JP6357473B2 - 一滴の血液を使用した血漿分離 - Google Patents

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Description

本開示は、たった一滴の血液から血漿を分離するための、特に、毛管現象を使用して少量の血液及び/又はその中の血漿を移すためのシステム、組合せ及び/又は方法に関係する。
例えば遠心力を介して血液細胞を分離することによって血液から血漿を抽出することはよく知られている。血液の成分によって、その密度は異なるということが知られている。血液、特に血液細胞の成分によって、その粒径は異なるということが知られている。適切に構成されるフィルターは、血液内の特定の成分を捕獲する、ブロックする及び/又は通過させることができるということが知られている。
従って、血液から血漿を分離するための組合せを提供することが、本発明の1つ又は複数の実施形態の目的である。
当該組合せは、0.1mmから2.5mmに及ぶ直径を有し、さらに、内部、第1の開口部及び第2の開口部を有する毛細管チューブ、並びに、きめの粗い側及び滑らかな側を有する濾過膜を含み、きめの粗い側は、血液細胞を捕獲するのに十分大きい孔を含み、滑らかな側は、血液細胞をブロックするのに十分小さい孔を含む。当該組合せを使用することは、濾過膜が血液の近くに配置されるのに応答して、血漿及び/若しくは血液のうちの1つ又は両方の移動に作用する毛細管チューブからの毛管現象を介して、約0.03ml以下の量の血液からの血漿の分離を可能にする。
内部を有する毛細管チューブ、並びに、きめの粗い側及び滑らかな側を有する濾過膜を含む組合せを使用して実行される、血液から血漿を分離するための方法を提供することが、本発明の1つ又は複数の実施形態のさらに別の態様であり、濾過膜のきめの粗い側は、血液細胞を捕獲するのに十分大きい孔を含み、濾過膜の滑らかな側は、血液細胞をブロックするのに十分小さい孔を含み、毛細管チューブは、第1の開口部及び第2の開口部を有する。当該方法は、約0.03ml以下の量の血液の近くに濾過膜を配置するステップ;並びに、毛細管チューブからの毛管現象を介して、血漿及び/若しくは血液のうち1つ又は両方を毛細管チューブの内部に移すステップ;を含む。
血液から血漿を分離するための組合せを提供することが、1つ又は複数の実施形態のさらに別の態様である。当該組合せは、第1の手段及び第2の手段を含む。第1の手段は、約0.03ml以下の量の血液の近くに配置するためにあり、第1の手段は、きめの粗い側及び滑らかな側を有し、きめの粗い側は、血液細胞を捕獲するのに十分大きい孔を含み、滑らかな側は、血液細胞をブロックするのに十分小さい孔を含む。第2の手段は、毛管現象を介して血漿及び/若しくは血液のうち1つ又は両方を移すためにあり、第2の手段は、第1の開口部を有する。
本発明の前記及び他の目的、特徴、並びに特性だけでなく、作動方法及び関連する構造要素及び部品の組合せの機能も製造経済も、付随の図面を参考にして以下の説明及び添付の特許請求の範囲を考慮することによってより明らかになり、付随の図面の全てが本願明細書の一部を形成し、類似の参照番号は種々の図において対応する部分を示している。しかし、図面は例証及び説明目的のためだけにあり、本発明の範囲を定めるとして意図されないことを明確に理解されたい。
1つ又は複数の実施形態による、毛細管チューブ及び濾過膜を使用した血液から血漿を分離するためのシステム又は組合せを例示した図である。 1つ又は複数の実施形態による、毛細管チューブ及び濾過膜を使用した血液から血漿を分離するためのシステム又は組合せを例示した図である。 1つ又は複数の実施形態による、毛細管チューブ及び濾過膜を使用した血液から血漿を分離するためのシステム又は組合せを例示した図である。 1つ又は複数の実施形態による、毛細管チューブ、濾過膜及びウェルを使用した血液から血漿を分離するためのシステム又は組合せを例示した図である。 1つ又は複数の実施形態による、溶液で被覆された毛細管チューブを使用した血液から血漿を分離するためのシステム又は組合せを例示した図である。 1つ又は複数の実施形態による、溶液で被覆された毛細管チューブを使用した血液から血漿を分離するためのシステム又は組合せを例示した図である。 1つ又は複数の実施形態による、溶液で被覆された毛細管チューブを使用した血液から血漿を分離するためのシステム又は組合せを例示した図である。 血液から血漿を分離するための方法を例示した図である。 濾過膜及び毛細管チューブを使用して血液から血漿を分離するための方法を例示した図である。 濾過膜及び毛細管チューブを使用して血液から血漿を分離するための方法を例示した図である。 濾過膜、毛細管チューブ及びウェルを使用して血液から血漿を分離するための方法を例示した図である。 溶液で被覆された毛細管チューブを使用して血液から血漿を分離するための方法を例示した図である。
本明細書において使用される場合、単数形の不定冠詞又は定冠詞は、その内容が何か他に明確に指示していない限り、その複数形を含む。本明細書において使用される場合、2つ以上の部品又は構成要素が「連結される」という記載は、連接が生じる限り、その部品が結合されるか、又は、直接的若しくは間接的に、すなわち、1つ以上の中間の部品又は構成要素を介して共に作動することを意味する。本明細書において使用される場合、「直接連結される」は、2つの要素が互いに直接接触していることを意味する。本明細書において使用される場合、「固定して連結される」又は「固定される」は、2つの構成要素が、互いに対して一定の向きを維持しながら1つのものとして動くように連結されることを意味する。
本明細書において使用される場合、「単体構造(unitary)」という単語は、構成要素がシングルピース又はユニットとして作製されることを意味する。すなわち、別々に作製され、次に、ユニットとして共に連結される部分品を含む構成要素は、「単体構造」構成要素又は「単体構造」体ではない。本明細書において利用される場合、2つ以上の部品又は構成要素が互いに「かみ合う(engage)」という記載は、その部品が、直接又は1つ以上の中間の部品又は構成要素を介して互いに対して力を及ぼすことを意味する。本明細書において利用される場合、「数」という用語は、1又は2以上の整数(すなわち、複数)を意味する。
例えば限定することなく、上、下、左、右、上方、下方、前、後ろ、及びその派生語等、本明細書において使用される方向を示す句は、図面において示されている要素の向きに関し、明確に記載されていない限り、請求項の範囲を限定しない。
図1Aは、毛細管チューブ11及び濾過膜12を使用した血液から血漿を分離するためのシステム10(又は組合せ10)を例示している。システム10及び組合せ10という用語は、本明細書において互換的に使用することができる。例えば血液から血液細胞を除去することを介して血液から血漿を分離するための一般的な技術は、一滴の血液よりも多い血液の量を必要とする。本明細書において記載されるシステム、組合せ及び方法は、たった一滴の血液を必要とする。血液の量は、約0.02ml、約0.03ml、約0.05ml、0mlから0.03mlの間、0.02mlから0.03mlの間、0.03mlから0.05mlの間、約0.03ml未満、約0.05ml未満、及び/又は、別の量の血液であってもよい。血液から血漿を分離及び/又は抽出する種々の理由の1つは、分光光度的な分析を可能にするためである。例えば、新生児及び/又は乳幼児に対して、血漿の分光光度的な読取りを使用して、非限定的な例としてビリルビン等、その中の1つ又は複数の物質の出現率及び/又は量を特徴づけることができる。
血液から血漿を分離するための一般的な技術は、例えば臨床検査室において適用される遠心力を使用して、血液内の相対的に密度が低い成分及び/又は物質から血液内の相対的に密度が高い成分及び/又は物質を分離してもよい。
システム10は、毛細管チューブ11、濾過膜12、カートリッジ18及び/又は他の構成要素のうち1つ又は複数の構成要素を含む。濾過膜12は、きめの粗い側12a及び滑らかな側12bと呼んでもよい2つの側を含む。きめの粗い側12aは、血液細胞を通過させるのに十分大きい孔を含む。きめの粗い側12a上の孔は、毛細管の孔と呼んでもよい。濾過膜12のきめの粗い側12a上の孔は、毛管現象によって液体及び/又は液体物質を引き込むことができる。血液細胞は、きめの粗い側12aを介して捕獲されてもよい。滑らかな側12bは、血液細胞をブロックするのに十分小さい孔を含む。言い換えると、血液細胞は、濾過膜12の滑らかな側12bを通過することができないため、濾過膜12内に閉じ込められてもよい。図1Aにおいて描かれているように、例えば約0.03ml以下の量を有する、方向を示す指標14aによって示された方向に相対的に移動する一滴の血液14は、濾過膜12のきめの粗い側12aとかみ合うことができる。図1Aにおいて描かれているように、濾過膜12は断面図で示されている。一滴の血液14が濾過膜12にかみ合うのに応答して、血液は、濾過膜12内に浸透する。一部の実施形態において、一滴の血液は固定された状態であってもよく、さらに、濾過膜12が、血液が濾過膜12、特に濾過膜12のきめの粗い側12aとかみ合うように、一滴の血液の近くに配置されてもよい。一滴の血液が濾過膜12とかみ合うのに、例えば約10秒、約15秒、約20秒、約25秒、約30秒、約40秒、約50秒、約60秒、及び/又は、特に患者とのふれ合いの間に血液から血漿を分離するのを介護者が待つのに禁制的に長くはない別の適した時間等、時間がかかってもよい。
毛細管チューブ11は、第1の開口部11a、第2の末端又は第2の開口部11b、及び、内部11dを有してもよい。毛細管チューブ11の直径は、重力及び/若しくは濾過膜による流れ抵抗の力にもかかわらず又は該力に加えて、毛管現象の力によって毛細管チューブ11が血漿及び/又は血液を移す能力を持つように、約0.05mm、約0.1mm、約0.25mm、約0.5mm、約1.0mm及び/若しくは約2.5mmであってもよく、約0.05mmから0.25mmに及ぶ、約0.1mmから約2.5mmに及ぶ、及び/若しくは、約0.5mmから約1.5mmに及んでもよく、並びに/又は、別の適した直径であってもよい。毛細管チューブ11は、約1mmから約100mmの間で長さが異なっていてもよい。好ましい実施形態において、毛細管チューブ11の長さは約60mmである。
毛細管チューブ11、特にその第1の開口部11aが濾過膜12の近くに配置される及び/又は濾過膜12、特にその滑らかな側12bとかみ合うのに応答して、毛細管チューブ11からの毛管力が、濾過膜12から滑らかな側12bを通った血液から血漿を、毛細管チューブ11の内部11dに移すよう作用してもよい。「毛管力」及び「毛管現象」という用語は、本明細書において互換的に使用することができる。図1Aにおいて描かれているように、毛細管チューブ11の内部11d内で、血漿は、血漿の量がレベル16によって示されているように、重力を介して末端11bにてたまってもよい。一部の実施形態において、濾過膜12及び毛細管チューブ11は、統合されてもよく、及び/又はさもなければ、組み合わされてもよい。
一部の実施形態において、毛細管チューブ11は、カートリッジ18の溝18aにはめこむように構成されてもよい。溝18aは、毛細管チューブ11の少なくとも一部を受ける能力を持つサイズ、幅及び/又は直径を有するように構成されてもよい。図1Aにおける方向を示す指標11c、並びに、図1Bにおいて描かれた毛細管チューブ11とカートリッジ18との組合せによって描かれているように、毛細管チューブ11をカートリッジ18の溝18aにはめこむことに応答して、カートリッジ18は、例えば分光光度的な分析等の分析のために使用されてもよい。カートリッジ18は、イムノアッセイカートリッジであってもよい。カートリッジ18は読取り窓19を含んでもよく、読取り窓19を介して、分光光度的分な読取りが行われてもよい。例えば図1Bによって描かれているもの等、溝18aにおいて毛細管チューブ11の少なくとも一部を受けることに応答して、毛細管チューブ11の少なくとも一区分が、カートリッジ18の読取り窓19と一列に並べられてもよい。一部の実施形態において、毛細管チューブ11及びカートリッジ18は、統合されてもよく、及び/又はさもなければ、組み合わされてもよい。
図2は、毛細管チューブ11、濾過膜12、スライド20及び/又は他の構成要素を使用した、一滴の血液14から血漿を分離するためのシステム(又は組合せ)10bを例示している。毛細管チューブ11及び濾過膜12は、図1Aにおいて描かれたシステム10のそれぞれの構成要素と実質的に同じか又は類似している。図2を参照すると、濾過膜12は、濾過膜の長さ12d及び濾過膜の幅12cを例示する等角投影図で描かれている。描かれた濾過膜12の長方形は例証的であり、いかなる方法においても限定的であるとして意図されない。例えば、濾過膜12の形状は、円形、楕円形、多角形及び/又は他の適した形状であってもよい。一部の実施形態において、濾過膜12は、(濾過膜の長さ12d及び濾過膜の幅12cだけでなく)約3mm、約6mm、約7.5mm、約10mm及び/若しくは約15mmの直径、並びに/又は、別の直径を有する円形であってもよい。
図2におけるシステム10bのスライド20は、空洞21が形成される本体を含んでもよい。スライド20は、空洞21及び/又は空洞21の内部にわたって濾過膜12を保有及び/若しくは保持することができるように、ガラス、セラミック、プラスチック等の実質的に強固な材料、並びに/又は、別の適した強固な材料であってもよい。濾過膜12は、濾過膜12の少なくとも一部がスライド20とかみ合うように、方向を示す指標20aにより示された方向に濾過膜12を相対的に動かすことによって、空洞21の近くに配置されてもよい。描かれた空洞21の円形は例証的であり、いかなる方法においても限定的であるとして意図されない。例えば、空洞21の形状は、円形、楕円形、多角形及び/又は他の適した形状であってもよい。一部の実施形態において、空洞21は、約3mm、約5mm、約7mm、約10mm、約15mmの空洞の直径21a及び/又は別の直径21aを有する円形であってもよい。一部の実施形態において、空洞21のサイズ及び濾過膜のサイズは、濾過膜12が、例えば空洞21にわたってフィットすることによって空洞21の全て又は大部分を覆うことができるように選択されてもよい。
濾過膜12がスライド20とかみ合うのに応答して、濾過膜は、のり、接着剤、留め金、テープ、並びに/又は、一時的若しくは永久にスライド20及び/若しくは空洞21に対する濾過膜12の相対的運動を減らすいかなる他の機構によってしかるべき所に固定されてもよい。一部の実施形態において、中心にある穴を除いて濾過膜12の長さ及び幅を完全に覆う一枚のテープを使用してもよく、この中心の穴を介して、一滴の血液14は濾過膜12とかみ合うことができる。穴は、円形であってもよく、さらに、約2mm、約5mm、約6mm、約8mm及び/若しくは約10mmの直径、並びに/又は、別の直径を有してもよい。一部の実施形態において、テープ内にある穴のサイズ及び濾過膜のサイズは、濾過膜12が穴の全て又は大部分を覆うことができるように選択されてもよい。
一滴の血液14が濾過膜12とかみ合うのに応答して、血液は、濾過膜12内に浸透する。一部の実施形態において、一滴の血液は、固定された状態であってもよく、さらに、濾過膜12が、血液が濾過膜12、特に濾過膜12のきめの粗い側12aとかみ合うように、一滴の血液の近くに配置されてもよい。一滴の血液が濾過膜12とかみ合うのに、例えば約10秒、約15秒、約20秒、約25秒、約30秒、約40秒、約50秒、約60秒、及び/又は、血液から血漿を分離するのを介護者が待つのに禁制的に長くはない別の適した時間等、時間がかかってもよい。
毛細管チューブ11、特にその第1の開口部11aが濾過膜12の近くに配置される及び/又は濾過膜12、特にその滑らかな側12bとかみ合うのに応答して、毛細管チューブ11からの毛管力が、濾過膜12から滑らかな側12bを通った血液から血漿を、毛細管チューブ11の内部11dに移すよう作用してもよい。毛細管チューブ11の内部11d内で、血漿は、重力を介して末端11bにてたまってもよい。一部の実施形態において、濾過膜12及び毛細管チューブ11は、統合されてもよく、及び/又はさもなければ、組み合わされてもよい。血漿が毛細管チューブ11内に集められると、1つ又は複数の技術を介して分析することができ、該技術は、分光光度的な分析を含むがそれに限定されない。
図3は、第1の開口部11a及び第2の開口部11bを有する毛細管チューブ11、濾過膜12、ウェル30及び/又は他の構成要素を使用した、一滴の血液14から血漿を分離するためのシステム(又は組合せ)10cを例示している。毛細管チューブ11及び濾過膜12は、毛細管チューブがより短くあってもよいけれども、図1Aにおいて描かれたシステム10のそれぞれの構成要素と実質的に同じか又は類似している。図3及びシステム10cを参照すると、毛細管チューブの毛細管チューブの長さ11eは、約1mm、約2mm、少なくとも約2mm、約5mm、約10mm、約10mm未満、約20mm、及び/又は、濾過膜12からウェル30内に血漿を移すための別の適した長さであってもよい。一部の実施形態において、毛細管チューブ11は、第1の開口部11aと第2の開口部11bとの間に所定の角度を含んでもよい。所定の角度は、約0度から約90度に及んでもよく、約90度未満、約60度未満、及び/又は、濾過膜12からウェル30に血漿を移すための別の適した角度であってもよい。
システム10cのウェル30は、その内部に血漿を集めるように構成される。ウェル30の形状及び容積は、図3において描かれた例証的な実施形態によって限定されない。ウェル30は、濾過膜12の下に配置されてもよい。一部の実施形態において、濾過膜12の滑らかな側12bを通ったウェル30の内部への血漿の移動が、上記の所定の角度を含む毛細管チューブ11の実施形態を介して発生するように、ウェル30の少なくとも一部は、濾過膜12の少なくとも一部と実質的に同じレベル又はそれに近いレベルにあってもよい。ウェル30は出口30aを含んでもよく、その出口を介して、空気が、血漿がウェル30の内部に移されるのに応答してウェル30の内部を離れてもよい。
例えば、方向を示す指標14aによって示されているように移動する血液により、一滴の血液14が濾過膜12とかみ合うのに応答して、血液は濾過膜12内に浸透する。一部の実施形態において、一滴の血液は固定された状態であってもよく、さらに、濾過膜12が、血液が濾過膜12、特に濾過膜12のきめの粗い側12aとかみ合うように、一滴の血液の近くに配置されてもよい。一滴の血液が濾過膜12とかみ合うのに、例えば約10秒、約15秒、約20秒、約25秒、約30秒、約40秒、約50秒、約60秒、及び/又は、特に患者とのふれ合いの間に血液から血漿を分離するのを介護者が待つのに禁制的に長くはない別の適した時間等、時間がかかってもよい。
毛細管チューブ11、特にその第1の開口部11aが濾過膜12の近くに配置される及び/又は濾過膜12、特にその滑らかな側12bとかみ合うのに応答して、毛細管チューブ11からの毛管力が、濾過膜12から滑らかな側12bを通った血液から血漿を、毛細管チューブ11の内部11dに移すよう作用してもよい。血漿が毛細管チューブ11の内部11dに配置される及び/又は移されると、重力、毛管現象及び/又は他の力が、第2の開口部11bを通ってウェル30内に血漿を移すように作用してもよく、第2の開口部11bは、下の方へ配置されるような位置に維持されてもよい。一部の実施形態において、濾過膜12、毛細管チューブ11及び/又はウェル30は、統合されてもよく、及び/又はさもなければ、組み合わされてもよい。血漿がウェル30内に集められると、1つ又は複数の技術を介して分析することができ、該技術は、分光光度的な分析を含むがそれに限定されない。
図4A、4B及び4Cは、第1の開口部11a及び第2の開口部11bのうち1つ又は複数の開口部を有する毛細管チューブ11、濾過膜12、凝集素溶液40及び/又は他の構成要素を使用した、一滴の血液14から血漿を分離するためのシステム(又は組合せ)10dを例示している。毛細管チューブ11は、図1Aにおいて描かれたシステム10の毛細管チューブ11と実質的に同じか又は類似している。図4Aを参照にすると、毛細管チューブ11は、凝集素溶液40で被覆されている。特に、毛細管チューブの内部11dが、凝集素溶液40で被覆されている。
例えば、図4Aにおける方向を示す指標11cによって示されているように移動する血液により、一滴の血液14が毛細管チューブ11とかみ合うのに応答して、血液は、毛管現象によって、第1の開口部11aを通って毛細管チューブ11の内部11dに移される。一部の実施形態において、一滴の血液は固定された状態であってもよく、さらに、毛細管チューブ11が、血液が毛細管チューブ11とかみ合うように、一滴の血液の近くに配置されてもよい。一滴の血液が凝集素溶液40とかみ合う及び/又は混ざるのに、例えば約10秒、約15秒、約20秒、約25秒、約30秒、約20秒から約30秒、約40秒、約50秒、約60秒、及び/又は、血液から血漿を分離するのを介護者が待つのに禁制的に長くはない別の適した時間等、時間がかかってもよい。凝集素溶液は、特定の粒子が肥厚した塊を形成するように、血液を凝固させる。時間が経過するのに応答して、毛細管チューブ11は、一滴の血液14における肥厚した塊等の相対的に密度が高い成分及び/又は物質が、血漿等の血液内の相対的に密度の低い成分及び/又は物質から分離するように、垂直に配置され及び/又は置かれる。言い換えると、内部11d内の相対的に密度が高い成分及び/又は物質は、重力の力によって、図4Bにおいて描かれているように第1の開口部11aに向かって沈み込む。重力は、肥厚した塊に対して毛細管チューブ11からの毛管現象に勝るということに留意されたい。
図4Cにおいて例示されているように、第1の開口部11aの又はその付近の相対的に密度が高い成分及び/又は物質は、毛細管チューブ11から出て、例えば濾過膜12及び/又は別の適した容器内に移されてもよい。言い換えると、内部11dは、血漿が内部11d内に残るように、例えば濾過膜12内に、重力と毛細管の孔からの毛管力との組合せを介して濾過膜12のきめの粗い側12a上に排水させられてもよい。一部の実行において、毛細管チューブの第2の開口部11bを介して加えられる気体及び/又は空気の圧力を使用して、第1の開口部11aの又はその付近の相対的に密度の高い成分及び/又は物質に、毛細管チューブ11から出て移されることを強制してもよい。血漿が毛細管チューブ11内に集められる及び/又は残っていると、1つ又は複数の技術を介して分析することができ、該技術は、分光光度的な分析を含むがそれに限定されない。
図5〜9は、血液から血漿を分離するための方法500〜900を例示している。以下に示される方法500〜900の動作は、例示的であると意図される。特定の実施形態において、方法500〜900は、記載されていない1つ又は複数のさらなる動作を用いて、及び/又は、考察される動作のうち1つ又は複数の動作を用いることなく成し遂げられてもよい。加えて、方法500〜900の動作が図5〜9において例示され且つ以下に記載されている順は、限定的であるとして意図されない。
特定の実施形態において、方法500〜900は、1つ又は複数の処理装置(例えば、デジタルプロセッサ、アナログプロセッサ、情報を処理するように設計されたデジタル回路、情報を処理するように設計されたアナログ回路、ステートマシン、及び/又は、情報を電子的に処理するための他の機構)を使用して実行されてもよい。1つ又は複数の処理装置は、電子記憶媒体上に電子的に記憶された命令に応答して、方法500〜900の動作のうち一部又は全てを実行する1つ又は複数の装置を含んでもよい。1つ又は複数の処理装置は、方法500〜900の動作のうち1つ又は複数の動作の実行のために特に設計されることになるハードウェア、ファームウェア及び/又はソフトウェアを介して構成される1つ又は複数の装置を含んでもよい。
図5を参照すると、動作502にて、濾過膜が、所定の量の血液の近くに配置される。濾過膜は、きめの粗い側及び滑らかな側を有する。きめの粗い側は、血液細胞を捕獲するのに十分大きい孔を含む。滑らかな側は、血液細胞をブロックするのに十分小さい孔を含む。一部の実施形態において、動作502は、(図1Aにおいて示され且つ本明細書において記載される)濾過膜12と同じか又は類似の濾過膜によって行われる。
動作504にて、血漿及び/又は血液が、毛細管チューブの第1の開口部を通って、毛管現象によって毛細管チューブの内部に移される。一部の実施形態において、動作504は、(図1Aにおいて示され且つ本明細書において記載される)毛細管チューブ11と同じか又は類似の毛細管チューブによって行われる。
図6を参照すると、動作602にて、濾過膜が、所定の量の血液の近くに配置される。濾過膜は、きめの粗い側及び滑らかな側を有する。きめの粗い側は、血液細胞を捕獲するのに十分大きい孔を含む。滑らかな側は、血液細胞をブロックするのに十分小さい孔を含む。一部の実施形態において、動作602は、(図1Aにおいて示され且つ本明細書において記載される)濾過膜12と同じか又は類似の濾過膜によって行われる。
動作604にて、血液が、濾過膜のきめの粗い側によってかみ合わされる。一部の実施形態において、動作604は、(図1Aにおいて示され且つ本明細書において記載される)濾過膜12のきめの粗い側12aと同じか又は類似の濾過膜のきめの粗い側によって行われる。
動作606にて、血漿が、毛管現象の力によって毛細管チューブの内部に、濾過膜の滑らかな側を通って及び毛細管チューブにおける第1の開口部を通って移される。一部の実施形態において、動作606は、(図1Aにおいて示され且つ本明細書において記載される)毛細管チューブ11と同じか又は類似の毛細管チューブによって行われる。
図7を参照すると、動作702にて、内部を有する空洞が本体内に形成される。一部の実施形態において、動作702は、(図2において示され且つ本明細書において記載される)スライド20と同じか又は類似の本体によって行われる。
動作704にて、濾過膜が、空洞にわたって配置されるように本体によって保有される。一部の実施形態において、動作704は、(図2において示され且つ本明細書において記載される)スライド20と同じか又は類似の本体によって行われる。
動作706にて、濾過膜が、所定の量の血液の近くに配置される。濾過膜は、きめの粗い側及び滑らかな側を有する。きめの粗い側は、血液細胞を捕獲するのに十分大きい孔を含む。滑らかな側は、血液細胞をブロックするのに十分小さい孔を含む。一部の実施形態において、動作706は、(図2において示され且つ本明細書において記載される)濾過膜12と同じか又は類似の濾過膜によって行われる。
動作708にて、血液が、濾過膜のきめの粗い側によってかみ合わされる。一部の実施形態において、動作708は、(図2において示され且つ本明細書において記載される)濾過膜12のきめの粗い側12aと同じか又は類似の濾過膜のきめの粗い側によって行われる。
動作710にて、血漿が、毛管現象の力によって毛細管チューブの内部に、濾過膜の滑らかな側を通って及び毛細管チューブにおける第1の開口部を通って移される。一部の実施形態において、動作710は、(図2において示され且つ本明細書において記載される)毛細管チューブ11と同じか又は類似の毛細管チューブによって行われる。
図8を参照すると、動作802にて、濾過膜が、所定の量の血液の近くに配置される。濾過膜は、きめの粗い側及び滑らかな側を有する。きめの粗い側は、血液細胞を捕獲するのに十分大きい孔を含む。滑らかな側は、血液細胞をブロックするのに十分小さい孔を含む。一部の実施形態において、動作802は、(図3において示され且つ本明細書において記載される)濾過膜12と同じか又は類似の濾過膜によって行われる。
動作804にて、血漿を集めるように構成されるウェルが、濾過膜の下に配置される。ウェルは内部を含む。一部の実施形態において、動作804は、(図3において示され且つ本明細書において記載される)ウェル30と同じか又は類似のウェルによって行われる。
動作806にて、血液が、濾過膜のきめの粗い側によってかみ合わされる。一部の実施形態において、動作806は、(図3において示され且つ本明細書において記載される)濾過膜12のきめの粗い側12aと同じか又は類似の濾過膜のきめの粗い側によって行われる。
動作808にて、血漿が、毛管現象の力によって毛細管チューブの内部に、濾過膜の滑らかな側を通って及び毛細管チューブにおける第1の開口部を通って移される。一部の実施形態において、動作808は、(図3において示され且つ本明細書において記載される)毛細管チューブ11と同じか又は類似の毛細管チューブによって行われる。
動作810にて、血漿は、重力の力によってウェルの内部に、毛細管チューブにおける第2の開口部を通って毛細管チューブの内部から移される。一部の実施形態において、動作810は、(図3において示され且つ本明細書において記載される)毛細管チューブ11及びウェル30と同じか又は類似の毛細管チューブ及びウェルによって行われる。
図9を参照すると、動作902にて、毛細管チューブの内部が凝集素溶液で被覆される。一部の実施形態において、動作902は、(図4Aにおいて示され且つ本明細書において記載される)凝集素溶液40と同じか又は類似の凝集素溶液によって行われる。
動作904にて、血液が、毛管現象の力によって毛細管チューブの内部に、毛細管チューブの第1の開口部を通って移される。一部の実施形態において、動作904は、(図4Aにおいて示され且つ本明細書において記載される)毛細管チューブ11と同じか又は類似の毛細管チューブによって行われる。
動作906にて、時間が経過するのに応答して、毛細管チューブが垂直に置かれる。時間は、毛細管チューブの内部の血液が凝集素溶液と混ぜ合わされるためにある。一部の実施形態において、動作906は、(図4A〜4Bにおいて示され且つ本明細書において記載される)毛細管チューブ11と同じか又は類似の毛細管チューブによって行われる。
動作908にて、血液細胞が、例えば、重力の力及び/又は濾過膜のきめの粗い側における孔からの毛管現象の力によって、毛細管チューブにおける第1の開口部を通って毛細管チューブの内部から移される。そうすることで、血漿は毛細管チューブ11内に残る。一部の実施形態において、動作908は、(図4Cにおいて示され且つ本明細書において記載される)毛細管チューブ11の第1の開口部11a及び濾過膜12のきめの粗い側12aと同じか又は類似の毛細管チューブの第1の開口部によって、及び、濾過膜のきめの粗い側によって行われる。
特許請求の範囲において、括弧内に置かれたいかなる参照番号も特許請求の範囲を限定するとして解釈するべきではない。「含む」という動詞及びその変化形の使用は、請求項に述べられたもの以外の要素又はステップの存在を除外しない。いくつかの手段を列挙する装置の請求項において、これらの手段のうちいくつかは、1つの且つ同じハードウェアのアイテムによって実現することができる。単数の要素を言及する際に不定冠詞又は定冠詞が使用されている場合は、その要素の複数形の存在を除外しない。いくつかの手段を列挙するいかなる装置の請求項においても、これらの手段のうちいくつかは、1つの且つ同じハードウェアのアイテムによって実現することができる。特定の要素が互いに異なる従属項において列挙されるという単なる事実は、これらの要素を組合せて使用することができないと示しているのではない。
実施形態が、最も実用的で好ましい実施形態であると現在考慮されるものに基づき例示を目的として詳細に記載されてきたけれども、そのような詳細は単にその目的のためだけであり、実施形態は開示された実施形態に限定されないが、それどころか、付随の特許請求の範囲の真意及び範囲内にある修正及び同等の構成をカバーするよう意図されることを理解されたい。例えば、本実施形態は、可能な限り、いかなる実施形態の1つ又は複数の特徴もいかなる他の実施形態の1つ又は複数の特徴とも組み合わせることができると熟考していることを理解されたい。

Claims (3)

  1. 0.03ml以下の量の血液から血漿を分離するための組合せであって、
    0.1mmから2.5mmに及ぶ直径を有し、さらに、内部、第1の開口部及び第2の開口部を有する毛細管チューブと、
    粗い側、及び、該粗い側の反対に滑らかな側を有する濾過膜であり、前記粗い側は、血液細胞を捕獲するのに十分大きい孔を含み、前記滑らかな側は、血液細胞をブロックするのに十分小さい孔を含む、濾過膜と、
    前記毛細管チューブの内部を被覆する凝集素溶液と、
    を含み、
    前記毛細管チューブからの毛管現象が前記毛細管チューブの内部に前記血液を移すよう作用するのに応答して、及び、前記毛細管チューブの内部の前記血液が前記凝集素溶液と混ぜ合わされるための時間が経過するのに応答して、前記毛細管チューブは垂直に置かれ、前記毛細管チューブの第1の開口部は、重力が、前記毛細管チューブの第1の開口部を通して前記毛細管チューブの内部から血液細胞を移して前記濾過膜の粗い側とかみ合せるよう作用するように、前記濾過膜の粗い側の近くに配置される、組合せ。
  2. 内部を有する毛細管チューブと、粗い側、及び、該粗い側の反対に滑らかな側を有する濾過膜とを含む組合せを使用して実行される、0.03ml以下の量の血液から血漿を分離するための方法であって、前記濾過膜の前記粗い側は、血液細胞を捕獲するのに十分大きい孔を含み、前記濾過膜の前記滑らかな側は、血液細胞をブロックするのに十分小さい孔を含み、前記毛細管チューブは、第1の開口部及び第2の開口部を有し、当該方法は、
    凝集素溶液で前記毛細管チューブの内部を被覆するステップと、
    毛管現象によって、前記毛細管チューブの内部に前記血液を移すステップと、
    前記毛細管チューブの内部の前記血液が前記凝集素溶液と混ぜ合わされるための時間が経過するのに応答して、前記毛細管チューブを垂直に置くステップと、
    前記濾過膜の粗い側の近くに前記毛細管チューブの第1の開口部を配置するステップと、
    重力及び前記濾過膜の粗い側からの毛管現象によって、前記毛細管チューブの第1の開口部を通して前記毛細管チューブの内部から血液細胞を移して、前記濾過膜の粗い側とかみ合せるステップと、
    を含む、方法。
  3. 0.03ml以下の量の血液から血漿を分離するための組合せであって、
    粗い側、及び、該粗い側の反対に滑らかな側を有し、前記粗い側は、血液細胞を捕獲するのに十分大きい孔を含み、前記滑らかな側は、血液細胞をブロックするのに十分小さい孔を含む第1の手段であり、前記血液が前記粗い側を通って前記第1の手段に入るように配置される、第1の手段と、
    第2の手段であり、該第2の手段からの毛管現象によって、前記第1の手段の前記粗い側を通して前記血漿を移し、第1の開口部を有する第2の手段と、
    前記第2の手段の内部を被覆するための被覆手段と、
    を含み、
    前記第2の手段は、毛管現象によって前記第2の手段の内部に、前記第1の開口部を通して前記血液を移し、前記血液が前記被覆手段と混ぜ合わされるための時間が経過するのに応答して、及び、前記第2の手段を垂直に置くことに応答して、前記第2の手段は、重力及び前記第1の手段の粗い側からの毛管現象によって、前記第2の手段の第1の開口部を通して前記第2の手段から血液細胞を移して、前記第1の手段の粗い側とかみ合せる、組合せ。
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