JP6358991B2 - 発電機 - Google Patents

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Description

本発明は、発電機に関する。
発電機を用いた技術として、例えば、特開2002−10573号公報(特許文献1)が挙げられる。特許文献1には、その従来技術として、主軸と、この主軸の他端に固定され、かつ外周8極に着磁された磁性体と、この磁性体の外周部に設けられた櫛状の電極群と、この電極群の下方に設けられたコイルとを備える発電装置が開示されており、この発電装置はコギングを生じるという課題が開示されている。この課題を解決する手段として、特許文献1には、図6に示すように、外周8極に着磁された磁石101と、磁性体102と、磁石101と磁性体102との間に配置され、かつ8個の電線巻回部からなるコイル103とを備え、磁石101とコイル103との相対移動が行われても磁石101と磁性体102との距離が一定となるように構成されている発電装置100が開示されている。
特開2002−10573号公報
しかしながら、図6に示す上記特許文献1の発電装置100は、従来技術に開示された発電装置に比べて起動トルクを低減できるものの、出力電圧が小さいという問題があることを本発明者は初めて明らかにした。
本発明は、低い起動トルクを維持しつつ、起電力を向上する発電機を提供することを課題とする。
図6に示す上記特許文献1の発電装置100の出力電圧が小さいという問題は、コイル103を構成する8個の電線巻回部のそれぞれが、略三角形状の空芯コイルであり、その形状を維持するためには、ターン数が少なくなることに起因していることを、本発明者は鋭意研究の結果、見出した。そこで、低い起動トルクを維持しつつ、起電力を向上するために、コイルのターン数を増加させることに着目し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明の発電機は、筐体と、シャフトと、マグネットと、4個の空芯コイルとを備えている。シャフトは、筐体に回転自在に支持されている。マグネットは、筐体内に収容され、シャフトに支持され、シャフトの回転軸線を中心に回転し、回転方向に着磁されている。4個の空芯コイルは、筐体内に収容され、筐体に固定され、マグネットと対向するように配置され、シャフトの回転軸線を中心に配置されている。
本発明の発電機によれば、4個の空芯コイルを備えているので、それぞれの空芯コイルを回転軸線近くまで配置することができる。これにより、空芯コイルのそれぞれのターン数を増加することができるので、起電力を向上することができる。また、マグネットと4個の空芯コイルとが対向して配置されているので、低い起動トルクを維持できる。したがって、本発明の発電機は、低い起動トルクを維持しつつ、起電力を向上できる。
本発明の発電機において好ましくは、空芯コイルの空芯に配置され、ヨークで形成された球体をさらに備えている。これにより、磁力を有効に利用できるので、起電力をより向上できる。
本発明の発電機において好ましくは、マグネットの背面に固定された第1のヨーク材と、空芯コイルの背面に固定された第2のヨーク材とをさらに備え、第1のヨーク材と第2のヨーク材との間に、マグネット及び空芯コイルが位置している。
これにより、第1のヨーク材と第2のヨーク材とでマグネット及び空芯コイルを挟み込む配置を実現できる。このため、磁気閉回路を形成できるので、起電力をより向上できる。
本発明の発電機において好ましくは、第1のヨーク材は、シャフトに接触固定されている。これにより、磁気閉回路を容易に形成できる。
本発明の発電機において好ましくは、マグネットは、シャフトに片持ち支持されている。これにより、筐体内においてシャフトの自由端側のスペースを広くできる。
本発明の発電機によれば、低い起動トルクを維持しつつ、起電力を向上できる。
本発明の実施の形態1における発電機を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態1における発電機を構成するマグネットを概略的に示す平面図である。 本発明の実施の形態1における発電機を構成するシャフト、マグネット、コイル及び第2のヨーク材を概略的に示す平面図である。 本発明の実施の形態2における発電機を構成するシャフト、マグネット、コイル及び第2のヨーク材を概略的に示す平面図である。 図4におけるV−V線に沿った断面図である。 特許文献1に開示の発電装置の平面図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照符号を付しその説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
図1〜図3を参照して、本発明の一実施形態の発電機について説明する。発電機1は、筐体11と、シャフト12と、軸受13と、第1のヨーク材14と、マグネット15と、空芯コイル16と、第2のヨーク材17と、蓋部18と、プーリー19と、ナット20と、スペーサ21とを備えている。
筐体11は、第1の筒状部11aと、この第1の筒状部11aよりも外径及び内径の大きな第2の筒状部11bとを有しており、両端は解放されている。
この筐体11に回転自在にシャフト12が支持されている。シャフト12は、その延在方向に沿った回転軸線Oを中心に回転可能に設けられている。シャフト12は、筐体11の第1の筒状部11a内全体を延在し、第1の筒状部11aの上方及び第2の筒状部11b内まで延出している。シャフト12は、例えばネジ付シャフトである。
筐体11にシャフト12を回転自在に支持するために、軸受13が設けられている。軸受13は、筐体11の第1の筒状部11aにおける延在方向の両端部に設けられている。本実施の形態では、軸受13は、オイレスメタルである。
シャフト12に接触固定されるように、第1のヨーク材14が設けられている。第1のヨーク材14は、筐体11の第2の筒状部11b内に収容されている。第1のヨーク材14は、リング状であり、シャフト12の自由端側の端部に加締め固定されている。
この第1のヨーク材14には、マグネット15が固定されている。マグネット15は、第1のヨーク材14におけるシャフト12の自由端側(図1において下側)の面に設けられており、シャフト12からは離隔されている。マグネット15は、シャフト12の回転軸線Oを中心に回転する。マグネット15は、筐体11の第2の筒状部11b内に収容されている。マグネット15は、リング状である。
本実施の形態のマグネット15は、シャフト12に片持ち支持されている。つまり、マグネット15は、シャフト12の自由端に支持されている。具体的には、筐体11の第1の筒状部11a内の両端部に軸受13を介して回転支持されたシャフト12において、軸受13から第2の筒状部11bに延びる自由端に加締められた第1のヨーク材14に、マグネット15が固定されている。
マグネット(磁石)とは、永久磁石である。マグネット15の極数は特に限定されないが、本実施の形態のマグネット15は、図2に示すように、回転方向(周方向)に4極に着磁され、極性が交互に変わっている。マグネット15は、片面着磁であってもよく、両面着磁であってもよい。マグネット15の材料は特に限定されないが、高い磁力を示す観点から、Nd‐Fe‐B焼結磁石を用いることが好ましい。
このマグネット15に対向するように、4個の空芯コイル16が配置されている。換言すると、マグネット15のリング状の面と、空芯コイル16の略三角形状の面とが対向している。さらに換言すると、マグネット15と空芯コイル16とは、面対向している。マグネット15と空芯コイル16とは間隔を隔てて設けられ、マグネット15の回転の有無(マグネット15と空芯コイル16との相対的な位置変化)に関わらず、その間隔を一定に維持する。
4個の空芯コイル16は、筐体11の第2の筒状部11b内に収容され、かつ筐体11に固定されている。また、4個の空芯コイル16は、シャフト12には支持されていない。このため、4個の空芯コイル16は回転しない。
図3に示すように、4個の空芯コイル16は、シャフト12の回転軸線Oを中心に配置されている。本実施の形態では、4個の空芯コイル16のそれぞれは略同じ形状を有しており、回転軸線Oを中心に点対称に配置されている。
4個の空芯コイル16のそれぞれは、電線が略三角形に巻回されてなり、中空となる空芯16aを有している。図3の矢印に示すように、隣り合う空芯コイル16の巻回方向は異なっている。つまり、空芯コイルは交互に逆向きに結線して、一回転で4個の波形を取り出すことができる。
図1及び図3に示すように、マグネット15の外周縁は、空芯コイル16の外周縁よりも回転軸線O側に位置している。空芯コイル16の回転軸線O側の頂点は、マグネット15の内周縁よりも回転軸線O側またはマグネット15の内周縁と重なり合うように位置している。
この4個の空芯コイル16の背面(図1において下側)には、第2のヨーク材17が固定されている。第2のヨーク材17は、円板状またはリング状である。
第2のヨーク材17は、筐体11の第2の筒状部11bの解放端に取り付けられ、シャフト12には支持されていない。このため、第2のヨーク材17は回転しない。また、筐体11に固定された第2のヨーク材17に、4個の空芯コイル16が固定されているので、4個の空芯コイル16は筐体11に固定されている。
このように、第1のヨーク材14と第2のヨーク材17との間に、マグネット15及び空芯コイル16が位置している。なお、マグネット15の背面に第1のヨーク材14が固定され、空芯コイル16の背面に第2のヨーク材17が固定されているが、固定とは、直接(接触)固定と、他の部材を介する間接固定とを含む。
第1のヨーク材14及び第2のヨーク材17を形成するヨーク(継鉄)とは、マグネットが持つ吸着力を増幅する軟鉄であり、鉄を含んでいればよく、軟磁性材料を含む。
第1のヨーク材14、マグネット15、4個の空芯コイル16、及び第2のヨーク材17の回転軸線Oに直交する方向の表面の面積のそれぞれは、筐体11の第2の筒状部11bの回転軸線Oに直交する方向の内周縁で囲まれる面の面積の50%以上である。
筐体11の第2の筒状部11bを被覆するように、蓋部18が設けられている。筐体11の第2の筒状部11bの解放端には段差が形成されており、第2のヨーク材17を挟んで、第2の筒状部11bの段差と係合する段差を蓋部18は有している。
筐体11の第1の筒状部11aから延出したシャフト12には、プーリー19が設けられている。プーリー19は、シャフト12を挿通する貫通穴を有している。シャフト12とプーリー19とを固定するために、ナット20が設けられている。
また、プーリー19と軸受13との間、及び、第1のヨーク材14と軸受13との間には、スペーサ21が設けられている。
また、発電機1は、シャフト12を回転させる動力源として、シャフト12に接続されたプーリー19を駆動する駆動部材(図示せず)をさらに備えていてもよい。駆動部材として、例えば、自転車の車輪の回転運動をプーリー19に伝達する部材、風力によりプーリー19を回転させるための部材などが挙げられる。
なお、プーリー19の代わりに、プロペラ等をシャフト12に取り付けても良い。
続いて、図1〜図3を参照して、本実施の形態の発電機1の動作について説明する。
まず、駆動部材(図示せず)などを用いて、シャフト12を回転する。これにより、シャフト12に接触固定された第1のヨーク材14が回転し、この回転に伴ってマグネット15がシャフト12の回転軸線Oを中心に回転する。4個の空芯コイル16は筐体11に固定されているので、シャフト12の回転に伴って回転しないため、シャフト12の回転により、空芯コイル16とマグネット15との相対的な位置を変化させることができる。これにより、4個の空芯コイル16に電磁誘導が生じるので、空芯コイル16には起電力(誘導電流)が発生する。この起電力は、空芯コイル16に接続された配線(図示せず)を介して整流回路(図示せず)に伝達される。
本実施の形態の発電機では、マグネット15と4個の空芯コイル16とが互いに面対向しているので、マグネット15の回転によって4個の空芯コイル16に磁束の変化を発生させることができるので、低い起動トルクで起電力を発生することができる。それに加えて、シャフト12の回転軸線Oを中心に4個の空芯コイル16が配置されているので、4個の空芯コイル16を回転軸線O近くまで配置することができる。このため、空芯コイル16のそれぞれのターン数を増加できるので、起電力を向上することができる。したがって、本実施の形態の発電機1は、低い起動トルクを維持しつつ、起電力を向上できる。
また、本実施の形態の発電機1において、マグネット15は回転方向に4極に着磁されていることが好ましい。この場合、特許文献1に開示の図6に示す外周8極に着磁された磁石101に比べて、本実施の形態では着磁ピッチが広くなるので、磁力線を遠くまで飛ばすことができるため、起電力をさらに向上できる。
また、本実施の形態では、一回転4パルスの出力周波数になるので、整流回路の発熱、ロスなどを低減できる。
(実施の形態2)
図4及び図5を参照して、本発明の実施の形態2の発電機30について説明する。実施の形態2の発電機30は、基本的には実施の形態1の発電機1と同様の構成を備えているが、図4及び図5に示すように、空芯コイル16の空芯16a(中空部)に配置され、ヨークで形成された球体31をさらに備えている点において異なる。
本実施の形態では、球体31として、鋼球を用いている。図5に示すように、空芯16aの高さが球体31の外径よりも大きい場合には、空芯16aの高さ方向に沿って複数の球体31を配置してもよい。
本実施の形態の発電機30によれば、空芯コイル16の空芯16aに配置された球体31はヨークで形成されているので、ヨークにより起動トルクはやや高くなるものの、磁力を有効に利用できるので、起電力をより向上できる。
以上説明したように、実施の形態1の発電機1及び実施の形態2の発電機30は、低い起動トルクを維持しつつ、起電力を向上できるので、自転車の発電ランプ用発電機に好適に用いることができる。
以下、実施例を挙げて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[実施例1]
本実施例では、空芯コイルの数を4個にすることによる効果について調べた。
(本発明例1)
本発明例1の発電機は、図1〜図3に示す実施の形態1と同様とした。具体的には、第1のヨーク材14及び第2のヨーク材17として、電気亜鉛めっき鋼板(SECC)で形成されたリング状のものをそれぞれ用いた。第1のヨーク材14の内径は3.0mmで、外径は27.0mmであった。第2のヨーク材17の内径は3.0mmで、外径は31.5mmであった。マグネット15として、図2に示すように周方向に4極に着磁され、片面着磁されていたNd‐Fe‐B焼結磁石を用いた。マグネット15の内径は7.0mmであり、外径は25.0mmであった。この状態で4個の空芯コイル16を配置した結果、それぞれの空芯コイルのターン数は490ターンであり、4個の空芯コイルの合計のターン数は1960ターンであった。
(本発明例2)
本発明例2の発電機は、本発明例1の発電機と同様であったが、図4に示すように4個の空芯コイル16のそれぞれの空芯16aにヨークで形成された球体31を1個配置した点において異なっていた。球体31として鋼球を用いた。
(比較例1)
比較例1の発電機は、本発明例1の発電機において、マグネットの極数を8とし、空芯コイルを8個配置した点において異なっていた。空芯コイルの数を8個にしたので、それぞれの空芯コイルのターン数は206ターンであり、8個の空芯コイルの合計のターン数は1648ターンであった。
(比較例2)
比較例2の発電機は、比較例1の発電機と同様であったが、8個の空芯コイルの空芯のそれぞれに、本発明例2と同様の鋼球を1個配置した点において異なっていた。
(比較例3)
比較例3の発電機は、比較例1の発電機と同様であったが、8個の空芯コイルの空芯のそれぞれに、本発明例2と同様の鋼球を2個配置した点において異なっていた。
(評価方法)
本発明例1、2及び比較例1〜3の発電機について、起動トルク及び出力電圧を測定した。
具体的には、起動トルクについては、先ず、ナット20の一端に棒状の治具をバネ式トルクダイヤルのチャックで固定した。次に、発電機(ワーク)またはトルクダイヤルを回転させて、起動トルクを測定した。出力電圧については、先ず、ナット20の端部に棒状の治具を、モーター軸にカップリングを介して取り付けた。次に、発電機(ワーク)をチャックで固定してモーターを1000rpmで回転させて、出力電圧を空芯コイル16に接続したオシロスコープで測定した。その結果を下記の表1に記載する。
Figure 0006358991
(評価結果)
表1に示すように、4個の空芯コイルを配置した本発明例1は、鋼球を配置していないという同条件で8個の空芯コイルを配置した比較例1に比べて起動トルクの上昇はわずかであったにも関わらず、出力電圧を大幅に向上できた。同様に、4個の空芯コイルを配置した本発明例2は、1個の鋼球を配置したという同条件で8個の空芯コイルを配置した比較例2に比べて起動トルクの上昇はわずかであったにも関わらず、出力電圧を大幅に向上できた。コイルの空芯に鋼球を2個配置した比較例3は、比較例1及び比較例2に比べて出力電圧を向上できたが、鋼球を配置しなかった本発明例1及び鋼球が1個であった本発明例2よりも出力電圧が低く、起動トルクが非常に高かった。したがって、空芯コイルを4個にすることによって、低い起動トルクを維持しつつ、起電力を向上できることがわかった。
また、コイルの空芯に鋼球を配置した本発明例2は、鋼球を配置しなかった本発明例1に比べて、起動トルクは高くなるものの、出力電圧をさらに向上できることがわかった。また、本発明例2の発電機1の製造において、空芯コイルの空芯に鋼球を容易に配置できた。このため、要求される性能、用途などに応じて、起動トルクと出力電圧とのバランスにより、空芯に配置するヨークで形成された鋼球の数(0個を含む)を調整することが好ましいことがわかった。
[実施例2]
本実施例では、第1のヨーク材14と第2のヨーク材17との間にマグネット15及び空芯コイル16が位置していることによる効果について調べた。
(サンプル1)
サンプル1は、シャフト12と、このシャフト12に加締め固定された第1のヨーク材14と、第1のヨーク材14の背面に接触固定されたマグネット15とを備えていた。シャフト、第1のヨーク材14及びマグネット15は、本発明例1と同様であった。
(サンプル2)
サンプル2は、サンプル1においてシャフト12及び第1のヨーク材14を省略し、サンプル1のマグネット15単体とした。
(評価方法)
マグネットの背面にヨーク材を用いたサンプル1(ヨーク材にマグネットを吸着させた状態)と、ヨーク材を用いないサンプル2(マグネット単体)とについて、磁極面積の違いを測定した。具体的には、日本電磁測器(株)のマグネットアナライザーを用いてサンプル1及び2のマグネットの各磁極中央部の磁束密度を360度測定し、サンプル1及び2の磁極面積の相対比較値(磁束密度の1周分の積分値)を求めた。その結果を下記の表2に記載する。
Figure 0006358991
(評価結果)
表2に示すように、第1のヨーク材14を有するサンプル1は、第1のヨーク材14を有していなかったサンプル2に比べて、磁極面積が約9.5%増加していた。このため、第1のヨーク材14を配置することによって、出力電圧を向上できることがわかった。
ここで、本実施例では第1のヨーク材14を配置することで出力電圧を向上できることを確認したが、第2のヨーク材17をさらに配置することで出力電圧をさらに向上できることは容易に推定される。したがって、本実施例によれば、第1のヨーク材14と第2のヨーク材17との間にマグネット15及び空芯コイル16が位置している場合には、出力電圧をさらに向上できることがわかる。
今回開示された実施の形態及び実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,30 発電機、11 筐体、11a 第1の筒状部、11b 第2の筒状部、12 シャフト、13 軸受、14 第1のヨーク材、15 マグネット、16 空芯コイル、16a 空芯、17 第2のヨーク材、18 蓋部、19 プーリー、20 ナット、21 スペーサ、31 球体、O 回転軸線。

Claims (4)

  1. 筐体と、
    前記筐体に回転自在に支持されたシャフトと、
    前記筐体内に収容され、前記シャフトに支持され、前記シャフトの回転軸線を中心に回転し、回転方向に4極に着磁されたマグネットと、
    前記筐体内に収容され、前記筐体に固定され、前記マグネットと対向するように配置され、前記シャフトの回転軸線を中心に配置された4個の空芯コイルとを備え
    前記空芯コイルの空芯に配置され、ヨークで形成された球体をさらに備える、発電機。
  2. 前記マグネットの背面に固定された第1のヨーク材と、
    前記空芯コイルの背面に固定された第2のヨーク材とをさらに備え、
    前記第1のヨーク材と前記第2のヨーク材との間に、前記マグネット及び前記空芯コイルが位置している、請求項に記載の発電機。
  3. 前記第1のヨーク材は、前記シャフトに接触固定されている、請求項に記載の発電機。
  4. 前記マグネットは、前記シャフトに片持ち支持されている、請求項に記載の発電機。
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