JP2007193675A - 非接触通信装置、icカード及び携帯機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 非接触によりデータの送受信を行う非接触通信装置及びICカードであって、特別な装置を用いることなく、不正アクセスからカード情報を保護することができる非接触通信装置、ICカード及び携帯機器を提供する。
【解決手段】 開放端A、B間が断線している場合には、アンテナ用コイルL10は開放されているため、ICカードリーダ/ライタ部30から電力用電波信号を受信しても、CPU12等への動作電力の供給は行われず、データの送受信が不可能な状態となる。一方、動作スイッチ24により開放端A、B間が電気的に接続されている場合には、ICカードリーダ/ライタ部30から電力用電波信号を受信すると、CPU12等への動作電力の供給が行われ、アンテナ用コイルL10を介してデータの送受信が可能な状態になる。
【選択図】 図1
【解決手段】 開放端A、B間が断線している場合には、アンテナ用コイルL10は開放されているため、ICカードリーダ/ライタ部30から電力用電波信号を受信しても、CPU12等への動作電力の供給は行われず、データの送受信が不可能な状態となる。一方、動作スイッチ24により開放端A、B間が電気的に接続されている場合には、ICカードリーダ/ライタ部30から電力用電波信号を受信すると、CPU12等への動作電力の供給が行われ、アンテナ用コイルL10を介してデータの送受信が可能な状態になる。
【選択図】 図1
Description
本発明は非接触通信装置、ICカード及び携帯機器に係り、特に外部機器との間で非接触によりデータの送受信を行う技術に関する。
従来、非接触ICカードに対する不正アクセスからカード情報を保護する不正アクセス防護装置が提案されている(特許文献1)。
特開2004−348500号公報
上記特許文献1に開示された不正アクセス防護装置によれば、不正アクセス防護装置やICカードホルダーを購入するコストがかかるという問題があった。また、ICカードとともに、不正アクセス防護装置やICカードホルダーを携帯する必要があるという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、非接触によりデータの送受信を行う非接触通信装置及びICカードであって、特別な装置を用いることなく、不正アクセスからカード情報を保護することができる非接触通信装置、ICカード及び携帯機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に係る非接触通信装置は、データ通信用のアンテナと、前記アンテナを介して外部機器との間で通信を行う無線通信手段と、前記アンテナの途中、又は、前記アンテナと前記無線通信手段との間に設けられ、電気的に接続/非接続するためのスイッチとを備えることを特徴とする。
請求項1に係る非接触通信装置によれば、スイッチによりアンテナ、又は、アンテナと無線通信手段が接続された場合にのみ、データの送受信が可能になるため、非接触通信装置以外に余計な器具を用いることなく、不正なアクセスから非接触通信装置内に記録された情報を保護することができる。
請求項2に係る非接触通信装置は、請求項1において、前記アンテナは、前記外部機器から電波の入力を受け付けて起電力を発生し、前記無線通信手段に動作電力を供給することを特徴とする。
請求項2に係る非接触通信装置によれば、スイッチによりアンテナ、又は、アンテナと無線通信手段が接続された場合にのみ、アンテナから無線通信手段への電力供給及びデータの送受信が可能になるため、非接触通信装置以外に余計な器具を用いることなく、不正なアクセスから非接触通信装置内に記録された情報を保護することができる。
請求項3に係る非接触通信装置は、請求項1又は2において、前記スイッチがメンブレンスイッチであることを特徴とする。
請求項3に係る非接触通信装置によれば、非接触通信装置の表面からあまり突出していないメンブレンスイッチを用いることにより、鞄への収納時等に、スイッチが押されてしまうのを防止でき、不正アクセスの防止性能が向上する。
請求項4に係るICカードは、請求項1から3のいずれか1項記載の非接触通信装置を備えることを特徴とする。また、請求項5に係る携帯機器は、請求項1から3のいずれか1項記載の非接触通信装置を備えることを特徴とする。
請求項4又は5によれば、スイッチにより開放箇所が接続された場合にのみ、電力用の電波の受信及びデータの送受信が可能になるため、余計な器具を用いることなく、不正なアクセスからICカードや携帯機器内に記録されたデータを保護することができる。
本発明によれば、非接触により外部機器とのデータの送受信を行う非接触通信装置において、スイッチによりアンテナ等に設けられた開放箇所が接続された場合にのみ、データの送受信が可能になるため、余計な器具を用いることなく、不正なアクセスから情報を保護することができる。
以下、添付図面に従って本発明に係る非接触通信装置、ICカード及び携帯機器の好ましい実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るICカードの主要構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係るICカード10は、ICカードリーダ/ライタ部30との間で、非接触でデータの送受信を行うものであって、アンテナ用コイルL10、CPU12、コプロセッサ14、ROM16、EEPROM18、RAM20、インターフェイス部22及び動作スイッチ24を備える。これらは、フィルムに実装されて無線ICタグとなり、ICカード10に埋め込まれる。
ICカードリーダ/ライタ部30は、ICカード10と通信する場合に、ICカード10に対して電力用電波信号を送信する。この電力用電波信号によりICカード10の各ブロックに動作電力が供給されて動作可能な状態になると、ICカードリーダ/ライタ部30は、送信すべきデータ信号を電力用電波信号に重畳するように送信する。また、ICカードリーダ/ライタ部30は、ICカード10から送信された電波信号を受信して復調し、上記電波信号からデータ信号を取り出す。
アンテナ用コイルL10は、ICカードリーダ/ライタ部30から送信される所定の周波数の電力用電波信号を受信する。この受信した電力用電波信号は、図示せぬ動作用電源回路(整流・平滑回路)によって整流・平滑化されて一定電圧の直流電力(動作用電力)となり、CPU12等に供給される。
ICカードリーダ/ライタ部30から送信されてくる信号は、電力用電波信号に重畳して送信され、その信号はインターフェイス部22により復調されてCPU12に与えられる。
CPU12は、ROM16に記憶された動作プログラムに従って動作し、上記インターフェイス部22から入力される信号に応じた処理を実行し、受信したデータをEEPROM18に書き込んだり、EEPROM18からデータを読み出してインターフェイス部22により変調し、アンテナ用コイルL10から電波信号として送信したりする。
コプロセッサ14は、CPU12の性能を強化するための補助プロセッサである。RAM20は、プログラムの展開領域や、CPU12及びコプロセッサ14の演算作業用領域として利用されるとともに、各種のデータの一時記録領域として利用される。
図1に示すように、本実施形態に係るICカード10では、アンテナ用コイルL10は、開放端A、Bにおいて開放されており、開放端A、Bは動作スイッチ24に接続されている。開放端A、B間の電気的な接続は、動作スイッチ24により制御される。なお、この開放端A、Bは、アンテナ用コイルL10のどこに設けられていてもよい。また、開放端A、Bは、アンテナ用コイルL10からCPU12等への動作電力の供給路上に設けられていてもよい。
開放端A、B間が断線している場合には、アンテナ用コイルL10は開放されているため、ICカードリーダ/ライタ部30から電力用電波信号を受信しても、CPU12等への動作電力の供給は行われず、データの送受信が不可能な状態となる。一方、動作スイッチ24により開放端A、B間が電気的に接続されている場合には、ICカードリーダ/ライタ部30から電力用電波信号を受信すると、CPU12等への動作電力の供給が行われ、アンテナ用コイルL10を介してデータの送受信が可能な状態になる。
図2は、動作スイッチ24の構成を示す断面図である。図2に示すように、動作スイッチ24は、ICカード10の表面基材40と、裏面基材50の間に形成されたノーマルオープン形のメンブレンスイッチである。表面基材40及び裏面基材50は、電磁波を透過しやすい絶縁材料(例えば、合成樹脂材料)により形成される。
表面基材40の内側の面には、接着シート42により上部接点シート44が貼り付けられる。一方、裏面基材50には、下部接点シート48が貼り付けられる。上部接点シート44及び下部接点シート48は、ともに導電体であり、それぞれアンテナ用コイルL10の開放端A及びBに接続されている。上部接点シート44と下部接点シート48とは、スペーサー46によって絶縁されている。
図2に示すように、スペーサー46の一部は切り欠かれている。上部接点シート44及び下部接点シート48上の、スペーサー46の切り欠き部46aに対応する位置には、それぞれ上部電極44a及び下部電極48aが互いに対向するように形成されている。ICカード10の表面基材40の押圧部40aは弾性を有しており、押圧部40aが押圧されると、上部接点シート44が押し下げられて、上部電極44aと下部電極48aとが接触し、アンテナ用コイルL10の開放端が導通する。これにより、アンテナ用コイルL10を介して、電力用電波信号の受信やデータの送受信が可能になる。
本実施形態によれば、動作スイッチ24が押圧された場合にのみ、電力用電波信号の受信及びデータの送受信が可能になるため、ICカード10本体以外に余計な器具を用いることなく、不正なアクセスからICカード10内に記録されたカード情報を保護することができる。また、ICカード10の表面から突出していないメンブレンスイッチを用いることにより、鞄への収納時等に、スイッチが押されてしまうのを防止でき、不正アクセスの防止性能が向上する。
なお、本実施形態では、動作スイッチ24が押圧された場合に、アンテナ用コイルL10が使用可能となったことを表示するための表示手段を設けてもよい。上記表示手段としては、例えば、アンテナ用コイルL10から供給される動作電力により点灯するランプ(LED)や、音声を出力するブザー又はスピーカを設けることができる。これにより、動作スイッチ24が押圧された状態で、ICカードリーダ/ライタ部30から電力用電波信号を受信した場合に、ランプの点灯や音声の出力の有無により、データの送受信が可能になったことを確認したり、ICカード10内の回路の不良の有無(例えば、動作スイッチ24の接触不良やアンテナ用コイルL10の断線等)を確認することができる。
また、本実施形態では、動作スイッチ24は、ICカード10の表面に設けられているが、例えば、側面や角に設けて、ICカード10の側面や角がICカードリーダ/ライタ部30に押しつけられた場合に、データの送受信を行えるようにしてもよい。
なお、本実施形態では、データの送受信を行わない場合に、アンテナ用コイルL10、又は、アンテナ用コイルL10からCPU12等への動作電力の供給路を開放(断線)するようにしたが、図3に示すように、アンテナ用コイルL10からCPU12等への動作電力の供給路C1、C2間を短絡させてもよい。図3に示す動作スイッチ26はノーマルクローズ形であり、動作スイッチ26が押圧されていない場合には、C1、C2間が短絡しているため、CPU12等に動作電力が十分に供給されず、ICカード10′はデータの送受信が不可能となる。一方、動作スイッチ26が押圧されると、C1、C2間が断線するため、アンテナ用コイルL10からCPU12等に動作電力が供給されてデータの送受信が可能になる。また、ICカード10内にアースを設けて、データの送受信を行わない場合に、アンテナ用コイルL10を接地する構成としてもよい。
なお、上記の実施形態では、アンテナ用コイルL10等の開放箇所又は短絡箇所が1箇所であったが、開放箇所や短絡箇所を複数設けておき、これらの接続、断線を1つの動作スイッチにより制御できるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、無線ICタグをICカードに埋め込んだ例について説明したが、例えば、携帯電話機内に無線ICタグを設けた場合であっても、本発明を適用することができる。なお、上記実施形態では、アンテナ用コイルL10からCPU12等への動作電力を供給するようにしたが、例えば、携帯電話機等のように、バッテリを内蔵した機器に無線ICタグを内蔵する場合にも、本発明を適用してアンテナを断線又は短絡することにより不正アクセスを防止することができる。
10…ICカード、L10…アンテナ用コイル、12…CPU、14…コプロセッサ、16…ROM、18…EEPROM、20…RAM、22…インターフェイス部、24、26…動作スイッチ、30…ICカードリーダ/ライタ部
Claims (5)
- データ通信用のアンテナと、
前記アンテナを介して外部機器との間で通信を行う無線通信手段と、
前記アンテナの途中、又は、前記アンテナと前記無線通信手段との間に設けられ、電気的に接続/非接続するためのスイッチと、
を備えることを特徴とする非接触通信装置。 - 前記アンテナは、前記外部機器から電波の入力を受け付けて起電力を発生し、前記無線通信手段に動作電力を供給することを特徴とする請求項1記載の非接触通信装置。
- 前記スイッチは、メンブレンスイッチであることを特徴とする請求項1又は2記載の非接触通信装置。
- 請求項1から3のいずれか1項記載の非接触通信装置を備えることを特徴とする非接触ICカード。
- 請求項1から3のいずれか1項記載の非接触通信装置を備えることを特徴とする携帯機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006012754A JP2007193675A (ja) | 2006-01-20 | 2006-01-20 | 非接触通信装置、icカード及び携帯機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006012754A JP2007193675A (ja) | 2006-01-20 | 2006-01-20 | 非接触通信装置、icカード及び携帯機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006012754A Withdrawn JP2007193675A (ja) | 2006-01-20 | 2006-01-20 | 非接触通信装置、icカード及び携帯機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010134902A (ja) * | 2008-12-08 | 2010-06-17 | Korea Electronics Telecommun | 電波識別タグ |
JP2018173877A (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | サトーホールディングス株式会社 | Rfidカード |
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A621 | Written request for application examination |
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