JP6361362B2 - 液体包装容器 - Google Patents
液体包装容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6361362B2 JP6361362B2 JP2014162564A JP2014162564A JP6361362B2 JP 6361362 B2 JP6361362 B2 JP 6361362B2 JP 2014162564 A JP2014162564 A JP 2014162564A JP 2014162564 A JP2014162564 A JP 2014162564A JP 6361362 B2 JP6361362 B2 JP 6361362B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- extraction path
- stored item
- fold line
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Bag Frames (AREA)
Description
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、正面シート(6)と背面シート(7)とが対向して、重なり合うシートの辺同士がヒートシールされている液体包装容器(1)において、
容器上部(2)の一隅側を先端部(10)とし、正面シート(6)と背面シート(7)との間の収納部(11)から前記先端部(10)に向けて先細りする形状とされた収納物注出路(9)と、前記収納物注出路(9)の容器幅方向での側方に位置し、正面シート(6)と背面シート(7)とをヒートシールして正面視形状を略三角形状とされたシール薄板部(12)とが並び設けられていて、
前記収納物注出路(9)の先端部(10)に近接して収納物注出路(9)を横切る開封予定部(13)が設けられ、
収納物注出路(9)での前記開封予定部(13)を間にして前記先端部(10)とは反対側にあり、収納物注出路(9)側の一方の容器側部(3)から容器上部(2)に亘って傾斜していて収納物注出路(9)とシール薄板部(12)とを横切る第一の折り曲げ線(15)が設けられているとともに、シール薄板部(12)の部分にあってこのシール薄板部(12)と前記収納物注出路(9)との境界に沿っていて、他方の容器側部(4)から容器上部(2)に亘って傾斜して前記第一の折り曲げ線(15)と交差する第二の折り曲げ線(16)が設けられていて、
前記収納物注出路(9)には、該収納物注出路(9)を横切る第一の折り曲げ線(15)からなり、収納物注出路(9)の先端部(10)側を収納部(11)側に折り曲げる第一の折り曲げ線(15)の位置での折り曲げにより収納物注出路(9)を塞ぐ閉塞手段(17)が設けられ、
前記シール薄板部(12)には、第一の折り曲げ線(15)から収納部(11)側に折り曲げられた収納物注出路(9)の先端部(10)側が内側となるようにして前記第二の折り曲げ線(16)からシール薄板部(12)を収納物注出路(9)側に折り曲げたときの開封予定部(13)の位置に重なる対応部分に、前記開封予定部(13)の位置を切断してなる注出口(14)を覆う隠蔽手段(18)が設けられているとともに、シール薄板部(12)での容器上部(2)に入れられた切り込みからなり、前記対応部分に開封予定部(13)の位置を切断して形成される切断縁(20)に係止可能な係止手段(19)が設けられていて、
開封予定部(13)の位置を切断して注出口(14)を形成したのちに、第一の折り曲げ線(15)から収納部(11)側に折り曲げられた収納物注出路(9)の先端部(10)側が内側となるようにして第二の折り曲げ線(16)からシール薄板部(12)を収納物注出路(9)側に折り曲げて、前記係止手段(19)を前記開封予定部(13)の位置を切断して形成される切断縁(20)に係止することにより、前記閉塞手段(17)による収納物注出路(9)の閉塞状態と前記隠蔽手段(18)による注出口(14)の隠蔽状態とを維持する構成としたことを特徴とする液体包装容器を提供して、上記課題を解消するものである。
また、本発明において、容器底部(5)側には上記正面シート(6)と上記背面シート(7)との間に底面シート(8)が二つ折りして配置されていて、前記底面シート(8)を開くように容器底部(5)を展開して自立可能とされていることが良好である。
さらに本発明において、上記第二の折り曲げ線(16)は、不連続なスリットまたはハーフカットからなるものであることが良好である。
請求項1の発明によれば、開封予定部の位置を切断して注出口を形成したのちに、第一の折り曲げ線から収納部側に折り曲げられた収納物注出路の先端部側が内側となるようにして第二の折り曲げ線からシール薄板部を収納物注出路側に折り曲げて、係止手段を開封予定部の位置を切断して形成される切断縁に係止することにより、閉塞手段による収納物注出路の閉塞状態と前記隠蔽手段による注出口の隠蔽状態とを維持するように構成されているので、異物が注出口から容器内に入り込むのを簡単に防止することができる容器となるとともに、収納物の注出後に注出口に液体が付着していた場合でも隠蔽手段により注出口を隠して、液体包装容器を取り扱うときに液体が手や指に移ることを防止できる。
請求項2の発明によれば、自立可能な容器としているため取り扱いが容易になるという効果を奏する。
請求項3の発明によれば、第二の折り曲げ線を不連続なスリットまたはハーフカットからなるものとすることで、隠蔽手段の折り曲げがより確実になり開封してなる注出口の保護が簡単に行えるという効果を奏する。
本液体包装容器1において、一方の容器側部3(図1左側)での容器上部2側に寄るようにして山形にした収納物注出路9が、正面視の形状が略矩形として本容器中に構成されていて、図示する実施の形態にあっては容器上部2の一隅側(一方の容器側部3側)を先端部10として、正面シート6と背面シート7との間の収納部11から連続して前記先端部10に向けて先細りする形状としている。
上記収納物注出路9の容器幅方向での側方にはシート薄板部12が設けられている。シート薄板部12は収納物注出路9の傾斜したシール縁と容器上部2と他方の容器側部4とで囲まれた領域全体において正面シート6と背面シート7とをヒートシールして正面視形状が略三角形状となるようにした部分であり、容器上方に凸の収納物注出路9と容器下方に向けて凸のこのシール薄板部12とが並び設けられることで、本容器の正面視形状を上述のように矩形となるようにしている。
符号13は開封予定部であり、上記収納物注出路9の先端部10に近接していて収納物注出路9を横切るように一方の容器側部3の側縁から容器上部2の上縁にかけて傾斜した直線部分として設けられている。開封予定部13は収納物注出路9を切断して注出口14を得るための切断箇所であり、エンボス加工やシートを貫通しないレーザ照射によるハーフカット加工を施して切断操作が容易になるようにしている部分であるが、切断箇所を印刷にて示すものであってもよい。
また、収納物注出路9での開封予定部13を間にして上記先端部10とは反対側となる位置に第一の折り曲げ線15が設けられ、一方の容器側部3から容器上部2に亘って傾斜していて収納物注出路9とシール薄板部12とを横切る直線状とされている。そして、この第一の折り曲げ線15では正面シート6と背面シート7との同一位置にレーザ照射によるハーフカットが施され、収納物注出路9の先端部10側を収納部11側に向けて正面シート2の表面に重ねる折り曲げが行ない易くなるようにしている。
さらに正面視の形状を三角形状にして上記収納物注出路9に隣り合わせとなっている上記シール薄板部12には、このシール薄板部12での収納物注出路9に沿った部分にして他方の容器側部4の側縁から容器上部2の上縁に亘る直線状の第二の折り曲げ線16が設けられており、上記第一の折り曲げ線15と交差している。この第二の折り曲げ線16はシール薄板部12を後述するように収納物注出路9側に向けて正面シート2の表面に重ねる折り曲げが行ない易くなるようにしている部分であって、上述した第一の折り曲げ線15の場合のようにレーザ照射によるハーフカットを施されている。また、ハーフカットの他としては不連続なスリット、ミシン目の形態としてもよいものである。
本発明は、上記開封予定部13の位置で切断を行なって注出口14を形成し、その注出口14から収納物を必要量注出したのちに再封できるようにしたものであって、その再封は図1に示すように収納物注出路9での開封予定部13の下方に位置する閉塞手段17によって行なうことができるようにしている。前記閉塞手段17は、収納物注出路9を横切る位置で折り曲げたときにその折り曲りした部分で正面シート6と背面シート7との内面同士が線状に密に接して通路を閉じるものである。
シール薄板部12は収納物注出路9が閉塞手段17で閉じられて開封予定部13における注出口14となる部分(使用上では、開封予定部14の位置を切断して形成された注出口14の位置)を保護するための隠蔽手段18を備えている。
さらに、シール薄板部12には容器上部2の上縁から入れられた切り込みからなる係止手段19が設けられている。この係止手段19は、上述のように注出口14側の部分が正面シート6に重なるように収納物注出路9を折り曲げて閉塞手段17によりその収納物注出路9を閉じて、そして第二の折り曲げ線16からシート薄板部12を収納物注出路9側に向けて正面シート2に重ねて上記隠蔽手段18にて注出口14の部分を覆うようにしたときに、上記一方の容器側部3での開封予定部13の位置で形成される切断縁20に係脱可能に係止するように設けられている。この切り込みからなる係止手段19が切断縁20に係止することで、シート薄板部12の収納部注出路9側への重ね合わせが維持される。そのため、上記隠蔽手段18による注出口14の部分を覆う状態が維持されることとなる。
2…容器上部
3…一方の容器側部
4…他方の容器側部
6…正面シート
7…背面シート
9…収納物注出路
10…先端部
11…収納部
12…シール薄板部
13…開封予定部
14…注出口
15…第一の折り曲げ線
16…第二の折り曲げ線
17…閉塞手段
18…隠蔽手段
19…係止手段
20…切断縁
a…注出路を折り曲げたときの注出口位置に対し線対称となる位置を通る線
Claims (3)
- 正面シート(6)と背面シート(7)とが対向して、重なり合うシートの辺同士がヒートシールされている液体包装容器(1)において、
容器上部(2)の一隅側を先端部(10)とし、正面シート(6)と背面シート(7)との間の収納部(11)から前記先端部(10)に向けて先細りする形状とされた収納物注出路(9)と、前記収納物注出路(9)の容器幅方向での側方に位置し、正面シート(6)と背面シート(7)とをヒートシールして正面視形状を略三角形状とされたシール薄板部(12)とが並び設けられていて、
前記収納物注出路(9)の先端部(10)に近接して収納物注出路(9)を横切る開封予定部(13)が設けられ、
収納物注出路(9)での前記開封予定部(13)を間にして前記先端部(10)とは反対側にあり、収納物注出路(9)側の一方の容器側部(3)から容器上部(2)に亘って傾斜していて収納物注出路(9)とシール薄板部(12)とを横切る第一の折り曲げ線(15)が設けられているとともに、シール薄板部(12)の部分にあってこのシール薄板部(12)と前記収納物注出路(9)との境界に沿っていて、他方の容器側部(4)から容器上部(2)に亘って傾斜して前記第一の折り曲げ線(15)と交差する第二の折り曲げ線(16)が設けられていて、
前記収納物注出路(9)には、該収納物注出路(9)を横切る第一の折り曲げ線(15)からなり、収納物注出路(9)の先端部(10)側を収納部(11)側に折り曲げる第一の折り曲げ線(15)の位置での折り曲げにより収納物注出路(9)を塞ぐ閉塞手段(17)が設けられ、
前記シール薄板部(12)には、第一の折り曲げ線(15)から収納部(11)側に折り曲げられた収納物注出路(9)の先端部(10)側が内側となるようにして前記第二の折り曲げ線(16)からシール薄板部(12)を収納物注出路(9)側に折り曲げたときの開封予定部(13)の位置に重なる対応部分に、前記開封予定部(13)の位置を切断してなる注出口(14)を覆う隠蔽手段(18)が設けられているとともに、シール薄板部(12)での容器上部(2)に入れられた切り込みからなり、前記対応部分に開封予定部(13)の位置を切断して形成される切断縁(20)に係止可能な係止手段(19)が設けられていて、
開封予定部(13)の位置を切断して注出口(14)を形成したのちに、第一の折り曲げ線(15)から収納部(11)側に折り曲げられた収納物注出路(9)の先端部(10)側が内側となるようにして第二の折り曲げ線(16)からシール薄板部(12)を収納物注出路(9)側に折り曲げて、前記係止手段(19)を前記開封予定部(13)の位置を切断して形成される切断縁(20)に係止することにより、前記閉塞手段(17)による収納物注出路(9)の閉塞状態と前記隠蔽手段(18)による注出口(14)の隠蔽状態とを維持する構成としたことを特徴とする液体包装容器。 - 容器底部(5)側には上記正面シート(6)と上記背面シート(7)との間に底面シート(8)が二つ折りして配置されていて、前記底面シート(8)を開くように容器底部(5)を展開して自立可能とされている請求項1に記載の液体包装容器。
- 上記第二の折り曲げ線(16)は、不連続なスリットまたはハーフカットからなるものである請求項1または2に記載の液体包装容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014162564A JP6361362B2 (ja) | 2014-08-08 | 2014-08-08 | 液体包装容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014162564A JP6361362B2 (ja) | 2014-08-08 | 2014-08-08 | 液体包装容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016037308A JP2016037308A (ja) | 2016-03-22 |
JP6361362B2 true JP6361362B2 (ja) | 2018-07-25 |
Family
ID=55528741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014162564A Active JP6361362B2 (ja) | 2014-08-08 | 2014-08-08 | 液体包装容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6361362B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05178356A (ja) * | 1991-12-26 | 1993-07-20 | Haydon Immel Rodney | 袋、特に液状或いはペースト状の物質を収納するための型付けした袋 |
JPH09165052A (ja) * | 1995-10-11 | 1997-06-24 | Nakamura Seitai Kk | 液体袋の排出口の止停構造 |
JP2001199454A (ja) * | 2000-01-17 | 2001-07-24 | Kao Corp | 袋 |
TWI601668B (zh) * | 2012-10-19 | 2017-10-11 | Toppan Printing Co Ltd | Bags |
JP6111653B2 (ja) * | 2012-12-26 | 2017-04-12 | 凸版印刷株式会社 | 包装袋 |
-
2014
- 2014-08-08 JP JP2014162564A patent/JP6361362B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016037308A (ja) | 2016-03-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102088987B1 (ko) | 포장 봉지 | |
JP2009255959A (ja) | 包装袋 | |
JP6394166B2 (ja) | 液体包装容器 | |
JP6977423B2 (ja) | 注ぎ口を有する包装袋 | |
JP5957750B2 (ja) | 詰め替え用パウチ | |
JP2008133003A (ja) | 詰替え用袋 | |
JP7110555B2 (ja) | 注出ノズルを有する包装袋 | |
JP7006148B2 (ja) | 注ぎ口を有する包装袋 | |
JP4617866B2 (ja) | 分岐型スタンディングパウチ | |
JP2008074479A (ja) | 詰替え用袋 | |
JP6361362B2 (ja) | 液体包装容器 | |
JP2012176782A (ja) | パウチ容器 | |
JP6090276B2 (ja) | 包装袋 | |
JP2008105693A (ja) | 包装用箱およびそれを用いた包装構造体 | |
JPH11310276A (ja) | 液体用包装容器 | |
JP2016182980A (ja) | 梱包箱 | |
JP2000296859A (ja) | 液体包装容器 | |
JP6126411B2 (ja) | 包装袋 | |
JP6264630B2 (ja) | 詰め替え袋 | |
JP2008150073A (ja) | 詰替え用袋 | |
JP5569929B2 (ja) | 注出口付パウチ容器 | |
JP2019508335A (ja) | 再封可能な開封器およびそのような開封器を備えたパッケージ | |
JP2016022970A (ja) | 液体包装容器 | |
JP6107351B2 (ja) | 包装袋 | |
JP2012176784A (ja) | パウチ容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170720 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180208 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180220 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180327 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180529 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180611 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6361362 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |