以下、図面を参照して実施の形態について説明する。本開示は、以下の各実施の形態で説明する構成のうち、組合わせ可能な構成のあらゆる組合わせを含み得る。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1のランプ1Aの斜視図である。本実施の形態のランプ1Aの用途は、特に限定されるものではないが、例えば、街路灯器具、道路灯器具、高天井器具などの屋内及び屋外の照明器具に取り付け可能な、High Intensity Discharged(HID)形のランプとして使用してもよい。ランプ1Aは、例えば水銀ランプのような従来のHID形ランプの代替として使用してもよい。
図1に示すように、ランプ1Aは、ランプ1Aの軸線axを囲む六つの側面部を備える。各々の側面部は、光源部2と、通気部3とを備える。光源部2は、ランプ1Aの外側に向かって光を放射する。光源部2の光軸は、軸線axに対して垂直な方向でもよい。光源部2が放射する光の最大光度となる方向は、軸線axに対して垂直な方向でもよい。軸線axを囲む六つの側面部の各々が光源部2を備えることで、以下の効果が得られる。軸線axの周囲への配光を良好にできる。例えば、軸線axに対して全周囲配光が得られる。あるいは、全周囲配光に近い、均一性の高い配光が得られる。軸線axの周囲に、影のような、光度の低い領域が生じにくくなる。
ランプ1Aの六つの側面部は、軸線axを中心として、60°間隔、すなわち等角度間隔に位置する。このように、複数の側面部が軸線axを中心として等角度間隔に位置することで、上記効果をより確実に奏することが可能となる。本発明のランプが備える側面部の数は、六つに限定されない。本発明のランプが備える側面部の数は、三つ以上が好ましく、四つ以上がより好ましい。最低三つの側面部が軸線axを囲むことで、上記効果に類似した効果が得られる。各々の側面部を光源部2の表側から見たとき、当該側面部の軸線axの方向の長さは、それに対して垂直な方向の長さより長い。各々の側面部の形状は、光源部2の表側から見たとき、長方形を呈する。
ランプ1Aは、光源部2で発生した熱を放熱させる複数のフィン4を備える。フィン4は、少なくとも部分的に、光源部2の裏面側にある。フィン4を備えたことで、表面積を大きくできるので、放熱を促進できる。本実施の形態におけるフィン4は、少なくとも部分的に、ランプ1Aの六つの側面部に対して内側にある。通気部3は、フィン4に通気する開口すなわち通気口として作用する。通気部3は、フィン4の間の空間に連通する。ランプ1Aの外部空間から、フィン4の間の空間へ、またはその逆方向へ、空気が通気部3を通って流れることができる。本実施の形態における通気部3は、光源部2と同一面上に形成されている。通気部3は、非光源部の例である。
本実施の形態であれば、ランプ1Aの側面部の各々が通気部3を備えたことで、以下の効果が得られる。フィン4への通気性を良好にできる。フィン4の放熱効率を高くできる。光源部2の温度を低くできる。光源部2の発光効率を高くできる。光源部2の寿命を長くできる。ヒートシンクの重量を大きくしなくても光源部2の放熱性を良好にできるので、ランプ1Aの軽量化が図れる。側面部の各々が通気部3を備えるので、側面部と側面部との間を空気が流れる必要はない。このため、隣り合う二つの側面部のうちの一方の側面部の光源部2と、他方の側面部の光源部2との間で、軸線axを中心とする周方向の距離を小さくできる。それゆえ、軸線axの周囲に、影のような、光度の低い領域が生じにくくなる。
本実施の形態のランプ1Aは、口金5を備える。口金5の中心軸は、軸線axに一致する。口金5は、例えば、E39口金(Φ39mm)、E26口金(Φ26mm)等のねじ込み式の口金でもよい。照明器具が備えるソケット(図示省略)に口金5を差し込むことでランプ1Aが当該照明器具に装着されてもよい。ランプ1Aは、口金5が上向きまたは斜め上向き、口金5が下向きまたは斜め下向き、口金5が横向きなど、いかなる姿勢でも使用されてもよい。
本実施の形態のランプ1Aは、第一フレーム6及び第二フレーム7を備える。第一フレーム6は、正六角形の外縁形状を有する。第一フレーム6は、板状または枠状を呈する。第一フレーム6の中心軸は、軸線axに一致する。口金5は、第一フレーム6に対して接続部8を介して固定されている。接続部8の少なくとも一部は、絶縁性を有する樹脂材料で構成されてもよい。
第二フレーム7は、正六角形の外縁形状を有する。第二フレーム7の外縁形状は、第一フレーム6の外縁形状に実質的に等しい。第二フレーム7は、枠状を呈する。第二フレーム7の中心軸は、軸線axに一致する。第二フレーム7は、第一フレーム6に比べて、口金5から遠い位置にある。第一フレーム6の外縁形状が有する六辺の各々の辺と、第二フレーム7の外縁形状が有する六辺の各々の辺との間の長方形の領域が、ランプ1Aの側面部の領域に対応する。
ランプ1Aの各々の側面部は、光源部2に対して軸線axの方向の両側に非光源部すなわち通気部3が隣り合う第一の並び11と、非光源部すなわち通気部3に対して軸線axの方向の両側に光源部2が隣り合う第二の並び12と、の双方を備える。
第一の並び11を備えることで、以下の効果が得られる。各々の光源部2に両側に隣接した通気部3があることで、フィン4への通気性がより良好になり、放熱性がより良好になり、光源部2の低温化に有利になる。
第二の並び12を備えることで、以下の効果が得られる。各々の光源部2に隣接した通気部3があることで、フィン4への通気性がより良好になり、放熱性がより良好になり、光源部2の低温化に有利になる。
本発明では、各々の側面部が第一の並び11と第二の並び12とのいずれか一方のみを備えるようにしてもよい。その場合でも、本実施の形態の効果に類似した効果が得られる。
本実施の形態では、ランプ1Aの各々の側面部は、二つの光源部2と、二つの非光源部すなわち通気部3とを含む。本発明のランプにおいて、各々の側面部が含む光源部2及び非光源部の数は、上記の数に限定されないことは言うまでもない。例えば、以下のようにしてもよい。各々の側面部は、一つの光源部2と、二つの非光源部を含むものでもよい。各々の側面部は、二つの光源部2と、三つの非光源部を含むものでもよい。各々の側面部は、二つ以上の光源部2と、二つ以上の非光源部を含むものでもよい。
本実施の形態では、ランプ1Aの各々の側面部において、二つの光源部2と、二つの通気部3とが、軸線axの方向に沿って、交互に並ぶ。ランプ1Aの各々の側面部において、光源部2と通気部3とが軸線axの方向に沿って交互に並ぶことで、以下の効果が得られる。軸線axの方向に沿った配光をより良好にできる。フィン4への通気性がより良好になり、放熱性がより良好になり、光源部2の低温化に有利になる。
本発明では、複数の側面部のうちの少なくとも一つにおいて、光源部2と通気部3とが軸線axの方向に沿って交互に存在すれば、上記効果に類似した効果が得られる。
本実施の形態では、互いに隣り合う二つの側面部のうちの、一方の側面部の光源部2は、他方の側面部の光源部2に対して、軸線axの方向の位置が異なる。これにより、軸線axの方向に沿った配光をより良好にできる。
本実施の形態では、互いに隣り合う二つの側面部のうちの、一方の側面部の光源部2は、他方の側面部の通気部3に対して、軸線axの方向の位置について重なりを有する。特に、本実施の形態では、互いに隣り合う二つの側面部のうちの、一方の側面部の光源部2は、他方の側面部の通気部3に対して、軸線axの方向の位置が同じである。これらの構成によれば、以下の効果が得られる。軸線axの方向に沿った配光をより良好にできる。各々の光源部2に隣接した通気部3があることで、フィン4への通気性がより良好になり、放熱性がより良好になり、光源部2の低温化に有利になる。
本実施の形態のランプ1Aの六つの側面部のうち、三つの側面部の各々は、口金5に最も近い位置に光源部2を備え、残りの三つの側面部の各々は、口金5に最も近い位置に通気部3を備える。これらの三つの光源部2及び三つの通気部3、すなわち口金5に最も近い位置にある三つの光源部2及び三つの通気部3は、外側から見たときに軸線axを中心とする周方向に沿って交互に隣り合う。これらの三つの光源部2及び三つの通気部3、すなわち口金5に最も近い位置にある三つの光源部2及び三つの通気部3を含む部位を、以下、「一段目の部位13」と呼ぶ。フィン4は、少なくとも部分的に、一段目の部位13の内側にある。
一段目の部位13に対して軸線axの方向に隣り合う二段目の部位14も、三つの光源部2及び三つの通気部3を含み、これらが外側から見たときに軸線axを中心とする周方向に沿って交互に隣り合う。二段目の部位14は、一段目の部位13に対して、口金5側と反対側に隣り合う。フィン4は、少なくとも部分的に、二段目の部位14の内側にある。
二段目の部位14に対して軸線axの方向に隣り合う三段目の部位15も、三つの光源部2及び三つの通気部3を含み、これらが外側から見たときに軸線axを中心とする周方向に沿って交互に隣り合う。三段目の部位15は、二段目の部位14に対して、口金5側と反対側に隣り合う。フィン4は、少なくとも部分的に、三段目の部位15の内側にある。
三段目の部位15に対して軸線axの方向に隣り合う四段目の部位16も、三つの光源部2及び三つの通気部3を含み、これらが外側から見たときに軸線axを中心とする周方向に沿って交互に隣り合う。四段目の部位16は、三段目の部位15に対して、口金5側と反対側に隣り合う。フィン4は、少なくとも部分的に、四段目の部位16の内側にある。
本実施の形態であれば、各段の部位13,14,15,16において、光源部2及び通気部3が、外側から見たときに軸線axを中心とする周方向に沿って交互に隣り合うことで、以下の効果が得られる。各々の光源部2に隣接した通気部3があることで、フィン4への通気性がより良好になり、放熱性がより良好になり、光源部2の低温化に有利になる。
本実施の形態では、二段目の部位14の光源部2は、一段目の部位13の光源部2に対して、軸線axを中心とする周方向の位置が異なる。これにより、以下の効果が得られる。二段目の部位14の光源部2は、一段目の部位13の光源部2とは異なる方向に向けて光を放射する。一段目の部位13の通気部3すなわち非光源部が向いている方向は、一段目の部位13から放射される光の光度が低い方向になる。一段目の部位13から放射される光の光度が低い領域の少なくとも一部に向けて、二段目の部位14の光源部2からの光が放射される。このため、軸線axの周囲への配光を良好にできる。例えば、軸線axに対して全周囲配光が得られる。あるいは、全周囲配光に近い、均一性の高い配光が得られる。軸線axの周囲に、影のような、光度の低い領域が生じにくくなる。
本実施の形態では、二段目の部位14の光源部2は、軸線axを中心とする周方向の位置に関して、軸線axを中心として一段目の部位13の光源部2を回転移動した位置にある。これにより、以下の効果が得られる。一段目の部位13と、二段目の部位14とを共通のモジュールを用いて構成できる。構造が簡単になる。コストを低減できる。
本実施の形態では、二段目の部位14の光源部2は、一段目の部位13の通気部3に対して、軸線axを中心とする周方向の位置が同じである。二段目の部位14の通気部3は、一段目の部位13の光源部2に対して、軸線axを中心とする周方向の位置が同じである。このような構成により、以下の効果が得られる。一段目の部位13の通気部3すなわち非光源部が向いている方向は、一段目の部位13から放射される光の光度が低い方向になる。当該方向に向けて、二段目の部位14の光源部2からの光が放射される。また、二段目の部位14の通気部3すなわち非光源部が向いている方向は、二段目の部位14から放射される光の光度が低い方向になる。当該方向に向けて、一段目の部位13の光源部2からの光が放射される。これらのことから、軸線axの周囲への配光を良好にできる。例えば、軸線axに対して全周囲配光が得られる。あるいは、全周囲配光に近い、均一性の高い配光が得られる。軸線axの周囲に、影のような、光度の低い領域が生じにくくなる。さらに、各々の光源部2に対して周方向に通気部3が隣接するだけでなく、軸線axの方向にも通気部3が隣接する。このため、フィン4への通気性がより良好になり、放熱性がより良好になり、光源部2の低温化に有利になる。
本実施の形態では、以下のようになっている。三段目の部位15の光源部2は、軸線axを中心とする周方向の位置に関して、軸線axを中心として二段目の部位14の光源部2を回転移動した位置にある。三段目の部位15の光源部2は、二段目の部位14の通気部3に対して、軸線axを中心とする周方向の位置が同じである。三段目の部位15の通気部3は、二段目の部位14の光源部2に対して、軸線axを中心とする周方向の位置が同じである。四段目の部位16の光源部2は、軸線axを中心とする周方向の位置に関して、軸線axを中心として三段目の部位15の光源部2を回転移動した位置にある。四段目の部位16の光源部2は、三段目の部位15の通気部3に対して、軸線axを中心とする周方向の位置が同じである。四段目の部位16の通気部3は、三段目の部位15の光源部2に対して、軸線axを中心とする周方向の位置が同じである。これらのことから、前述した効果に類似した効果が得られる。
本実施の形態のランプ1Aは、三段目の部位15及び四段目の部位16を備えるが、本発明のランプは、三段目の部位15及び四段目の部位16を備えず、一段目の部位13及び二段目の部位14のみを備えるものでもよい。また、本発明のランプは、四段目の部位16に隣り合う五段目の部位をさらに備えてもよいし、より多い段数の部位を備えてもよいことは言うまでもない。
本実施の形態のランプ1Aは、給電線17を備える。給電線17は、各々の光源部2に接続されている。口金5に入力された電力が給電線17を介して各々の光源部2に供給される。
図2は、実施の形態1のランプ1Aを軸線axの方向から見た図である。図2は、ランプ1Aを口金5の反対側から見た図である。図2に示すように、本実施の形態のランプ1Aは、中心軸に沿って延びる中空部18を備える。中空部18は、フィン4に囲まれた空間である。第二フレーム7は、内側に開口を有する。中空部18は、第二フレーム7の開口を介して、口金5の反対側においてランプ1Aの外部空間に連通する。このような構成により、本実施の形態では、以下の効果が得られる。口金5の反対側のランプ1Aの端面から中空部18へ空気が出入りできる。フィン4への通気性がより良好になり、放熱性がより良好になり、光源部2の低温化に有利になる。
図3は、実施の形態1のランプ1Aが備える光源ユニットを示す斜視図である。図4は、実施の形態1のランプ1Aが備える光源ユニットを軸線axの方向から見た図である。図3及び図4は、3個の光源ユニットを示す。図3及び図4に示すような3個の同形の光源ユニットの組み合わせにより、本実施の形態のランプ1Aの各段の部位13,14,15,16が形成される。本実施の形態のランプ1Aは、合計で12個の同形の光源ユニットを備える。
図3に示すように、各々の光源ユニットは、一つの光源部2と、複数のフィン4と、被支持部19と、躯体21とを備える。躯体21は、光源部2を取り付ける取付面を有する。躯体21は、板状でもよい。フィン4は、光源部2の裏面側から突出する。フィン4は、躯体21の、光源部2が取り付けられた取付面と反対側の面から突出する。フィン4と躯体21とが一体的に形成されていてもよい。
本実施の形態におけるフィン4の形状は、板状である。フィン4は、軸線axに対して垂直になっている。このような構成に限らず、フィン4は、軸線axに対して垂直になっていてもよいし、軸線axに対して斜めになっていてもよい。一つの光源ユニットが備える複数のフィン4は、互いに平行になっている。一つの光源ユニットが備える複数のフィン4は、躯体21の取付面に対して垂直になっている。フィン4は、板状でなくてもよい。フィン4は、ピン形のフィン、すなわちピンフィンでもよい。
光源部2は、光源素子2a及び透光性カバー2bを備える。透光性カバー2bは、光源素子2aを覆う。透光性カバー2bは、少なくとも部分的に、透光性を有する。光源素子2aから放射された光は、透光性カバー2bを透過して、外部へ放射される。透光性カバー2bは、光を拡散させる光拡散性を有してもよい。透光性カバー2bは、光線を制御するレンズのような機能を有してもよい。透光性カバー2bは、光源素子2aへの水の侵入を防ぐ防水性を有してもよい。透光性カバー2bと躯体21との接合部に、防水性を有するシール材(図示省略)が備えられてもよい。当該シール材は、例えば、軟性樹脂材料、シリコーン系などのシーリング材料、ゴム系材料などで構成されてもよい。透光性カバー2bは、無くてもよい。
本実施の形態における光源素子2aは、発光ダイオード(LED)を備える。本実施の形態における光源素子2aは、チップ・オン・ボード(COB)タイプのLEDパッケージである。本実施の形態では、光源素子2aは、ソケット2cを用いて躯体21の取付面に固定されている。透光性カバー2bは、光源素子2a及びソケット2cを覆う。ソケット2cは、無くてもよい。COBタイプのLEDパッケージである光源素子2aを、ソケット2cを用いずに躯体21の取付面に直接取り付けてもよい。
光源素子2aは、COBタイプのLEDパッケージでなくてもよく、他の各種のものを用いてよいことは言うまでもない。例えば、光源素子2aは、表面実装型LEDパッケージでもよいし、砲弾型LEDパッケージでもよいし、配光レンズ付きLEDパッケージでもよい。光源素子2aは、LEDを備えるものに限らず、例えば、有機エレクトロルミネセンス(EL)素子、半導体レーザなどを備えるものでもよい。光源素子2aが実装された基板(図示省略)が躯体21の取付面に取り付けられてもよい。光源素子2aが実装された基板(図示省略)と躯体21とが一体的に形成されてもよい。
光源素子2aと躯体21の取付面との間、または光源素子2aが実装された基板(図示省略)と躯体21の取付面との間に、例えば熱伝導性グリス、熱伝導性シート、熱伝導性接着剤、熱伝導性両面粘着テープのような熱伝導性材料(図示省略)が備えられてもよい。
本実施の形態の光源部2は、光源素子2aを1個のみ備える。このような構成に限らず、光源部2が複数の光源素子2aを備えてもよい。光源部2は、例えば、光を反射させるリフレクター、レンズのような光学部品(図示省略)をさらに備えてもよい。
本実施の形態のランプ1Aは、軸線axに平行な6本の支柱20を備える。これらの複数の支柱20は、第一フレーム6と第二フレーム7との間を連結する。複数の支柱20は、軸線axを中心とする周方向に沿って間隔をあけて配置される。軸線axの方向から見たとき、第一フレーム6及び第二フレーム7が呈する多角形すなわち正六角形が有する、複数すなわち6個の角部の各々に、支柱20が位置する。便宜上、図4中に、6本の支柱20の位置を示す。図示の構成では、支柱20の断面形状が円形であるが、支柱20の断面形状は円形以外の形状、例えば多角形でもよい。支柱20は、中空部を有する部材、例えば管状部材でもよいし、中空部を有しない中実の部材でもよい。支柱20の中空部の少なくとも一部に給電線17が配設されてもよい。
図3及び図4に示す光源ユニットの各々は、支柱20に支持される被支持部19を二箇所に備える。この二箇所の被支持部19は、6本の支柱20のうちの隣接する2本の支柱20に支持される。光源ユニットの各々は、被支持部19が支柱20に支持されることで、ランプ1Aにおいて固定される。光源ユニットの各々は、6本の支柱20のうちの隣接する2本の支柱20に支持される。本実施の形態における被支持部19は、支柱20の外径に実質的に等しい内径を有する半円筒状の接触面を有する。本実施の形態では、被支持部19は、躯体21と一体的に形成されている。被支持部19は、曲げ加工により形成されたものでもよい。被支持部19は、このような構成に限定されない。被支持部19は、支柱20を通す孔を有してもよい。
本実施の形態であれば、同じ構造の光源ユニットを組み合わせる個数を変えることで、光束の大きさが異なる複数種類のランプを容易に製造できる。例えば、本実施の形態1のランプ1Aにおいて軸線axの方向に四段が連なる構造を、例えば五段以上に増やしたり、逆に三段に減らしたりすることで、光束の大きさが異なる複数種類のランプを容易に製造できる。その際、本実施の形態であれば、段数を一段ずつ変えることができる。さらに、本実施の形態であれば、軸線axに平行な支柱20に支持される被支持部19を光源ユニットが備えたことで、段数の異なるランプを、共通の光源ユニットを用いて容易に製造できる。また、本実施の形態1のランプ1Aにおいて六つの側面部を有する構造すなわち六角柱状の構造を、例えば八つの側面部を有する構造すなわち八角柱状の構造に変えたり、四つの側面部を有する構造すなわち四角柱状の構造に変えたりすることで、光束の大きさが異なる複数種類のランプを容易に製造できる。さらに、本実施の形態であれば、軸線axに平行な支柱20に支持される被支持部19を光源ユニットが備えたことで、側面部の数が異なるランプを、共通の光源ユニットを用いて容易に製造できる。
以下の説明では、フィン4の根元から末端に向かう方向を、フィン4の高さ方向と定義する。フィン4の厚さ方向及び高さ方向の双方に対して垂直な方向を、フィン4の幅方向と定義する。図4に示すように、本実施の形態では、フィン4の形状は、高さ方向の末端へ向かって幅が連続的に大きくなる部分を有する形状である。これにより、フィン4の表面積をより大きくすることができ、放熱性がより良好になり、光源部2の低温化に有利になる。フィン4の形状が、少なくとも部分的に、高さ方向の末端へ向かって幅が連続的または階段状に大きくなる部分を有する場合には、上記効果に類似した効果が得られる。
図3に示すように、本実施の形態では、一つの光源部2に対して、軸線axを中心とする周方向に隣り合う通気部3があり、当該通気部3は、当該光源部2の裏面側から突出したフィン4の間の空間に対向する。ランプ1Aが備える複数の光源部2のうちの少なくとも一部の光源部2に関して上記の構成を満足することで、以下の効果が得られる。フィン4への通気性がより良好になり、放熱性がより良好になり、光源部2の低温化に有利になる。
本実施の形態のランプ1Aは、軸線axの方向へ向けて光を放射する光源を備えていない。このような構成に限定されるものではなく、本発明のランプは、軸線axの方向へ向けて光を放射する光源を備えてもよい。本発明のランプは、口金5と反対側の端面に光源を備えてもよい。
実施の形態2.
次に、図5から図9を参照して、実施の形態2について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。
図5は、実施の形態2のランプ1Bの斜視図である。図6は、実施の形態2のランプ1Bを軸線axの方向から見た図である。図6は、図5及び図6に示すように、本実施の形態のランプ1Bが備える板状のフィン4は、軸線axに対して平行になっている。
図7は、実施の形態2のランプ1Bが備える光源ユニットを示す斜視図である。図8は、実施の形態2のランプ1Bが備える光源ユニットを軸線axの方向から見た図である。図7及び図8は、6個の光源ユニットを示す。図7及び図8に示すような6個の同形の光源ユニットの組み合わせにより、本実施の形態2のランプ1Bの一段目の部位13及び二段目の部位14が形成される。図7及び図8に示すような6個の同形の光源ユニットの組み合わせにより、本実施の形態2のランプ1Bの三段目の部位15及び四段目の部位16が形成される。本実施の形態2のランプ1Bは、合計で12個の同形の光源ユニットを備える。
図9は、実施の形態2のランプ1Bが備える光源ユニットを光源部2の裏面側から見た斜視図である。図9は、図7及び図8の6個の光源ユニットのうちの2個の光源ユニットを示す。図9は、軸線axを中心とする周方向に隣り合う2個の光源ユニットを示す。図9に示すように、本実施の形態2の光源ユニットが備える複数のフィン4の各々は、光源部2の裏側に位置する第一部分4aと、第一部分4aに対して軸線axの方向へ突出する第二部分4bとを備える。第一部分4aは、躯体21の取付面の裏側に位置する。第二部分4bは、躯体21の取付面の法線の方向から見たとき、躯体21の外側へ張り出す。第二部分4bの表面積は、第一部分4aの表面積より大きい。第一部分4aと第二部分4bとの間に段差がある。図9の2個の光源ユニットのうちの一方の光源ユニットは、同図中で第一部分4aが第二部分4bに対して上になる姿勢になっている。図9の2個の光源ユニットのうちの他方の光源ユニットは、同図中で第一部分4aが第二部分4bに対して下になる姿勢になっている。図9の2個の光源ユニットのうちの一方の光源ユニットは、他方の光源ユニットに対して逆さまの姿勢になっている。
図7に示すように、本実施の形態2では、一つの光源部2に対して、軸線axの方向に隣り合う通気部3があり、当該通気部3は、当該光源部2の裏面側から突出したフィン4の第二部分4bの間の空間に対向する。ランプ1Aが備える複数の光源部2のうちの少なくとも一部の光源部2に関して上記の構成を満足することで、以下の効果が得られる。フィン4への通気性がより良好になり、放熱性がより良好になり、光源部2の低温化に有利になる。
図8に示すように、本実施の形態2では、軸線axの方向から見たときに、軸線axを中心とする周方向に隣り合う2個の光源ユニットのうち、一方の光源ユニットが備えるフィン4と、他方の光源ユニットが備えるフィン4とが重なる部分がある。これにより、以下の効果が得られる。空間を効率良く利用してフィン4を配置できる。フィン4の表面積を大きくできる。放熱性がより良好になり、光源部2の低温化に有利になる。
実施の形態3.
次に、図10から図14を参照して、実施の形態3について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。
図10は、実施の形態3のランプ1Cの斜視図である。図11は、実施の形態3のランプ1Cを軸線axの方向から見た図である。これらの図に示すように、本実施の形態3のランプ1Cは、ランプ1Cの軸線axを囲む六つの側面部を備える。図10に示すように、各々の側面部は、光源部2と、複数のフィン23とを備える。以下の説明では、次のようにする。フィン23の一つずつを指すときには、「個々のフィン23」と呼ぶ。空間的にまとまって配置された複数のフィン23の一団を指すときには、「一組のフィン23」として扱うか、または単に「フィン23」と呼ぶ。フィン23は、非光源部の例である。
フィン23は、光源部2で発生した熱を放熱させる。フィン23を備えたことで、表面積を大きくできるので、放熱を促進できる。フィン23は、側面部の外側に面する。フィン23は、光源部2の表側と同じ側を向く。フィン23は、ランプ1Cの外部空間に面する。個々のフィン23は、ランプ1Cの外側へ向かって突出する。
本実施の形態であれば、ランプ1Cの側面部の各々がフィン23を備えたことで、以下の効果が得られる。フィン23は、ランプ1Cの外部空間に面しているので、通気性を良好にできる。フィン23の放熱効率を高くできる。光源部2の温度を低くできる。光源部2の発光効率を高くできる。光源部2の寿命を長くできる。ヒートシンクの重量を大きくしなくても光源部2の放熱性を良好にできるので、ランプ1Cの軽量化が図れる。側面部の各々がフィン23を備えるので、側面部と側面部との間を空気が流れる必要はない。このため、隣り合う二つの側面部のうちの一方の側面部の光源部2と、他方の側面部の光源部2との間で、軸線axを中心とする周方向の距離を小さくできる。それゆえ、軸線axの周囲に、影のような、光度の低い領域が生じにくくなる。
本実施の形態では、個々のフィン23は、ピン形のフィン、すなわちピンフィンである。このような構成に限らず、個々のフィン23は、板状のフィンでもよい。
ランプ1Cの各々の側面部は、光源部2に対して軸線axの方向の両側に非光源部すなわちフィン23が隣り合う第一の並び11と、非光源部すなわちフィン23に対して軸線axの方向の両側に光源部2が隣り合う第二の並び12と、の双方を備える。
第一の並び11を備えることで、以下の効果が得られる。各々の光源部2に両側に隣接したフィン23があることで、光源部2からフィン23への熱伝導がより良好になり、放熱性がより良好になり、光源部2の低温化に有利になる。
第二の並び12を備えることで、以下の効果が得られる。各々の光源部2に隣接したフィン23があることで、光源部2からフィン23への熱伝導がより良好になり、放熱性がより良好になり、光源部2の低温化に有利になる。
本発明では、各々の側面部が第一の並び11と第二の並び12とのいずれか一方のみを備えるようにしてもよい。その場合でも、本実施の形態の効果に類似した効果が得られる。
本実施の形態では、ランプ1Cの各々の側面部において、二つの光源部2と、二組のフィン23とが、軸線axの方向に沿って、交互に並ぶ。ランプ1Cの各々の側面部において、光源部2とフィン23とが軸線axの方向に沿って交互に並ぶことで、以下の効果が得られる。軸線axの方向に沿った配光をより良好にできる。光源部2からフィン23への熱伝導がより良好になり、放熱性がより良好になり、光源部2の低温化に有利になる。
本発明では、複数の側面部のうちの少なくとも一つにおいて、光源部2とフィン23とが軸線axの方向に沿って交互に存在すれば、上記効果に類似した効果が得られる。
本実施の形態では、互いに隣り合う二つの側面部のうちの、一方の側面部の光源部2は、他方の側面部のフィン23に対して、軸線axの方向の位置について重なりを有する。特に、本実施の形態では、互いに隣り合う二つの側面部のうちの、一方の側面部の光源部2は、他方の側面部のフィン23に対して、軸線axの方向の位置が同じである。これらの構成によれば、以下の効果が得られる。軸線axの方向に沿った配光をより良好にできる。各々の光源部2に隣接したフィン23があることで、光源部2からフィン23への熱伝導がより良好になり、放熱性がより良好になり、光源部2の低温化に有利になる。
本実施の形態のランプ1Cの六つの側面部のうち、三つの側面部の各々は、口金5に最も近い位置に光源部2を備え、残りの三つの側面部の各々は、口金5に最も近い位置にフィン23を備える。これらの三つの光源部2及び三組のフィン23、すなわち口金5に最も近い位置にある三つの光源部2及び三組のフィン23は、外側から見たときに軸線axを中心とする周方向に沿って交互に隣り合う。これらの三つの光源部2及び三組のフィン23、すなわち口金5に最も近い位置にある三つの光源部2及び三組のフィン23を含む部位を、以下、「一段目の部位13」と呼ぶ。
一段目の部位13に対して軸線axの方向に隣り合う二段目の部位14も、三つの光源部2及び三組のフィン23を含み、これらが外側から見たときに軸線axを中心とする周方向に沿って交互に隣り合う。二段目の部位14に対して軸線axの方向に隣り合う三段目の部位15も、三つの光源部2及び三組のフィン23を含み、これらが外側から見たときに軸線axを中心とする周方向に沿って交互に隣り合う。三段目の部位15に対して軸線axの方向に隣り合う四段目の部位16も、三つの光源部2及び三組のフィン23を含み、これらが外側から見たときに軸線axを中心とする周方向に沿って交互に隣り合う。
本実施の形態であれば、各段の部位13,14,15,16において、光源部2及びフィン23が、外側から見たときに軸線axを中心とする周方向に沿って交互に隣り合うことで、以下の効果が得られる。各々の光源部2に隣接したフィン23があることで、光源部2からフィン23への熱伝導がより良好になり、放熱性がより良好になり、光源部2の低温化に有利になる。
本実施の形態では、二段目の部位14の光源部2は、一段目の部位13の光源部2に対して、軸線axを中心とする周方向の位置が異なる。これにより、以下の効果が得られる。二段目の部位14の光源部2は、一段目の部位13の光源部2とは異なる方向に向けて光を放射する。一段目の部位13のフィン23すなわち非光源部が向いている方向は、一段目の部位13から放射される光の光度が低い方向になる。一段目の部位13から放射される光の光度が低い領域の少なくとも一部に向けて、二段目の部位14の光源部2からの光が放射される。このため、軸線axの周囲への配光を良好にできる。例えば、軸線axに対して全周囲配光が得られる。あるいは、全周囲配光に近い、均一性の高い配光が得られる。軸線axの周囲に、影のような、光度の低い領域が生じにくくなる。
本実施の形態では、二段目の部位14の光源部2は、軸線axを中心とする周方向の位置に関して、軸線axを中心として一段目の部位13の光源部2を回転移動した位置にある。これにより、以下の効果が得られる。一段目の部位13と、二段目の部位14とを共通のモジュールを用いて構成できる。構造が簡単になる。コストを低減できる。
本実施の形態では、二段目の部位14の光源部2は、一段目の部位13のフィン23に対して、軸線axを中心とする周方向の位置が同じである。二段目の部位14のフィン23は、一段目の部位13の光源部2に対して、軸線axを中心とする周方向の位置が同じである。このような構成により、以下の効果が得られる。一段目の部位13のフィン23すなわち非光源部が向いている方向は、一段目の部位13から放射される光の光度が低い方向になる。当該方向に向けて、二段目の部位14の光源部2からの光が放射される。また、二段目の部位14のフィン23すなわち非光源部が向いている方向は、二段目の部位14から放射される光の光度が低い方向になる。当該方向に向けて、一段目の部位13の光源部2からの光が放射される。これらのことから、軸線axの周囲への配光を良好にできる。例えば、軸線axに対して全周囲配光が得られる。あるいは、全周囲配光に近い、均一性の高い配光が得られる。軸線axの周囲に、影のような、光度の低い領域が生じにくくなる。さらに、各々の光源部2に対して周方向にフィン23が隣接するだけでなく、軸線axの方向にもフィン23が隣接する。このため、光源部2からフィン23への熱伝導がより良好になり、放熱性がより良好になり、光源部2の低温化に有利になる。
図12は、実施の形態3のランプ1Cが備える光源ユニットを示す斜視図である。図13は、実施の形態3のランプ1Cが備える光源ユニットを軸線axの方向から見た図である。図12及び図13は、3個の光源ユニットを示す。図12及び図13に示すような3個の同形の光源ユニットの組み合わせにより、本実施の形態のランプ1Cの各段の部位13,14,15,16が形成される。本実施の形態のランプ1Cは、合計で12個の同形の光源ユニットを備える。
図12に示すように、各々の光源ユニットは、一つの光源部2と、一組のフィン23と、支柱20に支持される被支持部24と、躯体25とを備える。躯体25は、第一表面25a及び第二表面25bを有する。第一表面25aは、光源部2を取り付ける取付面である。フィン23の根元は、第二表面25bにつながる。フィン23は、躯体25と一体的に形成されていてもよい。
図13に示すように、軸線axの方向から見たとき、躯体25の第一表面25a及び第二表面25bは、V字状になる。被支持部24は、支柱20を通す孔を有する。光源ユニットの各々は、被支持部24を二箇所に備える。被支持部24は、躯体25と一体的に形成されている。光源ユニットの各々は、躯体25の第一表面25aの両端の近くにそれぞれ被支持部24を備える。
本実施の形態では、一つの光源部2に対して、軸線axを中心とする周方向に隣り合うフィン23と、軸線axの方向に隣り合うフィン23とがある。ランプ1Cが備える複数の光源部2のうちの少なくとも一部の光源部2に関して上記の構成を満足することで、以下の効果が得られる。光源部2からフィン23への熱伝導がより良好になり、放熱性がより良好になり、光源部2の低温化に有利になる。
本実施の形態であれば、上述したような光源ユニットを用いたことで、以下の効果が得られる。ランプ1Cにおいて軸線axの方向に四段が連なる構造を、例えば五段以上に増やしたり、逆に三段に減らしたりすることで、光束の大きさが異なる複数種類のランプを容易に製造できる。その際、本実施の形態であれば、段数を一段ずつ変えることができる。
図14は、実施の形態3の変形例の光源ユニットを示す斜視図である。図14は、1個の光源ユニットを示す。図14の光源ユニットは、図12及び図13の3個の光源ユニットを一体化したものに相当する。図12及び図13の3個の光源ユニットに代えて、図14の光源ユニットにより、実施の形態3のランプ1Cの各段の部位13,14,15,16を形成してもよい。すなわち、図14の光源ユニットを4個用いることで、実施の形態3のランプ1Cと同様のランプを製造できる。
図14に示す光源ユニットは、三つの光源部2と、三組のフィン23と、支柱20に支持される被支持部24と、躯体26とを備える。躯体26の形状は、軸線axの方向から見て、六角形の環状である。躯体26は、六つの側面を有する。躯体26の六つの側面に、三つの光源部2と、三組のフィン23とが、軸線axを中心とする周方向に沿って交互に存在する。フィン23は、躯体26と一体的に形成されていてもよい。躯体26が有する六つの角部の近くにそれぞれ被支持部24がある。被支持部24は、躯体26と一体的に形成されている。
図14に示す光源ユニットを用いた場合でも、上述した本実施の形態3の効果と類似の効果が得られる。図14に示す光源ユニットを用いた場合には、部品点数がより少なくなり、組み立て工程がより簡単になる。
実施の形態4.
次に、図15から図19を参照して、実施の形態4について説明するが、上述した実施の形態3との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。
図15は、実施の形態4のランプ1Dの斜視図である。図16は、実施の形態4のランプ1Dを軸線axの方向から見た図である。これらの図に示す本実施の形態4のランプ1Dは、実施の形態3のランプ1Cと比べて、光源ユニットの構成が異なる。
図17は、実施の形態4のランプ1Dが備える光源ユニットを示す斜視図である。図18は、実施の形態4のランプ1Dが備える光源ユニットを軸線axの方向から見た図である。図17及び図18は、6個の光源ユニットを示す。図17及び図18に示すような6個の同形の光源ユニットの組み合わせにより、本実施の形態4のランプ1Dの一段目の部位13及び二段目の部位14が形成される。図17及び図18に示すような6個の同形の光源ユニットの組み合わせにより、本実施の形態4のランプ1Dの三段目の部位15及び四段目の部位16が形成される。本実施の形態4のランプ1Dは、合計で12個の同形の光源ユニットを備える。
図19は、実施の形態4のランプ1Dが備える光源ユニットを示す斜視図である。図19は、図17及び図18の6個の光源ユニットのうちの2個の光源ユニットを示す。図19は、軸線axを中心とする周方向に隣り合う2個の光源ユニットを示す。
図17及び図19に示すように、各々の光源ユニットは、一つの光源部2と、一組のフィン23と、支柱20に支持される被支持部24と、躯体27とを備える。躯体27は、少なくとも部分的に、板状である。躯体27は、第一部位27a及び第二部位27bを備える。第二部位27bは、第一部位27aに対して、軸線axの方向に隣り合う。第一部位27aの表側の面は、光源部2を取り付ける取付面になる。フィン23の根元は、第二部位27bの表側の面につながる。フィン23は、躯体27と一体的に形成されていてもよい。第二部位27bは、第一部位27aに比べて、軸線axに垂直な方向の幅が狭い。第一部位27aと第二部位27bとの間には、段差がある。被支持部24は、支柱20を通す孔を有する。光源ユニットの各々は、被支持部24を二箇所に備える。被支持部24は、躯体27と一体的に形成されている。光源ユニットの各々は、躯体27の第一部位27aの両端の近くにそれぞれ被支持部24を備える。
図19の2個の光源ユニットのうちの一方の光源ユニットは、同図中で光源部2及び第一部位27aがフィン23及び第二部位27bに対して上になる姿勢になっている。図19の2個の光源ユニットのうちの他方の光源ユニットは、同図中で光源部2及び第一部位27aがフィン23及び第二部位27bに対して下になる姿勢になっている。図19の2個の光源ユニットのうちの一方の光源ユニットは、他方の光源ユニットに対して逆さまの姿勢になっている。
本実施の形態4であれば、上述したような光源ユニットを用いたことで、以下の効果が得られる。ランプ1Dにおいて軸線axの方向に四段が連なる構造を、例えば六段以上に増やしたり、逆に二段に減らしたりすることで、光束の大きさが異なる複数種類のランプを容易に製造できる。その際、本実施の形態であれば、段数を二段ずつ変えることができる。また、本実施の形態4のランプ1Dにおいて六つの側面部を有する構造すなわち六角柱状の構造を、例えば八つの側面部を有する構造すなわち八角柱状の構造に変えたり、四つの側面部を有する構造すなわち四角柱状の構造に変えたりすることで、光束の大きさが異なる複数種類のランプを容易に製造できる。
実施の形態5.
次に、図20及び図21を参照して、実施の形態5について説明するが、上述した実施の形態3との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。
図20は、実施の形態5のランプ1Eの斜視図である。図20に示す本実施の形態5のランプ1Eは、ランプ1Eの軸線axを囲む六つの側面部を備える。各々の側面部は、一つの光源部2と、二組のフィン23とを備える。フィン23は、側面部の外側に面する。フィン23は、光源部2の表側と同じ側を向く。フィン23は、ランプ1Eの外部空間に面する。個々のフィン23は、ランプ1Eの外側へ向かって突出する。
本実施の形態であれば、ランプ1Eの側面部の各々がフィン23を備えたことで、以下の効果が得られる。フィン23は、ランプ1Eの外部空間に面しているので、通気性を良好にできる。フィン23の放熱効率を高くできる。光源部2の温度を低くできる。光源部2の発光効率を高くできる。光源部2の寿命を長くできる。ヒートシンクの重量を大きくしなくても光源部2の放熱性を良好にできるので、ランプ1Eの軽量化が図れる。側面部の各々がフィン23を備えるので、側面部と側面部との間を空気が流れる必要はない。このため、隣り合う二つの側面部のうちの一方の側面部の光源部2と、他方の側面部の光源部2との間で、軸線axを中心とする周方向の距離を小さくできる。それゆえ、軸線axの周囲に、影のような、光度の低い領域が生じにくくなる。
ランプ1Eの各々の側面部は、光源部2に対して軸線axの方向の両側に非光源部すなわちフィン23が隣り合う第一の並び28を備える。第一の並び28を備えることで、以下の効果が得られる。各々の光源部2の両側に隣接したフィン23があることで、光源部2からフィン23への熱伝導がより良好になり、放熱性がより良好になり、光源部2の低温化に有利になる。
本実施の形態5では、各々の光源部2の表側から見たとき、当該光源部2の軸線axの方向の長さは、それに対して垂直な方向の長さより長い。各々の光源部2の形状は、表側から見たとき、長方形を呈する。
図21は、実施の形態5のランプ1Eが備える光源ユニットを示す斜視図である。図21は、一つの光源ユニットを示す。実施の形態5のランプ1Eの六つの側面部の各々は、図21の光源ユニットにより形成される。本実施の形態のランプ1Eは、合計で6個の同形の光源ユニットを備える。
各々の光源ユニットは、一つの光源部2と、二組のフィン23と、支柱20に支持される被支持部24と、躯体29とを備える。躯体29は、少なくとも部分的に、板状である。躯体29は、第一部位29a、第二部位29b及び第三部位29cを備える。第二部位29b及び第三部位29cは、第一部位29aに対して、軸線axの方向の両側に隣り合う。第一部位29aは、第二部位29b及び第三部位29cの間に挟まれる。第一部位29aの表側の面は、光源部2を取り付ける取付面になる。フィン23の根元は、第二部位29b及び第三部位29cの表側の面につながる。フィン23は、躯体29と一体的に形成されていてもよい。
被支持部24は、支柱20を通す孔を有する。光源ユニットの各々は、被支持部24を二箇所に備える。そのうちの一方の被支持部24は、躯体29の第二部位29bと一体的に形成されている。他方の被支持部24は、躯体29の第三部位29cと一体的に形成されている。一方の被支持部24は、躯体29の二つの長辺のうちの一方の長辺の近くにある。他方の被支持部24は、躯体29の二つの長辺のうちの他方の長辺の近くにある。
第二部位29bは、軸線axに垂直な方向、かつ被支持部24に向かう方向に突出する突出部を備える。当該突出部により、第二部位29bと第一部位29aとの間に段差が形成される。第三部位29cは、軸線axに垂直な方向、かつ被支持部24に向かう方向に突出する突出部を備える。当該突出部により、第三部位29cと第一部位29aとの間に段差が形成される。
本実施の形態5であれば、上述したような光源ユニットを用いたことで、以下の効果が得られる。ランプ1Eにおいて六つの側面部を有する構造すなわち六角柱状の構造を、例えば八つの側面部を有する構造すなわち八角柱状の構造に変えたり、四つの側面部を有する構造すなわち四角柱状の構造に変えたりすることで、光束の大きさが異なる複数種類のランプを容易に製造できる。
実施の形態1から実施の形態5では、ランプが備えるすべての非光源部が、通気部3とフィン23とのいずれか一方に統一されている例を説明した。本発明は、これらの例に限定されない。本発明では、ランプが備える複数の非光源部のうちの一部の非光源部が、内側にあるフィンに通気する通気部を備え、他の非光源部が、外側にあるフィンを備えてもよい。また、本発明では、一つの非光源部が、内側にあるフィンに通気する通気部と、外側にあるフィンとの双方を備えてもよい。すなわち、非光源部は、内側にあるフィンに通気する通気部と、外側にあるフィンとのいずれか一方または両方を備えればよい。
実施の形態6.
次に、図22を参照して、実施の形態6について説明するが、上述した実施の形態との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。
図22は、実施の形態6のランプ1Fを模式的に示す図である。図22中、左側はランプ1Fの側面図であり、右側はランプ1Fの斜視図である。図22に示すように、ランプ1Fは、ランプ1Fの軸線axを囲む六つの側面部を備える。各々の側面部は、光源部2と、非光源部30とを備える。上述したように、非光源部30は、内側にあるフィンに通気する通気部と、外側にあるフィンとのいずれか一方または両方を備えればよい。図22では、図面を簡単にするための便宜上、光源部2を○(丸)の印を付けた領域で表し、非光源部30を×(バツ)の印を付けた領域で表す。
ランプ1Fの各々の側面部は、光源部2に対して軸線axの方向の両側に非光源部30が隣り合う第一の並び11と、非光源部30に対して軸線axの方向の両側に光源部2が隣り合う第二の並び12と、の双方を備える。
本実施の形態では、ランプ1Fの各々の側面部は、二つの光源部2と、二つの非光源部30とを含む。本実施の形態では、ランプ1Fの各々の側面部において、二つの光源部2と、二つの非光源部30とが、軸線axの方向に沿って、交互に並ぶ。
本実施の形態では、互いに隣り合う二つの側面部のうちの、一方の側面部の光源部2は、他方の側面部の光源部2に対して、軸線axの方向の位置が異なる。これにより、軸線axの方向に沿った配光をより良好にできる。
本実施の形態では、互いに隣り合う二つの側面部のうちの、一方の側面部の光源部2は、他方の側面部の非光源部30に対して、軸線axの方向の位置について重なりを有する。特に、本実施の形態では、互いに隣り合う二つの側面部のうちの、一方の側面部の光源部2は、他方の側面部の非光源部30に対して、軸線axの方向の位置が同じである。
本実施の形態のランプ1Fの六つの側面部のうち、三つの側面部の各々は、口金5に最も近い位置に光源部2を備え、残りの三つの側面部の各々は、口金5に最も近い位置に非光源部30を備える。これらの三つの光源部2及び三つの非光源部30、すなわち口金5に最も近い位置にある三つの光源部2及び三つの非光源部30は、外側から見たときに軸線axを中心とする周方向に沿って交互に隣り合う。これらの三つの光源部2及び三つの非光源部30、すなわち口金5に最も近い位置にある三つの光源部2及び三つの非光源部30を含む部位を、以下、「一段目の部位13」と呼ぶ。
一段目の部位13に対して軸線axの方向に隣り合う二段目の部位14も、三つの光源部2及び三つの非光源部30を含み、これらが外側から見たときに軸線axを中心とする周方向に沿って交互に隣り合う。二段目の部位14は、一段目の部位13に対して、口金5側と反対側に隣り合う。
二段目の部位14に対して軸線axの方向に隣り合う三段目の部位15も、三つの光源部2及び三つの非光源部30を含み、これらが外側から見たときに軸線axを中心とする周方向に沿って交互に隣り合う。三段目の部位15は、二段目の部位14に対して、口金5側と反対側に隣り合う。
三段目の部位15に対して軸線axの方向に隣り合う四段目の部位16も、三つの光源部2及び三つの非光源部30を含み、これらが外側から見たときに軸線axを中心とする周方向に沿って交互に隣り合う。四段目の部位16は、三段目の部位15に対して、口金5側と反対側に隣り合う。
本実施の形態では、二段目の部位14の光源部2は、一段目の部位13の光源部2に対して、軸線axを中心とする周方向の位置が異なる。本実施の形態では、二段目の部位14の光源部2は、軸線axを中心とする周方向の位置に関して、軸線axを中心として一段目の部位13の光源部2を回転移動した位置にある。
本実施の形態では、二段目の部位14の光源部2は、一段目の部位13の非光源部30に対して、軸線axを中心とする周方向の位置が同じである。二段目の部位14の非光源部30は、一段目の部位13の光源部2に対して、軸線axを中心とする周方向の位置が同じである。
本実施の形態では、以下のようになっている。三段目の部位15の光源部2は、軸線axを中心とする周方向の位置に関して、軸線axを中心として二段目の部位14の光源部2を回転移動した位置にある。三段目の部位15の光源部2は、二段目の部位14の非光源部30に対して、軸線axを中心とする周方向の位置が同じである。三段目の部位15の非光源部30は、二段目の部位14の光源部2に対して、軸線axを中心とする周方向の位置が同じである。四段目の部位16の光源部2は、軸線axを中心とする周方向の位置に関して、軸線axを中心として三段目の部位15の光源部2を回転移動した位置にある。四段目の部位16の光源部2は、三段目の部位15の非光源部30に対して、軸線axを中心とする周方向の位置が同じである。四段目の部位16の非光源部30は、三段目の部位15の光源部2に対して、軸線axを中心とする周方向の位置が同じである。
上述したように、本実施の形態6のランプ1Fは、光源部2及び非光源部30の並び方に関しては、前述した実施の形態1から実施の形態4に類似する。本実施の形態6によれば、実施の形態1から実施の形態4の効果に類似した効果が得られる。以下に説明する各実施の形態の図面では、図22と同じようにして、模式的に表す。
実施の形態7.
次に、図23を参照して、実施の形態7について説明するが、上述した実施の形態との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。
図23は、実施の形態7のランプ1Gを模式的に示す図である。図23中、左側はランプ1Gの側面図であり、右側はランプ1Gの斜視図である。以下に説明する本実施の形態7によれば、前述した実施の形態の効果に類似した効果が得られる。
ランプ1Gの各々の側面部は、光源部2に対して軸線axの方向の両側に非光源部30が隣り合う第一の並び11と、非光源部30に対して軸線axの方向の両側に光源部2が隣り合う第二の並び12と、の双方を備える。
本実施の形態では、ランプ1Gの各々の側面部は、二つの光源部2と、二つの非光源部30とを含む。本実施の形態では、ランプ1Gの各々の側面部において、二つの光源部2と、二つの非光源部30とが、軸線axの方向に沿って、交互に並ぶ。
本実施の形態では、互いに隣り合う二つの側面部のうちの、一方の側面部の光源部2は、他方の側面部の光源部2に対して、軸線axの方向の位置が同じである。
本実施の形態では、互いに隣り合う二つの側面部のうちの、一方の側面部の光源部2は、他方の側面部の非光源部30に対して、軸線axの方向の位置について重なりを持たない。
本実施の形態のランプ1Gの六つの側面部の各々は、口金5に最も近い位置に非光源部30を備える。これらの六つの非光源部30、すなわち口金5に最も近い位置にある六つの非光源部30を含む部位を、以下、「一段目の部位31」と呼ぶ。一段目の部位31は、光源部2を含まない。
一段目の部位31に対して軸線axの方向に隣り合う二段目の部位32は、六つの光源部2を含む。二段目の部位32は、非光源部30を含まない。二段目の部位32は、一段目の部位31に対して、口金5側と反対側に隣り合う。
二段目の部位32に対して軸線axの方向に隣り合う三段目の部位33は、六つの非光源部30を含む。三段目の部位33は、光源部2を含まない。三段目の部位33は、二段目の部位32に対して、口金5側と反対側に隣り合う。
三段目の部位33に対して軸線axの方向に隣り合う四段目の部位34は、六つの光源部2を含む。四段目の部位34は、非光源部30を含まない。四段目の部位34は、三段目の部位33に対して、口金5側と反対側に隣り合う。
実施の形態8.
次に、図24を参照して、実施の形態8について説明するが、上述した実施の形態との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。
図24は、実施の形態8のランプ1Hを模式的に示す図である。図24中、左側はランプ1Hの側面図であり、右側はランプ1Hの斜視図である。以下に説明する本実施の形態8によれば、前述した実施の形態の効果に類似した効果が得られる。
本実施の形態のランプ1Hは、一段目の部位35及び二段目の部位36を備える。一段目の部位35は、三つの光源部2及び三つの非光源部30を含む。一段目の部位35が含む三つの光源部2及び三つの非光源部30は、外側から見たときに軸線axを中心とする周方向に沿って交互に隣り合う。一段目の部位35が含む光源部2及び非光源部30の数は、上記の数に限定されないことは言うまでもない。一段目の部位35は、二つまたはそれ以上の光源部2と、二つまたはそれ以上の非光源部30とを含むものであればよい。
二段目の部位36は、一段目の部位35に対して軸線axの方向に隣り合う。二段目の部位36は、一段目の部位35に対して、口金5側と反対側に隣り合う。二段目の部位36は、三つの光源部2及び三つの非光源部30を含む。二段目の部位36が含む三つの光源部2及び三つの非光源部30は、外側から見たときに軸線axを中心とする周方向に沿って交互に隣り合う。二段目の部位36が含む光源部2及び非光源部30の数は、上記の数に限定されないことは言うまでもない。二段目の部位36は、二つまたはそれ以上の光源部2と、二つまたはそれ以上の非光源部30とを含むものであればよい。
二段目の部位36の光源部2は、一段目の部位35の光源部2に対して、軸線axを中心とする周方向の位置が異なる。二段目の部位36の光源部2は、軸線axを中心とする周方向の位置に関して、軸線axを中心として一段目の部位35の光源部2を回転移動した位置にある。二段目の部位36の光源部2は、軸線axを中心とする周方向の位置に関して、軸線axを中心として一段目の部位35の光源部2を30°回転移動した位置にある。
一段目の部位35が含む光源部2及び非光源部30の数の合計をNとする。二段目の部位36の光源部2は、軸線axを中心とする周方向の位置に関して、軸線axを中心として一段目の部位35の光源部2を、180°/Nの角度だけ、回転移動した位置にあってもよい。二段目の部位36が含む光源部2及び非光源部30の数の合計をMとする。二段目の部位36の光源部2は、軸線axを中心とする周方向の位置に関して、軸線axを中心として一段目の部位35の光源部2を、180°/Mの角度だけ、回転移動した位置にあってもよい。
本実施の形態のランプ1Hは、三段目の部位37及び四段目の部位38をさらに備える。三段目の部位37は、二段目の部位36に対して軸線axの方向に隣り合う。三段目の部位37は、二段目の部位36に対して、口金5側と反対側に隣り合う。三段目の部位37は、三つの光源部2及び三つの非光源部30を含む。三段目の部位37が含む三つの光源部2及び三つの非光源部30は、外側から見たときに軸線axを中心とする周方向に沿って交互に隣り合う。三段目の部位37が含む光源部2及び非光源部30の数は、上記の数に限定されないことは言うまでもない。三段目の部位37は、二つまたはそれ以上の光源部2と、二つまたはそれ以上の非光源部30とを含むものであればよい。
三段目の部位37の光源部2は、二段目の部位36の光源部2に対して、軸線axを中心とする周方向の位置が異なる。三段目の部位37の光源部2は、軸線axを中心とする周方向の位置に関して、軸線axを中心として二段目の部位36の光源部2を回転移動した位置にある。三段目の部位37の光源部2は、一段目の部位35の光源部2に対して、軸線axを中心とする周方向の位置が同じである。
四段目の部位38は、三段目の部位37に対して軸線axの方向に隣り合う。四段目の部位38は、三段目の部位37に対して、口金5側と反対側に隣り合う。四段目の部位38は、三つの光源部2及び三つの非光源部30を含む。四段目の部位38が含む三つの光源部2及び三つの非光源部30は、外側から見たときに軸線axを中心とする周方向に沿って交互に隣り合う。四段目の部位38が含む光源部2及び非光源部30の数は、上記の数に限定されないことは言うまでもない。四段目の部位38は、二つまたはそれ以上の光源部2と、二つまたはそれ以上の非光源部30とを含むものであればよい。
四段目の部位38の光源部2は、三段目の部位37の光源部2に対して、軸線axを中心とする周方向の位置が異なる。四段目の部位38の光源部2は、軸線axを中心とする周方向の位置に関して、軸線axを中心として三段目の部位37の光源部2を回転移動した位置にある。四段目の部位38の光源部2は、二段目の部位36の光源部2に対して、軸線axを中心とする周方向の位置が同じである。
実施の形態9.
次に、図25を参照して、実施の形態9について説明するが、上述した実施の形態との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。
図25は、実施の形態9のランプ1Jを模式的に示す図である。図25中、左側はランプ1Jの側面図であり、右側はランプ1Jの斜視図である。以下に説明する本実施の形態9によれば、前述した実施の形態の効果に類似した効果が得られる。
ランプ1Jは、ランプ1Jの軸線axを囲む六つの側面部を備える。ランプ1Jの六つの側面部は、第一タイプの側面部及び第二タイプの側面部を含む。第一タイプの側面部は、二つの光源部2と、三つの非光源部30とを含む。それらの光源部2及び非光源部30は、軸線axの方向に沿って、交互に並ぶ。第一タイプの側面部は、光源部2に対して軸線axの方向の両側に非光源部30が隣り合う第一の並び39と、非光源部30に対して軸線axの方向の両側に光源部2が隣り合う第二の並び40と、の双方を備える。
第二タイプの側面部は、三つの光源部2と、二つの非光源部30とを含む。それらの光源部2及び非光源部30は、軸線axの方向に沿って、交互に並ぶ。第二タイプの側面部は、光源部2に対して軸線axの方向の両側に非光源部30が隣り合う第一の並び41と、非光源部30に対して軸線axの方向の両側に光源部2が隣り合う第二の並び42と、の双方を備える。
第一タイプの側面部及び第二タイプの側面部は、軸線axを中心とする周方向に沿って、交互に並ぶ。ランプ1Jは、第一タイプの側面部を三個備えるとともに第二タイプの側面部を三個備える。
ランプ1Jでは、互いに隣り合う二つの側面部のうちの、一方の側面部の光源部2は、他方の側面部の光源部2に対して、軸線axの方向の位置が異なる。これにより、軸線axの方向に沿った配光をより良好にできる。
ランプ1Jでは、互いに隣り合う二つの側面部のうちの、一方の側面部の光源部2は、他方の側面部の非光源部30に対して、軸線axの方向の位置について重なりを有する。
実施の形態10.
次に、図26を参照して、実施の形態10について説明するが、上述した実施の形態との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。
図26は、実施の形態10のランプ1Kを模式的に示す図である。図26中、左側はランプ1Kの側面図であり、右側はランプ1Kの斜視図である。以下に説明する本実施の形態10によれば、前述した実施の形態の効果に類似した効果が得られる。
ランプ1Kは、ランプ1Kの軸線axを囲む六つの側面部を備える。ランプ1Kの六つの側面部は、第一タイプの側面部及び第二タイプの側面部を含む。第一タイプの側面部は、三つの光源部2と、二つの非光源部30とを含む。それらの光源部2及び非光源部30は、軸線axの方向に沿って、交互に並ぶ。第一タイプの側面部は、光源部2に対して軸線axの方向の両側に非光源部30が隣り合う第一の並び43と、非光源部30に対して軸線axの方向の両側に光源部2が隣り合う第二の並び44と、の双方を備える。
第二タイプの側面部は、一つの光源部2と、二つの非光源部30とを含む。それらの光源部2及び非光源部30は、軸線axの方向に沿って、交互に並ぶ。第二タイプの側面部は、光源部2に対して軸線axの方向の両側に非光源部30が隣り合う第一の並び45を備える。第二タイプの側面部は、非光源部30に対して軸線axの方向の両側に光源部2が隣り合う第二の並びを備えない。
第一タイプの側面部及び第二タイプの側面部は、軸線axを中心とする周方向に沿って、交互に並ぶ。ランプ1Kは、第一タイプの側面部を三個備えるとともに第二タイプの側面部を三個備える。
ランプ1Kでは、互いに隣り合う二つの側面部のうちの、一方の側面部の光源部2は、他方の側面部の光源部2に対して、軸線axの方向の位置が異なる。これにより、軸線axの方向に沿った配光をより良好にできる。
ランプ1Kでは、互いに隣り合う二つの側面部のうちの、一方の側面部の光源部2は、他方の側面部の非光源部30に対して、軸線axの方向の位置について重なりを有する。
実施の形態11.
次に、図27を参照して、実施の形態11について説明するが、上述した実施の形態との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。
図27は、実施の形態11のランプ1Lを模式的に示す図である。図27中、左側はランプ1Lの側面図であり、右側はランプ1Lの斜視図である。以下に説明する本実施の形態11によれば、前述した実施の形態の効果に類似した効果が得られる。
ランプ1Lは、ランプ1Lの軸線axを囲む六つの側面部を備える。ランプ1Lの六つの側面部は、第一タイプの側面部及び第二タイプの側面部を含む。第一タイプの側面部は、二つの光源部2と、一つの非光源部30とを含む。それらの光源部2及び非光源部30は、軸線axの方向に沿って、交互に並ぶ。第一タイプの側面部は、光源部2に対して軸線axの方向の両側に非光源部30が隣り合う第一の並びを備えない。第一タイプの側面部は、非光源部30に対して軸線axの方向の両側に光源部2が隣り合う第二の並び46を備える。
第二タイプの側面部は、一つの光源部2と、二つの非光源部30とを含む。それらの光源部2及び非光源部30は、軸線axの方向に沿って、交互に並ぶ。第二タイプの側面部は、光源部2に対して軸線axの方向の両側に非光源部30が隣り合う第一の並び47を備える。第二タイプの側面部は、非光源部30に対して軸線axの方向の両側に光源部2が隣り合う第二の並びを備えない。
第一タイプの側面部及び第二タイプの側面部は、軸線axを中心とする周方向に沿って、交互に並ぶ。ランプ1Lは、第一タイプの側面部を三個備えるとともに第二タイプの側面部を三個備える。
ランプ1Lでは、互いに隣り合う二つの側面部のうちの、一方の側面部の光源部2は、他方の側面部の光源部2に対して、軸線axの方向の位置が異なる。これにより、軸線axの方向に沿った配光をより良好にできる。
ランプ1Lでは、互いに隣り合う二つの側面部のうちの、一方の側面部の光源部2は、他方の側面部の非光源部30に対して、軸線axの方向の位置について重なりを有する。
ランプ1Lでは、側面部の各々において、光源部2と非光源部30との間の境界が軸線axに対して斜めになっている。
実施の形態12.
次に、図28を参照して、実施の形態12について説明するが、上述した実施の形態との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。
図28は、実施の形態12のランプ1Mを模式的に示す図である。図28中、左側はランプ1Mの側面図であり、右側はランプ1Mの斜視図である。以下に説明する本実施の形態12によれば、前述した実施の形態の効果に類似した効果が得られる。
ランプ1Mは、ランプ1Mの軸線axを囲む六つの側面部を備える。ランプ1Mの六つの側面部の各々は、二つの光源部2と、一つの非光源部30とを含む。それらの光源部2及び非光源部30は、軸線axの方向に沿って、交互に並ぶ。当該側面部は、光源部2に対して軸線axの方向の両側に非光源部30が隣り合う第一の並びを備えない。当該側面部は、非光源部30に対して軸線axの方向の両側に光源部2が隣り合う第二の並び48を備える。
ランプ1Mでは、互いに隣り合う二つの側面部のうちの、一方の側面部の光源部2は、他方の側面部の非光源部30に対して、軸線axの方向の位置について重なりを有する。
ランプ1Mでは、側面部の各々において、光源部2と非光源部30との間の境界が軸線axに対して斜めになっている。
実施の形態13.
次に、図29を参照して、実施の形態13について説明するが、上述した実施の形態との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。
図29は、実施の形態13のランプ1Nを模式的に示す図である。図29中、左側はランプ1Nの側面図であり、右側はランプ1Nの斜視図である。以下に説明する本実施の形態13によれば、前述した実施の形態の効果に類似した効果が得られる。
本実施の形態のランプ1Nは、一段目の部位49及び二段目の部位50を備える。一段目の部位49は、三つの光源部2及び三つの非光源部30を含む。一段目の部位49が含む三つの光源部2及び三つの非光源部30は、外側から見たときに軸線axを中心とする周方向に沿って交互に隣り合う。一段目の部位49が含む光源部2及び非光源部30の数は、上記の数に限定されないことは言うまでもない。一段目の部位49は、二つまたはそれ以上の光源部2と、二つまたはそれ以上の非光源部30とを含むものであればよい。
二段目の部位50は、一段目の部位49に対して軸線axの方向に隣り合う。二段目の部位50は、一段目の部位49に対して、口金5側と反対側に隣り合う。二段目の部位50は、三つの光源部2及び三つの非光源部30を含む。二段目の部位50が含む三つの光源部2及び三つの非光源部30は、外側から見たときに軸線axを中心とする周方向に沿って交互に隣り合う。二段目の部位50が含む光源部2及び非光源部30の数は、上記の数に限定されないことは言うまでもない。二段目の部位50は、二つまたはそれ以上の光源部2と、二つまたはそれ以上の非光源部30とを含むものであればよい。
二段目の部位50の光源部2は、一段目の部位49の光源部2に対して、軸線axを中心とする周方向の位置が異なる。二段目の部位50の光源部2は、軸線axを中心とする周方向の位置に関して、軸線axを中心として一段目の部位49の光源部2を回転移動した位置にある。二段目の部位50の光源部2は、一段目の部位49の非光源部30に対して、軸線axを中心とする周方向の位置が同じである。二段目の部位50の非光源部30は、一段目の部位49の光源部2に対して、軸線axを中心とする周方向の位置が同じである。
実施の形態14.
次に、図30を参照して、実施の形態14について説明するが、上述した実施の形態との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。
図30は、実施の形態14のランプ1Pを模式的に示す図である。図30中、左側はランプ1Pの側面図であり、右側はランプ1Pの斜視図である。以下に説明する本実施の形態14によれば、前述した実施の形態の効果に類似した効果が得られる。
本実施の形態のランプ1Pは、一段目の部位51及び二段目の部位52を備える。一段目の部位51は、三つの光源部2及び三つの非光源部30を含む。一段目の部位51が含む三つの光源部2及び三つの非光源部30は、外側から見たときに軸線axを中心とする周方向に沿って交互に隣り合う。一段目の部位51が含む光源部2及び非光源部30の数は、上記の数に限定されないことは言うまでもない。一段目の部位51は、二つまたはそれ以上の光源部2と、二つまたはそれ以上の非光源部30とを含むものであればよい。
二段目の部位52は、一段目の部位51に対して軸線axの方向に隣り合う。二段目の部位52は、一段目の部位51に対して、口金5側と反対側に隣り合う。二段目の部位52は、三つの光源部2及び三つの非光源部30を含む。二段目の部位52が含む三つの光源部2及び三つの非光源部30は、外側から見たときに軸線axを中心とする周方向に沿って交互に隣り合う。二段目の部位52が含む光源部2及び非光源部30の数は、上記の数に限定されないことは言うまでもない。二段目の部位52は、二つまたはそれ以上の光源部2と、二つまたはそれ以上の非光源部30とを含むものであればよい。
二段目の部位52の光源部2は、一段目の部位51の光源部2に対して、軸線axを中心とする周方向の位置が異なる。二段目の部位52の光源部2は、軸線axを中心とする周方向の位置に関して、軸線axを中心として一段目の部位51の光源部2を回転移動した位置にある。二段目の部位52の光源部2は、軸線axを中心とする周方向の位置に関して、軸線axを中心として一段目の部位51の光源部2を30°回転移動した位置にある。
一段目の部位51が含む光源部2及び非光源部30の数の合計をNとする。二段目の部位52の光源部2は、軸線axを中心とする周方向の位置に関して、軸線axを中心として一段目の部位51の光源部2を、180°/Nの角度だけ、回転移動した位置にあってもよい。二段目の部位52が含む光源部2及び非光源部30の数の合計をMとする。二段目の部位52の光源部2は、軸線axを中心とする周方向の位置に関して、軸線axを中心として一段目の部位51の光源部2を、180°/Mの角度だけ、回転移動した位置にあってもよい。