JP2014120937A - ループアンテナ中継装置、通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】情報端末のループアンテナの配置に制約されることなく、媒体を読み取らせる場合の操作性を向上できるループアンテナ中継装置、通信システムを提供する。
【解決手段】中継装置20は、端末アンテナ11を備える情報端末10に配置されるものであり、第1アンテナ41と、第1アンテナ41が設けられ、第1アンテナ41及び端末アンテナ11間が電磁誘導方式により結合するように、第1アンテナ41及び端末アンテナ11が対向した状態で第1アンテナ41及び情報端末10間の位置を保持する本体ケース部31と、第1アンテナ41に対して電気的に接続されたループアンテナである第2アンテナ42とを備え、第2アンテナ42の外形は、端末アンテナ11の外形とは大きさが異なり、ICタグ50のタグアンテナ52との間で電磁誘導方式により結合可能な大きさである。
【選択図】図1

Description

本発明は、ループアンテナを中継するループアンテナ中継装置、通信システムに関するものである。
従来、内部アンテナとしてループアンテナを備える情報端末があった。この内部アンテナは、情報端末がICカード等の媒体との間でNFC規格等に基づいて通信するためのものである。
一方、情報端末の内部アンテナに接続される外部アンテナがあった(例えば特許文献1)。この外部アンテナは、2つのアンテナを備えており、1つは、情報端末の内部アンテナに接続されており、もう1つは、情報端末以外の応答器に接続できるようになっている。
しかし、従来の外部アンテナは、いわゆるスマートフォンのようなアンテナが背面に配置された端末に、装着するものではなかった。
特開2008−269400号公報
本発明の課題は、情報端末のループアンテナの配置に制約されることなく、媒体を読み取らせる場合の操作性を向上できるループアンテナ中継装置、通信システムを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
・第1の発明は、ループアンテナである端末アンテナ(11)を備える情報端末(10)に配置されるループアンテナ中継装置(20,220)であって、ループアンテナである第1アンテナ(41,241)と、前記第1アンテナが設けられ、前記第1アンテナ及び前記端末アンテナ間が電磁誘導方式により結合するように、前記第1アンテナ及び前記端末アンテナが対向した状態で、前記第1アンテナ及び前記情報端末間の位置を保持する保持部材(31,231)と、前記第1アンテナに対して電気的に接続されたループアンテナである第2アンテナ(42,242−1,242−2)とを備え、前記第2アンテナの外形は、前記端末アンテナの外形とは大きさが異なり、媒体(50,250−1,250−2)のループアンテナ(52)との間で電磁誘導方式により結合可能な大きさであること、を特徴とするループアンテナ中継装置である。
・第2の発明は、第1の発明のループアンテナ中継装置において、前記媒体のループアンテナ(52)の外形は、前記端末アンテナ(11)の外形よりも小さく、前記第2アンテナ(42,242−1,242−2)の外形は、前記媒体のループアンテナの外形に対応した大きさであること、を特徴とするループアンテナ中継装置である。
・第3の発明は、第1又は第2の発明のループアンテナ中継装置において、利用者が把持する軸状の軸状ケース(32)と、前記保持部材(31)及び前記軸状ケース間に接続されたケーブル(33)とを備え、前記第2アンテナ(42)は、前記軸状ケースの先端に収容され、前記ケーブルを介して前記第1アンテナ(41)に接続されていること、を特徴とするループアンテナ中継装置である。
・第4の発明は、第1又は第2の発明のループアンテナ中継装置において、前記保持部材(31)は、前記情報端末(10)をカバーするように取り付けられ、前記第1アンテナ(41)に加えて、前記第2アンテナ(42)が設けられていること、を特徴とするループアンテナ中継装置である。
・第5の発明は、第1から第4までのいずれかの発明のループアンテナ中継装置において、外形が異なる複数の前記第2アンテナ(242−1,242−2)を備えること、を特徴とするループアンテナ中継装置である。
・第6の発明は、第1から第5までのいずれかの発明のループアンテナ中継装置(20,220)と、前記第1アンテナに電磁誘導方式により結合する端末アンテナを備える情報端末(10)と、前記第2アンテナに電磁誘導方式により結合するループアンテナを備える媒体(50)と、を備える通信システムである。
本発明によれば、情報端末のループアンテナの配置に制約されることなく、媒体を読み取らせる場合の操作性を向上できるループアンテナ中継装置、通信システムを提供できる。
第1実施形態の通信システム1の斜視図、読み取り面32aを示す図である。 第1実施形態の情報端末10を中継装置20に取り付けた状態の断面図である。 第1実施形態の通信システム1の使用態様の一例を説明する図である。 第2実施形態の通信システム201の斜視図である。 第2実施形態の情報端末10を中継装置220に取り付けた状態の断面図である。
(第1実施形態)
以下、図面等を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態の通信システム1の斜視図、読み取り面32aを示す図である。
図1(a)は、情報端末10、中継装置20の斜視図である。
図1(b)は、情報端末10を中継装置20に取り付けた状態の斜視図である。
図1(c)は、読み取り面32aを正面(図1(a)の矢印A)から見た図である。
図2は、第1実施形態の情報端末10を中継装置20に取り付けた状態の断面図である。
なお、図面の理解を容易にするために、各図には、図1の状態を基準として、左右方向X、奥行方向Y、鉛直方向Zの座標軸を設けた。また、各図は、構成を明確にするために、厚み方向を適宜誇張して図示した。
図1、図2に示すように、通信システム1は、情報端末10(情報端末)、中継装置20(ループアンテナ中継装置)、ICタグ50(媒体)を備える。
通信システム1は、情報端末10を中継装置20に配置した状態で、利用者がペン状ケース部32の読み取り部をICタグ50に近づけることにより、情報端末10及びICタグ50が中継装置20を介して通信するものである。
情報端末10は、NFC規格に基づいて、他の媒体との間で通信可能な携帯情報端末である。情報端末10は、通信システム1のために特別に用意したものではなく、いわゆるスマートフォンのような携帯電話機を用いる。情報端末10の形状は、厚さが例えば10mm以内の薄い直方体である。
情報端末10は、端末アンテナ11、表示部12、記憶部15、制御部16を備える。
端末アンテナ11は、ループアンテナである。端末アンテナ11は、表示部12とは反対側の奥側Y2(背面側)に収容されている。端末アンテナ11の外形は、通常は、ICカード等と通信するために適切な大きさであり、例えば、1辺の長さが40mm〜80mm程度の長方形である。
表示部12は、タッチパネルであり、表示装置、入力装置を兼用するものである。表示部12は、情報端末10の一方の面である手前側Y1(正面側)に配置されている。表示部12の大きさは、例えば3〜5インチ程度である。情報端末10の外形は、表示部12の外形よりも一回り大きい程度である。
記憶部15は、情報端末10の動作に必要な情報や、プログラム等を記憶するための半導体メモリ素子等の記憶装置である。
制御部16は、情報端末10を統括的に制御するための制御装置であり、例えば、CPU(中央処理装置)等から構成される。
制御部16は、端末アンテナ11を制御することにより、他の媒体との間で、電磁誘導方式によって、非接触により直接通信をする機能を有する。
実施形態では、情報端末10は、この非接触通信としてNFC規格(ISO/IEC18092(NFC IP−1)、ISO/IEC21481(NFC IP−2))に基づいて、13.56MHzの電磁波を利用して、ICタグ50等の媒体との間で直接通信をし、ICタグ50の情報を読み取ったり、更新したりする機能を備える。
上記構成により、情報端末10は、通常は、端末アンテナ11が収容された背面側に、ICタグやICカード等の媒体がかざされた場合に、これらとの間で、NFC規格に基づいて直接通信をできる。また、後述するように、実施形態では、情報端末10は、このような直接通信のみではなく、中継装置20を介して、ICタグ50等の媒体と通信できる。
中継装置20は、情報端末10に取り付けられる。中継装置20は、本体ケース部31(保持部材)、ペン状ケース部32、ケーブル33、第1アンテナ41、第2アンテナ42を備える。
本体ケース部31は、中継装置20の本体の筐体であり、第1アンテナ41等の構成部品を内部に収容して保持する。本体ケース部31は、例えば、樹脂、ゴム等の材料により形成される。
本体ケース部31は、背面部31a、側部31b、突出部31cを備える。
背面部31aは、本体ケース部31を情報端末10に取り付けた状態で、情報端末10の背面側(奥側Y2)に配置される。背面部31aは、平板状の部材であり、第1アンテナ41を収容する。
側部31bは、背面部31aの左右方向の両端から手前側Y1に形成された壁状の部分である。側部31bの内寸は、情報端末10の左右方向Xの長さとほぼ等しい。
突出部31cは、側部31bの手前側先端から左右内側に突出するように設けられたフランジ状の部分である。
上記構成により、本体ケース部31は、背面部31a、側部31b、突出部31cが情報端末10をカバーするようにして、情報端末10に対する奥行方向Yの位置決めがされて配置され、情報端末10に取り付けられる。なお、説明及び図示は省略するが、鉛直方向Zについても、本体ケース部31、情報端末10との間を位置決めして配置するために、側部31bと同様な構成、又はストッパ等の構成を有している。
これにより、背面部31a内の第1アンテナ41及び情報端末10内の端末アンテナ11は、対向した状態で保持され、電磁誘導方式により結合可能になる。
ペン状ケース部32は、第2アンテナ42が収容される。ペン状ケース部32の外形は、例えば、外径が10mm以内、長さが50〜200mm程度の軸状の部材である。利用者は、ペン状ケース部32を、鉛筆を持つように把持できる。
ペン状ケース部32の先端の面は、ICタグ50を読み取るための読み取り面32aである。この読み取り面32aも、例えば外径が10mm以内である。
ケーブル33は、本体ケース部31及びペン状ケース部32間を連結する部材である。ケーブル33は、電線43と、これを被覆する絶縁部材から構成される。
なお、ケーブル33は、USB接続端子等を用いて本体ケース部31及びペン状ケース部32に対して着脱可能にしてもよい。この場合には、ケーブル長が異なるケーブル33に交換可能にでき、利用者が使用場面に応じてケーブル33を選択できるので、利便性を向上できる。
第1アンテナ41は、例えば、3回巻き程度のループアンテナである。第1アンテナ41は、例えば、電気基板(フレキシブル基板、リジット基板等)上にプリント配線により形成されたり、樹脂等の基材上に電線をループ状に配線して形成される。
第1アンテナ41は、本体ケース部31内部の手前側Y1の領域に配置される(図2参照)。これは、情報端末10が取り付けられた状態で、第1アンテナ41を端末アンテナ11に対してより近接して配置するためである。
第2アンテナ42は、第1アンテナ41と同様に作製されるループアンテナである。第2アンテナ42の外形は、ペン状ケース部32の先端に収容される。第2アンテナ42は、磁界の向きが、ペン状ケース部32の軸方向になるように配置されている。第2アンテナ42の外形は、読み取り面32aの外径よりも小さく、外径が10mm以内の円形である。
第1アンテナ41の両端部及び第2アンテナ42の両端部(図1(c)の端部42a,42b参照)は、ケーブル33内の電線43により、電気的に接続されている。
ICタグ50は、小型のRFIDタグである。
ICタグ50は、ICチップ51、タグアンテナ52を備える。
ICチップ51は、電磁誘導方式で信号伝達可能な集積回路である。ICチップ51は、ICタグ50の動作に必要なプログラム等を記憶する記憶部(図示せず)と、この記憶部に記憶されたプログラム等を適宜読み出して実行することにより、ICタグ50を統括的に制御する制御部(図示せず)とを備える。なお、この記憶部は、記憶情報の読み出し専用のタイプでも、記憶情報を書き換え可能のタイプでもよい。
タグアンテナ52は、例えば3回巻き程度のループアンテナである。端末アンテナ11の両端の端子は、ICチップ51に接続される。タグアンテナ52の外形は、例えば、外径が10〜20mm程度の円形である。
通信システム1の通信方法について説明する。
(第1アンテナ41及び端末アンテナ11の結合)
図2に示すように、通信システム1の使用時には、情報端末10が本体ケース部31に取り付けられているので、第1アンテナ41及び端末アンテナ11が対向した状態になる。第1アンテナ41及び端末アンテナ11間の距離は、例えば10mm程度以内である。これにより、第1アンテナ41及び端末アンテナ11は、電磁誘導方式により結合し、情報を送受信できる。
ここで、端末アンテナ11の収容位置は、情報端末10の機種毎に異なっている。図1の例では、端末アンテナ11は、情報端末10のほぼ中央に収容されているが、左右方向X、鉛直方向Zに偏って配置されている機種もある。中継装置20は、第1アンテナ41の外形を端末アンテナ11の外形よりも十分に大きくして、いずれの情報端末10が取り付けられても、第1アンテナ41の内側に、端末アンテナ11が配置されるようになっている。
これにより、通信システム1は、汎用性を向上できる。
(第2アンテナ42及びタグアンテナ52の結合)
ペン状ケース部32の読み取り面32aがICタグ50にかざされた状態では、第2アンテナ42及びタグアンテナ52が対向した状態になる。第2アンテナ42及びタグアンテナ52間の距離は、例えば10mm程度以内である。
また、第1アンテナ41及び端末アンテナ11の上記結合により、第1アンテナ41に発生した起電力によって、第2アンテナ42に交流の電流が流れる。これにより、第2アンテナ42及びタグアンテナ52は、電磁誘導方式により結合し、情報を送受信できる。
この場合、タグアンテナ52に発生した起電力により、ICチップ51に駆動電力が伝達される。
ここで、ペン状ケース部32は、本体ケース部31から分離しているので、利用者は、情報端末10の配置に制約されずに、読み取り面32aをICタグ50にかざすことができる。また、第2アンテナ42の外形(例えば、外径10mm以内)は、端末アンテナ11の外形(例えば、1辺が40〜80mm程度の長方形)に対して、十分に小さい。このため、ペン状ケース部32の読み取り面32aの面積は、端末アンテナ11の読み取り面積よりも、十分に小さい。また、第2アンテナ42が発生する磁界は、第1アンテナ41によりも強くなる。このように、第2アンテナ42の外形は、ICタグ50のタグアンテナ52の外形に対応した大きさになっている。
このため、利用者は、ペン状ケース部32の読み取り面32aを、ICタグ50に狙いを定めて、容易にかざすことができる。また、小型のタグアンテナ52を有する小型のICタグ50であっても、第2アンテナ42及びタグアンテナ52間が安定して結合できる。このため、システムは、小型のICタグ50を読み取る場合の操作性を向上できるし、情報端末10及びICタグ50間で安定して通信できる。
以上の作用によって、情報端末10の制御部16及びICタグ50のICチップ51は、中継装置20を介して、通信できる。
通信システム1の使用態様の一例を説明する。
図3は、第1実施形態の通信システム1の使用態様の一例を説明する図である。
図3の二点鎖線内は、読み取り操作を拡大して説明する斜視図である。
利用者Pは、中継装置20が取り付けられた情報端末10を一方の手で持ち、他方の手でペン状ケース部32を持つ。ICタグ50は、テーブル60の上に縦横に、小間隔で複数配列されている。
利用者Pは、情報端末10との間で、ICタグ50を1つずつ通信させて、ICタグ50の情報を読み取ったり、ICタグ50に情報を書き込む。
前述したように、読み取り面32aの読み取り面積が十分に小さく、第2アンテナ42が発生する磁界が強いので、利用者は、ICタグ50に正確に狙いを定めることができるし、また、他のICタグ50と通信してしまう等の誤操作を抑制できる。
また、本体ケース部31及びペン状ケース部32は、ケーブル33を介して分離しているので、利用者は、情報端末10の表示部12に表示される必要な情報(例えば、ICタグ50から読み取った情報等)を視認しながら、作業できる。これにより、作業性を向上できる。表示部12に必要な情報を表示するには、情報端末10にプログラムをインストールしておき、情報端末10の制御部16が必要な処理をすればよい。
実施形態とは異なり情報端末10及びICタグ50が直接通信する場合には、上記の例のようにICタグ50のタグアンテナ52の外径が端末アンテナ11の外形よりも小さい形態では、利用者は、どのICタグ50と通信したのかを、正確に把握できない。また、情報端末10の読み取り面が背面にあるので、利用者は、表示部12が自分の方を向いた状態では、この読み取り面を見ることはできない。このため、この場合には、作業性が悪い。
なお、通信システム1の使用態様は、上記に限定されない。例えば、情報端末10は、中継装置20を介して、クレジットカード等のICカードとの間で通信してもよい。
また、ポスタ等の掲示物にICタグ50が設けられている場合等であっても、利用者は、情報端末10及び本体ケース部31を持ちながら、ペン状ケース部32の読み取り面32aを、ICタグ50に正確にかざすことができる。
以上説明したように、本実施形態の通信システム1は、ICタグ50の読み取り操作を向上でき、また、小型のICタグ50であっても、情報端末10及びICタグ50間で正確に通信できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、以下の説明及び図面において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図4は、第2実施形態の通信システム201の斜視図である。
図4(a)は、中継装置220の斜視図である。
図4(b)は、情報端末10を中継装置220に取り付けた状態の斜視図である。
図5は、第2実施形態の情報端末10を中継装置220に取り付けた状態の断面図である。
通信システム201は、中継装置220の形態が第1実施形態とは異なる。
図4に示すように、中継装置220は、2つのペン状ケース部232−1,232−2、2つの第2アンテナ242−1,242−2を備える。
2つのペン状ケース部232−1,232−2は、本体ケース部231の左側X1及び右側X2に、本体ケース部231に一体に形成されている。ペン状ケース部232−1の外径は、ペン状ケース部232−2の外径よりも小さい。
例えば、ペン状ケース部232−1の外径が5〜10mm程度であれば、ペン状ケース部232−2の外径が15〜20mm程度である。なお、これらの外径は、この例に限定されず、通信対象のICタグ250(250−1,250−2)等の大きさに合わせて、適宜設定できる。
情報端末10を中継装置220に取り付けた状態において、2つのペン状ケース部232−1,232−2の先端は、情報端末10の天面よりも上側Z2に突出する。
第2アンテナ242−1,242−2は、2つのペン状ケース部232−1,232−2の上側の先端内部に、それぞれ収容されている。
第2アンテナ242−1,242−2は、本体ケース部231内の電線により、第1アンテナ241に電気的に接続されている。第2アンテナ242−1,242−2の外径は、ペン状ケース部232−1,232−2の外径に対応しており、それぞれペン状ケース部232−1,232−2の外径よりも、1〜5mm程度小さい。
図5に示すように、第2アンテナ242−1,242−2は、第1アンテナ241に対して、並列に接続されている。このため、第2アンテナ242−1,242−2は、異なる大きさのICタグ250−1,250−2との間で、独立して通信できる。
なお、これら3つの第2アンテナ242−1,242−2、第1アンテナ241は、直列に接続されていてもよい。
通信システム201の使用態様は、第1実施形態と同様である。
通信システム201を使用する場合、利用者は、情報端末10の背面をICタグ250にかざすことなく、ペン状ケース部232−1,232−2の読み取り面232a−1,232a−2をICタグ250にかざせばよい(図1(b)参照)。このため、利用者は、情報端末10の端末アンテナ11の配置に制約されることがないので、情報端末10単体で使用する場合よりも、操作性を向上できる。
また、中継装置220の本体ケース部231及びペン状ケース部232−1,232−2が一体的に形成されているので、利用者は、情報端末10及び中継装置220を一方の手のみで把持でき操作性がよい。また、この場合、利用者は、空いている他方の手で表示部12をタッチ操作等することもできる。
さらに、利用者は、異なる大きさのICタグ250−1,250−2との間で連続して通信する場合でも、その大きさに合わせて、ペン状ケース部232−1,232−2、つまり第2アンテナ242−1,242−2を選択すればよい。このため、情報端末10を交換する等の手間が不要であり、操作性がよい。
以上説明したように、本実施形態の通信システム201は、本体ケース部231及びペン状ケース部232−1,232−2が一体的に形成されているので、操作性を向上できる。また、2つの第2アンテナ242−1,242−2を備えるので、操作性を一層向上できる。
なお、本実施形態では、2つの第2アンテナ242−1,242−2を備える例を示したが、これに限定されない。例えば、異なる大きさの3つ以上の第2アンテナ242−1,242−2を設ければ、通信可能なICタグ250の大きさの幅を広げることができる。また、第2アンテナ242が1つのみで設けてもよい。この場合であっても、本体ケース部231及びペン状ケース部が一体的に形成されているので、前述したように、操作性がよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできる。
例えば、第1実施形態に対して、第2実施形態の構成を適用して、2つの大きさの異なる第2アンテナを第1アンテナに接続し、2つのペン状ケース部に収容し、異なる大きさのICタグと通信できるようにしてもよい。
(変形形態)
(1)実施形態において、情報端末は、スマートフォンのような携帯端末である例を示したが、これに限定されない。例えば、情報端末は、中継装置の第1アンテナと通信できるループアンテナを備えるものであればよく、例えば、10インチ又はこれ以下の表示部を備えるタブレットタイプの端末でもよい。
(2)実施形態において、中継装置の読み取り面をかざす媒体は、ICタグである例を示したが、これに限定されない。例えば、この媒体は、NFC規格等で通信可能な他の情報端末(いわゆるスマートフォン等)でもよい。この場合には、2つの情報端末が中継装置を介して通信できる。また、この場合には、利用者は、2つの情報端末の背同士を重ね合わせるといった不自然な態様ではなく、情報端末を中継装置の読み取り面にかざすといった自然な態様で操作できる。
(3)実施形態において、第1アンテナ及び第2アンテナ間は、電気ケーブル等により有線で接続する例を示したが、これに限定されない。例えば、第1アンテナ及び第2アンテナ間は、無線で接続してもよい。
1,201 通信システム
10 情報端末
11 端末アンテナ
12 表示部
20,220 中継装置
31,231 本体ケース部
32,232−1,232−2 ペン状ケース部
32a,232a−1,232a−2 読み取り面
33 ケーブル
41,241 第1アンテナ
42,242−1,242−2 第2アンテナ
50,250−1,250−2 ICタグ
52 タグアンテナ

Claims (6)

  1. ループアンテナである端末アンテナを備える情報端末に配置されるループアンテナ中継装置であって、
    ループアンテナである第1アンテナと、
    前記第1アンテナが設けられ、前記第1アンテナ及び前記端末アンテナ間が電磁誘導方式により結合するように、前記第1アンテナ及び前記端末アンテナが対向した状態で、前記第1アンテナ及び前記情報端末間の位置を保持する保持部材と、
    前記第1アンテナに対して電気的に接続されたループアンテナである第2アンテナとを備え、
    前記第2アンテナの外形は、前記端末アンテナの外形とは大きさが異なり、媒体のループアンテナとの間で電磁誘導方式により結合可能な大きさであること、
    を特徴とするループアンテナ中継装置。
  2. 請求項1に記載のループアンテナ中継装置において、
    前記媒体のループアンテナの外形は、前記端末アンテナの外形よりも小さく、
    前記第2アンテナの外形は、前記媒体のループアンテナの外形に対応した大きさであること、
    を特徴とするループアンテナ中継装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のループアンテナ中継装置において、
    利用者が把持する軸状の軸状ケースと、
    前記保持部材及び前記軸状ケース間に接続されたケーブルとを備え、
    前記第2アンテナは、前記軸状ケースの先端に収容され、前記ケーブルを介して前記第1アンテナに接続されていること、
    を特徴とするループアンテナ中継装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載のループアンテナ中継装置において、
    前記保持部材は、
    前記情報端末をカバーするように取り付けられ、
    前記第1アンテナに加えて、前記第2アンテナが設けられていること、
    を特徴とするループアンテナ中継装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載のループアンテナ中継装置において、
    外形が異なる複数の前記第2アンテナを備えること、
    を特徴とするループアンテナ中継装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載のループアンテナ中継装置と、
    前記第1アンテナに電磁誘導方式により結合する端末アンテナを備える情報端末と、
    前記第2アンテナに電磁誘導方式により結合するループアンテナを備える媒体と、
    を備える通信システム。
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