JP6359280B2 - 医用音響カプラ - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、超音波プローブの超音波放射面に粘着される医用音響カプラに関する。
従来、超音波プローブを被検体に当接する際、超音波プローブと被検体との間に音響カプラが配置されることがある。音響カプラは、被検体表面近傍の音響インピーダンスと超音波プローブの音響放射面の音響インピーダンスとの間の音響インピーダンスを有する。音響カプラは、板状の弾性体(弾性ゲル等)により構成される。音響カプラは、被検体の体表近傍に対応する超音波画像の高画質化に寄与する。また、音響カプラは、凹凸のある被検体表面と超音波プローブの超音波放射面との音響的な結合を確保することができる。
音響カプラは、柔軟性と粘着性とを有する。これにより音響カプラは、超音波プローブの外形に沿って粘着することができる。音響カプラの形態保持および取扱性を確保するために、音響カプラは、超音波プローブに粘着される面側に、粘着性が小さくかつ薄いフィルムが設けられることがある。
例えば、音響カプラの厚みの増加、音響カプラの剛性の増加、または粘着性の不足等を起因として、超音波プローブの外形に沿って折り曲げて粘着された音響カプラは、音響カプラ自身の弾性力により、超音波プローブから剥離しやすくなる問題がある。
特開2012−176180号公報 特開平2−131753号公報
目的は、超音波プローブからの剥離を低減させ、音響整合性を向上可能な医用音響カプラを提供することにある。
本実施形態に係る医用音響カプラは、超音波プローブの超音波放射面の前面に着脱可能に設けられる医用音響カプラであって、前記超音波放射面に粘着可能な粘着力を有する弾性体を具備し、前記弾性体は、前記超音波放射面に対応する大きさを有する中央部分と、前記超音波プローブにおいて対向する2つの側面に粘着される複数の端部分と、前記端部分各々と前記中央部分との間に設けられ、前記中央部分と前記端部分とにおける厚みより薄い溝部分とを有する。
図1は、第1の実施形態に係る医用音響カプラにおいて、医用音響カプラの当接面の外形を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係り、図1におけるa−a’の断面において、V字型の断面形状を有する溝部分の一例を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係り、保護シートを剥離させた医用音響カプラを超音波プローブの超音波放射面に粘着させた状態を示す図である。 図4は、第1の実施形態に係り、医用音響カプラを超音波プローブの外形に沿って折り曲げて、医用音響カプラの全域を超音波プローブに粘着させた一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係り、医用音響カプラの全域を超音波プローブに粘着させた一例を示す図である。 図6は、第1の実施形態の変形例に係り、図1におけるa−a’の断面において、U字型の断面形状を有する溝部分の一例を示す図である。 図7は、第1の実施形態の変形例に係り、図1におけるa−a’の断面において、半円型の断面形状を有する溝部分の一例を示す図である。 図8は、第1の実施形態の変形例に係り、図1におけるa−a’の断面において、凹型の断面形状を有する溝部分の一例を示す図である。 図9は、第2の実施形態に係る医用音響カプラにおいて、医用音響カプラの当接面の外形を示す図である。 図10は、第2の実施形態に係り、図9におけるa−a’の断面を示す図である。 図11は、第2の実施形態に係り、保護シートを剥離させた医用音響カプラを超音波プローブの超音波放射面に粘着させた状態を示す図である。 図12は、第2の実施形態に係り、医用音響カプラを超音波プローブの外形に沿って折り曲げて、医用音響カプラの全域を超音波プローブに粘着させた一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら実施形態を説明する。なお、以下の説明において、略同一の構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る医用音響カプラ1を被検体に当接される面(以下、当接面と呼ぶ)の外形を示す図である。図1に示すように医用音響カプラ1は、略楕円の外形を有する。なお、医用音響カプラ1の外形形状は、粘着される超音波プローブの形状に応じて、略楕円形状に限定されず、矩形であってもよい。医用音響カプラ1は、超音波プローブの超音波放射面に着脱可能に設けられる。
医用音響カプラ1は、柔軟性のある複合弾性体である。これにより、医用音響カプラ1は、超音波プローブの外形の形状に沿って、変形可能である。具体的には、医用音響カプラ1は、所定の厚みを有する弾性体のゲル状層と、被検体に当接される当接面を含む面に設けられるフィルム層とを有する。フィルム層は、超音波プローブに粘着されるゲル状層の粘着面に対向する対向面に設けられる。
ゲル状層は、例えば、ポリウレタンを主成分とするゲル状弾性体である。ゲル状弾性体とは、例えば、ポリウレタンゲルである。ポリウレタンゲルは、後述する粘着性に加えて、超音波プローブの外形の形状に追従可能な所定の可撓性または硬さ、超音波プローブへの多数回の脱着に耐えることができる機械的強度、被検体に対する安全性、耐水性を有する。
ゲル状層は、例えば、1.1乃至2MRaylの音響インピーダンスを有する。この音響インピーダンスの範囲は、超音波プローブにおける音響放射面と、超音波プローブが医用音響カプラを介して当接される被検体表面との間の音響的な結合性を向上させることに寄与する。
加えて、ゲル状層は、例えば、所定の粘着力を有する弾性体である。所定の粘着力とは、ゲル状層の表面全体において、医用音響カプラの自重以上を支えることが可能な粘着力である。また、所定の粘着力は、超音波プローブに粘着された医用音響カプラ1を、操作者により剥離可能な粘着力を有する。この所定の粘着力により、例えば、医用音響カプラ1は、超音波プローブに粘着して保持される。加えて、超音波プローブに粘着された医用音響カプラ1は、操作者により超音波プローブから剥離させることが可能となる。
ゲル状層は、1乃至10mmの厚みを有する。この範囲の厚みにより、医用音響カプラ1は、超音波プローブの外形の形状に沿って変形させて、超音波プローブに密着させて装着させることができる。また、この厚みの範囲により、医用音響カプラ1は、被検体の体表面近傍に関する生体組織に関して、良好な超音波画像の発生に寄与することができる。加えて、この厚みの範囲を有する医用音響カプラ1は、この厚みの範囲外の医用音響カプラに比べて、超音波プローブに対する追従性を向上させることができる。また、ゲル状層の厚みが1乃至5mmの範囲であれば、超音波画像がより良好となり、超音波プローブに対する追従性も向上する。
フィルム層は、ゲル状層より高い剛性を有する。フィルム層は、例えば、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド、ポリアミド、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、ポリメチルペンテン、ポリオレフィン、ポリフェニレンサルファイドのうちいずれか一つを主成分とする均一な層である。具体的には、フィルム層は、例えば、0.2乃至5GPaのヤング率を有する。この剛性により、フィルム層は、医用音響カプラ1の剛性を向上させることができる。具体的には、ゲル状層の切断、破損などを防止することができる。
フィルム層は、例えば、1.6乃至5MRaylの音響インピーダンスを有する。この音響インピーダンスの範囲は、超音波プローブにおける音響放射面と、ゲル状層との間の音響的な結合性を向上させることに寄与する。フィルム層は、ゲル状層の粘着力に比べて、粘着力が小さい粘着力を有する。具体的には、フィルム層の表面の粘着力は、医用音響カプラ1の自重未満の粘着力である。このフィルム層の粘着力により、操作者は、医用音響カプラ1を装着した超音波プローブを、当接された被検体体表面から剥離させることが可能となる。
フィルム層は、ゲル状層の厚みの1/20以下の厚みを有する。具体的には、フィルム層の厚みは、例えば、0.005乃至0.1mmである。この範囲の厚みにより、医用音響カプラ1は、適切な剛性を維持しつつ、適度な可撓性を有することができる。また、フィルム層は、超音波プローブにおける音響放射面と、ゲル状層との間の音響的な結合性を良好に保つことができる。
ゲル状層を挟んでフィルム層に対向するゲル状層の面には、超音波プローブに粘着される前にゲル状層を保護する保護シートが設けられる。保護シートは、医用音響カプラ1を超音波プローブに粘着させる際に、取り外される。
医用音響カプラ1におけるゲル状層は、図1に示すように超音波プローブの超音波放射面に対応する領域11に対応する大きさ(例えば、面積、形状など)より大きい中央部分100(平坦部)と、超音波プローブの側面に粘着される複数の端部分200と、中央部分100と端部分200との間に設けられ、中央部分100の厚みおよび端部分200の厚みより薄い溝部分300とを有する。中央部分100の厚みと端部分200の厚みとは、説明を簡単にするために同じ厚みであるとする。なお、中央部分100の厚みと端部分200の厚みとは異なっていてもよい。
中央部分の幅110は、例えば、5乃至30mmの長さを有する。中央部分の幅110は、超音波プローブにおける振動素子の幅に応じて決定される。例えば、超音波プローブが1次元アレイ超音波プローブである場合、中央部分の幅110は、振動素子のエレベーション方向の長さ120に所定の幅130(例えばフットプリント140に対応する領域)を加算した長さとなる。
溝部分300は、図1に示すように矩形形状の中央部分100の対向する2つの長辺に平行に設けられる。なお、溝部分300は、中央部分100の対向する2つの短辺に平行に設けられてもよい。また、中央部分100の形状が正方形である場合、溝部分300は、正方形の任意の対向する2辺に平行に設けられてもよい。また、中央部分100の形状が円形である場合(アニュラアレイプローブに対応する場合)、溝部分300は、中央部分100の周囲に中央部分100を取り囲むように設けられる。
溝部分300は、ゲル状層の厚さ(中央部分100の厚さと端部分200の厚さ)より薄い厚みを有する。具体的には、溝部分300の深さは、中央部分100の厚みの1/5以上4/5以下の長さを有する。溝部分300の断面形状は、例えば、V字型、U字型、半円型、凹型などの断面形状を有する。第1の実施形態においては、V字型の断面形状を有する溝部分300について説明する。
図2は、図1におけるa−a’の断面において、V字型の断面形状を有する溝部分300の一例を示す図である。図2に示すように、溝部分300における最深部分bにおける深さdは、ゲル状層10の厚さtの1/5以上の長さを有する。すなわち、t≧d≧1/5×tである。図2に示すように溝部分300には、V字状の空隙部分310を有する。溝部分300の幅wは、溝部分300の最深の深さdより広い(w>d)。図2に示すように、溝部分300の最深部分bと溝部分300の幅wとにより規定される空隙部分310に対応する3角形は、鋭角3角形である。
端部分200は、溝部分300に隣接して設けられる。保護シート20が剥離された端部分200は、超音波プローブの側面に粘着される。端部分200の形状は、超音波プローブ3の外形の形状に合わせた形状を有していてもよい。
図3は、保護シート20を剥離させた医用音響カプラ1を超音波プローブ3の超音波放射面に粘着させた状態を示す図である。図3に示すように、医用音響カプラ1の中央部分100は、超音波プローブ3の超音波放射面に粘着される。この時、溝部分300の空隙部分310は、超音波プローブ3側に配置される。図3における矢印は、保護シート20を剥離させた医用音響カプラ1を、超音波プローブ3に配置させる配置方法を示している。
図4は、医用音響カプラ1を超音波プローブ3の外形に沿って折り曲げて、医用音響カプラ1の全域を超音波プローブ3に粘着させた一例を示す図である。図4に示すように、端部分200は、超音波プローブ3の側面に粘着される。これにより、図4に示すように、医用音響カプラ1の溝部分300における空隙部分310は、ゲル状層10により密着される。
図5は、医用音響カプラ1の全域を超音波プローブ3に粘着させた一例を示す図である。図5は、図4における視線方向に直交する方向から見た図である。図5に示すように、医用音響カプラ1の端部分200は、超音波プローブ3の側面に粘着される。
(変形例)
第1の実施形態との相違は、溝部分300の断面形状がV字型と異なる形状を有することにある。
図6は、図1におけるa−a’の断面において、U字型の断面形状を有する溝部分300の一例を示す図である。図7は、図1におけるa−a’の断面において、半円形型の断面形状を有する溝部分300の一例を示す図である。図6、図7に示すように、溝部分300における最深部分bの保護シート20上での位置は、溝部分300の幅wの内側に位置する。図8は、図1におけるa−a’の断面において、凹型の断面形状を有する溝部分300の一例を示す図である。図8に示すように、溝部分300における最深部分の幅は、溝部分300の幅wと同一となる。
以上に述べた構成によれば、以下の効果を得ることができる。
第1の実施形態の医用音響カプラ1によれば、ゲル状層10において、中央部分100と複数の端部分200との間に、空隙部分310を有する溝部分300を有する。本医用音響カプラ1は、超音波プローブ3の外形に沿って変形させて、超音波プローブ3に密着して粘着させることができる。すなわち、溝部分300の空隙部分310が密着することにより、変形されたゲル状層10の弾性力を低減させることができる。以上のことから、本医用音響カプラ1によれば、医用音響カプラ1が超音波プローブ3から剥離することを低減させることができる。
加えて、本医用音響カプラ1は、溝部分300におけるゲル状層10の剛性の低下を、フィルム層30で補間することができる。これにより、本医用音響カプラ1は、溝部分300の深さおよび溝部分300の幅を、超音波プローブ3の超音波放射面と側面との角度、およびゲル状層10の厚さに応じて形成することができる。また、溝部分300の形状を、折り曲げ角度に応じて形成することができる。
さらに、本医用音響カプラ1によれば、溝部分300により、医用音響カプラ1と超音波プローブ3との密着性を向上させることができる。すなわち、医用音響カプラ1を超音波プローブ3に装着させたとき、医用音響カプラ1にしわが発生しないため、医用音響カプラ1と超音波プローブ3との間に空気が混入しにくくなる。このため、超音波プローブ3と被検体の当接面との音響整合性が向上する。以上のことから、本医用音響カプラ1を用いることで、超音波画像の画質を向上させることができる。
以上のことから、第1の実施形態に係る医用音響カプラ1によれば、例えば、医用音響カプラ1の厚みの増加、医用音響カプラ1の剛性の増加、または粘着性の不足等を起因として、医用音響カプラ1自身の弾性力により、超音波プローブ3から剥離しやすくなる問題を解消することができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態との相違は、超音波放射面に対応する大きさを有する弾性体と、弾性体に設けられ、医用音響カプラ1の自重以上を支えることが可能な粘着力を有し、超音波プローブ3において対向する2つの側面に粘着可能なフィルム層とを有することにある。
図9は、第2の実施形態に係る医用音響カプラ1を被検体に当接される当接面の外形を示す図である。図10は、図9におけるa−a’の断面を示す図である。図9、図10に示すように、医用音響カプラ1は、弾性体5とフィルム層30とを有する。
弾性体5は、例えば、音響整合層としてのゲル状層である。弾性体5は、超音波プローブ3の超音波放射面に粘着可能な粘着面を有する。弾性体5は、超音波プローブ3の超音波放射面に対応する大きさを有する。すなわち、弾性体5の粘着面は、例えば図9に示すように、超音波放射面に対応する領域11を包含する広さを有する。超音波プローブ3が1次元アレイ超音波プローブ3である場合、弾性体5は、振動素子のエレベーション方向の長さ120より長い幅を有する。医用音響カプラ1が超音波プローブ装着前において、弾性体5の粘着面、側面およびフィルム層30の下面には、図10に示すように保護シート20が設けられる。
フィルム層30は、弾性体5の粘着面に対向する対向面に設けられる。フィルム層30は、弾性体5の厚みより薄い厚みを有する。フィルム層30は、粘着部分と非粘着部分とを有する。フィルム層30の粘着部分は、超音波プローブ3において対向する2つの側面に粘着される。フィルム層30における粘着部分は、例えば、医用音響カプラ1の自重以上を支えることが可能な粘着力を有する。図9、図10にお示すように、非粘着部分は、フィルム層30の端部に設けられる。なお、非粘着部分は、省略されてもよい。すなわち、フィルム層30の下面は、粘着部分により構成されてもよい。
医用音響カプラ1を超音波プローブ装着させる時、弾性体5から保護シート20が取り外され、粘着面が超音波放射面に粘着される。図11は、保護シート20を剥離させた医用音響カプラ1を超音波プローブ3の超音波放射面に粘着させた状態を示す図である。図11に示すように、医用音響カプラ1の弾性体5は、超音波プローブ3の超音波放射面に粘着される。図11における矢印は、保護シート20を剥離させた医用音響カプラ1を、超音波プローブ3に配置させる配置方法の一例を示している。
図12は、医用音響カプラ1を超音波プローブ3の外形に沿って折り曲げて、医用音響カプラ1の全域を超音波プローブ3に粘着させた一例を示す図である。図12に示すように、フィルム層30の粘着部分は、超音波プローブ3の2つの側面に粘着される。これにより、図12に示すように、医用音響カプラ1の弾性体と5フィルム層30とは、超音波プローブ3に密着される。フィルム層30の非粘着部分を用いて、超音波プローブ3から本医用音響カプラ1を取り外すことができる。
以上に述べた構成によれば、以下の効果を得ることができる。
第2の実施形態の医用音響カプラ1によれば、超音波放射面に対応する大きさであって超音波放射面に粘着可能な粘着面を有する弾性体5と、粘着面に対向する対向面に設けられ、超音波プローブ3の2つの側面に粘着されるフィルム層とを有する。本医用音響カプラ1は、超音波プローブ3の外形に沿って変形させて、超音波プローブ3に密着して粘着させることができる。以上のことから、本医用音響カプラ1によれば、医用音響カプラ1が超音波プローブ3から剥離することを低減させることができる。
また、本医用音響カプラ1によれば、超音波放射面に対応する大きさを有する弾性体5により、医用音響カプラ1と超音波プローブ3との密着性を向上させることができる。すなわち、医用音響カプラ1を超音波プローブ3に装着させたとき、医用音響カプラ1にしわが発生しないため、医用音響カプラ1と超音波プローブ3との間に空気が混入しにくくなる。このため、超音波プローブ3と被検体の当接面との音響整合性が向上する。以上のことから、本医用音響カプラ1を用いることで、超音波画像の画質を向上させることができる。加えて、本医用音響カプラに1によれば、フィルム層30の非粘着部分を操作者がつまむことにより、より簡便に、超音波プローブ3から本医用音響カプラ1を取り外すことができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1…医用音響カプラ、3…超音波プローブ、5…弾性体、10…ゲル状層、20…保護シート、30…フィルム層、100…中央部分、110…中央部分の幅、120…振動素子のエレベーション方向の幅、130…所定の幅、140…フットプリント、200…端部分、300…溝部分、310…空隙部分

Claims (10)

  1. 超音波プローブの超音波放射面に着脱可能に設けられる医用音響カプラにおいて、
    前記医用音響カプラは、
    前記超音波放射面に粘着可能な粘着力を有する弾性体を具備し、
    前記弾性体は、
    前記超音波放射面に対応する大きさを有する中央部分と、
    前記超音波プローブにおいて対向する2つの側面に粘着される複数の端部分と、
    前記端部分各々と前記中央部分との間に設けられ、前記中央部分と前記端部分とにおける厚みより薄い溝部分とを有する医用音響カプラ。
  2. 前記中央部分は矩形形状を有し、
    前記溝部分は、前記矩形形状における対向する2辺に平行に設けられる請求項1に記載の医用音響カプラ。
  3. 前記弾性体において前記超音波プローブに粘着される粘着面に対向する対向面に設けられるフィルム層をさらに具備し、
    前記フィルム層は、前記中央部分の厚みより薄い厚みを有し、前記粘着力より小さい粘着力と前記弾性体の剛性より高い剛性とを有する請求項1に記載の医用音響カプラ。
  4. 前記溝部分の深さは、前記中央部分の厚みの1/5以上の長さを有する請求項1に記載の医用音響カプラ。
  5. 前記溝部分の断面形状は、凹型とV字型とU字型と半円形型とのうちいずれか一つの形状を有する請求項1に記載の医用音響カプラ。
  6. 前記溝部分の幅は、前記中央部分の厚みより長い長さを有する請求項1に記載の医用音響カプラ。
  7. 前記弾性体の音響インピーダンスは、1.1乃至2MRaylであり、
    前記フィルム層の音響インピーダンスは、1.6乃至4MRaylであり、
    前記フィルム層のヤング率は、0.2乃至5GPaであり、
    前記フィルム層の厚みは、前記弾性体の厚みの1/20以下である請求項3に記載の医用音響カプラ。
  8. 超音波プローブの超音波放射面に着脱可能に設けられる医用音響カプラにおいて、
    前記医用音響カプラは、
    前記超音波放射面に対応する大きさと、前記超音波放射面に粘着可能な粘着面とを有する弾性体と、
    前記粘着面に対向する対向面に設けられ、前記弾性体の厚みより薄い厚みを有し、前記超音波プローブにおいて対向する2つの側面に粘着され、前記弾性体より高い剛性を有するフィルム層と、
    を具備する医用音響カプラ。
  9. 前記フィルム層の端部は、非粘着部分を有する請求項8に記載の医用音響カプラ。
  10. 前記弾性体の音響インピーダンスは、1.1乃至2MRaylであり、
    前記フィルム層の音響インピーダンスは、1.6乃至4MRaylであり、
    前記フィルム層のヤング率は、0.2乃至5GPaであり、
    前記フィルム層の厚みは、前記弾性体の厚みの1/20以下である請求項8に記載の医用音響カプラ。
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