部である段差部が設けられている。この段差部は、後述するUV照射治具906bによりキャップ304bが加圧された際に、UV接着剤903bが流れ込む溜り部を確保するために設けられている。このような溜り部を設けられていないと、例えばUV接着剤903bの塗布量のばらつきにより、UV接着剤903bが漏れ出してしまう原因となる。
また、UV接着剤903は光硬化性の性質を備えており、紫外線を照射すると接着力を保持する特徴を有している。そのため、UV接着剤903を硬化させるための光(紫外線を照射する際に、影になって紫外線の当たらない部分のUV接着剤903は硬化しないが、本実施例の構成では、キャップ304は透明材質であるため、光(紫外線)を通すことができる。
[光偏向装置の光学箱への組み付け(その3)]
図6(a)は、図5(a)に示す状態から、接着用のキャップ304a、304b、304cにUV照射治具906a、906b、906cを突き当てた様子を示した図である。また、図6(a)の図を取付座面307の軸中心で切断した断面図が図6(b)である。更に、図6(b)において、実線で囲まれた領域904の部分を拡大した断面図が図6(c)である。図6(c)に示すように、座面を加圧するUV照射治具906bは、上部の不図示の治具筐体から下降し、接着用のキャップ304bの治具側の加圧座面913に突き当たる。そして、UV照射治具906bは、所定の加圧力でキャップ304bを加圧しながら、中央部に設けられたUV照射口908よりUV照射光907を照射する。照射されたUV照射光907は、キャップ304bを介して、UV接着剤903bに照射される。これにより、UV接着剤903bは硬化し、駆動基板205、取付座面307、キャップ304bはUV接着剤903bにより接着し、固定される。
また、キャップ304bは照射光を集光したり、反射させたりするライトガイドの機能も備えている。そのため、キャップ304は、例えばUV照射光911の光路のように、キャップ304の部品の内面反射によりUV照射光911を反射させて、UV接着剤903に到達させることができる形状となっている。本実施例では、キャップ304は、ライトガイド機能をキャップ304の外形側の内面に備えているが、外形側に限定するものではない。また、キャップ304が備える透明材質についても、例えば紫外線の透過率が高いポリカーボネート(PC)などを用いることにより、UV接着剤903による接着をより効率よく行うことができる。
ところで、図6(c)に示すように、本実施例の構成では、上方向からUV接着剤903bに紫外線を照射する。そのため、駆動基板205の裏面(駆動基板205と取付座面307との間の空間)に入り込んだUV接着剤903には、駆動基板205により遮られるために、照射された紫外線が届かず、硬化反応が進行しない可能性がある。そこで、例えば、近傍の金属に接触することにより硬化反応が進行する嫌気性UV接着剤を選択し、駆動基板205の材質を鉄にすることにより、UV接着剤の硬化反応が進むので、未硬化の接着剤が残らず、信頼性の高い接着を行うことが可能となる。
更に、本実施例においては、メンテナンス作業を容易にするため、キャップ304bの上方向から見た外形形状をいわゆるダブルDカット形状とし、キャップ304bの外周部である側面の一部には、平面部分を有している。これにより、メンテナンス時にスパナ又はダブルDカット形状に対応した専用工具を使用すれば、簡単にキャップ304bに回転トルクをかけることができ、接着部分を剥がし、キャップ304bを外すことが可能となる。なお、本実施例では、接着用のキャップ304の外形にダブルDカット形状を採用したが、ダブルDカット形状に限るものではない。すなわち、キャップ304bの外周部が平面部分のない円筒形状でなく、外周部の一部に、工具を使ったキャップ304bの除去が容易な面部を有していれば、ダブルDカット形状に限るものではない。例えば上方向から見たキャップ304bの形状が、四角形状や星形状等の形状であれば、キャップ304bの外周部に辺面部分を有しており、ダブルDカット形状の場合と同様の効果が得られる。
次に、本実施例の構成が従来一般的に用いられるビス締結に比べて、光偏向装置の姿勢(軸倒れ)が大きくならない理由について説明する。図10において説明したように、光学箱側に設けられた精度座面に、光偏向装置の駆動基板をビス締結で押し付ける構成の場合、複数の精度座面は、それぞれ微小な変形(うねり)を有しており、歪みや凹凸のない理想平面ではない。そして、設置面である光学箱の量産時での加工の精度を高めたとしても、精度座面は理想平面にはなりえない。従来の構成では、この理想平面ではない精度座面に駆動基板がビスで強制的に加圧され、締結される。その結果、光偏向装置側の駆動基板は、光学箱側の精度座面に強制的にならい、精度座面上のそのわずかな変形(うねり)が光偏向装置の回転多面鏡の回転軸の姿勢を崩し、軸倒れを発生させる。一方、本実施例の構成では、接着剤を用いることにより、上述したビス締結構成に比べて、駆動基板が精度座面にならう量を加減することができる。これによって駆動基板の変形が緩和され、光偏向装置の軸倒れ、すなわち回転多面鏡の軸倒れを低減することができる。
一般的に、光走査装置ではビス締結を行う場合にはM3ビスが用いられており、ビス1点当たりの推力は、条件にもよるが、50kgfを超える場合が多い。回転多面鏡を備えた駆動基板は、光学箱に3点〜5点程度の複数のビスにより締結されるため、光偏向装置は、150kgf〜250kgf程度の推力で、光学箱の精度座面に押し付けられていることになる。
図7は、本実施例における光偏向装置の軸倒れの影響を示したシミュレーション結果であり、ビス締結を行う座面1点当たりの推力(加圧力)と、回転多面鏡の回転軸の傾きの関係を示すグラフである。図7において、横軸は1座面当たりの加圧力(kgf)を示し、縦軸は回転多面鏡の回転軸の軸倒れ量(分)を示す。なお、本シミュレーションにおいては、精度座面は理想平面ではなく、量産時での加工精度を加味して、理想平面をわずかに崩した設定としている。図7のグラフより、ビス締結が行われる座面1点当たりの加圧力の増加と共に、回転多面鏡の回転軸の軸倒れの度合いが線形的に上昇していることがわかる。本実施例では、前述したように、光偏向装置203を光学箱209に接着する際に、UV照射治具906のキャップ304を介した駆動基板205への加圧力を調整できる構成となっている。そのため、接着を行う座面1点当たりの加圧力を、例えば10kgfとすれば、従来のビス締結時の加圧力である50kgfに比べて、加圧力を減らすことができる。その結果、光偏向装置の回転多面鏡の回転軸の軸倒れを低減させ、設置面に駆動基板を組み付けることができる。
また、本実施例では、突起部902a〜902cの外形形状も、嵌合されるキャップ304a〜304cの中空部の形状も円筒形状であったが、円筒形状に限るものではなく、例えば角柱のような角形状であってもよい。
以上説明したように、本実施例によれば、簡易な構成で回転多面鏡の軸倒れを低減することができる。すなわち、光偏向装置の駆動基板は、光学箱である光走査装置の光学箱の精度座面に、ビス締結ではなく、接着剤によって固定される。これにより、ビス締結による固定の場合と比べて、光偏向装置の軸倒れの角度の増加が生じず、感光ドラム上の結像品質を高品位に保つことができる。
実施例1では、設置面301の突起部902a〜902cに接着用のキャップ304a〜304cを装着し、加圧すると共に紫外線を照射してUV接着剤903を硬化させ、駆動基板205を取付座面306〜308に固定させる構成について説明した。実施例2では、実施例1の接着用のキャップ304a〜304c及び設置面301の突起部902a〜902cの雌雄形状を入れ替えた構成で、駆動基板205を取付座面306〜308の精度座面901に固定させる構成について説明する。なお、本実施例で使用する光偏向装置203、及び光走査装置200の光学箱209の設置面301の構成は、実施例1と同様であり、実施例1と異なる点を主として説明し、共通する構成については同一符号を付けて説明を省略する。
[光偏向装置の光学箱への組み付け(その1)]
図8(a)は、駆動基板205の穴部900a〜900cを、対応する設置面301に設けられた取付座面306〜308の開口部に合わせ、上方向から接着用の差込部材909a〜909cを差し込んだ様子を示した図である。また、図8(a)の図を取付座面307の軸中心で切断した断面図が図8(b)である。更に、図8(b)において、実線で囲まれた領域904の部分を拡大した断面図が図8(c)である。図8(c)に示すように、接着用の差込部材909a〜909cはボルトのような外形形状をし、頭部とネジ部に相当する突起部を有する。頭部の上方向から見た形状は、いわゆるダブルDカット形状となっており、頭部の外周部である側面の一部には、平面部分を備えている。また、突起部の外形は円筒形状であり、先端部分の外周部は面取りされている。一方、取付座面306〜308には、差込部材909a〜909cの突起部よりも長い(深さの深い)円筒形状の中空部分を有する開口部が設けられている。開口部の中空部分の直径は、差込部材909a〜909cの突起部の外径よりも嵌合が可能な程度に大きい。そして、差込部材909a〜909cの突起部を、取付座面306〜308の開口部に差し込むことにより、差込部材909a〜909cと開口部の中空部分が嵌合して、差込部材909a〜909cの位置が決まる。
図8(c)に示すように、実施例1と同様に、差込部材909b、取付座面307、駆動基板205で形成される閉じられた空間に、予め滴下又は塗布しておいたUV接着剤903bが封止されている。また、駆動基板205が当接する精度座面901と、駆動基板205を介して対向する位置に、差込部材909bの頭部が駆動基板205に当接する加圧座面905が設けられ、駆動基板205は精度座面901と加圧座面905に挟み込まれる構成となっている。また、図8(c)に示すように、加圧座面905と、駆動基板205が精度座面901と当接する部分とは、駆動基板205を介してオーバーラップする位置にある。そのため、後述するUV照射治具906bにより差込部材909bに上方向から圧力(加圧力)が加えられても、その加圧力はそのまま駆動基板205を介して精度座面901で受け止められる。これにより、加圧力による駆動基板205の変形を防ぐことができる。
また、差込部材909bには、駆動基板205と当接する面から離れる方向(図8(c)における上方向)において、内径方向(差込部材909bの突起部に向かう方向)に凹部が設けられている。この凹部は、実施例1と同様に、後述するUV照射治具906bにより差込部材909bが加圧された際に、UV接着剤903bが流れ込む溜り部を確保するために設けられている。
更に、実施例1と同様に、本実施例においても、メンテナンス作業を容易にするため、差込部材909bの頭部の外形形状は、平面部分のない円筒形状でなく、その一部に治具を用いて差込部材909bの除去が容易な平面の部分を有している。これにより、メンテナンス時にスパナ等を使用することにより、簡単に差込部材909bに回転トルクをかけることができ、接着部分を剥がし、差込部材909bを抜き出すことが可能となる。
[光偏向装置の光学箱への組み付け(その2)]
図9(a)は、図8(a)に示す状態から、差込部材909a、909b、909cにUV照射治具906a、906b、906cを突き当てた様子を示した図である。また、図9(a)の図を取付座面307の軸中心で切断した断面図が図9(b)である。更に、図9(b)において、実線で囲まれた領域904の部分を拡大した断面図が図9(c)である。
図9(c)に示すように、座面を加圧するUV照射治具906bは、上部の不図示の治具筐体から下降し、差込部材909bのUV照射治具906b側の加圧座面910に突き当たる。そして、UV照射治具906bは、差込部材909bの加圧座面910を所定の加圧力で加圧しながら、中央部に設けられたUV照射口908よりUV照射光907を照射する。照射されたUV照射光907は、差込部材909bを介して、UV接着剤903bに照射される。これによりUV接着剤903bは硬化し、駆動基板205、取付座面306、差込部材909bは、UV接着剤903bにより接着し、固定される。
本実施例の差込部材909a〜909cは、実施例1の接着用のキャップ304a〜304cとは異なり、ライトガイド機能は有していない。そこで、図9(c)の領域912(破線で囲まれた部分)の形状をUV照射光907がUV接着剤903の方向へ集光するレンズ形状とすることにより、差込部材909a〜909cがライトガイド機能を備えることが可能になる。本実施例におけるUV接着剤903は、実施例1のように、駆動基板205により、UV照射光を遮られることはない。そのため、ライトガイド機能を備えることにより、差込部材909を介して、UV照射光907を更に効率よくUV接着剤903に照射することが可能となる。
また、本実施例では、差込部材909a〜909cの突起部の外形形状も、嵌合される開口部の中空部分の形状も円筒形状であったが、円筒形状に限るものではなく、例えば角柱のような角形状であってもよい。また、上述した光偏向装置を有した光走査装置の実施例を図1、図2で説明した。図1、図2に示した光走査装置は、感光ドラム1台に対応する構成のものであったが、例えば1台で感光ドラム4台に対応する構成の光走査装置の光偏向装置についても上述した実施例は適用可能である。以上説明したように、本実施例によれば、簡易な構成で回転多面鏡の軸倒れを低減することができる。
205 基板
304a、304b、304c キャップ
306、307、308 取付座面
900a、900b、900c 穴部
902a、902b、902c 突起部

Claims (17)

  1. 光ビームを出射する光源と、
    前記光源から出射された光ビームを偏向する光偏向装置と、
    前記光偏向装置により偏向された光ビームを感光体に導く光学系と、
    前記光源、前記光偏向装置、前記光学系が配置された光学箱と、
    を備えた光走査装置であって、
    前記光偏向装置は、前記光源から出射された光ビームを偏向する回転多面鏡と、前記回転多面鏡を軸支し回転させるための基板と、を有し、
    前記光学箱は、前記基板と当接する座面が設けられた複数の取付部を有し、
    前記取付部は、前記基板が当接する取付座面と、前記取付座面より突出した突起部と、
    を有し、
    前記基板には、前記突起部に対応し、前記基板を貫通する穴部が設けられ、
    前記突起部に嵌合する中空部が設けられ、前記穴部を貫通した前記突起部に装着される装着部材を更に有し、
    前記装着部材を前記突起部に嵌合させて、前記基板を介して前記取付座面と対向する前記基板の面に当接させることにより、前記基板を前記取付座面に固定させ
    前記基板は、前記装着部材を介して前記取付座面の方向に加圧された後、前記取付部に接着剤により固定されることを特徴とする光走査装置。
  2. 前記装着部材を介して前記加圧を受ける前記基板の前記装着部材が当接する部分は、前記基板を介して、前記基板が当接する前記取付座面とオーバーラップすることを特徴とする請求項に記載の光走査装置。
  3. 前記装着部材は、前記突起部へ装着する方向に対して対称な形状を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の光走査装置。
  4. 前記装着部材は、前記突起部へ装着する方向に直交する方向の前記装着部材の外周面の少なくとも一部に平面を有することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の光走査装置。
  5. 前記装着部材は、前記基板と当接する面から内径方向に段差部を有することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の光走査装置。
  6. 前記装着部材は、透明な樹脂製であることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の光走査装置。
  7. 前記装着部材は、前記装着部材の内面で光を反射または集光するライトガイドを有することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の光走査装置。
  8. 前記取付部と前記基板と前記装着部材は、前記接着剤により接着されることを特徴とする請求項に記載の光走査装置。
  9. 前記接着剤は、紫外線を照射すると接着力を保持する光硬化性を有することを特徴とする請求項又はに記載の光走査装置。
  10. 光ビームを出射する光源と、
    前記光源から出射された光ビームを偏向する光偏向装置と、
    前記光偏向装置により偏向された光ビームを感光体に導く光学系と、
    前記光源、前記光偏向装置、前記光学系が配置された光学箱と、
    を備えた光走査装置であって、
    前記光偏向装置は、前記光源から出射された光ビームを偏向する回転多面鏡と、前記回転多面鏡を軸支し回転させるための基板と、を有し、
    前記光学箱は、前記基板と当接する座面が設けられた複数の取付部を有し、
    前記取付部は、前記基板が当接する取付座面と、前記取付座面に設けられた開口部と、
    を有し、
    前記基板には、前記開口部に対応し、前記基板を貫通する穴部が設けられ、
    頭部と、前記頭部より突出した突起部と、からなる差込部材を更に有し、
    前記差込部材の前記突起部を前記開口部に前記穴部を貫通させて差し込むことにより、前記基板を前記取付座面に固定させ
    前記基板は、前記差込部材を介して前記取付座面の方向に加圧された後、前記取付部に接着剤により固定されることを特徴とする光走査装置。
  11. 前記差込部材を介して前記加圧を受ける前記基板の前記差込部材の前記頭部が当接する部分は、前記基板を介して、前記基板が当接する前記取付座面とオーバーラップすることを特徴とする請求項10に記載の光走査装置。
  12. 前記差込部材の前記頭部は、前記頭部の側面の少なくとも一部に平面を有することを特徴とする請求項10又は11に記載の光走査装置。
  13. 前記差込部材は、前記頭部が前記基板と当接する面と前記突起部との間に凹部を有することを特徴とする請求項10ないし12のいずれか1項に記載の光走査装置。
  14. 前記差込部材は、透明な樹脂製であることを特徴とする請求項10ないし13のいずれか1項に記載の光走査装置。
  15. 前記取付部と前記基板と前記差込部材は、前記接着剤により接着されることを特徴とする請求項10に記載の光走査装置。
  16. 前記接着剤は、紫外線を照射すると接着力を保持する光硬化性を有することを特徴とする請求項10又は15に記載の光走査装置。
  17. 前記取付部の数は、3つであることを特徴とする請求項1ないし16のいずれか1項に記載の光走査装置。
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