JP6360697B2 - 軸肥大加工用軸保持部材 - Google Patents

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Description

本発明は、軸肥大加工用軸保持部材に関する。
軸材の軸方向の中間部に相対的に大径部を形成する加工方法の一つとして軸肥大加工が知られており、軸肥大加工方法の一例として、軸材に軸圧縮応力を負荷した状態で曲げ角度を付加して軸材を回転させることにより軸材の一部を肥大させ、それにより大径部を形成する方法が知られている。
上記軸肥大加工方法を行う加工機は、典型的には軸材の両端部を保持する一対の軸保持部材と、軸材が配置される基準線に沿って配置され、軸保持部材が固定される一対のスピンドルとを備え、一方のスピンドルを基準線に沿って移動させて軸材を軸方向に圧縮しつつ、他方のスピンドルを基準線に対して傾斜させて回転させ、軸材の一部を肥大させている(例えば、特許文献1参照)。
軸保持部材は軸材との接触によって損耗し、そのため軸保持部材は適宜交換される。特許文献1に記載された軸保持部材は、スピンドルに固定されるケースと、このケースに圧入されるスリーブとを備え、スリーブのみを交換可能に構成されている。スリーブは軸材との接触により損耗するが、スリーブのみの交換とすることでコスト削減が図られている。
特開2013−166168号公報
特許文献1に記載された軸保持部材において、スリーブは軸材の肥大部と接触し、軸材の圧縮に伴い、スリーブには軸材の圧縮方向とは反対方向に荷重が作用する。スリーブに作用する荷重が過大となると、スリーブが軸材の圧縮方向とは反対方向に移動してケースに対して位置ズレを生じる場合がある。
本発明は、上述した事情に鑑みなされたものであり、ケースとケースに挿入されるスリーブとを備える軸保持部材において、スリーブの位置ズレを防止することを目的とする。
軸材の一部を肥大させる軸肥大加工において、軸材の端部を保持する軸保持部材であって、軸材に軸圧縮応力を負荷する加圧装置に固定される筒状のケースと、前記ケース内に挿入され、前記軸材の端部を収容し且つ該軸材の肥大部と接するスリーブと、を備え、前記ケースの内周面及び前記スリーブの外周面には、互いに嵌合する環状の凹凸部によって構成され、前記軸材の圧縮方向とは反対方向への前記スリーブの相対移動を阻止する係合部が設けられている軸保持部材。
本発明によれば、ケースとケースに挿入されるスリーブとを備える軸保持部材において、スリーブの位置ズレを防止することができる。
本発明の実施形態を説明するための、軸肥大加工方法の一例を模式的に示す図である。 本発明の実施形態を説明するための、軸肥大加工方法の他の例を模式的に示す図である。 本発明の実施形態を説明するための、軸肥大加工方法の他の例を模式的に示す図である。 本発明の実施形態を説明するための、軸肥大加工方法の他の例を模式的に示す図である。 本発明の実施形態を説明するための、軸肥大加工方法の他の例を模式的に示す図である。 図1の軸肥大加工方法を実施する軸肥大加工機の一例の側面図である。 図6の軸肥大加工機の軸保持部材及びスピンドルの断面図である。 図7の軸保持部材の構成を模式的に示す図である。 図7の軸保持部材の変形例の構成を模式的に示す図である。
図1から図5は、本発明の実施形態を説明するための、軸肥大加工方法の種々の例を模式的に示す。
図1に示す軸肥大加工方法は、軸材Wに軸圧縮応力を負荷した状態で曲げ角度を付加して軸材Wを回転させることにより軸材Wの一部を肥大させるものである。
図1(A)に示すように、軸材Wの両端部が、基準線A上にて対向して配置された一対の軸保持部材1a,1bにそれぞれ挿入される。そして、軸材Wの両端部が軸保持部材1a,1bの底部にそれぞれ当接し、軸材Wは一対の軸保持部材1a,1bによって挟持される。一対の軸保持部材1a,1bの間には所定の間隔Dがあけられ、間隔Dは、軸材Wに形成される肥大部の軸方向長さ及び外径に応じて決定される。
図1(B)に示すように、軸保持部材1bが基準線Aに沿って並進移動され、一対の軸保持部材1a,1bによって挟持された軸材Wは軸方向に圧縮される。そして、軸保持部材1aが基準線Aに対して傾斜され、また、回転駆動され、一対の軸保持部材1a,1bに挟持された軸材Wは、基準線A上の曲げ中心Oを中心に曲げられ、且つ軸材Wの軸線まわりに回転される。軸材Wの曲げ及び回転に伴い、軸材Wの湾曲部(中間部)には、曲げ方向における内側と外側とで軸材Wの軸方向と交差する方向に交番負荷が加えられる。
図1(C)に示すように、軸材Wは軸方向に圧縮されていることから、軸材Wの湾曲部の内側が塑性変形によって膨出し、塑性変形による膨出が全周に亘って成長して軸材Wの湾曲部が肥大する。
図1(D)に示すように、一対の軸保持部材1a,1bの間隔が目標間隔(軸材Wの肥大部の軸方向長さ)に到達した後、軸材Wの圧縮が停止され、そして、基準線Aに対して傾斜された軸保持部材1aが再び基準線Aに沿って配置されて軸材Wが曲げ戻しされる。以上の手順により軸材Wに対する肥大加工が完了し、軸材Wの回転が停止される。
この後、図1(E)に示すように、軸材Wは一対の軸保持部材1a,1bから取り外される。
図2に示す軸肥大加工方法は、軸材Wの曲げ及び軸線まわりの回転によって軸材Wの湾曲部(中間部)に交番負荷を加える点で図1の軸肥大加工方法と共通するが、一方の軸保持部材1aの基準線Aに対する傾動に替えて、基準線Aと交差する方向への軸保持部材1aのスライドにより、軸材Wを曲げるようにしたものである。
図3に示す軸肥大加工方法は、一方の軸保持部材1aにて軸材Wの端部を回転可能に非拘束状態にて保持し、他方の軸保持部材1bにて軸材Wの端部を回転不能に拘束状態にて保持し、軸保持部材1a及びこの軸保持部材1aに保持された軸材Wの端部を基準線Aまわりに旋回させることにより、軸材Wを曲げ、且つ軸材Wの湾曲部(中間部)に交番負荷を加えるようにしたものである。
図4に示す軸肥大加工方法は、軸保持部材1a,1bの各々にて軸材Wの端部を回転不能に拘束状態にて保持し、一方の軸保持部材1aを基準線Aまわりに往復回転させることにより、軸材Wの中間部に交番負荷を加えるようにしたものである。
図5に示す軸肥大加工方法は、軸保持部材1a,1bや軸材Wの変位や回転に替えて、振動発生器OSCから軸材Wに曲げ又は捻り振動を与えることにより、軸材Wの中間部に交番負荷を加えるようにしたものである。
図6は、図1に示した軸肥大加工方法を実施する軸肥大加工機の一例の構成を示す。
図6に示す軸肥大加工機10は、軸材の端部を保持する一対の軸保持部材11と、軸材が配置される基準線Aに沿って互いに離間して配置された一対のホルダユニット12a,12bを備えている。一方のホルダユニット12aは、基準線Aに対して傾動可能に基台13に支持されており、また、他方のホルダユニット12bは、基準線Aに沿って移動可能に基台13に支持されている。
ホルダユニット12a,12bは、軸保持部材11が装着されるスピンドル14と、スピンドル14を回転可能に支持するハウジング15と、軸保持部材11に挿入された軸材の端部を軸保持部材11から押し出すためのシリンダ16とをそれぞれ含んで構成されており、ホルダユニット12a,12bの各々のスピンドル14は基準線A上に配置されている。
そして、軸肥大加工機10は、ホルダユニット12bを基準線Aに沿って移動させる並進駆動部17と、ホルダユニット12aを基準線Aに対して傾斜させる傾動部18と、ホルダユニット12aのスピンドル14を回転駆動する回転駆動部19とを備えている。ホルダユニット12a,12b及び並進駆動部17によって軸材を軸方向に圧縮する加圧装置が構成され、ホルダユニット12a,12b、傾動部18、及び回転駆動部19によって、軸材の中間部に、この軸材の軸方向(基準線A)と交差する方向に交番負荷を加える負荷発生装置が構成される。
図7は、軸保持部材11及びスピンドル14の構成を示す。
スピンドル14には、軸保持部材11が挿入される嵌合孔20と、嵌合孔20に連なるピン挿通孔21とが設けられている。嵌合孔20には、軸保持部材11を受ける受圧板22が挿嵌されており、受圧板22は、嵌合孔20の内部に形成された段差23に突き当てられて固定されている。ピン挿通孔21はスピンドル14の中心軸(基準線A)に沿ってスピンドル14を貫通して設けられており、このピン挿通孔21には、シリンダ16(図6参照)のノックピン24が挿通されている。
軸保持部材11は、円筒状のケース30と、ケース30内に挿入されたスリーブ31と、スリーブ31内に挿嵌された当金32とを有している。ケース30はスピンドル14の嵌合孔20に挿入され、ケース30及びケース30内に挿入されたスリーブ31は、それらの後端面を受圧板22によって支持される。そして、ケース30の外周面に設けられた段差33が、嵌合孔20が開口しているスピンドル14の開口端部に締結されるフランジパイプ34によって押さえ込まれ、ケース30はスピンドル14に固定される。スリーブ31は軸材Wの端部を収容する。当金32は、軸保持部材11の底部を構成しており、ノックピン24によって支持されて軸材Wの端面を受け、ノックピン24によって押圧されて軸保持部材11に挿入された軸材Wの端部を軸保持部材11から押し出す。
スリーブ31は、軸材Wに加えられる交番負荷の反力を受けとめ、特にスリーブ31の開口部の表面30aには比較的大きな負荷が作用する。そのため、スリーブ31は、繰り返しの使用によって損耗する。ケース30内に挿入されているスリーブ31はケース30から抜去可能であり、損耗に応じてスリーブ31のみの交換が可能となっている。
そして、スリーブ31は軸肥大加工において軸材の肥大部と接し、軸材Wの圧縮に伴い、スリーブ31には軸材Wの圧縮方向とは反対方向に荷重が作用する。かかる荷重に対して、ケース30及びスリーブ31には軸材Wの圧縮方向とは反対方向に移動されることを阻止する係合部が設けられている。
図8はケース30及びスリーブ31に設けられた係合部の一例を示す。
ケース30の内周面には、環状の凹凸部40が設けられており、スリーブ31の外周面には、ケース30の凹凸部40に係合する環状の凹凸部41が設けられている。ケース30及びスリーブ31の凹凸部40,41が互いに係合することにより、スリーブ31に作用する上記荷重によっても、スリーブ31が軸材の圧縮方向とは反対方向に移動されることが阻止される。
凹凸部40,41の個々の凹部の深さDや凸部の高さHは、50μm以上、且つスリーブ31の外径の1%以下であることが好ましい。これによれば、ケース30及びスリーブ31の典型的な表面粗さにおける圧入での摩擦よりも大きな係合力を得ることができ、軸材の圧縮方向とは反対方向へのスリーブ31の移動をより確実に阻止することが可能となる。
以上の構成において、スリーブ31は、例えば焼き嵌めによってケース30に挿入される。なお、図示の例では、ケース30及びスリーブ31共に、それらの凹凸部40,41には複数の凹部及び凸部が設けられているが、凹部及び凸部は少なくとも一対あればよい。
図9はケース30及びスリーブ31に設けられた係合部の他の例を示す。
図9に示す例では、ケース30及びスリーブ31の凹凸部40,41の個々の凹部及び凸部が、軸材の圧縮方向とは反対方向に向かうに従ってケース30及びスリーブ31の中心軸(基準線A)から離間する鋸刃状に形成されている。そして、ケース30の内周面及びスリーブ31の外周面は、軸材の圧縮方向とは反対方向に向かうに従って基準線Aから離間するテーパ状に形成されているものである。
本例によれば、スリーブ31を圧入によってケース30に挿入することができ、スリーブ31のケース30への挿入が容易となる。
ここで、スリーブ31は軸材Wとの接触によって損耗するが、スリーブ31の損耗を抑制するために、スリーブ31の材料として硬質な材料を用いることが好ましい。スリーブ31の損耗を抑制することにより、スリーブ31の交換頻度を低くすることができる。
スリーブ31を形成する母材としては、ロックウェル硬さ(JIS G 0202)HRC58以上のものを好適に用いることができ、SKD11等のダイス鋼や、SKH51等のハイス鋼や、セミハイス鋼などを例示することができる。
さらに、スリーブ31の損耗を抑制する観点から、スリーブ31に表面硬化処理を施してもよく、表面硬化処理が施される場合に、表面性状はビッカース硬さ(JIS Z 2244)HV1200以上が好ましく、HV3000以上がより好ましく、また平滑であることが好ましい。そのような表面硬化処理としては、バナジウム系皮膜やクロム系皮膜やチタン系皮膜やDLC(ダイヤモンドライクカーボン)皮膜などの皮膜形成、窒化処理、等を例示することができる。
表面硬化処理は、少なくともスリーブ31の開口部の表面31aに施され、開口部の表面31aを含むスリーブ31の内周面の全体に施されてもよいし、スリーブ31の表面全体に施されてもよい。
表面硬化処理として皮膜を形成する場合に、皮膜は、上記列挙した種々の皮膜の単層膜で構成してもよいし1種以上の多層膜で構成してもよい。また、皮膜の形成方法としては、塩浴浸漬法(熱反応析出拡散法)、CVD(化学蒸着法)、PVD(物理蒸着法)、PCVD(プラズマCVD法)、等の方法を例示することができる。
以上、図1に示した軸肥大加工方法を実施する軸肥大加工機10を例に、本発明の軸保持部材について説明したが、図2から図5にそれぞれ示した軸肥大加工方法を実施する軸肥大加工機は、軸材の中間部に交番負荷を加えるためのホルダユニットやスピンドルの動作方式が異なるだけであり、これらの軸肥大加工機においても、上述した軸保持部材の構成を適用可能である。
次に、上述したスリーブ31の種々の作製例、及びそれらの寿命評価について説明する。
作製例1のスリーブは、セミハイス鋼を母材とし、表面硬化処理は省略したものである。作製例2のスリーブは、セミハイス鋼を母材とし、表面硬化処理として窒化処理を施したものである。作製例3のスリーブは、SKH51(ハイス鋼)を母材とし、表面硬化処理として塩浴浸漬法の一種であるTDプロセス(登録商標)によりVC(炭化バナジウム)皮膜を形成したものである。これら作製例1〜3のスリーブの母材硬さ及び表面性状を表1に示す。
Figure 0006360697
上記作製例1〜3のスリーブの各々について、上述した軸肥大加工機10にて同一条件で軸肥大加工を繰り返し行い、視認可能なかじり(凝着磨耗)が発生するまでの加工本数で寿命を評価した。評価結果を表1に合わせて示す。表1に示される評価結果から、表面硬化処理を施すことにより、軸材との接触によるスリーブの損耗を抑制できることがわかる。
以上、説明したとおり、本明細書には下記の事項が開示されている。
(1) 軸材の一部を肥大させる軸肥大加工において、軸材の端部を保持する軸保持部材であって、軸材に軸圧縮応力を負荷する加圧装置に固定される筒状のケースと、前記ケース内に挿入され、前記軸材の端部を収容し且つ該軸材の肥大部と接するスリーブと、を備え、前記ケース及び前記スリーブには、前記軸材の圧縮方向とは反対方向への前記スリーブの相対移動を阻止する係合部が設けられている軸保持部材。
(2) 上記(1)の軸保持部材であって、前記係合部は、前記ケースの内周面及び前記スリーブの外周面に設けられている軸保持部材。
(3) 上記(2)の軸保持部材であって、前記係合部は、環状の凹凸部として構成されている軸保持部材。
(4) 上記(3)の軸保持部材であって、前記係合部の個々の凹部及び凸部は、前記軸材の圧縮方向とは反対方向に向かうに従って前記ケース及び前記スリーブの中心軸から離間する鋸刃状に形成されている軸保持部材。
(5) 上記(4)の軸保持部材であって、前記ケースの内周面及び前記スリーブの外周面は、前記軸材の圧縮方向とは反対方向に向かうに従って前記ケース及び前記スリーブの中心軸から離間するテーパ状に形成されている軸保持部材。
(6) 上記(3)から(5)のいずれか一つの軸保持部材であって、前記係合部の個々の凹部の深さ及び凸部の高さは、50μm以上、且つ前記スリーブの外径の1%以下である軸保持部材。
(7) 上記(1)から(6)のいずれか一つの軸保持部材であって、前記スリーブにおいて、少なくとも軸材の端部が挿入される開口部の表面に表面硬化処理が施されている軸保持部材。
(8) 上記(7)の軸保持部材であって、表面硬化処理された前記スリーブの表面のビッカース硬さがHV1200以上である軸保持部材。
1a 軸保持部材
10 軸肥大加工機
11 軸保持部材
12a ホルダユニット
12b ホルダユニット
13 基台
14 スピンドル
15 ハウジング
16 シリンダ
17 並進駆動部
18 傾動部
19 回転駆動部
20 嵌合孔
30 ケース
31 スリーブ
32 当金
40 凹凸部(係合部)
41 凹凸部(係合部)
A 基準線
W 軸材

Claims (6)

  1. 軸材の一部を肥大させる軸肥大加工において、軸材の端部を保持する軸保持部材であって、
    軸材に軸圧縮応力を負荷する加圧装置に固定される筒状のケースと、
    前記ケース内に挿入され、前記軸材の端部を収容し且つ該軸材の肥大部と接するスリーブと、
    を備え、
    前記ケースの内周面及び前記スリーブの外周面には、互いに嵌合する環状の凹凸部によって構成され、前記軸材の圧縮方向とは反対方向への前記スリーブの相対移動を阻止する係合部が設けられている軸保持部材。
  2. 請求項1記載の軸保持部材であって、
    前記係合部の個々の凹部及び凸部は、前記軸材の圧縮方向とは反対方向に向かうに従って前記ケース及び前記スリーブの中心軸から離間する鋸刃状に形成されている軸保持部材。
  3. 請求項2記載の軸保持部材であって、
    前記ケースの内周面及び前記スリーブの外周面は、前記軸材の圧縮方向とは反対方向に向かうに従って前記ケース及び前記スリーブの中心軸から離間するテーパ状に形成されている軸保持部材。
  4. 請求項1から3のいずれか一項記載の軸保持部材であって、
    前記係合部の個々の凹部の深さ及び凸部の高さは、50μm以上、且つ前記スリーブの外径の1%以下である軸保持部材。
  5. 請求項1から4のいずれか一項記載の軸保持部材であって、
    前記スリーブにおいて、少なくとも軸材の端部が挿入される開口部の表面に表面硬化処理が施されている軸保持部材。
  6. 請求項5記載の軸保持部材であって、
    表面硬化処理された前記スリーブの表面のビッカース硬さがHV1200以上である軸保持部材。
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