JP6351179B2 - プラスチックパイプ熱融着接合装置、及び、プラスチックパイプ接合製品の製造方法 - Google Patents
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Description
全プラスチック樹脂製熱交換器は、熱媒体である温水や冷水が内部を流れる際の膨張、収縮によって、主管と枝管の接合部に応力がかかる。また、細くて長い枝管に熱媒体が流れるときに枝管が動き、この動きも接合部に応力がかかる要因となる。こうした応力に耐えられるようにするには、接合部の強度を高めることが重要である。この点に関して、従来の熱融着機においては、枝管の溶融されていない端部側面と主管の第1の孔の溶融された内壁とが融着し、枝管の溶融された端部端面と主管の第1の孔及び第2の孔の間の溶融された段差部とが融着する。主管の肉厚は5mmであるため、第1の穴の内壁の高さはせいぜい2〜3mm程度である。また、主管の第1の孔と第2の孔との間の段差部の幅は、前述のとおり枝管の肉厚に相当するため、1.6mmである。したがって、従来の熱融着機においては、主管と枝管との融着面積が少なく、接合強度を高めることが難しい。
さらに、本発明は、エネルギーコストがより低く、メンテナンス性に優れた熱融着接合装置及び熱融着接合方法を提供することを別の目的とする。
(熱融着接合装置の概要)
図1及び図2は、本発明の一実施形態によるプラスチックパイプ熱融着接合装置3の側面図及び上面図を示す。プラスチックパイプ熱融着接合装置3は、大径の1本の主管10と、それより小径の複数の枝管11とを直交させて、複数の枝管11の端部と主管10の一側面に設けられた複数の枝管取付孔とを溶融させた後、互いに熱融着させることによって接合するための熱融着接合装置である。主管10と枝管11とは、同一材料で作成され、典型的にはポリプロピレンランダムコポリマー樹脂(PPR樹脂)製パイプとすることができる。典型的には、主管10は、外径RAが27mm、肉厚taが5mmの直線状のパイプである。枝管11は、典型的には、外径RBが13mm、肉厚tbが1.6mmの直線状のパイプとすることができるが、熱融着接合装置3は、肉厚tbが0.8mmの肉薄の枝管11にも対応可能である。主管10には、その一側面に、枝管の端部が挿入されて接合される複数の枝管取付孔H1が設けられており、枝管取付孔H1は、枝管11と接合される直前には、パイプの外周面と同一面にある孔の径R4が14mm、内周面と同一面にある孔の径R5が12mmである。すなわち、複数の枝管取付孔H1の各々は、後述される融着チップ361で溶融されたときに、主管10の外周面から内周面までの厚さ5mmにわたって内壁H1W’が傾斜状になるように、すなわちテーパーが付くように、形成されている。主管10の複数の枝管取付孔H1の各々は、通常は、中心間距離PAが20mm間隔となるように配置される。
(架台)
架台30は、本熱融着接合装置3の各種機構部を配置するための支承枠体である。架台30は、図1及び図2に示されるように、両側のポスト306の枝管側MB及び主管側MHに、角形鋼管(JIS G3466)の下桟301a、縦桟301b、上桟301cから成る台枠を有し、台枠の下桟301a隅下面には、高さ調整具305及び移動のための車輪304を有する。台枠上には、枝管側の固定テーブル302及び主管側の支持板313aが、ポスト306の幅W2に相当する作業域SWを保って取付けられている。ポスト306の上部間には、垂れ壁307が差渡して固定されている。架台30のサイズは、通常、長さL1(すなわち、図2における装置の左右方向の長さ)が1,420mm、幅W1(すなわち、図2における装置の上下方向の長さ)が1190mm、高さh1が1700mmである。また、固定テーブル302及び支持板313aの高さh2は、740mmである。
複数の枝管11は、移動テーブル31a及びスライドユニット310によって主管側に向かって移動させ、主管10は、移動テーブル31b及びスライドユニット310によって枝管側に移動させることができる。図3は、本発明の一実施形態によるプラスチックパイプ熱融着接合装置3に用いられるスライドユニット310の構造を示す断面図である。スライドユニット310は、図3に示されるように、固定テーブル302上において上桟301cに直交する方向に配置される長尺のアンカーブロック310dと、アンカーブロック310d上に載置され、上部に断面円形レール310bを有する長尺の支持台310cと、レール310bに嵌合するための嵌合溝310eを下面に有し、上面にねじ孔を有するスライドブロック310aとを備える。
図4は、本発明の一実施形態によるプラスチックパイプ熱融着接合装置3の枝管クランプ装置32の斜視図を示す。枝管側クランプ装置32は、典型的には外径13mm、肉厚1.6mmである複数の枝管11を、端部端面11ebを揃えた状態で、所定中心間距離PA(標準:20mm)で確保することができる。枝管クランプ装置32は、パイプホルダ320と、パイプホルダ320に対して、ストローク長が30mmの伸縮シリンダJ2によって上下動する押圧板321とを有する。
セットプレート装置33は、複数の枝管11を枝管クランプ装置32で位置確保する前に、パイプホルダ320上に複数の枝管11を載置した後、各枝管11の端部端面11ebの位置を揃える基準当て板としての柵330を伸縮シリンダJ3で上下動させる要に構成された装置である。
図5は、本発明の一実施形態によるプラスチックパイプ熱融着接合装置3の主管クランプ装置35の構造及び動作を示す。図5(A)は、主管10がチャック350に把持される前の状態を示し、図5(B)は、主管10がチャック350に把持された後にチャック350が転倒した状態を示す。また、図5(C)は、下受台354の端部おける構造を示す。主管クランプ装置35は、主管10を所定位置で把持し、主管10に設けられた複数の枝管取付孔H1の内壁H1Wの加熱及び溶融と、枝管取付孔H1と複数の枝管11との押圧融着とを確実に行うことができるようにするものである。主管クランプ装置35は、主管10を把持するための把持チャック350と、チャック350を転倒変位させるチャック転倒シリンダJ5とを有する。
図6は、本発明の一実施形態によるプラスチックパイプ熱融着接合装置3の主管セット装置34を示す。主管セット装置34は、主管クランプ装置35の把持チャック350が転倒する前の状態、すなわち、図5(A)の状態のときに、把持チャック350上に載置された主管10の複数の枝管取付孔H1の位置を所定の位置に定めた状態で主管10を確保できるようにするものである。枝管取付孔H1の所定の位置は、主管10が把持チャック350に把持されたときに、枝管取付孔H1が真上を向く位置である。主管セット装置34は、複数の枝管取付孔H1の少なくとも1つに挿入されることによって枝管取付孔H1の位置を所定の位置に定めるように構成されたセットピン(セット部材)345と、セットピン345を枝管取付孔H1の中心軸線方向から直線的に枝管取付孔H1に接近させて挿入させるための伸縮シリンダ(セット部材駆動部)J8と、セットピン345を枝管取付孔H1の中心軸線上の位置に移動させるセット部材配置機構とを有する。本実施形態においては、セット部材配置機構は、後述される枠台344と、軸棒341、回転支持材346及び支持金具349によって構成される枠台移動部と、支持部材347とを有するものとすることができる。
図7は、本発明の一実施形態によるプラスチックパイプ熱融着接合装置3の加熱装置36を示す。図7(A)は、加熱装置36の一部の正面図を示し、図7(B)は、加熱装置36の側断面図を示し、図7(C)は、加熱装置36とポスト306との連結部分の図を示す。
加熱装置36は、図7に示されるように、融着バー(支持部材)367と複数の融着ヒータ362と複数の融着チップホルダ360とが、縦に連結されたものである。加熱装置36は、図1に示されるように、両ポスト306間に差渡し状に配置した支持アングル369に取付けた伸縮シリンダJ1から起立したシリンダロッドJrの上端に配置されている。加熱装置36は、以下のように動作する。加熱の際に、加熱装置36を伸縮シリンダJ1によって枝管移動テーブル31aと主管移動テーブル31bとの間に上昇させる。その状態で、複数の枝管11を融着チップホルダ360の枝管側加熱面360MBに近づけて、枝管11の端部を枝管側加熱面360MBに設けられた複数の枝管溶融穴H3に挿入する。また、主管10を主管側加熱面360MHに近づけて、主管10の取付孔H1に、主管側加熱面360MHに設けられた融着チップ361を挿入する。枝管11の端部側面11esと、主管10の取付孔H1とを適切な状態に溶融した後、加熱装置36を降下離脱させる。融着バー367は、図2に示されるように、機械長手方向中央から左右各270mmの位置で、ストローク長200mmの伸縮シリンダJ1の伸縮ロッドJrと固定されている。
断熱装置37は、保温板370を、図1に示されるように2つ組み合わせて用いたものである。図10は、保温板370の斜視図を示す。保温板370は、一辺が30mm、肉厚3mmのアングル形状の枠材371で四方枠組みし、幅が60mm、長さが380mm、肉厚1.5mmの複数の縦板372を枠材371の垂直面に隙間を設けて張設し、枠材371の内側にセラミックファイバーブラケット製の断熱材373を張設したものである。1つの保温板370は、長さが1240mm、高さが380mm、厚さが31.5mmのであり、図1に示されるように、2つの保温板370を、加熱装置36を挟み込むように両側の移動テーブル31の下側及び両側ポスト306間に配置して、加熱装置36による火傷、火災を防止するとともに、放熱による加熱装置36の温度低下を抑制するものである。断熱装置37は、上述した位置に配置される形態に限定されるものではなく、例えば架台30の下側に戸棚を設け、その内部のいずれかに保温板370を張設することによって構成してもよい。
次に、本発明の位置実施形態によるプラスチックパイプ熱融着接合装置3を用いて、主管10に複数の枝管11を直交して熱融着接合する方法を説明する。なお、以下において、図面の表示は、それぞれの工程の説明において参照される主な図面の表示を示す。
(イ) 複数の枝管11を、枝管移動テーブル31a上に固定したパイプホルダ320上面の複数の嵌合溝326に、枝管11の端部端面11ebが上側横パイプ331に当接するように配列する。(図4)
(ウ) シリンダ受322内に配置された伸縮シリンダJ2を作動させて押圧板321を降下させ、パイプホルダ320と押圧板321とで複数の枝管11を挟着確保する。(図1、図2)
(オ) 前面FSが上向き状態のチャック350の嵌合溝350aに、枝管取付孔H1を上向きにして、主管10を配置する。(図5(A))
(カ) 主管セット装置34の垂直配置された枠材344を水平とし、レール343上で下台344cを前進させ、下台344cの凸状キャッチ348を受材344dの凹状キャッチ348に嵌合して、下台344cを、セットピン345が主管10の枝管取付孔H1の真上に位置するように固定する。(図6)
(キ) 伸縮シリンダJ8を作動させて、主管取付孔H1にセットピン344を挿入し、枝管取付孔H1の位置を所定の位置に定めた状態で主管10を確保する。(図6)
(ク) ブラケット353上の伸縮シリンダJ4を作動させることによって、上プレート352を前進させ、主管10をクランプ下台351の嵌合溝350aと上プレート352とで把持して固定する。(図5(A))
(コ) 伸縮シリンダJ8を作動させて主管10の枝管取付孔H1に挿入したセットピン345を取り外し、下台344cを後方に移動させ、枠材344を移動テーブル31b後端に垂直に収納する。(図6)
(サ) 伸縮シリンダJ5を作動させて、主管10を確保したチャック350を、軸355aを回動中心として移動テーブル31bの前端へ転倒させる。(図5(A)、(B))
(ス) 伸縮シリンダJ6を作動させて、主管移動テーブル31bを枝管側に向けて前進させ、加熱装置36の融着チップホルダ360から突出した複数の融着チップ361の各々を、主管10の複数の枝管取付孔H1に挿入する。これにより、融着チップ361の傾斜円筒部361aは、枝管取付孔H1の前側(外表面側)との間に隙間を維持しつつ、枝管取付孔H1の後側(内表面側)を切削する形態で挿入されて、枝管取付孔H1の内壁を溶融する。一実施形態においては、溶融時間は25±2秒である。(図1、図8(A))
(セ) 伸縮シリンダJ7を作動させて、枝管移動テーブル31aを主管側に向けて前進させ、複数の枝管11の各々の端部を融着チップホルダ310の枝管挿入穴H3に挿入し、端部側面11esを溶融する。一実施形態においては、溶融は主管10の溶融から15秒遅く開始し、溶融時間は10±2秒である。この時間差により、主管10及び枝管11の適切な溶融を行うとともに、溶融終了時を合わせることができる。(図1、図8(B))
(タ) 伸縮シリンダJ1を作動させることによって加熱装置36を降下させた後、再び、伸縮シリンダJ6を作動させて主管移動テーブル31bを枝管側に向けて前進させ、伸縮シリンダJ7を作動させて枝管移動テーブル31aを主管側に向けて前進させる。(図1)
(チ) 枝管移動テーブル31a及び主管移動テーブル31bをさらに互いに対向する方向に前進させて、枝管11の端部を主管10の枝管取付孔H1に挿入する。枝管11の端部の位置と取付孔H1の位置とは、精度よく位置決めされているため、挿入時に繊細な動作は不要であり、融着部分の変形は最小限に抑制される。(図1、図9(C))
(テ) 伸縮シリンダJ7を作動させることによって枝管移動テーブル31aを後退させるとともに、伸縮シリンダJ6を作動させることによって主管移動テーブル31bを後退させる。(図1)
(ト) 伸縮シリンダJ5を作動させることによって、軸355aを回動中心とする90°回動によりチャック350を上向きに戻す。
以下に、本発明に係るプラスチックパイプ熱融着接合装置を用いて製造することができるプラスチックパイプ接合製品の例を説明する。
図11は、内部を流れる冷温水の熱を放射する全プラスチック樹脂製冷暖房ラジエータ1の外観を示し、図12は、図11に示される冷暖房ラジエータ1の一部断面図を示す。図12の左側の図は、主管10の長さ方向に垂直な方向の断面を示し、右側の図は、主管10の長さ方向に並行な方向の断面を示す。冷暖房ラジエータ1は、第1放熱パネル101と第2放熱パネル102とを有する。これらのパネルは、いずれも、互いに並行に配置された上下2つの主管10の間に、主管10に直交するように複数の枝管11を熱融着接合することによって作製される。第1放熱パネル101と第2放熱パネル102とは、それぞれの上側の主管10の間を、一方の端部(この例では、図11(B)の左側端部)において、小径短寸の連通管14を介して連通されている。主管10のその他の端部は、スペーサ管15によって接合される。上下の主管10の端縁には小口板12を熱融着接合し、第1放熱パネル101における上側主管10の右端の枝管11と右から2本目の枝管11との間の中央位置に、右端の枝管11に流水を誘導する閉止板13が配置され、同様に、第2放熱パネル201における上側主管10の左端の枝管11と左から2本目の枝管11との間の中央位置に、流水を誘導する閉止板13が配置される。第1放熱パネル101の上側主管10の一端には、熱媒が流入する注入口17を備え、第2放熱パネル102の上側主管10の一端には、熱媒が流出する排出口18を備える。
10 主管
H1 枝管取付孔
H1W 枝管取付孔の内壁
H1W’ 溶融後の内壁
11 枝管
11eb 枝管の端部端面
11es 枝管の端部側面
11es’ 溶融後の端部側面
30 架台
310 スライドユニット
31a 枝管移動テーブル
J7 伸縮シリンダ
324 枝管受
31b 主管移動テーブル
J6 伸縮シリンダ
32 枝管クランプ装置
33 セットプレート装置
34 主管セット装置
340 支持台
341 軸棒
343 レール
344 枠台
344c 下台
344d 受材
344e 調整具
345 セット部材(セットピン)
346 回転支持材
347 アングル支持部材
348 キャッチ
349 軸受金具
J8 セット部材駆動部(伸縮シリンダ)
35 主管クランプ装置
36 加熱装置
360 融着チップホルダ
360a 嵌合溝
360b 融着ヒータとの当接面
360c 嵌合突起
360MB 枝管側加熱面
360MH 主管側加熱面
361 融着チップ
361a 傾斜円筒部
361b 水平円筒部
361c 段差部
361d 基部
361e 先端部
362 融着ヒータ
362a 嵌合突起
362b 融着チップホルダとの当接面
362c 嵌合溝
362d 計測コード
362e 欠込み
363 発熱体
363a 電源端子
363c セパレータ
364 均熱部材
365 断熱部材
366 締付金具
367 支部部材(融着バー)
367a 支持金具
H3 枝管溶融穴
H3a 入口部
H3b 奥部
J1 伸縮シリンダ
37 断熱部材
Claims (10)
- 長手方向の両側に配置された一対のポストと、前記一対のポストの前部に配置され、互いに並行に配置された複数の枝管を確保する枝管クランプ装置を有する枝管移動テーブルと、前記一対のポストの後部に配置され、複数の枝管に直交する方向に配置された主管を位置規制状態で確保する主管クランプ装置を有する主管移動テーブルと、前記枝管移動テーブルと前記主管移動テーブルとの間に移動して、複数の枝管の端部を溶融するとともに、主管の一側面に設けられた複数の枝管取付孔を溶融する加熱装置とを備え、前記枝管移動テーブルと前記主管移動テーブルとを互いに対向するように移動させることによって、前記加熱装置による複数の枝管の端部の各々と主管の複数の枝管取付孔の各々との融着接合を実施可能に構成された、プラスチックパイプ熱融着接合装置であって、
前記加熱装置は、前記枝管移動テーブル側に向けられた枝管側加熱面と、前記主管移動テーブル側に向けられた主管側加熱面と、前記枝管側加熱面及び前記主管側加熱面を加熱するためのヒータとを有し、
前記枝管側加熱面には、複数の枝管の端部側面を溶融するための複数の枝管溶融穴が設けられ、
前記主管側加熱面には、主管の複数の枝管取付孔の各々における内壁を主管の厚み方向に傾斜状に溶融するための複数の融着チップが突設された、
ことを特徴とするプラスチックパイプ熱融着接合装置。 - 前記複数の融着チップの各々は、前記主管側加熱面から径を徐々に小さくしながら突出する円錐台形状の金属部材であることを特徴とする、請求項1に記載のプラスチックパイプ熱融着接合装置。
- 前記複数の枝管溶融穴の各々は、複数の枝管の端部端面を溶融させることなく複数の枝管の端部側面のみを溶融するように形成された内壁を有することを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のプラスチックパイプ熱融着接合装置。
- 前記複数の枝管溶融穴の各々は、略楕円筒形状の入口部を有することを特徴とする、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のプラスチックパイプ熱融着接合装置。
- 前記加熱装置は、前記枝管側加熱面及び前記主管側加熱面を有する融着チップホルダと、該融着チップホルダの下部に取り付けられた前記融着ヒータとを有し、前記融着チップホルダの下部と前記融着ヒータの上部とは、前記融着チップホルダの下部において長手方向に延びるように設けられた一対の嵌合溝及び嵌合突起と、前記融着ヒータの上部に設けられた、前記融着チップホルダの前記嵌合溝と対応する形状の嵌合突起及び前記融着チップホルダの前記嵌合突起と対応する形状の嵌合溝とが、相互にかみ合わせた状態で接合されていることを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のプラスチックパイプ熱融着接合装置。
- 前記加熱装置は、前記融着ヒータを下方から支持する支持部材をさらに有し、前記融着ヒータと前記支持部材との間には、前記融着ヒータ下部の温度ムラを解消するための均熱部材及び前記融着ヒータから前記支持部材への熱伝導を防止するための断熱部材のいずれか一方又は両方が設けられたことを特徴とする、請求項5に記載のプラスチックパイプ熱融着接合装置。
- 前記主管クランプ装置が主管を位置規制状態で確保する際における枝管取付孔の位置を定めるための主管セット装置をさらに備え、
前記主管セット装置は、
複数の枝管取付孔の少なくとも1つに挿入されることにより枝管取付孔の位置を所定の位置に定めるセット部材と、
前記セット部材を枝管取付孔の中心軸線方向から直線的に枝管取付孔に接近させて挿入させるためのセット部材駆動部と、
を有することを特徴とする、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のプラスチックパイプ熱融着接合装置。 - 前記主管セット装置は、前記セット部材を枝管取付孔の中心軸線上の位置に移動させるセット部材配置機構をさらに有することを特徴とする、請求項7に記載のプラスチックパイプ熱融着接合装置。
- 前記セット部材配置機構は、
前記セット部材及び前記セット部材駆動部を保持する枠台と、
前記枠台を、前記セット部材が前記主管クランプ装置の上方における枝管取付孔の中心軸線上に位置する姿勢と前記主管クランプ装置の側方に位置する姿勢との間を移動させることができるようにするための枠台移動部と、
前記枠台を、前記セット部材が枝管取付孔の中心軸線上に位置する姿勢で支持するための支持部材と、
を有することを特徴とする、請求項8に記載のプラスチックパイプ熱融着接合装置。 - 互いに並行に配置された複数の枝管を確保しながら、該複数の枝管の端部を加熱して溶融し、前記複数の枝管に直交する方向に配置された主管を位置規制状態で確保しながら、該主管の一側面に設けられた複数の枝管取付孔を加熱して溶融し、前記複数の枝管の溶融された前記端部と前記主管の溶融された前記複数の枝管取付孔とを互いに対向するように移動させて融着することによって、前記主管の一側面に前記複数の枝管が直交して熱融着接合された、プラスチックパイプ接合製品を製造する方法であって、
複数の枝管を互いに並行に配置し、前記複数の枝管の各々の端部端面を揃えた状態で固定する工程と、
主管を前記複数の枝管と直交する方向に延びるように配置し、前記主管に設けられた複数の枝管取付孔の位置を前記複数の枝管の前記端部端面の位置と整合させた状態で、前記主管を固定する工程と、
前記複数の枝管の端部を加熱して端部側面のみ溶融する工程と、
前記複数の枝管取付孔の内壁を加熱して、前記内壁が前記主管の外表面から内表面に向かって径を小さくしながら傾斜するように前記内壁を溶融する工程と、
前記端部側面のみが溶融した前記複数の枝管の各々の端部を、前記内壁が傾斜状に溶融した前記複数の枝管取付孔の各々に挿入し、前記端部側面と前記内壁とを融着させる工程と、
を含むことを特徴とする方法。
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