JP6364640B2 - 織ネーム、及び、織ネームの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、織ネーム、及び、織ネームの製造方法に関するものである。
例えば、特許文献1には、広幅織物のヒートカットによって得る織テープであって、このヒートカットによって両側縁に形成された繊維溶融部と、テープ側縁の近辺に沿って糸環部の縫い糸がテープ側縁を越えながら横方向に続く単環縫いとを有し、単環縫いを形成する1本の縫い糸がテープ側縁と交差しながら相互に密接することにより、該縫い糸で各側縁の繊維溶融部を被覆する織テープが開示されている。
また、特許文献2には、合成繊維糸で織成した広幅織物を帯状にヒートカットし、このヒートカットによって両側縁に繊維溶融部が形成される織テープについて、縫着時に折り曲げ個所となる部位に横糸として部分的に織り込んだ収縮性糸を有し、さらにラベル側縁の近辺に沿って各糸環部が側縁上を通る単環縫いを形成して、両側縁の繊維溶融部を連続する縫い糸1本で被覆するとともに、織成後の収縮処理によって折り曲げ個所となる部位の両側縁がわずかに凹み、折り曲げた際に両側縁の隅部に繊維溶融部の突き出しが生じない織ラベルが開示されている。
特開2000−96425号公報 特開平11−200173号公報
本発明は、肌触りのよい織ネームを提供することを目的とする。
本発明に係る織ネームは、第1の織組織で形成され、シートの一部を構成する第1の領域と、前記第1の織組織よりも柔らかい又は伸縮性のある第2の織組織で形成され、前記シートの他の一部を構成する複数の第2の領域とを有し、複数の前記第2の領域は、前記シートの中央部以外の領域に配置され、第1の領域によって互いに隔てられている。
好適には、前記第2の領域は、略半楕円状、又は、略半円状に形成され、前記第2の領域の弦部分が前記シートの周縁側に向けて配置され、前記シートが折り返された場合に、前記第2の領域が略扇形となる。
好適には、前記シートの長手方向の両端部が折り返された場合の2つの稜線それぞれの両端に、前記第2の領域が配置されている。
好適には、前記第2の織組織は、前記第1の織組織よりも、多くの経糸又は緯糸を跨いでいる。
本発明に係る織ネームは、第1の織組織で形成され、シートの一部を構成する第1の領域と、前記第1の織組織よりも柔らかい又は伸縮性のある第2の織組織で形成され、前記シートの他の一部を構成する第2の領域とを有し、前記第2の領域は、前記シートの四隅に配置されている。
好適には、前記第2の領域は、前記シートの四隅を中心とした略扇形状に形成され、前記第2の領域は、第1の領域によって互いに隔てられている。
本発明に係る織ネームの製造方法は、第1の織組織で形成される第1の領域と、前記第1の領域よりも柔らかい又は伸縮性のある第2の織組織で形成される第2の領域とを含む織物シートを、前記第2の領域が経糸方向及び緯糸方向に周期的に形成されるように織る工程と、前記周期に対応する位置で、織られた前記織物シートを切断する工程と、切断された前記織物シートの端部を折り返した場合の稜線が前記第2の領域を通過する位置で、前記織物シートを折り返す工程とを有する。
本発明によれば、織ネームの肌触りをよくすることができる。
実施形態に係る織ネーム1の斜視図である。 織ネーム1を縫着した状態を例示する図である。 第2のシート領域2bの織り方を例示する図である。 織物シート2における第2のシート領域2b内の交差目12の配列を例示する図である。 織ネーム1の織成工程(S10)を説明するフローチャートである。 織布シート20を例示する図である。 織布シート20及び帯状織布22の切り分けを例示する図である。
まず、実施形態の背景を説明する。
織ネームとは、例えば、文字・紋様を現した織物、織りマーク、又は、ワッペンなどを含む。織ネームは、例えば、ブランド名や名前などを織り込んだ織物であり、このような織ネームは、例えば、布製品に取り付けられる。具体的には、織ネームは、衣服に取り付けられる場合、衣服の首の部分の近傍に縫い付けられる。
しかしながら、縫い付けられる織ネームによっては、織ネームの四隅部分が飛び出すもの、又は、硬い肌触りであるものがあるため、衣服を着用する着用者を不快にするとともに、皮膚を傷つける虞があった。また、着用者が子供である場合には、皮膚組織が薄いため、大人より皮膚を傷つける可能性があった。
そこで、本実施形態では、肌触りのよい織ネーム、及び、この織ネームの製造方法を提供することを目的とする。本実施形態に係る織ネームは、第1のシート領域2aと、第2のシート領域2bとで構成される。織ネームは、第1のシート領域2aよりも柔らかい又は伸縮性のあるように第2のシート領域2bを形成することにより、良好な肌触りとすることができる。
以下、本発明に係る実施形態の構成を、図面を参照して説明する。ただし、本発明の範囲は、図示例に限定されるものではない。
図1は、実施形態に係る織ネーム1の斜視図である。
図1(a)は、織ネーム1を例示する図であり、図1(b)は、折り返した状態の織ネーム1を例示する図である。
図1に例示するように、織ネーム1は、経糸と、緯糸とを織って形成される。本実施形態に係る織ネーム1は、織ネーム1の長手方向を経糸とし、織ネーム1の短手方向を緯糸として織成す場合を具体例として説明する。
織ネーム1は、第1のシート領域2aと、第2のシート領域2bとで構成される織物シートである。
図1(a)に例示するように、織ネーム1は、第1のシート領域2aと、第2のシート領域2bとを連続するように構成される。また、織ネーム1は、中央部以外の領域に複数の第2のシート領域2bを配置され、第1のシート領域2aによって第2のシート領域2bを互いに隔てるように構成される。
また、織ネーム1は、周縁部6の繊維を溶融される。織ネーム1は、周縁部6の繊維を溶融されることにより、繊維が互いに結合するため、第1のシート領域2a、及び、第2のシート領域2bを構成する経糸、及び、緯糸の解けを防止する。
また、図1(b)に例示するように、織ネーム1は、長手方向の両端部を折り返される。具体的には、織ネーム1は、長手方向の第2のシート領域2bの中心近傍の位置で両端部を折り返される。織ネーム1は、両端部を折り返されることによって短手方向に稜線部40を形成する。
[第1のシート領域2a]
織ネーム1は、本発明に係る第1の領域の一例である。
第1のシート領域2aは、第1の織組織で形成され、織ネーム1の一部を構成する。また、第1のシート領域2aは、複数の第2のシート領域2bを隔てるように配置される。
第1のシート領域2aは、第1の織組織の織り方を特に限定するものではなく、例えば、経糸と緯糸とを交互に交差するように織る平織、経糸と緯糸とが交互に交差せず、経糸と緯糸との交差する位置を規則的にずらして織成す綾織、又は、経糸及び緯糸のどちらか一方が、視認する面に多く見られ、経糸と緯糸との交差する位置を規則的に隣り合わないよう織成す朱子織でもよい。
[第2のシート領域2b]
第2のシート領域2bは、本発明に係る第2の領域の一例である。
第2のシート領域2bは、 第1のシート領域2aよりも柔らかい又は伸縮性のある第2の織組織で形成され、織ネーム1の他の一部を構成する。第2のシート領域2bは、第1のシート領域2aよりも、多くの経糸又は緯糸を跨いで形成される。
図1(a)に例示するように、第2のシート領域2bは、略半楕円状、若しくは、略半円状、略三角形状、又は、略四角形状に形成され、好適には、略半楕円状、又は、略半円状である。また、第2のシート領域2bは、例えば、10mm以下の大きさに形成される。
また、図1(b)に例示するように、第2のシート領域2bは、略半楕円状、又は、略半円状に形成することにより、織ネーム1の長手方向の端部を折り返した場合に、折り返された織ネーム1の四隅を中心とした略扇形状に形成される。そのため、第2のシート領域2bは、部分的に硬くならないようにすることができる。また、第2のシート領域2bは、略扇形状となることにより、解れにくくすることができる。
図1(a)に例示するように、第2のシート領域2bは、織ネーム1の中央部以外の領域に配置され、第1のシート領域2aによって互いに隔てられている。また、第2のシート領域2bは、織ネーム1の長手方向の両端部が折り返された場合の2つの稜線それぞれの両端に配置される。このとき、第2のシート領域2bは、略半楕円状、又は、略半円状の弦となる部分を第2のシート領域2bの周縁部6に向けて配置される。
また、図1(b)に例示するように、織ネーム1は、長手方向の両端部を、第2のシート領域2bの中心近傍となる位置で折り返される。第2のシート領域2bは、長手方向の両端部を折り返された織ネーム1の四隅に配置され、第1のシート領域2aによって互いに隔てられている。
図2は、織ネーム1を縫着した状態を例示する図である。
図2(a)は、衣服に織ネーム1を縫着した状態を例示する図である。また、図2(b)は、衣服に縫着される織ネーム1を例示する図である。
図2(a)に例示するように、織ネーム1は、例えば、衣服の首の部分の近傍に縫い付けれる。このとき、図2(b)に例示するように、織ネーム1は、長手方向の両端部を、第2のシート領域2bの中心近傍となる位置で折り返された状態で、縫付部9により衣服に縫い付けられる。織ネーム1は、シートの角部8に力を加えられた場合でも、シート領域2bが変形することにより、加えられた力を和らげる。
図3は、第2のシート領域2bの織り方を例示する図である。
図3は、図1に例示する織ネーム1における第2のシート領域2bを構成する経糸10と、緯糸11との織り方を説明する図であり、緯糸方向からの断面視野を模式的に例示するものである。
図3に例示するように、第2のシート領域2bは、第1のシート領域2aよりも、多くの経糸10又は緯糸11を跨いで形成される。また、第2のシート領域2bは、経糸10、及び、緯糸11の交差する部分である交差目12を備える。
ここで、第2のシート領域2bは、配列される緯糸11を経糸10が跨ぐ場合を具体例として説明する。また、配列される緯糸11を経糸10が跨ぐ方向(経糸10が多く見られる方向)を表面とし、図1に例示する面と同様の面として説明する。また、緯糸11と交差するときの経糸10の現れる方向を裏面とする。
図3(a)は、経糸10が緯糸11を7本跨ぎ、8本目で交差する状態を周期とする場合を例示する図である。
図3(a)に例示するように、第2のシート領域2bは、経糸10と緯糸11と交差する交差目12が、既定の周期となるように形成される。このとき、緯糸11は、複数配列されており、周期的に経糸10と交差する。具体的には、経糸10は、緯糸11を7本跨ぎ、緯糸11の8本目と交差して交差目12とすることを1周期として織られる(以下、8とじと記載する)。この周期は、例えば、周期A、周期B、及び、周期Cと例示する。
例えば、周期Bに着目する。
経糸10は、裏面方向にて、周期Aにおける緯糸11の8番目の糸と交差してから、周期Aにおける緯糸11の8番目の糸と、周期Bにおける緯糸11の1番目の糸との間を通って、裏面方向から表面方向に移動する。
次に、経糸10は、表面方向にて、周期Bにおける緯糸11の1番目の糸から緯糸11の7番目の糸までを跨ぐ。
次に、経糸10は、周期Bにおける緯糸11の7番目の糸と、緯糸11の8番目の糸との間を通って、表面方向から裏面方向に移動する。
次に、経糸10は、裏面方向にて、周期Bおける緯糸11の8番目の糸と交差してから、周期Bにおける緯糸11の8番目の糸と、周期Cにおける緯糸11の1番目の糸との間を通って、裏面方向から表面方向に移動する。
このように、第2のシート領域2bは、経糸10が緯糸11を7本跨ぎ、緯糸11の8本目で交差する状態を周期とする場合の織り方で形成される。
また、図3(b)は、経糸10が緯糸11を9本跨ぎ、10本目で交差する状態を周期とする場合を例示する図である。
図3(b)に例示するように、第2のシート領域2bは、経糸10と配列される緯糸11とを交差することにより織られる。このとき、経糸10は、緯糸11を9本跨ぎ、緯糸11の10本目と交差して交差目12とすることを1周期として織られる(以下、10とじと記載する)。この周期は、例えば、周期A、及び、周期Bとして例示する。
図3(a)と同様に、例えば、周期Bに着目する。
経糸10は、裏面方向にて、周期Aにおける緯糸11の10番目の糸と交差してから、周期Aにおける緯糸11の10番目の糸と、周期Bにおける緯糸11の1番目の糸との間を通って、裏面方向から表面方向に移動する。
次に、経糸10は、表面方向にて、周期Bにおける緯糸11の1番目の糸から緯糸11の9番目の糸までを跨ぐ。
次に、経糸10は、周期Bにおける緯糸11の9番目の糸と、緯糸11の10番目の糸との間を通って、表面方向から裏面方向に移動する。
次に、経糸10は、裏面方向にて、周期Bおける緯糸11の10番目の糸と交差してから、周期Bにおける緯糸11の10番目の糸と、周期Cにおける緯糸11の1番目の糸との間を通って、裏面方向から表面方向に移動する。
このように、第2のシート領域2bは、経糸10が緯糸11を9本跨ぎ、緯糸11の10本目で交差する状態を周期とする場合の織り方で形成される。
また、図3(c)は、経糸10が緯糸11を11本跨ぎ、12本目で交差する状態を周期とする場合を例示する図である。
図3(c)に例示するように、第2のシート領域2bは、経糸10と配列される緯糸11と交差することにより織られる。このとき、経糸10は、緯糸11を11本跨ぎ、緯糸11の12本目と交差して交差目12とすることを1周期として織られる(以下、12とじと記載する)。この周期は、例えば、周期A、及び、周期Bとして例示する。
図3(a)、及び、図3(b)と同様に、例えば、周期Bに着目する。
経糸10は、裏面方向にて、周期Aにおける緯糸11の12番目の糸と交差してから、周期Aにおける緯糸11の12番目の糸と、周期Bにおける緯糸11の1番目の糸との間を通って、裏面方向から表面方向に移動する。
次に、経糸10は、表面方向にて、周期Bにおける緯糸11の1番目の糸から緯糸11の11番目の糸までを跨ぐ。
次に、経糸10は、周期Bにおける緯糸11の11番目の糸と、緯糸11の12番目の糸との間を通って、表面方向から裏面方向に移動する。
次に、経糸10は、裏面方向にて、周期Bおける緯糸11の12番目の糸と交差してから、周期Bにおける緯糸11の12番目の糸と、周期Cにおける緯糸11の1番目の糸との間を通って、裏面方向から表面方向に移動する。
このように、第2のシート領域2bは、経糸10が緯糸11を11本跨ぎ、緯糸11の12本目で交差する状態を周期とする場合の織り方で形成される。
このように、図3(a)、図3(b)、及び、図3(c)に例示するように、第2のシート領域2bは、経糸10及び緯糸11の織り方を選択ことができる。また、第2のシート領域2bは、これらに限定せず、織り方を適宜に変更することができる。
図4は、織物シート2における第2のシート領域2b内の交差目12の配列を例示する図である。
図4は、図3に例示する経糸10を緯糸11の方向に複数配置したものである。
例えば、既定の経糸10と、この糸と隣り合う経糸10とに着目する。
第2のシート領域2bは、緯糸11の方向に交差目12が互いに隣り合わない位置となるように、既定の経糸10と緯糸11と交差する交差目12と、既定の経糸10と隣り合う経糸10と緯糸11と交差する交差目12とを配置する。
具体的には、図4(a)に例示するように、第2のシート領域2bは、8とじである場合、経糸10aと緯糸11と交差する交差目12と、隣り合う経糸10bと緯糸11と交差する交差目12とを互いに隣り合わない位置となるように、周期を互いにずらして配置される。
また、第2のシート領域2bは、図4(b)に例示する10とじである場合、及び、図4(c)に例示する12とじである場合も同様である。
このように、第2のシート領域2bは、緯糸11の方向において、経糸10及び緯糸11と交差する交差目12の位置を互いに隣り合わない位置となるように配置することにより、経糸10が緯糸11の方向に連続してループ状となることを防止することができる。
次に、織ネーム1の製造工程を説明する。
図5は、織ネーム1の製造工程(S10)を説明するフローチャートである。
図6は、織布シート20を例示する図である。
図5に例示するように、ステップ12(S12)において、作業者は、織布シート20を織成する。
図6に例示するように、織布シート20は、複数の帯状織布シート22により構成される。また、帯状織布シート22は、複数の織ネーム1により構成される。織ネーム1は、第1のシート領域2aと第2のシート領域2bとにより構成される。ここで、第2のシート領域2bは、経糸10の方向及び緯糸11の方向に周期的に形成されるように織られる。また、第2のシート領域2bは、第1のシート領域2aよりも、多くの経糸10又は緯糸11を跨いで形成される。
図7は、織布シート20及び帯状織布22の切り分けを例示する図である。
ステップ14(S14)において、まず、作業者は、織布シート20から帯状織布シート22を切り分ける。
作業者は、例えば、ヒートカットを行い、織布シート20から帯状織布シート22を切り分ける。
図7(a)に例示するように、帯状織布シート22は、長手方向に縮み代24を備える。縮み代24は、例えば、4mm以下の範囲として設けられ、具体的には、2.5mmから3.5mmの範囲で設けられることが好適である。図7(b)に例示するように、帯状織布シート22は、織布シート20からヒートカットされたことにより、縮み代24が溶融して固まることで、帯状織布シート22の周縁部6を保護する。
次に、作業者は、帯状織布シート22から織ネーム1を切り分ける。
作業者は、例えば、ヒートカットを行い、帯状織布シート22から織ネーム1を切り分ける。
図7(c)に例示するように、織ネーム1は、作業者により、帯状織布シート22をヒートカットされることで切り分けられる。織ネーム1は、ヒートカットされることにより、周縁部6を保護される。
ステップ16(S16)において、作業者は、織ネーム1を衣服に縫着する。
まず、作業者は、切り分けられた織ネーム1の長手方向の両端部を折り返す。
図2に例示するように、織ネーム1は、作業者により、両端部を折り返されることにより形成される2つの稜線それぞれの両端に、第2のシート領域2bが配置されるように折り返される。
次に、作業者は、両端部を折り返された織ネーム1を衣服に縫着する。
以上説明したように、本実施形態に係る織ネーム1は、第1のシート領域2aよりも第2のシート領域2bを柔らかい又は伸縮性のあるよう形成されることにより、ヒートカットされる周縁部6の角部8に力を加えられた場合であっても、第2のシート領域2bが変形することで加えられた力を和らげることができるため、肌触りを良好とすることができる。
また、織ネーム1は、長手方向における両端部を折り返されることで形成される2つの稜線部40それぞれの両端に、第2のシート領域2bを配置することにより、折り返された織ネーム1の四隅を柔らかくすることができる。
また、織ネーム1は、第2のシート領域2bを略半楕円状、又は、略半円状に形成することにより、第2のシート領域2bの柔らかさのムラを軽減することができる。
また、織ネーム1は、第1のシート領域2aよりも多くの経糸10又は緯糸11を跨ぐように第2のシート領域2bを織ることにより、第2のシート領域2bを柔らかい又は伸縮性のあるよう形成されることができる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、これらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、追加等が可能である。
1 織ネーム
2a 第1のシート領域
2b 第2のシート領域
6 周縁部
8 角部
40 稜線部
9 縫付部
10 経糸
11 緯糸
12 交差目
20 織布シート
22 帯状織布シート
42、46 切断位置
24 縮み代

Claims (7)

  1. 第1の織組織で形成され、シートの一部を構成する第1の領域と、
    前記第1の織組織よりも柔らかい又は伸縮性のある第2の織組織で形成され、前記シートの他の一部を構成する複数の第2の領域と
    を有し、
    複数の前記第2の領域は、前記シートの中央部以外の領域に配置され、第1の領域によって互いに隔てられており、
    前記第2の領域は、略半楕円状、略半円状、略三角形状、又は略四角形状に形成され、
    前記第2の領域は、前記シートの四隅に配置されている
    織ネーム。
  2. 第1の織組織で形成され、シートの一部を構成する第1の領域と、
    前記第1の織組織よりも柔らかい又は伸縮性のある第2の織組織で形成され、前記シートの他の一部を構成する複数の第2の領域と
    を有し、
    複数の前記第2の領域は、前記シートの中央部以外の領域に配置され、第1の領域によって互いに隔てられており、
    前記第2の領域において、周期的に経糸と緯糸とが交差する交差目が、経糸方向又は緯糸方向に隣り合わない位置に配置されている
    織ネーム。
  3. 前記シートの長手方向の両端部が折り返された場合の2つの稜線それぞれの両端に、前記第2の領域が配置されている
    請求項1または請求項2に記載の織ネーム。
  4. 前記第2の織組織は、前記第1の織組織よりも、多くの経糸又は緯糸を跨いでいる
    請求項3に記載の織ネーム。
  5. 第1の織組織で形成され、シートの一部を構成する第1の領域と、
    前記第1の織組織よりも柔らかい又は伸縮性のある第2の織組織で形成され、前記シートの他の一部を構成する第2の領域と
    を有し、
    前記第2の領域は、前記シートの四隅に配置され、
    前記第2の領域は、略半楕円状、略半円状、略三角形状、又は略四角形状に形成されている
    織ネーム。
  6. 前記第2の領域は、前記シートの四隅を中心とした略扇形状に形成され、
    前記第2の領域は、第1の領域によって互いに隔てられている
    請求項5に記載の織ネーム。
  7. 第1の織組織で形成される第1の領域と、前記第1の領域よりも柔らかい又は伸縮性のある第2の織組織で形成される第2の領域とを含む織物シートを、前記第2の領域が経糸方向及び緯糸方向に周期的に形成されるように織る工程と、
    前記周期に対応する位置で、織られた前記織物シートを切断する工程と
    切断された前記織物シートの端部を折り返した場合の稜線が前記第2の領域を通過する位置で、前記織物シートを折り返す工程と
    を有し、
    前記第2の領域は、略半楕円状、略半円状、略三角形状、又は略四角形状に形成され、
    前記第2の領域は、前記織物シートの四隅に配置されている
    織ネームの製造方法。
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