JP6362376B2 - 液体吐出用基板、液体吐出用ヘッド、および、記録装置 - Google Patents

液体吐出用基板、液体吐出用ヘッド、および、記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6362376B2
JP6362376B2 JP2014067101A JP2014067101A JP6362376B2 JP 6362376 B2 JP6362376 B2 JP 6362376B2 JP 2014067101 A JP2014067101 A JP 2014067101A JP 2014067101 A JP2014067101 A JP 2014067101A JP 6362376 B2 JP6362376 B2 JP 6362376B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid discharge
transistor
transistors
discharge substrate
ejection elements
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014067101A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015189049A (ja
Inventor
一成 藤井
一成 藤井
大村 昌伸
昌伸 大村
達人 郷田
達人 郷田
航 遠藤
航 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2014067101A priority Critical patent/JP6362376B2/ja
Priority to US14/669,678 priority patent/US9463618B2/en
Publication of JP2015189049A publication Critical patent/JP2015189049A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6362376B2 publication Critical patent/JP6362376B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/015Ink jet characterised by the jet generation process
    • B41J2/04Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
    • B41J2/045Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
    • B41J2/04501Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits
    • B41J2/04541Specific driving circuit
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/015Ink jet characterised by the jet generation process
    • B41J2/04Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
    • B41J2/045Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
    • B41J2/04501Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits
    • B41J2/04548Details of power line section of control circuit
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/015Ink jet characterised by the jet generation process
    • B41J2/04Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
    • B41J2/045Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
    • B41J2/04501Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits
    • B41J2/0458Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits controlling heads based on heating elements forming bubbles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2/14016Structure of bubble jet print heads
    • B41J2/14072Electrical connections, e.g. details on electrodes, connecting the chip to the outside...

Description

本発明は、液体吐出用基板、液体吐出用ヘッド、および、記録装置に関する。
近年、記録装置の記録素子として、インクなどの液体を吐出するための吐出素子が用いられている。吐出素子を備えた液体吐出用ヘッドにおいて、インク吐出口の数を増加させることで、高速に記録を行うことが提案されている。
インク吐出口の増加に伴い、液体吐出用基板における吐出素子の数も増加する。特許文献1では、多数の吐出素子(ヒータ)を同時に駆動する技術が提案されている。これにより、複数のインク吐出孔から同時にインクを吐出することができ、その結果、高速に記録を行うことが可能とされている。
特開2010−155452号公報
特許文献1に記載の液体吐出用ヘッドでは、複数のヒータのそれぞれに対して2つのトランジスタが配されるため、トランジスタの数が多い。トランジスタの数の増加は、トランジスタの配される領域の面積の増加につながる。したがって、特許文献1に記載の液体吐出用ヘッドには、液体吐出用ヘッドの小型化が困難であるという課題がある。
また、特許文献1に記載の液体吐出用ヘッドのように1つのヒータに複数のトランジスタが接続される場合、当該複数のトランジスタの配置によっては、ヒータに接続される配線が長くなることがある。配線が長くなると電圧降下が大きくなるため、ヒータに印加される電圧が低下する可能性がある。結果として、液体吐出特性が低下する可能性がある。
上記の課題に鑑み、本発明は記録装置等に用いられる液体吐出用基板の小型化と、液体吐出特性の向上とを目的とする。
本発明の1つの側面に係る実施形態は、複数の吐出素子と、前記複数の吐出素子に対して共通の電気経路を形成する第1のトランジスタと、互いに独立に制御される複数の第2のトランジスタと、を備え、前記複数の吐出素子が前記複数の第2のトランジスタによって互いに独立に駆動されるように、第1の電源ノードから第2の電源ノードへ、前記第1のトランジスタ、前記複数の吐出素子の1つ、前記複数の第2のトランジスタの1つの順に電気経路が形成され、前記複数の吐出素子と前記複数の第2のトランジスタとの間に、前記第1のトランジスタが配置された、ことを特徴とする。
本発明の別の側面に係る実施形態は、複数の吐出素子と、第1のトランジスタと、複数の第2のトランジスタと、を備え、前記第1のトランジスタのソースおよびドレインの一方は、第1の電源ノードに電気的に接続され、前記第1のトランジスタのソースおよびドレインの他方は、前記複数の吐出素子の各々の一方のノードに電気的に接続され、前記複数の吐出素子の各々の他方のノードは、互いに電気的に分離され、かつ、前記複数の第2のトランジスタの1つのソースおよびドレインの一方に電気的に接続され、前記複数の第2のトランジスタの各々のソースおよびドレインの他方は、第2の電源ノードに電気的に接続され、前記複数の第2のトランジスタのゲートは、互いに電気的に分離され、前記複数の吐出素子と前記複数の第2のトランジスタとの間に、前記第1のトランジスタが配置された、ことを特徴とする。
本発明によれば、液体吐出用基板の小型化、および、液体吐出特性の向上が可能である。
液体吐出用基板の等価回路を表す図、および、液体吐出用基板の平面構造を模式的に表す図である。 液体吐出用基板の平面構造を模式的に表す図である。 液体吐出用基板の等価回路を表す図、および、液体吐出用基板の平面構造を模式的に表す図である。 液体吐出用ヘッド、記録装置、および、記録装置の制御回路の構成を表す図である。
本発明に係る1つの実施形態は、インクなどの液体を吐出する吐出素子を備えた液体吐出用基板である。本発明に係る別の実施形態は、液体吐出用基板と、液体吐出用基板にインクなどの液体を供給するための液体供給部を備えた液体吐出用ヘッドである。液体吐出ヘッドは、例えば、記録装置の記録ヘッドである。本発明に係るさらに別の実施形態は、液体吐出用ヘッドと、液体吐出ヘッドを駆動する駆動部とを備えた記録装置である。記録装置は、例えば、プリンタや複写機である。あるいは、本発明に係る1つの実施形態の液体吐出用ヘッドは、3次元構造体、DNAチップ、有機トランジスタ、カラーフィルタなどを製造するための装置などに適用できる。
液体吐出用基板には、複数の吐出素子が配される。例えば図2に、吐出素子101が例示されている。吐出素子には、ヒータや圧電素子など、電気エネルギーを液体の吐出のためのエネルギーに変換する素子が用いられる。複数の吐出素子は、第1の方向に沿って並んでいる。
液体吐出用基板には、第1のトランジスタと、複数の第2のトランジスタとが配される。例えば図2に、第1のトランジスタ102と、複数の第2のトランジスタ103とが例示されている。トランジスタは、ゲートに供給される電気信号によって電流が制御される素子である。例えば、1つのトランジスタは、1つまたは複数のMOSトランジスタで構成される。1つのトランジスタが複数のMOSトランジスタで構成される場合には、複数のMOSトランジスタが共通の電気信号によって制御される。具体的には、当該複数のMOSトランジスタのソース同士が互いに接続され、ドレイン同士が互いに接続され、かつ、ゲート同士が互いに接続される。また、トランジスタは、1つまたは複数のバイポーラトランジスタによって構成されてもよい。バイポーラトランジスタが使われる場合、ソース、ドレイン、ゲートは、それぞれ、コレクタ、エミッタ、ベースに読み替える。
図2が模式的に示すように、複数の吐出素子に、1つの第1のトランジスタと複数の第2のトランジスタとが電気的に接続されている。言い換えると、複数の吐出素子が1つの第1のトランジスタを共有している。そのため、複数の吐出素子のそれぞれに対して複数のトランジスタを配しつつ、液体吐出用基板に配されるトランジスタの数を低減できる。結果として、液体吐出用基板を小型化することができる。
また、複数の吐出素子と複数の第2のトランジスタとの間に、第1のトランジスタが配置される。そのため、液体吐出用基板を平面視した時に、第1の方向と交差する第2の方向に沿って、複数の吐出素子に近いほうから順に、第1のトランジスタと、複数の第2のトランジスタとが並んでいる。
第1のトランジスタは、複数の吐出素子に共有されるため、第1のトランジスタの数は、複数の第2のトランジスタの数よりも少なくてよい。そのため、第1のトランジスタが配される領域の面積を、第2のトランジスタが配される領域の面積よりも小さくすることができる。そのため、第2のトランジスタと吐出素子との間の距離を小さくすること、ひいては、第2のトランジスタと液体吐出素子とを接続する配線を短くすることができる。結果として、液体吐出特性を向上させることができる。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。もちろん、本発明に係る実施例は、以下に説明される実施例のみに限定されない。例えば、以下のいずれかの実施例の一部の構成を、他の実施例に追加した例、あるいは他の実施例の一部の構成と置換した例も本発明の実施例である。
実施例1について説明する。図1(a)は、本実施例の液体吐出用基板の等価回路を示している。図1(a)には、ヒータ101、第1のトランジスタ102、第2のトランジスタ103、第1の電源ノード104、第2の電源ノード105、駆動ユニット106、制御ユニット107が示されている。
第1の電源ノード104から第2の電源ノード105までの間に、第1のトランジスタ102、ヒータ101、および、第2のトランジスタ103が順に接続される。第1のトランジスタ102は4個のヒータ101と接続される。以下、便宜的に、第1のトランジスタを共通トランジスタと呼ぶ。4個のヒータ101に対して4個の第2のトランジスタ103が配される。4個のヒータ101と4個の第2のトランジスタ103は、1対1で接続される。以下、便宜的に、第2のトランジスタを個別トランジスタと呼ぶ。
第1の電源ノード104と、第2の電源ノード105とには、異なる電圧が供給される。第1の電源ノード104は接地電圧(例えば0V)が供給され、第2の電源ノードには電源電圧(例えば32V)が供給される。
図1(a)に示された結線により、共通トランジスタ102は、第1の電源ノード104と複数のヒータ101の各々との間に、複数のヒータ101に対して共通の電気経路を形成する。また、複数の個別トランジスタ103の各々は、複数のヒータ101の対応する1つと第2の電源ノード105との間に電気経路を形成する。そして、複数のヒータ101と複数の個別トランジスタ103によって、共通トランジスタ102と第2の電源ノード105との間に複数の電気経路が形成される。
共通トランジスタ102はゲート112g、ソース112s、および、ドレイン112dを有する。また、複数の個別トランジスタ103のそれぞれが、ゲート113g、ソース113s、ドレイン113dを有する。共通トランジスタ102のドレイン112dが、第1の電源ノード104に電気的に接続される。共通トランジスタ102のソース112sが、複数のヒータ101の各々に電気的に接続される。そして、複数の個別トランジスタ103に関しては、それぞれのソース113sが複数の吐出素子101の対応する1つに電気的に接続され、それぞれのドレイン113dが第2の電源ノード105に電気的に接続される。
共通トランジスタ102のゲート112gには駆動ユニット106から電気信号が供給される。共通トランジスタ102はソースフォロアを構成している。このような構成により、共通トランジスタ102のゲート112gに供給される電気信号に基づいて、共通トランジスタ102のソース112sの電圧を制御することができる。
個別トランジスタ103のゲート113gには制御ユニット107からの制御信号が供給される。制御ユニット107が供給する制御信号により個別トランジスタ103に流れる電流を制御することで、ヒータ101に流れる電流を制御することができる。また、個別トランジスタ103の各々がソースフォロアを構成している。このような構成により、個別トランジスタ103のゲート113gに供給される電気信号に基づいて、個別トランジスタ103のソース113sの電圧を制御することができる。
複数の個別トランジスタ103は互いに独立に制御される。この実施例では、それぞれの個別トランジスタ103に対応して制御ユニット107が配される。このような構成により、複数のヒータ101に同時に電流が流れないように、制御ユニット107が個別トランジスタ103を制御することができる。例えば、図1に示された4つの個別トランジスタ103の1つがオンし、他の3つがオフするように、4つの個別トランジスタ103を制御することができる。
図1(b)は、本実施例の液体吐出用基板の平面構造を模式的に示している。図1(b)において図1(a)と同じ部材には同じ符号を付している。
複数のヒータ101は、第1の方向に沿って並んでいる。第1の方向は例えば液体吐出用基板の長辺方向である。第1の方向と交差する方向が第2の方向である。図1(b)では、複数のヒータ101は一直線に並んでいるが、第2の方向に互いにずれていてもよい。
複数のヒータ101が成すヒータ列を基準として基板の一方の側に、共通トランジスタ102と、複数の個別トランジスタ103とが配される。このような配置により、ヒータ101の近傍に、インクを供給するインク供給口(図示しない)を配置することが容易になる。
第2の方向に沿って、複数のヒータ101に近いほうから順に、共通トランジスタ102と複数の個別トランジスタ103とが並んでいる。すなわち、複数のヒータ101と複数の個別トランジスタ103との間に、共通トランジスタ102が配置されている。ヒータ101と共通トランジスタ102とを接続する接続配線は、共通トランジスタ102のヒータ101の側から引き出される。複数の個別トランジスタ103は、第1の方向に沿って並んでいる。ヒータ101と個別トランジスタ103とを接続する接続配線は、個別トランジスタ103のヒータ101に近い側から引き出される。また、ヒータ101と個別トランジスタ103とを接続する接続配線は、共通トランジスタ102の配された領域を第2の方向に沿って横断している。
共通トランジスタ102、および、個別トランジスタ103は、それぞれ、長方形の領域に配される。共通トランジスタ102が配される領域は、第1の方向に沿った辺を長辺とする長方形である。複数のヒータ101に対して、1つの共通トランジスタ102が配される。そのため、当該長辺の長さはヒータ101の間隔よりも長い。一方で、個別トランジスタ103が配される領域は、第2の方向に沿った辺を長辺とする長方形である。ヒータ101ごとに、1つの個別トランジスタ103が配される。そのため、共通トランジスタ102が配される領域の第1の方向に沿った辺の長さは、ヒータ101の間隔と等しい。
具体的に、4個の個別トランジスタ103に対して、1個の共通トランジスタ102が設けられている。そのため、第1の方向においては、共通トランジスタ102が配された領域の長さは、個別トランジスタ103が配された領域の長さの約4倍である。そして、第2の方向においては、共通トランジスタ102が配された領域の長さは、個別トランジスタ103が配された領域の長さの約1/4である。
このような配置により、ヒータ101と個別トランジスタ103とを接続する接続配線を短くすることができる。よって、ヒータ101に電流を流す際に、当該接続配線の抵抗による電圧降下が少なくなり、ヒータ101により多くの電力を供給することが可能となる。結果として、吐出特性を向上させることができる。
複数の個別トランジスタ103が、ヒータ101の近くに配される変形例の場合、図1(b)の点線の矢印Lが示す距離だけ配線が長くなる。これは、ヒータ101と共通トランジスタ102とを接続する接続配線が、第2の方向に沿って個別トランジスタ103が配された領域を横断するからである。
また、本実施例では、1つの共通トランジスタ102が複数のヒータ101に共有される。このような構成によれば、液体吐出用基板に配されるトランジスタの数を低減することができる。結果として、液体吐出用基板を小型化することができる。
本実施例では説明のためヒータ101を4個としたが、ヒータ101の数はそれ以上でも良い。なお、本実施例では、共通トランジスタ102はPチャネルのMOSトランジスタで構成され、個別トランジスタ103はNチャネルのMOSトランジスタで構成される。これ以外にも、共通トランジスタ102、および、個別トランジスタ103が、いずれも、NチャネルのMOSトランジスタで構成されてもよい。また、図1の結線に限らず、共通トランジスタ102のソースおよびドレインの一方が第1の電源ノード104に電気的に接続され、共通トランジスタ102のソースおよびドレインの他方が複数のヒータ101に電気的に接続さればよい。個別トランジスタ103のソースおよびドレインの一方が第2の電源ノード105に電気的に接続され、個別トランジスタ103のソースおよびドレインの他方がヒータ101に電気的に接続されればよい。
また、図1(b)が示すように、複数のヒータ101と複数の個別トランジスタ103との間に、共通トランジスタ102が配置されている。このようなレイアウトによれば、個別トランジスタ103と制御ユニット107とを接続する配線の長さを短くできる。配線の寄生容量の低減により、駆動の高速化が可能である。
別の実施例を説明する。本実施例では、共通トランジスタ102に含まれるMOSトランジスタ、個別トランジスタ103に含まれるMOSトランジスタ、および、ヒータ101と個別トランジスタ103とを接続する接続配線のレイアウトが特徴である。そこで、実施例1と異なる点のみを説明し、実施例1と同様の部分についての説明は省略する。
図2は、本実施例の液体吐出用基板の平面構造を模式的に示している。図1と同じ機能を有する部分には同じ符号を付してある。なお、本実施例の等価回路は、実施例1と同じである。すなわち、図1(a)が本実施例の等価回路を示している。
共通トランジスタ102は、第1の方向に沿って並んだ4つの共通MOSトランジスタ212を含んでいる。図2では符号がゲート電極を指しているが、共通MOSトランジスタ212は、ゲート、ソース、および、ドレインを含む。図2が示す通り、共通トランジスタ102に含まれる4つの共通MOSトランジスタ212のゲートは、互いに接続される。4つの共通MOSトランジスタ212のドレインは互いに接続され、また、4つの共通MOSトランジスタ212のソースは互いに接続される。
共通トランジスタ102に含まれる4つの共通MOSトランジスタ212は、2つの異なる活性領域201、202に分かれて配されている。活性領域201、および、活性領域202は、それぞれフィールド領域によって規定される。フィールド領域は、LOCOSやSTIなどの絶縁体分離構造である。活性領域201、および、活性領域202のそれぞれに配された2つの共通MOSトランジスタ212は、ソースを構成する半導体領域を互いに共有している。図2において、共通MOSトランジスタ212のソースを構成する半導体領域はヒータ101に接続されている。
また、共通トランジスタ102に含まれる複数の共通MOSトランジスタ212のチャネル方向は、それぞれ、第1の方向に沿っている。このように、チャネル方向を第1の方向とすることで、共通トランジスタ102の主電極ノードに接続される配線を第2の方向に沿って引き出すことが容易になる。
複数の個別トランジスタ103の各々は、第1の方向に沿って並んだ2つの個別MOSトランジスタ213を含んでいる。図2では符号がゲート電極を指しているが、個別MOSトランジスタ213は、ゲート、ソース、および、ドレインを含む。図2が示す通り、1つの個別トランジスタ103に含まれる2つの個別MOSトランジスタ213のゲートは、互いに接続される。2つの個別MOSトランジスタ213のドレインは互いに接続され、また、2つの個別MOSトランジスタ213のソースは互いに接続される。
図2では、2つの個別トランジスタ103を区別するために、便宜的に個別トランジスタ103aおよび個別トランジスタ103bの符号を付している。個別トランジスタ103aに含まれる2つの個別MOSトランジスタ213が、ソースを構成する半導体領域を共有している。そして、個別トランジスタ103aに含まれる個別MOSトランジスタ213と、個別トランジスタ103bに含まれる個別MOSトランジスタ213とが、ドレインを構成する半導体領域を共有している。このようにして、4つの個別トランジスタ103が1つの活性領域に配されている。
また、1つの個別トランジスタ103に含まれる複数の個別MOSトランジスタ213のチャネル方向は、それぞれ、第1の方向に沿っている。このように、チャネル方向を第1の方向とすることで、個別トランジスタ103の主電極ノードに接続される配線を第2の方向に沿って引き出すことが容易になる。
個別MOSトランジスタ213のソースは、第1の配線層に含まれる接続配線220によりヒータ101に接続される。図2が示す通り、接続配線220は第2の方向に沿って延在する部分を有している。また、接続配線220の第2の鳳凰に沿って延在した部分は、平面視において、隣り合う2つの共通MOSトランジスタ212の間に配されている。
複数の共通MOSトランジスタ212のゲートは、第1の配線層より上層の配線層の配線により、駆動ユニット106に接続される。複数の共通MOSトランジスタ212のドレインは、第1の配線層より上層の配線層の配線により、第1の電源ノード104に接続される。
複数の個別MOSトランジスタ213のゲートは、第1の配線層より上層の配線層の配線により、それぞれ、制御ユニット107に接続される。複数の個別MOSトランジスタ213のドレインは、第1の配線層より上層の配線層の配線により、第2の電源ノード105に接続される。
次に、1つのヒータ101に接続される共通トランジスタ102、および、個別トランジスタ103の駆動力について説明する。トランジスタの駆動力は、実効的なチャネル長と、実効的なチャネル幅とに基づいて決まる。
共通トランジスタ102に含まれる共通MOSトランジスタ212は、チャネル幅Wc/4とチャネル長Lcを有する。4つの共通MOSトランジスタ212が並列に接続されている。そのため、共通トランジスタ102の実効的なチャネル長は、共通MOSトランジスタ212のチャネル長Lcに等しい。そして、共通トランジスタ102の実効的なチャネル幅は、共通MOSトランジスタ212のチャネル幅Wc/4の4倍である。つまり、共通トランジスタ102は、実効的なチャネル幅Wcを有する。したがって、共通トランジスタ102の駆動力はWc/Lcで表される。
個別トランジスタ103に含まれる個別MOSトランジスタ213は、チャネル幅Wi/2とチャネル長Liを有する。2つの個別MOSトランジスタ213が並列に接続されている。そのため、個別トランジスタ103の実効的なチャネル長は、個別MOSトランジスタ213のチャネル長Liに等しい。そして、個別トランジスタ103の実効的なチャネル幅は、個別MOSトランジスタ213のチャネル幅Wi/2の2倍である。つまり、個別トランジスタ103は、実効的なチャネル幅Wiを有する。したがって、個別トランジスタ103の駆動力はWi/Liで表される。
なお、トランジスタが1つのトランジスタだけで構成される場合、トランジスタの実効的なチャネル幅、および、実効的なチャネル長は、それぞれ、当該トランジスタのチャネル幅、および、チャネル長に等しい。また、トランジスタが直列に接続された2つのトランジスタを含む場合、トランジスタの実効的なチャネル長は、2つのトランジスタのチャネル長の合計である。
本実施例では、共通トランジスタ102、および、個別トランジスタ103がほぼ同じ駆動力を持つ。つまり、Wc/Lc=Wi/Liである。また、共通MOSトランジスタ212のチャネル長Lcと個別MOSトランジスタ213のチャネル長Liとは等しい。そのため、共通MOSトランジスタ212のチャネル幅Wc/4は、個別MOSトランジスタ213のチャネル幅Wi/2の半分である。したがって、ヒータ101と個別トランジスタ103とを接続する接続配線220を短くすることができる。結果として、吐出特性を向上させることができる。
なお、駆動力はキャリア移動度やゲート絶縁膜容量によっても変化する。本実施例では、共通MOSトランジスタ212のキャリア移動度およびゲート絶縁膜容量は、それぞれ、個別MOSトランジスタ213のキャリア移動度およびゲート絶縁膜容量と等しい。これらの特性は互いに異なっていてもよい。
別の例として、共通トランジスタ102の駆動力が、個別トランジスタ103の駆動力より大きい実施例を説明する。つまり、Wc/Lc>Wi/Liという関係を満たしている。共通トランジスタ102の駆動力および個別トランジスタ103の駆動力の合計を大きくすることで、吐出特性が向上する。上述のように共通トランジスタ102の駆動力をより大きくすることで、両方の駆動力を同じように増加させる場合に比べて、液体吐出用基板の面積の増加を抑えることができる。
例えば、液体吐出用基板の第2の方向に沿った長さをAだけ増加して、共通MOSトランジスタ212のチャネル幅をAだけ増加させる場合を考える。共通トランジスタ102の実効的なチャネル幅W’は、次の式(1)で表される。したがって、駆動力の増加分は、4A/Lcとなる。
次に、液体吐出用基板の第2の方向に沿った長さをAだけ増加して、個別MOSトランジスタ213のチャネル幅をAだけ増加させる場合を考える。個別トランジスタ103の実効的なチャネル幅W’は、次の式(2)で表される。したがって、駆動力の増加分は、2A/Liとなる。
共通トランジスタ102の実効的なチャネル長Lcと個別トランジスタ103の実効的なチャネル長Liとは等しい(Lc=Li)場合、共通MOSトランジスタ212のチャネル幅を大きくする場合のほうが、駆動力の増加分が大きい。つまり、Wc/Lc>Wi/Liとすることで、液体吐出用基板の面積の増加を抑えつつ、吐出特性を向上させることができる。
別の実施例を説明する。本実施例では、複数のヒータブロックが配されること、および、電源ノードを構成する電源配線のレイアウトが特徴である。そこで、実施例1および実施例2と異なる点のみを説明し、実施例1あるいは実施例2と同様の部分についての説明は省略する。
図3(a)は、本実施例の液体吐出用基板の等価回路を示している。図1と同じ機能を有する部分には同じ符号を付してある。また、複数のヒータ101、および、複数の共通トランジスタ102、および、複数の個別トランジスタ103が示されているが、簡略化のため符号は省略してある。
本実施例では、複数のヒータブロック301が配される。各ヒータブロック301には4つのヒータ101が含まれる。各ヒータブロック301の等価回路は、実施例1と同じである。そのため詳細な説明は省略する。
複数のヒータブロック301に対応して、複数の共通トランジスタ102が配される。複数の共通トランジスタ102のゲートは、駆動ユニット106に接続される。このような構成により、複数の共通トランジスタ102のゲートへ、駆動ユニット106から共通の電気信号が供給される。
このような構成によれば、記録素子の数を増やすとともに、同時に多数の記録素子を駆動することができる。結果として、高速に記録を行うことができる。
図3(b)は、本実施例の液体吐出用基板の平面構造を模式的に示している。図2と同じ機能を有する部分には同じ符号を付してある。図3(b)が示す通り、複数のヒータブロック301に対応する複数の個別トランジスタ103が1つの活性領域に配されている。それ以外の構造は実施例2と同様である。
図3(c)は、本実施例の液体吐出用基板の平面構造を模式的に示している。図2と同じ機能を有する部分には同じ符号を付してある。
図3(c)では、第1の電源ノード104を構成する電源配線108、および、第2の電源ノード105を構成する電源配線109が示されている。図3(c)が示す通り、ヒータ101に近いほうから順に、電源配線108と電源配線109とが並ぶ。すなわち、平面視において、複数のヒータ101が成す列と電源配線109との間に、電源配線108が配される。このような配置によれば、共通トランジスタ102と電源配線108との位置が近くなる。また、個別トランジスタ103と電源配線109との位置が近くなる。結果として、共通トランジスタ102と第1の電源ノード104とを接続すること、あるいは、個別トランジスタ103と第1の電源ノード104とを接続することが容易になる。
電源配線108の第2の方向に沿った幅W1は、電源配線109の第2の方向に沿った幅W2よりも小さい。このような構成によれば、第2の電源ノード104から個別トランジスタ103までの電圧降下を低減できる。特に、実施例2のようにWc/Lc>Wi/Liとした場合に電圧降下低減の効果は顕著である。個別トランジスタ103の駆動力が相対的に小さくなることの影響を、電源配線109の抵抗を下げることにより補償できるからである。
本発明に係る記録装置の実施例について説明する。インクジェット方式の記録装置を説明する。記録装置の記録ヘッドは、記録素子であるヒータ101、共通トランジスタ102、個別トランジスタ103、第1の電源ノード104、および、第2の電源ノード105が形成されたインクジェット記録ヘッド用の基体808を有する。インクジェット記録ヘッド用の基体808には、実施例1乃至実施例3で説明した液体吐出用基板を用いることができる。
図4(a)は、上述したようなインクジェット記録ヘッド用の基体808を有する記録ヘッド810の主要部を示している。記録ヘッド810は、インク供給口803を備える。実施例1乃至実施例3のヒータ101は、発熱部806として示されている。図4(a)に示すように、基体808は、複数の吐出口800に連通した液路805を形成するための流路壁部材801と、インク供給口803を有する天板802とを組み付けることにより、記録ヘッド810を構成できる。この場合、インク供給口803から注入されるインクが内部の共通液室804へ蓄えられて各液路805へ供給され、その状態で基体808、発熱部806を駆動することで、吐出口800からインクの吐出がなされる。
図4(b)は、このような記録ヘッド810の全体構成を示す図である。記録ヘッド810は、上述した複数の吐出口800を有する記録ヘッド部811と、この記録ヘッド部811に供給するためのインクを保持するインク容器812とを備えている。インク容器812は、境界線Kを境に記録ヘッド部811に着脱可能に設けられている。記録ヘッド810には、図4(c)に示す記録装置に搭載された時にキャリッジ側からの電気信号を受け取るための電気的コンタクト(不図示)が設けられている。この電気信号に基づいて発熱部806が発熱する。インク容器812内部には、インクを保持するために繊維質状若しくは多孔質状のインク吸収体が設けられており、これらのインク吸収体によってインクが保持されている。
図4(b)に示す記録ヘッド810をインクジェット方式の記録装置の本体に装着し、本体から記録ヘッド810へ付与される信号をコントロールすることにより、高速記録、高画質記録を実現できるインクジェット方式の記録装置を提供することができる。以下、このような記録ヘッド810を用いたインクジェット方式の記録装置について説明する。
図4(c)は、本発明に係る実施形態のインクジェット方式の記録装置900を示す外観斜視図である。図4(c)において、記録ヘッド810は、駆動モータ901の正逆回転に連動して駆動力伝達ギア902、903を介して回転するリードスクリュー904の螺旋溝921に対して係合するキャリッジ920上に搭載されている。このような構成により、記録ヘッド810は、駆動モータ901の駆動力によってキャリッジ920と共にガイド919に沿って矢印a又はb方向に往復移動可能となっている。不図示の記録媒体給送装置によってプラテン906上に搬送される記録用紙P用の紙押え板905は、キャリッジ移動方向に沿って記録用紙Pをプラテン906に対して押圧する。
フォトカプラ907、908は、キャリッジ920に設けられたレバー909のフォトカプラ907、908が設けられた領域での存在を確認して駆動モータ901の回転方向の切換等を行うためのホームポジション検知手段である。支持部材910は記録ヘッド810の全面をキャップするキャップ部材911を支持し、吸引手段912はキャップ部材911内を吸引し、キャップ内開口513を介して記録ヘッド810の吸引回復を行う。移動部材915は、クリーニングブレード914を前後方向に移動可能にし、クリーニングブレード914及び移動部材915は、本体支持板916に支持されている。クリーニングブレード914は、図示の形態でなく周知のクリーニングブレードが本実施形態にも適用できることは言うまでもない。また、レバー917は、吸引回復の吸引を開始するために設けられ、キャリッジ920と係合するカム918の移動に伴って移動し、駆動モータ901からの駆動力がクラッチ切換等の公知の伝達手段で移動制御される。記録ヘッド810に設けられた発熱部806に信号を付与したり、駆動モータ901等の各機構の駆動制御を司る記録制御部(不図示)は、装置本体側に設けられている。
上述のような構成のインクジェット方式の記録装置900は、記録媒体給送装置によってプラテン906上に搬送される記録用紙Pに対し、記録ヘッド810が記録用紙Pの全幅にわたって往復移動しながら記録を行う。記録ヘッド810は、前述の実施例1乃至実施例3のインクジェット記録ヘッド用の基体を用いているため、小型であり、かつ、高速な記録が可能となる。
次に、上述した装置の記録制御を実行するための制御回路の構成について説明する。図4(d)はインクジェット方式の記録装置900の制御回路の構成を示すブロック図である。制御回路は、記録信号が入力するインタフェース1700、MPU(マイクロプロセッサ)1701、プログラムROM1702、ダイナミック型のRAM(ランダムアクセスメモリ)1703と、ゲートアレイ1704とを備えている。プログラムROM1702は、MPU1701が実行する制御プログラムを格納する。ダイナミック型のRAM1703は、上記記録信号やヘッドに供給される記録データ等の各種データを保存する。ゲートアレイ1704は、記録ヘッド1708に対する記録データの供給制御を行う。ゲートアレイ1704は、インタフェース1700、MPU1701、RAM1703間のデータ転送制御も行う。さらにこの制御回路は、記録ヘッド1708を搬送するためのキャリアモータ1710と、記録紙搬送のための搬送モータ1709と、を備える。また、この制御回路は、ヘッド1708を駆動するヘッドドライバ1705、搬送モータ1709及びキャリアモータ1710をそれぞれ駆動するためのモータドライバ1706、1707とを備えている。
上記制御構成の動作を説明すると、インタフェース1700に記録信号が入るとゲートアレイ1704とMPU1701との間で記録信号がプリント用の記録データに変換される。そして、モータドライバ1706、1707が駆動されるとともに、ヘッドドライバ1705に送られた記録データに従って記録ヘッドが駆動され、印字が行われる。
101 吐出素子
102 第1のトランジスタ
103 第2のトランジスタ
104 第1の電源ノード
105 第2の電源ノード

Claims (17)

  1. 複数の吐出素子と、
    前記複数の吐出素子に対して共通の電気経路を形成する第1のトランジスタと、
    互いに独立に制御される複数の第2のトランジスタと、を備え、
    前記複数の吐出素子が前記複数の第2のトランジスタによって互いに独立に駆動されるように、第1の電源ノードから第2の電源ノードへ、前記第1のトランジスタ、前記複数の吐出素子の1つ、前記複数の第2のトランジスタの1つの順に電気経路が形成され、
    前記複数の吐出素子と前記複数の第2のトランジスタとの間に、前記第1のトランジスタが配置された、
    ことを特徴とする液体吐出用基板。
  2. 複数の吐出素子と、
    第1のトランジスタと、
    複数の第2のトランジスタと、を備え、
    前記第1のトランジスタのソースおよびドレインの一方は、第1の電源ノードに電気的に接続され、
    前記第1のトランジスタのソースおよびドレインの他方は、前記複数の吐出素子の各々の一方のノードに電気的に接続され、
    前記複数の吐出素子の各々の他方のノードは、互いに電気的に分離され、かつ、前記複数の第2のトランジスタの1つのソースおよびドレインの一方に電気的に接続され、
    前記複数の第2のトランジスタの各々のソースおよびドレインの他方は、第2の電源ノードに電気的に接続され、
    前記複数の第2のトランジスタのゲートは、互いに電気的に分離され、
    前記複数の吐出素子と前記複数の第2のトランジスタとの間に、前記第1のトランジスタが配置された、
    ことを特徴とする液体吐出用基板。
  3. 前記第1のトランジスタの実効的なチャネル幅Wcおよび実効的なチャネル長Lcと、前記第2のトランジスタの実効的なチャネル幅Wiおよび実効的なチャネル長Liとが、式(1)を満たす、
    Wc/Lc>Wi/Li (1)
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体吐出用基板。
  4. 前記複数の吐出素子の並ぶ第1の方向に沿って延在し、前記第1の電源ノードを構成する第1の配線と、
    前記第1の方向に沿って延在し、前記第2の電源ノードを構成する第2の配線と、を備え、
    平面視において、前記複数の吐出素子と前記第2の配線との間に、前記第1の配線が配された、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の液体吐出用基板。
  5. 前記第1の配線の前記第1の方向と交差する第2の方向に沿った幅W1は、前記第2の配線の前記第2の方向に沿った幅W2よりも小さい、
    ことを特徴とする請求項4に記載の液体吐出用基板。
  6. 前記複数の第2のトランジスタを互いに独立に制御する制御ユニットを備え、
    前記複数の吐出素子と前記制御ユニットとの間に、前記第1のトランジスタ、および、前記複数の第2のトランジスタが配された、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の液体吐出用基板。
  7. 前記第1のトランジスタは、前記複数の吐出素子の並ぶ方向に沿って並ぶ複数の第1のMOSトランジスタを含み、
    前記複数の第1のMOSトランジスタのゲートは互いに接続され、
    前記複数の第1のMOSトランジスタのソースは互いに接続され、
    前記複数の第1のMOSトランジスタのドレインは互いに接続される、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の液体吐出用基板。
  8. 前記複数の第2のトランジスタの1つと前記複数の吐出素子の1つとを電気的に接続する接続配線を備え、
    前記接続配線は、前記複数の吐出素子の並ぶ方向と交差する方向に沿って延在し、かつ、平面視において、前記複数の第1のMOSトランジスタの隣り合う2つの間に配された部分を含む、
    ことを特徴とする請求項7に記載の液体吐出用基板。
  9. 前記複数の第1のMOSトランジスタの隣り合う2つは、それぞれ、2つの異なる活性領域に配される、
    ことを特徴とする請求項8に記載の液体吐出用基板。
  10. 前記複数の第1のMOSトランジスタのいずれか2つが、ソースまたはドレインを構成する半導体領域を共有する、
    ことを特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれか一項に記載の液体吐出用基板。
  11. 前記複数の第1のMOSトランジスタのチャネル方向は、前記複数の吐出素子の並ぶ方向に沿っている、
    ことを特徴とする請求項7乃至請求項10のいずれか一項に記載の液体吐出用基板。
  12. 前記複数の第2のトランジスタの各々は、前記複数の吐出素子の並ぶ方向に沿って並ぶ複数の第2のMOSトランジスタを含み、
    前記複数の第2のMOSトランジスタのゲートは互いに接続され、
    前記複数の第2のMOSトランジスタのソースは互いに接続され、
    前記複数の第2のMOSトランジスタのドレインは互いに接続される、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか一項に記載の液体吐出用基板。
  13. 前記複数の第2のMOSトランジスタのいずれか2つが、ソースまたはドレインを構成する半導体領域を共有する、
    ことを特徴とする請求項12に記載の液体吐出用基板。
  14. 前記複数の第2のMOSトランジスタのチャネル方向は、前記複数の吐出素子の並ぶ方向に沿っている、
    ことを特徴とする請求項12または請求項13に記載の液体吐出用基板。
  15. 前記複数の第2のMOSトランジスタが1つの活性領域に配される、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項14いずれか一項に記載の液体吐出用基板。
  16. 請求項1乃至請求項15のいずれか一項に記載の液体吐出用基板と、
    前記液体吐出用基板に液体を供給するための液体供給部と、を備える、
    ことを特徴とする液体吐出用ヘッド。
  17. 請求項16の液体吐出用ヘッドと、
    前記液体吐出用ヘッドを駆動する駆動部と、を備える、
    ことを特徴とする記録装置。
JP2014067101A 2014-03-27 2014-03-27 液体吐出用基板、液体吐出用ヘッド、および、記録装置 Active JP6362376B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014067101A JP6362376B2 (ja) 2014-03-27 2014-03-27 液体吐出用基板、液体吐出用ヘッド、および、記録装置
US14/669,678 US9463618B2 (en) 2014-03-27 2015-03-26 Liquid discharge substrate, liquid discharge head, and recording device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014067101A JP6362376B2 (ja) 2014-03-27 2014-03-27 液体吐出用基板、液体吐出用ヘッド、および、記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015189049A JP2015189049A (ja) 2015-11-02
JP6362376B2 true JP6362376B2 (ja) 2018-07-25

Family

ID=54189110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014067101A Active JP6362376B2 (ja) 2014-03-27 2014-03-27 液体吐出用基板、液体吐出用ヘッド、および、記録装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9463618B2 (ja)
JP (1) JP6362376B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6624936B2 (ja) * 2016-01-06 2019-12-25 キヤノン株式会社 記録素子基板、液体吐出ヘッドおよび記録装置
JP7183023B2 (ja) * 2018-12-19 2022-12-05 キヤノン株式会社 素子基板、液体吐出ヘッド、及び記録装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3305415B2 (ja) * 1992-06-18 2002-07-22 キヤノン株式会社 半導体装置、インクジェットヘッド、および画像形成装置
JP4194313B2 (ja) * 2002-07-23 2008-12-10 キヤノン株式会社 記録ヘッド
US7824014B2 (en) * 2006-12-05 2010-11-02 Canon Kabushiki Kaisha Head substrate, printhead, head cartridge, and printing apparatus
US8226190B2 (en) 2008-12-01 2012-07-24 Canon Kabushiki Kaisha Recording element substrate and recording head having the same
US8876256B2 (en) * 2012-02-03 2014-11-04 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Print head die
JP6027771B2 (ja) * 2012-05-28 2016-11-16 キヤノン株式会社 半導体装置、半導体装置の製造方法及び液体吐出装置
JP6302231B2 (ja) * 2013-12-12 2018-03-28 キヤノン株式会社 記録素子基板、記録ヘッド及び記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
US9463618B2 (en) 2016-10-11
JP2015189049A (ja) 2015-11-02
US20150273824A1 (en) 2015-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100933720B1 (ko) 잉크젯 기록 헤드용 기판 및 구동 제어 방법, 잉크젯 기록헤드, 잉크젯 기록 헤드 카트리지 및 잉크젯 기록 장치
JP6110738B2 (ja) 記録素子基板、記録ヘッド及び記録装置
JP6450169B2 (ja) 半導体装置、液体吐出ヘッド、液体吐出カードリッジ及び液体吐出装置
JP5539030B2 (ja) 半導体装置、液体吐出ヘッド、液体吐出ヘッドカートリッジ及び液体吐出装置
JP6362376B2 (ja) 液体吐出用基板、液体吐出用ヘッド、および、記録装置
US10147720B2 (en) Semiconductor device, liquid-discharge head substrate, liquid-discharge head, and liquid-discharge device
JP6827740B2 (ja) 半導体装置、液体吐出ヘッド用基板、液体吐出ヘッド、及び液体吐出装置
JP6077836B2 (ja) 半導体装置、液体吐出ヘッド、液体吐出カートリッジ及び液体吐出装置
JP2005104142A (ja) 液体吐出ヘッド用半導体装置、液体吐出へッド及び液体吐出装置
JP4125153B2 (ja) 半導体装置及びそれを用いた液体吐出装置
US10259216B2 (en) Semiconductor device, liquid discharge head, liquid discharge head cartridge, and printing apparatus
JP6386880B2 (ja) 記録ヘッド基板、記録ヘッド及び記録装置
JP6376829B2 (ja) 液体吐出用基板、液体吐出用ヘッド、および、記録装置
JP6624936B2 (ja) 記録素子基板、液体吐出ヘッドおよび記録装置
JP6027771B2 (ja) 半導体装置、半導体装置の製造方法及び液体吐出装置
JP6368393B2 (ja) 記録素子基板、記録ヘッド及び記録装置
JP6758895B2 (ja) 液体吐出ヘッド用基板、液体吐出ヘッド、及び記録装置
US9694575B2 (en) Semiconductor device, liquid discharge head, liquid discharge cartridge, and liquid discharge apparatus
JP2014094514A (ja) 半導体装置、液体吐出ヘッド、液体吐出ヘッドカードリッジおよび記録装置
JP2017013354A (ja) 液体吐出用基板、液体吐出ヘッド、および、記録装置、ならびに、印刷物の製造方法
JPH11314368A (ja) 記録ヘッド基板、記録ヘッド及び該記録ヘッドを用いた記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180227

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180529

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180626

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6362376

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151