JP2014039101A - 無線通信機 - Google Patents
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Abstract
【課題】異なるタイプの信号方式での無線通信を適切に実行できる無線通信機を提供する。
【解決手段】RFIDリーダライタ10は、本体20と、本体20に着脱可能な保護カバー50を有している。本体20は、RFIDタグと無線通信を行う制御装置22を有している。保護カバー50には、複数の異なるタイプの無線通信用のアンテナ52が取付け可能となっている。制御装置22は、複数の異なるタイプのアンテナのそれぞれに応じた信号方式で無線通信が可能であり、本体20に装着された保護カバー50に取付けられているアンテナ52のタイプに応じて無線通信の信号方式を切り替える。
【選択図】図2
【解決手段】RFIDリーダライタ10は、本体20と、本体20に着脱可能な保護カバー50を有している。本体20は、RFIDタグと無線通信を行う制御装置22を有している。保護カバー50には、複数の異なるタイプの無線通信用のアンテナ52が取付け可能となっている。制御装置22は、複数の異なるタイプのアンテナのそれぞれに応じた信号方式で無線通信が可能であり、本体20に装着された保護カバー50に取付けられているアンテナ52のタイプに応じて無線通信の信号方式を切り替える。
【選択図】図2
Description
本明細書で開示する技術は、外部機器と無線通信する無線通信機に関する。
外部機器と無線通信する無線通信機が知られている。特許文献1には、本体と、本体ケースの開口部に取り付けられる耐衝撃用カバーとを有する無線通信機が開示されている。特許文献1では、無線通信用のアンテナコイルを耐衝撃用カバーの内部に配置している。
ところで、この種の無線通信機においては、用途に応じて異なる信号方式(例えば、信号出力、電波特性(直線偏波、円偏波等)等)で無線通信が行われる。無線通信の信号方式が変われば、それに応じてアンテナの形状が変化する。特許文献1の技術では、本体は一のタイプの信号方式でのみ通信が可能であり、耐衝撃用カバーの内部には、本体に設定された信号方式のタイプと同一のタイプの信号方式のアンテナのみが配置される。このため、異なるタイプの信号方式で無線通信するためには、その信号方式に対応した専用の本体及び耐衝撃用カバーが必要であった。本明細書は、異なるタイプの信号方式での無線通信を適切に実行できる無線通信機を提供する。
本明細書が開示する無線通信機は、本体と、本体に着脱可能な保護部材を有している。本体は、外部機器と無線通信を行う制御装置を有している。保護部材には、複数の異なるタイプの無線通信用のアンテナが取付け可能となっている。制御装置は、複数の異なるタイプのアンテナのそれぞれに応じた信号方式で無線通信が可能であり、本体に装着された保護部材に取付けられているアンテナのタイプに応じて無線通信の信号方式を切り替える。
上記の無線通信機では、保護部材には、複数の異なるタイプのアンテナが取付け可能とされている。また、本体の制御装置は、複数の異なるタイプのアンテナのそれぞれに応じた信号方式で無線通信が可能とされている。そして、本体に保護部材が装着されると、本体の制御装置は、保護部材に取付けられているアンテナのタイプを判断し、そのアンテナのタイプに応じて無線通信の信号方式を切り替える。そのため、複数の異なるタイプのアンテナが取付けられた複数の保護部材を用意すれば、本体に装着される保護部材を取り替えるだけで、異なるタイプの信号方式で通信することができる。また、保護部材を取り替えた際は、制御装置が保護部材に取付けられているアンテナのタイプを判断し、そのタイプに応じた信号方式に自動的に切り替える。このため、アンテナの信号方式と本体の信号方式が適合しないことによる無線通信の不具合を防止することができる。従って、異なるタイプの信号方式での無線通信を適切に実行することができる。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に示す技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。
(特徴1)保護部材は、さらに、アンテナと接続されている第1の電極を有していてもよい。第1の電極は、アンテナのタイプに応じて異なる位置に配置されていてもよい。本体は、さらに、制御装置と接続されている第2の電極を有していてもよい。第2の電極は、アンテナのタイプに応じて異なる位置に配置される第1の電極のそれぞれと接続可能となっていてもよい。本体に保護部材が装着されたときに、第1の電極と第2の電極とが接続してもよい。制御装置は、第2の電極に接続された第1の電極が配置された位置に基づいて、保護部材に取付けられているアンテナのタイプを判断してもよい。ここで、「電極」とは、先端に他方と結合するためのハウジングを備えていない電極を意味する。
この構成によると、アンテナのタイプに応じて異なる位置に第1の電極を配置することで、制御装置は、保護部材に取付けられているアンテナのタイプを適切に判断することができる。
(特徴2)第1の電極は付勢部材を有しており、本体に保護部材が装着されたときに、付勢部材によって第1の電極が第2の電極に向かって付勢されていてもよい。
この構成によると、付勢部材によって第1の電極を第2の電極に向かって付勢することにより、第1の電極と第2の電極との電気的な接続をより確実に行うことができる。
(特徴3)保護部材は、さらに、アンテナと接続されている第1のコネクタを有していてもよい。第1のコネクタは、アンテナのタイプに応じて異なる位置に配置されていてもよい。本体は、さらに、制御装置と接続されている第2のコネクタを有していてもよい。第2のコネクタは、アンテナのタイプに応じて異なる位置に配置される第1のコネクタのそれぞれと接続可能となっていてもよい。本体に保護部材が装着されたときに、第1のコネクタが第2のコネクタに差込まれて両者が接続してもよい。制御装置は、第2のコネクタに差込まれた第1のコネクタが配置された位置に基づいて、保護部材に取付けられているアンテナのタイプを判断してもよい。ここで、「コネクタ」とは、その先端に他方と結合するためのハウジングを備えている電極を意味する。
この構成によると、アンテナのタイプに応じて異なる位置に第1のコネクタを配置することで、制御装置は、保護部材に取付けられているアンテナのタイプを適切に判断することができる。
(第1実施例)
図1は、第1実施例のRFID(Radio Frequency IDentification)リーダライタ10を示している。RFIDリーダライタ10は、携帯式のRFIDリーダライタである。RFIDリーダライタ10は、RFIDタグとの間で無線通信を行い、RFIDタグからデータを読み出したり、RFIDタグにデータを書き込んだりする。RFIDリーダライタ10は、本体20と、本体に着脱可能な保護カバー50を有している。図2に示すように、本体20には、RFIDタグとの間で無線通信を行う制御装置22が備えられ、保護カバー50には、無線通信用のアンテナ52が備えられている。従って、本実施例では、本体20に保護カバー50を取り付けることによって、RFIDタグとの間で無線通信可能なRFIDリーダライタ10が完成する。なお、本実施例では、信号方式に応じて複数種類の保護カバー50、60等が用意されており、それら複数種類の保護カバー50、60等は共通の本体20に装着可能となっている。
図1は、第1実施例のRFID(Radio Frequency IDentification)リーダライタ10を示している。RFIDリーダライタ10は、携帯式のRFIDリーダライタである。RFIDリーダライタ10は、RFIDタグとの間で無線通信を行い、RFIDタグからデータを読み出したり、RFIDタグにデータを書き込んだりする。RFIDリーダライタ10は、本体20と、本体に着脱可能な保護カバー50を有している。図2に示すように、本体20には、RFIDタグとの間で無線通信を行う制御装置22が備えられ、保護カバー50には、無線通信用のアンテナ52が備えられている。従って、本実施例では、本体20に保護カバー50を取り付けることによって、RFIDタグとの間で無線通信可能なRFIDリーダライタ10が完成する。なお、本実施例では、信号方式に応じて複数種類の保護カバー50、60等が用意されており、それら複数種類の保護カバー50、60等は共通の本体20に装着可能となっている。
上記の通り、本体20の内部には、RFIDとの間で無線通信を行う制御装置22が備えられている。図2では、制御装置22を模式的に図示しているが、実際は、本体20内に備えられた制御基板上に制御装置22が構築されている。制御装置22は、用途に応じて、信号方式を切り替えて無線通信を行うことができる。具体的には、制御装置22は、信号出力を高出力、中出力、低出力、の3段階に切り替え可能であるとともに、電波特性を直線偏波と円偏波との間で切り替え可能である。制御装置22による無線通信の信号方式の切り替えの詳しい方法については後述する。
信号出力と電波特性について説明する。信号出力は、無線通信可能な最大距離に関係する。信号出力が変わると、無線通信可能な最大距離が変わる。例えば、信号出力が高出力の場合、無線通信可能な最大距離は10m程度である。また、中出力の場合は、1m程度であり、低出力の場合は、数十cm程度である。電波特性は、RFIDリーダライタ10から放射される電界の進み方に関係する。電波特性が円偏波の場合、RFIDリーダライタ10から放射される電界が回転する。この場合、RFIDタグの貼り付け方向に関わらず、データの読み取り又は書き込みが可能である。一方、直線偏波の場合、RFIDリーダライタ10から放射される電界の向きが回転せずに直進する。この場合、読み取り又は書き込み可能なRFIDタグの貼り付け方向に制約がある。
本体20の先端部付近の表面には、本体側電極ユニット23が備えられている。本体側電極ユニット23は、本体20のうち、保護カバー50によって覆われる部分に備えられている。図3に示すように、本体側電極ユニット23は、複数個の本体側電極24と、樹脂基材25とを備えている。各本体側電極24は、制御装置22と電気的に接続されている。図3に示すように、本体側電極ユニット23の表面には、カバー側電極54(後述)を差込み可能な複数個の凹部26が形成されている。即ち、凹部26は、本体20の表面に露出している。各本体側電極24は、各凹部26内に設けられている。後述するように、保護カバー50、60等のカバー側電極54、64等は、保護カバー50、60等の信号方式(低出力、直線偏波、等)に応じて、予め定められた異なる位置に配置されている。上述したように、本体20には複数種類の保護カバー50、60等が装着でき、保護カバー50、60は、種類毎に、異なる信号方式のアンテナ52、62等を備えている。このため、本体側電極24は、保護カバー50、60等の種類(信号方式)毎に複数設けられ、装着される保護カバー50、60等に応じて、その一部にカバー側電極54、64等が接続されるようになっている。
図2に示すように、保護カバー50は、本体20の先端部に装着される。保護カバー50が本体20の先端部に装着されると、保護カバー50は、本体20の先端部を被覆して保護する。保護カバー50は、耐衝撃性能に優れる素材(例えば、ゴム等の樹脂材)で形成されている。保護カバー50は、無線通信用のアンテナ52と、アンテナ52と電気的に接続されている2本のカバー側電極54と、を備えている。
アンテナ52は、対応する信号方式(信号出力、電波特性等)に応じて形状や大きさが異なる。図2、図3には、信号出力が低出力であり、電波特性が直線偏波である無線通信に対応するアンテナ52が示されている。
図3に示すように、2本のカバー側電極54の配置は、接続されているアンテナ52が対応する信号方式(低出力、直線偏波)に応じて、予め定められている。図2に示すように、各カバー側電極54は、本体側電極ユニット23の表面に形成された複数の凹部26の中の2箇所に差込み可能である。カバー側電極54が凹部26に差込まれることにより、カバー側電極54と本体側電極24とが電気的に接続する。
各カバー側電極54は、先端に他方(本体側電極24)と結合するためのハウジングを備えていない電極である。また、各カバー側電極54は、付勢部材(例えばバネ等)を内蔵している。そのため、図2に示すように、本体20に保護カバー50を装着した場合、付勢部材によって、各カバー側電極54が、凹部26内の本体側電極24に向かって付勢される。これにより、カバー側電極54と本体側電極24との電気的な接続をより確実に行うことができる。
図4は、保護カバー50(図1〜図3参照)に代えて、本体20に装着可能な別の保護カバー60の例を示す。保護カバー60の形状は、本体20に装着可能な形状であれば、保護カバー50と同じであっても、保護カバー50と異なっていてもよい。保護カバー60も、保護カバー50と同様に、アンテナ62と、2本のカバー側電極64とを備えている。
図4のアンテナ62は、信号出力が高出力であり、電波特性が円偏波である無線通信に対応するアンテナである。また、2本のカバー側電極64は、カバー側電極54(図3参照)とは異なる配置で設けられている。そのため、保護カバー60を本体20に装着する場合、2本のカバー側電極64が差込まれる凹部26の位置は、保護カバー50を本体20に装着した場合に2本のカバー側電極54が差込まれる凹部26の位置(図3参照)とは異なる。
また、図示しないが、本体20に装着可能な保護カバーは、上記の保護カバー50、60に限らず、他にも多数存在する。上記の通り、保護カバーには、それぞれ、無線通信の信号方式(信号出力、電波特性)に応じたアンテナが備えられている。また、カバー側電極は、アンテナのタイプに応じて異なる配置で備えられている。
以上、本体20及び保護カバー50、60の構成を説明した。次いで、本体20に保護カバー50を装着してRFIDタグと無線通信を行う場合における、各構成部材の動作を説明する。
保護カバー50を本体20に装着すると、図3に示すように、2本のカバー側電極54がそれぞれ本体側電極ユニット23の複数の凹部26の中の2箇所に差込まれる。この際、付勢部材によって、各カバー側電極54が、凹部26内の本体側電極24に向かって付勢される。これにより、カバー側電極54と、複数個の本体側電極のうちの一部の本体側電極24とが電気的に接続する。この結果、カバー側電極54及び本体側電極24を介して、アンテナ52と制御装置22が電気的に接続する。
制御装置22は、本体側電極24と電気的に接続された2本のカバー側電極54の配置位置に基づいて、保護カバー50に備えられているアンテナ52のタイプを判断する。上記の通り、カバー側電極の配置は、アンテナのタイプ毎に異なっている。即ち、制御装置22は、本体側電極ユニット23に備えられた複数個の本体側電極24のうち、どの本体側電極24にカバー側電極54が接続されているのかに応じて、アンテナ52のタイプを判断する。従って、制御装置22は、2本のカバー側電極54の配置位置から、保護カバー50に備えられたアンテナ52が、低出力かつ直線偏波の無線通信用のアンテナであると判断する。なお、制御装置22によるカバー側電極の配置位置を判断する方法には、公知の種々の方法を用いることができる。例えば、本体20に設けられた複数個の本体側電極24のそれぞれについて導通テストを行うことで判断できる。すなわち、カバー側電極と本体側電極24とが接続されている場合、これらの電極間で電流が流れる一方で、カバー側電極と本体側電極24とが接続されていない場合、これらの電極間では電流が流れない。このため、複数個の本体側電極24のそれぞれについて導通テストを行うことで、保護カバーのカバー側電極の配置位置を求めることができる。
次いで、制御装置22は、アンテナ52のタイプに応じた無線通信(低出力かつ直線偏波の無線通信)を行うように、無線通信の信号方式を切り替える。その結果、制御装置22は、アンテナ52を用いて、RFIDタグとの間で、低出力かつ直線偏波の無線通信を実行することができる。
さらに、保護カバー50を本体20から取り外し、保護カバー60を本体20に装着した場合における、各構成部材の動作を説明する。
保護カバー50の場合と同様に、保護カバー60を本体20に装着すると、2本のカバー側電極64がそれぞれ本体側電極ユニット23の凹部26に差込まれる(図4参照)。これにより、カバー側電極64と、複数個の本体側電極のうちの一部の本体側電極24とが電気的に接続する。この結果、カバー側電極64及び本体側電極24を介して、アンテナ62と制御装置22が電気的に接続する。
制御装置22は、本体側電極24と電気的に接続された2本のカバー側電極64の配置位置に基づいて、保護カバー60に備えられているアンテナ62のタイプを判断する。即ち、制御装置22は、2本のカバー側電極64の配置位置から、アンテナ62が、高出力かつ円偏波の無線通信用のアンテナであると判断する。制御装置22は、アンテナ62のタイプに応じた無線通信(高出力かつ円偏波の無線通信)を行うように、無線通信の信号方式を切り替える。その結果、制御装置22は、アンテナ62を用いて、RFIDタグとの間で、高出力かつ円偏波の無線通信を実行することができる。
以上、本実施例のRFIDリーダライタ10について説明した。上記の通り、本実施例では、本体20の制御装置22は、本体20に保護カバー50、60が装着されると、保護カバー50、60に取り付けられているアンテナ52、62のタイプ(対応する信号方式)を判断し、そのタイプに応じて無線通信の信号方式を切り替える。そのため、複数の異なるタイプのアンテナが取付けられた複数の保護カバーを用意すれば、本体20に装着される保護カバーを取り替えるだけで、異なるタイプの信号方式で通信することができる。また、保護カバーを取り替えた際は、制御装置22が保護カバーに取付けられているアンテナのタイプを判断し、そのタイプに応じた信号方式に自動的に切り替える。このため、アンテナの信号方式と本体20の信号方式が適合しないことによる無線通信の不具合を防止することができる。従って、異なるタイプの信号方式での無線通信を適切に実行することができる。
特に、本実施例のように、RFIDリーダライタ10が携帯型である場合、多種多様なRFIDタグと無線通信を行う機会も多く、異なるタイプの信号方式での無線通信を適切に実行することが求められる機会が多い。仮に、RFIDリーダライタが一の種類の信号方式のみしか行えない場合、信号方式毎に複数のRFIDリーダライタを携帯する必要が生じる。本実施例のRFIDリーダライタ10によると、信号方式毎に複数種類の保護カバーを携帯するだけでよいため、携帯型のRFIDリーダライタ10を用いる場合に、異なるタイプの信号方式での無線通信を適切に実行することができる。
また、本実施例では、カバー側電極がアンテナのタイプに応じて異なる位置に配置され、制御装置22は、本体側電極24に接続されたカバー側電極の配置位置に基づいて、保護カバーに取付けられているアンテナのタイプを判断する。そのため、アンテナのタイプを判断するための機構(例えば、切り替えスイッチ等)は必要なく、制御装置22は、保護カバーに備えられたアンテナのタイプを自動的に判断できる。保護カバーを取替える操作だけで、ユーザの特別な操作(例えば、切り替えスイッチの操作等)が不要となるため、アンテナの信号方式と本体20の信号方式が適合しないことによる無線通信の不具合を適切に防止することができる。
本実施例のRFIDリーダライタ10が「無線通信機」の一例である。本実施例のRFIDタグが「外部機器」の一例である。保護カバー50、60が「保護部材」の一例である。カバー側電極54、64が「第1の電極」の一例である。本体側電極24が「第2の電極」の一例である。
(第2実施例)
第2実施例について、第1実施例と異なる点を説明する。図5に示すように、本実施例のRFIDリーダライタ100も、第1実施例と同様に、本体20と保護カバー150を備えている。
第2実施例について、第1実施例と異なる点を説明する。図5に示すように、本実施例のRFIDリーダライタ100も、第1実施例と同様に、本体20と保護カバー150を備えている。
本実施例の本体20は、その基本的構成は第1実施例の本体20と共通するが、本体側電極ユニット23に代えて、本体側コネクタユニット123を備えた点が第1実施例の本体20とは異なる。図6に示すように、本体側コネクタユニット123は、複数個の凹部26と本体側電極24(図3参照)に代えて、樹脂基材125に複数個の本体側コネクタ124を備えた点で、第1実施例の本体側電極ユニット23とは異なる。複数個の本体側コネクタ124は、それぞれ、導体で形成されており、制御装置22と電気的に接続されている。各本体側コネクタ124は、本体20の表面側に開口しており、その開口部には、カバー側コネクタ154の先端のハウジング155(後述)を差込み可能である。
図6に示すように、保護カバー150の基本的構成も第1実施例の保護カバー50と共通するが、2本のカバー側電極54に代えて、1本のカバー側コネクタ154を備えた点が第1実施例の保護カバー50とは異なる。カバー側コネクタ154は、第1実施例のアンテナ52と同様のアンテナ152(低出力、直線偏波)と電気的に接続している。カバー側コネクタ154は、先端に他方(本体側コネクタ124)と結合するためのハウジング155を備えている電極である。
また、図7に示すように、保護カバー160の基本的構成も第1実施例の保護カバー60と共通するが、2本のカバー側電極64に代えて、1本のカバー側コネクタ164を備えた点が第1実施例の保護カバー60とは異なる。カバー側コネクタ164は、第1実施例のアンテナ62と同様のアンテナ162(高出力、円偏波)と電気的に接続している。なお、カバー側コネクタ164も、先端に他方(本体側コネクタ124)と結合するためのハウジング165を備えている電極である。カバー側コネクタ164は、カバー側コネクタ154(図6参照)とは異なる位置に配置されている。そのため、保護カバー160を本体20に装着する場合、カバー側コネクタ164が差込まれる本体側コネクタ124の位置は、保護カバー150を本体20に装着した場合にカバー側コネクタ154が差込まれる本体側コネクタ124の位置(図6参照)とは異なる。
保護カバー150を本体20に装着すると、カバー側コネクタ154のハウジング155が、複数個の本体側コネクタ124のうちの1個の本体側コネクタ124に差込まれる。この結果、カバー側コネクタ154と本体側コネクタ124とが電気的に接続し、アンテナ152と制御装置22とが電気的に接続する。
制御装置22は、本体側コネクタ124と電気的に接続されたカバー側コネクタ154の配置位置に基づいて、保護カバー150に備えられているアンテナ152のタイプを判断する。具体的には、カバー側コネクタの配置は、アンテナのタイプ毎に異なっている。したがって、制御装置22は、本体側コネクタユニット123に備えられた複数個の本体側コネクタ124のうち、どの本体側コネクタ124にカバー側コネクタ154のハウジング155が差込まれているのかに応じて、アンテナ152のタイプを判断する。この場合、制御装置22は、アンテナ152が低出力かつ直線偏波の無線通信用のアンテナであると判断する。
次いで、制御装置22は、アンテナ52のタイプに応じた無線通信(低出力、直線偏波の無線通信)を行うように、無線通信の信号方式を切り替える。その結果、制御装置22は、アンテナ152を用いて、RFIDタグとの間で、低出力かつ直線偏波の無線通信を実行することができる。
さらに、保護カバー150を本体20から取り外し、保護カバー160を本体20に装着すると、カバー側コネクタ164が、複数個の本体側コネクタ124のうちの1個の本体側コネクタ124に差込まれる。これにより、カバー側コネクタ164と本体側コネクタ124とが電気的に接続し、アンテナ162と制御装置22が電気的に接続する。
制御装置22は、本体側コネクタ124と電気的に接続されたカバー側コネクタ164の配置に基づいて、保護カバー160に備えられているアンテナ162のタイプを判断する。この場合、制御装置22は、アンテナ162が高出力かつ円偏波の無線通信用のアンテナであると判断する。制御装置22は、アンテナ162のタイプに応じた無線通信(高出力、円偏波の無線通信)を行うように、無線通信の信号方式を切り替える。その結果、制御装置22は、アンテナ162を用いて、RFIDタグとの間で、高出力かつ円偏波の無線通信を実行することができる。
本実施例によると、アンテナのタイプに応じて異なる位置にカバー側コネクタを配置することで、制御装置22は、保護カバーに取付けられているアンテナのタイプを適切に判断することができる。カバー側コネクタ154、164が「第1のコネクタ」の一例である。本体側コネクタ124が「第2のコネクタ」の一例である。
以上、本発明の実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、以下の変形例を含んでもよい。
(変形例1)上記実施例では、制御装置22は、本体側電極24に接続されるカバー側電極の配置(又は、本体側コネクタ124に接続されるカバー側コネクタの配置)に基づいて、アンテナのタイプを判断し、無線通信の信号方式を切り替えている。無線通信の信号方式の切り替え方法は、これらの方法には限られない。従って、例えば、本体20が、無線通信の信号方式毎に異なる位置に切り替えスイッチを備え、保護カバーが、アンテナのタイプ毎に異なる位置に押し具を備え、保護カバーを本体20に装着すると、保護カバーに取り付けられたアンテナのタイプに応じた位置の切り替えスイッチが押されるようにしてもよい。その場合、制御装置22は、押された切り替えスイッチの位置に応じて、無線通信の信号方式を切り替える。
(変形例2)上記実施例では、RFIDリーダライタ10について説明したが、他の携帯型無線通信機に上述した構成を適用してもよい。例えば、RFIDリーダや、RFID以外の通信方式を用いる携帯型無線通信機に適用してもよい。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:RFIDリーダライタ
20:本体
22:制御装置
23:本体側電極ユニット
24:本体側電極
25:樹脂基材
26:凹部
50:保護カバー
52:アンテナ
54:カバー側電極
60:保護カバー
62:アンテナ
64:カバー側電極
100:RFIDリーダライタ
123:本体側コネクタユニット
124:本体側コネクタ
125:樹脂基材
150:保護カバー
152:アンテナ
154:カバー側コネクタ
155:ハウジング
160:保護カバー
162:アンテナ
164:カバー側コネクタ
165:ハウジング
20:本体
22:制御装置
23:本体側電極ユニット
24:本体側電極
25:樹脂基材
26:凹部
50:保護カバー
52:アンテナ
54:カバー側電極
60:保護カバー
62:アンテナ
64:カバー側電極
100:RFIDリーダライタ
123:本体側コネクタユニット
124:本体側コネクタ
125:樹脂基材
150:保護カバー
152:アンテナ
154:カバー側コネクタ
155:ハウジング
160:保護カバー
162:アンテナ
164:カバー側コネクタ
165:ハウジング
Claims (4)
- 外部機器と無線通信する無線通信機であって、
本体と、
本体に着脱可能な保護部材と、
を有しており、
本体は、外部機器と無線通信を行う制御装置を有しており、
保護部材には、複数の異なるタイプの無線通信用のアンテナが取付け可能となっており、
制御装置は、複数の異なるタイプのアンテナのそれぞれに応じた信号方式で無線通信が可能であり、本体に装着された保護部材に取付けられているアンテナのタイプに応じて無線通信の信号方式を切り替える、
無線通信機。 - 保護部材は、さらに、アンテナと接続されている第1の電極を有しており、
第1の電極は、アンテナのタイプに応じて異なる位置に配置されており、
本体は、さらに、制御装置と接続されている第2の電極を有しており、
第2の電極は、アンテナのタイプに応じて異なる位置に配置される第1の電極のそれぞれと接続可能となっており、
本体に保護部材が装着されたときに、第1の電極と第2の電極とが接続し、
制御装置は、第2の電極に接続された第1の電極が配置された位置に基づいて、保護部材に取付けられているアンテナのタイプを判断する、
請求項1の無線通信機。 - 第1の電極は付勢部材を有しており、
本体に保護部材が装着されたときに、付勢部材によって第1の電極が第2の電極に向かって付勢されている、
請求項2の無線通信機。 - 保護部材は、さらに、アンテナと接続されている第1のコネクタを有しており、
第1のコネクタは、アンテナのタイプに応じて異なる位置に配置されており、
本体は、さらに、制御装置と接続されている第2のコネクタを有しており、
第2のコネクタは、アンテナのタイプに応じて異なる位置に配置される第1のコネクタのそれぞれと接続可能となっており、
本体に保護部材が装着されたときに、第1のコネクタが第2のコネクタに差込まれて両者が接続し、
制御装置は、第2のコネクタに差込まれた第1のコネクタが配置された位置に基づいて、保護部材に取付けられているアンテナのタイプを判断する、
請求項1の無線通信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012179358A JP2014039101A (ja) | 2012-08-13 | 2012-08-13 | 無線通信機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012179358A JP2014039101A (ja) | 2012-08-13 | 2012-08-13 | 無線通信機 |
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JP2014039101A true JP2014039101A (ja) | 2014-02-27 |
Family
ID=50286922
Family Applications (1)
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JP2012179358A Pending JP2014039101A (ja) | 2012-08-13 | 2012-08-13 | 無線通信機 |
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Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015198357A (ja) * | 2014-04-01 | 2015-11-09 | 株式会社デンソーウェーブ | アンテナ装置、および通信装置 |
JP2016052051A (ja) * | 2014-09-01 | 2016-04-11 | 東芝テック株式会社 | アンテナ装置およびrfid読取装置 |
JP2020511909A (ja) * | 2017-03-16 | 2020-04-16 | シャレット、キースCHARETTE, Keith | 小型化無線ルータ |
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2012
- 2012-08-13 JP JP2012179358A patent/JP2014039101A/ja active Pending
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