JP6354267B2 - アンテナ装置、および通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アンテナ装置、アンテナ装置を備えた通信装置において、アンテナの利得を向上させる技術に関する。
アンテナエレメントの近くに無給電素子を配置することでアンテナの利得を向上させる技術が知られている。たとえば、特許文献1に開示のアンテナ装置は、パッチアンテナを備えている。このパッチアンテナは、平面形状のアンテナエレメントの後方に、凹形状に折り曲げられたアンテナグランドが配置され、このアンテナグランドの側方から後方にかけて無給電素子が配置されている。アンテナエレメントに給電されると、無給電素子に誘導電流が発生し、無給電素子からも電波がアンテナエレメントの正面方向に放射される。その結果、正面方向への利得が向上する。
特開2011−4044号公報
しかし、パッチアンテナなどの平面アンテナにおいて、アンテナエレメントの後方は基板などの構造物が多いため、無給電素子を配置することは困難である場合も多い。また、アンテナエレメントの後方には金属物も多い。そのため、アンテナエレメントの後方に無給電素子を配置する場合には、無給電素子が金属物の影響を受ける可能性があるので、機器ごとに無給電素子の調整が必要になってしまう可能性も高い。
加えて、平面アンテナから放射する電波を円偏波とする場合には、垂直偏波と水平偏波の両方の偏波の利得を向上させる必要がある。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、円偏波を放射するアンテナ装置またはアンテナ装置を備えた通信装置において、配置の制約が少なく、調整の手間も軽減しつつ、利得を向上させることにある。
上記目的は独立請求項に記載の特徴の組み合わせにより達成され、また、下位請求項は、発明の更なる有利な具体例を規定する。また、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するためのアンテナ装置の発明は、平面型のアンテナエレメント(11)と、アンテナエレメントが接続されたグランド(12)とを備え、円偏波を放射するアンテナ装置(10、110)であって、樹脂製のケース(2)を備え、アンテナエレメントに対してグランドとは反対側となるエレメント前方に、板状またはループ状の無給電素子(13、113、213)が配置されており、無給電素子は、矩形形状であって、1辺の長さが、使用周波数よりも前記無給電素子の共振周波数が高くなる長さとなっており、かつ、ケースの内表面に固定されていることを特徴とする。
本発明のアンテナ装置は、エレメント前方に板状またはループ状の無給電素子を配置している。詳しくはシミュレーション結果をもとに後述するが、円偏波を放射するアンテナ装置では、エレメント前方に板状またはループ状の無給電素子を配置すると、前方への合成利得が向上する。エレメント前方は電波を放射する方向であることから、通常、アンテナエレメントの後方に比較して構造物も少ない。よって、無給電素子を配置する制約が少ない。また、エレメント前方は金属物も少ないことから、無給電素子を機器ごとに調整する手間も軽減する。
なお、円偏波を放射するアンテナ装置において、エレメント前方に板状またはループ状の無給電素子を配置することにより、前方への合成利得が向上する理由は、次の2つであると考察している。
第1に、無給電素子が導波器として機能するからであると考察している。円偏波は偏波面が時間とともに変化していくという特徴があるが、無給電素子を板状またはループ状、すなわち二次元形状とすることで、円偏波であっても無給電素子が導波器として機能すると考察している。第2に、無給電素子がアンテナエレメントと結合し、これにより、Q値が高くなるためであると考察している。
また、アンテナ装置は、樹脂ケースを備えている場合が多い。したがって、本発明によれば、一般的にアンテナ装置が備えている樹脂ケースを利用することができる。
請求項2の発明は、無給電素子の大きさおよび位置が、アンテナエレメントの外側境界からアンテナエレメントが形成されている面であるエレメント形成面に対して垂直にエレメント前方に放射される電波を遮らない大きさ、および、位置になっていることを特徴とする。
このようにすれば、アンテナエレメントから、エレメント形成面に対して垂直にエレメント前方に放射される電波が無給電素子に遮られない。アンテナエレメントからエレメント前方に放射される電波は、主としてアンテナエレメントの外側境界から放射される。したがって、このようにすれば、アンテナエレメントからエレメント前方に放射される電波が無給電素子で遮られる程度が少なくなるので、エレメント前方に対する利得が特に向上する。
請求項3記載の発明は、無給電素子(213)は、矩形形状であり、辺の途中に、折れ曲がり点および曲線部分の少なくとも一方が形成されていることを特徴とする。
このようにすれば、これら折れ曲がり点および曲線部分が、無給電素子の辺の途中に形成されていない場合、すなわち、無給電素子の各辺が一直線である場合に比較して、無給電素子の頂点間の直線距離が短くなる。
所望の周波数の電波を放射するアンテナエレメントにおいて、エレメント長を短縮する種々の技術が知られている。そのため、アンテナエレメントの大きさは、放射する周波数に基づいて定まる大きさよりも、かなり小さいこともある。
本発明によれば、無給電素子の頂点間の辺に沿った長さを、無給電素子の辺が一直線である場合と同じにするのであれば、無給電素子の各辺が一直線である場合に比較して、無給電素子の頂点間の直線距離が短くなる。したがって、アンテナエレメントの大きさが小さくても、無給電素子は、アンテナエレメントから放射される電波を遮る程度を少なくできる。また、無給電素子の頂点間の長さが短くなっても、無給電素子の辺に沿った長さが短くなる程度を抑制できるので、導波器としての機能低下を抑制できる。
請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項のアンテナ装置と、アンテナ装置を用いて通信を行う通信部(30)とを備えた通信装置(200、300、400)であって、アンテナエレメント、グランド、通信部を備えた携帯型の本体部(210、310)と、本体部に対して分離状態と結合状態とが可能であり、無給電素子を備えた別体部(230、320、410)とを備え、別体部は、本体部と結合した状態で、アンテナエレメントに対して前方に配置される位置に、無給電素子を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、本体部は、アンテナエレメント、グランド、通信部を備えているので、別体部から分離状態として、別体部を用いずに通信を行うことができる。
また、本体部は携帯型であるため、通信相手に近づけて通信を行うことができ、無給電素子による利得向上が必要ない場合も多い。その場合には、別体部を分離状態とすることで、別体部の分、本体部を携帯したときの重量が軽くなる。したがって、別体部を分離状態とすることで、本体部を携帯した状態で通信を行う時のユーザの負担が軽減する。
また、別体部を結合状態とすれば、通信距離を長くすることもできる。しかも、別体部に無給電素子を備えているので、本体部に無給電素子を配置する場所を確保する必要もない。
請求項記載の発明は、別体部(230)も携帯型であり、別体部および本体部(210)は、互いに嵌り合う嵌合部(242、211)をそれぞれ備えており、別体部の嵌合部と、本体部の嵌合部とが嵌合することで、本体部と別体部とが結合状態となることを特徴とする。
本発明によれば、別体部も携帯型であることから、本体部と別体部を結合状態として、通信距離を長くしつつも、通信装置を携帯することができる。また、別体部を分離して、重量を軽くした状態で本体部を携帯することもできる。
請求項記載の発明は、別体部(320)は、別体部を設置する設置面に設置される基部(321)と、基部の上端に結合しており、本体部を出し入れする開口(341)を備え、本体部を収容する収容空間(340)を形成する収容壁部(331、332、333)と、を備えており、収容空間に本体部が収容されることにより結合状態となり、無給電素子は収容壁部の内部または表面に備えられていることを特徴とする。
本発明によれば、別体部は、本体部を収容するものであり、基部は設置面に設置される。すなわち、本発明によれば、別体部は、本体部を置いておく設置台になっている。したがって、結合状態では、ユーザは通信装置を持つ必要がなく、据置型の通信装置として使用できる。また、結合状態では、通信装置を持つ必要がないことから、無給電素子や、その無給電素子を備える別体部の重量は問題とせずに、利得を向上させることができる。
請求項記載の発明は、別体部(410)は、壁または天井に固定されており、壁または天井とともに、少なくとも一方向開口し本体部を収容する収容空間(440)を形成する収容壁部(411、412、413)を備え、無給電素子は収容壁部の内部または表面に備えられていることを特徴とする。
この本発明でも、結合状態では、別体部の収容空間に本体部が収容されているので、結合状態では、ユーザは通信装置を持つ必要がなく、据置型の通信装置として使用できる。
本発明の通信装置の第1実施形態となるハンディターミナル1の外観を示す斜視図である。 図1のハンディターミナル1のケース2内に備えられる要素の一部を示すブロック図である。 アンテナ装置10の構成を説明する断面図である。 アンテナ装置10の特性を調べるためのシミュレーションモデルを示す図である。 板型無給電素子13のサイズを変化させたときの合成利得を計算したシミュレーション結果を示すグラフである。 板型無給電素子13と逆F型アンテナエレメント11との間の距離を変化させたときの合成利得を計算したシミュレーション結果を示すグラフである。 第2実施形態のアンテナ装置110の特性を調べるためのシミュレーションモデルを示す図である。 ループ型無給電素子113のサイズを変化させたときの合成利得を計算したシミュレーション結果を示すグラフである。 ループ型無給電素子113と逆F型アンテナエレメント11との間の距離を変化させたときの合成利得を計算したシミュレーション結果を示すグラフである。 第3実施形態のハンディターミナル200の構成を示す図である。 ハンディターミナル200が備える板型無給電素子13のサイズ、および、離間距離を変化したときの読み取り距離アップ比を計算したシミュレーション結果である。 第4実施形態の通信装置300の構成を示す図である。 第5実施形態の通信装置400の構成を示す図である。 変形例1における板型無給電素子213の平面図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の通信装置の第1実施形態となるハンディターミナル1の外観を示す斜視図である。ハンディターミナル1は、携帯型であり、図示しないRFIDタグに記憶されている記録データを読み取る機能と、二次元コードなどの光学式の情報コードを読み取る機能を備えている。
これらの機能を実現するために、ハンディターミナル1は、樹脂製のケース2内に、図2にブロック図で示すように、アンテナ装置10、制御部20、通信部30を備える。また、図示していないが電池なども備える。
図2に示すように、通信部30は、送信部40、受信部50を備える。送信部40は、符号部41、変調部42、増幅部43を備えている。
符号部41は、制御部20から供給された信号を符号化する。符号部41は、この符号化した信号を変調部42へ出力する。変調部42は、符号部41にて符号化された信号を電気的デジタル信号に変換した後に、予め設定されている通信チャンネルを用いて、予め決定されている通信方式に基づいた変調方式により変調する。増幅部43は、変調部42で変調された信号を増幅する。増幅された信号は、アンテナ装置10から電波として送信される。
受信部50は、復調部51、復号部52を備える。復調部51は、アンテナ装置10が受信した電波を復調して復号部52に送る。復号部52は復調された信号を符号し、複合した信号を制御部20に送る。
図3に示すように、アンテナ装置10は、基板60の表面に主として形成されたアンテナエレメント11と、基板60の裏面に形成されたグランドパターン12とを備える。なお、基板60の表面とは、次に説明する板型無給電素子13と対向する側の面である。また、この基板60はガラスエポキシなどの誘電体製である。
アンテナエレメント11は図4を用いて詳しく説明するが、本実施形態では逆F型であるので、以下、逆F型アンテナエレメント11という。また、この逆F型アンテナエレメント11を本実施形態では4つ、四角形が形成されるように配置している。これら逆F型アンテナエレメント11の配置も図4で説明する。
グランドパターン12は、平面形状であり、サイズは、4つの逆F型アンテナエレメント11により形成される四角形よりも大きくなっている。グランドパターン12は、たとえば、銅箔により形成されている。
アンテナ装置10は、上記逆F型アンテナエレメント11、グランドパターン12の他に、板型無給電素子13も備える。板型無給電素子13は、ケース2の内表面2aに貼り付けられている。この板型無給電素子13は、銅などの金属薄膜であり、たとえば、蒸着法によりケース2の内表面2a上に形成される。なお、本明細書では、板を、薄膜と呼ばれることも多い、厚みの薄いものも含む意味で用いている。
図4に、本実施形態におけるアンテナ装置10のシミュレーションモデルを示す。このシミュレーションモデルにおいて、実際のアンテナ装置10の対応部分には、アンテナ装置10と同じ符号を付す。このシミュレーションモデルを用いて、アンテナ装置10の構成をさらに説明する。
図4に示すように、逆F型アンテナエレメント11は、本体部11a、給電線11b、短絡線11cを備えている。なお、図4に示すシミュレーションモデルでは、逆F型アンテナエレメント11を線状としているが、実際の逆F型アンテナエレメント11には、もちろん幅がある。
本体部11aは、グランドパターン12が形成する平面と平行に配置されている。給電線11bは、本体部11aの一方の端から折れ曲がった部分であり、本体部11aと接続している側とは反対側の端が給電部14と接続している。短絡線11cは、本体部11a、給電線11bが接続されている側に近い部分に、一方の端が接続されている。短絡線11cの他方の端は、グランドパターン12に接続されている。
逆F型アンテナエレメント11は、これら本体部11a、給電線11b、短絡線11cの長さを調節することにより、所望の電気長になるように設定されている。所望の電気長は、ここではλ/4である。λはc/fで表される。なお、cは光速であり、fは周波数である。アンテナ装置10はRFIDタグに備えられている通信機と通信するものであるため、上記周波数fは、RFIDタグで用いることができる周波数、たとえば、920MHz、433MHzなどである。
4つの逆F型アンテナエレメント11は、各逆F型アンテナエレメント11の本体部11aにより、ほぼ四角形が形成されるように配置されている。よって、互いに対向する本体部11aは互いに平行であり、また、隣り合う本体部11aは互いにほぼ直角である。
これら4つの逆F型アンテナエレメント11の各給電部14に、位相差をつけて給電することで、アンテナ装置10からは円偏波が放射される。この点は公知であるので、これ以上の説明は省略する。また、図4の例では、本体部11aは一直線上であるが、必ずしも、本体部11aは一直線上である必要はなく、折れ曲がった形状でもよい。本体部11aが一直線上でなくてもよい点も公知である。
これら4つの逆F型アンテナエレメント11の4つの本体部11aにより、それら4つの本体部11aを含む1つの平面を考えることができる。このように逆F型アンテナエレメント11などの線状アンテナを複数配置して平面を考えることができる場合、その複数の線状アンテナエレメントからなる全体のアンテナエレメントは、平面型のアンテナエレメントである。
なお、本実施形態では、4つの逆F型アンテナエレメント11の全部の本体部11aを含んで形成される四角形の縁が、請求項におけるアンテナエレメントの外側境界に相当し、また、その四角形を含んでいる平面がエレメント形成面に相当する。
本実施形態の板型無給電素子13は、正方形の平板形状であり、エレメント形成面と平行である。この板型無給電素子13があることにより、本実施形態のアンテナ装置10は、逆F型アンテナエレメント11から板型無給電素子13へ向かう側である前方への合成利得が向上する。板型無給電素子13の大きさ、および、板型無給電素子13から逆F型アンテナエレメント11までの距離(以下、離間距離)を種々に変更しても、前方への合成利得が向上する。なお、合成利得は、垂直偏波の利得と水平偏波の利得の合成である。
図5に、前方への合成利得と、板型無給電素子13の一辺のサイズとの関係を示す。この関係は、図4に示したシミュレーションモデルを用いて求めている。シミュレーションにおいては、離間距離は5mm、逆F型アンテナエレメント11の本体部11aの長さは65mm、給電線11b、短絡線11cの長さは15mmとした。互いに対向する逆F型アンテナエレメント11間の距離は70mmである。板型無給電素子13のサイズは種々変更しているが、いずれも場合も、板型無給電素子13の中心を通りその板型無給電素子13に対して垂直な軸が、4つの逆F型アンテナエレメント11により囲まれる領域の中心を通るようにしている。また、給電部14に給電する高周波の周波数は約920MHzである。
図5において太線は、板型無給電素子13がない場合の合成利得であり、ほぼ4dBiである。板型無給電素子13の一辺のサイズが60mm〜70mmの範囲では、板型無給電素子13がない場合に比較して1dB近く、前方への合成利得が向上している。
この理由は、第1に、板型無給電素子13が導波器として機能するからであると考えられる。円偏波は偏波面が時間とともに変化していくという特徴があるが、板型無給電素子13は二次元形状であることから、偏波面が時間とともに変化するという特徴を持つ円偏波であっても、導波器として機能すると考えられる。第2に、板型無給電素子13が逆F型アンテナエレメント11と結合し、これにより、Q値が高くなるためであると考えられる。
このシミュレーションで用いた周波数は約900MHzであるため、λ/4は約80mmである。板型無給電素子13が導波器として機能するためには、互いに隣り合う2つの辺の長さの合計が、λ/2よりも少し短い長さとなればよいと考察している。よって、一辺の長さはλ/4よりも少し短い長さであればよいことになる。なお、少し短い長さとは、板型無給電素子13が容量性、すなわち、使用周波数よりも共振周波数が高くなる長さであればよい。
λ/4は約80mmであることから、図5における60mm〜70mmは、最も、λ/4よりも少し短い長さになっていると言える。そのため、60mm〜70mmが最も合成利得が高くなっていると考えられる。60mmよりも板型無給電素子13の一辺のサイズが短くなると、導波器としてよく機能する長さから外れていくことになる。また、サイズが小さくなると、結合の程度も少なくなる。よって、板型無給電素子13の一辺のサイズが短くなると、次第に、板型無給電素子13がない場合と比較した合成利得の向上が少なくなる。
また、板型無給電素子13の一辺のサイズが80mmになると、合成利得は、板型無給電素子13がない場合よりも低下している。対向する逆F型アンテナエレメント11間の距離は70mmであることから、板型無給電素子13の一辺のサイズが80mmの場合、4つの逆F型アンテナエレメント11により囲まれる四角形の大きさよりも、板型無給電素子13のサイズのほうが大きくなってしまっている。そのため、逆F型アンテナエレメント11から、エレメント形成面に対して垂直に放射される電波は、板型無給電素子13に遮られてしまう。この理由により、板型無給電素子13の一辺のサイズが80mmになると、合成利得は、板型無給電素子13がない場合よりも低下すると考えられる。
図6には、前方への合成利得と離間距離との関係を示す。この関係も図4に示したシミュレーションモデルを用いて求めている。シミュレーションにおいては、板型無給電素子13の一辺のサイズは60mmとした。逆F型アンテナエレメント11の本体部11a、給電線11b、短絡線11cの長さは、および、互いに対向する逆F型アンテナエレメント11間の距離は、図5の場合と同じである。また、周波数は、図5の場合と同じく約920MHzである。
図6における太線も、板型無給電素子13がない場合の合成利得である。図6の波形を厳密に見ると、離間距離が15mm付近でピークが存在しており、このピークから離れるほど、合成利得は低下している。
ただし、離間距離が長くなっても、板型無給電素子13による利得向上の効果が少なくなるだけであり、板型無給電素子13がない場合よりも利得を低下させるとは考えにくい。したがって、板型無給電素子13を配置することにより、離間距離の制限はなく、合成利得が向上すると言える。
以上、説明した第1実施形態では、4つの逆F型アンテナエレメント11を備え、円偏波を放射するアンテナ装置10において、エレメント前方に板型無給電素子13を配置すると、図5、6に示したように、前方への合成利得が向上する。
また、エレメント前方は電波を放射する方向であることから、通常、エレメント後方に比較して構造物も少ない。よって、板型無給電素子13を配置する制約が少なく、また、エレメント前方は金属物も少ないことから、板型無給電素子13を機器ごとに調整する手間も軽減する。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態を説明する。この第2実施形態以下の説明において、それまでに使用した符号と同一番号の符号を有する要素は、特に言及する場合を除き、それ以前の実施形態における同一符号の要素と同一である。また、構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分については先に説明した実施形態を適用できる。
図7に、第2実施形態におけるアンテナ装置110に対応するシミュレーションモデルを示す。このアンテナ装置110は、第1実施形態が備えていた板型無給電素子13に代えて、ループ型無給電素子113を備えている。ループ型無給電素子113の中心位置、材質は、板型無給電素子13と同じである。また、ループ型無給電素子113は、そのループにより一つの平面が形成される形状であり、そのループ型無給電素子113を含む平面がエレメント形成面と平行となる角度で配置される。
ループ型無給電素子113を配置したアンテナ装置110も、ループ型無給電素子113がない場合に比較して、前方への合成利得が向上する。ループ型無給電素子113の大きさ、および、離間距離を種々に変更しても、前方への合成利得が向上する。
図8に、前方への合成利得と、ループ型無給電素子113の一辺のサイズとの関係を示す。この関係は、図7に示したシミュレーションモデルを用いて求めている。シミュレーションにおける条件は図5と同じである。周波数は、図5の場合と同じく約920MHzである。
図8のグラフは、図5のグラフとほぼ同様、60mm付近において特に利得が向上している。なお、図5では70mmでも合成利得が向上しているのに対して、図8では、70mmになると、合成利得は、ループ型無給電素子113がない場合よりも低下している。70mmは、図5、図8のシミュレーションにおいて、互いに対向する逆F型アンテナエレメント11間の距離70mmと同じである。
したがって、図5、図8から、離間距離が5mmの場合には、合成利得が向上する無給電素子13、113のサイズの上限は、逆F型アンテナエレメント11間の距離付近であることが分かる。ただし、後述するが、離間距離が長くなれば、無給電素子13、113のサイズが逆F型アンテナエレメント11間の距離よりも長くても、合成利得が向上する。
図9には、第2実施形態における、前方への合成利得と離間距離との関係を示す。この関係も図7に示したシミュレーションモデルを用いて求めている。シミュレーションにおける条件は図6と同じである。また、周波数は図5の場合と同じく約920MHzである。
図9の波形も、図6の波形と同様、離間距離が15mm付近でピークが存在しており、このピークから離れるほど、合成利得は低下している。ただし、合成利得が1よりも小さくなっている離間距離はない。したがって、ループ型無給電素子113を配置することにより、離間距離の制限はなく、合成利得が向上すると言える。
以上、説明した第2実施形態は、第1実施形態の板型無給電素子13をループ型無給電素子113に変更しているが、図8のグラフは図5のグラフに類似しており、図9のグラフは図6のグラフに類似している。よって、板型無給電素子13をループ型無給電素子113に変更しても、板型無給電素子13の場合と同様の効果が得られることが分かる。
<第3実施形態>
図10に示すハンディターミナル200は、本体部210と、別体部230を備える。本体部210は、内部に、アンテナ基本部220を備える。アンテナ基本部220は、アンテナ装置10から板型無給電素子13を除いた構成であり、4つの逆F型アンテナエレメント11、グランドパターン12、給電部14などを、第1実施形態と同じ構成で備えている。もちろん、本体部210は、アンテナ基本部220の他に、図2に示した制御部20、通信部30なども備える。また、この本体部210には、2つの嵌合凹部211も形成されている。
別体部230は、樹脂製の保持部240の内部に、板型無給電素子13を埋め込んだ構成である。この保持部240は、板型無給電素子13が埋め込まれており、本体部210に対向する対向板部241と、その対向板部241の互いに対向する縁にそれぞれ連結されて、対向板部241から突き出す2つの嵌合突部242を備えている。
この2つの嵌合突部242の先端は、それぞれ、本体部210の嵌合凹部211と嵌合する。2つの嵌合突部242が嵌合凹部211に嵌合することで、本体部210と別体部230は結合状態となる。嵌合突部242を嵌合凹部211から抜き取れば、本体部210と別体部230とを分離した状態にできる。
板型無給電素子13の配置は、本体部210と別体部230とが結合した状態で、図4に示した状態、すなわち、板型無給電素子13の中心を通り板型無給電素子13に対して垂直な軸が4つの逆F型アンテナエレメント11の中心を通るように、保持部240内に配置されている。
図11は、図10のハンディターミナル200を結合状態で用いたときの読み取り距離アップ比を示すグラフである。読み取り距離は、ハンディターミナル200を分離状態で用いたときを基準としている。このグラフは、シミュレーションにより求めた値を示しており、シミュレーションにおける条件のうち、逆F型アンテナエレメント11の大きさは、これまでの実施形態と同じである。互いに対向する逆F型アンテナエレメント11間の距離は80mmとした。このグラフにおいて、各波形の違いは、板型無給電素子13の一辺の長さの違いである。いずれの場合も、使用周波数は920MHzとした。
図11から分かるように、板型無給電素子13の一辺の長さがいずれの長さであっても、離間距離が20mm以上では、読み取り距離がアップしている。板型無給電素子13の一辺の長さが100mmである場合には、逆F型アンテナエレメント11間の距離である80mmよりも長いことになる。第1実施形態の結果と異なり、この場合でも読み取り距離はアップしている。この理由は、離間距離が長くなると、アンテナエレメントから放射された電波が板型無給電素子13を回折しやすくなるためであると考えられる。第1実施形態の図5では離間距離は5mmであったので、板型無給電素子13を回折しにくかったと考えられる。図11でも、離間距離が最も短い10mmの場合には、板型無給電素子13の一辺の長さが100mmの場合の読み取り距離アップ比は1よりも小さくなっている。
また、離間距離が最も短い10mmの場合には、板型無給電素子13の一辺の長さが短くなるほど、読み取り距離アップ比が高くなっている。この理由は、板型無給電素子13により、逆F型アンテナエレメント11から放射される電波が遮られる程度が少なくなるためであると考えられる。
この第3実施形態のハンディターミナル200は、本体部210に、逆F型アンテナエレメント11、制御部20、通信部30を備えているので、別体部230を用いずに通信を行うことができる。また、本体部210は携帯型であるため、通信相手に近づけて通信を行うことができ、板型無給電素子13による利得向上が必要ない場合も多い。その場合には、別体部230を分離状態とすることで、別体部230の分、本体部210を携帯したときの重量が軽くなる。したがって、別体部230を分離状態とすることで、本体部210を携帯した状態で通信を行う時のユーザの負担を軽減できる。
また、別体部230を結合状態とすれば、通信距離を長くすることもできる。しかも、別体部230に板型無給電素子13を備えているので、本体部210に板型無給電素子13を配置する場所を確保する必要もない。
<第4実施形態>
図12に示す第4実施形態の通信装置300は、本体部に相当するハンディターミナル310と、別体部に相当する設置台320を備えている。ハンディターミナル310の構成は、嵌合凹部211がない以外は図11の本体部210と同じ構成である。
設置台320は、机の上面や床面などの設置面350に設置される。この設置台320は基部321と収容部330を備える。基部321は、設置面350に設置される部分であり、設置台320にハンディターミナル310が設置されても、設置台320が転倒しない重量および形状になっている。
収容部330は、いずれも基部321と結合して、その基部321から上方に延びる板状体である収容壁部331、332、333を備えている。なお、収容壁部333は、ハンディターミナル310を挟んで反対側に、もう一つ備えられている。これら収容壁部331、332、333に囲われることで収容空間340が形成される。
この収容空間340上側に開口341を備えており、開口341を通してハンディターミナル310が収容空間340に対して出し入れされる。収容空間340の大きさは、ハンディターミナル310を収容した状態で、そのハンディターミナル310の位置がほぼ一定に定まる大きさとなっている。
収容壁部331は樹脂などの誘電体製であり、内部には板型無給電素子13が埋め込まれている。ハンディターミナル310が収容空間340に収容された状態で、アンテナ基本部220内の逆F型アンテナエレメント11に対する板型無給電素子13の位置が第3実施形態と同じになるように、板型無給電素子13は、収容壁部331に埋め込まれている。
ハンディターミナル310が収容部330に収容された状態が結合状態であり、ハンディターミナル310を収容部330から取り出した状態が分離状態である。ハンディターミナル310が収容部330に収容されている状態では、第3実施形態と同じ読み取り距離アップ比になる。
この第4実施形態の通信装置300は、ハンディターミナル310を、板型無給電素子13を備えた部分である設置台320から分離できるので、第3実施形態と同じく、ハンディターミナル310を携帯した状態で通信を行う時のユーザの負担を軽減できる。
また、ハンディターミナル310を設置する設置台320に板型無給電素子13が備えられている。したがって、結合状態では、ユーザはハンディターミナル310を持つ必要がない。また、結合状態では、ハンディターミナル310を持つ必要がないことから、板型無給電素子13や、その板型無給電素子13を備える設置台320の重量は問題とせずに、読み取り距離をアップさせることができる。
<第5実施形態>
図13に示すように、第5実施形態の通信装置400は、天井450に取り付けられている。この通信装置400は、第4実施形態と同じハンディターミナル310と、収容部410を備えている。収容部410は、収容壁部411、412、413を備えている。
収容壁部411、412は、天井450に一辺が固定されて、天井450から下方に突き出している。なお、収容壁部412は、ハンディターミナル310を挟んで反対側に、もう一つ備えられている。収容壁部413は、天井から突き出している上記収容壁部411、412と結合しており、天井450と平行になっている。
これら収容壁部411、412、413と天井450とにより、開口441を有する収容空間440が形成される。この収容空間440にハンディターミナル310が収容される。
収容壁部413は樹脂などの誘電体製であり、内部には板型無給電素子13が埋め込まれている。ハンディターミナル310が収容空間440に収容された状態で、アンテナ基本部220内の逆F型アンテナエレメント11に対する板型無給電素子13の位置が第3、第4実施形態と同じになるように、板型無給電素子13は、収容壁部413に埋め込まれている。
この第5実施形態の通信装置400も、ハンディターミナル310を、収容部410から分離して、ハンディターミナル310単独で通信できるので、第3、4実施形態と同じく、ハンディターミナル310を携帯した状態で通信を行う時のユーザの負担を軽減できる。
また、ハンディターミナル310を収容する収容部410に板型無給電素子13が備えられている。したがって、収容部410にハンディターミナル310が収容された結合状態では、ユーザはハンディターミナル310を持つ必要がないことから、板型無給電素子13や、その板型無給電素子13を備える設置台320の重量は問題とせずに、読み取り距離をアップさせることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の変形例も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。
<変形例1〜4>
たとえば、前述の実施形態では、板型無給電素子13の各辺は一直線であったが、これに限られない。図14は変形例1における板型無給電素子213の平面図である。この板型無給電素子213は、一辺の途中に折れ曲がり点213Aがある(変形例1)。なお、折れ曲がり点とは、線が不連続に曲がっている点を意味する。
このように折れ曲がり点213Aがあることで、折れ曲がり点213Aが一辺の途中に形成されていない場合、すなわち、各辺が一直線である場合に比較して、板型無給電素子213は頂点間の直線距離が短くなる。
所望の周波数の電波を放射しながらも、エレメント長を短縮する種々の技術が知られている。そのため、アンテナエレメントの大きさは、放射する周波数に基づいて定まる大きさよりも、かなり小さいこともある。
図14の板型無給電素子213は、各辺が一直線である場合に比較して頂点間の直線距離が短くなる。したがって、アンテナエレメントの大きさが小さくても、板型無給電素子213は、導波器としての機能低下を抑制しながらも、アンテナエレメントから放射される電波を遮る程度を少なくできる。
なお、折れ曲がり点213Aに代えて、一辺の途中に曲線部分があってもよい(変形例2)。このようにしても、各辺が一直線である場合よりも頂点間の直線距離を短くできる。
また、ループ型無給電素子113の辺の途中に、折れ曲がり点を形成したり(変形例3)、また、ループ型無給電素子113の辺の途中に曲線部分を形成してもよい(変形例4)。
<変形例5、6>
第3〜5実施形態では、板型無給電素子13を備えていたが、これに代えて、ループ型無給電素子113を用いてもよい(変形例5)。また、これら板型無給電素子13、ループ型無給電素子1113を別体部230、設置台320、収容部410の表面に備えてもよい(変形例6)。
<変形例7>
前述の実施形態では、4つの逆F型アンテナエレメント11により円偏波を放射するようにしていたが、これに限られない。円偏波を放射するアンテナとしてはパッチアンテナが周知である。このパッチアンテナを4つの逆F型アンテナエレメント11を含むアンテナの代わりに用いてもよい。この場合には、たとえば、絶縁性の基板の一方の面に形成された矩形の金属箔パターンが請求項のアンテナエレメントに相当し、その基板の反対の面にグランドパターンが形成される。また、パッチアンテナ以外の平面アンテナで円偏波を放射するようにしてもよい。
<変形例8>
第5実施形態では、天井450に、収容部410が取り付けられていたが、壁に収容部410が取り付けられてもよい。
1:ハンディターミナル(通信装置)、 2:ケース、 2a:内表面、 10:アンテナ装置、 11:逆F型アンテナエレメント、 12:グランドパターン、 13:板型無給電素子、 14:給電部、 20:制御部、 30:通信部、 60:基板、 110:アンテナ装置、 113:ループ型無給電素子、 200:ハンディターミナル、 210:本体部、 211:嵌合凹部、 213:板型無給電素子、 220:アンテナ基本部、 230:別体部、 242:嵌合突部、 300:通信装置、 310:ハンディターミナル、 320:設置台、 321:基部、 330:収容部、 331:収容壁部、 340:収容空間、 350:設置面、 400:通信装置、 410:収容部、 413:収容壁部、 440:収容空間

Claims (7)

  1. 平面型のアンテナエレメント(11)と、
    前記アンテナエレメントが接続されたグランド(12)とを備え、円偏波を放射するアンテナ装置(10、110)であって、
    樹脂製のケース(2)を備え、
    前記アンテナエレメントに対して前記グランドとは反対側となるエレメント前方に、板状またはループ状の無給電素子(13、113、213)が配置されており、
    前記無給電素子は、矩形形状であって、1辺の長さが、使用周波数よりも前記無給電素子の共振周波数が高くなる長さとなっており、かつ、前記ケースの内表面に固定されていることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 請求項1において、
    前記無給電素子の大きさおよび位置が、前記アンテナエレメントの外側境界から前記アンテナエレメントが形成されている面であるエレメント形成面に対して垂直に前記エレメント前方に放射される電波を遮らない大きさ、および、位置になっていることを特徴とするアンテナ装置。
  3. 請求項2において、
    前記無給電素子(213)は、矩形形状であり、辺の途中に、折れ曲がり点および曲線部分の少なくとも一方が形成されていることを特徴とするアンテナ装置。
  4. 請求項1〜のいずれか1項のアンテナ装置と、前記アンテナ装置を用いて通信を行う通信部(30)とを備えた通信装置(200、300、400)であって、
    前記アンテナエレメント、前記グランド、前記通信部を備えた携帯型の本体部(210、310)と、
    前記本体部に対して分離状態と結合状態とが可能であり、前記無給電素子を備えた別体部(230、320、410)とを備え、
    前記別体部は、前記本体部と結合した状態で、アンテナエレメントに対して前方に配置される位置に、前記無給電素子を備えていることを特徴とする通信装置。
  5. 請求項において、
    前記別体部(230)も携帯型であり、
    前記別体部および前記本体部(210)は、互いに嵌り合う嵌合部(242、211)をそれぞれ備えており、
    前記別体部の嵌合部と、前記本体部の嵌合部とが嵌合することで、前記本体部と前記別体部とが結合状態となることを特徴とする通信装置。
  6. 請求項において、
    前記別体部(320)は、
    前記別体部を設置する設置面に設置される基部(321)と、
    前記基部の上端に結合しており、前記本体部を出し入れする開口(341)を備え、前記本体部を収容する収容空間(340)を形成する収容壁部(331、332、333)と、を備えており、
    前記収容空間に前記本体部が収容されることにより前記結合状態となり、
    前記無給電素子は前記収容壁部の内部または表面に備えられていることを特徴とする通信装置。
  7. 請求項において、
    前記別体部(410)は、壁または天井に固定されており、壁または天井とともに、少なくとも一方向開口し前記本体部を収容する収容空間(440)を形成する収容壁部(411、412、413)を備え、
    前記無給電素子は前記収容壁部の内部または表面に備えられていることを特徴とする通信装置。
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