JP2007037325A - モータ - Google Patents

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JP2007037325A JP2005218525A JP2005218525A JP2007037325A JP 2007037325 A JP2007037325 A JP 2007037325A JP 2005218525 A JP2005218525 A JP 2005218525A JP 2005218525 A JP2005218525 A JP 2005218525A JP 2007037325 A JP2007037325 A JP 2007037325A
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Shigeyuki Shimomura
重幸 下村
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】トルク及び起動特性を含むモータ特性を向上させる。
【解決手段】ロータマグネット8における回転軸9に直交する方向の径を、回転軸9における軸方向中央部近傍から両端側に向かうにつれて円錐状に小径になるように構成し、ステータコア5a,5bの内周面を、ロータマグネット8における円錐状に小径になる形状に応じた内周面形状に構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータに関するものであり、特に、トルク及び起動特性を含むモータ特性を向上させることが可能な小型のモータに関するものである。
モータに関連する従来技術として、例えば、次のような小型モータ及びこの小型モータの端子装置の接続方法が知られている。この従来技術は、ケーシングの内部に固定子が取り付けられ、該固定子の内方に回転子が配設されている。回転子の回転軸は、前記ケーシングに設けられた軸受部材に回転自在に支持されている。前記固定子には、ボビンに巻回された第1の環状励磁コイルと、他のボビンに巻回された第2の環状励磁コイルとが背中合わせに配置されて回転軸の軸方向に並設されている。一方、回転子は、回転軸と平行な方向に延びる磁極を円周方向に複数個配列してなる円筒型のロータマグネットを備えている。ロータマグネットは、円筒外周面にN極とS極を交互に配列するという多極着磁を均等に行ったものであり、極異方性等のフェライトマグネットが用いられている。
上記構成の小型モータにおいて、第1、第2の各励磁コイルに互いに位相のずれた電流を流すと、各励磁コイルは交互に励磁されて交互に磁力が発生する。そして、励磁された磁極によりロータマグネットが吸引されて回転子が所定のステップ角だけ回転運動する。該小型モータは、コピー機等の電子機器に組み込まれて、該電子機器を駆動する(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−177694号公報(第3〜4頁、図2)。
特許文献1に記載の従来技術においては、固定子の内方に配設された回転子には、回転軸と平行な方向に延びる磁極を円周方向に複数個配列してなる円筒型のロータマグネットが備えられている。そして、コピー機等の電子機器に組み込まれて、該電子機器の駆動用等として用いられている。
このように、小型モータは、電子機器に組み込まれて、その駆動用等として用いられるものであるため、格別励磁電流等を増やすことなく、トルク及び起動特性等の優れたものが求められる。
そこで、トルク及び起動特性を含むモータ特性を向上させるために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、励磁コイルが巻回された環状のステータコアを備えたステータ部と、回転軸に支持されて前記ステータコアの内側に回転可能に配置されたロータマグネットを備えたロータ部とを有するモータにおいて、前記ロータマグネットにおける前記回転軸に直交する方向の径が、該回転軸における軸方向中央部近傍から前記回転軸の両端側に向かうにつれて円錐状に小径になるように構成するとともに、前記ステータコアの内周面を、前記ロータマグネットにおける円錐状に小径になる形状に応じた内周面形状に構成してなるモータを提供する。
この構成によれば、ステータ部における励磁コイルに流す電流を適宜に切り換え制御することで、環状のステータコアの内周面に周方向に回転する磁極が発生する。該ステータ
コア側に発生した磁極とロータマグネットに着磁されている磁極との間における異極同士の引き合い及び同極同士の反発により、ロータ部のステップ動作もしくは回転が行われる。このとき、ロータマグネットの径が両端側に向かうにつれて円錐状に小径になるように構成され、ステータコアの内周面形状が、これに応じた形状とされている。
このことにより、ステータコアとロータマグネット間の対向面積が増し、これに応じてステータコアとロータマグネット間の全磁束数が増える。その結果、ロータ部のトルク(回転力)は全磁束数に比例することから、前記全磁束数の増大に応じてロータ部のトルクが大になる。また、ロータマグネットが軽量化されて慣性モーメントが小さくなり、起動時に回転速度が速やかに上昇する。
請求項2記載の発明は、上記ロータマグネットは、上記回転軸の中心線に対する円錐状母線の角度がほぼ45゜で前記回転軸の両端側に向かうにつれて円錐状に小径になるように構成してなるモータを提供する。
この構成によれば、回転軸の中心線に対する円錐状母線の角度がほぼ45゜となる円錐状形状とすることで、ステータコアとロータマグネット間の対向面積が、円柱形状のロータマグネットに比べて、具体的にほぼ√2倍となる。この√2倍に増した対向面積に応じて、ロータ部のトルクが大となり、また起動時に回転速度が速やかに上昇する。
請求項1記載の発明は、ロータマグネットにおける回転軸に直交する方向の径が、該回転軸における軸方向中央部近傍から前記回転軸の両端側に向かうにつれて円錐状に小径になるように構成するとともにステータコアの内周面を、前記ロータマグネットにおける円錐状に小径になる形状に応じた内周面形状に構成したので、ステータコアとロータマグネット間の対向面積が増し、該ステータコアとロータマグネット間の全磁束数が増えるとともにロータマグネットが軽量化されて、トルク及び起動特性を含むモータ特性を向上させることができるという優れた効果を奏する。
請求項2記載の発明は、上記ロータマグネットは、上記回転軸の中心線に対する円錐状母線の角度がほぼ45゜で前記回転軸の両端側に向かうにつれて円錐状に小径になるように構成したので、ステータコアとロータマグネット間の対向面積が、円柱形状のロータマグネットに比べて、具体的に√2倍に増し、この√2倍に増した対向面積に応じて、トルク及び起動特性を含むモータ特性を向上させることができるという利点がある。
トルク及び起動特性を含むモータ特性を向上させるという目的を、励磁コイルが巻回された環状のステータコアを備えたステータ部と、回転軸に支持されて前記ステータコアの内側に回転可能に配置されたロータマグネットを備えたロータ部とを有するモータにおいて、前記ロータマグネットにおける前記回転軸に直交する方向の径を、該回転軸における軸方向中央部近傍から前記回転軸の両端側に向かうにつれて該回転軸の中心線に対する母線の角度αがほぼ45゜で円錐状に小径になるように構成し、前記ステータコアの内周面は、前記ロータマグネットにおける円錐状に小径になる形状に応じた内周面形状に構成することにより実現した。
以下、本発明の実施例を図面に従って詳述する。まず、本実施例に係るモータの構成を説明する。図1はモータの縦断面図である。
図1において、フランジ1の一面側に固設されたケーシング2内に、第1のボビン3a
を介して第1の励磁コイル4aが巻回された環状の第1のステータコア5aと、第2のボビン3bを介して第2の励磁コイル4bが巻回された環状の第2のステータコア5bとが、後述する回転軸の軸方向に背中合わせに配置されてステータ部6が構成されている。
該ステータ部6の内側に、ロータ部7におけるロータマグネット8が配置されている。ロータマグネット8の回転軸9は、前記ケーシング2に設けられた軸受10,10に回転自在に支持されている。
前記ロータマグネット8は、前記回転軸9に直交する方向の径が、該回転軸9における軸方向中央部近傍から前記回転軸9の両端側に向かうにつれて、次第に円錐状(テーパ状)に小径になるように構成されている。該円錐状形状における前記回転軸9の中心線に対する円錐状母線の角度αは、ほぼ45゜に設定されている。
このように、ロータマグネット8は、その軸方向両端側が対称的な円錐状形状とされた上で、その円錐状外周面に、N極とS極とが円周方向に交互に配列された多極着磁が均等に行われている。
前記第1、第2のステータコア5a,5bの各内周面は、前記ロータマグネット8における円錐状に小径になる形状に対応した円錐状面からなる内周面形状に構成されている。
次に、上述のように構成されたモータの作用を説明する。ステータ部6における第1、第2の励磁コイル4a,4bに流す電流を適宜に制御することで、環状の第1、第2のステータコア5a,5bの内周面に周方向に回転する磁極が発生する。該第1、第2のステータコア5a,5b側に発生した磁極と、ロータマグネット8に着磁されている磁極との間における異極同士の引き合い及び同極同士の反発により、ロータ部7のステップ動作もしくは回転が行われる。
このとき、ロータマグネット8の径が軸方向中央部近傍から両端側に向かうにつれて回転軸9の中心線に対する母線の角度αがほぼ45゜で円錐状に小径になるように構成され、第1、第2のステータコア5a,5bの内周面形状が、これに応じた円錐状面とされていることで、第1、第2のステータコア5a,5bとロータマグネット8間の対向面積が、円柱形状のロータマグネットに比べて、ほぼ√2倍となる。
そして、この√2倍に増した対向面積に応じて、第1、第2のステータコア5a,5bとロータマグネット8間の全磁束数が増える。ロータ部7のトルク(回転力)は全磁束数に比例することから、該全磁束数の増大に応じて、ロータ部7のトルクが大になる。また、ロータマグネット8が軽量化されて、その分だけ慣性モーメントが小さくなり、起動時に回転速度が速やかに上昇する。
上述したように、本実施例に係るモータにおいては、第1、第2のステータコア5a,5bとロータマグネット8間の対向面積が、円柱形状のロータマグネットに比べて、ほぼ√2倍に増し、このほぼ√2倍に増した対向面積に応じて、トルク及び起動特性を含むモータ特性を向上させることができる。
なお、ロータマグネット8における円錐状に小径とする構成において、回転軸9の中心線に対するその円錐状母線の角度αは、ほぼ45゜とする場合に限らず、例えば40゜程度以下としても、その角度に応じた上記の作用、効果を生じさせることができる。
また、本実施例に係る小型の高性能モータは、ステッピングモータ及び該ステッピングモータ以外の他の回転型小型モータにも幅広く適用することができる。
なお、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変をなすことができ、そして、本発明が該改変されたものにも及ぶことは当然である。
本発明の実施例に係るモータの縦断面図。
符号の説明
4a,4b 励磁コイル
5a,5b ステータコア
6 ステータ部
7 ロータ部
8 ロータマグネット
9 回転軸


Claims (2)

  1. 励磁コイルが巻回された環状のステータコアを備えたステータ部と、回転軸に支持されて前記ステータコアの内側に回転可能に配置されたロータマグネットを備えたロータ部とを有するモータにおいて、
    前記ロータマグネットにおける前記回転軸に直交する方向の径が、該回転軸における軸方向中央部近傍から前記回転軸の両端側に向かうにつれて円錐状に小径になるように構成するとともに、前記ステータコアの内周面を、前記ロータマグネットにおける円錐状に小径になる形状に応じた内周面形状に構成してなることを特徴とするモータ。
  2. 上記ロータマグネットは、上記回転軸の中心線に対する円錐状母線の角度がほぼ45゜で前記回転軸の両端側に向かうにつれて円錐状に小径になるように構成してなることを特徴とする請求項1記載のモータ。


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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010141985A (ja) * 2008-12-10 2010-06-24 Minebea Co Ltd 直流モータ
JP2013169085A (ja) * 2012-02-15 2013-08-29 Sumitomo Electric Ind Ltd 回転機用磁石、回転機用部品及び回転機
WO2016176897A1 (zh) * 2015-05-07 2016-11-10 周焕民 锥形气隙轴向双回路磁场永磁同步电机

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