JP4890218B2 - 外壁の階間構造およびその施工方法 - Google Patents

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Description

本発明は外壁の階間構造およびその施工方法に関する。さらに詳しくは、施工が簡素化される外壁の階間構造およびその施工方法に関する。
従来より、住宅の断熱性能を向上させる観点から、住宅においては外壁と内壁との間に断熱材が充填されている。この断熱材のうち外壁パネルと内壁との間に充填されるものは、パネル化工法が適用された住宅にあっては、工場にて外壁パネルにセッティングがなされ施工の簡素化が図られている。
しかしながら、この断熱材の充填は、一階と二階との間などの階間部(胴差部)にあっては、現場にて施工がなされている。また、この施工は、概ね、次のようにしてなされている。
まず、胴差部に断熱材を充填し、ついで階間水切部材をセットして断熱材を覆い、しかる後、階間水切部材同士を接合部材により接合する、といった手順によりなされている。
そのため、施工が煩雑であるばかりでなく、工期の長期化および施工コストの増大も招来している。
本発明はかかる従来技術の課題に鑑みなされたものであって、階間部における施工現場での断熱材の充填を不要となし得る外壁の階間構造およびその施工方法を提供することを目的としている。
本発明の外壁の階間構造は、階間部の水切りをなす階間部材と、該階間部材の下部に配設される水切部材と、階間部の断熱をなす断熱材とを備えてなる外壁の階間構造であって、前記階間部材が、板を折り曲げ成形してなる分割体からなる本体と、板を折り曲げ成形してなるコーナー部材とを含み、前記水切部材が、板を折り曲げ成形してなる非開口用水切部材と、板を折り曲げ成形してなる開口用水切部材とを含み、前記断熱材が、繊維状断熱材とされて前記分割体裏面にセットされてなることを特徴とする。
本発明の外壁の階間構造においては、分割体が上階の外張断熱材の下端部を挟持する挟持機構を備えてなるのが好ましい。
また、本発明の外壁の階間構造においては、分割体が、階間部を貫通する配管の貫通をガイドするガイド部材を有してなるのが好ましい。
さらに、本発明の外壁の階間構造においては、ガイド部材の室外側端部に、内側シール部材および/または外側シール部材が配設されてなるのが好ましい。
さらに、本発明の外壁の階間構造においては、分割体が、換気フードを装着するための換気フード用開口と、前記換気フード用開口より上方に開口を有する室内側ダクトとを備えてなるのが好ましい。
さらに、本発明の外壁の階間構造においては、非開口用水切部材が、下階の外壁パネルの通気層上端に被るようにされた面を有し、当該面に通気孔が設けられてなるのが好ましい。
さらに、本発明の外壁の階間構造においては、開口用水切部材が、下階の外壁パネルの通気層上端に被るようにされた面から起立してなる起立面を有し、当該起立面に脱湿孔が設けられてなるのが好ましい。
さらに、本発明の外壁の階間構造においては、分割体の端部を重ね合わせて接合することにより本体が形成されてなるのが好ましい。
さらに、本発明の外壁の階間構造においては、分割体裏面の所定範囲に止水材が配設されてなるのが好ましい。
さらに、本発明の外壁の階間構造においては、コーナー部材裏面の所定範囲に止水材が配設されてなるのが好ましい。
一方、本発明の外壁の階間構造の施工方法は、階間部の水切りをなす階間部材と、該階間部材の下部に配設される水切部材と、階間部の断熱をなす断熱材とを備えてなる外壁の階間構造の施工方法であって、
外壁の一方の面の階間部に繊維状断熱材が裏面にセットされた本体の分割体を、端部の重ね合わせ方向を一定方向として順次重ね合わせながら階間部にセットするとともに、前記重ね合わせられた端部を接合する手順と、
前記一方の面と交わる他方の面の階間部に繊維状断熱材が裏面にセットされた本体の分割体を、端部の重ね合わせ方向を前記一定方向に合わせて順次重ね合わせながら階間部にセットするとともに、前記重ね合わせられた端部を接合する手順と、
前記一方の面の分割体端部にコーナー部材の一方の端部を重ね合わせて接合し、前記他方に面の分割体端部にコーナー部材の他方の端部を重ね合わせて接合する手順
とを含んでいることを特徴とする。
本発明の外壁の階間構造の施工方法においては、分割体が繊維状断熱材を受ける受け具を一端部の下部に有し、該受け具の中心を外壁のモジュール芯に一致させて分割体をセットするのが好ましい。
本発明によれば、階間部に階間部材の本体を構成している分割体を階間部にセットすると同時に階間部の断熱がなし得るという優れた効果が得られる。そのため、施工コストの低減が図られるとともに、工期も短縮されるという優れた効果も得られる。
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではない。
実施形態1
本発明の実施形態1に係る外壁の階間構造(以下、単に階間構造という)の要部を図1に斜視図で示す。
階間構造Kは、図1に示すように、階間部Mの水切りをなす階間部材10と、階間部材10の下部に配設される水切部材20と、繊維状断熱材30とを主要構成要素として備えるとともに、繊維状断熱材30が予め階間部材10の裏面(室内に面する面、室内側面)に配設されてなるものとされる。
以下、図2〜図10も参照しながら階間構造Kについて説明する。
階間部材10は、上階の外壁パネルP(PU)と下階の外壁パネルP(PS)との間の階間部Mに配設される本体11と、階間部Mのコーナー部に配設されるコーナー部材18とを含むものとされる。なお、図4中の符号Cはモジュール芯を示し、Dは外張断熱材を示し、Eは外壁面材を示し、Fは通気胴縁を示し、Gは2次止水ガスケットを示す。
本体11は複数に分割され、つまり分割体(本体分割体)12とされ、各分割体12の端部を、その重ね合わせ方向を一定方向、例えば反時計回り方向として順次重ね合わせて接合することにより本体11が形成されるようにされている。これにより、従来用いられていた接合部材を不要とでき、部品点数の削減が図られる。なお、この本体分割体12,12相互の接合位置は、図示のごとく、竪目地部の2次止水ガスケットGに隣接する位置とされている。
本体分割体12は、具体的には、横長鋼板を縦方向に折り曲げ成形してなるものであって、下部に配される第1垂直面12aと、上部に配される第2垂直面12bと、両垂直面間に形成された傾斜面12cとからなるものとされ、その縦寸法(高さ)は、階間部Mの梁Bの上下フランジ間に繊維状断熱材30が充填できるように調整され、また第1垂直面12aと第2垂直面12bとの段差は、第1垂直面12aの下端部と下階の外張断熱材(ボード状断熱材)DS表面(室外側面)との間に水切部材20の上端部を挟み込んだ状態で、第2垂直面12bが上階の外張断熱材(ボード状断熱材)DU裏面(室内側面)に当接するよう調整されている。このため、傾斜面12cは、本体分割体12が取り付けられた状態で、上階の外張断熱材DUの下方に位置するようその位置が調整されている。
本体分割体12の第1垂直面12a表面(室外側面)の上端部には、2個のバネ材からなるクリップ13が、そのクリップ部13aが第2垂直面12bと協働して上階の外張断熱材DUの下端部をクリップするようにして適宜間隔を設けて取り付けられている。つまり、クリップ13と第2垂直面12bとにより挟持機構が構成される。
本体分割体12の裏面(室内側面)中央には、繊維状断熱材30を保持する帯状の断熱材保持材14が、裏面に沿わせて取り付けられている。断熱材保持材14の上端部は、梁Bの上フランジの下方に対応する位置から室内側に向けて鉤状に起立させられて鉤状体14aとされ、下端部は、梁Bの下フランジの上方に対応する位置から室内側に向けて鉤状に起立させられて鉤状体14bとされている。また、各鉤状体14a,14bの先端は鉤爪14cとされている。
また、モジュール芯Cを横切って配設される本体分割体12の裏面の当該モジュール芯Cに対応する箇所の下部には、取り付けの際における目印および取り付け高さを確定する目印として機能するとともに、繊維状断熱材30を受けるL字状とされた受け具15が配設されている。
また、重ね合わせられた状態で上側(室外側)に位置する本体分割体12Uの側端部裏面およびに水切部材20と重ね合わされる箇所の裏面には、合成樹脂(例えばEPDM)からなる止水材が貼付され、本体分割体12,12の接合部Jの水密が図られている(図16参照)。
コーナー部材18は、本体分割体12と同様に、下部に配される第1垂直面と、上部に配される第2垂直面と、両垂直面間に形成された傾斜面とが形成された鋼板をL字状に折り曲げ成形してなるものとされ、階間部Mのコーナー部に位置する本体分割体12,12の端部を覆うようにして配設される(図17参照)。本体分割体12の端部を覆うコーナー部材18の端部裏面には、合成樹脂からなる止水材が貼付され、本体分割体12とコーナー部材18との接合部の水密が図られている。
水切部材20は、窓などの開口が形成されていない外壁パネルPSに対応する階間部Mに配設される非開口用水切部材22と、窓などの開口が形成されている外壁パネルPSに対応する階間部Mに配設される開口用水切部材26とを含むものとされる。図5に非開口用水切部材22を斜視図で示し、図6に開口用水切部材26を斜視図で示す。
非開口用水切部材22は、図5および図7〜図9に示すように、横長鋼板を縦方向に変形階段状に折り曲げ成形してなるものであって、下部に配される第1垂直面22aと、中間部に配される第2垂直面22bと、上部に配される第3垂直面22cと、第1垂直面22aと第2垂直面22bとの間に配される第1水平面22dと、第2垂直面22bと第3垂直面22cとの間に配される第2水平面22eとからなるものとされ、下階の外壁パネルPSの通気層に被さる第1水平面22dに適宜数の通気孔23が形成される。この非開口用水切部材22は、外壁パネルPの作製の際に、窓などの開口が設けられていない外壁パネルPの上端部にセットされる。
第3垂直面22cの高さは、第3垂直面22c上端が下階の外張断熱材DS上端から若干下方に位置させられた状態で、第3垂直面22c下端が本体分割体12下端から若干突出するよう調整されている。第3垂直面2cの上端を下階の外張断熱材DS上端から若干下方に位置させるのは、外壁パネルPの据付作業中における非開口用水切部材22の損傷を避けるとともに、据付け作業の安全性を確保するためである。
第2水平面22eの幅は、第2垂直面22bの通気胴縁Fに位置する箇所の裏面に合成樹脂からなる止水材24が貼付できる最小寸法に調整されている。最小寸法に調整するのは、通気孔23の総開口面積をできるだけ大きくして通気性能の向上を図るためである。
第2垂直面22bの高さは、第1水平面22c端部が外壁パネルP(PS)の通気胴縁F上端に載置されるよう調整されている。また、第2垂直面22bの通気胴縁Fに位置する箇所の裏面には、合成樹脂(例えばEPDM)からなる止水材24が貼付されて水密とされている。
第1水平面22dの幅は、第1垂直面22aの端部が外壁面材Eと通気胴縁Fとに挟み込まれるよう調整されている。
開口用水切部材26は、図6〜図10に示すように、横長鋼板を縦方向に変形階段状に折り曲げ成形してなるものであって、下部に配される第1垂直面26aと、中間部に配される第2垂直面26bと、上部に配される第3垂直面26cと、第1垂直面26aと第2垂直面26bとの間に配される第1水平面26dと、第2垂直面26bと第3垂直面26cとの間に配される第2水平面26eとからなるものとされ、下階の外壁パネルPSの通気層に被さる第1水平面26dから起立された第2垂直面26dに適宜数の脱湿孔27が形成される。
脱湿孔27は、図10に示すように、第2垂直面26bの中間部上部を部分的に室内側に向けて切り折りしてなるものとされているので、図11に示すように、下階の外壁パネルPSの通気層の通気は阻害されることなく、その一方上階の通気層から落下してくる水滴は第1水平面26dをつたってパネル間目地に導かれる。そのため、所定の通気性能を確保しながら、水滴が窓上に回るのが防止される。
この開口用水切部材26は、外壁パネルPの作製の際に、窓などの開口が設けられている外壁パネルPの上端部にセットされる。なお、開口用水切部材26のその余の構成は、非開口用水切部材22と同様とされている。
繊維状断熱材30は、例えばグラスウールとされ、本体分割体12の作製後に断熱材保持材14を利用して工場にて本体分割体12にセットされる。
次に、図12〜図19を参照しながら、かかる構成とされた階間構造Kの施工について説明する。
手順1:繊維状断熱材30がセットされた左側本体分割体12Lを階間部Mにセットする。つまり、クリップ13で上階の外張断熱材DUの下端部をクリップする(図12参照)とともに、下端部を下階の水切部材(図示例では、非開口用水切部材22とされている。)20に当接させた状態で適宜箇所をビス留めする。このセットは、断熱材30が繊維状とされているので、階間部Mに多少の凹凸、例えば梁Bにおけるボルト・ナット留め部などが存在しても容易になし得る。なお、受け具15が設けられている場合、受け具15中心をモジュール芯Cに合わせてセットする。
手順2:繊維状断熱材30がセットされた右側本体分割体12Rをその左端部を左側本体分割体12Lの右端部に右側本体分割体12Rの左側本体分割体12Lと重ね合わせられた箇所をビス留めして右側本体分割体12Rと左側本体分割体12Lとを接合する(図14参照)とともに、下端部を下階の水切部材(図示例では、開口用水切部材26とされている。)20に当接させた状態で適宜箇所をビス留めする(図15参照)。つまり、反時計回りで本体分割体12の接合を行う。
なお、図16に示すように、右側本体分割体12Rの左側本体分割体12Lと重ね合わせられる箇所の裏面および水切部材20と当接させられる箇所裏面、ならびに左側本体分割体12Lの水切部材20と当接させられる箇所裏面には、図中に斜線で示すように合成樹脂からなる止水材が貼付されている。
手順3:コーナー部にコーナー部材18をセットする。つまり、一方の面(図示例では、南面とされている。)の右側本体分割体12Rの右端部にコーナー部材18の一端部を重ね合わせる一方、他方の面(図示例では、東面とされている。)の左側本体分割体12Lの左端部にコーナー部材18の他端部を重ね合わせ、重ね合わされている箇所をビス留めして接合する(図17参照)。これにより、階間部材10が形成される。
なお、図18に示すように、コーナー部材18の右側本体分割体12Rの右端部と重ね合わせられる箇所の裏面および左側本体分割体12Lの左端部と重ね合わせられる箇所裏面には、図中に斜線で示すように合成樹脂からなる止水材が貼付されている。
手順4:階間部材10の外側に化粧胴差40をセットする。このセットは、従来と同様にしてなされる(図19参照)。なお、図中の符号41は、シーリング受金物を示す。
これにより、階間構造Kの施工が完了する。
このように、この実施形態1によれば、階間部材10、より具他的には、本体分割体12に予め繊維状断熱材30がセットされているので、階間部材10の取り付け完了と同時に階間部Mに断熱材の充填がなし得る。そのため、施工の簡素化および工期の短縮が図られ、コスト低減も図られる。また、右側本体分割体12Rと左側本体分割体12Lとを重ね合わせ、その重ね合わされた箇所をビス留めして接合しているので、個別の接合部材を不要とでき、一層のコスト低減が図られる。
実施形態2
本発明の実施形態2に係る階間構造を図20および図21に示す。
実施形態2は実施形態1を改変してなるものであって、階間部MにバルコニーからのドレンパイプQを貫通させるための貫通部を設けるようにした階間構造K1とされる。なお、実施形態2のその余の構成は実施形態1と同様とされている。
以下、実施形態2の実施形態1と異なる点を中心に説明する。
本体分割体12は、図20に示すように、ドレンパイプQの貫通をガイドするガイドパイプ(ガイド部材)16が装着されてなるものとされる。
ガイドパイプ16は、明瞭には図示はされていないが、室内側端部がラッパ状とされてドレンパイプQの挿通が容易になし得るようにされている。また、ガイドパイプ16の室外側端部の内側にはドレンパイプQのシールをなすとともに、化粧胴差40のドレンパイプQの貫通部をシールするシール剤42のバックアップをなす内側シール部材16aが装着され、外側には化粧胴差40のドレンパイプQの貫通部をシールするシール剤のバックアップをなす外側シール部材16bが装着される。なお、内側シール部材16aおよび外側シール部材16bは、施工現場において装着されてもよいが、工場にて予め装着されるのが好ましい。
このように、実施形態2によれば、本体分割体12にガイドパイプ16を設けてドレンパイプQを貫通させるようにしているので、本体分割体12の基本的形態を変更することなく、ドレンパイプQなどの貫通がなし得る。そのため、部品点数の無用の増大が回避される。
実施形態3
本発明の実施形態3に係る階間構造を図22および図23に示す。
実施形態3は実施形態1を改変してなるものであって、階間部Mに換気フード50を配設してなる階間構造K2とされる。なお、実施形態3のその余の構成は実施形態1と同様とされている。
以下、実施形態3の実施形態1と異なる点を中心に説明する。
本体分割体12は、図22に示すように、防火ダンパー52を基端に有する換気フード本体51、および換気フード用開口の上方とされた梁Bの上フランジ下方に開口54aを有する室内側ダクト54が装着されてなるものとされる。
本体分割体12に設けられる換気フード用開口は、防火ダンパー52の開閉に支障のないよう調整されている。
室内側ダクト54は、断面が長方形とされた変形L字状とされ、その底面54bは室内側に向けた上り勾配とされて底面54bが梁Bの下フランジと干渉するのが防止されている。また、室内側への張り出しは、防火ダンパー52の開閉に支障のないよう調整されている。
このように、実施形態3によれば、本体分割体12に換気フード本体51を装着するようにしているので、本体分割体12の基本的形態を変更することなく換気フード50を設けることができる。そのため、部品点数の無用の増大が回避される。
また、室内側ダクト54の開口54aを換気フード用開口の上方とされた梁Bの上フランジ下方に設けているので、換気フード50から吹き込まれた水滴が室内に進入するのが抑制される。
本発明は、外壁の階間部に適用できる。
本発明の実施形態1に係る外壁の階間構造の要部斜視図である。 同階間構造の非開口部の縦方向断面図である。 同階間構造の開口部の縦方向断面図である。 外壁構造のモジュール芯回りの水平断面図である。 本発明の実施形態1に係る外壁の階間構造の非開口用水切部材の斜視図である。 同階間構造の開口用水切部材の斜視図である。 図5のA−A線断面図である。 図5および図6のB−B線断面図である。 図5および図6のC−C線断面図である。 図6のD−D線断面図である。 脱湿孔の機能説明図である。 本発明の実施形態1に係る階間構造の施工手順を示す説明図であって、左側本体分割体を階間部にセットした状態を示す。 本発明の実施形態1に係る階間構造の施工手順を示す説明図であって、左側本体分割体に重ね合わせて右側本体分割体を階間部にセットした状態を示す。 本発明の実施形態1に係る階間構造の施工手順を示す説明図であって、左側本体分割体と右側本体分割体との重ね合わせ部をビス留めしている状態を示す。 本発明の実施形態1に係る階間構造の施工手順を示す説明図であって、右側本体分割体の下端部をビス留めしている状態を示す。 本発明の実施形態1に係る階間構造の右側本体分割体および左側本体分割体における止水材の貼付箇所を示す概略図である。 本発明の実施形態1に係る階間構造の施工手順を示す説明図であって、コーナー部材をセットしている状態を示す。 本発明の実施形態1に係る階間構造のコーナー部材における止水材の貼付箇所を示す概略図である。 本発明の実施形態1に係る階間構造の施工手順を示す説明図であって、化粧胴差をセットしている状態を示す。 本発明の実施形態2に係る階間構造の縦方向断面図である。 図20のA−A線断面図である。 本発明の実施形態3に係る階間構造の縦方向断面図である。 図22のB−B線断面図である。
符号の説明
10 階間部材
11 本体
12 本体分割体
13 クリップ
14 断熱材保持材
15 受け具
16 ガイドパイプ
18 コーナー部材
20 水切部材
22 非開口用水切部材
23 通気孔
26 開口用水切部材
27 脱湿孔
30 繊維状断熱材
40 化粧胴差
50 換気フード
51 換気フード本体
52 防火ダンパー
54 室内側ダクト
K 階間構造
M 階間部
P 外壁パネル
D 外張断熱材
C モジュール芯
J 本体分割体接合部

Claims (12)

  1. 階間部の水切りをなす階間部材と、該階間部材の下部に配設される水切部材と、階間部の断熱をなす断熱材とを備えてなる外壁の階間構造であって、
    前記階間部材が、板を折り曲げ成形してなる分割体からなる本体と、板を折り曲げ成形してなるコーナー部材とを含み、
    前記水切部材が、板を折り曲げ成形してなる非開口用水切部材と、板を折り曲げ成形してなる開口用水切部材とを含み、
    前記断熱材が、繊維状断熱材とされて前記分割体裏面にセットされてなる
    ことを特徴とする外壁の階間構造。
  2. 分割体が上階の外張断熱材の下端部を挟持する挟持機構を備えてなることを特徴する請求項1記載の外壁の階間構造。
  3. 分割体が、階間部を貫通する配管の貫通をガイドするガイド部材を有してなることを特徴する請求項1記載の外壁の階間構造。
  4. ガイド部材の室外側端部に、内側シール部材および/または外側シール部材が配設されてなることを特徴する請求項3記載の外壁の階間構造。
  5. 分割体が、換気フードを装着するための換気フード用開口と、前記換気フード用開口の上方に開口を有する室内側ダクトとを備えてなることを特徴する請求項1記載の外壁の階間構造。
  6. 非開口用水切部材が、下階の外壁パネルの通気層上端に被るようにされた面を有し、当該面に通気孔が設けられてなることを特徴とする請求項1記載の外壁の階間構造。
  7. 開口用水切部材が、下階の外壁パネルの通気層上端に被るようにされた面から起立してなる起立面を有し、当該起立面に脱湿孔が設けられてなることを特徴とする請求項1記載の外壁の階間構造。
  8. 分割体の端部を重ね合わせて接合することにより本体が形成されてなることを特徴とする請求項1記載の外壁の階間構造。
  9. 分割体裏面の所定範囲に止水材が配設されてなることを特徴とする請求項1記載の外壁の階間構造。
  10. コーナー部材裏面の所定範囲に止水材が配設されてなることを特徴とする請求項1記載の外壁の階間構造。
  11. 階間部の水切りをなす階間部材と、該階間部材の下部に配設される水切部材と、階間部の断熱をなす断熱材とを備えてなる外壁の階間構造の施工方法であって、
    外壁の一方の面の階間部に繊維状断熱材が裏面にセットされた本体の分割体を、端部の重ね合わせ方向を一定方向として順次重ね合わせながら階間部にセットするとともに、前記重ね合わせられた端部を接合する手順と、
    前記一方の面と交わる他方の面の階間部に繊維状断熱材が裏面にセットされた本体の分割体を、端部の重ね合わせ方向を前記一定方向に合わせて順次重ね合わせながら階間部にセットするとともに、前記重ね合わせられた端部を接合する手順と、
    前記一方の面の分割体端部にコーナー部材の一方の端部を重ね合わせて接合し、前記他方に面の分割体端部にコーナー部材の他方の端部を重ね合わせて接合する手順
    とを含んでいることを特徴とする外壁の階間構造の施工方法。
  12. 分割体が繊維状断熱材を受ける受け具を一端部の下部に有し、該受け具の中心を外壁のモジュール芯に一致させて分割体をセットすることを特徴とする請求項11記載の外壁の階間構造の施工方法。
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