JP6353219B2 - 蓄熱構造体及びそれを用いた住宅 - Google Patents

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Description

本発明は、蓄熱構造体及びそれを用いた住宅に関し、詳しくは、効率的な蓄熱が可能な技術に関する。
従来から、空気の熱を蓄え、必要に応じてそれを放出する蓄熱構造体が種々提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。
一般に、蓄熱構造体は、断熱材で覆われた蓄熱材を具えており、この蓄熱材に、熱媒としての空気が供給される。蓄熱材は、空気と熱交換することにより、自らに熱を蓄える。
蓄熱材が、例えば、レンガやコンクリートブロック等の顕熱型の蓄熱固体である場合、熱交換面を通して、空気の熱が蓄熱固体に伝達される。伝達された熱は、蓄熱固体の熱交換面の温度を上昇させる。蓄熱固体の熱交換面の熱は、時々刻々と内部へと伝えられ、時間の経過ととともに、蓄熱固体の温度が均一化する方向へと向かう。
特開2012−215346号公報
しかしながら、蓄熱固体の温度が均一化するまでの間、蓄熱固体は、熱交換面の温度が局所的に高くなる。このため、蓄熱固体の熱交換面と熱媒との温度差が小さくなり、熱交換面での熱交換効率が低下するという問題があった。
本発明は、以上のような問題点に鑑み、案出なされたもので、効率的な熱交換が可能な蓄熱構造体及びそれを用いた住宅を提供することを主たる目的としている。
第1発明は、熱を蓄える蓄熱構造体であって、内部に断熱された空間を区画するケースと、前記空間内に配された蓄熱部と、前記ケースの内部に形成されかつ熱媒である空気を前記蓄熱部と熱交換させるための空気流路とを含み、前記蓄熱部は、蓄熱流体と、前記蓄熱流体を収容するタンクとを含み、前記タンクは、その上面側が前記ケースの前記断熱材で覆われ、かつ、前記空気が進入できないように構成されており、前記空気流路は、前記タンクの下面側を通る第1流路を含んでいることを特徴とする。
本発明にかかる前記蓄熱構造体において、前記空気流路は、さらに、前記タンクの側面側を通る第2流路を含むことができる。
本発明にかかる前記蓄熱構造体において、前記蓄熱部は、複数個の前記タンクを含むことができる。
第2発明は、前記蓄熱構造体が床下空間に配置されていることを特徴とする住宅である。
第3発明は、前記蓄熱構造体が、住宅の敷地内の土中に埋設されていることを特徴とする住宅である。
請求項1にかかる発明によれば、内部に断熱された空間を区画するケースと、ケースの空間内に配された蓄熱部と、蓄熱部と熱交換可能な空気が通る空気流路とが設けられた蓄熱構造体が提供される。蓄熱部は、蓄熱流体と、この蓄熱流体を収容するタンクとを含んでいる。タンクの上面側は、熱媒である空気と断熱されている。一方、空気流路は、タンクの下面側を通る第1流路を含んでいる。
このような蓄熱構造体は、タンク内の蓄熱流体の下面側に熱交換面を有する。従って、熱交換により温められた熱交換面付近の蓄熱流体は、対流によってタンク上部側に移動する一方、タンク上部側の相対的に温度の低い蓄熱流体が熱交換面付近へと移動する。このような対流を利用することにより、本発明の蓄熱構造体は、熱交換面での蓄熱流体の局所的な温度上昇が防止される。従って、蓄熱流体の熱交換面と空気との温度差が大きく確保され、高い熱交換効率を得ながら蓄熱流体の温度の均一化が図られる。
本発明の一実施形態の蓄熱構造体の全体斜視図である。 図1の平面図である。 図2のX−X断面図です。 図3の要部拡大図である。 蓄熱部の部分拡大斜視図である。 空気流路を説明するための蓄熱構造体の概略平面図である。 本実施形態の住宅の断面図である。 (A)、(B)は、実施例及び比較例の蓄熱構造体の温度分布図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1には、本発明の一実施形態にかかる蓄熱構造体1の全体斜視図が示されている。本実施形態の蓄熱構造体1は、空気から熱を奪って蓄えることができる。蓄熱構造体1に蓄えられた熱は、必要なときに取り出され、例えば、住宅やビル等の暖房に利用される。
本実施形態の蓄熱構造体1は、内部に空間2を区画するケース3と、ケース3の空間2内に配された蓄熱部4と、ケース3の内部に形成されかつ熱媒である空気を蓄熱部4と熱交換させるための空気流路5とを含んでいる。
本実施形態のケース3は、例えば、直方体状であり、底壁部3a、上壁部3b、及び、これらの間を囲む4つの側壁部3cを含んでいる。各壁部3a乃至3cは、例えば、発泡樹脂等の断熱材で形成されている。これにより、ケース3の内部には、外部から断熱された略直方体状の空間2が提供される。ケース3の形状や材料等は、本実施形態に限定されるわけではない。
ケース3には、温められた空気が供給される給気口Aと、空間2を通って蓄熱部4と熱交換した空気が排出される排気口Bとが接続されている。これらの給気口A及び排気口Bは、空間2と連通している。
図2は、図1の蓄熱構造体1の平面図、図3は、図2のX−X断面図、図4は、図3の要部拡大図である。蓄熱部4は、例えば、少なくとも一つの蓄熱ユニット6を含んでいる。
図3又は図4に示されるように、蓄熱ユニット6は、蓄熱流体7と、蓄熱流体7を収容するタンク8とを含んで構成されている。本実施形態の蓄熱部4は、複数の蓄熱ユニット6で構成されているが、一つで構成されても良い。
蓄熱流体7は、温度変化による顕熱を利用しうるもので、かつ、対流を生じる程度の粘度を有するものであれば、種々の流体が採用できる。本実施形態では、蓄熱流体7として、水が用いられている。
図2に示されるように、各タンク8は、入口を有する容器状のタンク本体8aと、入口を閉じるキャップ8bとを具えている。従って、タンク8内の蓄熱流体は、外気との接触が遮断され、熱媒である空気とは、タンク本体8aを介して熱交換する。タンク本体8aは、例えば、上下方向に長い縦長の略直方体状で構成されている。タンク本体8aは、その外側の空気と、内部の蓄熱流体7との熱交換が可能な材料で構成されている。このような材料としては、例えば、金属材料又は樹脂材料が望ましい。金属材料としては、例えば、アルミニウムやステンレスなど、樹脂材料としては、ポリエチレン等が、それぞれ好適に用いられる。いずれも、これらの具体的な材料に限定されるわけではない。
図2の平面図から明らかなように、本実施形態の蓄熱部4は、複数の蓄熱ユニット6…が互いに接触して並べられた蓄熱ユニット列10を含んでいる。各蓄熱ユニット列10は、例えば、7個の蓄熱ユニット6で構成されたものが示されており、この蓄熱ユニット列10が9列(図2では6列しか見えない)設けられている。各蓄熱ユニット列10の両端と、側壁部3cとの間には、例えば、突っ張り治具11が配されている。突っ張り治具11は、蓄熱ユニット列10の各タンク8を互いに密に接触させる力を与える。このような構成によれば、例えば、タンク8の熱膨張等による蓄熱ユニットの位置ずれ等が防止される。
図4は、図3の要部を拡大して示している。図4に示されるように、蓄熱部4のタンク8は、その上面側が空気と断熱されている。本実施形態では、断熱性能を有するケース3の上壁部3bがタンク8の上面を覆うことで、タンク8の上面が断熱されている。好適には、上壁部3bと、タンク8の上面との間に、これらの隙間を埋める別の断熱材が配されても良い。
ケース3内には、空気流路5が設けられている。本発明では、空気流路5は、タンク8の下面側を通る第1流路5Aを含んでいる。第1流路5Aは、給気口Aからタンク8の下面を通って排気口Bへと繋がる空気の流れを提供する。
このような蓄熱構造体1は、図4に示されるように、タンク8の下面に熱交換面を有する。従って、第1流路5Aの空気で温められた熱交換面付近の蓄熱流体7は、対流によってタンク8の上部側に上昇する。一方、タンク8の上部側の相対的に温度の低い蓄熱流体7は、熱交換面付近へと移動する。本発明の蓄熱構造体1は、このような蓄熱流体7の対流を利用することにより、熱交換面での蓄熱流体7の局所的な温度上昇が防止される。従って、蓄熱流体7の熱交換面と空気との温度差が大きく確保され、高い熱交換効率を得ることができる。
本実施形態では、タンク8の下面と、ケース3(底部3a)との間に第1スペーサ13が配置されている。第1スペーサ13は、タンク8の下面の少なくとも一部を、ケース3の底部3aから浮かせることができる。これにより、タンク8の下面と、ケース3(底部3a)との間に、空気が流れる第1流路5Aが形成される。
第1流路5Aは、タンク8の下面に空気を通すことができるものであれば、第1スペーサ13を用いることなく種々の方法で形成されても良い。例えば、第1流路5Aは、底部3aの表面に空気が通過可能な溝として形成されても良い。また、第1スペーサ13に代えて、タンク8に、その下面を浮かすことができる脚部などが一体に設けられていても良い。
さらに好ましい態様では、空気流路5は、タンク8の側面側を通る第2流路5Bを含むことができる。第2流路5Bは、給気口Aからタンク8の側面を通って排気口Bへと繋がる空気の流れを提供する。第2流路5は、上述の蓄熱流体6の対流を損ねることなく、熱交換面積をさらに増加させ、ひいては蓄熱構造体1での蓄熱量を増加させることができる。
図5には、蓄熱部4の要部斜視図が示されている。図4及び図5に示されるように、本実施形態の蓄熱構造体1は、蓄熱ユニット列10、10(蓄熱ユニット6、6)間に、第2スペーサ14が配されている。第2スペーサ14は、隣接する蓄熱ユニット6、6の側面間に、上下方向にのびる隙間を提供する。この隙間は、第2流路5Bの一部を構成する。
第2スペーサ14は、例えば、下方に位置する下側第2スペーサ14Aと、上方に位置する上側第2スペーサ14Bとを含むことができる。
下側第2スペーサ14Aは、底部3aよりも上方であるが、タンク8、8間の相対的に低い位置に配置されている。下側第2スペーサ14Aには、例えば、ピース材であっても良いし、蓄熱ユニット列10の全長さに亘ってのびる長尺なもののいずれでも良い。
上側第2スペーサ14Bは、下側第2スペーサ14Aよりも上方で、タンク8、8間の相対的に高い位置に配置されている。上側第2スペーサ14Bには、好ましくは、蓄熱ユニット列10の全長さに亘ってのびる長尺なものが採用される。このような長尺の上側第2スペーサ14Bは、隣り合うタンク8,8間の隙間(第2流路5B)の上限位置を定めることができる。即ち、第2流路5Bを流れる空気が、タンク8の上面側へと進入するのを防止することができる。
さらに好ましい態様では、図5に示されるように、上側第2スペーサ14Bを上から覆うように、断熱性能を有するテープ等の被覆材16が配されるのが望ましい。この被覆材16は、上側第2スペーサ14Bを介して隣り合うタンク8、8間に跨って配されている。このような被覆材16は、第2流路5Bを流れる空気が、タンク8の上面側へと回り込むのをさらに確実に防止することができる。
図6には、本実施形態の蓄熱構造体1において、ケース3の内部の空間2の空気の流れの一例が示されている。ケース3の一つの側壁部3cには、一端側に給気口Aが、他端側に排気口Bがそれぞれ設けられている。
空間2の給気口A側の端部には、給気口Aから供給された空気の流れ方向に沿ってのびる供給主流路18が設けられている。空間2の排気口B側の端部には、排気口Bに向かってのびる排気主流路20が設けられている。供給主流路18と排気主流路20との間を繋ぐように、タンク8の下面側を通る第1流路5Aが設けられている。同様に、供給流路18と排気流路20との間を繋ぐように、蓄熱ユニット列10、10間において、タンク8、8の側面を通る第2流路5Bが設けられている。
上記実施形態の空気流路のレイアウトは、給気口Aから供給された熱媒である空気を、蓄熱部4の各タンク8と広範囲にかつ満遍なく接触させるのに役立つ。空気の流れの偏りを防止するために、蓄熱ユニット列10の長手方向に沿った仕切り材40等を設けることも望ましい。
図7には、本発明の蓄熱構造体1が住宅に利用された実施形態が示されている。この実施形態の住宅30は、基礎31と1階の床32とで囲まれた床下空間33を具えている。基礎31は、例えば、断熱されている。蓄熱構造体1は、住宅30の床下空間33に配置されている。このような蓄熱構造体1は、居住スペースを占有しないため、スペースの有効利用が図られる。
蓄熱構造体1の給気口Aには、住宅30の集熱装置で暖められた空気が供給される。この実施形態の集熱装置は、例えば、外壁に設けられた二重サッシ窓35である。二重サッシ窓35は、隙間を隔てて配された室内側サッシ35aと、屋外側サッシ35bとを具えている。二重サッシ窓35は、室内側サッシ35aと屋外側サッシ35bとの隙間の空気が日射によって暖められる。従って、二重サッシ窓35は、集熱装置として機能し、蓄熱構造体1へ供給するための好適な熱媒を提供する。
本実施形態では、二重サッシ窓35の前記隙間と、蓄熱構造体1の給気口Aとが、給気ダクト36で接続されている。好ましい態様では、ファン37が設けられ、強制的に、二重サッシ窓35の隙間の空気が蓄熱構造体1へと給気される。供給された空気の熱は、蓄熱部4に蓄えられる。
蓄熱構造体1の排気口Bには、例えば、排気ダクト38が接続されている。排気ダクト38は、蓄熱構造体1で熱交換を終えた空気を、例えば、床下空間33又は居室39に選択的に供給することができる。
蓄熱構造体1の給気口Aには、種々の空気が供給可能である。例えば、集熱装置は、屋根上に置かれたものでも良い。この集熱装置は、太陽熱によって、暖められた空気を生成することができる。
集熱装置に代えて、エアコンの排熱などが、蓄熱構造体1の給気口Aに供給されても良い。さらには、床下空間33は、冬季でも外気に比べて比較的暖かい温度の空気で満たされているので、この床下空気が蓄熱構造体1の給気口Aに供給されても良い。
上記実施形態では、蓄熱構造体1は、床下空間33に設けられているが、例えば、地中に埋設されても良い。好ましくは、住宅の敷地内の土中に埋設され得る。
以上、本発明の実施形態が詳細に説明されたが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施され得る。
本発明の効果を確認するために、蓄熱構造体の蓄熱性能を評価するためのコンピュータシミュレーションが行われた。シミュレーションで設定された蓄熱構造体のスペックは次の通りである。
<実施例>
蓄熱構造体のケースの空間は、3020mm×2750mm×233mmの略直方体とされた。蓄熱部として、水と合計154個のタンクが使用された。各タンクは、容量10.5リットルのポリエチレン製に相当する条件が与えられた。各タンクの下面とケースとの間に10mm高さの第1流路が形成された。また、タンク上面は、断熱されており、タンク側面間には、幅20mmの第2流路が形成された。
<比較例>
比較例は、実施例のような第1流路を具えていない。即ち、蓄熱部の各タンクの下面は、ケースの底壁部に直接置かれている。その代わり、タンクの上面側に、高さが10mmの空気流路が形成された。
上記実施例、比較例の蓄熱構造体をそれぞれ使用し、35℃で2時間、30℃で3.5時間、及び、25℃で2.8時間、熱媒を供給する温度シミュレーションが行われた。共通変数等は、下記の通りである。
水の密度:1000kg/m3
水の比熱:4200J/(kg・K)
水の合計容積:1.615m3
水の初期温度:18℃
テストの結果、実施例の蓄熱流体である水の平均温度は、20.255℃であったのに対し、比較例では19.661℃であった。実施例の蓄熱構造体の蓄熱量は約15295J、比較例は約11265Jであった。実施例は、比較例に比べて、蓄熱量が約36%向上していることが確認できた。
図8(A)には、シミュレーションによって得られた実施例の蓄熱構造体1の平面視の温度分布図が、図8(B)には同比較例の温度分布図が、それぞれ示されている。各温度分布図は、より濃い色は、より高い温度を示している。図8の結果からも明らかなように、実施例の蓄熱構造体は、比較例に比べて、色の濃い面積が多く、しかも、その部分が蓄熱部全体に満遍なく広がっていることが確認できた。
1 蓄熱構造体
2 空間
3 ケース
4 蓄熱部
5 空気流路
5A 第1流路
5B 第2流路
6 蓄熱ユニット
7 蓄熱流体
8 タンク

Claims (5)

  1. 熱を蓄える蓄熱構造体であって、
    内部に断熱された空間を区画するケースと、前記空間内に配された蓄熱部と、前記ケースの内部に形成されかつ熱媒である空気を前記蓄熱部と熱交換させるための空気流路とを含み、
    前記蓄熱部は、蓄熱流体と、前記蓄熱流体を収容するタンクとを含み、
    前記タンクは、その上面側が前記ケースの前記断熱材で覆われ、かつ、前記空気が進入できないように構成されており
    前記空気流路は、前記タンクの下面側を通る第1流路を含んでいることを特徴とする蓄熱構造体。
  2. 前記空気流路は、さらに、前記タンクの側面側を通る第2流路を含んでいる請求項1記載の蓄熱構造体。
  3. 前記蓄熱部は、複数個の前記タンクを含む請求項1又は2記載の蓄熱構造体。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載された蓄熱構造体が床下空間に配置されていることを特徴とする住宅。
  5. 請求項1乃至3のいずれかに記載された蓄熱構造体が、住宅の敷地内の土中に埋設されていることを特徴とする住宅。
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