JPH11314368A - 記録ヘッド基板、記録ヘッド及び該記録ヘッドを用いた記録装置 - Google Patents

記録ヘッド基板、記録ヘッド及び該記録ヘッドを用いた記録装置

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JPH11314368A
JPH11314368A JP12234298A JP12234298A JPH11314368A JP H11314368 A JPH11314368 A JP H11314368A JP 12234298 A JP12234298 A JP 12234298A JP 12234298 A JP12234298 A JP 12234298A JP H11314368 A JPH11314368 A JP H11314368A
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JP
Japan
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electrode
mos transistor
recording head
channel mos
recording
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JP12234298A
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Tatsuo Furukawa
達生 古川
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット記録ヘッドなどに使用され、
高濃度の不純物領域の形成などの工程を増やすことな
く、寄生のMOSトランジスタがオン状態とならないよ
うに構成されたCMOSロジック回路を有する記録ヘッ
ド基板を提供する。 【解決手段】 素子分離領域の層間絶縁膜上に、N型ウ
ェル領域102をチャネル領域とする寄生pチャネルM
OSトランジスタ121を防止するための第1の電極1
31と、P型ウェル領域をチャネル領域とする寄生nチ
ャネルMOSトランジスタ122を防止するための第2
の電極132とを設け、各ウェル領域102,103で
の反転が起こらないようにこれら電極131,132に
電圧を印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙などの記録媒体
に記録を行う際に用いられる記録ヘッドに関し、特に、
インクを吐出して記録媒体に記録を行うインクジェット
方法等の記録方式に適した記録ヘッド、この記録ヘッド
で使用される記録ヘッド基板、この記録ヘッドを使用し
た記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタや複写機、あるいはファクシミ
リやプロッタなど記録を行う装置での記録方法として、
ノズル(吐出口)から微小なインク液滴を吐出して文字
や図形等の記録を行うインクジェット記録方法が注目を
浴びている。インクジェット記録方法は、高精細な画像
の出力、高速印字が可能であるという優れた利点を有し
ている。特に、電気熱変換体(以下、ヒータともいう)
等により液体中に気泡を発生させ、この生成した気泡に
よる圧力を用いてノズルからインク液滴を吐出する方法
(特公昭61−59911〜4号公報)は、装置の小型
化、画像の高記録密度化が容易であるなどの特徴を有し
ている。
【0003】このようなインクジェット記録方法によっ
て記録を行う場合、通常は、多数の吐出口を有するとと
もに吐出口ごとに電気熱変換体を配設した記録ヘッドを
用意し、この記録ヘッドを記録媒体に対向配置し、記録
信号に応じて該当する電気熱変換体を駆動することによ
って吐出口からインク液滴を吐出する。
【0004】ところで、インクジェット記録方法などで
用いる記録ヘッドの場合、電気熱変換体などの駆動素子
を多数個配備する必要があるため、これら駆動素子への
駆動回路も記録ヘッド内に設けることが多い。さらに、
半導体デバイスの製造技術を用い、半導体基板上に、駆
動素子と駆動回路とをまとめて作り込むような構成が一
般的になってきた。以下、駆動素子や駆動回路などがモ
ノリシックに形成された基板のことを記録ヘッド基板と
呼ぶ。
【0005】図5は、インクジェット記録方法による記
録装置に搭載される記録ヘッドで使用される従来の記録
ヘッド基板の構成を示す回路図である。図示されるよう
に、このような記録ヘッドの電気熱変換素子(ヒータ)
とその駆動回路は、例えば特開平5−185594号公
報に示されているように、半導体プロセス技術を用いて
同一基板上に形成されている。
【0006】記録ヘッド基板には、熱エネルギーを発生
するための電気熱変換素子(ヒータ)401が多数個設
けられている。各ヒータ401の一端は、共通の電源ラ
イン405に接続している。各ヒータ401ごとに、そ
のヒータ401に所望の電流を供給するためのパワート
ランジスタ402が設けられており、各パワートランジ
スタ402は対応するヒータ401の他端と共通のグラ
ンドライン410との間に挿入されている。ヒータ40
1に電流を供給して記録ヘッドのノズルからインクを吐
出するか否かの画像データがシフトレジスタ404に一
時的に格納されるようになっており、シフトレジスタ4
04は、ヒータ401をオン(ON)/オフ(OFF)
させる画像データ(DATA)がシリアルに入力する画
像データ入力端子406と、転送クロック(CLK)入
力端子407とを備えている。シフトレジスタ404の
各シフト出力には、それぞれ、対応するヒータ401に
対する画像データをヒータ401ごとに記憶保持するた
めのラッチ回路403が接続している。ラッチのタイミ
ング信号(LT)は、共通のラッチ信号入力端子408
を介してラッチ回路403に入力する。ラッチ回路40
3ごとに、ヒータ401に電流を通ずるタイミングを決
定するスイッチ409が設けられており、ラッチ回路4
03の出力は、対応するスイッチ409を経て、対応す
るヒータ401に接続したパワートランジスタ402の
ゲートに入力している。
【0007】電源ライン405は、ヒータ401に所定
の電圧を印加して電流を供給するためのものである。グ
ランドライン410には、ヒータ401及びパワートラ
ンジスタ402を流れた電流が流れ込む。
【0008】この記録ヘッド基板では、シリコンなどの
半導体基板上に、ヒータ401、パワートランジスタ4
02、ラッチ回路403、シフトレジスタ404、電源
ライン405、スイッチ409及びグランドライン41
0がモノリシックに形成されている。ここでパワートラ
ンジスタ402、ラッチ回路403、シフトレジスタ4
04及びスイッチ409は、ヒータ401に対する駆動
回路を構成する。
【0009】図5に示した記録ヘッド基板での駆動回路
を駆動するための各種信号のタイミングチャートが図6
に示されており、図6を用いてこの駆動回路の動作につ
いて説明する。
【0010】転送クロック入力端子407には、シフト
レジスタ404に格納される画像データのビット数分の
転送クロック(CLK)が入力する。シフトレジスタ4
04へのデータ転送が転送クロック(CLK)の立ち上
がりのタイミングに同期して行われるものとして、各ヒ
ータ401をON/OFFさせるための画像データ(D
ATA)を画像データ入力端子406にシリアルに入力
する。シフトレジスタ404に格納される画像データの
ビット数と、ヒータ及び電流駆動用パワートランジスタ
の数と同じであるから、ヒータ401の個数の分だけ転
送クロック(CLK)を入力して画像データ(DAT
A)をシフトレジスタ404に転送した後、ラッチ信号
入力端子408にラッチ信号(LT)を与えることによ
り、ヒータ401に対応した画像データをそれぞれラッ
チ回路403に保持される。
【0011】このようにしてヒータ401ごとの画像デ
ータをそれぞれラッチ回路403に保持されたら、スイ
ッチ409を適当な時間だけオン状態(導通状態)にす
ることにより、スイッチ409がオン状態になっている
その長さに応じて、電源ライン405からヒータ401
及びパワートランジスタ402を通ってグランドライン
410に向かって電流が流れ、このとき、ヒータ401
はインクを吐出するために必要な熱を発生し、画像デー
タに見合ったインクが記録ヘッドのノズルから吐出す
る。
【0012】また、上述した回路の改良型として、特開
平10−34898号公報には、図7に示すような回路
が示されている。
【0013】図7に示す回路は、図5に示す回路におい
て、スイッチ409の代わりに、ラッチ回路403に保
持された信号の電圧レベルを変換するためのレベルシフ
ト回路420と、パワートランジスタ402のゲート電
圧を供給するためのインバータ形式のバッファ回路42
1とを設けた構成のものであり、レベルシフト回路42
0の出力がバッファ回路421に入力する。バッファ回
路421はバッファ回路用の電源ライン422から電源
電圧が供給される。なお、図7は、図5に示した回路か
ら1ビット分の回路を取り出してその改良形を示したも
のである。
【0014】通常、ラッチ回路403に保持される信号
の電圧レベルは5V程度の電圧値とされるが、これは、
外部からの信号、例えばCPUなどの処理装置からの信
号などのいわゆるロジック系のデジタル信号では、一般
に5V程度の電圧振幅でハイ(High)とロー(Lo
w)の2値信号をやりとりするのに合わせたものであ
る。ラッチ回路のみならずシフトレジスタやその外部の
切換スイッチなどの信号も、全て5V振幅のデジタル信
号で供給される。
【0015】これに対してヒータに供給する電源電圧
は、電気熱変換を行なってインクの吐出を行なうための
ものであって電圧が高ければ高い程より大きな熱パワー
が発生するので、ロジック系の電圧より高く設定される
のが通常であり、例えば30V程度の電圧とされる。
【0016】ヒータ401に流れる電流をオン/オフし
てヒータ401を駆動するパワートランジスタ402
は、そのトランジスタ自身での電圧降下を小さくするた
めに、そのオン抵抗をできるだけ小さくすることが望ま
しい。パワートランジスタ402にnチャネル型のMO
Sトランジスタを用いる場合、そのゲート電極に印加す
る電圧が高い方が、トランジスタのオン抵抗が小さくな
る傾向を示す。そこで、図7に示す回路では、ラッチ回
路403からの信号の電圧振幅は、レベルシフト回路4
20によって高目にシフトさせられてからバッファ回路
421に送られ、バッファ回路421は、その高目にシ
フトさせられた信号によって、パワートランジスタ40
2のゲートを駆動する。この時、レベルシフト回路42
0でシフトさせる信号の電圧振幅とバッファ回路421
への電源ライン422での電源電圧とヒータに電力を供
給する電源ライン405での電圧とが同一の電圧となる
ようにすれば、最も効率がよい。
【0017】図8は、上述した図7の記録ヘッド基板に
設けられる駆動回路に用いられる、CMOS回路の構成
の一例を示す断面構造図である。ここでは、CMOS回
路としての一例として、インバータ回路(反転回路)の
断面構成を示している。このインバータ回路は、図8の
駆動回路におけるバッファ回路421に好ましく使用さ
れるものである。
【0018】記録ヘッド基板を構成しシリコンなどから
なるP型半導体基板501の一方の表面側に、pチャネ
ルMOSトランジスタを形成するためのN型ウェル領域
502とnチャネルMOSトランジスタを形成するため
のP型ウェル領域503とが相互に側面が接するように
配置している。N型ウェル領域502には、pチャネル
MOSトランジスタのソース領域とドレイン領域を形成
するための1対のP型不純物領域504が設けられ、P
型ウェル領域503には、nチャネルMOSトランジス
タのソース領域とドレイン領域を形成するための1対の
N型不純物領域505が設けられている。各ウェル領域
502,503の表面には酸化膜510が形成されてい
る。酸化膜510は、各MOSトランジスタのチャネル
領域(そのトランジスタのソース領域とドレイン領域の
間の領域)の位置では薄く形成されてゲート酸化膜とな
っている。また、N型ウェル領域502とP型ウェル領
域503とが接する領域の近傍では、素子分離のために
酸化膜510は厚く形成されて素子分離絶縁膜を構成し
ている。
【0019】各MOSトランジスタのチャネル領域で
は、ゲート酸化膜である酸化膜510上に、多結晶シリ
コン(ポリシリコン)からなるゲート電極507が設け
られている。また、各MOSトランジスタの電極間など
を接続するために、アルミニウムなどからなる金属配線
層508が設けられている。この金属配線層508は、
素子分離領域において、酸化膜510を乗り越えるよう
に設けられている。
【0020】このように金属配線層508を形成した結
果、pチャネルMOSトランジスタのドレイン領域(P
型不純物領域504)とP型ウェル領域503の間に金
属配線層508をゲート電極とする寄生のpチャネルM
OSトランジスタ521が形成されることがあり、同様
に、nチャネルMOSトランジスタのドレイン領域(N
型不純物領域)505とN型ウェル領域502の間に金
属配線層508をゲート電極とする寄生のnチャネルM
OSトランジスタが形成されることがある。
【0021】上述したように、駆動回路内にレベルシフ
ト回路421を設け、パワートランジスタ402のゲー
トにヒータ401の電源電圧に相当する高い電圧を供給
しようとした場合、パワートランジスタ402の前段に
位置するバッファ回路421を構成するCMOSロジッ
ク回路部にも高い電圧が供給されることになる。このた
め、寄生MOSトランジスタ521,522のそれぞれ
チャネル領域となるN型ウェル領域502及びP型のウ
ェル領域503が、寄生MOSトランジスタのゲート電
極となる金属配線層508の電圧によってチャネル状態
が反転し、これら寄生MOSトランジスタ521,52
2がオン状態となりやすくなる。寄生MOSトランジス
タ521,522がオン状態となると、それぞれの本来
のMOSトランジスタのウェル領域に電流がもれ出し、
誤動作やラッチアップ等の悪影響を及ぼすことがある。
【0022】従来、このような寄生MOSトランジスタ
521,522(いわゆるフィールドMOSトランジス
タ)が生成して導通状態となることを防ぐために、いわ
ゆるチャネルストッパーを用いる構成が提案されてい
る。具体的には、寄生のpチャネルMOSトランジスタ
521への対策として、この寄生MOSトランジスタの
チャネル領域となるN型ウェル領域502が反転しない
ように、N型ウェル領域502のうちゲート電極となる
金属配線層508の下方にあたる部位に、N型ウェル領
域502よりも不純物濃度が高いN型不純物領域511
を挿入する。同様に、寄生のnチャネルMOSトランジ
スタ522への対策として、P型ウェル領域503のう
ちゲート電極となる金属配線層508の下方にあたる部
位に、P型ウェル領域503よりも不純物濃度が高いP
型不純物領域512を挿入する。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、チャネ
ルストッパーとして、P型ウェル領域及びN型ウェル領
域に不純物濃度が高い不純物領域を設ける上述した従来
の記録ヘッド基板では、このような不純物領域を挿入す
るために、全体としての製造工程が長くかつ複雑になる
とともに、パターン形成のためのフォトマスクも多く必
要となり、製造コストが高くなるという欠点がある。チ
ャネルストッパーとして高濃度の不純物領域を、MOS
トランジスタのソース領域やドレイン領域の近傍に挿入
すると、この間のブレークダウン耐圧が低下する。ブレ
ークダウン耐圧の低下を防ぐためにソース領域やドレイ
ン領域とチャネルストッパー領域との距離を大きくした
場合には、全体としての回路面積が増大し、これもコス
トアップにつながる。
【0024】本発明の目的は、高濃度の不純物領域の形
成などの工程を増やすことなく、寄生のMOSトランジ
スタがオン状態とならないように構成されたCMOSロ
ジック回路を有する記録ヘッド基板と、この記録ヘッド
基板を用いた記録ヘッドと、この記録ヘッドを用いた記
録装置を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の記録ヘッド基板
は、半導体基板上に、電気エネルギーを記録のための作
用力に変換する変換素子と変換素子を駆動する駆動回路
とを少なくとも有する記録ヘッド基板において、駆動回
路は、半導体基板のP型領域内に形成されるnチャネル
MOSトランジスタと半導体基板のN型領域内に形成さ
れるpチャネルMOSトランジスタで構成されるCMO
S論理回路を有し、P型領域とN型領域との境界近傍の
素子分離領域に素子分離絶縁膜が設けられ、素子分離絶
縁膜上に、N型領域をチャネル領域とする寄生pチャネ
ルMOSトランジスタを防止するための第1の電極と、
P型領域をチャネル領域とする寄生nチャネルMOSト
ランジスタを防止するための第2の電極とを有する。
【0026】本発明では、寄生pチャネルMOSトラン
ジスタのチャネル領域となるN型ウェル領域上に、素子
分離絶縁膜を介して第1の電極を形成し、寄生nチャネ
ルMOSトランジスタのチャネル領域となるP型ウェル
領域上に、素子分離絶縁膜を介して第2の電極を形成す
る。ここで重要なことは、CMOS論理回路を構成する
ための一般の配線、例えばpチャネルMOSトランジス
タのドレイン電極とnチャネルMOSトランジスタのド
レイン電極を接続する配線は、これら第1の電極及び第
2の電極よりもさらに上層に設けるようにし、素子分離
領域において、これら第1の電極及び第2の電極が最下
層の配線層となるようにすることである。このような構
成の本発明の記録ヘッド基板では、寄生pチャネルMO
Sトランジスタがオン状態とならないレベルの電圧(N
型ウェル領域が反転しないレベルの電圧)を第1の電極
に印加し、寄生nチャネルMOSトランジスタがオン状
態とならないレベルの電圧(P型ウェル領域が反転しな
いレベルの電圧)を第2の電極に印加することによっ
て、第1の電極や第2の電極よりも上層を通る配線層の
電圧がいかなるものであっても、寄生MOSトランジス
タがオン状態とならないようにすることができる。具体
的には、CMOS論理回路の+側電源電圧端子と同電位
になるように第1の電極を接続し、CMOS論理回路の
−側電源電圧端子と同電位になるように第2の電極を接
続すればよい。実用的には、pチャネルMOSトランジ
スタのドレインとnチャネルMOSトランジスタのドレ
インとが相互に接続するCMOS回路である場合に、p
チャネルMOSトランジスタのソース電極と第1の電極
とを接続し、nチャネルMOSトランジスタのソース電
極と第2の電極とを接続すればよい。
【0027】本発明の記録ヘッド基板においては、ゲー
ト酸化膜上に形成されるnチャネルMOSトランジスタ
のゲート電極及びpチャネルMOSトランジスタのゲー
ト電極と、素子分離絶縁膜上に形成される第1の電極及
び第2の電極とを、同一の電極形成工程によって形成す
ることが好ましい。このように各電極を形成することに
より、寄生MOSトランジスタを防止するために電極
に、各MOSトランジスタのゲート電極のための金属層
を共用することができ、余分の工程の増加をしなくて
も、寄生MOSトランジスタがオン状態とならない構成
を実現できる。さらに、チャネルストッパー領域という
高濃度不純物領域を挿入することなく、ゲート電極と同
じフォトリソグラフィ工程によって第1の電極と第2の
電極を形成するするので、フォトリソグラフィ工程での
最小の線幅までソース領域やドレイン領域までの距離を
縮めても、耐圧の低下などを招くことなく、結果とし
て、安価な記録ヘッド装置を提供することができるよう
になる。
【0028】上述したような第1の電極及び第2の電極
を構成する材料としては、MOSトランジスタのゲート
電極に用いられるのと同じ材料、例えば、多結晶シリコ
ンや、アルミニウムまたはアルミニウムを含む合金など
を用いることができる。
【0029】本発明の記録ヘッド基板では、変換素子と
して、典型的には電気熱変換素子が使用される。変換素
子に通じる電流をスイッチするパワートランジスタを駆
動回路に備えるようにしてもよい。
【0030】また、本発明の記録ヘッド基板では、半導
体基板上に複数の変換素子を設けるともに変換素子ごと
に駆動回路を設け、さらに、半導体基板上に、入力した
画像信号を保持して各駆動回路に出力する保持回路を備
えるようにすることが好ましい。この場合、入力された
画像信号を一時的に格納して各駆動回路に分配するシフ
トレジスタを保持回路に備えるようにするとよい。
【0031】本発明の記録ヘッドは、本発明の記録ヘッ
ド基板と、記録素子に対応して設けられる液流路と、液
流路に連通する吐出口と、液流路に記録液を供給する液
室とを有し、画像信号に応じて記録素子を駆動すること
により生じる作用力を記録液に及ぼすことにより吐出口
から記録液滴を吐出させる。また、本発明の記録装置
は、本発明の記録ヘッドと、記録ヘッドから吐出された
記録液滴を受ける記録媒体を搬送するための記録媒体搬
送手段とを有する。
【0032】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好ましい実施の形
態について、図面を参照して説明する。
【0033】《第1の実施形態》図1は本発明の第1の
実施形態での記録ヘッド基板におけるCMOS回路の構
成を示す断面構成図である。図1には示していないもの
の、この記録ヘッド基板は、図5乃至図8に示す従来の
記録ヘッド基板と同様に、電気熱変換素子(ヒータ)
と、このヒータに電流を流すためのパワートランジスタ
と、画像信号がシリアルに入力して一時的に保持し、各
ビットがそれぞれ各ヒータに対応するようにパラレルに
出力するシフトレジスタと、シフトレジスタの各シフト
出力に設けられたラッチ回路と、ラッチ回路の出力のレ
ベルをシフトするレベルシフト回路と、CMOS論理回
路で構成されたインバータ回路であってレベルシフト回
路の出力を入力とし、ヒータに接続するパワートランジ
スタのゲートを駆動するバッファ回路とを半導体基板上
にモノリシックに形成したものである。
【0034】この記録ヘッド基板では、シリコンなどの
P型半導体基板101を使用している。CMOS論理回
路部分の構成を説明すると、P型半導体基板101の一
方の表面側に、pチャネルMOSトランジスタを形成す
るためのN型ウェル領域102とnチャネルMOSトラ
ンジスタを形成するためのP型ウェル領域103とが相
互に側面が接するように配置している。N型ウェル領域
102には、pチャネルMOSトランジスタのソース領
域とドレイン領域を形成するための1対のP型不純物領
域104が設けられ、P型ウェル領域103には、nチ
ャネルMOSトランジスタのソース領域とドレイン領域
を形成するための1対のN型不純物領域105が設けら
れている。
【0035】各ウェル領域102,103の表面には酸
化膜110が形成されている。酸化膜110は、N型ウ
ェル領域102とP型ウェル領域103にまたがって連
続して形成されているが、その厚さは均一でない。各M
OSトランジスタのチャネル領域の位置では薄く形成さ
れてゲート酸化膜となっている。これに対し、N型ウェ
ル領域102とP型ウェル領域103とが接する領域
(素子分離領域)の近傍では、素子分離のために酸化膜
110は厚く形成されて素子分離絶縁膜を構成してい
る。
【0036】各MOSトランジスタのチャネル領域で
は、ゲート酸化膜である酸化膜110上に、多結晶シリ
コン(ポリシリコン)からなるゲート電極107が設け
られている。素子分離領域では、酸化膜110からなる
素子分離絶縁膜上にこの素子分離絶縁膜と接するよう
に、多結晶シリコンからなる第1の電極131及び第2
の電極132が形成されている。ゲート電極107、第
1の電極131及び第2の電極132は、多結晶シリコ
ンについての同一の成膜工程と同一のフォトリソグラフ
ィ工程によって、同時に形成されている。もちろん、ゲ
ート電極107、第1の電極131及び第2の電極13
2は、アルミニウムあるいはアルミニウムを主に含む合
金によって形成するようにしてもよい。第1の電極13
1に電圧を印加するために端子141が設けられ、第2
の電極132に電圧を印加するために端子142が設け
られている。
【0037】第1の電極131は、素子分離絶縁膜(酸
化膜110)を介してN型ウェル領域102上に位置す
るように配置し、第2の電極132は、素子分離絶縁膜
を介してP型ウェル領域103上に位置するように配置
している。第1の電極131及び第2の電極132は、
それぞれ、N型ウェル領域102内に形成される寄生p
チャネルMOSトランジスタ121及びP型ウェル領域
103内に形成される寄生nチャネルMOSトランジス
タを抑制し、オン状態とならないようにするためのもの
です。寄生pチャネルMOSトランジスタ121は、p
チャネルMOSトランジスタのドレイン領域(P型不純
物領域104)とP型ウェル領域103の間をチャネル
領域とするものであり、寄生nチャネルMOSトランジ
スタ122は、nチャネルMOSトランジスタのドレイ
ン領域(N型不純物領域105)とN型ウェル領域10
2の間をチャネル領域とするものである。
【0038】また、各MOSトランジスタの電極間など
を接続するために、アルミニウムなどからなる金属配線
層108が設けられている。素子分離領域においては、
この金属配線層108は、素子分離絶縁膜、第1の電極
131及び第2の電極132を覆うように設けられた層
間絶縁膜111上に設けられている。
【0039】この記録ヘッド基板では、N型ウェル領域
102が反転しない程度の電圧を端子141から第1の
電極131に対して印加し、P型ウェル領域103が反
転しない程度の電圧を端子142から第2の電極132
に対して印加する。このようにすれば、各ウェル領域1
02,103での反転が防止されるので、チャネルスト
ッパーとなるべき不純物層を設けた場合と実効的に同じ
ことになる。すなわち、この記録ヘッド基板によれは、
各MOSトランジスタのゲート電極107を形成すると
きに同時に電極131,132を形成するだけで、実質
的に、寄生MOSトランジスタを防止するためのチャネ
ルストッパーをも形成することができる。これは、ウェ
ル領域102,103が反転しないように、電極131,
132に印加する電圧によりこれらウェル領域102,
103が抑えられているためである。したがって、金属
配線層108の電位によらず、寄生MOSトランジスタ
121、122が導通状態となることはない。
【0040】次に、本発明の第2の実施形態について、
図2を用いて説明する。図2に示す本発明の第2の実施
形態の記録ヘッド基板におけるCMOS論理回路は、図
1に示すものとほぼ同様の構成を示すものであるが、第
1の電極131とpチャネルMOSトランジスタのソー
ス電極108aとが、CMOS回路で構成されたインバ
ータの+電源電圧端子151とに接続するとともに、第
2の電極132とnチャネルMOSトランジスタのソー
ス電極108bとが、CMOS回路で構成されたインバ
ータの−電源電圧端子152に接続している点で、図1
に示すものと異なっている。+電源電圧端子151には
電源電圧VDDが供給され、−電源電圧端子152には電
源電圧VSSが供給されている。
【0041】このような構成にすることにより、寄生M
OSトランジスタのチャネルとなるウェル領域を反転さ
せないようにするための電圧を選んでその電圧を電極1
31,132に印加するということを行うことなく、N
型ウェル領域反転防止用には第1の電極131に+側電
源電圧を供給し、P型ウェル領域反転防止用には第2の
電極132に−側電源電圧を供給するという簡単な構成
で、寄生MOSトランジスタができないようにすること
ができる。なお、この+側電源電圧を、P型MOSトラ
ンジスタを構成するN型ウェル領域102の電位と共通
に、−側電源電圧をN型MOSトランジスタを構成する
P型ウェル領域104の電位を共通にしてもよい。
【0042】次に、上述した記録ヘッド基板を用いて構
成するインクジェット記録ヘッドについて説明する。
【0043】本発明に基づく記録ヘッド基板であり、モ
ノリシックに形成された駆動回路や電気熱変換体201
を有する基板200には、インク流路255を隔てるた
めのノズル壁251が形成され、インク流路255の開
放端が、インクの吐出する吐出口250となっている。
電気エネルギーを記録のための作用力に変換する変換素
子である電気熱変換体201は、インク流路255ごと
に配置されており、上述したように電気熱変換体201
に通電することによって、対応するインク流路255内
のインクが加熱されて発泡し、この発泡のエネルギーに
よって吐出口250からインクが吐出する。各インク流
路255の他端は、インクを一時的に貯える共通液室2
54に連通している。これらノズル壁251や共通液室
254は天板252に一体的に形成されており、天板2
52を基板200に接合することによって、インクジェ
ット記録ヘッドが完成する。なお、天板252には、共
通液室254にインクを供給するための供給口253も
設けられている。
【0044】次に、上述した記録ヘッドを用いたインク
ジェット記録装置について、図4を用いて説明する。
【0045】このインクジェット記録装置300では、
上述したインクジェット記録ヘッドとインクタンクとを
一体化させたカートリッジタイプのインクジェット記録
ヘッド350が使用されている。インクジェット記録ヘ
ッド350は、駆動モータ301の正逆回転に連動して
駆動力伝達ギア302,303を介して回転するリード
スクリュー304の螺旋溝321に対して係合するキャ
リッジ320上に搭載されており、駆動モータ301の
動力によって、キャリッジ320とともに、ガイド31
9に沿って矢印a,b方向に往復移動する。図示しない
記録媒体給送装置によってプラテン306上に搬送され
る記録用紙P用の紙押さえ板305は、キャリッジ32
0の移動方向にわたって記録用紙Pをプラテン306に
対して押圧する。
【0046】符号307,308はフォトカプラであ
り、キャリッジ320のレバー309のこの域での存在
を確認して駆動モータ301の回転方向切り替え等を行
うためのホームポジション検知手段である。310は上
述の記録ヘッド350の全面をキャップするキャップ部
材311を支持する支持部材である。312はキャップ
部材311内を吸引する吸引手段であって、キャップ内
開口313を介してインクジェット記録ヘッド350の
吸引回復を行う。314はクリーニングブレードで、3
15はこのブレード314を前後方向に移動可能にする
移動部材であり、本体支持板316に、これらは支持さ
れている。クリーニングブレード314はこの形態でな
くてもよく、周知のクリーニングブレードを適用できる
ことは言うまでもない。
【0047】また、317は、吸引回復の吸引を開始す
るためのレバーで、キャリッジ320と係合するカム3
18の移動に伴って移動し、駆動モータ301からの駆
動力がクラッチ切り替え等の公知の伝達手段で移動制御
される。インクジェット記録ヘッド300に設けられた
電気熱変換体201からインクを吐出するための画像デ
ータ信号を出力するとともに、上述した各機構の駆動制
御を行う記録制御部(不図示)は、記録装置本体側に設
けられている。
【0048】上述のような構成のインクジェット記録装
置300は、記録媒体給送装置によってプラテン306
上に搬送される記録用紙Pに対し、インクジェット記録
ヘッド350が記録用紙Pの全幅にわたって往復移動し
ながら記録を行うものであり、インクジェット記録ヘッ
ド350は上述したような方法で製造したものを用いて
いるため、高精度で高速な記録が可能である。
【0049】以上、本発明の実施の形態について、CM
OSインバータ回路を例にとって説明したが、本発明は
これに限られるものでなく、他の種類のCMOSゲート
論理回路に対して適用することができて同様の効果が得
られ、さらに、寄生MOSトランジスタが形成されうる
すべての半導体装置についても同様の効果が得られるこ
とはいうまでもない。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、通常のM
OSトランジスタのゲート電極に用られる多結晶シリコ
ンやアルミニウム、アルミニウム合金を用いて素子分離
絶縁膜上に電極を形成し、この電極によって、寄生MO
Sトランジスタを防止するためのチャネルストッパー層
を設けたのと同等の作用を発揮できるようにしている。
これにより、従来チャネルストッパー層として形成して
いた高濃度不純物領域を挿入するための工程やフォトマ
スクなどを削減でき、なおかつ、チャネルストッパーと
MOSトランジスタのソース領域・ドレイン領域とが接
近することによるブレークダウン耐圧の低下を気にしな
くてすむようになる。したがって、記録ヘッド基板自体
の省スペース化が図れ、結果として安価な記録ヘッドを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の記録ヘッド基板にお
けるCMOS回路の断面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態の記録ヘッド基板にお
けるCMOS回路の断面図である。
【図3】インクジェット記録ヘッドの構成を示す模式的
分解斜視図である。
【図4】インクジェット記録装置の構成の一例を示す図
である。
【図5】従来の記録ヘッド基板を説明する回路図であ
る。
【図6】図5に示す記録ヘッド基板の動作タイミング図
である。
【図7】従来の記録ヘッド基板での駆動回路の部分的回
路図である。
【図8】従来の記録ヘッド基板におけるCMOS回路の
断面図である。
【符号の説明】
101 P型半導体基板 102 N型ウェル領域 103 P型ウェル領域 104 P型不純物領域 105 N型不純物領域 107 ゲート電極 108 金属配線層 110 酸化膜 111 層間絶縁膜 121 寄生pチャネルMOSトランジスタ 122 寄生nチャネルMOSトランジスタ 131,132 電極 141,142 端子 401 ヒータ 402 パワートランジスタ 403 ラッチ回路 404 シフトレジスタ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に、電気エネルギーを記録
    のための作用力に変換する変換素子と前記変換素子を駆
    動する駆動回路とを少なくとも有する記録ヘッド基板に
    おいて、 前記駆動回路は、前記半導体基板のP型領域内に形成さ
    れるnチャネルMOSトランジスタと前記半導体基板の
    N型領域内に形成されるpチャネルMOSトランジスタ
    で構成されるCMOS論理回路を有し、 前記P型領域と前記N型領域との境界近傍の素子分離領
    域に素子分離絶縁膜が設けられ、 前記素子分離絶縁膜上に、前記N型領域をチャネル領域
    とする寄生pチャネルMOSトランジスタを防止するた
    めの第1の電極と、前記P型領域をチャネル領域とする
    寄生nチャネルMOSトランジスタを防止するための第
    2の電極とを有することを特徴とする記録ヘッド基板。
  2. 【請求項2】 前記変換素子が、電気熱変換素子である
    請求項1に記載の記録ヘッド基板。
  3. 【請求項3】 前記nチャネルMOSトランジスタのゲ
    ート電極と前記pチャネルMOSトランジスタのゲート
    電極と前記第1の電極と前記第2の電極とが同一の電極
    形成工程によって形成されたものである請求項1または
    2に記載の記録ヘッド基板。
  4. 【請求項4】 前記nチャネルMOSトランジスタのゲ
    ート電極と前記pチャネルMOSトランジスタのゲート
    電極と前記第1の電極と前記第2の電極とがいずれも多
    結晶シリコンによって構成されている請求項3の記載の
    記録ヘッド基板。
  5. 【請求項5】 前記nチャネルMOSトランジスタのゲ
    ート電極と前記pチャネルMOSトランジスタのゲート
    電極と前記第1の電極と前記第2の電極とがアルミニウ
    ムまたはアルミニウムを含む合金によって構成されてい
    る請求項3の記載の記録ヘッド基板。
  6. 【請求項6】 前記変換素子に通じる電流をスイッチす
    るパワートランジスタが前記駆動回路に備えられる請求
    項1乃至3いずれか1項に記載の記録ヘッド基板。
  7. 【請求項7】 前記第1の電極に、前記寄生pチャネル
    MOSトランジスタがオン状態とならないレベルの電圧
    が印加され、前記第2の電極に、前記寄生nチャネルM
    OSトランジスタがオン状態とならないレベルの電圧が
    印加される請求項1乃至6いずれか1項に記載の記録ヘ
    ッド基板。
  8. 【請求項8】 前記第1の電極が、前記CMOS論理回
    路の+側電源電圧端子と同電位になるように接続され、
    前記第2の電極が、前記CMOS論理回路の−側電源電
    圧端子と同電位になるように接続される請求項1乃至6
    いずれか1項に記載の記録ヘッド基板。
  9. 【請求項9】 前記第1の電極が前記pチャネルMOS
    トランジスタのソース電極に接続し、前記第2の電極が
    前記nチャネルMOSトランジスタのソース電極に接続
    し、前記pチャネルMOSトランジスタのドレインと前
    記nチャネルMOSトランジスタのドレインとが相互に
    接続する請求項1乃至6いずれか1項に記載の記録ヘッ
    ド基板。
  10. 【請求項10】 複数の前記変換素子を前記半導体基板
    上に有するともに前記変換素子ごとに前記駆動回路を有
    し、さらに、前記半導体基板上に、入力した画像信号を
    保持して前記各駆動回路に出力する保持回路を備える請
    求項1乃至9いずれか1項に記載の記録ヘッド基板。
  11. 【請求項11】 前記保持回路が、前記入力された画像
    信号を一時的に格納して前記各駆動回路に分配するシフ
    トレジスタを備える請求項10に記載の記録ヘッド基
    板。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至11のいずれか1項に記
    載の記録ヘッド基板と、前記変換素子に対応して設けら
    れる液流路と、前記液流路に連通する吐出口と、前記液
    流路に記録液を供給する液室とを有し、画像信号に応じ
    て前記変換素子を駆動することにより生じる作用力を前
    記記録液に及ぼすことにより前記吐出口から記録液滴を
    吐出させる記録ヘッド。
  13. 【請求項13】 請求項12の記載の記録ヘッドと、前
    記記録ヘッドから吐出された前記記録液滴を受ける記録
    媒体を搬送するための記録媒体搬送手段とを有する記録
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006159783A (ja) * 2004-12-09 2006-06-22 Canon Inc インクジェット記録ヘッド用基板と駆動制御方法、インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置

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JP2006159783A (ja) * 2004-12-09 2006-06-22 Canon Inc インクジェット記録ヘッド用基板と駆動制御方法、インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置

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