JP6354024B1 - 自動調査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】エリア別の気象情報と電話回線を利用して見込客を自動で探し当てる自動見込客発掘方法を提供する。【解決手段】自動見込客発掘は、気象情報配信装置からインターネット経由で、エリア別の気象情報を入手し、その気象情報に基づいて、在宅率が高い気象状態のエリアである「高在宅率エリア」を決定する。エリアとは、例えば1km2の単位で区分けされた矩形領域である。続いて、高在宅率エリアに所在する全ての電話番号リストを、気象情報配信装置からダウンロードして、その電話番号リストに基づいて、高在宅率エリアに向けて順番に架電する。架電相手が着信応答した場合には、その相手に向けて音声アンケートなどの音声情報を再生し、それに対して当該相手が回答した場合には、当該架電相手の電話番号を見込客の電話番号として登録する。一方、架電後、数コールかけても着信応答ない場合などには、回線を切断して次の電話番号に架電する。【選択図】図1

Description

本発明は、エリア別の気象情報と電話回線を利用してアンケート等の各種調査を自動的に実施する方法および装置に関するものである。この方法や装置を利用して得られた調査結果から、例えば、見込客などのターゲット(調査内容に興味/関心を示す者)を探し当てることができる。また、探し出した見込客などのターゲットに対しては、例えば特定の商品やサービスを売り込むための営業(セールス)を行うことができる。また、見つけ出したターゲットに対して、例えば選挙等(調査内容)に関する更なる調査等を行うことができる。
言い換えると、本発明は、気象情報に連動するRDD方式を利用してアンケート等の調査を自動的に実施する方法に関するものである。RDDとは「ランダム・デジット・ダイヤリング(Random Digit Dialing)」の略であり、コンピュータを利用して電話をかけて調査を実施する方法である。つまり、本発明は気象連動型RDDに関するものである。
また、後述する実施形態は、本発明の一例であって、エリア別の気象情報と電話回線を利用して見込客(ターゲット)を自動で探し当てる自動見込客発掘方法および自動見込客発掘装置に関するものである。
従来より、オートコールを利用してアンケートや市場調査などの各種調査が実施されている。「オートコール」とは、電話回線やコンピュータを利用して自動的に情報を収集したり送信するために広く用いられているビジネスツールである。
一般的にオートコールでは、架電リスト(電話番号リスト)をもとにコンピュータが自動的に通話発信し、在宅の架電相手が着信応答したときに、あらかじめ録音された音声情報(アンケート、アナウンス、ガイダンスなど)を当該架電相手に向けて送信する。架電相手に向けた音声情報がアンケートである場合には、架電相手は、電話機を利用したプッシュ操作を通じて当該アンケートに対して回答できるようになっている。架電相手から得られた回答結果は、見込客に対する営業のほか、商品の販売戦略などに利用される。
オートコールを利用した調査方法は、在宅の架電相手が着信応答したときに、必要な情報(音声情報)を当該架電相手に伝達することができ、また、必要な情報(アンケートに対する回答)を当該架電相手から受信することができる。
しかしながら、実際に行われているオートコールは、単純に、架電リストに基づいて順番に通話発信するだけなので、架電相手が不在のために前述した必要な情報を伝達・入手できない場合が多いという問題があった。
また、従来の調査方法では、不在率(架電相手が留守の確立)が高かったため、アンケートに対する回答を必要数集めるために、多大な時間と電話料金を要していた。
また、不在率が高い状況下で得られた回答は、その回答の確度(信頼性)において必ずしも満足できるものではなかった。
上述した従来技術の問題点に鑑み、本発明の目的は、架電相手が在宅のタイミングで通話発信することを可能にする、オートコールを利用した自動調査方法、自動調査装置、自動見込客発掘方法、自動見込客発掘装置を提供することにある。また、本発明の他の目的は、確度(信頼性)の高い情報(回答)を集めることを可能にする、オートコールを利用した自動調査方法、自動調査装置、自動見込客発掘方法、自動見込客発掘装置を提供することにある。更に、本発明の他の目的は、電話回線を利用して見込客等のターゲットを自動で探し当てる自動調査方法、自動調査装置、自動見込客発掘方法、自動見込客発掘装置を提供することにある。
上記目的は、
架電先の電話番号リストに関する電話番号情報を収録するための電話番号収録部と、
着信応答した架電相手に向けて再生する音声情報を収録するための音声情報収録部と、
エリアごとの気象情報を収録するための気象情報収録部と、
架電先に架電するための通信部と、
を具備するシステムと、電話回線を利用して自動的に調査を行う方法であって、
前記気象情報収録部に収録された気象情報に基づいて、在宅率が高い気象状態のエリアである高在宅率エリアを決定するステップと、
前記電話番号情報に基づいて、前記高在宅率エリアに属する電話番号リストを取得するステップと、
取得した前記電話番号リストに基づいて、前記高在宅率エリアに向けて架電するステップと、
架電相手が着信応答した場合に、当該架電相手に向けて前記音声情報を再生するステップと、
を含む自動調査方法によって達成される。
また上記目的は、
架電先の電話番号リストに関する電話番号情報を収録するための電話番号収録部と、
着信応答した架電相手に向けて再生する音声情報を複数種収録するための音声情報収録部と、
エリアごとの気象情報を収録するための気象情報収録部と、
架電先に架電するための通信部と、
を具備するシステムと、電話回線を利用して自動的に調査を行う方法であって、
前記気象情報収録部に収録された気象情報に基づいて、在宅率が高い気象状態のエリアである高在宅率エリアを決定するステップと、
前記音声情報収録部に収録された複数種の音声情報のうちから、前記高在宅率エリアの気象状態に応じた音声情報を選択するステップと、
前記電話番号収録部に収録された電話番号情報に基づいて、前記高在宅率エリアに属する電話番号リストを取得するステップと、
取得した前記電話番号リストに基づいて、前記高在宅率エリアに向けて架電するステップと、
架電相手が着信応答した場合に、当該架電相手に向けて前記選択した音声情報を再生するステップと、
を含む自動調査方法によって達成される。
また上記目的は、
架電先の電話番号リストに関する電話番号情報を収録するための電話番号収録部と、
着信応答した架電相手に向けて再生する音声情報を複数種収録するための音声情報収録部と、
エリアごとの気象情報を収録するための気象情報収録部と、
架電先に架電するための通信部と、
を具備するシステムと、電話回線を利用して自動的に調査を行う方法であって、
前記気象情報収録部に収録された気象情報に基づいて、在宅率が高い気象状態のエリアである高在宅率エリアを決定するステップと、
決定した前記高在宅率エリアが、高在宅率エリアに該当している時間帯を、前記気象情報に基づいて決定するステップと、
前記音声情報収録部に収録された複数種の音声情報のうちから、前記高在宅率エリアの気象状態に応じた音声情報を選択するステップと、
前記電話番号収録部に収録された電話番号情報に基づいて、前記高在宅率エリアに属する電話番号リストを取得するステップと、
取得した前記電話番号リストに基づいて、在宅率が高い前記時間帯の範囲内で、前記高在宅率エリアに向けて架電するステップと、
架電相手が着信応答した場合に、当該架電相手に向けて前記選択した音声情報を再生するステップと、
を含む自動調査方法によって達成される。
上記自動調査方法では、架電相手に向けて再生された前記音声情報に対して当該架電相手が応答した場合に、当該架電相手の電話番号を、ターゲットの電話番号として登録する。
また上記自動調査方法において、気象情報収録部に収録される気象情報は、現時点におけるエリアごとの気象情報である。
また上記自動調査方法において、気象情報収録部に収録される気象情報は、未来時間におけるエリア別の気象予報に関する情報としてもよい。
この場合には、前記架電するステップを、前記未来時間が到来したときに実行する。
また上記目的は、
架電先の電話番号リストに関する電話番号情報を収録するための電話番号収録部と、
着信応答した架電相手に向けて再生する音声情報を収録するための音声情報収録部と、
エリアごとの気象情報(エリア別の気象情報)を収録するための気象情報収録部と、
架電先に架電するための通信部と、
を具備するシステムと、電話回線を利用して見込客を自動で発掘する方法であって、
前記気象情報収録部に収録された気象情報に基づいて、在宅率が高い気象状態のエリアである高在宅率エリアを決定するステップと、
前記電話番号情報に基づいて、前記高在宅率エリアに属する(所在する)電話番号リストを取得するステップと、
取得した前記電話番号リストに基づいて、前記高在宅率エリアの架電先(宅)に向けて架電するステップと、
架電相手が着信応答した場合に、当該架電相手に向けて前記音声情報を再生するステップと、
を含む自動見込客発掘方法によって達成される。
また上記目的は、
架電先の電話番号リストに関する電話番号情報を収録するための電話番号収録部と、
着信応答した架電相手に向けて再生する音声情報を複数種収録するための音声情報収録部と、
エリアごとの気象情報(エリア別の気象情報)を収録するための気象情報収録部と、
架電先に架電するための通信部と、
を具備するシステムと、電話回線を利用して見込客を自動で発掘する方法であって、
前記気象情報収録部に収録された気象情報に基づいて、在宅率が高い気象状態のエリアである高在宅率エリアを決定するステップと、
前記音声情報収録部に収録された複数種の音声情報のうちから、前記高在宅率エリアの気象状態に応じた音声情報を選択するステップと、
前記電話番号収録部に収録された電話番号情報に基づいて、前記高在宅率エリアに属する(所在する)電話番号リストを取得(抽出)するステップと、
取得(抽出)した前記電話番号リストに基づいて、前記高在宅率エリアの架電先(宅)に向けて架電するステップと、
架電相手が着信応答した場合に、当該架電相手に向けて前記選択した音声情報を再生するステップと、
を含む自動見込客発掘方法によって達成される。
また上記目的は、
架電先の電話番号リストに関する電話番号情報を収録するための電話番号収録部と、
着信応答した架電相手に向けて再生する音声情報を複数種収録するための音声情報収録部と、
エリアごとの気象情報(エリア別の気象情報)を収録するための気象情報収録部と、
架電先に架電するための通信部と、
を具備するシステムと、電話回線を利用して見込客を自動で発掘する方法であって、
前記気象情報収録部に収録された気象情報に基づいて、在宅率が高い気象状態のエリアである高在宅率エリアを決定するステップと、
決定した前記高在宅率エリアが、高在宅率エリアに該当している時間帯を、前記気象情報に基づいて決定するステップと、
前記音声情報収録部に収録された複数種の音声情報のうちから、前記高在宅率エリアの気象状態に応じた音声情報を選択するステップと、
前記電話番号収録部に収録された電話番号情報に基づいて、前記高在宅率エリアに属する(所在する)電話番号リストを取得(抽出)するステップと、
取得(抽出)した前記電話番号リストに基づいて、在宅率が高い前記時間帯の範囲内で、前記高在宅率エリアの架電先(宅)に向けて架電するステップと、
架電相手が着信応答した場合に、当該架電相手に向けて前記選択した音声情報を再生するステップと、
を含む自動見込客発掘方法によって達成される。
また、上記自動見込客発掘方法では、架電相手が、再生した音声情報に対して応答した場合に(例えばアンケートに対してプッシュ操作等で回答した場合に)、その応答内容(回答結果)を調査結果として記録する。このようにして得られた調査結果は、当該架電相手(ターゲット/見込客)に対する営業のほか、商品の販売戦略などに利用される。あるいは、本発明を選挙に関する調査に利用する場合には、調査結果を選挙戦略などに利用することもできる。
また、上記自動見込客発掘方法では、架電相手に向けて再生された前記音声情報に対して当該架電相手が応答(反応)した場合に、当該架電相手の電話番号を、見込客の電話番号として登録する。
また、上記自動見込客発掘方法において、気象情報収録部に収録される気象情報は、たとえば現時点におけるエリアごとの気象情報である。
また、上記自動見込客発掘方法において、気象情報収録部に収録される気象情報は、未来時間におけるエリア別の気象予報に関する情報であってもよい。
この場合には、架電するステップを、前記未来時間が到来したときに実行する。
また、上記自動見込客発掘方法では、気象情報収録部に収録される気象情報を、インターネットを通じて自動で更新する。
また、上記自動見込客発掘方法では、前記各ステップを含む自動見込客発掘方法を、予め定めた時刻に自動的に実行する。
また、上記自動見込客発掘方法において、気象情報には、たとえば、天候、気温、湿度、気圧、風速、降水量、積雪量、紫外線指数、花粉飛散量、微小粒子状物質の飛散量、光化学スモッグ注意報のいずれか1種または2種以上が含まれる。
本発明の自動調査方法では、例えば「大雨」や「台風」あるいは「熱中症注意報」といった気象情報(一般的に住人が自宅にいる確率が高いと考えられる気象条件に関する情報)に基づいて高在宅率エリアを決定して、当該エリアに向けて集中的に架電するため、架電時において架電相手(住人)が在宅である確立が高い。つまり、従来のように電話番号のリストどおりに無条件で順番に通話発信する場合に比べて、架電相手が在宅である確立が高く、それゆえ、従来よりも高い確率で架電相手から反応(例えばアンケートに対する回答など)を得ることができる。このように、気象情報に基づいて架電先を予め決定することで、アンケート調査等に対する回答を効率的に集めることができ、また、その調査結果を利用してターゲット(アンケート等の調査内容に興味/関心を示す者)を探し当てることが可能になる。ターゲット(調査内容に興味/関心を示す者)の具体例としては、例えば見込客である潜在的消費者のほか、選挙に関心を示す潜在的投票者などが挙げられる。このように見つけ出したターゲットに対しては、例えば特定の商品やサービスを売り込むための営業(セールス)を行うことができる。また、ターゲットに対して、例えば選挙等(調査内容)に関する更なる調査等を行うことができる。
なお、架電相手に向けて再生した音声情報(例えばアンケート)に対して当該架電相手が応答(例えば電話機を利用したプッシュ操作を通じて当該アンケートに対して回答)した場合において、当該架電相手がターゲット(調査内容に興味/関心を示す者)に該当する。逆に言えば、例えば架電相手が音声情報に対して何ら反応を示すことなく、いわゆるガチャ切りした場合には、そのような架電相手はターゲット(調査内容に興味/関心を示す者)に該当しない。
また、従来の方法では、不在率(架電相手が留守の確立)が高かったため、アンケートに対する回答を必要数集めるために、多大な時間と電話料金を要していたが、本発明によれば、在宅率の高いエリアに向けて集中的に架電するため、アンケートに対する回答の収集効率が大幅に向上する。加えて、アンケートに対する回答の確度(信頼性)が大幅に向上する、とった格別の効果が達成される。
また、本発明の自動調査方法では、架電相手に向けて再生する音声情報を予め複数種類用意しておき、高在宅率エリアの気象状態に応じて音声情報を選択するようになっている。例えば、積雪が予想される際には、「本日は積雪が予想されますので、滑らないようにくれぐれもご注意ください」といったメッセージを含む音声情報を選択したり、また、35℃を超える気温が予想される際には、「本日は熱中症にくれぐれもご注意ください」といったメッセージを含む音声情報を選択することで、架電相手に親近感を持たせることができる。そして、このように架電相手に向けて再生する音声情報に工夫を加えて(例えば気象情報に関連する身近なメッセージを含ませて)、相手に親近感を持たせることで、従来よりも高い確率で架電相手から反応を得ることができるので、更に効率的に調査に対する回答を得ることができ、また、その調査結果を利用してターゲット(商品等の調査内容に興味/関心を示す者者)を効率的に探し当てることが可能になる。
また、本発明の自動調査方法では、気象情報収録部に収録された気象情報に基づいて高在宅率エリアを決定するだけでなく、当該エリアが高在宅率エリアに該当している時間帯(在宅率が高い気象の予報時間帯)を決定し、その時間内で架電を実行する。したがって、架電相手が在宅の時間帯(例えば大雨が降ると予想される時間内)に架電を実行するので、更に高い確率で架電相手から反応を得ることができ、また、その調査結果を利用してターゲット(調査内容に興味/関心を示す者)を効率的に探し当てることが可能になる。
また、本発明の自動調査方法では、架電相手に向けて再生された音声情報に対して当該架電相手が応答した場合に(すなわち反応を返してきた場合に)、当該架電相手の電話番号を、ターゲット(例えば見込客)の電話番号として登録する。このように、応答した架電相手の電話番号を、ターゲットの電話番号として自動的に登録することで、例えば見込み客の電話番号リストを自動的に作成することができる。
また、本発明の自動調査方法では、例えば現時点におけるエリア別の気象情報に基づいて高在宅率エリアを決定し、そのエリアに向けて架電する。このように、現時点で在宅が見込まれる気象エリアに対して集中的に架電することで、高い確率で架電相手から反応を得ることができるので、その調査結果を利用してターゲット(調査内容に興味/関心を示す者)を効率的に探し当てることが可能になる。
また、本発明の自動調査方法では、例えば数時間先といった未来時間におけるエリア別の気象予報に基づいて高在宅率エリアを予め決定する。なお、この出願において「未来時間」とは、数分先、数十分先、数時間先、十数時間先といった、現在よりも先の(未来の)時間を意味している。
このように、例えば数時間先の気象予報に基づいて高在宅率エリアを決定することで、当日の架電リストを余裕をもって整えることができる。また、決定する高在宅率エリアが膨大なために、処理時間に時間がかかる場合であっても、架電を実行するまでに必要な架電リストを確実に用意することができる。また、自動的に作成された架電リストを、(架電を実行する前に)あらかじめ人的に(人の目で)チェックすることができる。
また、本発明の自動調査方法では、気象予報に基づいて高在宅率エリアを予め決定し、予報時刻が実際に到来したときに、そのエリアに向けて架電を開始する。このように、在宅確率が高い気象の時間が到来したときに自動的に架電開始することで、高い確率で架電相手から反応を得ることができ、また、その調査結果を利用してターゲット(調査内容に興味/関心を示す者)を効率的に探し当てることが可能になる。
また、本発明の自動調査方法では、インターネットを通じて気象情報を自動で更新する。これにより、常に最新の気象情報に基づいて高在宅率エリアを決定することができる。
また、本発明の自動調査方法では、当該方法を予め定めた時刻に自動的に実行する。例えば、架電する電話番号リストを取得(抽出)するまでの各ステップを、早朝の時間帯(例えば朝6時)に実行し、また、架電先に実際に架電するステップを、在宅率が高い気象の時間帯(大雨が降ると予想される時間帯)に実行する。これにより見込み客等のターゲットの電話番号リストを効率的に集めることができる。
また、本発明の自動調査方法において、高在宅率エリアの決定根拠となる気象情報には、例えば、天候、気温、湿度、気圧、風速、降水量、積雪量、紫外線指数、花粉飛散量、微小粒子状物質の飛散量、のいずれか1種または2種以上が含まれる。
これにより、気象情報に基づいて多角的に高在宅エリアを探すことが可能になる。
また、様々な気象要因で在宅の者に対して、その気象要因に気象状態に応じた音声情報を選択・再生することで、更に高い確率で架電相手から反応を得ることができるので、ターゲット(調査内容に興味/関心を示す者)を効率的に探し当てることが可能になる。
自動調査システムを用いた自動調査方法の一例であって、自動見込客発掘システムを用いた自動見込客発掘方法の概要を示す図である。 自動調査システムが具備する自動調査装置の一例であって、自動見込客発掘システムが具備する自動見込客発掘装置(第1のサーバ装置)の概略構成を示すブロック図である。 自動調査システムの一例である自動見込客発掘システムが具備する気象情報配信装置(第2のサーバ装置)の概略構成を示すブロック図である。 自動調査システムの一例である自動見込客発掘システムが具備する電話番号リスト管理装置(第3のサーバ装置)の概略構成を示すブロック図である。 自動調査方法の一例であって、自動見込客発掘装置における見込客発掘の処理の流れを示すフローチャートである。 (a)は各エリアとそれに対応する気象情報の一例を示す概念図であり、(b)は気象情報に基づいて決定された高在宅率エリアの一例を示す概念図である。一例として1kmの矩形領域を1エリアとしている。
本発明は、エリア別の気象情報と電話回線を利用してアンケート等の各種調査を自動的に実施する方法および装置に関するものである。この方法や装置を利用して得られた調査結果から、例えば、見込客や追加調査対象者などのターゲット(調査内容に興味/関心を示す者)を探し当てることができる。また、探し出した見込客などのターゲットに対しては、例えば特定の商品やサービスを売り込むための営業(セールス)を行うことができる。また、見つけ出した追加調査対象者などのターゲットに対して、例えば選挙等(調査内容)に関する更なる調査等を行うことができる。
言い換えると、本発明は、気象情報に連動するRDD方式を利用してアンケート等の調査を自動的に実施する方法に関するものである。RDDとは「ランダム・デジット・ダイヤリング(Random Digit Dialing)」の略であり、コンピュータを利用して電話をかけて調査を実施する方法である。つまり、本発明は気象連動型RDDに関するものである。
以下に説明する実施形態では、本発明の一例として、エリア別の気象情報と電話回線を利用して見込客(ターゲット)を自動で探し当てる自動見込客発掘方法および自動見込客発掘装置について説明する。
以下の実施形態の説明で言及する「自動見込客発掘方法」は、本発明に係る自動調査方法の一例である。
また、「自動見込客発掘装置」は、本発明に係る自動調査装置の一例である。
また、「見込客」は、ターゲット(調査内容に興味/関心を示す者)の一例である。
(自動見込客発掘方法の概要)
自動見込客発掘装置は、気象情報配信装置からインターネット経由で、エリアごとの最新の気象情報を入手し、そのエリア別気象情報に基づいて、在宅率が高い気象状態のエリアである「高在宅率エリア」を決定するとともに、あらかじめ用意してある複数種の音声情報(例えばアンケートを読み上げるような音声を含むもの)のうちから、高在宅率エリアの気象状態に応じた音声情報を一つ選択する。
続いて自動見込客発掘装置は、高在宅率エリアに所在する電話番号リストを、気象情報配信装置から一括ダウンロードして、その電話番号リストに基づいて、高在宅率エリアの架電先に順番に架電する。
架電相手が着信応答した場合には、当該架電相手に向けて前記選択した音声情報を再生し、さらに、当該音声情報に対して当該架電相手が回答した場合には、当該架電相手の電話番号を、ターゲットである見込客の電話番号として登録する。ここでいう「着信応答」とは、架電先の在宅者が電話に出ることをいう。通常は「はい」や「もしもし」あるいは「○○です」といった感じで電話に出る。これが着信応答に該当する。
一方、架電後、数コールかけても着信応答ないときや、所定タイム経過しても着信応答がない場合には、回線を切断して次の電話番号に架電する。
この出願で「ターゲット」あるいは「見込客」とは、架電相手に向けて再生した音声情報(例えば音声アンケート)に対して当該架電相手がプッシュ操作等によって回答した場合(つまり何らかの反応を示した場合)において、当該架電相手が見込客に該当する。逆に言えば、例えば架電相手が音声情報に対して何ら反応を示すことなく、いわゆるガチャ切りで対応した場合には、そのような架電相手は「ターゲット」「見込客」に該当しない。
高在宅率エリアの決定基準となる気象情報には、例えば、天候、気温、湿度、気圧、風速、降水量、積雪量、紫外線指数、花粉飛散量、微小粒子状物質の飛散量、光化学スモッグ注意報といったものの、いずれか1種または2種以上が含まれる。例えば、一般人が不快に感じるような気象、一般人の健康に影響を及ぼすおそれがある気象、一般人の通常の生活を妨げるおそれがあるような気象に該当するエリアなどが、高在宅率エリアに決定される。そのような事例に該当する気象条件としては、例えば、大雨や大雪などの悪天候、著しく高い気温または低い気温、著しく高い湿度、著しく高い気圧または低い気圧、著しく大きい風速、著しく高い降水量、著しく高い積雪量、著しく大きな紫外線指数、著しく大きな花粉飛散量、PM2.5に関する注意報、光化学スモッグ注意報とったものが具体例として挙げられる。例えば、大雨や台風、都心部での積雪といった気象条件に該当するエリアは、高在宅率エリアとして決定される。
この出願で言及するエリアとは、例えば、所定面積を一単位として予め多数に区分けされた矩形領域や、市街地(丁目や番地)の単位で区分けされた領域、市町村の単位で区分けされた領域、都道府県の単位で区分けされた領域といったものが挙げられる。また、「所定面積を一単位として予め多数に区分けされた矩形領域」の具体例としては、例えば、1kmの単位で区分けされた矩形領域や、5kmの単位で区分けされた矩形領域、10kmの単位で区分けされた矩形領域といったものが挙げられる。
例えば、1kmの単位で区分けされた矩形領域を、この出願でいうエリアとして扱う場合には、日本全国を1kmの面積単位で区分けし、1kmごとの気象情報(つまりエリアごとの気象情報)を、気象情報配信装置から受信する。
(自動見込客発掘システム)
次に、後述する自動見込客発掘方法の実施に利用する自動見込客発掘システムの構成について、図1〜図4に基づいて説明する。
本発明の実施に用いる自動見込客発掘システムは、図1に示すとおり、主として、
・自動見込客発掘装置(第1のサーバ装置)と、
・気象情報配信装置(第2のサーバ装置)と
・電話番号リスト管理装置(第3のサーバ装置)と、
を含んで構成されている。
(自動見込客発掘装置/自動調査装置/第1のサーバ装置)
次に、本発明の実施に用いる自動見込客発掘装置の構成について、図2に基づいて説明する。
自動見込客発掘装置(第1のサーバ装置)は、図2に示すとおり、主として、
・架電用通信部と、
・インターネット用通信部と、
・情報記録媒体と、
・制御部と、
を有している。
制御部はプロセッサ等で構成され、架電用通信部、インターネット用通信部、情報記録媒体などの各部を制御する役割を担っている。
架電用通信部は、架電先に架電するために用いられる。この架電用通信部を介し、電話回線を通じて、架電相手(架電先の電話機)に向けて音声情報を送信することができ、また、架電相手の反応(音声情報に対する反応)を受信することができる。なお、「架電」とは電話をかけることをいう。架電相手とは、例えば、架電先の電話機にでた在宅者、または、架電先の電話機にでるべき者などをいう。
インターネット用通信部は、自動見込客発掘装置(第1のサーバ装置)が、気象情報配信装置(第2のサーバ装置)および電話番号リスト管理装置(第3のサーバ装置)との間でインターネットを介して情報の送受信を行うために用いられる。
情報記録媒体は、ハードディスクやメモリなどのストレージから構成され、図2に示すとおり、
・電話番号収録部(電話番号格納部)と、
・音声情報収録部(音声情報格納部)と、
・気象情報収録部(音声情報格納部)と、
・見込客情報収録部(見込客情報格納部/ターゲット情報格納部)と、
を機能的に具備している。
電話番号収録部(電話番号格納部)には、架電先の電話番号リストに関する電話番号情報が格納されている。なお、本実施形態では、架電先の電話番号リストに関する電話番号情報は、必要に応じて、電話番号リスト管理装置(第2のサーバ装置)において検索・抽出して、そこからインターネットを通じてダウンロードするようになっている。電話番号リスト管理装置(第2のサーバ装置)から受信した「架電先の電話番号リストに関する電話番号情報」は、自動見込客発掘装置の電話番号収録部に収録される。
音声情報収録部(音声情報格納部)は、着信応答した架電相手に向けて再生する音声情報が複数種類収録されている。この出願で言及する「音声情報」とは、アンケートや調査など、架電相手に回答を返させることを目的として(何らかの反応を得ることを目的として)再生される音声に関する情報である。
音声情報は、アンケートや調査などの、架電相手に向けた質問内容の音声だけで構成してもよく、あるいは、次の表1に例示するように、気象情報に応じたメッセージ部分(前半部分)と、架電相手に回答を返させることを目的としたアンケート部分(後半部分)を含んで構成されてもよい。「気象情報に応じたメッセージ部分」の具体例としては、例えば、大雨や台風などの気象に対して注意を喚起するようなメッセージや、そのエリアの気象に関する日常会話的なメッセージなどが挙げられる。つまり、次の表1に例示するように、そのエリア(架電先のエリア)の気象に何らかの関係がある音声メッセージを組み込んだものを(織り交ぜたものを)、音声情報として扱うことも可能である。
気象情報収録部には、エリアごとの気象情報(エリア別の気象情報)が収録される。このエリア別の気象情報は、気象情報配信装置からインターネット経由で受信したものである。
見込客情報収録部(ターゲット情報収録部)には、後述する自動見込客発掘方法により作成される「見込客の電話番号リスト」に関する情報が収録される。見込客情報収録部には、ターゲットである各見込客の電話番号と、その者の氏名などが紐付された状態で格納されてもよい。
(気象情報配信装置/第2のサーバ装置)
気象情報配信装置(第2のサーバ装置)は、図3に示すとおり、主として、
・インターネット用通信部と、
・情報記録媒体と、
・制御部と、
を有している。
インターネット用通信部は、気象情報配信装置(第2のサーバ装置)が、自動見込客発掘装置(第1のサーバ装置)との間でインターネットを介して情報の送受信を行うために用いられる。
情報記録媒体は、ハードディスクなどのストレージから構成され、図3に示すとおり、気象情報収録部(気象情報格納部)を機能的に具備している。この気象情報収録部には、日本全国の気象情報に関する情報が、エリアごとに検索できるように且つ検索した気象情報を抽出できるように格納されている。気象情報配信装置は、自動見込客発掘装置からのリクエストに応じて、日本全国のエリア別の気象情報を抽出して自動見込客発掘装置へ送信する。
なお、本実施形態において、気象情報配信装置が自動見込客発掘装置に向けて送信するエリア別の気象情報は、例えば数時間先といった現在よりも先の(未来の)時間におけるエリア別の気象予報に関する情報である。ただし、本発明で扱うことが可能な気象情報は、このような気象予報に限定されるものではなく、今現在発生しているエリアごとの気象情報(実際の気象情報)であってもよい。
制御部はプロセッサ等で構成され、気象情報配信装置が具備する各部を制御する役割を担っている。
(電話番号リスト管理装置/第3のサーバ装置)
電話番号リスト管理装置(第3のサーバ装置)は、図4に示すとおり、主として、
・インターネット用通信部と、
・情報記録媒体と、
・制御部と、
を有している。
インターネット用通信部は、電話番号リスト管理装置(第3のサーバ装置)が、自動見込客発掘装置(第1のサーバ装置)との間でインターネットを介して情報の送受信を行うために用いられる。
情報記録媒体は、ハードディスクなどのストレージから構成され、図4に示すとおり、電話番号収録部(電話番号格納部)を機能的に具備している。この電話番号収録部には、日本全国の電話番号に関する情報が、エリアごとに検索できるように且つ検索した電話番号を抽出できるように格納されている。すなわち、電話番号収録部に収録された電話番号は、エリアの識別情報に紐付された状態で収録されている。
電話番号リスト管理装置は、自動見込客発掘装置からのリクエストに応じて、リクエストがあったエリアに属する電話番号を検索するとともに、その電話番号リストを抽出して自動見込客発掘装置へ送信する。
制御部はプロセッサ等で構成され、電話番号リスト管理装置が具備する各部を制御する役割を担っている。
(自動見込客発掘方法)
次に、図5に基づいて、上述した構成の各装置を用いた自動見込客発掘方法について、説明する。
本発明に係る自動見込客発掘方法は、エリア別の気象情報と電話回線を利用し、主として次に述べる情報処理を経て見込客を自動で探し当てる。
自動見込客発掘装置は、任意の時刻(処理開始時刻)を設定可能なタイマー機能を具備しており、あらかじめ定めた時刻(例えばAM6時)が到来するまでスタンバイ状態で待機する<図5のステップS1の判断No>。
そして、あらかじめ定めた時刻(例えばAM6時)が到来すると<S1の判断Yes>、自動見込客発掘装置は、気象情報配信装置からインターネット経由で、日本全国に及ぶエリアごとの最新の気象情報を受信する<S3>。
気象情報配信装置から受信したエリア別の気象情報は、自動見込客発掘装置の気象情報収録部に格納される。なお、気象情報収録部に格納される気象情報は、あらかじめ設定した時間<S1>が再び到来すれば、自動で更新される。
気象情報がカバーする1単位である「エリア」のサイズや形状は特に限定されないが、例えば、「所定面積を一単位として予め多数に区分けされた矩形領域」をエリアとして扱うことができる。図6(a)に示す事例には、破線で囲まれた1マスを1エリアとして描いており、具体的には、1kmの矩形領域を1エリアとして、エリアごとに(1kmの矩形領域ごとに)気象情報が関連付けしてある。例えば、このようなエリア別の気象情報(1kmの矩形領域ごとの気象情報)を気象情報配信装置から受信する。なお、図6(a)に例示するように1kmの矩形領域を1エリアとして扱う場合には、日本全国を約38万のエリア(1kmの矩形領域)に区画することになり、当該約38万のエリアのそれぞれについての気象情報(数時間先のエリアごとの気象予報または現在のエリアごとの気象状態)を、気象情報配信装置から受信する。
また、気象情報配信装置から受信する気象情報には、天候、気温、湿度、気圧、風速、降水量、積雪量、紫外線指数、花粉飛散量、微小粒子状物質の飛散量といった気象に関する基本的な情報のほか、その気象に該当する時間(時間帯)に関する情報が含まれている。例えば、「○○のエリアにおいて14時〜16時の時間帯で雨。降水確率100%。」といった情報が、気象情報配信装置から受信する気象情報に含まれている。
続いて自動見込客発掘装置は、自己の気象情報収録部に収録された気象情報に基づいて、在宅率が高い気象状態のエリアである高在宅率エリアを決定する<S5>。例えば、大雨や台風、都心部での積雪といった、一般的に外出を控えると考えられる気象条件のエリアは、高在宅率エリアとして決定される。図6に示す事例の場合では、「雨」の予報が出ている右下の複数エリアが、それぞれ高在宅率エリアとして決定される。このように本発明では、気象情報配信装置から受信するエリア別の気象情報をもとに、高在宅率エリアが決定される。
なお、本実施形態に係る自動見込客発掘方法では、数時間先のエリアごとの気象情報(気象予報)に基づいて高在宅率エリアを決定しているが、今現在の気象情報を気象情報配信装置から受信して、そのリアルタイムの気象情報に基づいて高在宅率エリアを決定し、その後の処理を進めてもよい。
次に、自動見込客発掘装置は、決定した高在宅率エリアが、高在宅率エリアに該当している時間帯を、気象情報に基づいて決定する。例えば、エリアAは12時〜14時の間に大雨が降るため、その時間帯に限って高在宅率エリアに該当している、エリアBは14時〜16時の間に限って積雪が予想されるので、その時間帯に限って高在宅率エリアに該当している、といった感じで、気象情報をもとに在宅率が高い時間(高在宅率エリアに該当する時間帯)を確認し、その時間帯を、決定済みの高在宅率エリアのそれぞれに対して紐付けする。
次に、自動見込客発掘装置は、あらかじめ用意してある音声情報収録部に収録された複数種の音声情報(一例として表1を参照)のうちから、決定済み高在宅率エリアの気象状態に応じた音声情報を選択する<S7>。例えば、天候が大雪に該当する高在宅率エリアがある場合には、そのエリア向けの音声情報として、表1の音声情報(a)を選択する。また例えば、天候が台風に該当する高在宅率エリアがある場合には、そのエリア向けの音声情報として、表1の音声情報(b)を選択する。このように、決定済み高在宅率エリアの気象状態に適した音声メッセージを含む音声情報を選択する<S7>。
次に、自動見込客発掘装置は、決定済み高在宅率エリアに属する電話番号リストを、電話番号リスト管理装置に対しリクエストする。電話番号リスト管理装置はこれに応じて、リクエストのあった高在宅率エリアに属する電話番号(そのエリアに所在する者のすべての電話番号)を検索し抽出するとともに、その電話番号リストを自動見込客発掘装置に向けて送信する<S9>。自動見込客発掘装置は、電話番号リスト管理装置から受信した高在宅率エリアの電話番号リストを、自己の電話番号収録部に格納する。
次に、自動見込客発掘装置は、決定済み高在宅率エリアに対し紐付けした時間帯(高在宅率エリアに該当する時間帯)が到来するまでスタンバイし<S11, S13の判断No>、当該時間が到来した時点で<S13の判断Yes>、電話番号収録部に格納した電話番号リストに基づいて、在宅率が高い前記時間帯の時間内で、高在宅率エリアの架電先に向けて架電を開始する<S15>。
架電によるコール開始後、架電相手が「はい」や「もしもし」といった感じで着信応答した場合、すなわち相手が電話に出た場合には<S17の判断Yes>、当該架電相手に向けて、ステップS7で選択済みの音声情報を再生する<S19>。そして、当該架電相手に向けて再生された音声情報に対して当該架電相手が応答(反応)した場合には< S21の判断Yes>、当該架電相手の電話番号を、見込客の電話番号として登録する< S23>。
ここでいう架電相手による応答(反応)とは、架電相手に向けて再生した音声情報に対する意味のある何らかの反応であり、例えば、電話機を利用したプッシュ操作によるアンケートへの回答でもよく、あるいは、架電相手の口頭による回答でもよい。後者の場合には、音声解析を利用して回答内容が解析・記録される。このようにして得られた架電相手の応答内容(反応結果/回答結果)は、調査結果として自動見込客発掘装置の情報記録媒体に自動的に記録される。
上記の架電とその後の処理を、高在宅率エリアのすべての電話番号リストに対して実行する<S25の判断No, S33>。
なお、架電後、所定時間経過しても着信応答が無い場合や<S17の判断No>、着信応答があっても音声情報に対する応答が無い場合には<S21の判断No>、不在または非見込客とみなして回線を切断し<S31>、次の電話番号への架電を実行する<S33>。
以上の処理を経て、すべての電話番号リストへの架電を終了したら、ステップS23で登録した見込客の電話番号をもとに、見込客の電話番号リスト(エリア別の見込客の電話番号リスト)を作成し、処理を終了する。作成された見込客の電話番号リストは、自動見込客発掘装置の見込客情報収録部に収録される。
なお、本発明に係る自動見込客発掘方法を構成する各処理は、予め定めた時刻<S1, S13>が到来することで、自動的に実行される。
以上、本発明の具体的実施形態について説明したが、上述した実施形態は、本発明に係る自動調査方法、自動調査装置の応用例の一つであり、本発明はこれに限定されるものではない。
また、本発明の用途は、上述した見込客等のターゲットを探し出すための調査に限定されるものではなく、例えば、市場調査、選挙戦略を練るための調査、選挙動向を探るための調査など、各種調査に幅広く利用することができる。

Claims (7)

  1. 架電先の電話番号リストに関する電話番号情報を収録するための電話番号収録部と、
    着信応答した架電相手に向けて再生する音声情報を収録するための音声情報収録部と、
    エリアごとの気象情報を収録するための気象情報収録部と、
    架電先に架電するための通信部と、
    を具備するシステムと、電話回線を利用して自動的に調査を行う方法であって、
    前記気象情報収録部に収録された気象情報に基づいて、在宅率が高い気象状態のエリアである高在宅率エリアを決定するステップと、
    前記電話番号情報に基づいて、前記高在宅率エリアに属する電話番号リストを取得するステップと、
    取得した前記電話番号リストに基づいて、前記高在宅率エリアに向けて架電するステップと、
    架電相手が着信応答した場合に、当該架電相手に向けて前記音声情報を再生するステップと、
    を含むことを特徴とする自動調査方法。
  2. 架電先の電話番号リストに関する電話番号情報を収録するための電話番号収録部と、
    着信応答した架電相手に向けて再生する音声情報を複数種収録するための音声情報収録部と、
    エリアごとの気象情報を収録するための気象情報収録部と、
    架電先に架電するための通信部と、
    を具備するシステムと、電話回線を利用して自動的に調査を行う方法であって、
    前記気象情報収録部に収録された気象情報に基づいて、在宅率が高い気象状態のエリアである高在宅率エリアを決定するステップと、
    前記音声情報収録部に収録された複数種の音声情報のうちから、前記高在宅率エリアの気象状態に応じた音声情報を選択するステップと、
    前記電話番号収録部に収録された電話番号情報に基づいて、前記高在宅率エリアに属する電話番号リストを取得するステップと、
    取得した前記電話番号リストに基づいて、前記高在宅率エリアに向けて架電するステップと、
    架電相手が着信応答した場合に、当該架電相手に向けて前記選択した音声情報を再生するステップと、
    を含むことを特徴とする自動調査方法。
  3. 架電先の電話番号リストに関する電話番号情報を収録するための電話番号収録部と、
    着信応答した架電相手に向けて再生する音声情報を複数種収録するための音声情報収録部と、
    エリアごとの気象情報を収録するための気象情報収録部と、
    架電先に架電するための通信部と、
    を具備するシステムと、電話回線を利用して自動的に調査を行う方法であって、
    前記気象情報収録部に収録された気象情報に基づいて、在宅率が高い気象状態のエリアである高在宅率エリアを決定するステップと、
    決定した前記高在宅率エリアが、高在宅率エリアに該当している時間帯を、前記気象情報に基づいて決定するステップと、
    前記音声情報収録部に収録された複数種の音声情報のうちから、前記高在宅率エリアの気象状態に応じた音声情報を選択するステップと、
    前記電話番号収録部に収録された電話番号情報に基づいて、前記高在宅率エリアに属する電話番号リストを取得するステップと、
    取得した前記電話番号リストに基づいて、在宅率が高い前記時間帯の範囲内で、前記高在宅率エリアに向けて架電するステップと、
    架電相手が着信応答した場合に、当該架電相手に向けて前記選択した音声情報を再生するステップと、
    を含むことを特徴とする自動調査方法。
  4. 架電相手に向けて再生された前記音声情報に対して当該架電相手が応答した場合に、当該架電相手の電話番号を、ターゲットの電話番号として登録するステップを、
    更に具備することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の自動調査方法。
  5. 前記気象情報収録部に収録される気象情報は、
    現時点におけるエリアごとの気象情報である、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の自動調査方法。
  6. 前記気象情報収録部に収録される気象情報は、
    未来時間におけるエリア別の気象予報に関する情報である、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の自動調査方法。
  7. 前記架電するステップを、前記未来時間が到来したときに実行する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の自動調査方法。
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