JP6363387B2 - コードイコライザ - Google Patents

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Description

本発明は、アコーディオンカーテンや折戸等の間仕切り装置におけるコードイコライザ、及び間仕切り装置に関する。
アコーディオンカーテンや折戸等の間仕切り装置は、蛇腹状に伸縮可能としたカーテン材等の間仕切り部材を壁面間で引き出し、或いは一方の壁面側に畳み込んで、室内空間を適宜に区画するものである。
このような間仕切り装置では、ハンガーレール内を移動可能な複数のランナーを用いて間仕切り部材を吊下支持するように構成される。
例えばアコーディオンカーテンでは、パンタグラフ状に伸縮する骨組みにカーテン材が取着されてカーテン本体が構成され、この骨組みの一端の支軸に移動框が相対回動可能に取着され、その他端の支軸に固定框が相対回動可能に取着されている。固定框は壁面に固定され、移動框を移動させることにより、カーテン本体をハンガーレールに沿って伸縮可能としている。
ところで、このような間仕切り装置では、複数のコードを接続して当該カーテン材の開閉に利用することがよくある。このような複数のコードは、所定の連結部材を用いて連結することが多い。例えば、複数の比較的細いコードの一端と比較的太い操作コードの一端を接続したり切り離したりするために当該連結部材を着脱可能に構成することで、操作時の安全性、或いは施工時やメンテナンス時における作業性を改善することができる。
そこで、連結するコードを当該連結部材に取着するために、当該連結部材に複数のコードを挿通するための挿通孔をそれぞれ設け、この挿通孔を介して挿通された各コードの末端に結び玉を設けることにより取着する技法が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1の技法では、連結する各コードの末端に結び玉を設け、着脱可能な連結部材(安全具)のそれぞれに取着するように構成されている。
特許文献2の技法では、内側連結部材と外筒部材により連結部材を構成し、連結する各コードの末端に結び玉を設けて内側連結部材の両端に着脱可能に係止させ、当該外筒部材により内側連結部材を収納可能にすることにより、当該着脱可能な連結部材を構成している。
特開2003−184456号公報 特開2006−9331号公報
前述したように、特許文献1,2の技法では、いずれも各コードの末端に結び玉を設けることにより取着するよう連結部材を構成し、各コードの抜け止めの役割を果たすようにしている。しかしながら、これらの技法では、コード径が太いコード(例えば、操作コードなど)の場合、必然的に結び玉も大きくなり、連結部材は当該結び玉を収容するスペースが必要となるため大型化することになる。
このような連結部材の大型化は、例えば間仕切り装置の内部、或いは間仕切り装置の設置に影響を与える外部周辺部に当該連結部材を利用する場合、間仕切り装置の側幅を不必要に大型化せざるを得なくなり居住空間を圧迫しうることや、間仕切り装置の上下方向長さ又は左右方向長さを不必要に短くせざるを得なくなり間仕切り装置を設置した際のカーテン材の開空間を狭くしうるため、好ましくない。
更に、当該連結部材の利用自体は、操作時の安全性、或いは施工時やメンテナンス時における作業性を改善することができるが、当該連結部材にコードを取着する度に、結び玉を形成しなければならず、作業性が良いとは云えない。
したがって、コード径が太いコード(例えば、操作コードなど)を取着する場合でも連結部材の小型化を図るとともに、当該連結部材に対するコードの取着に関する作業効率について改善する技法が望まれる。
本発明の目的は、上述の問題に鑑みて、間仕切り部材の開閉に利用する複数のコードを接続可能とする連結部材としてのコードイコライザ、及び間仕切り装置を提供することにある。
本発明のコードイコライザには、コードを折り返し交差させて係止する巻締めによりコードを係止可能とする巻付軸が設けられる。また、巻付軸を利用して当該巻締めにより係止することで、同一機能を有する複数のコードを1本のコードから形成させる。
即ち、本発明のコードイコライザは、間仕切り部材の開閉に利用する複数のコードを接続可能とするコードイコライザであって、1本のコードを巻締めにより係止して2本の第1コードを形成するための第1巻付軸を有する第1連結部と、第2コードを取着するための取付軸を有する第2連結部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明のコードイコライザにおいて、前記第2連結部の取付軸は、1本のコードを巻締めにより係止して2本の当該第2コードを形成するための第2巻付軸として構成されていることを特徴とする。
また、本発明のコードイコライザにおいて、前記第1巻付軸が、断面径として中央部より端部で増大する形状を有することを特徴とする。
また、本発明のコードイコライザにおいて、前記第1連結部が第1係合手段を有するとともに、前記第2連結部が第2係合手段を有し、前記第1係合手段と前記第2係合手段が係合可能に構成され、前記第1係合手段及び前記第2係合手段がそれぞれ嵌合可能な嵌合手段を有し、前記第1連結部と前記第2連結部が嵌脱可能に構成されていることを特徴とする。
また、本発明のコードイコライザにおいて、前記第1巻付軸及び前記取付軸が、それぞれ前記第1係合手段及び前記第2係合手段の長尺方向に対して略垂直方向に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、操作時の安全性、或いは施工時やメンテナンス時における作業性を改善するとともに、コードを折り返し交差させて係止する巻締めによりコードを係止可能とする巻付軸が設けられるため、コード径が太いコード(例えば、操作コードなど)を取着する場合でも連結部材としてのコードイコライザの小型化が可能となる。更に、本発明によれば、当該巻締めによりコードの末端をコードイコライザヘと容易に係止可能となりコードの取着に関する作業効率を改善し、施工性を向上させることができる。
本発明による一実施形態のコードイコライザを備える間仕切り装置としてのアコーディオンカーテンの全体構成を示す正面図である。 本発明による一実施形態のコードイコライザを備える間仕切り装置としてのアコーディオンカーテンについて全閉状態時の上方から見て各要素の配置関係を示す平面図である。 本発明による一実施形態のコードイコライザを備える間仕切り装置としてのアコーディオンカーテンについて全開状態時の右端側から見て各要素の配置関係を示す側面図である。 (a),(b)は、本発明による一実施形態のコードイコライザを構成する第1連結部及び第2連結部に関する斜視図である。 (a)は本発明による一実施形態のコードイコライザを構成する第1連結部の平面図であり、(b)は本発明による一実施形態のコードイコライザを構成する第1連結部のA‐A’断面図である。 (a)は本発明による一実施形態のコードイコライザを構成する第2連結部の平面図であり、(b)は本発明による一実施形態のコードイコライザを構成する第2連結部のB‐B’断面図である。 (a)は本発明による一実施形態のコードイコライザを構成する第1連結部における第1巻付軸へのコード取着状態を示す平面図であり、(b)は本発明による一実施形態のコードイコライザを構成する第1連結部における第1巻付軸へのコード取着状態を説明する正面断面図である。 (a)は本発明による一実施形態のコードイコライザを構成する第2連結部における第2巻付軸へのコード取着状態を示す平面図であり、(b)は本発明による一実施形態のコードイコライザを構成する第2連結部における第2巻付軸へのコード取着状態を説明する正面断面図である。 (a)は本発明による一実施形態のコードイコライザを構成する第1連結部及び第2連結部に関する嵌合前の状態を説明する正面断面図であり、(b)は本発明による一実施形態のコードイコライザを構成する第1連結部及び第2連結部に関する嵌合後の状態を説明する正面断面図である。 (a),(b),(c),(d)は本発明による一実施形態のコードイコライザの変形例を示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明による一実施形態のコードイコライザを説明する。尚、本願明細書中、図1に示すアコーディオンカーテン1の正面図に対して、図示上方及び図示下方をアコーディオンカーテン1の吊り下げ方向に準じてそれぞれ上方向(又は上側)及び下方向(又は下側)と定義し、図示右方向をアコーディオンカーテン1の右方向(又は右側)、及び、図示左方向をアコーディオンカーテン1の左方向(又は左側)、図示を視認する側をアコーディオンカーテン1の前方向(又は前側)、これに相対して奥側をアコーディオンカーテン1の後方向(又は後側)と定義して説明する。例えば、アコーディオンカーテン1の前後方向と称するときは、図1の正面図においてその図示した正面に対して垂直な方向を云う。また、高さについて言及するときは、アコーディオンカーテン1を設置する床面に対して垂直に延びる上方向の長さを云う。
(アコーディオンカーテンの構成)
まず、本発明による一実施形態のコードイコライザ9(後述する第1連結部9a及び第2連結部9bからなる)を適用可能な間仕切り装置としてのアコーディオンカーテン1の構成を説明する。図1は、本発明による一実施形態のコードイコライザ9を備える間仕切り装置としてのアコーディオンカーテン1の全体構成を示す正面図である。図2は、本発明による一実施形態のコードイコライザ9を備える間仕切り装置としてのアコーディオンカーテン1について全閉状態時の上方から見て各要素の配置関係を示す平面図である。図3は、本発明による一実施形態のコードイコライザ9を備える間仕切り装置としてのアコーディオンカーテン1について全開状態時の右端側から見て各要素の配置関係を示す側面図である。
図1〜図3に示すように、アコーディオンカーテン1は、ハンガーレール2と、ランナー3及び先頭ランナー4と、取付フレーム5と、操作ユニット6と、移動框7と、固定框8と、本発明に係るコードイコライザ9と、転向滑車ユニット10と、滑車ユニット11,12と、コード調整器13と、間仕切り部材(カーテン材65)及びパンタグラフ状に伸縮させる骨組みとしての伸縮機構からなるカーテン本体14と、ブラケット15と、コードストッパ装置70と、ソフトクローズ装置80とを主要な構成要素としている。
ハンガーレール2は、カーテン材65を吊下支持するランナー3及び先頭ランナー4が移動可能なように下端側が開口している略四角筒状の部材である。ハンガーレール2の上面にはブラケット15と嵌合する嵌合部が設けられる。したがって、ハンガーレール2の上端面は、このブラケット15を介して天井側の取付面に固定される。尚、ハンガーレール2の下面開口部を形成する端部は、開口を閉じる方向に傾斜して下方に向かい、その縁部は略V字形状として形成される。この略V字状の縁部は、ランナー3及び先頭ランナー4の車輪位置を案内するよう機能する。
ランナー3は、カーテン材65を吊下支持するとともに、ハンガーレール2の内部を移動可能に構成される。
先頭ランナー4は、移動框7の上端部に固着される。より具体的には、先頭ランナー4の下端部には、段付きに折り曲げられたアタッチ部材20が設けられる。アタッチ部材20は、移動框7に固定する固定部23と、先頭ランナー4に固定する吊下部材22と、ハンガーレール2の下面開口部に差し込み、移動框7やカーテン本体14がスライドする際に生じうる先頭ランナー4の回動を抑制するよう機能する回動案内バー21からなる。
また、先頭ランナー4の右端部には、アダプタ25が一体的に設けられ、アダプタ25は、錘コード29の一端が取着されるとともに、弛み防止コード26の一端が取着される。錘コード29の他端は、操作ユニット6内に設けられる滑車31により向きを転向して垂れ下がり、加力手段としての錘部材30に連結されている。弛み防止コード26の他端は、操作ユニット6内に設けられる滑車27により向きを転向し、ハンガーレール2の上部の複数個所に配置されるブラケット15の内側部を挿通し、操作コード42とともにコードイコライザ9に取着される。
取付フレーム5は、上下方向に立設しているフレーム部材であり、操作ユニット6を介してハンガーレール2を固着している。取付フレーム5の左端面は、移動框7の右端面が当接する部分となっている。また、取付フレーム5の内部では、先頭ランナー4に一体的に設けられたアダプタ25から操作ユニット6内の滑車31により向きを転向して垂れ下がる錘コード29が挿通され、錘コード29に連結する錘部材30が収容されている。尚、錘部材30は、カーテン本体14を自動的に閉じるのに利用する質量を有している。ただし、後述するコイルスプリング64の付勢力により、カーテン本体14を自動的に閉じるのに錘部材30の設置を不要とする構成とすることもできる。錘部材30を不要とする際には、取付フレーム5の左右方向の幅を薄型化することにより、カーテン本体14の開空間を拡大させることが可能となる。尚、滑車31は、取付フレーム5の上に設けてもよい。
操作ユニット6は、ハンガーレール2の上端部に固着される。操作ユニット6には、図1の正面図に対して、アコーディオンカーテン1の前側と後側にそれぞれガイドポール41が連結され、図2に示すように、操作コード42の一端側の末端がガイドポール41内部の挿通孔を通り操作グリップ40の内部に取着される。また、操作ユニット6は、操作用プーリ43を備え、操作用プーリ43により、操作コード42の他端側の末端を、ハンガーレール2の上端部にて複数個所に配設させるブラケット15の内側部を挿通するように向きを転向させる。その後、当該操作コード42の他端側の末端は、弛み防止コード26とともに、コードイコライザ9に取着される。
また、操作ユニット6は、滑車27を備え、滑車27により、先頭ランナー4に一体的に設けられたアダプタ25に一端を取着した弛み防止コード26の他端をコードイコライザ9に取着するべく向きを転向させる。また、操作ユニット6は、滑車31を備え、滑車31により、先頭ランナー4に一体的に設けられたアダプタ25に一端を取着した錘コード29の他端を錘部材30に連結するべく向きを転向させる。
移動框7は、上下方向に延伸しているフレーム状の部材であり、移動框7の取付フレーム5に当接する右端面にはクッション材7aを有する。移動框7はカーテン本体14の一端部を覆うように上方から見て略U字形状を有する。これにより、移動框7の内部を外から見えないようにするとともに、操作者の指や手を挟んで損傷させることを防止する。移動框7の上端側では先頭ランナー4を固着しているため、移動框7がハンガーレール2に沿って移動した際には、カーテン本体14が併せて移動することになり、カーテン材65の開閉が行われる。
固定框8は、アコーディオンカーテン1の左端部に設けられている。固定框8は、左壁面に固定され、移動しないように設けられる。尚、固定框8の右端面は、カーテン本体14の一端部を覆うように上方から見て略U字形状を有する。
本発明に係るコードイコライザ9は、操作コード42の一端及び弛み防止コード26の一端を取着する第1連結部9aと、2本の牽引コード51a,51b(総括して、「牽引コード51」とも称する)の各一端を取着する第2連結部9bとを備える。コードイコライザ9は、ブラケット15の内側部を挿通可能な大きさを有し、操作コード42の操作に応じてハンガーレール2の上側部にてその長尺方向に移動可能に設けられる。
転向滑車ユニット10は、固定框8の上端部に固着される。転向滑車ユニット10は、内部に滑車52を備える。コードイコライザ9の一端部に設けられる第2連結部9bに取着された2本の牽引コード51a,51bが滑車52を介して下方に転向してコードストッパ装置70を経た後、牽引コード51aについては滑車ユニット11を介してハンガーレール2の長尺方向と略平行に左端から右端に向けて転向し、牽引コード51bについては滑車ユニット12を介してハンガーレール2の長尺方向と略平行に左端から右端に向けて転向する。その後、牽引コード51aは、移動框7に固着されたコード調整器13にて係止される。牽引コード51bも同様に、移動框7に固着されたコード調整器(図示せず)にて係止される。尚、転向滑車ユニット10は、ハンガーレール2の左端部に設けてもよい。
滑車ユニット11は、転向滑車ユニット10を経て下方に向かう牽引コード51aをハンガーレール2の長尺方向と略平行に左端から右端に向けて転向させる。その後、牽引コード51aは、移動框7に固着されたコード調整器13にて係止される。
滑車ユニット12は、転向滑車ユニット10を経て下方に向かう牽引コード51bをハンガーレール2の長尺方向と略平行に左端から右端に向けて転向させる。その後、牽引コード51bは、移動框7に固着されたコード調整器(図示せず)にて係止される。
コード調整器13は、移動框7に固着され、カーテン材65が全閉状態時に、滑車ユニット11に対する牽引コード51aの経路がハンガーレール2の長尺方向と略平行となるように牽引コード51aの長さを調整して係止する。また、コード調整器13と同様のコード調整器(図示せず)が、牽引コード51bを同様に係止するよう移動框7に固着される。
操作コード42は、紐状の部材であり、その一端側の末端は操作グリップ40の内部に取り付けられている。一方、弛み防止コード26、及び牽引コード51a,51bは、操作コード42よりも直径が小さく設けられている。即ち、弛み防止コード26、及び牽引コード51a,51bについては操作者の操作の必要がないが、操作コード42は、操作者の操作に係るものであるため、その直径は大きく設けられている。また、牽引コード51a,51bは、固定框8の上端部に固着した転向滑車ユニット10内の滑車52を介して、固定框8に固着されたコードストッパ装置70を通過し下方に向かうため、牽引コード51a,51bの直径は、操作コード42の直径よりも小さく設けられている。
ここで、操作コード42、牽引コード51a,51b、及び弛み防止コード26の経路に関して改めて説明する。操作グリップ40側から操作コード42に沿って進行すると、操作コード42は、ガイドポール41の挿通孔を通り、操作用プーリ43によってハンガーレール2の上部でその長尺方向に沿ってブラケット15の内側部を挿通するように向きを転向させられ、弛み防止コード26とともに、コードイコライザ9の第1連結部9aに取着される。
コードイコライザ9の第2連結部9bに取着された2本の牽引コード51a,51bは、固定框8の上端部に固着した転向滑車ユニット10内の滑車52を介して、固定框8に固着されたコードストッパ装置70を通過する。コードストッパ装置70を通過した牽引コード51aは、滑車ユニット11により向きを転向し、移動框7に固着されたコード調整器13に係止される。コードストッパ装置70を通過した牽引コード51bも同様に、滑車ユニット12により向きを転向し、移動框7に固着されたコード調整器(図示せず)に係止される。コードイコライザ9の第1連結部9aに取着された弛み防止コード26は、ハンガーレール2の上部でその長尺方向に沿って操作ユニット6へと向かい、操作ユニット6内の滑車27を介して移動框7へと連結される。
これにより、操作グリップ40が操作され、ハンガーレール2の上部では操作コード42が右方向に移動すると、コードイコライザ9も右方向に移動して牽引コード51も移動するため、牽引コード51も移動に併せて移動框7が左方向(カーテン材65の開方向)に移動する。この移動框7の左方向の移動に併せて移動框7の上端部に固着された先頭ランナー4に連結する弛み防止コード26が引張られるため、当該コードイコライザ9の右方向への移動を助力し協働するようになる。
カーテン本体14は、カーテン材65及びパンタグラフ状に伸縮させる骨組みとしての伸縮機構からなり、この伸縮機構の一端部は移動框7に固定され、その他端部は固定框8に固定されている。より具体的には、図1及び図2に示すように、伸縮機構は、支軸61及び連結軸62を介して回動可能に端部を連結するリンク片60と、複数のコイルスプリング64から構成される。尚、連結軸62は、例えば1つおきの間隔で、ランナー3の吊下部材により吊り下げられている。また、図1に示す例では、この伸縮機構は、上下方向に例えば3セット設けられているが、アコーディオンカーテン1においては、伸縮機構を設ける個数は、2つ以上であれば幾つであってもよい。
複数のコイルスプリング64は、カーテン材65を閉方向に付勢するよう、当該骨組みとして各菱形部分を構成する略平行なリンク片60(前側リンク片と後側リンク片)との間に、カーテン材65の厚さ方向に山形に突出する頂部近傍で連結し、複数個所にて配設されている(図2参照)。移動框7が取付フレーム5に当接している状態から移動框7を開方向に操作すると、当該骨組みが畳み込まれ、複数のコイルスプリング64には付勢力が蓄勢される。この状態で、操作グリップ40を手放すと、コードストッパ装置70により牽引コード51の移動状態を阻止するクラッチ動作が機能するときは、当該移動框7の停止位置でカーテン材65が開状態に維持される。一方、操作グリップ40を手放すときに、コードストッパ装置70により牽引コード51の移動状態を許容するクラッチ動作が機能するときは、コイルスプリング64の付勢力により、移動框7が取付フレーム5に当接する全閉状態まで自動的に移動する。
リンク片60の外側には、カーテン材65が取り付けられている。このカーテン材65は、平面状の布状部材や皮状部材となっている。カーテン材65は、伸縮機構や牽引コード51等を覆い、これらが外部から見えないようになっている。
ブラケット15は、取付面に対してハンガーレール2を位置決めして固着するための部材である。このブラケット15は、取付面に固定するための固定部と、当該ブラケット15の本体中央部を回動支点として回動嵌合によりハンガーレール2と一体化させるための嵌合部とを有する。この固定部は、取付面とハンガーレール2の上面との間に所定のコードを挿通可能な隙間を有するように屈曲成形された形状を有する。
コードストッパ装置70は、その内部を通る牽引コード51の移動作用に伴って(即ち、操作者の操作による操作コード42の移動作用に伴って)、牽引コード51の移動状態を許容するか、又はその移動状態を阻止するようロックするかを切換動作する所謂クラッチ動作を行う装置であり、操作性を高めるために設けられる。ただし、コードストッパ装置70は、本発明に係るコードイコライザ9との直接的な関係はないことから、以下、簡潔に説明する。
コードストッパ装置70は、スライダ71とクラッチ機構72とを備えるように構成される。スライダ71は、牽引コード51の移動方向に回転可能な滑車76を有し、牽引コード51に対して滑車76をスプリング73の付勢力により押圧する機能を有する。クラッチ機構72は、牽引コード51の移動方向に回転可能なドラム74を有する(後述するように、ドラム74は、回転ドラム74a及びブレーキドラム74bの2重ドラム構造を有する。)。このドラム74は、操作コード42の所定の移動作用に伴って牽引コード51の移動状態を阻止するか、又は移動状態を許容するクラッチ動作の機能を有する。また、ドラム74は牽引コード51に対して該滑車76の対向側に配置される。尚、クラッチ機構72は固定框8に固定され、スライダ71はクラッチ機構72に対して左右方向への移動が可能なように案内される。したがって、滑車76とドラム74との間に挿通する牽引コード51は当該スプリング73の付勢力により押圧される。
当該ドラムは、2重ドラム構造を有し、牽引コード51に当接する外側には回転ドラム74aが位置し、内側にはブレーキドラム74bが位置している。尚、ブレーキドラム74bは、クラッチ機構72によって回転不能に支持される。回転ドラム74aの外表面は高摩擦性の表面形状を有し、その内表面は高摺動性の表面形状を有する。また、ブレーキドラム74bの外表面も高摺動性の表面形状を有する。更に、滑車76も高摩擦性の表面形状を有するため、牽引コード51はスプリング73の付勢力により滑車76とドラム74との間で押圧されることにより、当該クラッチ動作が可能となる。
クラッチ動作に関して説明するに、回転ドラム74aの内表面とブレーキドラム74bの外表面との間にクラッチボール75が配置され、このため、回転ドラム74aの内表面には当該回転ドラム74aの軸方向(即ち、アコーディオンカーテン1の前後方向)にクラッチボール75の移動を案内する案内溝(図示せず)が設けられる。また、ブレーキドラム74bの外表面には当該クラッチ動作を作用させるガイド溝(図示せず)が設けられる。
ガイド溝は、当該ドラム74の回転方向に沿って、クラッチボール75の移動を拘束しない移動溝と、クラッチボール75の移動を拘束するストップ溝が形成され、移動溝とストップ溝との間でクラッチボール75が移動可能な戻り溝が形成されている。
したがって、クラッチボール75は、当該回転ドラム74aの案内溝によって規制された状態でブレーキドラム74bのガイド溝内を移動可能に案内されるようになっている。
その動作について説明するに、操作グリップ40により操作コード42をコイルスプリング64の付勢力に抗して引き下げるときは、クラッチボール75がガイド溝の一部を構成する移動溝(クラッチボール75の移動を拘束しない溝)内を周回して、コードストッパ装置70の内部を挿通する牽引コード51が上方に移動する方向(カーテン材65の開方向)への回転ドラム74aの回転が許容される。ここで、クラッチボール75が当該移動溝内に位置している状態から操作グリップ40を手放せば、コイルスプリング64の付勢力により牽引コード51が下方に移動する方向(カーテン材65の閉方向)へ移動しはじめ、クラッチボール75がガイド溝の一部を構成するストップ溝(クラッチボール75の移動を拘束する溝)内へ移動してストップ溝内の終点部に係合すると、当該回転ドラム74aの回転が阻止され、カーテン材65が所望位置に停止される。
続いて、クラッチボール75が当該終点部に係合してカーテン材65が所望位置に停止している状態から、操作グリップ40により操作コード42をコイルスプリング64の付勢力に抗してわずかに引き下げ回転ドラム74aを所定角度の範囲内で回転させた後に、操作グリップ40を手放せば、コイルスプリング64の付勢力により、牽引コード51が下方に移動する方向(カーテン材65の閉方向)へ移動してクラッチボール75が当該移動溝に移動し、回転ドラム74aの回転に伴ってクラッチボール75が当該移動溝内を周回するようになり、カーテン材65が閉方向に自動的に移動する。
また、カーテン材65が所望位置に停止している状態から、更に操作コード42をコイルスプリング64の付勢力に抗して引き下げ、回転ドラム74aを所定角度以上回転させるときは、クラッチボール75は当該ストップ溝から当該移動溝内に移動し回転ドラム74aの回転が許容され、この状態で操作グリップ40を手放すと、コイルスプリング64の付勢力による回転ドラム74aの回転により、クラッチボール75がストップ溝内に移動して、カーテン材65の移動が停止される。
このようなクラッチ動作を実現するクラッチボールとガイド溝に関する更なる詳細は、例えば、回転ドラム74aの代わりに巻取軸として、上記の移動溝の代わりに引き上げ溝及び引下げ溝として構成される特公平6−013825号公報、或いは特許第3124716号明細書等に開示される内容を参照されたい。
ソフトクローズ装置80は、移動框7が取付フレーム5の方向に移動する際に、操作者以外の第三者の指や手を挟んで損傷させることが無いように、移動框7の移動の減速或いは停止を行う緩衝装置(ダンパー装置)である。ソフトクローズ装置80については、アコーディオンカーテン1の機能を実現するために必須の構成要素ではなく、本発明に係るコードイコライザ9との直接的な関係はないことから、更なる詳細な説明は省略する。
このように構成したアコーディオンカーテン1は、把手を掴んでカーテン本体を引き出す構造ではなく、操作コードを介してカーテン本体を引き出す構造であるため、移動框の移動に伴い操作者が移動する必要もなく、例えば車椅子使用者が正対した状態での引き出し操作も容易となり、操作性が良好となる。
また、操作グリップ40に連結する操作コード42を用いてアコーディオンカーテン1の開閉を直接的に可能とするため、例えば操作コード42による操作を移動框7の駆動へと間接的に伝達する機構を備える間仕切り装置と比して、操作のダイレクト感が生じるため、操作性が良好となる。
(コードイコライザの構成)
次に、本発明による一実施形態のコードイコライザ9(第1連結部9a及び第2連結部9b)の構成を詳細に説明する。本実施形態のコードイコライザ9(第1連結部9a及び第2連結部9b)は、上述したようなアコーディオンカーテン1を構成するのに好適な構成となっている。
本実施形態のコードイコライザ9(第1連結部9a及び第2連結部9b)は、カーテン本体14の開閉に利用する複数のコード(操作コード42、弛み防止コード26及び牽引コード51a,51b)を接続可能とする連結部材として構成される装置である。ここで、前述したように、弛み防止コード26及び牽引コード51a,51bは、操作コード42よりも直径が小さく設けられている。操作コード42は、操作者の操作に係るものであるため、その直径は大きく設けられている。
図4(a),(b)は、本発明による一実施形態のコードイコライザ9を構成する第1連結部9a及び第2連結部9bに関する斜視図である。本実施形態のコードイコライザ9は、互いに嵌脱可能な第1連結部9a及び第2連結部9bから構成され、後述するように第1連結部9aには操作コード42及び弛み防止コード26が取着され、第2連結部9bには牽引コード51a,51bが取着される。
即ち、第1連結部9a及び第2連結部9bは、詳細に後述するように、それぞれ係合凸部502及び係合凹部505を有し、係合凸部502及び係合凹部505にはそれぞれ嵌合片部503及び嵌合受部506が形成され、第1連結部9aと第2連結部9bが嵌脱可能な構成となっている。また、第1連結部9aと第2連結部9bの嵌合状態では、コードイコライザ9は、上述したアコーディオンカーテン1におけるハンガーレール2の上面側で左右方向の移動を考慮した略卵形状の外形を有する。
そして、第1連結部9aには、1本のコードを折り返し交差させて係止する巻締めにより係止して2本の操作コード42を形成するとともに、弛み防止コード26を一巻きして輪を作り、二重8字結び等の環状結びで固定して取着するための第1巻付軸501が形成されている。また、第2連結部9bには、1本のコードを折り返し交差させて係止する巻締めにより係止して2本の牽引コード51a,51bを形成するための第2巻付軸504が形成されている。
ここで、第1連結部9a及び第2連結部9bの構成について、図4、図5及び図6を参照して詳細に説明する。まず、コードイコライザ9を構成する第1連結部9aについて説明する。図5(a)は本発明による一実施形態のコードイコライザ9を構成する第1連結部9aの平面図であり、図5(b)は本発明による一実施形態のコードイコライザ9を構成する第1連結部9aのA‐A’断面図である。
第1連結部9aには、第2連結部9bと係合させて一体化させるための図示するような略凸字状の係合凸部502が長尺に形成されており、この係合凸部502の中央部には2つの突起片からなる嵌合片部503が形成されている。
また、第1連結部9aには、略コの字状の窪み部が形成され、この窪み部内で、係合凸部502の長尺方向に対して略垂直方向に固定される第1巻付軸501が形成されている。この第1巻付軸501は、1本のコードを折り返し交差させて係止する巻締めにより2本の操作コード42を形成して係止可能とし、弛み防止コード26を一巻きして輪を作り、二重8字結び等の環状結びで固定することで取着可能となっている。したがって、第1連結部9aは、第2連結部9bと係合させて一体化させた際に、上下方向及び前後方向でのガタつきが生じにくい形状となっており、特に、第1巻付軸501の長尺方向のガタつきの抑制を鑑みて、第1巻付軸501の長尺方向に対して垂直方向に、係合凸部502が長尺な形状で形成されている。このように、第1連結部9aは、第2連結部9bに対する嵌合方向と、第1巻付軸501の長尺方向が略垂直に交差するように、第1巻付軸501及び係合凸部502が形成されているため、第1連結部9a全体の強度を高めることができる。
また、図示して後述するが、第1巻付軸501に対して、操作コード42を当該巻締めにより係止し、且つ弛み防止コード26を当該環状結びで取着した状態では、第1巻付軸501におけるこれらの巻き付け部分の外形が、第1連結部9aにおける当該窪み部内に収まり、従って第1連結部9a内に収容されるため、コードイコライザ9の小型化が可能となっている。
尚、図5に示す例では、第1巻付軸501は、その断面径が中央部付近で円柱状に延び、その端部付近では端部に向けて増大する形状となっている。これにより、操作コード42及び弛み防止コード26の巻き付け部分の外形が当該窪み部内に収まるよう当該小型化に寄与させるとともに、第1巻付軸501自体の強度を保つことができ、更に当該巻締めによる係止を強化させる効果がある。
次に、コードイコライザ9を構成する第2連結部9bについて説明する。図6(a)は本発明による一実施形態のコードイコライザ9を構成する第2連結部9bの平面図であり、図6(b)は本発明による一実施形態のコードイコライザ9を構成する第2連結部9bのB‐B’断面図である。
第2連結部9bには、第1連結部9aと係合させて一体化させるための図示するような略凹字状の係合凹部505が長尺に形成されており、この係合凹部505の中央部には1つの突起部からなる嵌合受部506が形成されている。
また、第2連結部9bには、略コの字状の窪み部が形成され、この窪み部内で、係合凹部505の長尺方向に対して略垂直方向に固定される第2巻付軸504が形成されている。この第2巻付軸504は、1本のコードを折り返し交差させて係止する巻締めにより2本の牽引コード51a,51bを形成して係止可能となっている。したがって、第2連結部9bは、第1連結部9aと係合させて一体化させた際に、上下方向及び前後方向でのガタつきが生じにくい形状となっており、特に、第2巻付軸504の長尺方向のガタつきの抑制を鑑みて、第2巻付軸504の長尺方向に対して垂直方向に、係合凹部505が長尺な形状で形成されている。このように、第2連結部9bは、第1連結部9aに対する嵌合方向と、第2巻付軸504の長尺方向が略垂直に交差するように、第2巻付軸504及び係合凹部505が形成されているため、第2連結部9b全体の強度を高めることができる。
また、図示して後述するが、第2巻付軸504に対して、牽引コード51a,51bを当該巻締めにより係止した状態では、第2巻付軸504におけるこの巻き付け部分の外形が、第2連結部9bにおける当該窪み部内に収まり、従って第2連結部9b内に収容されるため、コードイコライザ9の小型化が可能となっている。
そして、図6に示す例では、第2巻付軸504は、その断面径が中央部付近で円柱状に延び、その端部付近では端部に向けて増大する形状となっている。これにより、牽引コード51a,51bの巻き付け部分の外形が当該窪み部内に収まるよう当該小型化に寄与させるとともに、第2巻付軸504自体の強度を保つことができ、更に当該巻締めによる係止を強化させる効果がある。
次に、第1連結部9a及び第2連結部9bにおける各コードの取着状態について説明する。図7(a)は本発明による一実施形態のコードイコライザ9を構成する第1連結部9aにおける第1巻付軸501へのコード取着状態を示す平面図であり、図7(b)は本発明による一実施形態のコードイコライザを構成する第1連結部9aにおける第1巻付軸501へのコード取着状態を説明する正面断面図である。また、図8(a)は本発明による一実施形態のコードイコライザ9を構成する第2連結部9bにおける第2巻付軸504へのコード取着状態を示す平面図であり、図8(b)は本発明による一実施形態のコードイコライザ9を構成する第2連結部9bにおける第2巻付軸504へのコード取着状態を説明する正面断面図である。尚、断面図として図示するのは第1連結部9a及び第2連結部9bの部分であり、各コードについてはより理解を高めるような図示をしている点に留意する。
図7(a),(b)に示すように、第1連結部9aでは、第1巻付軸501において、1本のコードを折り返し交差させて係止する巻締めにより形成された2本の操作コード42が取着され、更に、環状結びで固定した弛み防止コード26が取着される。
また、図8(a),(b)に示すように、第2連結部9bでは、第2巻付軸504において、1本のコードを折り返し交差させて係止する巻締めにより形成された2本の牽引コード51a,51bが取着される。
図7及び図8に示すように、第1巻付軸501に対して、操作コード42を当該巻締めにより係止し、且つ弛み防止コード26を当該環状結びで取着した状態では、第1巻付軸501におけるこれらの巻き付け部分の外形が、第1連結部9aにおける当該窪み部内に収まり、従って第1連結部9a内に収容される。また、第2巻付軸504に対して、牽引コード51a,51bを当該巻締めにより係止した状態では、第2巻付軸504におけるこの巻き付け部分の外形が、第2連結部9bにおける当該窪み部内に収まり、従って第2連結部9b内に収容される。このため、コードイコライザ9の小型化を実現することができる。
(コードイコライザにおける第1連結部と第2連結部の嵌合方法)
次に、コードイコライザ9における第1連結部9aと第2連結部9bの嵌合方法について、より明確に説明する。図9(a)は本発明による一実施形態のコードイコライザ9を構成する第1連結部9a及び第2連結部9bに関する嵌合前の状態を説明する正面断面図であり、図9(b)は本発明による一実施形態のコードイコライザ9を構成する第1連結部9a及び第2連結部9bに関する嵌合後の状態を説明する正面断面図である。尚、断面図として図示するのは第1連結部9a及び第2連結部9bの部分であり、各コードについてはより理解を高めるような図示をしている点に留意する。
まず、図9(a)に示すように、第1連結部9aに対して操作コード42及び弛み防止コード26を取着した状態で、牽引コード51a,51bを取着した第2連結部9bに対して上方(又は下方)から係合凸部502及び係合凹部505が係合するように挿入する。
次に、図9(b)に示すように、係合凸部502及び係合凹部505が係合するよう挿入された状態で、第1連結部9aと第2連結部9bが、その長尺方向に略一直線となるよう移動させると、第1連結部9aと第2連結部9bにおける嵌合片部503及び嵌合受部506が嵌合し、固定される。尚、第1連結部9aと第2連結部9bを切り離すときは、上記の手順の逆を行えばよい。
以上のように、本実施形態のコードイコライザ9によれば、第1連結部9aと第2連結部9bは嵌脱可能に構成されるため、操作時の安全性、或いは施工時やメンテナンス時における良好な作業性が維持される。
また、本実施形態のコードイコライザ9によれば、当該巻締めによりコードの末端をコードイコライザ9へと容易に係止可能であるため、コードの取着に関する作業効率を改善し、施工性を向上させることができる。
また、本実施形態のコードイコライザ9によれば、当該巻締めを利用した係止方法により、各巻付軸501,504における各コードの巻き付け部分の外形が、第1連結部9a及び第2連結部9bの各々の内部に収容されるため、コード径が太いコード(例えば、操作コード42など)を取着する場合でも連結部材としてのコードイコライザ9の小型化が可能となる。
また、本実施形態のコードイコライザ9によれば、第1連結部9a及び第2連結部9bにおける各巻付軸501,504が、それぞれ第1連結部9a及び第2連結部9bにおける係合凸部502及び係合凹部505の長尺方向に対して略垂直方向に形成されているため、第1連結部9a及び第2連結部9bにおけるそれぞれ全体的な強度を高めることができる。
また、本実施形態のコードイコライザ9によれば、第1連結部9a及び第2連結部9bにおける各巻付軸501,504が、その断面径として中央部付近で円柱状に延び、その端部付近では端部に向けて増大する形状となっている。これにより、各巻付軸501,504における各コードの巻き付け部分の外形が小型化し、各巻付軸501,504自体の強度を保つことができ、更に当該巻締めによる係止を強化させることができる。このような効果を生じさせるためには、上記の他に様々な形態とすることができるが、断面径として中央部より端部で増大する形状を有するように当該巻付軸501,504を構成するのが好適である。
以上、特定の実施形態の例を挙げて本発明を説明したが、本発明は前述の実施形態の例に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、上述の実施形態の説明では、コードイコライザ9について一実施形態のアコーディオンカーテン1への適用例を主に説明したが、本発明に係るコードイコライザ9は、複数のコードの連結を要する他の用途にも適用可能である。また、本発明に係るコードイコライザ9と同様な作用効果を生じさせる態様で、本発明に係る間仕切り装置として構成することが可能である。
また、上述の実施形態の説明では、特定の形状を有する係合凸部502及び係合凹部505、並びに嵌合片部503及び係合受部506について説明したが、本発明の技術思想を逸脱しない範囲で他の如何なる形状でもよく、第1連結部9a及び第2連結部9bのいずれが係合凸部502及び係合凹部505、並びに嵌合片部503及び係合受部506を有する場合でも、上述した本発明の作用効果を発揮させることができる。また、上述の実施形態の説明では、上方(又は下方)から係合凸部502及び係合凹部505が係合するように挿入する例を説明したが、片側からのみ係合可能とした形状としても良い。この場合、他方は溝が無い形状とし、確実に第1連結部9aと第2連結部9bを嵌合させることができる。
また、上述の実施形態の説明では、特定の形状を有する第1巻付軸501及び第2巻付軸504について説明したが、要求される強度や大きさが十分に満たされる場合には本発明の技術思想を逸脱しない範囲で他の如何なる形状でもよい。例えば、図10(a),(b),(c),(d)は本発明による一実施形態のコードイコライザ9の変形例を示す説明図である。図10(a),(b)に示すように、第1巻付軸501及び第2巻付軸504の形状をその中央部から端部にかけて円柱状もしくは三角柱状、四角柱状又は多角柱状等の巻付軸501a,504a、或いはこれらの組み合わせ形状の巻付軸501b,504bとすることができる。
また、取着するコードが十分に細い場合には第1巻付軸501及び第2巻付軸504のいずれか一方について巻付軸とする代わりに、コードの挿通孔を設けた取付軸とし、結び玉により係止するような形態とすることもできる。例えば、図10(c)に示すように、牽引コード51a,51bについては、操作コード42と比して細いコードを利用できることから、第2巻付軸504の代わりに、コードの挿通孔を設けた取付軸504cとする形態とすることもできる。
また、図10(d)に示すように、第1連結部9aと第2連結部9bの嵌脱が要求されない用途によっては、第1連結部9aと第2連結部9bを一体とした形態とすることもできる。
また、カーテン材65等の間仕切り部材の開閉操作を行う為に設けられる引き操作可能な操作コード42と、当該間仕切り部材に一端を接続し、他端を操作コード42に関連付けて接続される牽引コード51について、その接続に用いる連結部材として、上述のようなコードイコライザ9を説明したが、間仕切り装置として構成するには、例えば、以下に述べる態様とすることができる。
第1には、操作コード42を該連結部材に対して巻締めず、当該連結部材に挿通孔を設け、この挿通孔に操作コード42を挿通させ、カシメ具などで移動不能に接続するよう構成することができる。
第2には、牽引コード51と操作コード42とを直接接続するように構成することもできる。例えば1本のコードから2本の牽引コード51を形成する際に、1本のコードに折り目を設けて構成し、その折り目を接続部として操作コード42を巻締めるように構成することができる。
第3には、該接続部の他の例として、操作コード42と牽引コード51とをカシメ具等で固定するように構成することができる。
本発明によれば、間仕切り装置に利用する複数のコードを接続する連結部材(コードイコライザ)について小型化し、コードの係止が容易となることから、コードの連結及び係止を要する用途に有用である。
1 アコーディオンカーテン
2 ハンガーレール
7 移動框
9 コードイコライザ
9a 第1連結部
9b 第2連結部
26 弛み防止コード
42 操作コード
51,51a,51b 牽引コード
501 第1連結部の第1巻付軸
502 第1連結部の係合凸部
503 第1連結部の嵌合片部
504 第2連結部の第2巻付軸
505 第2連結部の係合凹部
506 第2連結部の嵌合受部

Claims (5)

  1. 間仕切り部材の開閉に利用する複数のコードを接続可能とするコードイコライザであって、
    1本のコードを巻締めにより係止して2本の第1コードを形成するための第1巻付軸を有する第1連結部と、
    第2コードを取着するための取付軸を有する第2連結部と、
    を備えることを特徴とするコードイコライザ。
  2. 前記第2連結部の取付軸は、1本のコードを巻締めにより係止して2本の当該第2コードを形成するための第2巻付軸として構成されていることを特徴とする、請求項1に記載のコードイコライザ。
  3. 前記第1巻付軸が、断面径として中央部より端部で増大する形状を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載のコードイコライザ。
  4. 前記第1連結部が第1係合手段を有するとともに、前記第2連結部が第2係合手段を有し、前記第1係合手段と前記第2係合手段が係合可能に構成され、前記第1係合手段及び前記第2係合手段がそれぞれ嵌合可能な嵌合手段を有し、前記第1連結部と前記第2連結部が嵌脱可能に構成されていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載のコードイコライザ。
  5. 前記第1巻付軸及び前記取付軸が、それぞれ前記第1係合手段及び前記第2係合手段の長尺方向に対して略垂直方向に形成されていることを特徴とする、請求項4に記載のコードイコライザ。
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