JP6364728B2 - 制振構造 - Google Patents

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本発明は、制振構造に関する。
例えば高層構造物において、外力(例えば地震や風)による振動をダンパーなどの減衰装置を用いて制振する制振構造が用いられている。通常、制振構造に用いる減衰装置は各々の階層ごとに設けられている。また、複数の階層を一単位として制振する装置(制振フレーム)を設けることで振動抑制効果を高めるようにした制振構造も提案されている。例えば、特許文献1には、2つの階層を一単位として制振する装置(以下、制振フレームという)を用いた制振構造が記載されている。
特開平5−302451号公報
しかしながら、特許文献1の制振構造では、制振フレームは奇数階の間に設けられて奇数階の間の相対変位を制振する構成になっている。つまり、制振フレームによって制振されない階層(この場合、偶数階)が存在する。例えば、1階と3階との間には制振フレームが設けられているので、1階と3階との相対変位は上記制振フレームによって抑制されるが、2階は他の階に対しての相対変位が抑制されないことになる。このため、制振性能が低下するおそれがある。
本発明はかかる課題に鑑みてなされたもので、その主な目的は、制振性能の向上を図ることにある。
かかる目的を達成するために本発明の制振構造は、
3以上の階層を有する構造物の制振構造であって、
前記3以上の階層よりも少ない2以上の所定の階層を一単位として制振する制振フレームを、前記構造物における水平方向の異なる位置、及び、鉛直方向の異なる位置に複数設け、
複数の前記制振フレームが設けられた間のすべての階層が制振され、
或る制振フレームと他の制振フレームとが或る階を基準として前記鉛直方向に並んで配置されており、
前記或る階を跨いで前記所定の階層離れた2つの階の相対変位を制振する別の制振フレームは、前記或る制振フレーム及び前記他の制振フレームを含む構面において、前記或る制振フレーム及び前記他の制振フレームと前記水平方向の同じ位置には設けられておらず、前記或る制振フレーム及び前記他の制振フレームとは前記水平方向の異なる位置に設けられており、
前記構面に垂直な方向に見て、前記構造物に設けられたいずれの前記制振フレームも互いに重なっていないことを特徴とする。
このような制振構造によれば、制振性能の向上を図ることが可能である。
かかる制振構造であって、
複数の前記制振フレームは、
n階(nは自然数)と、前記n階よりも前記所定の階層高い階との相対変位を制振する第1の制振フレームと、
前記第1の制振フレームと前記水平方向の同じ位置に設けられておらず、前記第1の制振フレームとは前記水平方向の異なる位置に設けられ、(n+1)階と、前記(n+1)階よりも前記所定の階層高い階との相対変位を制振する第2の制振フレームと、
を有することが望ましい。
このような制振構造によれば、2以上の階層を一単位として制振する制振フレーム(第1の制振フレーム、第2の制振フレーム)を用いて、鉛直方向に隣接する階をそれぞれ制振させることが可能である。
かかる制振構造であって、各制振フレームはそれぞれダンパーを備えていることが望ましい。
このような制振構造によれば、振動を減衰させることが可能である。
かかる制振構造であって、各制振フレームはそれぞれ鉛直方向に複数の段に構成されており、前記ダンパーが設けられたダンパー設置段と、弾性変形する弾性架構段とを有し、前記ダンパー設置段と前記弾性架構段は前記鉛直方向に並んで配置されていてもよい。
このような制振構造によれば、ダンパーの変形量を大きくすることができ、ダンパーを効率よく用いることが可能である。
また、前記或る制振フレームの前記ダンパー設置段と、前記別の制振フレームの前記ダンパー設置段とは、前記鉛直方向の異なる位置に設けられており、
前記他の制振フレームの前記ダンパー設置段と、前記別の制振フレームの前記ダンパー設置段とは、前記鉛直方向の異なる位置に設けられていてもよい。
かかる制振構造であって、前記ダンパーは、ブレース型ダンパーであってもよい。また、前記ダンパーは、間柱型ダンパーであってもよい。
かかる制振構造であって、前記弾性架構段は、ブレースで補強されていてもよい。また、前記弾性架構段は、鋼製パネルで構成されていてもよい。
本発明によれば、制振性能の向上を図ることが可能である。
比較例1の制振構造を模式的に示した説明図である。 比較例2の制振構造を模式的に示した説明図である。 図3Aは、比較例1の制振構造の2階層分を示す図であり、図3Bは、図3Aの制振構造が外力を受けて変位した状態を示す図である。 図4Aは、比較例2の制振フレーム20の一つ分を示す図であり、図4Bは、図4Aの制振フレーム20が外力を受けて変位した状態を示す図である。 第1実施形態における制振構造を模式的に示した説明図である。 第2実施形態における制振構造を模式的に示した説明図である。 第3実施形態における制振構造を模式的に示した説明図である。 図8A〜図8Cは制振フレーム20の変形例を示す説明図である。
===第1実施形態===
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。
本実施形態では、8階建て(8階層)の鉄骨の建物に本発明を適用した例を示すが、本発明は、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、CFT造(Concrete-Filled Steel Tube:コンクリート充填鋼管構造)、それらの混合構造など、さまざまな構造の建物に対して適用することができる。また、建物は8階建てには限定されず、3階建て以上であればよい。
まず、本実施形態について説明する前に比較例について説明する。
≪比較例1≫
図1は、比較例1の制振構造を模式的に示した説明図である。図において建物1は8階建ての構造物であり、柱11と梁12とによって形成された柱梁架構10を水平方向(図の左右方向)と鉛直方向(図の上下方向)にそれぞれ複数有している。また、建物1には、ダンパー14が設けられている。なお、以下の説明において、水平方向の各位置で柱梁架構10が鉛直方向に並ぶ集まりを列ともいい、図の下部に示すように左側から順に番号を付している。例えば、図において柱梁架構10は5列に設けられており、ダンパー14が設けられているのは3列目である。なお、図の建物1では、柱梁架構10の水平方向の列数は5(5列)であるが、これには限定されない。例えば、6列以上であってもよい。
柱11は、床や梁12などの鉛直荷重を支える構造部材である。
梁12は、柱11同士を水平方向につなぐ構造部材である。当該梁12の位置に建物1の各階層の層間となる床が形成されることになる。
ダンパー14は、地震や風などの外力によって相対変位する2つの部材間の振動を減衰させる減衰部材である。ダンパー14はブレース型ダンパーであり、ここでは粘性流体であるオイルを用いたオイルダンパーが用いられている。ダンパー14は、3列目の柱梁架構10の一方の対角(右上と左下)の間に設けられている。なお、図に示すように、ダンパー14は各階ごとに設けられている。この各階に設けられたダンパー14によって、建物1の制振構造が構成されている。
≪比較例2≫
図2は、比較例2の制振構造を模式的に示した説明図である。なお、図2において図1と同一構成の部分には同一符号を付し説明を省略する。
図2に示すように、比較例2の制振構造は、制振フレーム20を備えている。
制振フレーム20は、2つの階層を一単位として制振するものである。この例の場合、建物1の3列目において4つの制振フレーム20が鉛直方向に並ぶように配設されている。具体的には1階と3階、3階と5階、5階と7階、7階と屋上の間にそれぞれ制振フレーム20が設けられている。これらの各制振フレーム20は全て同じ構成である。
制振フレーム20は、鉛直方向(図の上下方向)に3つの段を有して構成されている。より具体的には、制振フレーム20は、弾性架構段20a、ダンパー設置段20b、弾性架構段20cを有している。
弾性架構段20aは、制振フレーム20の最上部に設けられており、弾性架構段20cは制振フレーム20の最下部に設けられている。この弾性架構段20a、弾性架構段20cは同じ構成であり、各段の2つの対角にはブレース16が設けられている。そして、当該ブレース16によって、弾性架構段20a、弾性架構段20cのせん断変形が抑えられる。
ダンパー設置段20bは、弾性架構段20aと弾性架構段20cの間に設けられた架構であり、ダンパー14が設けられている。
このように、比較例2では、2つの階層を一単位として制振する制振フレーム20を用いている。このような制振フレーム20を用いることにより、比較例1の場合よりもダンパー14をより有効に用いることが可能である。
以下、この理由について説明する。
<制振フレーム20を用いる有効性について>
図3Aは、比較例1(図1)の制振構造の2階層分を示す図であり、図3Bは、図3Aの制振構造が外力(地震、風など)を受けて変位した状態を示す図である。
また、図4Aは、比較例2(図2)の制振フレーム20の一つ分を示す図であり、図4Bは、図4Aの制振フレーム20が外力を受けて変位した状態を示す図である。
図においてhは階高、lはスパン(支点間距離)、l、lはそれぞれのダンパー14の初期長さ、γ、γは層間変形角、l´、l´はダンパー14の変形後の長さを示している。また、α〜αは弾性架構段20a、ダンパー設置段20b、弾性架構段20cのそれぞれについての階高hに対する比率である
比較例1(図3A、図3B)の場合のダンパー14の変形量Lは、
=l´−l=γhcosθ
となる。一方、比較例2(図4A、図4B)の場合のダンパー14の変形量Lは、弾性架構20a、20cのせん断変形をほぼゼロとした場合、
=l´−l=2γαhcosθ
となる。
ここで、l=600、h=400、γ=1/100、α=α=α=2/3とすると、
=γhcosθ=3.328
=2γαhcosθ=4.875
よって、変形量の比は、L/L=1.465となり、比較例2の方が比較例1よりも変形量が大きい。すなわち、比較例2では、比較例1と同じダンパー14を用いて効率よく制振することが可能である。
しかしながら、比較例2の場合、図2に示すように、制振フレーム20は、奇数階の間(1階と3階、3階と5階など)に設けられており、偶数階には設けられていない。つまり、この比較例2の制振構造では偶数階の制振を行うことが出来ないことになる。
そこで、以下に示す本実施形態では、全ての階層に対して制振を行うことができるようにすることで制振性能の向上を図っている。
≪本実施形態≫
図5は、第1実施形態における制振構造を模式的に示した説明図である。なお、図5において、図1、図2と同一構成の部分には同一符号を付し説明を省略する。
本実施形態では、鉛直方向の異なる位置のみではなく、水平方向の異なる位置(異なる列)にも制振フレーム20を設けている。また、各階層には少なくとも一つの制振フレーム20の端部が配置されるようにしている。説明の便宜上、これらの複数の制振フレーム20について、鉛直方向下側から順に番号を付している。
例えば、制振フレーム20(1)は、建物1の3列目の1階と3階の間に設けられている。そして、制振フレーム(1)は1階と3階の相対変位を制振する。
また、制振フレーム20(2)は、制振フレーム20(1)の右隣の列(4列目)の2階と4階の間に設けられている。そして、制振フレーム(2)は2階と4階の相対変位を制振する。
また、制振フレーム20(3)は、制振フレーム20(1)の直上(3列目の3階と5階の間)に設けられている。そして、制振フレーム20(3)は、3階と5階の相対変位を制振する。
また、制振フレーム20(4)は、制振フレーム20(2)の直上(4列目の4階と6階の間)に設けられている。そして、制振フレーム20(4)は、4階と6階の相対変位を制振する。
以下、同様にして、制振フレーム20(5)〜制振フレーム20(7)が設けられている。このように制振フレーム20を配設することで、建物1において複数の制振フレーム20が設けられた間のすべての階層が制振されることになる。例えば、鉛直方向に隣接する1階と2階のうち、1階は制振フレーム20(1)により(3階に対する相対変位が)制振され、2階は制振フレーム20(2)により(4階に対する相対変位が)制振される。よって、比較例2の制振構造と比べて、さらに制振性能の向上を図ることができる。
また、例えば、制振フレーム20(1)と制振フレーム(3)は、3階を基準として鉛直方向に並んでいる。この場合、制振フレーム(1)は、2階を制振できず、制振フレーム(3)は4階を制振できない。そこで、制振フレーム20(2)を2階と4階(3階を跨いで2階層離れた2つの階)の間に設けている。これにより、1階〜5階の各階層を制振することができる。同様に制振フレーム20(4)〜(7)を設けることで、各階層の相対変位を抑制でき、制振性能の向上を図ることができる。
以上、説明したように、本実施形態の制振構造は、2つの階層を一単位として制振する制振フレーム20を、建物1における水平方向の異なる位置(異なる列)、及び、鉛直方向の異なる位置(異なる高さ)にそれぞれ複数設け、複数の制振フレーム20が設けられた間のすべての階層が制振されるようにしている。
こうすることにより、各階層をもれなく制振することができるので、制振性能の向上を図ることができる。
===第2実施形態===
図6は、第2実施形態における制振構造を模式的に示した説明図である。なお、図6において、前述の実施形態と同一構成の部分には同一符号を付し説明を省略する。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様に複数の制振フレーム20について下側から順に番号を付している。第1実施形態と比べると、制振フレーム20の配置が異なっている。
例えば、制振フレーム20(3)は、制振フレーム20(1)の左隣の列(2列目)の3階と5階の間に設けられている。この場合においても、制振フレーム20(3)は、3階と5階の相対変位を制振する。また、制振フレーム20(4)は、3列目の4階と6階の間に設けられている。この場合も、制振フレーム20(4)は、4階と6階の相対変位を制振する。
図からわかるように、第2実施形態では、各制振フレーム20が鉛直方向(上下方向)に連続して配置されていない。例えば、制振フレーム20(1)と制振フレーム20(3)は、3階を基準として鉛直方向に並んでいるが、列が異なっている。
ただし、この第2実施形態の場合においても、各階層に少なくとも一つの制振フレーム20が配置されている。これにより、複数の制振フレーム20が設けられた間のすべての階層が制振されることになる。よって、制振性能の向上を図ることができる。
===第3実施形態===
図7は、第3実施形態における制振構造を模式的に示した説明図である。なお、図7において、前述の実施形態と同一構成の部分には同一符号を付し説明を省略する。
第3実施形態においても、前述の実施形態と同様に複数の制振フレーム20について下側から順に番号を付している。
第3実施形態では、制振フレーム20(1)は、1列目の1階と3階の間に設けられている。また、制振フレーム20(2)は、の5列目の2階と4階の間に設けられている。また、制振フレーム20(3)は、3列目の3階と5階の間に設けられている。以下、図に示すように制振フレーム20(4)〜制振フレーム20(7)が設けられている。
なお、前述の実施形態では、制振フレーム20が配置される列は連続していたが、この第3実施形態では連続していない。例えば、1列目と3列目には制振フレーム20が設けられているが、その間の2列目には制振フレーム20が設けられていない。
この第3実施形態の場合においても、各階層に少なくとも一つの制振フレーム20が配置されている。これにより、複数の制振フレーム20が設けられた間のすべての階層が制振されることになる。よって、制振性能の向上を図ることができる。
===その他の実施形態について===
上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
<建物について>
本実施形態の制振構造を適用する建物1は、新築であってもよいし、既存の建物であってもよい。また、前述したように建物1の種類は特に限定されない。
<制振フレームについて>
前述の実施形態では、制振フレーム20は2つの階層を一単位として制振していたが、これには限られず3つの階層以上を一単位として制振するようにしてもよい。また、制振フレーム20の配置位置や個数については、前述の実施形態に限定されない。各階層が制振されるように、水平方向の異なる位置、及び、鉛直方向の異なる位置にそれぞれ制振フレーム20が複数設けられていればよい。
また、制振フレーム20の構成は前述したものには限定されない。
図8A〜図8Cは、制振フレーム20の変形例を示す説明図である。
図8Aに示す制振フレーム20は、2段構成になっており、ダンパー14を備えたダンパー設置段が上部に配置されており、その下には、ブレース16が逆V字状に設けられた弾性架構段が配置されている。また、この逆の配置であってもよい。
図8Bに示す制振フレーム20は、図8Aと同様の2段構成であるが、ブレース16がX字状に設けられている。
図8Cに示す制振フレーム20は、ダンパー14のみの1段構成となっている(弾性架構段は設けられていない)。
これらの変形例の各制振フレーム20を用いた場合においても、比較例1の場合よりもダンパー14の変形量が大きくなるので、ダンパー14を有効に用いることができる。
また、前述の実施形態では制振を行うダンパー14としてオイルダンパーを用いていたがダンパー14の種類はこれには限定されない。例えば、摩擦ダンパーであってもよいし、あるいは、所定の荷重で座屈する降伏ダンパーでもよい。
さらに、前述の実施形態ではダンパー14はブレース型ダンパーであったが、これには限定されない。たとえば、架構を構成する構面内に配置される間柱に履歴ダンパーを組込んだ間柱型ダンパーであってもよい。
また、前述の実施形態では、制振フレーム20の弾性架構段20a、20cにはブレース16を用いていたがこれには限られない。例えば、当該部位を鋼製パネルで構成して、せん断変形を抑制するようにしてもよい。
1 建物
10 柱梁架構
11 柱
12 梁
14 ダンパー
16 ブレース
20 制振フレーム
20a 弾性架構段
20b ダンパー設置段
20c 弾性架構段

Claims (9)

  1. 3以上の階層を有する構造物の制振構造であって、
    前記3以上の階層よりも少ない2以上の所定の階層を一単位として制振する制振フレームを、前記構造物における水平方向の異なる位置、及び、鉛直方向の異なる位置に複数設け、
    複数の前記制振フレームが設けられた間のすべての階層が制振され、
    或る制振フレームと他の制振フレームとが或る階を基準として前記鉛直方向に並んで配置されており、
    前記或る階を跨いで前記所定の階層離れた2つの階の相対変位を制振する別の制振フレームは、前記或る制振フレーム及び前記他の制振フレームを含む構面において、前記或る制振フレーム及び前記他の制振フレームと前記水平方向の同じ位置には設けられておらず、前記或る制振フレーム及び前記他の制振フレームとは前記水平方向の異なる位置に設けられており、
    前記構面に垂直な方向に見て、前記構造物に設けられたいずれの前記制振フレームも互いに重なっていないことを特徴とする制振構造。
  2. 請求項1に記載の制振構造であって、
    複数の前記制振フレームは、
    n階(nは自然数)と、前記n階よりも前記所定の階層高い階との相対変位を制振する第1の制振フレームと、
    前記第1の制振フレームと前記水平方向の同じ位置に設けられておらず、前記第1の制振フレームとは前記水平方向の異なる位置に設けられ、(n+1)階と、前記(n+1)階よりも前記所定の階層高い階との相対変位を制振する第2の制振フレームと、
    を有することを特徴とする制振構造。
  3. 請求項1又は2に記載の制振構造であって、
    各制振フレームはそれぞれダンパーを備える
    ことを特徴とする制振構造。
  4. 3以上の階層を有する構造物の制振構造であって、
    前記3以上の階層よりも少ない2以上の所定の階層を一単位として制振する制振フレームを、前記構造物における水平方向の異なる位置、及び、鉛直方向の異なる位置に複数設け、
    複数の前記制振フレームが設けられた間のすべての階層が制振され、
    或る制振フレームと他の制振フレームとが或る階を基準として前記鉛直方向に並んで配置されており、
    前記或る階を跨いで前記所定の階層離れた2つの階の相対変位を制振する別の制振フレームは、前記或る制振フレーム及び前記他の制振フレームを含む構面において、前記或る制振フレーム及び前記他の制振フレームと前記水平方向の同じ位置には設けられておらず、前記或る制振フレーム及び前記他の制振フレームとは前記水平方向の異なる位置に設けられており、
    各制振フレームはそれぞれダンパーを備えており、
    各制振フレームはそれぞれ鉛直方向に複数の段に構成されており、
    前記ダンパーが設けられたダンパー設置段と、
    弾性変形する弾性架構段とを有し、
    前記ダンパー設置段と前記弾性架構段は前記鉛直方向に並んで配置されていることを特徴とする制振構造。
  5. 請求項4に記載の制振構造であって、
    前記或る制振フレームの前記ダンパー設置段と、前記別の制振フレームの前記ダンパー設置段とは、前記鉛直方向の異なる位置に設けられており、
    前記他の制振フレームの前記ダンパー設置段と、前記別の制振フレームの前記ダンパー設置段とは、前記鉛直方向の異なる位置に設けられている
    ことを特徴とする制振構造。
  6. 請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載の制振構造であって、
    前記ダンパーは、ブレース型ダンパーである
    ことを特徴とする制振構造。
  7. 請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載の制振構造であって、
    前記ダンパーは、間柱型ダンパーである
    ことを特徴とする制振構造。
  8. 請求項4又は請求項5に記載の制振構造であって、
    前記弾性架構段は、ブレースで補強されている
    ことを特徴とする制振構造。
  9. 請求項4又は請求項5に記載の制振構造であって、
    前記弾性架構段は、鋼製パネルで構成されている
    ことを特徴とする制振構造。
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