JP6359258B2 - 屋上配管取出箱 - Google Patents

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Description

本発明は、マンション、ビルなどにおいて、建屋内の配管、配線を屋上に取り出すために用いる屋上配管取出箱に係り、より詳しくは、軽量化を図ることが可能であるとともに設置作業が容易である屋上配管取出箱に関する。
一般的にマンション、ビルなどの2階建以上の建物では、建屋内における各種の配管や配線を屋上に取り出すことが行われているが、このとき、多数の配管、配線をまとめて取り出すための、通称「鳩小屋」と呼ばれている配管取り出し用の屋上配管取出箱が用いられている。
即ち、例えば、エアコン等の空調装置をマンション、ビル等で設置する場合には、建屋内に空調装置の室内機を設置し、室外機は屋上に設置し、室内機と室外機を2本ずつの配管で連結するが、そのためには屋上スラブに配管の取出口を設ける必要があるとともに、その際には、取出口の防水を行う必要がある。
そしてこのとき、一般的にマンション、ビル等では、空調装置が多数個設置されているとともに、その他、排気ダクトの出口や、電気配線等も屋上に出す場合があり、そのような場合には、それぞれの配管、配線ごとに屋上スラブに取出口を設けてそれぞれの取出口に防水措置を施すことは非現実的である。
そのために従来から、「鳩小屋」と呼ばれる屋上配管取出箱を用いて、この鳩小屋を介して多数の配管、配線をまとめて屋上に取り出していた。
ここで、従来の取出箱を図5を参照して説明すると、図5は従来の屋上配管取出箱の構造を示す一部断面図であり、図において31が従来の屋上配管取出箱である。
そして、従来の屋上配管取出箱31は、中空で上部を開放とした箱状の下部ユニット32を有しており、この下部ユニット32の底部には配管を屋上配管取出箱31内に受け入れるための受入孔33が形成されている。
また、前記下部ユニット32の上部には、天井部及び底部を開放した箱状の上部ユニット34が載置されており、この上部ユニット34の側壁には、屋上配管取出箱31内に受け入れた配管等を屋上配管取出箱31から取り出すための取出孔35が形成されており、更に、前記上部ユニット34の上部は、蓋36で閉鎖されている。
そして、このように構成される従来の屋上配管取出箱31は、屋上スラブ37に形成された取出口38を閉鎖する配置で屋上スラブ37上に設置され、屋上スラブ37に形成した取出口38を介して引き出した各種の配管、配線39を受入孔33より屋上配管取出箱31内に受け入れ、その後に、受入孔33より屋上配管取出箱31内に受け入れた各種の配管、配線等39を、上部ユニット34の側壁に形成した取出孔35のいずれかから、屋上配管取出箱31の外に取り出し、室外機、分電盤、受水槽等の、受け入れた配管、配線が連結される装置に連結する。
従って、この屋上配管取出箱31を用いることで、屋上スラブに設けた取出口38の防水を行う必要が無くなるとともに、多数本の配管、配線をまとめて管理することが可能であり、屋上に多数本の配管、配線等が這ってしまうことを防止することも可能である。
特開平8−135851号公報 特開平7−155083号公報 特開平7−166686号公報 特開平7−207900号公報 特開平6−57934号公報 実開平6−20974号公報 実開平5−32585号公報 実開平5−52474号公報 実開平5−69233号公報
しかしながら、前述の従来の屋上配管取出箱は、躯体全体がコンクリートにより構成されており、そのために、価格が高くなってしまうとともに、重量物であるために屋上スラブ上の設置位置に制限が生じ、更に設置作業が大変であるという問題点が指摘されていた。
また、昨今になり、屋上配管取出箱をユニット化し、予め製造しておいた屋上配管取出箱をマンション、ビル等の屋上まで吊り上げ、その後に、この吊り上げた屋上配管取出箱を屋上スラブに固定する施工方法が主流になりつつあるが、かかる場合には、重量のある屋上配管取出箱を吊り上げることは危険が伴うという問題点も指摘されている。
また、前述の従来の屋上配管取出箱では、屋上配管取出箱に受け入れた配管、配線を取り出すための孔が上部ユニットの側壁に形成されていたために、雨等が屋上配管取出箱に浸入することを防止するための防水措置を行う必要があった。
そこで、本発明は、軽量化を図ることで設置作業を容易にするとともに、容易に防水を行うことが可能な屋上配管取出箱を提供することを課題としている。
本発明の屋上配管取出箱は、
上部及び底部を開口とし、上部開口をベース側貫通路とし、底部開口を受入孔とするとともに、前記上部開口から内周側に向けて連設される載置棚部を有する箱状のベースと、
鉛直方向に配置された複数の側壁から構成され、上部を開口とし、底部は底板で閉鎖するとともに、前記底板に前記ベースのベース側貫通路に連続するアッパー側貫通路が形成され、ベースの前記載置棚部の上方に配置されるとともに前記載置棚部に固定される箱状のアッパーと、
該アッパーの上部開口を閉鎖した蓋部材と、を具備し、
前記アッパーの底板は、
前記ベースよりも広い面積を有することで前記ベースの上部の周囲に張り出した鍔部を有し、該鍔部には1又は複数個の取出孔が形成されるとともに、該取出孔は取外し自在としたキャップによって閉鎖され、
前記アッパーの側壁の下端部全域を前記底板の下方部分まで鉛直方向に同一寸法で延長することで、前記底板の周囲に雨返しを形成し、前記取出孔を介してアッパー内に雨が入り込むことを防止し、
前記ベース、アッパー、及び蓋部材は鋼板で構成した、ことを特徴としている。
本発明の屋上配管取出箱では、ベース側貫通路が上部に形成されるとともに底部には受入孔が備えられた箱状のベースと、このベースの上方に配置した、上部を開放して開口にするとともに、ベースのベース側貫通路に連続するアッパー側貫通路を底板に有する箱状のアッパーと、アッパーの上部開口を閉鎖した蓋部で構成されており、ベース、アッパー、及び蓋部は鋼板で構成している。そのために、コンクリートによって躯体全体を構成している従来の配管取出箱と異なり、全体の軽量化を図ることができ、それにより、屋上スラブ上の設置位置に制限が生じることも無く、更に設置作業も容易である。
また、本発明の屋上配管取出箱では、アッパーの底板をベースよりも広い面積としており、これによりアッパーの底板は、ベースの上部の周囲に張り出した鍔部を有するとともに、この鍔部に、1又は複数個の取出孔を形成し、これにより配管、配線を底板から下方に向けて取り出すこととしており、更にこの取出孔は、取外し自在にしたキャップによって閉鎖している。そのため、側壁に配管、配線の取出口が形成された従来の屋上配管取出箱と異なり、雨等が取出孔を介して直接浸入してくることを防止できるために、容易に防水措置を採ることが可能である。
本発明の屋上配管取出箱の実施例の斜視図である。 本発明の屋上配管取出箱の実施例を底面側から示した斜視図である。 本発明の屋上配管取出箱の実施例の分解斜視図である。 本発明の屋上配管取出箱の実施例におけるアッパーを底面側から示した斜視図である。 従来の屋上配管取出箱を説明するための図である。
本発明の屋上配管取出箱では、ベースと、このベースの上に配置されたアッパーと、このアッパーの上部に配置された蓋部材で構成されており、このベース、アッパー、及び蓋部は、鋼板で構成している。
そして、ベースは、箱状としており、上部及び底部を開口とし、上部開口はベース側貫通路とし、底部開口は受入孔としている。
また、このベースの上部に配置されたアッパーは、上部は開口として、底部は底板で閉鎖された箱状としており、底板には、ベースのベース側貫通路に連続するアッパー側貫通路が形成され、上部開口は、蓋部材で閉鎖されている。
更に、アッパーの底板は、ベースよりも広い面積としており、これにより、底板は、ベースの上部の周囲に張り出した鍔部を有している。
そして、アッパーの底板に形成した鍔部には、1又は複数個の取出孔が形成されており、この取出孔は、取外し自在としたキャップによって閉鎖されている。
ここで、前記キャップは、取出孔の外周に沿うようにして鍔部を半抜きすることで形成すると良く、これにより、取出孔を取り外し自在に閉鎖することが可能である。
そして、半抜きする場合には、鍔部を、取出孔の外周に沿うようにして2〜3か所を残して切断するとよく、これにより、取出孔の外周に沿うようにして鍔部を半抜きし、この半抜きした鍔部によって、取外し自在のキャップを構成することが可能である。
また、前記鋼板は、鋼板であればいずれでも良いが、高耐食性溶融めっき鋼板を用いると良く、これにより、軽量かつ腐食しにくい躯体を得ることが可能である。
本発明の屋上配管取出箱の実施例について図面を参照して説明すると、図1は本実施例の屋上配管取出箱を上面側から示した斜視図であり、また、図2は、本実施例の屋上配管取出箱を下面側から示した斜視図、図3は本実施例の屋上配管取出箱の分解斜視図であり、図において1が本実施例の屋上配管取出箱である。
そして、本実施例の屋上配管取出箱1では、屋上スラブに形成した取出孔を閉鎖する配置で屋上スラブに固定されるベースを有しており、このベースの上にはアッパーが配置され、更にアッパーの上部は蓋部材で閉鎖されている。
ここでまず、前記ベースについて説明すると、図において2がベースであり、本実施例における前記ベース2は箱状としており、上部及び底部を開口としている。また、本実施例において前記ベース2は、正面視野における左右側に向いた幅寸法は約800mmとしており、前後寸法は約600mmとし、更に高さ寸法は約450mmとしている。
そして、前記底部開口は、屋上スラブに形成した取出口を介して屋上に引き出した各種の配管、配線をベース2内に受け入れるための受入孔3としている。
一方、前記上部開口は、ベース2内に受け入れた各種の配管、配線をベース2から上部に出すためのベース側貫通路4としている。
なお、図において201は前記ベース2を屋上スラブに取り付けるための取付ベースであり、本実施例において前記取付ベース201は、平板状としており、前記ベース2の下端部の周囲に外周側に向けて連設している。そして本実施例においては、前記ベース2の下端部を外周側に折り曲げることで、前記取付ベース201を形成している。
また、前記ベース2の上端部全域には、内周側に向けて載置棚部202がわずかに連設されており、この載置棚部202上に前記アッパーが載置されることとしている。
次に、前記アッパーについて説明すると、図において5がアッパーであり、また図4は前記アッパー5を下側から示した斜視図である。そして、本実施例における前記アッパー5は、前記ベース2と同様に箱状としており、上部は開口とし、この上部開口は蓋部材11で閉鎖されている。
一方、前記アッパー5の底部は底板6で閉鎖されており、この底板6は、前後寸法は前記ペース2の前後寸法とほぼ同程度としているが、左右寸法は前記ベース2の左右寸法よりも多くしている。具体的には、前記底板6の左右側に向いた幅寸法は、約1,200mmとしている。そしてこれにより、前記底板6は、前記ベース2の上部の載置棚部202上に載置される部分と、前記ベース2の上部の左右側に張り出した鍔部7を備えた構成となっている。
そして、前記底板6において、前記ベース2の上部に備えたベース側貫通路4に対向する部分には開口が形成され、この開口部分を、前記ベース側貫通路4に連続するアッパー側貫通路8としている。そしてこれにより、前記ベース側貫通路4を介してベース2の上部に出された各種の配管、配線は、アッパー側貫通路6を介してアッパー5内に受け入れられることとしている。
一方、前記鍔部7にはそれぞれ、複数個の取出孔が形成されている。即ち、図において9が取出孔であり、本実施例においてこの取出孔9は、丸状としており、前記鍔部7のそれぞれに3個ずつ形成しており、前記アッパー側貫通路8を介してアッパー5内に受け入れた各種の配管、配線を、アッパー5から外に出すために用いられる。
即ち、本実施例の配管取出箱1では、アッパー5の鍔部7に取出孔9を形成して、アッパー5の下側に向けて配管、配線等を取り出すこととしている。従って、各種の配管、配線を取り出すための取出孔を側壁に形成している従来の配管取出箱と異なり、取出孔を介して雨等が直接配管取出箱の内部に浸入してくることを防止できるため、防水措置が容易である。
次に、図において10は、前記取出孔9を取り外し自在に閉鎖しているキャップである。即ち、本実施例において前記取出孔9はキャップ10により閉鎖されており、このキャップ10は、前記底板6を半抜き状態にすることで形成されており、これによって前記キャップ10は、取外し自在としている。
この関係を説明すると、本実施例においては、前記底板6の鍔部7において、取出口9を形成する部分の外周に沿って、底板6を刃物等で上下に貫通して切断しているとともに、その際に、対向する2点部分のみを残して切断している。そしてこれにより、通常は取出孔9がキャップ10により閉鎖されているが、キャップ10を、例えばペンチ等で軽くたたくことで、キャップ10を外すことを可能にしている。即ち、本実施例において前記キャップ10は、前記底板6における鍔部7を半抜きすることで形成し、これによって、取外し自在としている。
従って、本実施例においては、使用していない取出孔9については防水措置を行う必要が無いとともに、使用するときはキャップ10をペンチ等で軽くたたいてキャップ10を外すのみで良いので、これによっても防水のための措置が良いである。
なお、図2及び図4において12は雨返しである。即ち、本実施例において前記アッパー5は、側壁の下端部全域を、前記底板6の下方部分まで延長することで、前記底板6の周囲に雨返し12を形成している。そしてこれにより、取出孔9を介してアッパー5内に雨等が入り込むことを防止し、防水措置をサポートしている。
次に、このように構成される本実施例の配管取出箱1の素材について説明すると、本実施例においては、前記ベース2、取付ベース201、アッパー5、及び蓋部11のすべてを鋼板で構成している。より具体的には、本実施例において前記ベース2、取付ベース201、アッパー5、及び蓋部11は、高耐食性溶融めっき鋼板によって構成している。
従って、本実施例の配管取出箱1は、躯体全体をコンクリートにより構成している従来の配管取出箱と異なり、躯体全体の軽量化を図ることができ、そのために、屋上スラブ上の設置位置に制限が生じることも無く、更に設置作業も容易である。
なお、図2及び図3において13は、前記ベース2を組み付けるための取付金具である。即ち、本実施例において前記ベース2は、それぞれが下端部を外周側方向に曲げて取付ベース201を形成した平板状の鋼板を、全体で箱状になるように組み付けるとともに、4か所の角部分の内側に、長手方向に見た形状をL字状とした取付金具13を当接させ、その状態で取付金具13とベース2を構成する鋼板をビス、リベット等で連結して構成されている。但し、必ずしもこのようにしてベース2を構成する必要は無く、下端部を外周側方向に曲げて取付ベース201を形成した平板状の鋼板を接着、溶着によって箱状に組み付けても良い。
次に、このように構成される本実施例の配管取出箱1の使用方法について説明すると、本実施例の配管取出箱1を用いて各種の配管、配線の屋上へと取り出しを行う場合には、屋上に形成された取出口の上部にベース2の受入孔3が位置する配置で本実施例の配管取出箱1を屋上スラブ上に設置する。
そして、屋上に形成された取出口を介して屋上に引き出した各種の配管、配線を、受入孔3よりベース2内に受け入れるとともに、ベース2内に受け入れた各種の配管、配線等を、ベース側貫通路4及びアッパー側貫通路8を介してアッパー5内に受け入れる。そしてその後に、使用する取出孔9に取り付けられているキャップ10をペンチ等で軽くたたいて取り外した後に、アッパー5内に受け入れた各種の配管、配線等を、キャップ10を取りはずした取出孔9からアッパー5の外に取り出すとともに、その取り出した配管、配線等を、屋上に配置してある室外機、分電盤、受水槽等の装置まで伸ばして連結する。またこのとき、好ましくは、キャップ9を取りはずした取出孔9に、配管、配線等を貫通させる貫通孔が形成された樹脂製のシート材をはめ込み、このシート材に形成した貫通孔を貫通させる形態で、配管、配線等を取出孔9からアッパー5の外に取り出すと良く、これにより容易に防水措置を行うことが可能となる。
そうするとこれにより、多数本の配管、配線をまとめて管理することが可能であるとともに、屋上に多数本の配管、配線等が這ってしまうことを防止することも可能である。
そしてこのとき、本実施例の配管取出箱は、ベース、取付ベース、アッパー、蓋部材を高耐食性溶融めっき鋼板で構成しているために、躯体全体をコンクリートにより構成している従来の配管取出箱と異なり、躯体全体の軽量化を図ることができ、屋上スラブ上の設置位置に制限が生じることも無く、更に設置作業も容易である。
また、本実施例の屋上配管取出箱では、底板6における鍔部7に取出孔9を形成して、配管取出箱1の内部に受け入れた各種の配管、配線等を底板側から下方に向けて取り出すこととしており、更にそのとき、取出孔9は取外し自在としたキャップ10で閉鎖して使用しないときには取出孔9から雨等が浸入することを防止しているために、取出孔9を介して雨等が直接配管取出箱の内部に浸入してくることが無く、従って、防水措置が容易である。
なお、前述の説明では、前記底板6の左右寸法のみを前記ベース2の左右寸法よりも多くして、前後寸法は前記ペース2の前後寸法とほぼ同程度にすることで、底板6の鍔部7を、前記ベース2の上部の左右側に張り出した構成としたが、必ずしも左右側にのみ張り出す構成にする必要は無く、例えばその他、アッパー5の底板6を、左右寸法、及び前後寸法の双方の寸法をベースの左右寸法、前後寸法よりも多くして、鍔部7が、ベース2の上部の周囲全体に張り出す構成としても良い。
また、前述の説明では、ベース、アッパー、蓋部材を高耐食性溶融めっき鋼板で構成した場合を説明したが、軽量化のみを目的とする場合には、必ずしも高耐食性溶融めっき鋼板にする必要は無く、通常の鋼板でもよい。
本発明の配管取出箱では、軽量化を図ることが可能であるとともに防水措置が容易であるために、各種の配管、配線等を集中して受け入れるとともに必要箇所に向けて分配する配管取出箱の全般に適用可能である。
1 配管取出箱
2 ベース
201 取付ベース
202 載置棚部
3 受入孔
4 ベース側貫通路
5 アッパー
6 底板
7 鍔部
8 アッパー側貫通路
9 取出孔
10 キャップ
11 蓋部材
12 雨返し
13 取付金具

Claims (4)

  1. 上部及び底部を開口とし、上部開口をベース側貫通路(4)とし、底部開口を受入孔(3)とするとともに、前記上部開口から内周側に向けて連設される載置棚部(202)を有する箱状のベース(2)と、
    鉛直方向に配置された複数の側壁から構成され、上部を開口とし、底部は底板(6)で閉鎖するとともに、前記底板(6)に前記ベース(2)のベース側貫通路(4)に連続するアッパー側貫通路(8)が形成され、ベース(2)の前記載置棚部(202)の上方に配置されるとともに前記載置棚部(202)に固定される箱状のアッパー(5)と、
    該アッパー(5)の上部開口を閉鎖した蓋部材(11)と、を具備し、
    前記アッパー(5)の底板(6)は、
    前記ベース(2)よりも広い面積を有することで前記ベース(2)の上部の周囲に張り出した鍔部(7)を有し、該鍔部(7)には1又は複数個の取出孔(9)が形成されるとともに、該取出孔(9)は取外し自在としたキャップ(10)によって閉鎖され、
    前記アッパー(5)の側壁の下端部全域を前記底板(6)の下方部分まで鉛直方向に同一寸法で延長することで、前記底板(6)の周囲に雨返し(12)を形成し、前記取出孔(9)を介してアッパー(5)内に雨が入り込むことを防止し、
    前記ベース(2)、アッパー(5)、及び蓋部材(11)は鋼板で構成した、ことを特徴とする屋上配管取出箱。
  2. 前記キャップ(10)は、前記取出孔(9)の外周に沿うようにして前記鍔部(7)を半抜きすることで、前記取出孔(9)を取り外し自在に閉鎖したことを特徴とする請求項1に記載の屋上配管取出箱。
  3. 前記鍔部(7)を、前記取出孔(9)の外周に沿うようにして複数個所を残して切断することで、前記取出孔(9)の外周に沿うようにして前記鍔部(7)を半抜きしたことを特徴とする請求項2に記載の屋上配管取出箱。
  4. 前記鋼板は、高耐食性溶融めっき鋼板であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の屋上配管取出箱。
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