JP6364145B2 - デッキ材取付金具およびデッキ材取付構造 - Google Patents

デッキ材取付金具およびデッキ材取付構造 Download PDF

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本発明は、ベランダ、バルコニー、屋上、公園、遊歩道等においてデッキ床を構成するデッキ材を大引、根太等のデッキ材支持材に取り付けるためのデッキ材取付金具およびデッキ材取付構造に関する。
この種のデッキ材取付構造においては、温度変化によりデッキ材が伸縮するため、デッキ材取付金具でデッキ材をデッキ材支持材に完全に固定することは避けることが好ましい。
このため、従来のデッキ材取付金具は、該金具に設けられた係止部でデッキ材を単に上から押さえるだけで、デッキ材をデッキ材支持材に取り付けるようになっており、デッキ材は、デッキ材取付金具の係止部に対し滑ることにより、幅方向および長さ方向に動くことができるようになっていた(例えば、特許文献1参照)。
したがって、デッキ材は幅方向および長さ方向に基本的に無制限に動き得るようになっていたので、デッキ材の取付位置が本来の位置からずれてしまったり、極端な場合には、デッキ材取付金具からデッキ材が外れてしまう虞があるという問題があった。
そこで本出願人等は、デッキ材の幅方向および長さ方向の動きをある程度許容して、温度変化によるデッキ材の伸縮を吸収し、なおかつデッキ材が幅方向および長さ方向に無制限には動くことができないようにすることができるデッキ材取付金具およびデッキ材取付構造を提案した(特許文献2)。この提案に係るデッキ材取付金具は、一枚の金属板を大略2つ折りにし、片方の部分が第一半部、他の片方の部分が第二半部を形成し、第一半部の第一の対向面部と第二半部の第二の対向面部とが互いにほぼ平行な状態で対向される構成としたもので、デッキ材の幅方向に関しては、温度変化によってデッキ材が伸縮しても、第一半部の第一の対向面部と第二半部の第二の対向面部との間の間隙の大きさが変化するようにデッキ材取付金具が弾性変形することにより、前記デッキ材の伸縮を吸収する。
特開2005−264663号公報 特開2011−236601号公報
しかしながら前記特許文献2に開示された実施例においては、第一半部と第二半部との境界になる折り返し部が上方に行くほど幅が狭くなっており、第一半部の第一の対向面部と第二半部の第二の対向面部とが互いに近接して設けられていたので、(a)デッキ材の幅方向に関し温度変化によるデッキ材の伸縮の吸収可能量が小さい、(b)第一半部と第二半部との間に水やゴミが溜まりやすく、ひいては取付金具の材質によっては腐食を招く虞がある、(c)デッキ材上にいる人から取付金具の上部が見えやすく美観を損ねる虞がある等の問題があった。
また、前記特許文献2に開示されている取付金具においては、デッキ材の取付作業時に取付金具が転倒してデッキ材の溝から外れてしまったり、取付金具が作業者の意図に反してデッキ材の溝の所定の位置からずれてしまうことがあるという問題があった。
本発明は、このような従来の事情に鑑みてなされたもので、本発明の目的の一つは、デッキ材の幅方向に関し温度変化によるデッキ材の伸縮の吸収可能量を大きくできるデッキ材取付金具およびデッキ材取付構造を提供することにある。
本発明の他の目的は、取付金具内部に水やゴミが溜まりにくいデッキ材取付金具およびデッキ材取付構造を提供することにある。
本発明の他の目的は、デッキ材上にいる人から取付金具が見えにくく、美観を損ねる虞が少ないデッキ材取付金具およびデッキ材取付構造を提供することにある。
本発明の他の目的は、デッキ材の取付作業時に取付金具が転倒してデッキ材の溝から外れてしまったり、取付金具が作業者の意図に反してデッキ材の溝の所定の位置からずれてしまうことがなく、デッキ材の取付作業を容易に行うことができるデッキ材取付金具およびデッキ材取付構造を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、以下の説明から明らかになろう。
本発明によるデッキ材取付金具は、
それぞれ側面に長手方向に延びる取付溝を設けられた複数のデッキ材を互いに平行に並んだ状態でデッキ材支持材上に取り付けるデッキ材取付金具において、
該デッキ材取付金具が水平に置かれたとき水平となる面に広がる細長い平面状かつ矩形状の底部と、
この底部に設けられたビス挿通穴と、
前記底部の幅方向の両端部からそれぞれ直角方向上向きに折り曲げられた平面状の第一の立ち上がり面部および第二の立ち上がり面部と、
前記第一の立ち上がり面部から、横方向両端部を該第一の立ち上がり面部に切り残されて、軸方向を上下方向とする大略円弧状をなすように前記第二の立ち上がり面部側に湾曲突出された第一のビス支持部と、
前記第二の立ち上がり面部から、横方向両端部を該第二の立ち上がり面部に切り残されて、軸方向を上下方向とする大略円弧状をなすように前記第一の立ち上がり面部側に湾曲突出された第二のビス支持部と、
前記第一の立ち上がり面部の上端部から前記第二の立ち上がり面部と反対側横方向に折り曲げられている第一の係止部と、
前記第一の係止部の先端部に設けられた下方に突出する第一の係止部食い込み突起部と、
前記第二の立ち上がり面部の上端部から前記第一の立ち上がり面部と反対側横方向に折り曲げられている第二の係止部と、
前記第二の係止部の先端部に設けられた下方に突出する第二の係止部食い込み突起部とを一枚の金属板から加工されて一体的に有してなり、
第一のビス支持部の内面と前記第二のビス支持部の内面との間および前記ビス挿通穴に共通のビスが挿通されるようになっており、
前記第一の係止部が一方の前記デッキ材の前記取付溝、前記第二の係止部が他方の前記デッキ材の前記取付溝にそれぞれ挿入された状態で第一のビス支持部の内面と前記第二のビス支持部の内面との間および前記ビス挿通穴に挿通された前記ビスが前記デッキ材支持材にねじ込まれて締め付けられることにより、前記第一の係止部食い込み突起部が前記一方のデッキ材の前記取付溝の下面に食い込む一方、前記第二の係止部食い込み突起部が前記他方のデッキ材の前記取付溝の下面に食い込み、両方の前記デッキ材を前記デッキ材支持材に係止するようになっているものである。
また、本発明によるデッキ材取付構造は、
それぞれ側面に長手方向に延びる取付溝を設けられた複数のデッキ材を互いに平行に並んだ状態でデッキ材取付金具によりデッキ材支持材上に取り付けるデッキ材取付構造において、
前記デッキ材取付金具は、
該デッキ材取付金具が水平に置かれたとき水平となる面に広がる細長い平面状かつ矩形状の底部と、
この底部に設けられたビス挿通穴と、
前記底部の幅方向の両端部からそれぞれ直角方向上向きに折り曲げられた平面状の第一の立ち上がり面部および第二の立ち上がり面部と、
前記第一の立ち上がり面部から、横方向両端部を該第一の立ち上がり面部に切り残されて、軸方向を上下方向とする大略円弧状をなすように前記第二の立ち上がり面部側に湾曲突出された第一のビス支持部と、
前記第二の立ち上がり面部から、横方向両端部を該第二の立ち上がり面部に切り残されて、軸方向を上下方向とする大略円弧状をなすように前記第一の立ち上がり面部側に湾曲突出された第二のビス支持部と、
前記第一の立ち上がり面部の上端部から前記第二の立ち上がり面部と反対側横方向に折り曲げられている第一の係止部と、
前記第一の係止部の先端部に設けられた下方に突出する第一の係止部食い込み突起部と、
前記第二の立ち上がり面部の上端部から前記第一の立ち上がり面部と反対側横方向に折り曲げられている第二の係止部と、
前記第二の係止部の先端部に設けられた下方に突出する第二の係止部食い込み突起部とを一枚の金属板から加工されて一体的に有してなり、
第一のビス支持部の内面と前記第二のビス支持部の内面との間および前記ビス挿通穴に共通のビスが挿通され、かつ前記第一の係止部が一方の前記デッキ材の前記取付溝、前記第二の係止部が他方の前記デッキ材の前記取付溝にそれぞれ挿入された状態で前記ビスが前記デッキ材支持材にねじ込まれて締め付けられることにより、前記第一の係止部食い込み突起部が前記一方のデッキ材の前記取付溝の下面に食い込む一方、前記第二の係止部食い込み突起部が前記他方のデッキ材の前記取付溝の下面に食い込み、両方の前記デッキ材を前記デッキ材支持材に係止されるものである。
本発明においては、ビスを締め付けると、第一の係止部食い込み突起部および第二の係止部食い込み突起部が両側のデッキ材の取付溝の下面に食い込み、両側のデッキ材を係止するので、デッキ材が幅方向および長さ方向に無制限には動くことができないようにすることができる。
その一方、デッキ材の幅方向に関しては、温度変化によってデッキ材が伸縮しても、第一の係止部と第二の係止部との間の距離が変化することとなるように第一の立ち上がり面部と第二の立ち上がり面部との間の距離が変化する(このとき底部と第一および第二の立ち上がり面部との折り曲げ部付近も弾性変形する)ので、前記デッキ材の伸縮を吸収することができる。そして、第一の立ち上がり面部と第二の立ち上がり面部との間の間隔を大きくできるので、従来よりデッキ材の幅方向に関し温度変化によるデッキ材の伸縮の吸収可能量を大きくできる。
また、デッキ材の長さ方向に関しては、ビス支持部等のデッキ材取付金具のビスを挿通される部分の内径をビスの軸径より十分大きくしてビスとの間に遊びを持たせることにより、またビス支持部の弾性変形により、ビスとデッキ材取付金具との間に相対的な動きが可能になるので、温度変化によるデッキ材の伸縮を吸収することができる。
また、前述のように第一の立ち上がり面部と第二の立ち上がり面部との間の間隔を大きくできるので、取付金具内部に水やゴミが溜まりにくくなる。
さらに、第一の係止部および第二の係止部がデッキ材の取付溝内にほぼ完全に隠れるようになるので、デッキ材上にいる人から取付金具が見えにくく、美観を損ねる虞が少なくなる。
また、第一の係止部側に第一の仮止め突起部、第二の係止部側に第二の仮止め突起部をそれぞれ上方に突出するように設け、第二の係止部が前記他方のデッキ材の取付溝に挿入される前に第一の係止部の方が前記一方のデッキ材の取付溝に挿入されたときは、第一の仮止め突起部が前記一方のデッキ材の取付溝の上面に押圧され、当該デッキ材取付金具が前記一方のデッキ材の取付溝に仮止めされるようにする一方、第一の係止部が一方の前記デッキ材の取付溝に挿入される前に第二の係止部の方が前記他方のデッキ材の取付溝に挿入されたときは、第二の仮止め突起部が前記他方のデッキ材の取付溝の上面に押圧され、当該デッキ材取付金具が前記他方のデッキ材の取付溝に仮止めされるようにしておけば、デッキ材の取付作業時に取付金具が転倒してデッキ材の溝から外れてしまったり、取付金具が作業者の意図に反してデッキ材の溝の所定の位置からずれてしまうことがなく、デッキ材の取付作業を容易に行うことができる。
本発明のデッキ材取付金具およびデッキ材取付構造は、
(イ)デッキ材の幅方向に関し温度変化によるデッキ材の伸縮の吸収可能量を大きくできる、
(ロ)取付金具内部に水やゴミが溜まりにくくなり、ひいては取付金具の腐食を防止できる、
(ハ)デッキ材上にいる人から取付金具が見えにくく、美観を損ねる虞が少ない、
(ニ)仮止め突起部を設けることにより、デッキ材の取付作業時に取付金具が転倒してデッキ材の溝から外れてしまったり、取付金具が作業者の意図に反してデッキ材の溝の所定の位置からずれてしまうことがなく、デッキ材の取付作業を容易に行うことができる、
等の優れた効果を得られるものである。
本発明の実施例1におけるデッキ材取付金具を示す斜視図である。 前記実施例1のデッキ材取付金具を示す正面図である。 前記実施例1のデッキ材取付金具を示す背面図である。 前記実施例1のデッキ材取付金具を示す側面図である。 前記実施例1のデッキ材取付金具を示す平面図である。 前記実施例1のデッキ材取付金具を示す底面図である。 図2のVII−VII線における断面図である。 図2のVIII−VIII線における断面図である。 図5のIX−IX線における断面図である。 前記実施例1におけるデッキ材の取り付け工程を示す断面図である。 図10の要部を示す拡大断面図である。 前記実施例1におけるデッキ材の次の取り付け工程を示す断面図である。 前記実施例1における取付作業完了後のデッキ材取付構造を示す断面図である。 図13の要部を示す拡大断面図である。 本発明の実施例2におけるデッキ材取付金具を示す斜視図である。 前記実施例2のデッキ材取付金具を示す正面図である。 前記実施例2のデッキ材取付金具を示す側面図である。 前記実施例2のデッキ材取付金具を示す平面図である。 前記実施例2におけるデッキ材の取り付け工程を示す断面図である。
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
図1〜14は本発明の実施例1を示している。本実施例におけるデッキ材1は、木粉と樹脂を混合してなる人工木材からなり、図10〜14に示されるように、全体に中空状で、図10〜14における紙面に垂直な方向に長く延びる縦長の形状をなしており、両側面1aに長手方向に延びる断面矩形状の取付溝2を設けられている。なお、本発明においては、デッキ材1の材質は、本実施例のような木粉と樹脂を混合してなる人工木材に限定されることはなく、木材、樹脂、金属等の他の材質であってもよい。
前記デッキ材1は、やはり図10〜14に示されている木材、人工木材または鋼鉄等の金属等からなる大引、根太等のデッキ材支持材3に、次に説明するデッキ材取付金具4を用いて取り付けられる。
図1〜9は本実施例におけるデッキ材取付金具4を示している。このデッキ材取付金具4は、ブロンズ、鋼鉄、ステンレス鋼、真鍮等の金属からなる一枚の金属板をプレス加工してなり、以下に述べる構成要素を一体的に有している。
底部5は、デッキ材取付金具4が水平に置かれたとき水平となる面に広がる細長い平面状かつ矩形状をなしている。この底部5の幅方向の両端部には、該底部5からそれぞれ直角方向上向きに折り曲げられた平面状の第一の立ち上がり面部6および第二の立ち上がり面部7が設けられている。これにより、第一の立ち上がり面部6と第二の立ち上がり面部7とは、互いに平行な状態で対向されている。前記底部5にはビス挿通穴8が設けられている。なお、本実施例では、前記ビス挿通穴8は、前記金属板に先に穴を打ち抜いた後、第一および第二の立ち上がり面部6,7を折り曲げ加工することにより形成されているので、最初に前記金属板に打ち抜かれた穴の形状から変形されて複雑な形状となってる。
前記第一の立ち上がり面部6の中央部下側には、矩形状の第一の開放部9が明けられている。前記第二の立ち上がり面部7の中央部上側には、矩形状の第二の開放部10が明けられている。前記第一の立ち上がり面部6の中央部上側には、横方向両端部を該第一の立ち上がり面部6に切り残されて、軸方向を上下方向とする大略円弧状をなすように第二の立ち上がり面部7側に湾曲突出されることにより、第一のビス支持部11が形成されており、第二の開放部10内にまで突出している。前記第二の立ち上がり面部7の中央部下側には、横方向両端部を該第二の立ち上がり面部7に切り残されて、軸方向を上下方向とする大略円弧状をなすように第一の立ち上がり面部6側に湾曲突出されることにより、第二のビス支持部12が形成されており、第一の開放部9内にまで突出している。なお、前記ビス挿通穴8、第一のビス支持部11および第二のビス支持部12は同軸に配置されている。
前記第一の立ち上がり面部6の上端部には、該上端部から第二の立ち上がり面部7と反対側横方向に折り曲げられて第一の係止部13が形成されている。前記第一の係止部13の先端部には、下方に突出する三角歯状の第一の係止部食い込み突起部14が設けられている。さらに詳しく言うと、前記第一の係止部13は第一の立ち上がり面部6から直角方向に折り曲げられた主たる部分が平面状をなす第一水平部13aと、この第一の水平部13aから斜め下方に折り曲げられた第一の傾斜部13bとを有してなり、第一の係止部食い込み突起部14は前記第一の傾斜部13bの先端に設けられていて、斜め下方に突出している。
同様にして、前記第二の立ち上がり面部7の上端部には、該上端部から第一の立ち上がり面部6と反対側横方向に折り曲げられて第二の係止部15が形成されている。前記第二の係止部15の先端部には、下方に突出する三角歯状の第二の係止部食い込み突起部16が設けられている。さらに詳しく言うと、前記第二の係止部15は第二の立ち上がり面部7から直角方向に折り曲げられた主たる部分が平面状をなす第二水平部15aと、この第二の水平部15aから斜め下方に折り曲げられた第二の傾斜部15bとを有してなり、第二の係止部食い込み突起部16は前記第二の傾斜部15bの先端に設けられていて、斜め下方に突出している。
前記第一の係止部13の横方向両端部付近には、それぞれ球面状をなす一対の第一の仮止め突起部17が上方に突出するように設けられている。前記第二の係止部15の横方向両端部付近には、それぞれ球面状をなす一対の第二の仮止め突起部18が上方に突出するように設けられている。
次に、図10〜14を用いて、本実施例におけるデッキ材1の取り付け工程およびデッキ材取付構造を説明する。
まず、図10および11に示されるように(図11は図10の要部を示す拡大断面図である)、先行のデッキ材1をデッキ材支持材3上の所定の位置に載置する。
次に、図10および11のように、ビス19を第一のビス支持部11の内面と第二のビス支持部12の内面との間およびビス挿通穴8で構成される該ビス19の挿通路の途中まで挿入し、該ビス19が挿入されている状態のまま、第一の係止部13をデッキ材1の取付溝2に挿入するとともに、第一の立ち上がり面部6をデッキ材1の側面1aに当接する。すると、図11によく示されるように、第一の仮止め突起部17が取付溝2の上面2bを押圧し、デッキ材1の取付溝2にデッキ材取付金具4が仮止めされた状態となる。
続いて、図12に示されるように、後続のデッキ材1を、前記先行のデッキ材1の隣に平行に載置し、第二の係止部15が後続のデッキ材1の取付溝2に挿入されるようにするとともに、第二の立ち上がり面部7が後続のデッキ材1の側面1aに当接されるようにする。
なお、この図12の状態においては、デッキ材取付金具4の底部5がデッキ材支持材3の上面からわずかな距離だけ浮いた状態となっているようにすることが好ましい。これは、必要なときはデッキ材取付金具4の位置合わせのための移動を容易にするとともに最終的なデッキ材1の取付強度を増大する等のためである(ただし、本発明においては図12に対応する状態において、デッキ材取付金具4の底部5がデッキ材支持材3の上面に接するようにしてもよい)。
次に、ビス19を締め付け方向に回転すると、ビス19は下降して行き、デッキ材取付金具4の底部5のビス挿通穴8を通過して、デッキ材支持材3に侵入して行くので、デッキ材取付金具4を介して先行および後続のデッキ材1を締め付けることができる。これにより、第一の係止部食い込み突起部14および第二の係止部食い込み突起部16が両側のデッキ材1の取付溝2の下面2aにそれぞれ食い込み、隣り合うデッキ材1がデッキ材支持材3に係止されるとともに、デッキ材取付金具4の底部5がデッキ材支持材3の上面に当接される。図13は本実施例における取付作業完了後のデッキ材取付構造を示す断面図、図14は図13のデッキ材取付金具4付近を示す拡大断面図である。このようにして、隣り合うデッキ材1が、互いに平行に並んだ状態でデッキ材支持材3上に取り付けられる。
以下同様にして、次々とデッキ材1を互いに平行に並んだ状態でデッキ材支持材3上に取り付けることができる。
このデッキ材取付金具4およびデッキ材取付構造においては、ビス19を締め付けると、第一の係止部食い込み突起部14および第二の係止部食い込み突起部16が両側のデッキ材1の取付溝2の下面2aに食い込み、両側のデッキ材1を係止するので、各デッキ材1が幅方向および長さ方向に無制限には動くことができないようにすることができる。
その一方、デッキ材1の幅方向(図13,14における左右方向)に関しては、温度変化によってデッキ材1が伸縮しても、第一の係止部13と第二の係止部15との間の距離が変化することとなるように第一の立ち上がり面部6と第二の立ち上がり面部7との間の距離が変化する(このとき底部5と第一および第二の立ち上がり面部6,7との折り曲げ部付近も弾性変形する)ので、前記デッキ材1の伸縮を吸収することができる。そして、第一の立ち上がり面部6と第二の立ち上がり面部7との間の間隔を大きくできるので、従来よりデッキ材の幅方向に関し温度変化によるデッキ材1の伸縮の吸収可能量を大きくできる。
また、デッキ材1の長さ方向(図13,14における紙面に垂直な方向)に関しては、デッキ材取付金具4のビス19を挿通される部分(第一のビス支持部11の内面と第二のビス支持部12の内面との間およびビス挿通穴8)の内径をビス19の軸径より十分大きくしてビス19との間に遊びを持たせることにより、また第一のビス支持部11および第二のビス支持部12の弾性変形により、ビス19とデッキ材取付金具4との間に相対的な動きが可能になるので、温度変化によるデッキ材1の伸縮を吸収することができる。
なお、デッキ材1の幅方向に関しては、ビス19を挿通される部分の内径をビス19の軸径より十分大きくしてビス19との間に遊びを持たすことや、第一のビス支持部11および第二のビス支持部12の弾性変形によっては、温度変化によるデッキ材1の伸縮を基本的には吸収することができない。この方向に関しては、デッキ材取付金具4は温度変化に基づくデッキ材1の伸縮により両側のデッキ材1から互いに反対向きの力を作用されるからである。他方、デッキ材1の長さ方向に関しては、デッキ材取付金具4は温度変化に基づくデッキ材1の伸縮により両側のデッキ材1から同じ向きの力を作用されるので、前述のようにビス19を挿通される部分の内径をビス19の軸径より十分大きくしてビス19との間に遊びを持たせることにより、また第一のビス支持部11および第二のビス支持部12の弾性変形により、温度変化によるデッキ材1の伸縮を吸収することができるのである。
また、このデッキ材取付金具4およびデッキ材取付構造においては、前述のように第一の立ち上がり面部6と第二の立ち上がり面部7との間の間隔を大きくできるので、取付金具4内部に水やゴミが溜まりにくくなり、ひいては取付金具4の腐食を防止できる。
さらに、第一の係止部13および第二の係止部15がデッキ材1の取付溝2内にほぼ完全に隠れるようになるので、デッキ材1上にいる人から取付金具4が見えにくく、美観を損ねる虞が少なくなる。
また、本実施例では、前述のようにデッキ材1の取り付け過程において、第一の仮止め突起部17によりデッキ材1の取付溝2にデッキ材取付金具4が仮止めされた状態となるので、デッキ材1の取付作業時に取付金具4が転倒してデッキ材1の溝から外れてしまったり、取付金具4が作業者の意図に反してデッキ材1の溝の所定の位置からずれてしまうことがなく、デッキ材1の取付作業を容易に行うことができる。
また、第一の仮止め突起部17によりデッキ材取付金具4が完全に固定されてしまう訳ではないので、ビス19締め付け前は、必要であれば、作業者はデッキ材1に対しデッキ材取付金具4を動かして、デッキ材取付金具4の位置を調整することもできる。
なお、本実施例においては、第一の係止部13の方を先行するデッキ材1の取付溝2に挿入し、第二の係止部15の方を後続のデッキ材1の取付溝2に挿入することとしたが、第二の係止部15の方を先行するデッキ材1の取付溝2に挿入し、第一の係止部13の方を後続のデッキ材1の取付溝2に挿入してもよく、その場合は第二の係止部15の方を先行するデッキ材1の取付溝2に挿入した時点で第二の仮止め突起部18が取付溝2の上面2bを押圧し、先行するデッキ材1の取付溝2にデッキ材取付金具4が仮止めされた状態となり、前記第一の仮止め突起部17による仮止め効果と全く同じ効果を得ることができる。
また、本実施例では、第一の係止部13は第一の立ち上がり面部6から直角方向に折り曲げられた第一水平部13aと、この第一の水平部13aから斜め下方に折り曲げられた第一の傾斜部13bとを有してなるとともに、第二の係止部15も第二の立ち上がり面部7から直角方向に折り曲げられた第二水平部15aと、この第二の水平部15aから斜め下方に折り曲げられた第二の傾斜部15bとを有してなるので、第一および第二の係止部13,15により大きな弾力性を付与し、これらの第一および第二の係止部13,15がより確実にデッキ材1を係止するようにすることができる。
さらに本実施例では、第一の立ち上がり面部6に明けられた第一の開放部9と、第二の立ち上がり面部7に明けられた第二の開放部10とを有しており、第一のビス支持部11は第二の開放部10内にまで突出する一方、第二のビス支持部12は第一の開放部9内にまで突出しているので、第一の立ち上がり面部6と第二の立ち上がり面部7との間の間隔が過大にならないようにしつつ必要なネジ径のビス19を使用することができる。
図15〜19は本発明の実施例2を示している。前記実施例1においては、第一および第二の仮止め突起部17,18が球面状をなしていてかつ第一および第二の係止部13,15に設けられていたが、本発明においては、仮止め突起部の形状および設置位置は前記実施例1のようなものに限定されることはない。本実施例は第一および第二の仮止め突起部17,18の形状および設置位置を変えた例である。
本実施例においても、それぞれ一対をなす第一の仮止め突起部17および第二の仮止め突起部18は他の構成要素とともに1枚の金属板からプレス加工されている。そして、本実施例においては、一対の第一の仮止め突起部17は、それぞれ第一の立ち上がり面部6の上端両端部から第一の係止部13と同じ側に細長く延びており、上斜め方向から下斜め方向に屈曲する屈曲部17aを途中に有し、先端を自由端とされていて、外力を作用されていない状態では屈曲部17aを含む多くの部分が第一の係止部13より上方に突出している。同様にして、一対の第二の仮止め突起部18は、それぞれ第二の立ち上がり面部7の上端両端部から第二の係止部と同じ側に細長く延びており、上斜め方向から下斜め方向に屈曲する屈曲部18aを途中に有し、先端を自由端とされていて、外力を作用されていない状態では屈曲部18aを含む多くの部分が第二の係止部15より上方に突出している。
他の構成は前記実施例1の場合と同様である。
本実施例においては、第一の係止部13を先行のデッキ材1の取付溝2に挿入すると、図19に示されるように、第一の仮止め突起部17が取付溝2の上面2bに押し下げられて変形し、該第一の仮止め突起部17の屈曲部17a付近が該第一の仮止め突起部17の弾性復元力により取付溝2の上面2bを押圧している状態となるので、デッキ材1の取付溝2にデッキ材取付金具4が仮止めされた状態となる。
なお、図19では、第一の係止部13の方を先行のデッキ材1の取付溝2に挿入することとしているが、第二の係止部15の方を先行するデッキ材1の取付溝2に挿入してもよく、その場合は第二の仮止め突起部18が取付溝2の上面2bに押し下げられて変形し、該第二の仮止め突起部18の屈曲部18a付近が該第二の仮止め突起部18の弾性復元力により取付溝2の上面2bを押圧している状態となるので、デッキ材1の取付溝2にデッキ材取付金具4が仮止めされた状態となる。
本実施例においては、第一および第二の仮止め突起部17,18が弾性変形し易いのでより確実な仮止め効果を得ることができる。
さらに、本実施例においては、第一および第二の屈曲部17a,18aが設けられているので、第一および第二の仮止め突起部17,18をデッキ材1の取付溝2に挿入し易い。
そして、その他は実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
なお、前記各実施例においては、第一の係止部13は第一の立ち上がり面部6から直角方向に折り曲げられた第一水平部13aと、この第一の水平部13aから斜め下方に折り曲げられた第一の傾斜部13bとを有してなるとともに、第二の係止部15は第二の立ち上がり面部7から直角方向に折り曲げられた第二水平部15aと、この第二の水平部15aから斜め下方に折り曲げられた第二の傾斜部15bとを有してなる構成としているが、本発明においては、第一および第二の係止部13,15を他の構成としてもよいし、第一の係止部食い込み突起部14および第二の係止部食い込み突起部15が斜め下方に突出するのではなく、真下に向かって突出するようにしてもよい。
また、本発明においては、第一の係止部食い込み突起部14および第二の係止部食い込み突起部15は、必ずしも前記各実施例のように三角歯状ではなく、他の形状の突起部としてもよい。
以上のように本発明によるデッキ材取付金具およびデッキ材取付構造は、ベランダ、バルコニー、屋上、公園、遊歩道等においてデッキ床を構成するデッキ材を大引、根太等のデッキ材支持材に取り付けるためのデッキ材取付金具およびデッキ材取付構造として有用である。
1 デッキ材
1a デッキ材の側面
2 取付溝
2a 取付溝の下面
2b 取付溝の上面
3 デッキ材支持材
4 デッキ材取付金具
5 底部
6 第一の立ち上がり面部
7 第二の立ち上がり面部
8 ビス挿通穴
9 第一の開放部
10 第二の開放部
11 第一のビス支持部
12 第二のビス支持部
13 第一の係止部
13a 第一の水平部
13b 第一の傾斜部
14 第一の係止部食い込み突起部
15 第二の係止部
15a 第二の水平部
15b 第二の傾斜部
16 第二の係止部食い込み突起部
17 第一の仮止め突起部
17a 第一の仮止め突起部の屈曲部
18 第二の仮止め突起部
18a 第二の仮止め突起部の屈曲部
19 ビス

Claims (7)

  1. それぞれ側面に長手方向に延びる取付溝を設けられた複数のデッキ材を互いに平行に並んだ状態でデッキ材支持材上に取り付けるデッキ材取付金具において、
    該デッキ材取付金具が水平に置かれたとき水平となる面に広がる細長い平面状かつ矩形状の底部と、
    この底部に設けられたビス挿通穴と、
    前記底部の幅方向の両端部からそれぞれ直角方向上向きに折り曲げられた平面状の第一の立ち上がり面部および第二の立ち上がり面部と、
    前記第一の立ち上がり面部から、横方向両端部を該第一の立ち上がり面部に切り残されて、軸方向を上下方向とする大略円弧状をなすように前記第二の立ち上がり面部側に湾曲突出された第一のビス支持部と、
    前記第二の立ち上がり面部から、横方向両端部を該第二の立ち上がり面部に切り残されて、軸方向を上下方向とする大略円弧状をなすように前記第一の立ち上がり面部側に湾曲突出された第二のビス支持部と、
    前記第一の立ち上がり面部の上端部から前記第二の立ち上がり面部と反対側横方向に折り曲げられている第一の係止部と、
    前記第一の係止部の先端部に設けられた下方に突出する第一の係止部食い込み突起部と、
    前記第二の立ち上がり面部の上端部から前記第一の立ち上がり面部と反対側横方向に折り曲げられている第二の係止部と、
    前記第二の係止部の先端部に設けられた下方に突出する第二の係止部食い込み突起部とを一枚の金属板から加工されて一体的に有してなり、
    第一のビス支持部の内面と前記第二のビス支持部の内面との間および前記ビス挿通穴に共通のビスが挿通されるようになっており、
    前記第一の係止部が一方の前記デッキ材の前記取付溝、前記第二の係止部が他方の前記デッキ材の前記取付溝にそれぞれ挿入された状態で第一のビス支持部の内面と前記第二のビス支持部の内面との間および前記ビス挿通穴に挿通された前記ビスが前記デッキ材支持材にねじ込まれて締め付けられることにより、前記第一の係止部食い込み突起部が前記一方のデッキ材の前記取付溝の下面に食い込む一方、前記第二の係止部食い込み突起部が前記他方のデッキ材の前記取付溝の下面に食い込み、両方の前記デッキ材を前記デッキ材支持材に係止するようになっているデッキ材取付金具。
  2. 前記第一の係止部側に設けられた上方に突出する第一の仮止め突起部と、
    前記第二の係止部側に設けられた上方に突出する第二の仮止め突起部とを前記一枚の金属板から加工されてさらに一体的に有しており、
    前記第二の係止部が前記他方のデッキ材の前記取付溝に挿入される前に前記第一の係止部の方が前記一方のデッキ材の前記取付溝に挿入されたときは、前記第一の仮止め突起部が前記一方のデッキ材の前記取付溝の上面に押圧され、当該デッキ材取付金具が前記一方のデッキ材の前記取付溝に仮止めされるようになっている一方、前記第一の係止部が前記一方のデッキ材の前記取付溝に挿入される前に前記第二の係止部の方が前記他方のデッキ材の前記取付溝に挿入されたときは、前記第二の仮止め突起部が前記他方のデッキ材の前記取付溝の上面に押圧され、当該デッキ材取付金具が前記他方のデッキ材の前記取付溝に仮止めされるようになっている請求項1記載のデッキ材取付金具。
  3. 前記第一の仮止め突起部は、前記第一の立ち上がり面部の上端部から前記第一の係止部と同じ側に屈曲または湾曲して延びており、先端を自由端とされていて、外力を作用されていない状態では少なくともその一部が前記第一の係止部より上方に突出しており、
    前記第二の仮止め突起部は、前記第二の立ち上がり面部の上端部から前記第二の係止部と同じ側に屈曲または湾曲して延びており、先端を自由端とされていて、外力を作用されていない状態では少なくともその一部が前記第二の係止部より上方に突出している請求項2記載のデッキ材取付金具。
  4. 前記第一および第二の仮止め突起部は、それぞれ上斜め方向から下斜め方向に屈曲する屈曲部を途中に有している請求項3記載のデッキ材取付金具。
  5. 前記第一の係止部は前記第一の立ち上がり面部から直角方向に折り曲げられた第一の水平部と、この第一の水平部から斜め下方に折り曲げられた第一の傾斜部とを有してなり、前記第一の係止部食い込み突起部は前記第一の傾斜部の先端に設けられており、
    前記第二の係止部は前記第二の立ち上がり面部から直角方向に折り曲げられた第二の水平部と、この第二の水平部から斜め下方に折り曲げられた第二の傾斜部とを有してなり、前記第の係止部食い込み突起部は前記第二の傾斜部の先端に設けられている請求項1乃至4のいずれか1項に記載のデッキ材取付金具。
  6. 前記第一の立ち上がり面部に明けられた第一の開放部と、
    前記第二の立ち上がり面部に明けられた第二の開放部とをさらに有しており、
    前記第一のビス支持部は前記第二の開放部内にまで突出する一方、前記第二のビス支持部は前記第一の開放部内にまで突出している請求項1乃至5のいずれか1項に記載のデッキ材取付金具。
  7. それぞれ側面に長手方向に延びる取付溝を設けられた複数のデッキ材を互いに平行に並んだ状態でデッキ材取付金具によりデッキ材支持材上に取り付けるデッキ材取付構造において、
    前記デッキ材取付金具は、
    該デッキ材取付金具が水平に置かれたとき水平となる面に広がる細長い平面状かつ矩形状の底部と、
    この底部に設けられたビス挿通穴と、
    前記底部の幅方向の両端部からそれぞれ直角方向上向きに折り曲げられた平面状の第一の立ち上がり面部および第二の立ち上がり面部と、
    前記第一の立ち上がり面部から、横方向両端部を該第一の立ち上がり面部に切り残されて、軸方向を上下方向とする大略円弧状をなすように前記第二の立ち上がり面部側に湾曲突出された第一のビス支持部と、
    前記第二の立ち上がり面部から、横方向両端部を該第二の立ち上がり面部に切り残されて、軸方向を上下方向とする大略円弧状をなすように前記第一の立ち上がり面部側に湾曲突出された第二のビス支持部と、
    前記第一の立ち上がり面部の上端部から前記第二の立ち上がり面部と反対側横方向に折り曲げられている第一の係止部と、
    前記第一の係止部の先端部に設けられた下方に突出する第一の係止部食い込み突起部と、
    前記第二の立ち上がり面部の上端部から前記第一の立ち上がり面部と反対側横方向に折り曲げられている第二の係止部と、
    前記第二の係止部の先端部に設けられた下方に突出する第二の係止部食い込み突起部とを一枚の金属板から加工されて一体的に有してなり、
    第一のビス支持部の内面と前記第二のビス支持部の内面との間および前記ビス挿通穴に共通のビスが挿通され、かつ前記第一の係止部が一方の前記デッキ材の前記取付溝、前記第二の係止部が他方の前記デッキ材の前記取付溝にそれぞれ挿入された状態で前記ビスが前記デッキ材支持材にねじ込まれて締め付けられることにより、前記第一の係止部食い込み突起部が前記一方のデッキ材の前記取付溝の下面に食い込む一方、前記第二の係止部食い込み突起部が前記他方のデッキ材の前記取付溝の下面に食い込み、両方の前記デッキ材を前記デッキ材支持材に係止されるデッキ材取付構造。
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