JP6356241B2 - 布地柔軟仕上げ剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、布地柔軟仕上げ剤組成物及び布地柔軟仕上げ剤組成物の製造方法に関する。
従来の布地柔軟仕上げ剤組成物は、布地を柔軟化するために洗濯プロセスのすすぎサイクル中に加えられる。利用者にとって布地柔軟仕上げ剤組成物を使用する主要な動機は、心地よい布地柔軟性であるが、良好な物理的安定性(すなわち、安定した粘度プロファイル)もまた、所望されている。しかし、利用者の布地柔軟性ニーズを満たし、かつ広範な温度範囲にわたって物理的に安定なままであるような、すなわちより低い温度及びより高い温度の両方への曝露の際に安定した粘度プロファイルを有するような、布地柔軟仕上げ剤組成物を得ることは、困難である。典型的に、比較的低温度の環境(例えば、0℃未満)に曝露されるとき、布地柔軟仕上げ剤組成物は、粘度の上昇を示し、これは、最大許容しきい値を超えることさえある。理論に束縛されるものではないが、このような低温度環境下では、氷晶形成が、布地柔軟仕上げ剤活性物質の小胞構造を破壊し、それにより配合物の粘度上昇に至ると考えられる。
現在、布地柔軟仕上げ剤組成物の物理安定性ニーズに対処するための典型的なアプローチの1つは、ポリオール(例えばグリセロール)を組み込むことである。このようなポリオールは、凝固を防止し、ゆえに布地柔軟仕上げ剤組成物の物理的安定性に資する。しかし、ポリオールは、製品安定性を確保するために、組成物中に比較的高い濃度(典型的には、組成物の5重量%超かつ最大50重量%)で存在しなければならない。このような配合物では、製造は、布地柔軟仕上げ剤活性物質又は香料等、布地柔軟仕上げ剤の利用者にとってより重要な効果に投資する代わりに、配合物のうちのかなりの部分を高濃度のポリオールへ割り当てることを強いられる。
物理的安定性という効果をもたらすための代替的アプローチは、非イオン性界面活性剤を使用することである。しかし、非イオン性界面活性剤は、より低い温度において許容可能な物理的安定性をもたらすものの、より高い温度における物理的安定性及び室温における貯蔵寿命にわたる安定性に対し悪影響を及ぼす。理論に束縛されるものではないが、物理的安定性に対するこの悪影響は、非イオン性界面活性剤と布地柔軟仕上げ剤活性物質の小胞構造との干渉によると考えられる。活性物質の小胞構造は、このようにして破壊され、粘度上昇に至る。
したがって、その布地柔軟仕上げ特性を損なうことなく広範な温度範囲にわたって(すなわち、より低い温度及びより高い温度の両方において)改良された物理的安定性を提供する布地柔軟仕上げ剤組成物に対するニーズが存在する。特に、本発明は、組成物中で安定化剤を比較的低濃度で使用して、望ましい物理的安定性をもたらすことを可能にする。
本発明の1つの利点は、広範な温度範囲にわたって改良された物理的安定性を有し、かつ、布地柔軟仕上げ剤活性物質及び香油を比較的高濃度で含む布地柔軟仕上げ剤組成物を提供することである。
本発明の更なる利点は、広範な温度範囲にわたって改良された物理的安定性を有する布地柔軟仕上げ剤組成物の製造方法を提供することである。
本発明は、布地柔軟仕上げ剤組成物に関し、本布地柔軟仕上げ剤組成物は、
a)式(I):
{R4−m−N+−[(CH−Y−R}A− (I)
(式中、各Rは独立して、水素、短鎖C〜C、ポリ(C2〜3アルコキシ)、ベンジル、及びこれらの混合物からなる群から選択され、mは、2又は3であり、各nは独立して、1〜4であり、各Yは独立して、−O−(O)C−又は−C(O)−O−であり、各R中の炭素の合計は、C11〜C21であり、各Rは独立して、ヒドロカルビル基又は置換ヒドロカルビル基であり、A−は、柔軟仕上げ剤と相溶性のアニオンである)のジエステル第四級アンモニウム化合物の布地柔軟仕上げ剤活性物質と、
b)布地柔軟仕上げ剤組成物の0.4重量%〜0.9重量%の、式(II):
Figure 0006356241
(式中、Rは、分岐又は非分岐のC〜C22アルキルであり、Rは、水素、メチル、エチル、又は−(CHCHO)であり、yは、1〜20であり、Rは、水素、メチル、又はエチルであり、xは、1〜20であり、Zは、アニオン性対イオンである)の両親媒性化合物と、
c)香油と、を含む。
別の態様では、本発明は、布地柔軟仕上げ剤組成物の製造方法を対象とし、本方法は、
i)3重量%〜50重量%の布地柔軟仕上げ剤活性物質を含む布地柔軟仕上げ剤活性物質組成物を提供する工程と、
ii)香油及び両親媒性化合物を布地柔軟仕上げ剤活性物質組成物へ別個に添加する工程と、を含み、
それにより、布地柔軟仕上げ剤組成物を製造する。
更に別の態様では、本発明は、布地柔軟仕上げ剤組成物の製造方法を対象とし、本方法は、
i)3重量%〜50重量%の布地柔軟仕上げ剤活性物質を含む布地柔軟仕上げ剤活性物質組成物を提供する工程と、
ii)香油と両親媒性化合物とを混合して混合物を形成する工程と、
iii)工程ii)で得られた混合物を布地柔軟仕上げ剤活性物質組成物へ添加する工程と、を含み、
それにより、布地柔軟仕上げ剤組成物を製造する。
本発明では、驚くべきことに、両親媒性化合物が、所定の濃度(組成物の0.4重量%〜0.9重量%)で組み込まれたときに、組成物の布地柔軟仕上げ特性を損なうことなく広範な温度範囲にわたって布地柔軟仕上げ剤組成物の物理的安定性を維持するのに役立つことが見出された。言い換えれば、両親媒性化合物を所定の濃度で含む本発明の布地柔軟仕上げ剤組成物は、より低い温度及びより高い温度の両方への曝露の際に安定した粘度プロファイルを示す。特に、組成物中の両親媒性化合物の濃度は、高すぎても(例えば、組成物の0.9重量%超)又は低すぎても(例えば、組成物の0.4重量%未満)ならない。しかし、製品安定性を確保するために組成物中に5重量%超存在しなければならない従来のポリオールと比較すると、本発明の両親媒性化合物は、組成物において比較的低い濃度を必要とする。したがって、本発明は、費用対効果の高い製造及び市場柔軟性を提供する。この製品は、寒冷及び温暖の両方の気候/季節に好適であるため、本発明は、製造、輸送、及び貯蔵の間の気候制御の必要性を最小限に抑える。
その上、所定の濃度の両親媒性化合物を組み込むことによって、本発明の布地柔軟仕上げ剤組成物は、布地柔軟仕上げ剤活性物質及び/又は香油が更に高濃度で存在することも可能にし、それにより、広範な温度範囲にわたって安定性の懸念を引き起こすことなく、改良された布地柔軟仕上げ特性又は洗いたて特性を提供する。
用語の定義
本明細書で使用するとき、用語「布地柔軟仕上げ剤組成物」は、布地に対して布地を軟化させる効果をもたらす組成物を意味する。布地を軟化させる効果に加え、布地柔軟仕上げ剤組成物は、布地洗いたて感、布地潤滑化、布地弛緩、防シワ性、シワの減少、デュラブルプレス、アイロン容易性、耐摩耗性、布地平滑化、フェルト化防止、ピリング防止、シャリ感、外観向上、外観回復、色の保護、色の回復、収縮防止、着用形状の保持、布地弾性、布地引張強度、布地引裂き強度、静電気低下、吸水度若しくは撥水性、汚れ剥離性、さっぱり感、抗菌性、臭気耐性、及びこれらの組み合わせのうちの1つ以上の利点を布地にもたらすことができる。布地柔軟仕上げ剤組成物としては、様々なタブレット、粒状、液体、及びすすぎ洗い型の助剤、スプレー及びミスト、並びに布地用基材含有タイプのほか、乾燥材添加シート、ドライティッシュ、ウェットティッシュ、及びパッド、並びに不織布基材などの布地用基材含有製品が挙げられる。
本明細書で使用するとき、用語「布地柔軟仕上げ剤活性物質組成物」は、布地柔軟仕上げ剤組成物の主要部分を構成する組成物を意味する。布地柔軟仕上げ剤活性物質組成物は一般に、布地柔軟仕上げ剤活性物質を含み、これは、布地を柔軟化させるという意図された機能をもたらす。
本明細書で使用するとき、用語「香油」は、1つ以上の香料原料(PRM)と、任意の溶媒と、を含む、遊離の揮発性油を指し、このときPRMと結合又は反応する化合物は意図的に加えられておらず、そのためにPRMは遊離しており、揮発して、利用者の嗅覚で検知できるように利用できる。本明細書で使用するとき、用語「香料送達系」は、PRMの特定の化合物との組み合わせ又は反応生成物を指し、これによって香料の布地上への付着効率、及び/又は、香料の制御放出が向上する。例えば、イオウ含有プロ香料化合物及び香料マイクロカプセル(PMC)は、2種類の香料送達系である。用語「香料」は、本明細書において、PRM、香料送達系、香油、又は、これらによって得られる心地よい香りを指す一般的用語である。
本明細書で使用するとき、用語「アルキル」は、分岐鎖又は非分岐鎖、飽和又は不飽和であるヒドロカルビル部分を意味する。用語「アルキル」には、アシル基のアルキル部分が含まれる。
本明細書で使用するとき、用語「物理的安定性」は、商業的に許容可能な粘度の維持を意味する。本発明の状況では、商業的に許容可能な粘度値は、1/秒の剪断速度で300cps未満である。
本明細書で使用するとき、用語「より低い温度」は、10℃未満、好ましくは0℃未満の温度を意味し、用語「より高い温度」は、30℃超、好ましくは35℃超の温度を意味する。
本明細書で使用するとき、「a」及び「an」を含む冠詞は、特許請求の範囲で使用されるとき、特許請求又は記載されるもののうちの1つ以上を意味するものと理解される。
本明細書で使用するとき、用語「含む(comprise)」、「備える(comprises)」、「含んでいる(comprising)」、「含有する(include)」、「包含する(includes)」、及び「含有している(including)」は、非限定的である、すなわち、最終結果に影響を及ぼすことのない他の工程及び他の成分を加えることができることを意味する。上記用語には、「からなる」及び「から本質的になる」という用語が包含される。
布地柔軟仕上げ剤組成物
本発明の布地柔軟仕上げ剤組成物は、ジエステル第四級アンモニウム化合物の布地柔軟仕上げ剤活性物質、布地柔軟仕上げ剤組成物の約0.4重量%〜0.9重量%の両親媒性化合物、及び香油を含む。好ましくは、布地柔軟仕上げ剤組成物は、1種以上の補助材料を更に含む。
本明細書に記載の布地柔軟仕上げ剤組成物は、好ましくは液状である。液体布地柔軟仕上げ剤組成物は、容器(好ましくは複数の用量を含有する)中にパッケージ化されても、又は単位用量として水溶性フィルム内に封入されてもよい。液体組成物は、水性又は非水性であってもよいが、好ましくは水性である。組成物が水性である場合、それは、組成物の2重量%〜95重量%、好ましくは30重量%〜90重量%、より好ましくは50重量%〜80重量%の水を含む。水性の実施では、布地柔軟仕上げ剤組成物は、周囲温度での測定において、好ましくは2〜4、好ましくは2.5〜3.5のpH範囲を有する。
上述したように、所定の濃度で両親媒性化合物を組み込むことにより、本発明の布地柔軟仕上げ剤組成物は、より低い温度及びより高い温度の両方において商業的に許容可能な粘度をもたらす。一実施形態では、組成物は、液状であり、1/秒の剪断速度及び25℃において300cps未満、好ましくは10〜300cps、より好ましくは50〜250cps、更により好ましくは75〜200cpsの粘度値を有する。
両親媒性化合物
本発明の布地柔軟仕上げ剤組成物は、布地柔軟仕上げ剤組成物の0.4重量%〜0.9重量%の、式(II):
Figure 0006356241
(式中、Rは、分岐又は非分岐のC〜C22アルキルであり、Rは、水素、メチル、エチル、又は−(CHCHO)であり、yは、1〜20であり、Rは、水素、メチル、又はエチルであり、xは、1〜20であり、Zは、アニオン性対イオンであり、好ましくは塩化物、臭化物、硫酸メチル、硫酸エチル、硫酸塩、又は硝酸塩から選択される)の両親媒性化合物を含む。
好ましくは、式(II)において、Rは、分岐又は非分岐のC〜C18アルキルであり、Rは、−(CHCHO)であり、yは、2〜10であり、Rは、メチルであり、Xは、2〜10であり、Zは、塩化物である。
最も好ましくは、両親媒性化合物は、C12アルキルビス(ヒドロキシエチル)メチルアンモニウムクロリドであり、ここで、C12アルキル鎖は、ココナッツ油に由来する。C12アルキルビス(ヒドロキシエチル)メチルアンモニウムクロリドの一例は、Evonik(Essen、Germany所在)から市販されるVariquat(登録商標)K−1215である。
両親媒性化合物は、布地柔軟仕上げ剤組成物中に、布地柔軟仕上げ剤組成物の0.4重量%〜0.9重量%、好ましくは0.5重量%〜0.9重量%、より好ましくは0.5重量%〜0.8重量%存在する。
布地柔軟剤活性物質
本発明の布地柔軟仕上げ剤組成物は、式(I):
{R4−m−N+−[(CH−Y−R}A− (I)
(式中、各Rは独立して、水素、短鎖C〜C、ポリ(C〜Cアルコキシ)、ベンジル、及びこれらの混合物からなる群から選択され、mは、2又は3であり、各nは独立して、1〜4であり、各Yは独立して、−O−(O)C−又は−C(O)−O−であり、各R中の炭素の合計は、C11〜C21であり、各Rは独立して、ヒドロカルビル基又は置換ヒドロカルビル基であり、A−は、柔軟仕上げ剤と相溶性のアニオンである)のジエステル第四級アンモニウム化合物の布地柔軟仕上げ剤活性物質を含む。
好ましくは、式(I)において、各Rは独立して、C〜Cアルキルから選択され、mは、2であり、各nは独立して、1〜2であり、各は独立して、−O−(O)C−又は−C(O)−O−であり、各R中の炭素の合計は、C12〜C20であり、各Rは独立して、ヒドロカルビル基又は置換ヒドロカルビル基であり、A−は、塩化物、臭化物、硫酸メチル、硫酸エチル、硫酸塩、又は硝酸塩から選択される。より好ましくは、布地柔軟仕上げ剤活性物質は、ビス−(2−ヒドロキシエチル)−ジメチルアンモニウムクロリド脂肪酸エステルであり、好ましくは脂肪酸部分の平均鎖長が16〜20炭素原子、好ましくは16〜18炭素原子である。
布地柔軟仕上げ剤活性物質は、布地柔軟仕上げ剤組成物中に任意の好適な濃度で、好ましくは比較的高濃度(例えば、布地柔軟仕上げ剤組成物の8重量%超)で存在してもよい。一実施形態では、布地柔軟仕上げ剤活性物質は、布地柔軟仕上げ剤組成物の3重量%〜15重量%、好ましくは5重量%〜12重量%、より好ましくは7重量%〜11重量%存在する。布地柔軟仕上げ剤組成物中に比較的高濃度の布地柔軟仕上げ剤活性物質が存在することは、典型的に、当該技術分野の配合者にとって安定性上の課題を提起する。しかし、本発明において、出願人は、驚くべきことに、両親媒性化合物を所定の濃度で組み込むことが、比較的高濃度の布地柔軟仕上げ剤活性物質の存在下においてでさえ、布地柔軟仕上げ剤組成物に改良された物理的安定性をもたらすことを見出した。したがって、本発明において、両親媒性化合物は、改良された物理的安定性及び良好な柔軟仕上げ特性を提供する布地柔軟仕上げ剤組成物を可能にする。
一実施形態では、本明細書に記載の布地柔軟仕上げ剤組成物は、少なくとも3:1、あるいは4:1、又は5:1、又は6:1、又は10:1、あるいは30:1以下の重量比で布地柔軟仕上げ剤活性物質と両親媒性化合物とを含む。
一実施形態では、布地柔軟仕上げ剤活性物質は、布地柔軟仕上げ剤組成物を製造するために他の成分と組み合わせられる前に、布地柔軟仕上げ剤活性物質組成物中に含有されている。好ましくは、布地柔軟仕上げ剤活性物質組成物は、布地柔軟仕上げ剤活性物質組成物の3重量%〜50重量%、好ましくは6重量%〜25重量%、より好ましくは7重量%〜18重量%、更により好ましくは9重量%〜15重量%の布地柔軟仕上げ剤活性物質を含んでいる。布地柔軟仕上げ剤活性物質に加えて、布地柔軟仕上げ剤活性物質組成物は、好ましくは他の材料を含み、その非限定例としては、水、塩(例えば、CaCl)、酸(例えば、HCl及びギ酸)、並びに防腐剤が挙げられる。
香油
本発明の布地柔軟仕上げ剤組成物は、香油を含む。香油は、布地柔軟仕上げ剤組成物中に任意の好適な濃度で、好ましくは比較的高濃度(例えば、布地柔軟仕上げ剤組成物の1重量%超)で存在してもよい。一実施形態では、香油は、布地柔軟仕上げ剤組成物の0.5重量%〜5重量%、好ましくは1重量%〜4重量%、より好ましくは2重量%〜3.5重量%存在する。布地柔軟仕上げ剤活性物質と同様に、布地柔軟仕上げ剤組成物中に比較的高濃度の香油を配合することもまた、安定性上の課題を提起する。しかし、本発明では、驚くべきことに、両親媒性化合物を所定の濃度で組み込むことが、比較的高濃度の香油の存在下において、布地柔軟仕上げ剤組成物に改良された物理的安定性をもたらすことが見出された。したがって、本発明において、両親媒性化合物は、改良された物理的安定性及び良好な洗いたて特性を提供する布地柔軟仕上げ剤組成物を可能にする。
一実施形態では、本明細書に記載の布地柔軟仕上げ剤組成物は、少なくとも1:1、あるいは2:1、又は3:1、又は4:1、又は5:1、あるいは20:1以下の重量比で香油と両親媒性化合物とを含む。
香油は、典型的に、極性油と無極性油との混合物である。油を含む組成物は、一部の油に極性があるときでさえ、布地柔軟仕上げ剤組成物などの水連続組成物において容易に分散されない。理論に束縛されるものではないが、分散層状相によって香料を吸着できるように、香料は、布地柔軟仕上げ剤組成物の連続水相において細分化する必要がある。
水連続組成物における香料油の分散性に関する1つの一般的に可述的な尺度としては、香料の誘電率を挙げることができる。誘電率の低いPRM、すなわち極性の低いPRMは、分散層状相を含む布地柔軟仕上げ剤組成物に配合することが困難である可能性が高く、その理由は、このような香料は水性環境においてより凝集しやすく、したがってこの環境において細分するにはより大きな機械的エネルギーを必要とするためである。一実施形態では、本発明の香油は、12、又は11、又は10、又は9、又は8、又は6、又は5、又は4未満、あるいは1超の複合誘電率を有し得る。誘電率は、Scientificaから市販される誘電率測定器870型により測定することができる。
水連続組成物における香油の分散性に関する別の一般的に可述的な尺度としては、水とオクタノールとの間のPRMの分配係数であるPRMのLogPを挙げることができる。PRMのLogPを測定する1つの方法は、BioByte Corp製の「ClogP」プログラム(最新版)を用いる。LogPの別の好適な計測方法は、Daylight Chemical Information Systems,Inc.(米国、カリフォルニア州、アリソビエホ)のClogPプログラム(最新版)を用いる。理論に束縛されるものではないが、PRMのLogPが高いほど、成分の疎水性が高く、布地柔軟仕上げ剤組成物にPRMを組み込むことがより困難に、例えば、より多くの化学的エネルギーが必要となる。PRMの非限定的なセットは、米国特許第5,500,138号、第7欄42行目〜第11欄44行目に開示されている。一実施形態では、香油の25重量%超のPRMが、2.5超のLogPを有する。好ましい実施形態は、香油の35重量%超、又は45重量%超、又は50重量%超、又は60重量%超、又は70重量%超、又は75重量%超のPRMを含み、PRMが2.5超のLogPを有する。
一実施形態では、香油は、少なくとも1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12、あるいは100以下の異なる個々のPRMを含む。
好ましい一実施形態では、香油は、α−ダマスコン、δ−ダマスコン、イソ−ダマスコン、カルボン、γ−メチル−イオノン、β−イオノン、イソ−e−スーパー、2,4,4,7−テトラメチル−オクト−6−エン−3−オン、ベンジルアセトン、β−ダマスコン、ダマセノン、ジヒドロジャスモン酸メチル、メチルセドリローン、ヘジオン、フローラルオゾン、シトラール、1−デカナール、ベンズアルデヒド、フロルヒドラル、2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−カルボキサルデヒド、シス/トランス−3,7−ジメチル−2,6−オクタジエン−1−アール、ヘリオトロピン、2,4,6−トリメチル−3−シクロヘキセン−1−カルボキサルデヒド、2,6−ノナジエナール、α−n−アミルシンナミックアルデヒド、α−n−ヘキシルシンナミックアルデヒド、p−t−ブシナール、リラール、サイマール、メチルノニルアセトアルデヒド、トランス−2−ノネナール、リリアール、トランス−2−ノネナール、ダチラート、アニスアルデヒド、ゲラニアール、i−オクタナール、ヘリオナール、クミンアルデヒド、トリプラール、メロナール、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されるPRMを含む。最も好ましくは、香油は、δ−ダマスコンを含む。
一実施形態では、香油は、予め、すなわち、柔軟仕上げ剤活性物質組成物に添加される前に乳化されず、香油は、通常香料と不混和性の他の液体(例えば乳化剤)と混和されない。代替的な実施形態では、香油は、布地柔軟仕上げ剤活性物質組成物に添加される前に乳化される。
補助成分
布地柔軟仕上げ剤組成物は、好ましくは1種以上の補助材料を含む。本明細書に記載の補助材料としては、香料送達系(例えば、イオウ含有プロ香料化合物、香料マイクロカプセル(PMC))、レオロジー変性剤(例えば、BASFより入手可能なRheovis(登録商標))、安定剤、pH調整剤、金属イオン制御剤、着色剤、漂白剤、染料、溶媒(例えば、ポリオール)、防汚ポリマー、防腐剤(例えば、Arch Chemicals,Inc.より入手可能なProxel(登録商標)GXL)、抗菌剤、塩素捕捉剤、酵素、防縮剤、布地縮剤、シリコーン(例えば、ポリジメチルシリコーン(PDMS))、スポッティング剤、抗酸化剤、防錆剤、増粘剤、ドレープ性及び成形性調整剤、平滑化剤、静電気制御剤、しわ抑制剤、衛生化剤、殺菌剤、細菌調整剤、成形抑制剤、カビ制御剤、抗ウイルス剤、抗菌剤、乾燥剤、耐汚染性剤、防汚剤、悪臭抑制剤、布地リフレッシュ剤、塩素漂白臭気抑制剤、染料定着剤、転染阻害剤、色保持剤、色復元/再生剤、抗退色剤、白度向上剤、抗磨耗剤、耐磨耗剤、布地結着性剤、耐摩耗剤、及びすすぎ助剤、紫外線保護剤、直射日光による色褪せ阻害剤、防虫剤、抗アレルギー剤、酵素、難燃剤、防水剤、布地快適剤、水質調節剤、耐収縮剤、耐伸剤、酵素、カチオン性デンプン、及びこれらの組み合わせを挙げることができる。好ましい一実施形態では、布地柔軟仕上げ剤組成物は、イオウ含有プロ香料化合物、PMC、溶媒(例えば、ポリオール)、レオロジー変性剤、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される補助成分を更に含む。
香料送達系
本明細書に記載の布地柔軟仕上げ剤組成物は、1種類以上の香料送達系を含み得る。本明細書に用いるのに好適な香料送達系の非限定例としては、イオウ不含有プロ香料化合物、PMC、シクロデキストリン、ゼオライト及び無機キャリア、でんぷん封入アコード、アミン支援型香料送達系(AAD)、及びポリアクリレートカプセルが挙げられる。これらの香料送達系に関する説明は、米国特許出願公開第2007/0275866号の段落[0025]〜[0030]に記載されている。
一実施形態では、本明細書に記載の布地柔軟仕上げ剤組成物は、イオウ含有プロ香料化合物を更に含む。用語「イオウ含有プロ香料化合物」は、本明細書において、イオウを含有するタイプのプロ香料化合物を指す。用語「プロ香料化合物」は、本明細書において、PRMと他の化学物質との反応によって得られる化合物を指し、1つ以上のPRMとこれら他の化学物質との間に共有結合を有する。PRMはプロ香料化合物と呼ばれる新たな材料へと変換され、次に、水又は光又は大気中酸素などの誘因への曝露によって元のPRM(すなわち、変換前)を放出できる。好適なプロ香料化合物及びそれらの製造方法は、米国特許第7,018,978号、同第6,861,402号、同第6,544,945号、同第6,093,691号、同第6,165,953号、及び同第6,096,918号に記載されている。好適なイオウ含有プロ香料化合物及びそれらの製造方法は、国際公開第2012/113746号に記載されている。
好ましくは、イオウ含有プロ香料化合物は、メチル又はエチル2−(4−オキソ−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−3−エン−1−イル)ブタン−2−イルアミノ)−3−(4−オキソ−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−3−エン−1−イル)ブタン−2−イルチオ)プロパネート、メチル又はエチル2−(4−オキソ−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−2−エン−1−イル)ブタン−2−イルアミノ)−3−(4−オキソ−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−2−エン−1−イル)ブタン−2−イルチオ)プロパネート、メチル又はエチル2−(2−オキソ−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−1−エン−1−イル)ブタン−4−イルアミノ)−3−(2−オキソ−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−1−エン−1−イル)ブタン−4−イルチオ)プロパネート、メチル又はエチル2−(2−オキソ−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−2−エン−1−イル)ブタン−4−イルアミノ)−3−(2−オキソ−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−2−エン−1−イル)ブタン−4−イルチオ)プロパネート、3−(ドデシルチオ)−1−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−3−エン−1−イル)−1−ブタノン、3−(ドデシルチオ)−1−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−2−エン−1−イル)−1−ブタノン、4−(ドデシルチオ)−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−2−エン−1−イル)−2−ブタノン、4−(ドデシルチオ)−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−1−エン−1−イル)−2−ブタノン、2−ドデシルスルファニル−5−メチル−ヘプタン−4−オン、2−シクロヘキシル−1−ドデシルスルファニル−ヘプタ−6−エン−3−オン、3−(ドデシルチオ)−5−イソプロペニル−2−メチルシクロヘキサノン、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される。より好ましくは、イオウ含有プロ香料化合物は、3−(ドデシルチオ)−1−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−3−エン−1−イル)−1−ブタノン、4−(ドデシルチオ)−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−2−エン1−イル)−2−ブタノン、4−(ドデシルチオ)−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−1−エン−1−イル)−2−ブタノン、及び3−(ドデシルチオ)−5−イソプロペニル−2−メチルシクロヘキサノン、並びにこれらの組み合わせからなる群から選択される。3−(ドデシルチオ)−1−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−3−エン−1−イル)−1−ブタノン、例えばFirmenich(Geneva,Switzerland所在)から入手可能なHaloscent(登録商標)Dは、最も好ましいイオウ含有プロ香料化合物である。
イオウ含有プロ香料化合物は、布地柔軟仕上げ剤組成物中に任意の好適な濃度で存在してもよい。好ましくは、イオウ含有プロ香料化合物は、組成物の少なくとも0.0001重量%、あるいは0.0001重量%〜5重量%、あるいは0.001重量%〜4重量%、あるいは0.01重量%〜3重量%、あるいは0.05重量%〜2重量%、あるいは0.08重量%〜1重量%、あるいはこれらの組み合わせで存在する。
別の実施形態では、布地柔軟仕上げ剤組成物は、PMC、好ましくは砕けやすいPMCを更に含む。PMCは、壁材料と、壁材料内に封入されるPRMのコア材料と、を含む。PRMは、機械的応力(例えば摩擦)によって壁材料が破裂するまでPMCから放出されず、すなわち、PMCからの香料放出は、必須の香油及びイオウ含有プロ香料化合物とは異なる時点で起こる。PMCは、次の参考文献中に記載されている:米国特許出願公開第2003/215417 A1号、同第2003/216488 A1号、同第2003/158344 A1号、同第2003/165692 A1号、同第2004/071742 A1号、同第2004/071746 A1号、同第2004/072719 A1号、同第2004/072720 A1号、欧州特許第1,393,706 A1号、米国特許出願公開第2003/203829 A1号、同第2003/195133 A1号、同第2004/087477 A1号、同第2004/0106536 A1号、米国特許第6,645,479号、同第6,200,949号、同第4,882,220号、同第4,917,920号、同第4,514,461号、同第RE 32,713号、同第4,234,627号。PMCは、界面重合及び重縮合のような当業者に既知のシェルカプセル製造のための従来の方法の範囲を使用して、調製し得る。例えば、米国特許第3,516,941号、同第4,520,142号、同第4,528,226号、同第4,681,806号、同第4,145,184号、英国特許第2,073,132号、国際公開第99/17871号、及びMICROENCAPSULATION:Methods and Industrial Applications、Benita及びSimon著(Marcel Dekker,Inc.1996)を参照のこと。しかし、材料及び方法工程に関して多くの変更が可能であることが認識されている。マイクロカプセルのシェルを製造するのに好適な材料の非限定例には、尿素ホルムアルデヒド、メラミン−ホルムアルデヒド、フェノールホルムアルデヒド、ゼラチン、ポリウレタン、ポリアミドが挙げられる。
PMCのサプライヤとしては、International Flavors & Fragrances(IFF)、Reed Pacific及びAppletonを挙げることができる。本発明の目的のために好適な例としては、Appletonの香料マイクロカプセルが挙げられる。他の例としては、Reed PacificのWIZARD、及びIFFのEVERLASTを挙げることができる。
PMCは、布地柔軟仕上げ剤組成物中に任意の好適な濃度で存在してもよい。好ましくは、PMCは、組成物の少なくとも0.1重量%、あるいは0.1重量%〜5重量%、あるいは0.2重量%〜4重量%、あるいは0.3重量%〜3重量%、あるいは0.4重量%〜1重量%、あるいはこれらの組み合わせで存在する。
更に別の実施形態では、布地柔軟仕上げ剤組成物は、イオウ含有プロ香料化合物及びPMCを更に含む。布地柔軟仕上げ剤組成物中のこれらの香料送達系の濃度は、組成物の具体的な種類などの要因によって決まるであろう。好ましくは、存在するとき、布地柔軟仕上げ剤組成物中のこれらの香料送達系の総濃度は、組成物の少なくとも0.0001重量%、あるいは0.0001重量%〜10重量%、あるいは0.001重量%〜5重量%、あるいは0.1重量%〜3重量%、あるいはこれらの組み合わせである。
ポリオール
本明細書に記載の布地柔軟仕上げ剤組成物は、ポリオールを含んでもよい。用語「ポリオール」は、本明細書において、多価アルコールを指す。このようなポリオールは、上述したように布地柔軟仕上げ剤組成物の物理的安定性に資し、溶媒としても機能する。ポリオールは、好ましくは、グリセロール、ジプロピレングリコール、モノプロピレングリコール、ペンタエリスリトール、ヘキシレングリコール、グルコース、ソルビトール、ショ糖、マルトース、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される。より好ましくは、ポリオールは、グリセロール、ジプロピレングリコール、モノプロピレングリコール、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される。最も好ましくは、ポリオールは、グリセロールである。
ポリオールは、布地柔軟仕上げ剤組成物中に任意の好適な濃度で存在してもよい。特に、物理的安定性をもたらす両親媒性化合物の存在により、ポリオールは(存在する場合)、当該技術分野で必要とされているような比較的高濃度である必要はない。理論に束縛されるものではないが、布地柔軟仕上げ剤組成物中における両親媒性化合物とポリオール(例えば、グリセロール)との結合は、更に良好な物理的安定性をもたらすと考えられる。一実施形態では、ポリオール濃度は、布地柔軟仕上げ剤組成物の0.1重量%〜10重量%、あるいは1重量%〜8重量%、あるいは3重量%〜7重量%、あるいは4重量%〜5重量%、あるいはこれらの組み合わせで存在する。
レオロジー変性剤
本明細書に記載の布地柔軟仕上げ剤組成物は、所望の粘度を組成物に与えるレオロジー変性剤を含み得る。レオロジー変性剤はまた、組成物中で特定の固形成分(例えば、PMC)を維持するための構造化剤としても機能する。本明細書に記載のレオロジー変性剤の好適な濃度は、布地柔軟仕上げ剤組成物の0.001重量%〜10重量%、あるいは0.01重量%〜1重量%、あるいは0.1重量%〜0.5重量%、あるいは0.2重量%〜0.4重量%、あるいはこれらの組み合わせの範囲である。
一実施形態では、本明細書に使用するのに好適なレオロジー変性剤は、増粘安定剤から選択できる。これらには、例えば、ジェランガム、カラギーナンガム、キサンタンガム、ジウタンガム(CP Kelcoより入手可能)などのガム類及び他の同様の多糖類、並びにRheovis(登録商標)CDP(BASFより入手可能)、Alcogum(登録商標)L−520(Alco Chemicalより入手可能)、及びSepigel305(SEPPICより入手可能)など、他の既知の種類の増粘剤及びレオロジー添加剤が挙げられる。
別の実施形態では、カチオン性アクリル系ポリマーを本明細書に記載のレオロジー変性剤として使用する。このようなレオロジー変性剤の一例は、ポリ(アクリル酸)である。別の例は、BASFによりRheovis(登録商標)CDEという名称で販売されているカチオン性アクリル系ポリマーである。
非常に好ましい実施形態では、本発明の布地柔軟仕上げ剤組成物は、
a)布地柔軟仕上げ剤組成物の8重量%〜11重量%のビス−(2−ヒドロキシエチル)−ジメチルアンモニウムクロリド脂肪酸エステルと、
b)布地柔軟仕上げ剤組成物の0.5重量%〜0.9重量%の、式(I):
Figure 0006356241
(式中、Rは、分岐又は非分岐のC〜C22アルキルであり、Rは、水素、メチル、エチル、又は−(CHCHO)yであり、yは、1〜20であり、Rは、水素、メチル、又はエチルであり、xは、1〜20であり、Zは、アニオン性対イオンである)の両親媒性化合物と、
c)布地柔軟仕上げ剤組成物の3重量%〜3.5重量%の香油と、を含む。
更により好ましくは、布地柔軟仕上げ剤組成物は、
d)布地柔軟仕上げ剤組成物の0.01重量%〜3重量%の3−(ドデシルチオ)−5−イソプロペニル−2−メチルシクロヘキサノンと、
e)布地柔軟仕上げ剤組成物の0.1重量%〜5重量%のPMCと、
f)布地柔軟仕上げ剤組成物の3重量%〜7重量%のグリセロールと、
g)布地柔軟仕上げ剤組成物の0.01重量%〜1重量%のポリ(アクリル酸)と、を更に含む。
組成物の調製
本発明の布地柔軟仕上げ剤組成物は、一般に、布地柔軟仕上げ剤組成物を製造する当該技術分野において既知である従来の方法によって調製される。かかる方法は、典型的には、加熱、冷却、真空などの適用下又は非適用下において、必須成分及び任意成分を任意の所望の順序で比較的均一な状態まで混合することと、それによって、成分を必要濃度で含有する液体洗剤組成物を提供することと、を含む。
本明細書に記載のプロセスは、バッチプロセスであっても連続プロセスであってもよい。好ましくは、プロセスは、インライン式である。最終組成物の主要部分を構成する布地柔軟仕上げ剤活性物質組成物が、ラインを流れ、両親媒性化合物、香油、及び任意に補助成分を含む他の成分が、この流れに添加され、最終布地柔軟仕上げ剤組成物を形成する。このようなインライン式プロセスは、次の参考文献中に記載されている:米国特許出願公開第2008/0031084号及び同第2008/0031085号。
一実施形態では、布地柔軟仕上げ剤組成物は、
i)3重量%〜50重量%の布地柔軟仕上げ剤活性物質を含む布地柔軟仕上げ剤活性物質組成物を提供する工程と、
ii)香油と両親媒性化合物とを混合して混合物を形成する工程と、
iii)工程i)で得られた混合物を布地柔軟仕上げ剤活性物質組成物へ添加する工程と、を含み、
それにより、布地柔軟仕上げ剤組成物を製造する、製造方法に従って製造される。
代替的な実施形態では、布地柔軟仕上げ剤組成物は、
i)3重量%〜50重量%の布地柔軟仕上げ剤活性物質を含む布地柔軟仕上げ剤活性物質組成物を提供する工程と、
ii)香油及び両親媒性化合物を布地柔軟仕上げ剤活性物質組成物へ別個に添加する工程と、を含み、
それにより、布地柔軟仕上げ剤組成物を製造する、製造方法に従って製造される。
別個添加の実行において、両親媒性化合物及び香油は、好ましくは、別個の注入により布地柔軟仕上げ剤活性物質組成物へ添加される。より好ましくは、両親媒性化合物及び香油を添加するための別個の注入は、インライン式プロセスに組み込まれる。
一実施形態では、1種以上の補助成分が、工程ii)後に添加される。好ましくは、1種以上の補助成分は、両親媒性化合物又は香油を添加するために使用される注入とは別個の注入により添加される。更により好ましくは、それぞれの補助材料が分離注入により添加される。
液体組成物の物理的安定性の判定方法
A.サンプル調製
175mLの試験組成物を210mLのガラスジャーに入れ、金属蓋で閉じる。
B.低温度サイクル
試験組成物を含有するガラスジャーを、表1に明記する低温度サイクルでプログラムされたSanyo MIR−154キャビネットに入れる。ガラスジャーを8:00から10:00の間にキャビネットに入れ、その後24時間キャビネット内に保管する。ガラスジャーをキャビネットから取り出した後、ガラスジャーを25℃で24時間保管する。
Figure 0006356241
C.粘度測定
サンプルの粘度は、サンプルが低温度サイクルに曝露される前と後との2つの時点で計測する。具体的には、粘度は、1)サンプルが新たに作製されたときであって、それが低温度サイクルに曝露される前(工程A.サンプル調製の後)、及び2)サンプルが低温度サイクルに曝露され、25℃で24時間保管された後(工程B.低温度サイクルの後)に計測する。各サンプルにつき、3回繰り返して分析する。
本明細書に記載の粘度は、Brookfield DV−E粘度計(米国、マサチューセッツ州、ミドルバラ、Brookfield Engineering)とスピンドル#62を使用して計測する。定常状態に達するまで剪断速度を1/秒の剪断速度に一定に保ち、次に粘度を測定する。すべての計測は、25℃で行った。
本明細書に記載の実施例は、本発明を例示することを意味するが、本発明の範囲を制限又は他の方法で定義するために使用するものではない。実施例1A〜1Fは、本発明を例示するものであり、一方、実施例2A〜2Cは、比較例である。
実施例1:布地柔軟仕上げ剤組成物の配合
列挙された成分を列挙された比率(重量%)で含む、表2に示す以下の布地柔軟仕上げ剤組成物を製造する。
Figure 0006356241
a Variquat(登録商標)K−1215は、両親媒性化合物として作用する、Evonicから入手可能なC12アルキルビス(ヒドロキシエチル)メチルアンモニウムクロリドである。
b Firmenichから入手可能な3−(ドデシルチオ)−1−(2,6,6−トリメチルシクロヘキセン−3−エン−1−イル)−1−ブタノン
c Rheovis(登録商標)CDEは、レオロジー変性剤として作用する、BASFから入手可能なカオチン性アクリル系ポリマーである。
実施例1A〜1Fの組成物の調製
実施例1A〜1Fの組成物を以下の工程によって調製する。
a)9.5重量%のビス−(2−ヒドロキシエチル)−ジメチルアンモニウムクロリド脂肪酸エステルを含む布地柔軟仕上げ剤活性物質組成物を提供する工程と、
b)Variquat(登録商標)K−1215、香油、及びイオウ含有プロ香料化合物(もしあれば)を混合して混合物を形成する工程と、
c)工程b)で得られた混合物、Rheovis(登録商標)(もしあれば)、グリセロール(もしあれば)、PMC(もしあれば)、染料(もしあれば)、及び水を布地柔軟仕上げ剤活性物質組成物へ別個に添加する工程と、
d)工程c)で得られた組み合わせを、15000s−1の剪断を加えることによって混合し、それにより、布地柔軟仕上げ剤組成物を製造する工程。
このとき、組成物中の各成分は、表2の実施例1A〜1Fに示す量で存在する。
比較例2:布地柔軟仕上げ剤組成物の比較用の配合
列挙された成分を列挙された比率(重量%)で含む、表3に示す以下の比較用の布地柔軟仕上げ剤組成物を製造する。
Figure 0006356241
a Variquat(登録商標)K−1215は、両親媒性化合物として作用する、Evonicから入手可能なC12アルキルビス(ヒドロキシエチル)メチルアンモニウムクロリドである。
b Firmenichから入手可能な3−(ドデシルチオ)−1−(2,6,6−トリメチルシクロヘキセン−3−エン−1−イル)−1−ブタノン
c Rheovis(登録商標)CDEは、レオロジー変性剤として作用する、BASFから入手可能なカオチン性アクリル系ポリマーである。
比較例2A〜2Cの組成物の調製
比較例2A〜2Cの布地柔軟仕上げ剤組成物の製造方法は、次の点を除いて、実施例1と同一である:組成物中の各成分は、表3の実施例2A〜2Cに示す量で存在する。
実施例1〜2の比較データ
実施例1A〜1D及び比較例2A〜2Cの布地柔軟仕上げ剤組成物の物理的安定性(すなわち、低温度サイクルの前後の組成物の粘度)を評価する比較実験を行う。具体的には、本明細書の上に記載の粘度試験方法に従って、布地柔軟仕上げ剤組成物の粘度を10/秒の剪断速度及び25℃の温度において測定する。組成物の粘度値を表4に示す。
Figure 0006356241
表4に示すように、本発明によるすべての布地柔軟仕上げ剤組成物(実施例1A〜1D)は、比較用の組成物(比較例2A〜2C)に対して、特に低温度サイクルに曝露された後に、広範な温度範囲(例えば、−10℃及び25℃の両方において)にわたって改良された粘度プロファイルを示している。その上、これらの組成物中の布地柔軟仕上げ剤活性物質(ビス−(2−ヒドロキシエチル)−ジメチルアンモニウムクロリド脂肪酸エステル)及び香油の濃度は、比較的高い(それぞれ9.5重量%及び3重量%又は3.5重量%)ことは、注目に値する。比較例2A〜2Cに示すように、このような高濃度の布地柔軟仕上げ剤活性物質及び香油は、典型的に、当該技術分野において安定性上の問題を引き起こす。
全ての百分率、比率、及び割合は、特に指示がない限り、全組成物の重量を基準として計算される。全ての温度は、特に断らない限り、摂氏温度(℃)である。構成成分又は組成物の濃度は全て、その構成成分又は組成物の活性レベルに関するものであり、市販の供給源に存在し得る不純物、例えば、残留溶媒又は副生成物は除外される。
本明細書の全体を通して与えられる全ての最大の数値限定は、それよりも小さい数値限定を、そのようなより小さい数値限定があたかも本明細書に明示的に記載されているかのように包含するものと理解すべきである。本明細書の全体を通して与えられる全ての最小の数値限定は、それよりも高い数値限定を、そのようなより高い数値限定があたかも本明細書に明示的に記載されているかのように包含する。本明細書の全体を通して与えられる全ての数値範囲は、そのようなより広い数値範囲内に入るより狭い全ての数値範囲を、そのような狭い数値範囲があたかも全て本明細書に明示的に記載されているかのように包含する。本出願全体を通して範囲は特定のより高い数値限定とより低い数値限定との対になっているものの、これらは、その範囲限界が同一の成分に適用される限り、異なる実施形態に基づいて交換可能に利用することができる。
本明細書で開示する寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限定されるとして理解されるべきではない。むしろ、特に指定がない限り、そのような大きさのそれぞれは、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味することが意図されている。例えば、「40mm」と開示された寸法は、「約40mm」を意味することが意図されている。
本明細書で引用されているあらゆる文献は、あらゆる相互参照特許又は関連特許を含め、明示的に除外されたり、別段に限定されたりしている場合を除き、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。いかなる文献の引用も、それが本明細書において開示されているか若しくは特許請求の範囲に記載されているいずれかの発明に関する先行技術であることを認めるものではなく、あるいはそれが単独で又は他のいかなる参考文献(単数若しくは複数)とのいかなる組み合わせにおいても、かかる発明を教示する、提案する、又は開示することを認めるものではない。更に、本文書での用語の任意の意味又は定義の範囲が、参照により組み込まれた文書中の同様の用語の任意の意味又は定義と矛盾する場合には、本文書中で用語に割り当てられる意味又は定義が優先されるものとする。
本発明の特定の実施形態が説明及び記載されてきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることが当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正が、添付の特許請求の範囲に網羅されるものとする。

Claims (5)

  1. 水性布地柔軟仕上げ剤組成物であって、
    a)前記水性布地柔軟仕上げ剤組成物の5重量%〜12重量%の、ビス−(2−ヒドロキシエチル)−ジメチルアンモニウムクロリド脂肪酸エステルである、布地柔軟仕上げ剤活性物質と、
    b)前記水性布地柔軟仕上げ剤組成物の0.5重量%〜0.9重量%の、 12 アルキルビス(ヒドロキシエチル)メチルアンモニウムクロリドである、両親媒性化合物と、
    c)前記水性布地柔軟仕上げ剤組成物の1重量%〜4重量%の、香油と、
    d)前記水性布地柔軟仕上げ剤組成物の重量%〜5重量%のグリセロールと
    e)前記水性布地柔軟仕上げ剤組成物の30重量%〜90重量%の水
    含み
    前記水性布地柔軟仕上げ剤組成物の、周囲温度で測定したpHは2〜4であり、
    1/秒の剪断速度及び25℃における、粘度値は50〜250cpsである、
    水性布地柔軟仕上げ剤組成物。
  2. 前記香油が、前記水性布地柔軟仕上げ剤組成物の重量%〜3.5重量%存在し、1/秒の剪断速度及び25℃における、前記粘度値は75〜200cpsである、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記水性布地柔軟仕上げ剤組成物が補助成分を更に含み、前記補助成分が、イオウ含有プロ香料化合物であり、前記イオウ含有プロ香料が、3−(ドデシルチオ)−1−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−3−エン−1−イル)−1−ブタノン、4−(ドデシルチオ)−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−2−エン1−イル)−2−ブタノン、4−(ドデシルチオ)−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−1−エン−1−イル)−2−ブタノン、3−(ドデシルチオ)−5−イソプロペニル−2−メチルシクロヘキサノン、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項に記載の組成物。
  4. 請求項1〜のいずれか一項に記載の水性布地柔軟仕上げ剤組成物の製造方法であって、
    i)前記水性布地柔軟仕上げ剤組成物の3重量%〜50重量%の前記布地柔軟仕上げ剤活性物質を含む水性布地柔軟仕上げ剤活性物質組成物を提供する工程と、
    ii)前記香油及び前記両親媒性化合物を前記水性布地柔軟仕上げ剤活性物質組成物へ別個に添加する工程と、
    を含み、
    それにより、前記水性布地柔軟仕上げ剤組成物を製造する、方法。
  5. 請求項1〜のいずれか一項に記載の水性布地柔軟仕上げ剤組成物の製造方法であって、
    i)前記水性布地柔軟仕上げ剤組成物の3重量%〜50重量%の前記布地柔軟仕上げ剤活性物質を含む水性布地柔軟仕上げ剤活性物質組成物を提供する工程と、
    ii)前記香油と前記両親媒性化合物とを混合して混合物を形成する工程と、
    iii)工程ii)で得られた前記混合物を前記水性布地柔軟仕上げ剤活性物質組成物へ添加する工程と、
    を含み、
    それにより、前記水性布地柔軟仕上げ剤組成物を製造する、方法。
JP2016528883A 2013-11-15 2014-10-31 布地柔軟仕上げ剤組成物 Active JP6356241B2 (ja)

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