JP6364731B2 - 車両用後方画像提示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両後方側の画像を提示する、可搬型の車両用後方画像提示装置に関する。
この種の装置に関し、車両のシフトレバーがリバース位置に操作された場合に、車両後方側の画像を表示する運転支援装置が知られている(特許文献1)。
特開2012−0162130号公報
しかしながら、車載装置に組み込まれていない可搬型の装置が、車両のシフトレバーの操作情報を車載装置から取得して、車両の進行方向を判断できるように構成するためにはコストがかかるという問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、車両のシフトレバーの操作情報を用いることなく、可搬型の装置の検出結果に基づいて車両が後退していることを判断し、車両の後退時に後方の画像をドライバに提示することである。
本発明は、車両の走行開始後から加速度センサにより検出された車両の加速度を経時的に積算して車両の速度を算出し、算出された車両の速度が所定速度以上となったタイミングにおける加速度センサが検出した車両の加速方向を車両の進行方向として設定し、検出された車両の加速方向が設定された進行方向と逆方向である場合には、車両が後退している状態であると判断して車両後方側の画像を提示し、検出された車両の加速方向が設定された進行方向と同方向である場合には、車両が前進している状態であると判断して車両の走行に関する案内情報を提示することにより、上記課題を解決する。
本発明によれば、車両のシフト情報を用いることなく、車載装置に組み込まれていない可搬型の装置が備える加速センサの検出結果から車両の進行方向を判断し、車両が後退しているときに車両後方側の画像を提示することができる。この結果、車両が後退する際に後方画像を提示する装置を低コストで提供できる。
本発明に係る本実施形態の後方画像提示システムの構成図である。 後方画像の一例を示す図である。 後方画像提示処理の第1の処理例を説明するためのフローチャートである。 図3Aに示す第1処理例の変形例示すフローチャートである。 後方画像提示処理の第2の処理例を説明するためのフローチャートである。 後方画像提示処理の第3の処理例を説明するためのフローチャートである。 停止時の進行方向に応じた後方画像の提示処理の一例を説明するためのフローチャートである。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、本発明に係る後方画像提示装置を、携帯端末装置100と、この携帯端末装置100と相互に通信可能な車載装置200とを備える情報提示システム1000に適用した場合を例にして説明する。図1に示す基本的な構成は第1実施形態のみならず、第2〜第4実施形態においても共通する。
図1は、本実施形態に係る後方画像提示装置100を含む情報提示システム1000のブロック構成図である。
図1に基づいて車載装置200の各構成について説明する。本実施形態の車載装置200は、一又は複数のカメラ1a〜1dと、通信装置2とを備える。
カメラ1a〜1e(総称してカメラ1とも称する。以下、同じ。)は、CCD(Charge Coupled Devices)等の撮像素子を用いて構成され、車両Vの外部の異なる位置に各々設置され、車両周囲の画像をそれぞれ撮影する。本実施形態では、リアフィニッシャー部分やルーフスポイラー部分などの車両のリア(後方)部分の所定位置に設置されたカメラ1を備える。カメラ1は、車両後方側の空間に存在する物体又は路面の画像(リアビュー画像)を撮影する。本実施形態における「車両後方側」には、車両の真後ろのみならず、後方の左右側方をも含む。また、本実施形態では、車室内のフロア、インストルメントパネル、ステアリングコラム付近、等に設けられたカメラ1を備える。カメラ1は車両が備えるシフトレバー3を撮像する。このほかにも、本実施形態では、フロントグリル部分などの車両の前方の所定位置、左サイドミラー部分などの車両の左側方の所定位置、又は右サイドミラー部分などの車両の右側方の所定位置にカメラ1を配置することができる。
カメラ1は、撮像した画像を通信装置2を介して後方画像提示装置100へ送出する。後方画像提示装置100は、通信装置20を介してカメラ1によって撮像された撮像画像を取得する。各カメラ1が撮像した画像には、各カメラ1の配置(アドレス)に応じた識別子が付されており、後方画像提示装置100は、各識別子に基づいて各撮像画像のそれぞれを識別できる。
本実施形態の通信装置2は、外部の携帯端末装置である後方画像提示装置100と通信回線を介して相互に情報の授受を行う。カメラ1は、通信装置2を介して情報を送受信してもよいが、画像送信の迅速化の観点からカメラ1に無線通信機能を備えさせて、外部へ撮像画像を送出してもよい。
本実施形態のシフトレバー3は、車両の前進、後退又は速度に応じてトランスミッションとの組み合わせを選択する操作部材である。車両を後退させる操作におけるシフトレバー3(シフトレバーのノブ)の位置、車両を前進させる操作におけるシフトレバー3の位置、車両を停止状態とする操作におけるシフトレバー3の位置はそれぞれ異なる。なお、本実施形態のシフトレバー3は、マニュアルトランスミッション車が備えるセレクトバーを含む。
車載装置200が備える各装置はCAN(Controller Area Network)その他の車載LANによって接続され、相互に情報の授受を行うことができる。
次に、図1に基づいて後方画像提示装置100について説明する。本実施形態の後方画像提示装置100は、スマートフォン、タブレット端末などの通信機能を備える可搬の携帯端末装置である。本実施形態の後方画像提示装置100は、制御装置10と、通信装置20と、加速度センサ30(又は速度センサ30)と、GPS40と、提示装置50とを備える。
通信装置20は、外部の車載装置200と相互に情報の授受を行う。通信装置20は、車載装置200から撮像画像を取得する。
加速度センサ30は、自身が移動しているときの加速度を検出し、これを出力する。加速度センサ30の出力値には、加速度の値と、加速度の方向、つまり後方画像提示装置100の移動方向が含まれる。本実施形態の後方画像提示装置100は加速度センサ30に代えて、速度センサ30を備えるように構成できる。速度センサ30は、自身が移動しているときの速度を検出し、これを出力する。速度センサ30の出力値には、速度の値と、速度の方向、つまり後方画像提示装置100の移動方向が含まれる。
本実施形態のGPS(Global Positioning System)40は、後方画像提示装置100の現在位置を検出する。この検出された現在位置の経時的な変化に基づいて、後方画像提示装置100又はこれが持ち込まれた車両の走行方向及びその走行速度を求めることができる。
本実施形態の提示装置50は、ディスプレイ51を備え、車両のカメラ1の撮像画像、又は目的地に至る誘導情報、施設情報を含む走行に関する案内情報を提示する。図2は、後方画像提示装置100のディスプレイ51に車両後方側の撮像画像を提示した例を示す図である。ディスプレイ51には、図2に示す撮像画像に代えて、ナビゲーション(経路案内)用の情報などの案内情報を切り替えて提示できる。なお、後方画像提示装置100は、車両のドライバが視認しやすいように、車両のインストルメントパネルやステアリング近傍に取り付けられたホルダに設置してもよい。
本実施形態の後方画像提示装置100が備える制御装置10は、車両の進行方向に応じて、車両後方側の撮像画像と、車両の走行に関する案内情報とを切り替えて提示するプログラムが格納されたROM(Read Only Memory)12と、このROM12に格納されたプログラムを実行することで、後方画像提示装置100として機能する動作回路としてのCPU(Central Processing Unit)11と、アクセス可能な記憶装置として機能するRAM(Random Access Memory)13と、を備えている。
本実施形態に係る後方画像提示装置100の制御装置10は、画像取得機能と、前進方向設定機能と、提示機能とを実現するためのソフトウェアと、上述したハードウェアの協働により各機能を実行するコンピュータである。
以下、本発明の本実施形態に係る後方画像提示装置100の制御装置10が実現する、画像取得機能と、前進方向設定機能と、提示機能について説明する。
まず、制御装置10の画像取得機能について説明する。制御装置10は、車載カメラ1によって撮像された車両の撮像画像を通信装置20を介して取得する。本実施形態において、制御装置10は、少なくとも車両後方側の撮像画像を取得する。もちろん、制御装置10は、前方、側方、又は車室内の撮像画像を取得してもよい。制御装置10は、取得した後方の撮像画像は、車両の後退時にディスプレイ51に提示する情報として用いる。
次に、制御装置10の前進方向設定機能について説明する。制御装置10は、車両が走行を開始した後から加速度センサ30が検出した車両の加速度を経時的に積算することにより、車両の速度を取得する。なお、制御装置10が後方画像提示装置100が速度センサ30を備える場合には、加速度を経時的に積算するのではなく、速度センサ30が出力する車両の速度を取得してもよい。
制御装置10は、加速度センサ30の出力する加速度がゼロからゼロ以外の数値に変化したタイミングを車両が走行を開始したタイミングとする。本実施形態において、車両が走行を開始したタイミングは、後方画像提示装置100の通信装置20と、車載装置200の通信装置2とが通信を確立させたタイミングとする。これにより、車両の進行方向を判断するタイミングを簡易に決定することができる。
この場合において、制御装置10は、GPS40の検出信号を用いて車両が走行を開始するタイミングを検出できる。制御装置10は、GPS40が検出する位置情報が所定時間に渡って変化しない(同じ位置情報が検出される)状態を、車速が0km/hの状態であると判断する。他方、制御装置10は、GPS40が検出する位置情報が変化する状態を、車両の車速が0km/h以外の状態であると判断する。制御装置10は、車速が0km/hから0km/h以外の値に変化したタイミングを車両が走行を開始するタイミングとする。たとえば、後方画像提示装置100と車載装置200との通信が確立した後に加速度センサ30の加速度が算出され、これが積算されている場合であっても、GPS40が車速が0km/hの状態であると判断した場合には積算されていた加速度の情報を消去する。つまり、車速の算出処理をリセットする。車速が0km/hのときのGPS信号の精度は高い。その一方で、車両が停止や加減速をするときに検出される加速度の値は状況によっては信頼性が低い場合がある。このため、GPS40の信号に基づいて車速が0km/hであると判断されているときに、加速度センサ30が加速度を検出しても、これを排除することが好ましい。このように、GPS信号を用いることにより車両の移動開始のタイミング、つまり車速の算出処理を開始するタイミングを正確に検出できる。
この処理において、制御装置10は、上述した後方画像提示装置100の通信装置20と、車載装置200の通信装置2とが通信を確立させたタイミングであっても、GPS40の検出信号による車速が0km/hである場合には、車両の進行方向を判断する処理を開始しないようにできる。また、制御装置10は、車載装置200の通信装置2とが通信を確立させ、かつGPS40の検出信号による車速が0km/h以外となった場合に、車両の進行方向を判断する処理を開始してもよい。このように通信状態とGPS信号による車速の両方の情報を用いることにより、車両の移動開始のタイミングをさらに正確に検出できる。
制御装置10は、取得した車両の速度が所定速度以上となったタイミングにおける加速度センサが検出した車両の加速方向を車両の前進方向として設定する。先述したように、制御装置10は、車両が走行を開始した後から加速度センサ30が検出した車両の加速度を経時的に積算して車両の速度を取得する。
この場合において、制御装置10は、GPS40の検出信号を用いて車両が所定速度、例えば20km/h以上となったタイミングを判断することもできる。制御装置10は、GPS40が検出する位置情報の単位時間あたりの変化から車両の車速を算出し、車両の速度が約20km/h以上となったときにGPS40が検出する車両の移動方向を、車両の前進方向として設定する。GPS信号を用いることにより正確な車速に基づいて、車両の前進方向を定義できる。
この処理において、制御装置10は、加速度センサ30が検出した車両の加速度を走行開始後から積算した車速が所定速度(例えば約20km/h)以上となった場合であっても、GPS40の検出信号による車速が所定速度未満である場合には、車両の前進方向を設定しないように構成できる。加速度の積算結果は積算された誤差を含む可能性があるからである。また、制御装置10は、加速度センサ30が検出した車両の加速度を走行開始後から積算した車速が所定速度(例えば約20km/h)以上となり、かつGPS40の検出信号による車速が所定速度以上となった場合に車両の前進方向を設定してもよい。このように、加速度の積算値による車速とGPS信号による車速の両方の情報を用いることにより、車両の移動開始のタイミングをさらに正確に検出できる。
本実施形態の制御装置10は、車両が所定速度以上であることにより、車両は前方へ走行している状態であることを判断する。車両は前方又は後方に移動可能であるので、加速度の向きだけでは、車両の移動方向を特定できない。また、車両が後退するときの速度は低く、所定速度以上で後退する可能性は低い。他方、車両が前進するときの速度は相対的に高い。本実施形態の制御装置10は、車両が所定速度以上で走行している状態を検出し、そのときの加速度の向きを前進方向として定義する。これにより、シフトポジション信号などの車載装置が得る情報を用いることなく、車載装置200とは別の装置である後方画像提示装置100が備える加速センサの検出結果のみから基準となる車両の前進方向を定義することができる。この結果、車載装置200からシフト信号などの情報を得るために新たな構成を付加しなくても、車内に持ち込まれた可搬の後方画像提示装置100側の構成によって、車両の進行方向を判断することができる。
続いて、制御装置10の提示機能について説明する。制御装置10は、加速度センサ又は速度センサにより検出された車両の加速方向又は移動方向が、設定された前進方向と逆方向である場合には、車両が後退している状態であると判断して、図2に示すような、車両後方側の画像を提示する。他方、制御装置10は、加速度センサ又は速度センサにより検出された車両の加速方向又は移動方向が、設定された前進方向と同方向である場合には、車両が前進している状態であると判断して車両の走行に関する案内情報を提示する。
以下、本発明の第1実施形態の情報提示システム1000の処理手順を説明する。図3Aは、本実施形態に係る情報提示システム1000の制御手順を示すフローチャート、図3Bは、図3Aに示す制御手順の変形例を示すフローチャートである。
ステップ101において、本実施形態の後方画像提示装置100の制御装置10は、前進方向の設定処理に用いる車速の算出処理の開始タイミングであるか否かを判断する。特に限定されないが、本実施形態の後方画像提示装置100は、後方画像提示装置100の通信装置20と、車載装置200のカメラ1の無線通信が開始された場合に、車速の算出処理の開始タイミングであると判断する。制御装置10は、先述したように、GPS40の位置検出結果から算出された車速が0km/hから0km/h以外に変化したタイミングを車両が走行を開始するタイミングとしてもよい。
処理の開始タイミングとなったら、ステップS102へ進む。ステップ102において、制御装置10は、車速0km/hである車両の走行開始時のタイミングを記憶する。ステップ103へ進みこのタイミングから加速センサ30の出力値を経時的に積算し、車速を計算する。ステップ104において、計算した車速が所定車速(例えば20km/h)以上であるか否かを判断する。車速が所定車速以上でなければ車速算出処理を繰り返し、車速が所定車速以上となった場合にはステップ105へ進む。
ステップ105において、制御装置10は、車速が所定車速以上となったタイミングにおける加速度センサ30の加速方向を前進方向として設定する。ステップ105までが前進方向の設定処理に関する手順である。
ステップ106以降は、現在の車両の進行方向を判断し、進行方向に応じて情報の表示を切り替える処理に関する手順である。ステップ106において、所定周期で加速度センサ30が検出した加速方向から現在の進行方向を求める。一般的に加速方向の変化量が所定値以下であれば、その加速方向が現在の車両の進行方向であると決定できる。
次に、ステップ107において、制御装置10は、ステップ106で求めた進行方向がステップ105で設定した前進方向の逆方向であるか否かを判断する。車両の進行方向が基準とする前進方向の逆方向でない場合には車両は前進走行をしていると判断してステップ108へ進み、ナビゲーション情報などの案内情報を提示する。他方、車両の進行方向が基準とする前進方向の逆方向である場合には車両は後退走行をしていると判断してステップ109へ進み、車両後方の撮像画像を提示する。ステップ108、ステップ109の後も所定周期でステップ106以降の処理を行い、車両の進行方向に応じた情報を適宜に提示する。
図3Bは、図3Aの制御手順の変形例を示す。図3Bに示す制御手順では、GPS40の位置情報に基づいて算出した車速を前進方向を設定処理に用いる点と、GPS40の位置情報に基づいて現在の進行方向を検出する点が図3Aに示す制御手順と異なり、基本的な処理手順は図3Aに示す制御手順と共通する。
図3Aに示すステップ101において、制御装置10は、処理開始タイミングとなったらステップ122へ進み、GPS40の出力値を取得する。ステップ123において制御装置10は、GPS40の位置情報の変位から車速を算出する。算出した車速が所定車速以上(例えば20km/h)である場合には、ステップ125に進み、そのタイミングにおける進行方向を前進方向として設定する。
次に、ステップ126において、制御装置10は、GPS40の出力値である位置情報の遷移から自車両の進行方向を求める。ステップ127において、制御装置10は、ステップ126で求めた進行方向がステップ125で設定した前進方向の逆方向であるか否かを判断する。車両の進行方向が基準とする前進方向の逆方向でない場合には車両は前進走行をしていると判断してステップ128へ進み、ナビゲーション情報などの案内情報を提示する。他方、車両の進行方向が基準とする前進方向の逆方向である場合には車両は後退走行をしていると判断してステップ129へ進み、車両後方の撮像画像を提示する。ステップ128、ステップ129の後も所定周期でステップ106以降の処理を行い、車両の進行方向に応じた情報を適宜に提示する。
以上のとおり構成され、動作する本発明の第1実施形態に係る後方画像提示装置100、情報提示システム1000は、以下の効果を奏する。
[1]本実施形態の制御装置10は、車両が所定速度以上で走行している状態における加速度の向きを前進方向として定義し、前進方向に基づいて現在の自車両の走行方向を判断するので、シフトポジション信号などの車載装置が得る情報を用いることなく、車載装置200とは別の装置である後方画像提示装置100が備える加速センサの検出結果のみから車両の進行方向を判断できる。そして、車両が後退しているときには後方の撮像画像を提示し、車両が前進しているときには後方の撮像画像以外の案内情報を提示する。この結果、車載装置200からシフト信号などの情報を得るために新たな構成を付加しなくても、車内に持ち込まれた可搬の後方画像提示装置100側で車両の進行方向を判断して、進行方向に応じた情報を提示できる。
[2]本実施形態の制御装置10によれば、GPS信号を用いることにより車両の移動開始のタイミング、つまり、車速の算出処理の開始タイミングを正確に検出できる。この結果、前進方向を正確に定義できる。
[3]本実施形態の制御装置10によれば、GPS信号を用いて求めた車速に基づいて、車両の前進方向を正確に定義できる。
<第2実施形態>
以下、第2実施形態の後方画像提示装置100について説明する。
本実施形態の後方画像提示装置100は、撮像画像のオプティカルフローに基づいて自車両の前進方向を設定し、設定された前進方向を基準に車両の進行方向を判断する点が第1実施形態と異なる。ここでは重複した説明を避けるために、異なる点を中心に説明する。本実施形態の後方画像提示装置100の基本的な構成は第1実施形態のそれと共通するので、第1実施形態に関する明細書及び図面の記載をここに援用する。
本実施形態の車載装置200は、カメラ1と、通信装置2とを備える。また、本実施形態の後方画像提示装置100は、制御装置10と、通信装置20と、GPS40と、提示装置50とを備える。
後方画像提示装置100の制御装置10は、画像取得機能と、提示機能とを備える。本実施形態の後方画像提示装置100は、撮像画像のオプティカルフローを比較して車両の進行方向を判断する。
車両が前方(又は後方)に移動する際に車載カメラ1で撮像した車両周囲(路面など)の画像のオプティカルフローの方向は共通し、所定値域(角度域)内の方向を示す。この特性を利用して、本実施形態の制御装置10は、車両が前進しているときに車載カメラ1により撮像された撮像画像のオプティカルフローの方向(又は車両が後退しているときに車載カメラ1により撮像された撮像画像のオプティカルフローの方向)を基準とする。
制御装置10は、車両の走行時に撮像された撮像画像のオプティカルフローの方向が車両が前進しているときに撮像された撮像画像のオプティカルフローの方向と所定値以上異なる場合には、車両が後退している状態であると判断する。同様に、車両の走行時に撮像された撮像画像のオプティカルフローの方向が車両の後退時に撮像された撮像画像のオプティカルフローの方向と同じである場合には、車両が後退している状態であると判断する。そして、制御装置10は、車両が後退している状態であると判断した場合には、車両後方側の撮像画像を提示装置50のディスプレイ51に提示する。
一方、制御装置10は、車両の走行時に撮像された撮像画像のオプティカルフローの方向が車両が前進しているときに撮像された撮像画像のオプティカルフローの方向と同方向である場合には、車両が前進している状態であると判断する。同様に、車両の走行時に撮像された撮像画像のオプティカルフローの方向が車両の後退時に撮像された撮像画像のオプティカルフローの方向と所定値以上異なる方向である場合には、車両が前進している状態であると判断する。そして、制御装置10は、車両が前進している状態であると判断した場合には、ナビゲーション情報などの案内情報を提示装置50のディスプレイ51に提示する。
図4は、第2実施形態の後方画像提示装置100の制御手順を示すフローチャートである。
ステップ201において、制御装置10は、処理の開始のタイミングであるか否かを判断する。特に限定されないが、本実施形態の後方画像提示装置100は、後方画像提示装置100の通信装置20と、車載装置200のカメラ1の無線通信が開始された場合に、オプティカルフローの算出処理の開始タイミングであると判断する。
ステップ202において、制御装置10は、基準となるオプティカルフローの方向を参照する。基準となるオプティカルフローの方向とは、過去に車載カメラ1を備える車両が前方又は後方に走行したときに、車載カメラ1で撮像された撮像画像におけるオプティカルフローの方向である。撮像画像からオプティカルフローを求める手法は特に限定されず、本願出願時に知られた各種の手法を用いることができる。基準となるオプティカルフローの方向は、予め、ROM12、RAM13に記憶しておくことが好ましい。もちろん、外部サーバに記憶された情報を後方画像提示装置100が取得又は参照するようにしてもよい。基準となるオプティカルフローの方向は車種別に定義しておくことが好ましい。車両の大きさ、車載カメラ1の位置、車載カメラ1のレンズ特性などによってオプティカルフローの方向が異なる場合があるからである。
ステップ203において、制御装置10は撮像画像を取得する。撮像画像の取得は所定周期で行われる。ステップ204において、制御装置10は、ステップ203で取得した撮像画像のオプティカルフローを算出する。ステップ205において、制御装置10は、ステップ204で算出された現時点におけるオプティカルフローと、ステップ202でメモリから読み込んで取得した基準となるオプティカルフローの方向とを比較する。ステップ205において、制御装置10は、ステップ203で周期的に取得される現時点における撮像画像から算出されるオプティカルフローの方向が、車両が後退するときに基準方向として算出されたオプティカルフローの方向と共通するか(差分が所定値未満であるか)否かを判断する。
ステップ205において、現時点の撮像画像のオプティカルフローの方向が、車両が後退するときに基準方向として算出されたオプティカルフローの方向ではないと判断された場合には、車両は前進していると判断しステップ206へ進む。そして、ナビゲーション情報等の案内情報を提示装置50のディスプレイ51に提示する。他方、ステップ205において、現時点の撮像画像のオプティカルフローの方向が、車両が後退するときに基準方向として算出されたオプティカルフローの方向であると判断された場合には、車両は後退していると判断しステップ207へ進む。そして、車両後方側の撮像画像を提示装置50のディスプレイ51に提示する。
以上のとおり構成され、動作する本発明の第2実施形態に係る後方画像提示装置100、情報提示システム1000は、以下の効果を奏する。
本実施形態の後方画像提示装置100は、車両が前進又は後退しているときに撮像された撮像画像のオプティカルフローの方向を基準とし、現時点において撮像された撮像画像のオプティカルフローの向きに基づいて現在の自車両の走行方向を判断する。これにより、本実施形態の後方画像提示装置100は、車載装置200から撮像画像を取得できれば、シフトポジション信号などの車載装置が得る情報を用いることなく、後方画像提示装置100側において車両の進行方向を判断できる。そして、車両が後退しているときには後方の撮像画像を提示し、車両が前進しているときには後方の撮像画像以外の案内情報を提示する。この結果、車載装置200からシフト信号などの情報を得るために新たな構成を付加しなくても、車内に持ち込まれた可搬の後方画像提示装置100側で車両の進行方向を判断して、進行方向に応じた情報を提示できる。
<第3実施形態>
以下、第3実施形態の後方画像提示装置100について説明する。
本実施形態の後方画像提示装置100は、前進時又は後退時におけるシフトレバーの撮像画像と、現時点におけるシフトレバーの撮像画像との相関値に基づいて車両の進行方向を判断する点が第1実施形態と異なる。ここでは重複した説明を避けるために、異なる点を中心に説明する。本実施形態の後方画像提示装置100の基本的な構成は第1実施形態のそれと共通するので、第1実施形態に関する明細書及び図面の記載をここに援用する。
本実施形態の車載装置200は、カメラ1と、通信装置2と、シフトレバー3とを備える。また、本実施形態の後方画像提示装置100は、制御装置10と、通信装置20と、GPS40と、提示装置50とを備える。
後方画像提示装置100の制御装置10は、画像取得機能と、提示機能とを備える。本実施形態の後方画像提示装置100は、シフトレバー3の撮像画像の特徴を比較して、その特徴点の相関値に基づいて車両の進行方向を判断する。
車両が前方(又は後方)に移動する際に、車載カメラ1で撮像した車室内のシフトレバー3は所定のポジションにセットされ、その外観は共通する。この点を利用して、本実施形態の制御装置10は、車両が前進しているときに車載カメラ1により撮像されたシフトレバー3の撮像画像の特徴(又は車両が後退しているときに車載カメラ1により撮像されたシフトレバー3の撮像画像の特徴)を基準とする。
制御装置10は、車両の走行時に撮像されたシフトレバーの撮像画像の特徴と、車両が前進しているときに撮像されたシフトレバーの撮像画像の特徴との相関値が所定値未満である場合には、車両が後退している状態であると判断する。同様に、車両の走行時に撮像されたシフトレバーの撮像画像の特徴と、車両が後退しているときに撮像されたシフトレバーの撮像画像の特徴との相関値が所定値以上である場合には、車両が後退している状態であると判断する。そして、制御装置10は、車両が後退している状態であると判断した場合には、車両後方側の撮像画像を提示装置50のディスプレイ51に提示する。
一方、制御装置10は、車両の走行時に撮像された車両の走行時に撮像されたシフトレバーの撮像画像の特徴と、車両が前進しているときに撮像されたシフトレバーの撮像画像の特徴との相関値が所定値以上である場合には、車両が前進している状態であると判断する。同様に、車両の走行時に撮像されたシフトレバーの撮像画像の特徴と、車両が後退しているときに撮像されたシフトレバーの撮像画像の特徴との相関値が所定値未満である場合には、車両が前進している状態であると判断する。そして、制御装置10は、車両が前進している状態であると判断した場合には、ナビゲーション情報などの案内情報を提示装置50のディスプレイ51に提示する。
図5は、第3実施形態の後方画像提示装置100の制御手順を示すフローチャートである。
ステップ301において、制御装置10は、処理の開始のタイミングであるか否かを判断する。特に限定されないが、本実施形態の後方画像提示装置100は、後方画像提示装置100の通信装置20と、車載装置200のカメラ1の無線通信が開始された場合に、シフトレバーのポジションの判断処理の開始タイミングであると判断する。
ステップ302において、制御装置10は、基準となる前進時又は後退時におけるシフトレバー3の撮像画像の特徴を参照する。この特徴は、シフトレバー3の像に起因するエッジの位置を含む。シフトレバー3はセットポジションによってその外観が異なる。このため、シフトレバー3の画像のエッジの位置によってシフトレバー3のポジションが分かる。すなわち、後退時においてバックポジションにセットしたシフトレバー3の撮像画像の特徴と、現在撮像されたシフトレバー3の撮像画像の特徴とが一致する場合には、シフトレバー3はバックポジションにセットされていると判断でき、車両は後退していると判断できる。撮像画像からエッジを抽出する手法は特に限定されず、本願出願時に知られた各種の手法を用いることができる。基準となるシフトレバー3の撮像画像の特徴は、予め、ROM12、RAM13に記憶しておくことが好ましい。シフトレバー3の撮像画像の特徴は、エッジの位置、エッジの長さ、エッジの強さなどを含んでもよい。もちろん、外部サーバに記憶された情報を後方画像提示装置100が取得又は参照するようにしてもよい。基準となるシフトレバー3の撮像画像の特徴は車種別に定義しておくことが好ましい。車両のインテリア、シフトレバー3の位置、車載カメラ1の位置、車載カメラ1のレンズ特性などによって撮像画像における特徴が異なる場合があるからである。
ステップ303において、制御装置10は、車室内に配置されたカメラ1により撮像されたシフトレバー3の撮像画像を取得する。撮像画像の取得は所定周期で行われる。ステップ304において、制御装置10は、ステップ303で取得したシフトレバー3の撮像画像の特徴を抽出する。ステップ305において、制御装置10は、ステップ304で抽出された現時点におけるシフトレバー3の撮像画像の特徴と、ステップ302で取得した基準となるシフトレバー3の撮像画像の特徴とを比較する。ステップ305において、制御装置10は、ステップ303で周期的に取得される現時点におけるシフトレバー3の撮像画像の特徴と、基準となるシフトレバー3の撮像画像の特徴との相関値が所定値以上又は所定値未満かを判断する。
ステップ305において、現時点のシフトレバー3の撮像画像の特徴と、車両が後退するときにバックポジションにセットされたシフトレバー3の撮像画像の特徴との相関値が所定値未満であると判断された場合には、車両は前進していると判断し、ステップ306へ進む。そして、ナビゲーション情報等の案内情報を提示装置50のディスプレイ51に提示する。他方、ステップ305において、現時点のシフトレバー3の撮像画像の特徴と、車両が後退するときにバックポジションにセットされたシフトレバー3の撮像画像の特徴との相関値が所定値以上であると判断された場合には、車両は後退していると判断し、ステップ307へ進む。そして、車両後方側の撮像画像を提示装置50のディスプレイ51に提示する。もちろん、車両が前進するときにドライブポジションにセットされたシフトレバー3の撮像画像の特徴を基準に判断してもよい。
以上のとおり構成され、動作する本発明の第3実施形態に係る後方画像提示装置100、情報提示システム1000は、以下の効果を奏する。
本実施形態の後方画像提示装置100は、車両が前進又は後退しているときに撮像されたシフトレバー3の撮像画像の特徴を基準とし、現時点において撮像されたシフトレバー3の撮像画像の特徴との相関関係に基づいて現在の自車両の走行方向を判断する。本実施形態の後方画像提示装置100は、車載装置200から撮像画像を取得できれば、シフトポジション信号などの車載装置が得る情報を用いることなく、後方画像提示装置100側において車両の進行方向を判断できる。そして、車両が後退しているときには後方の撮像画像を提示し、車両が前進しているときには後方の撮像画像以外の案内情報を提示する。この結果、車載装置200からシフト信号などの情報を得るために新たな構成を付加しなくても、車内に持ち込まれた可搬の後方画像提示装置100側で車両の進行方向を判断して、進行方向に応じた情報を提示できる。
<第4実施形態>
以下、第4実施形態の後方画像提示装置100について説明する。
本実施形態の後方画像提示装置100は、前回の停車時における車両の進行方向を考慮して、処理開始時における提示情報を切り替える点を特徴とし、前述の第1〜第3実施形態とともに本発明の後方画像提示装置100に適用することができる。
本実施形態では、第1実施形態の処理に適用した例を説明するが、本実施形態の処理は、第1実施形態のみならず第2、第3実施形態においても適用可能である。重複した説明を避けるために、本実施形態の特徴となる点を中心に説明する。本実施形態の後方画像提示装置100の基本的な構成は第1乃至第3実施形態のそれと共通するので、第1乃至第3実施形態に関する明細書及び図面の記載をここに援用する。
本実施形態の車載装置200は、カメラ1と、通信装置2と、シフトレバー3とを備える。また、本実施形態の後方画像提示装置100は、制御装置10と、通信装置20と、GPS40と、提示装置50とを備える。
後方画像提示装置100の制御装置10は、画像取得機能と、前進方向設定機能と、提示機能とを備える。本実施形態の後方画像提示装置100は、前回の駐車時において車両が前進して駐車した場合には、次回の走行開始時の車両の進行方向は後退方向であると予測し、走行開始時に後退して駐車場を出ることに配慮して、後方の撮像画像を提示するようにする。
具体的に、本実施形態の制御装置10は、車両が走行を終了するタイミングにおける進行方向が車両の前進方向であることを記憶し、車両が走行を終了するタイミングにおける進行方向が車両の前進方向である場合には、次に車両の走行が開始するタイミングでは車両が後退すると判断して車両後方側の画像を撮像装置50のディスプレイ51に提示する。
走行を終了するタイミングにおいて、車両の進行方向が前進方向であるか又は後退方向であるかを判断する手法は、第1実施形態のように所定速度以上となったときの加速度の方向を基準にして判断してもよいし、撮像画像のオプティカルフローに基づいて判断してもよいし、シフトレバー3の撮像画像の特徴に基づいて判断してもよい。
制御装置10は、車両のイグニッションキーがオフとなったときに、その直前における進行方向が前進方向である場合には、走行終了タイミングに車両が前進した旨の情報を記録する。
図6は、第4実施形態の後方画像提示装置100の制御手順を示すフローチャートである。本実施形態の処理は、イグニッションがオンとなったときに実行される処理である。本フローチャートでは第1実施形態に第4実施形態を適用した場合の処理例を示す。
ステップ501において制御装置10は、イグニッションがオン状態になり、ステップ502において処理開始タイミングであると判断されたときに本処理を実行する。
続くステップ503において、前回の走行が終了するタイミングにおいて進行方向が車両の前進方向である旨が記憶されている場合には、制御装置10は、ステップ511へ進み、提示装置50のディスプレイ51の表示を後方の撮像画像に切り替える。
そして、ステップ512において、制御装置10は、加速度センサの加速方向から自車両の進行方向を算出する。このとき、制御装置10は、前回の処理において設定された前進方向を参照する。前進方向と加速方向が略一致した場合には、自車両は前進していると判断する。ステップ513において、制御装置10は、算出した進行方向が前進方向である場合には、提示する画像を後方の撮像画像からナビゲーション情報などの案内情報に切り替える。他方、進行方向が前進方向ではなく後退方向である場合には、後方の撮像画像の提示を継続して進行方向の算出を繰り返す。
ステップ503において、前回の走行が終了するタイミングにおいて進行方向が車両の前進方向である旨が記憶されていない場合には、制御装置10は、ステップ504へ進み通常の前進方向設定の処理と進行方向を判断して表示を切り替える処理を行う。
具体的にステップ504において、制御装置10は、車速0km/hである車両の走行開始時のタイミングを記憶する。ステップ505へ進みこのタイミングから加速センサ30の出力値を経時的に積算し、車速を計算する。ステップ506において、計算した車速が所定車速(例えば20km/h)以上であるか否かを判断する。車速が所定車速以上でなければ車速算出処理を繰り返し、車速が所定車速以上となった場合にはステップ507へ進む。 ステップ507において、制御装置10は、車速が所定車速以上となったタイミングにおける加速度センサ30の加速方向を前進方向として設定する。
ステップ508において、所定周期で加速度センサ30が検出した加速方向から現在の進行方向を求める。一般的に加速方向の変化量が所定値以下であれば、その加速方向が現在の車両の進行方向であると決定できる。
次に、ステップ509において、車両の進行方向が基準とする前進方向の逆方向である場合には車両は後退走行をしていると判断してステップ510へ進み、車両後方の撮像画像を提示する。他方、車両の進行方向が基準とする前進方向の逆方向でない場合には車両は前進走行をしていると判断してステップ521へ進み、ナビゲーション情報などの案内情報を提示する。
車両が前進走行をしており、案内情報を提示しているときにイグニッションオフの指令が入力された場合には(ステップ522)、ステップ523へ進み自車両が後退してから停止(駐車)しなかった旨を記録する。この事象については自車両が前進で停止(駐車)した旨の記録であってもよい。この情報が、次回の処理におけるステップ503の処理で参照される。
以上のとおり構成され、動作する本発明の第2実施形態に係る後方画像提示装置100、情報提示システム1000は、以下の効果を奏する。
本実施形態の後方画像提示装置100は、前回の走行終了の際に車両が前進で停止した場合には、次回の走行開始の最に車両が後退で移動を開始することに対応し、後方の撮像画像を提示するので、後退運転をするドライバが必要とする情報(後方の撮像画像)を適切なタイミングで提示することができる。
なお、以上説明したすべての実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
本明細書では、本発明に係る後方画像提示装置の一態様として後方画像提示装置100及び情報提示システム1000を例にして説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、本明細書では、本発明に係る後方画像提示装置の一態様として、CPU11、ROM12、RAM13を含む制御装置10を備える後方画像提示装置100を一例として説明するが、これに限定されるものではない。
本明細書では、画像取得手段と、加速度センサと、前進方向設定手段と、提示手段とを備える後方画像提示装置の一態様として、画像取得機能と、前進方向設定機能と、提示機能とを実行する制御装置10と、通信装置20と、加速度センサ30と、GPS40と、提示装置50とを備える後方画像提示装置100を説明するが、これに限定されるものではない。
本明細書では、画像取得手段と、提示手段とを備える後方画像提示装置の一態様として、画像取得機能と、提示機能とを実行する制御装置10と、通信装置20と、提示装置50とを備える後方画像提示装置100を説明するが、これに限定されるものではない。
1000…情報提示システム
100…後方画像提示装置
10…制御装置
11…CPU
12…ROM
13…RAM
20…通信装置
30…加速度センサ
40…GPS
50…提示装置
200…車載装置
1,1a〜1e…カメラ
2…通信装置
3…シフトレバー

Claims (6)

  1. 車載装置の外部の装置であって、
    車載カメラにより撮像された前記車両の後方の撮像画像を通信により取得する画像取得手段と、
    加速度センサと、
    前記車両の走行開始後から前記加速度センサが検出した前記車両の加速度を経時的に積算して前記車両の速度を取得し、前記取得された前記車両の速度が所定速度以上となったタイミングにおける前記加速度センサが検出した前記車両の加速方向を、前記車両の前進方向として設定する前進方向設定手段と、
    前記加速度センサにより検出された前記車両の加速方向が設定された前記前進方向と逆方向である場合には、前記車両が後退している状態であると判断して前記車両の後方の画像を提示し、前記加速度センサにより検出された前記車両の加速方向が前記設定された前進方向と同方向である場合には、前記車両が前進している状態であると判断して前記車両の後方の撮像画像以外の案内情報を提示する提示手段と、を備えることを特徴とする車両用の後方画像提示装置。
  2. 車載装置の外部の装置であって、
    車載カメラにより撮像された前記車両の後方の撮像画像を通信により取得する画像取得手段と、
    前記車両が前進しているときに前記車載カメラにより撮像された前記撮像画像のオプティカルフローの方向、又は前記車両が後退しているときに前記車載カメラにより撮像された前記撮像画像のオプティカルフローの方向を基準とし、
    前記車両の走行時に撮像された前記撮像画像のオプティカルフローの方向が前記車両が前進しているときに撮像された前記撮像画像のオプティカルフローの方向と異なる場合、又は前記車両の走行時に撮像された前記撮像画像のオプティカルフローの方向が前記車両の後退時に撮像された前記撮像画像のオプティカルフローの方向と同じである場合には、前記車両が後退している状態であると判断して前記車両の後方の撮像画像を提示し、
    前記車両の走行時に撮像された前記撮像画像のオプティカルフローの方向が前記車両が前進しているときに撮像された前記撮像画像のオプティカルフローの方向と同方向である場合、又は前記車両の走行時に撮像された前記撮像画像のオプティカルフローの方向が前記車両の後退時に撮像された前記撮像画像のオプティカルフローの方向と異なる方向である場合には、前記車両が前進している状態であると判断して前記車両の後方の撮像画像以外の案内情報を提示する提示手段と、を備えることを特徴とする車両用の後方画像提示装置。
  3. 車載装置の外部の装置であって、
    車室内カメラにより撮像された車両のシフトレバーの撮像画像を通信により取得する画像取得手段と、
    前記車両が前進しているとき又は前記車両が後退しているときに前記車室内カメラにより撮像された前記シフトレバーの撮像画像の特徴を基準とし、
    前記車両の走行時に撮像された前記シフトレバーの撮像画像の特徴と前記車両が前進しているときに撮像された前記シフトレバーの撮像画像の特徴との相関値が所定値未満である、又は前記車両の走行時に撮像された前記シフトレバーの撮像画像の特徴と前記車両が後退しているときに撮像された前記シフトレバーの撮像画像の特徴との相関値が所定値以上である場合には、前記車両が後退している状態であると判断して前記車両の後方の画像を提示し、
    前記車両の走行時に撮像された前記シフトレバーの撮像画像の特徴と前記車両が前進しているときに撮像された前記シフトレバーの撮像画像の特徴との相関値が所定値以上である、又は前記車両の走行時に撮像された前記シフトレバーの撮像画像の特徴と前記車両が後退しているときに撮像された前記シフトレバーの撮像画像の特徴との相関値が所定値未満である場合には、前記車両が前進している状態であると判断して前記車両の後方の撮像画像以外の案内情報を提示する提示手段と、を備えることを特徴とする車両用の後方画像提示装置。
  4. GPSをさらに備え、
    前記前進方向設定手段は、GPSが検出する位置情報に基づいて前記車両の車速が0km/hから前記車両の車速が0km/h以外に変化したタイミングを前記車両が走行を開始するタイミングとすることを特徴とする請求項1に記載の車両用の後方画像提示装置。
  5. GPSをさらに備え、
    前記前進方向設定手段は、GPSが検出する位置情報の単位時間あたりの変化から前記車両の車速を算出し、前記車両の速度が約20km/h以上となったときに前記GPSが検出する前記車両の移動方向を、前記車両の前進方向として設定することを特徴とする請求項1又は4に記載の後方画像提示装置。
  6. 前記提示手段は、
    前記車両が走行を終了するタイミングにおける進行方向が前記車両の前進方向である場合には、前記車両が走行を終了するタイミングにおける進行方向が前記車両の前進方向であることを記憶し、
    前記車両が走行を終了するタイミングにおける進行方向が前記車両の前進方向である場合には、次に前記車両の走行が開始するタイミングでは前記車両が後退すると判断して前記車両の後方の画像を提示することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の後方画像提示装置。
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