JP6358043B2 - 内燃機関用の点火コイル - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関用の点火コイルに関する。
内燃機関用の点火コイルとして、互いに磁気的に結合した一次コイル及び二次コイルと、二次コイルに接続された高圧接続端子と、高圧接続端子と接触して二次コイルに生じた高電圧を点火プラグへ伝える導通端子とを有するものがある。一次コイル及び二次コイルと高圧接続端子とは、充填樹脂によって封止された状態でケース内に収容されている。かかる点火コイルにおいて、点火コイルから点火プラグへの電気的導通を図るために、高圧接続端子と導通端子との確実な接触が要求される。
そこで、上記点火コイルを製造する際には、ケース内に充填樹脂を入れる前の状態において、高圧接続端子と導通端子とを接触させ、さらに、高圧接続端子が導通端子側に付勢された状態となるようにする。その後、ケースの開口部から充填樹脂を流し込んで充填し、硬化させる。これにより、高圧接続端子が導通端子に接触した状態で固定された点火コイルを得ることができる。
そして、特許文献1には、高圧接続端子と導通端子との接触をより確実にするため、高圧接続端子における2点を、導通端子の基端面に接触させるものが開示されている。
特開2012−174829号公報
しかしながら、近年、点火コイルに対する高出力化の要請に伴い、点火コイルの発熱量が大きくなり、点火コイルの温度変化が大きくなる傾向にある。また、近年、点火コイルに小型化が求められているが、これによっても、点火コイルの温度変化が顕著となりやすい。
点火コイルの温度変化が大きくなると、ケースと充填樹脂との線膨張係数の差に起因して、充填樹脂がケースから離れる方向に変位することがある。このとき、高圧接続端子は、硬化した状態にある充填樹脂に拘束されているため、ケースに対する充填樹脂の変位に伴い、ケースに固定された導通端子から離れる方向に変位することが考えられる。その結果、高圧接続端子と導通端子との接触不良を招くおそれが考えられる。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、高圧接続端子と導通端子との接続信頼性の高い内燃機関用の点火コイルを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、互いに磁気的に結合した一次コイル及び二次コイルと、上記一次コイル及び二次コイルを収容するケースと、上記二次コイルに接続された高圧接続端子と、該高圧接続端子と接触して上記二次コイルに生じた高電圧を点火プラグへ伝える導通端子とを有する内燃機関用の点火コイルであって、
上記高圧接続端子は、上記一次コイル及び上記二次コイルと共に、充填樹脂によって封止された状態で、上記ケース内に収容されており、
上記高圧接続端子は、上記二次コイルと上記導通端子との並び方向に対して傾斜した状態で配置されていると共に、弾性変形可能に構成されており、
上記導通端子は、上記高圧接続端子の端子先端部を係止する係止部と、上記高圧接続端子における、上記端子先端部よりも上記二次コイルとの接続部に近い部位である端子中間部を支承する支承部とを備え、
上記並び方向において、上記端子先端部は、上記係止部に対して上記二次コイルと反対側から接触し、上記端子中間部は、上記支承部に対して上記二次コイル側から接触していることを特徴とする内燃機関用の点火コイルにある。
上記内燃機関用の点火コイルにおいて、導通端子は、上記係止部と上記支承部とを有する。そして、上記並び方向において、端子先端部は、係止部に対して二次コイルと反対側から接触し、端子中間部は、支承部に対して二次コイル側から接触している。それゆえ、大きな温度変化が生じたとき、硬化された充填樹脂に拘束された高圧接続端子が、導通端子に対して二次コイル側に変位した場合、係止部に高圧接続端子の端子先端部がより強く接触することとなる。一方、硬化された充填樹脂に拘束された高圧接続端子が、導通端子に対して二次コイルと反対側に変位した場合、支承部に高圧接続端子の端子中間部がより強く接触することとなる。
このように、上記並び方向におけるいずれの方向に高圧接続端子が変位しても、端子先端部及び端子中間部の少なくとも一方は、導通端子に対する接触が維持されることとなる。これにより、高圧接続端子と導通端子との接続信頼性を向上させることができる。
以上のごとく、本発明によれば、高圧接続端子と導通端子との接続信頼性の高い内燃機関用の点火コイルを提供することができる。
実施例1における、内燃機関用の点火コイルの断面図。 実施例1における、導通端子及び高圧接続端子の拡大断面図。 実施例1における、導通端子及び高圧接続端子の拡大斜視図。 実施例1における、外周コアにコイルアッシーを挿入配置する様子を示す断面図。 実施例1における、高圧接続端子が導通端子に接触する前の状態を示す導通端子及び高圧接続端子の拡大断面図。 実施例1における、高圧接続端子が導通端子の環状内向部に接触した状態を示す導通端子及び高圧接続端子の拡大断面図。 実施例1における、高圧接続端子が導通端子の環状内向部上を摺動する様子を示す導通端子及び高圧接続端子の拡大断面図。 実施例2における、導通端子の斜視図。 実施例2における、導通端子の断面図。 実施例3における、導通端子の斜視図。 実施例3における、導通端子の断面図。 弾性伸縮構造のその他の例を示す斜視図。
本明細書において、二次コイルと導通端子との並び方向における二次コイル側を基端側、導通端子側を先端側という。
(実施例1)
上記内燃機関用の点火コイルの実施例につき、図1〜図7を用いて説明する。
本例の内燃機関用の点火コイル1は、図1に示すごとく、互いに磁気的に結合した一次コイル11及び二次コイル12と、一次コイル11及び二次コイル12を収容するケース2と、二次コイル12に接続された高圧接続端子3と、導通端子4とを有する。導通端子4は、高圧接続端子3と接触して二次コイル12に生じた高電圧を点火プラグ(図示略)へ伝える。
高圧接続端子3は、一次コイル11及び二次コイル12と共に、充填樹脂10によって封止された状態で、ケース2内に収容されている。高圧接続端子3は、二次コイル12と導通端子4との並び方向Zに対して傾斜した状態で配置されていると共に、弾性変形可能に構成されている。なお、以下において、適宜、二次コイル12と導通端子4との並び方向Zを、単に「並び方向Z」という。
図1〜図3に示すごとく、導通端子4は、高圧接続端子3の端子先端部31を係止する係止部41と、高圧接続端子3における、端子先端部31よりも二次コイル12との接続部30に近い部位である端子中間部32を支承する支承部42とを備える。並び方向Zにおいて、端子先端部31は、係止部41に対して二次コイル12と反対側から接触し、端子中間部32は、支承部42に対して二次コイル12側から接触している。
図1に示すごとく、一次コイル11及び二次コイル12は、同心状に内外周に重なって配置されている。一次コイル11は、一次ボビン110に巻回されており、二次コイル12は、一次コイル11の外周側に配置された二次ボビン120に巻回して略円筒状に形成されている。二次コイル12の一端は、低圧側として、一次コイル11或いはGND端子に接続されており、他端は、高圧側として、高圧接続端子3の接続部30に接続されている。
なお、以下においては、二次コイル12の巻回軸方向を、「軸方向X」といい、軸方向Xにおける高圧接続端子3の接続部30側を後方、その反対側を前方という。また、軸方向X及び並び方向Zとの双方に直交する方向を、「横方向Y」という。
高圧接続端子3は、断面円形であって弾性変形可能な金属線材を屈曲して形成してなる。高圧接続端子3は、一端部である接続部30が二次ボビン120に保持されており、他端部である端子先端部31と端子中間部32とが導通端子4に接触している。図2、図3に示すごとく、高圧接続端子3は、接続部30から先端側へ延びると共に、折曲部33において、斜め前方へ延びるように形成されている。すなわち、高圧接続端子3における折曲部33と端子先端部31との間の部分は、並び方向Zにおいて先端側へ行くほど、軸方向Xにおいて前方へ向かうように傾斜している。
点火コイル1の組付時において、高圧接続端子3は、端子先端部31が係止部41に基端側へ押しつけられ、端子中間部32が支承部42に先端側へ押しつけられるように弾性変形した状態で配される。
また、図3に示すごとく、高圧接続端子3は、高圧接続端子3の長手方向への弾性伸縮を可能とする弾性伸縮構造34を有する。本例の弾性伸縮構造34は、横方向Yの両側に向って交互に屈曲されることにより形成された蛇行形状を有する。弾性伸縮構造34は、高圧接続端子3における折曲部33と端子中間部32との間に形成されている。
図2、図3に示すごとく、導通端子4は、筒状の基体部40を有すると共に、基体部40の基端側に係止部41と支承部42とを形成してなる。本例において、基体部40は円筒形状を有する。基体部40の基端部には、該基端部の全周から内側に屈曲した環状内向部43が形成されている。そして、環状内向部43の一部が係止部41となり、環状内向部43の他の一部が支承部42となる。
環状内向部43は、並び方向Zから見た形状が環状である。環状内向部43は、基体部40の基端部から、基端側に膨らみながら内側に屈曲されている。すなわち、環状内向部43の基端面は、凸状の曲面である。環状内向部43において、端子先端部31が先端側から当接した部位が係止部41であり、端子中間部32が基端側から当接した部位が支承部42である。係止部41は、環状内向部43における前方側に、支承部42は、環状内向部43における後方側に位置している。また、基体部40の先端は、導通底部44によって塞がれている。
高圧接続端子3の端子先端部31は、その基端面において導通端子4の係止部41の先端面に接触しており、高圧接続端子3の端子中間部32は、その先端面において導通端子4の支承部42の基端面に接触している。つまり、導通端子4に対して、高圧接続端子3の端子先端部31は先端側から、端子中間部32は基端側から、導通端子4の係止部41と支承部42とのそれぞれに接触しており、導通端子4における高圧接続端子3との接触面は、係止部41と支承部42とで、互いに並び方向Zにおける反対側の面になっている。そして、点火コイル1の組付け時においては、高圧接続端子3は、端子先端部31がその基端側に配された導通端子4の係止部41に、端子中間部32がその先端側に配された導通端子4の支承部42に付勢された状態で、図1に示すごとく、充填樹脂10によって樹脂封止される。
図1に示すごとく、一次ボビン110の内周側には、その長手方向が軸方向Xとなるように中心コア13が配されている。また、軸方向X及び横方向Yから、一次コイル11及び二次コイル12の外周を取り囲むように外周コア14が配されている。外周コア14は、並び方向Zに開口する略矩形状の枠体である。
ケース2は、一次コイル11及び二次コイル12、中心コア13、外周コア14の周囲を、並び方向Zに直交する方向から囲むと共に、基端側に開口した側方壁部21と、側方壁部21の先端を閉塞する底壁部22とを有している。側方壁部21は、外周コア14を係合させる係合段部211を有する。底壁部22には、導通端子4が内側に圧入配置されるタワー部221が、先端側に突出形成されている。タワー部221には、導通端子4の先端に接触するように高圧導体が配され、点火プラグと電気的に接続できるよう構成されている(図示略)。
次に、本例の内燃機関用の点火コイル1の組み立て方法の一例を説明する。
図4に示すごとく、中心コア13、一次コイル11、二次コイル12を組み付けることにより、コイルアッシー5を形成する。ケース2には、タワー部221の内側に導通端子4を、基端側に環状内向部43が位置する向きで圧入配置する。さらに、ケース2の側方壁部21の係合段部211に外周コア14を係合配置する。
そして、コイルアッシー5を、ケース2に開口方向から先端側に向って挿入する。このとき、図4に示すごとく、中心コア13を、外周コア14の内周面に沿わせながら、コイルアッシー5をケース2内に挿入する。
ここで、高圧接続端子3が導通端子4に当接する前の状態(図5の状態)においては、高圧接続端子3の先端は、並び方向Zから見たとき、導通端子4の内側に位置する。この状態から、さらにコイルアッシー5を先端側に挿入させることにより、図6に示すごとく、高圧接続端子3の一部と導通端子4の環状内向部43の一部(支承部42)とが接触する。
そして、図7に示すごとく、さらにコイルアッシー5を先端側に挿入させることにより、高圧接続端子3は弾性変形して、軸方向Xに対する傾斜角度が徐々に小さくなりながら導通端子4の環状内向部43(支承部42)上を摺動する。このとき、環状内向部43の基端面は曲面であるので、高圧接続端子3は環状内向部43上を滑らかに摺動することができる。これに伴い、端子先端部31が軸方向Xにおける前方側及び並び方向Zにおける基端側に移動する。そして、図7に示すごとく、端子先端部31が導通端子4の係止部41の先端側に隣接する位置に配される。
さらにコイルアッシー5を先端側に挿入させると、高圧接続端子3がさらに弾性変形し、端子先端部31が基端側に移動し、導通端子4の係止部41の先端側に差し込まれる。そして、図2に示すごとく、端子先端部31の基端側の面が導通端子4の係止部41の先端側の面に接触する。さらにコイルアッシー5を先端側に挿入させることにより、端子中間部32が環状内向部43の支承部42に、端子先端部31が環状内向部43の係止部41に向って付勢された状態となる。
この状態において、ケース2内に充填樹脂10を流し込み、これを硬化させることで、コイルアッシー5を封止する。これによって、本例の内燃機関用の点火コイル1を得ることができる。
次に、本例の作用効果につき説明する。
上記内燃機関用の点火コイル1において、導通端子4は、係止部41と支承部42とを有する。そして、並び方向Zにおいて、端子先端部31は、係止部41に対して二次コイル12と反対側から接触し、端子中間部32は、支承部42に対して二次コイル12側から接触している。それゆえ、高圧接続端子3と導通端子4との接続信頼性を向上させることができる。
また、高圧接続端子3は弾性伸縮構造34を有する。それゆえ、端子先端部31を確実に係止部41に係止させることができる。すなわち、自然長における高圧接続端子3の長さを長めに設定しておき、高圧接続端子3を導通端子4に接触させる際に、端子先端部31を基体部40に当接させつつ、高圧接続端子3の軸方向Xに対する傾斜角度を小さくしていくことにより、端子先端部31を確実に、係止部41に係止させることができる。
また、導通端子4は、筒状の基体部40を有すると共に、基体部40の基端側に係止部41と支承部42とを形成してなる。それゆえ、高圧接続端子3を導通端子4に組み付けやすい点火コイル1を構成することができる。
また、基体部40の基端部には、基端部の全周から内側に屈曲した環状内向部43が形成されており、環状内向部43の一部が係止部41となり、環状内向部43の他の一部が支承部42となる。これにより、環状内向部43における任意の2箇所を係止部41及び支承部42とすることができるため、導通端子4を容易に形成することができ、かつ、高圧接続端子3を導通端子4に容易に組み付けやすくなる。
以上のごとく、本例によれば、高圧接続端子と導通端子との接続信頼性の高い内燃機関用の点火コイルを提供することができる。
(実施例2)
本例は、図8、図9に示すごとく、実施例1に対して、導通端子4の形状を変更した例である。
本例において、係止部41は、基体部40から一旦外方へ突出した後、内方に折り返された折返し部410によって形成されている。支承部42は、基体部40から基端側へ行くほど外方へ行くように傾斜した外方傾斜部420によって形成されている。なお、基体部40の基端は、横方向Yにも、基端側へ行くほど外方へ行くように傾斜した外方傾斜部430が形成されている。外方傾斜部420、430は、軸方向Xに対する傾斜角度が、高圧接続端子3と略同等である。
その他は、実施例1と同様である。なお、本例又は本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例の場合には、支承部42と高圧接続端子3の端子中間部32との軸方向Xに対する傾斜角度が同等であるので、高圧接続端子3を導通端子4の支承部42に滑らかに摺動させることができる。
本例においても、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例3)
本例も、図10、図11に示すごとく、実施例1に対して導通端子4の形状を変更した例である。
本例において、導通端子4の基体部40は、円筒形状を有する基体円筒部401と、基体円筒部401の基端側に形成された略矩形筒形状を有する基体矩形筒部402とからなる。基体円筒部401と基体矩形筒部402とは、中心軸を同じにして配されている。基体矩形筒部402は、並び方向Zから見て、二つの辺が軸方向Xに平行に形成され、他の二つの辺が横方向Yに平行に形成されている。基体円筒部401は、並び方向Zから見て、基体矩形筒部402の内側に位置している。
基体矩形筒部402の基端部に、係止部41と支承部42とが形成されている。係止部41は、基体矩形筒部402から一旦外方へ突出した後、内方に折り返された折返し部451によって形成されている。支承部42は、基体矩形筒部402から、基端側へ行くほど外方へ行くように傾斜した外方傾斜部452によって形成されている。なお、基体矩形筒部402の基端部には、横方向Yの二つの辺にも、基端側へ行くほど外方へ行くように形成された外方傾斜部453が形成されている。
ケース2のタワー部221には、基体矩形筒部402を配置する矩形配置部が設けられている(図示略)。矩形配置部に基体矩形筒部402が配置されるように、基体円筒部401をタワー部221に嵌合させることにより、基体矩形筒部402を、ケース2に対する導通端子4の回り止めとすることができる。
その他は、実施例2と同様である。なお、本例又は本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例2において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例2と同様の構成要素等を表す。
本例においては、基体矩形筒部402が、点火コイル1の組付けの際における高圧接続端子3の回り止めとなるため、点火コイル1の製造を容易にすることができる。
その他、実施例2と同様の作用効果を有する。
なお、本例では、基体矩形筒部402が、並び方向Zから見て、4分の1回転対称の形状であるが、かかる回転対称性を有しない形状とする(例えば、1つの角部を他の角部と異なる形状とする)ことにより、導通端子4の組付け方向を誤るという作業ミスを防ぐこともできる。
また、本発明は、上記実施例1〜3に限られるものではなく、種々の態様を採り得る。例えば、高圧接続端子の弾性伸縮構造を、図12に示すような、高圧接続端子3の長手方向を軸としたコイルバネ341としてもよい。
1 内燃機関用の点火コイル
10 充填樹脂
11 一次コイル
12 二次コイル
2 ケース
3 高圧接続端子
30 接続部
31 端子先端部
32 端子中間部
4 導通端子
41 係止部
42 支承部
Z 並び方向

Claims (4)

  1. 互いに磁気的に結合した一次コイル(11)及び二次コイル(12)と、上記一次コイル(11)及び二次コイル(12)を収容するケース(2)と、上記二次コイル(12)に接続された高圧接続端子(3)と、該高圧接続端子(3)と接触して上記二次コイル(12)に生じた高電圧を点火プラグへ伝える導通端子(4)とを有する内燃機関用の点火コイル(1)であって、
    上記高圧接続端子(3)は、上記一次コイル(11)及び上記二次コイル(12)と共に、充填樹脂(10)によって封止された状態で、上記ケース(2)内に収容されており、
    上記高圧接続端子(3)は、上記二次コイル(12)と上記導通端子(4)との並び方向(Z)に対して傾斜した状態で配置されていると共に、弾性変形可能に構成されており、
    上記導通端子(4)は、上記高圧接続端子(3)の端子先端部(31)を係止する係止部(41)と、上記高圧接続端子(3)における、上記端子先端部(31)よりも上記二次コイル(12)との接続部(30)に近い部位である端子中間部(32)を支承する支承部(42)とを備え、
    上記並び方向(Z)において、上記端子先端部(31)は、上記係止部(41)に対して上記二次コイル(12)と反対側から接触し、上記端子中間部(32)は、上記支承部(42)に対して、上記二次コイル(12)側から接触していることを特徴とする内燃機関用の点火コイル(1)。
  2. 上記高圧接続端子(3)は、該高圧接続端子(3)の長手方向への弾性伸縮を可能とする弾性伸縮構造(34)を有することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用の点火コイル(1)。
  3. 上記導通端子(4)は、筒状の基体部(40)を有すると共に、該基体部(40)の基端側に上記係止部(41)と上記支承部(42)とを形成してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関用の点火コイル(1)。
  4. 上記基体部(40)は円筒形状を有し、該基体部(40)の基端部には、該基端部の全周から内側に屈曲した環状内向部(43)が形成されており、該環状内向部(43)の一部が上記係止部(41)となり、上記環状内向部(43)の他の一部が上記支承部(42)となることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関用の点火コイル(1)。
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