JP6241992B2 - 照明装置 - Google Patents

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本発明は、先端側に光源を覆うレンズ体を有する照明装置に関する。
近年、LEDの発光効率が向上し、一般の照明用あるいは装飾用としてLED照明装置が提供されている。このLED照明装置は、筐体の先端側に複数のLED素子が面実装されたLEDモジュールと該モジュールを覆う透光性のレンズ体が取り付けられ、LED素子からの放射光を外部に出射する。一般的にLED素子は高温、例えば90度以上に温度上昇することにより光出力が低下したり寿命が短くなってしまうため、例えば50度以下がよいとされている。
従来のLED照明装置では、上記LED素子の温度上昇を防止するべく、筐体の一部に金属製の放熱部が設けられ、LED素子や電源回路から伝わる熱を外部に放出する構造が採られている。特に、放熱部のヒートシンクがアルミダイキャスト製ではなく金属製の筒状本体とプレス加工とで形成された冷却フィン部より放熱部を構成し、軽量で放熱性にも優れ、製作コストも著しく低減できるものも提案されている(特許文献1参照)。
しかし光源を複数配置し、照射方向を複数にし広角に照射する場合、前記光源の冷却構成が困難と成る。例えば従来のように光源毎にヒートシンク等を構成するとスペースを取り、装置本体が大きく成ると共にその冷却のための空流の構成を得る構成が困難であった。また光源の出力が大きくなると、発生する熱も増え、外気との接触で自然に冷却させるには限界があり、素子の劣化の虞が生じる。そこで、ファンモータによる強制空流により光源や筐体内の熱を強制的に排出する構造も提案されている(例えば、特許文献2参照。)。しかし、提案されている強制冷却方式は光源に空流の流路を設けて排熱するため埃や異物が侵入しやすく、また、光源の熱が電源回路に影響することも防止しなければならない。
特開2011−108590号公報 特開2010−86713号公報
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、発光部を大きくして光源を複数配し、光の照射方向を広げて発生する熱量が増えても、その冷却構成を簡単にすると共にその空流も簡単に得る事ができ、耐久性に優れる照明装置を提供する点に有る。
また光源を配置したレンズ体内側の空間を密閉又は略密閉に保ったまま、光源に生じる熱を効率よく外部に放熱することができ、素子の劣化を防止でき、耐久性に優れる照明装置を提供する点にある。
本発明者は、前述の課題解決のために鋭意検討した結果、光源を配するレンズ体内側の空間内に、その空間内が密閉又は略密閉状態であったとしても外気を流通させ、光源の熱を当該流通する外気に放熱させれば、光源を増やして照射方向を広げても、発生する多量の熱をスムーズに排熱できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、光源をレンズ体の内側空間に設けてなる照明装置であって、前記レンズ体に、内部の空間がレンズ体を貫通して外部に連通する外気流通路となる良熱伝導性材料の筒状体を設け、該筒状体の前記レンズ体内面に対面する外周面に、又は前記筒状体に連結した良熱伝導性材料の支持部材の前記レンズ体内面に対面する位置に、光源を取り付けてなることを特徴とする照明装置を構成した。
ここで前記光源を、密閉又は略密閉状態としたレンズ体の内側空間に設けたものが好ましい。ここに密閉又は略密閉とは、通気用の孔や隙間を積極的に設けない構造という趣旨であり、ゴムパッキン等で略完全に密閉したもの以外に、ゴムパッキン等がなく、ビス止めしたネジ孔とネジの間や係止爪と係止溝の間、配線孔と配線の間などに隙間が生じているものも含む。
ここで、前記筒状体を、内部の外気流通路が前記レンズ体の基端側から先端側に向けて貫通する方向に設けたものが好ましい。
特に、前記筒状体を、照明装置の軸に沿った縦方向に設けたものが好ましい。
また、前記筒状体を、周方向に沿って所定間隔をおいて複数設け、各筒状体の前記レンズ体内面に対面する外周面に単又は複数の光源を取り付けたものが好ましい。
また、前記筒状体を、周方向に沿って所定間隔をおいて複数設けるとともに、前記支持部材として、各筒状体の先端側の位置に支持されて前記複数の筒状体を互いに連結する良熱伝導性材料の支持板を設け、該支持板の前記レンズ体先端側内面に対面する先端側の面に光源を取り付けてなるものが好ましい。
更に、前記筒状体の前記光源を取り付ける外周面を平面形状としたものが好ましい。
また、前記筒状体の内周面を、周方向に沿って凹凸が連続する凹凸面としたものが好ましい。
また、前記筒状体の開口端部を、前記レンズ体の壁に設けた通孔の周縁部にパッキン手段を介して固定したものが好ましい。
また、前記レンズ体の一部を、良熱伝導性の金属材料より構成し、前記筒状体の開口端部を、前記金属材料からなる部位に設けた通孔の周縁部にカシメ、溶接又はろう付け等の接合加工手段により固定したものが好ましい。
特に、前記カシメが、前記通孔の周囲をバーリング加工により厚肉とし、該圧肉部を軸方向に圧縮して前記筒状体の開口端部の外周面に圧着させたものが好ましい。
また、前記圧着の際にパッキン手段を介装し、カシメとパッキン手段の双方により前記筒状体の開口端部を固定したものが好ましい。
また、前記レンズ体が、軸に垂直な基端側の金属製円板と、該金属製円板の周縁部に基端部が固定されるドーム状のレンズとよりなり、該レンズが筒状の側壁部とその先端を塞ぐ先端壁部とよりなるものが好ましい。また、基端側から前記レンズ体の内側空間に向けて電源カバーを突出させ、該カバー内に電源回路を収納してなるものが好ましい。
また本発明は、光源をレンズ体の内側空間に設けてなる照明装置であって、前記レンズ体の内面側に、内部空間が外気流通路となる良熱伝導性材料の筒状体を設け、該レンズ体と筒状体との間を、又は該レンズ体と前記筒状体に連結した良熱伝導性材料の支持部材との間を前記空間とし、前記光源を、前記筒状体の前記レンズ体内面に対面する外周面に、又は前記筒状体に連結した良熱伝導性材料の支持部材の前記レンズ体内面に対面する位置に取り付けてなることを特徴とする照明装置をも構成した。ここで、前記光源を、密閉又は略密閉状態としたレンズ体の内側空間に設けたものが好ましい。
以上にしてなる本願発明に係る照明装置によれば、レンズ体に内部の空間がレンズ体を貫通して外部に連通する外気流通路となる良熱伝導性材料の筒状体を設け、該筒状体の前記レンズ体内面に対面する外周面に、又は前記筒状体に連結した良熱伝導性材料の支持部材の前記レンズ体内面に対面する位置に、光源を取り付けてなるので、光源を配するレンズ体内側の空間に筒状体の内部に外気を流通させ、簡単な構成で光源の熱を当該流通する外気に効率よく放熱させることができ、光源を増やして照射方向を広げても発生する多量の熱をスムーズに排熱でき、素子の劣化を防止でき、耐久性に優れる照明装置を提供できる。
また、前記光源を、密閉又は略密閉状態としたレンズ体の内側空間に設けたので防水、防塵等の対応ができ安全性を高めることができる。
また、筒状体を、内部の外気流通路が前記レンズ体の基端側から先端側に向けて貫通する方向に設けたので、先端側を上又は下に向けて使用した際、筒状体内部が熱の発生に伴って煙突効果が生じ、外気流通が促進され、放熱効果を高めることができる。
とくに筒状体を、照明装置の軸に沿った縦方向に設けたので、上記煙突効果を高めることができるとともに、発光部をスリムな形状に維持できる。
また、筒状体を周方向に沿って所定間隔をおいて複数設け、各筒状体の前記レンズ体内面に対面する外周面に単又は複数の光源を取り付けたので、各筒状体の光源から放射状に略全周方向に光を効率よく照射することができる。
また、筒状体を、周方向に沿って所定間隔をおいて複数設けるとともに、前記支持部材として、各筒状体の先端側の位置に支持されて前記複数の筒状体を互いに連結する良熱伝導性材料の支持板を設け、該支持板の前記レンズ体先端側内面に対面する先端側の面に光源を取り付けたので、上記放射方向に加えて軸方向先端側の縦方向にも光を照射でき、広い範囲の光の照射が可能となるとともに、その光源の熱も支持板及び筒状体に伝えて筒状体内部を流通する外気に効率よく放熱させることができる。また、筒状体が支持板により連結されるので筒状体の支持強度も向上する。
また、筒状体の光源を取り付ける外周面を平面形状としたので、光源を安定姿勢に取り付けることができるとともに、接触面積を容易に維持することができ、光源から筒状体への良好な熱伝導性が維持される。
また、筒状体の内周面を周方向に沿って凹凸が連続する凹凸面としたので、放熱面積が増大し、放熱性が向上するとともに筒状体の強度も向上する。
また、筒状体の開口端部を、前記レンズ体の壁に設けた通孔の周縁部にパッキンを介して固定したので、レンズ体内側の密閉又は略密閉空間を防水構造とすることができる。
また、レンズ体の一部を、良熱伝導性の金属材料より構成し、前記筒状体の開口端部を、前記金属材料からなる部位に設けた通孔の周縁部にカシメ、溶接、ろう付け等の接合加工手段により固定したので、筒状体を強固に支持できるとともに、組み付け加工性もよく、また、筒状体の熱が当該部位に伝わり、該金属材料からなる部位から外気に直接放熱することができ、放熱性が更に向上する。
また、カシメが、前記通孔の周囲をバーリング加工により厚肉とし、該圧肉部を軸方向に圧縮して前記筒状体の開口端部の外周面に圧着させたので、さらに加工性がよく、強度も維持でき、接触面積も維持できるので上記放熱性を高めることができる。
また、圧着の際にパッキンを介装し、カシメとパッキンの双方により前記筒状体の開口端部を固定したので、さらに防水性も高めることができる。
また、レンズ体が、軸に垂直な基端側の金属製円板と、該金属製円板の周縁部に基端部が固定されるドーム状のレンズとよりなり、該レンズが筒状の側壁部とその先端を塞ぐ先端壁部とよりなるので、縦横の光の照射を効率よく行うことができる。また、基端側から前記レンズ体の内側空間に向けて電源カバーを突出させ、該カバー内に電源回路を収納したので、筒状体で囲まれる中心部の余剰空間を利用してレンズ体内側に電源回路を配置するとともにその熱を光源と同様に筒状体を利用して効率よく放熱でき、コンパクトな電源回路付き照明装置を提供できる。
また、光源をレンズ体の内側空間に設けてなる照明装置であって、前記レンズ体の内面側に、内部空間が外気流通路となる良熱伝導性材料の筒状体を設け、該レンズ体と筒状体との間を、又は該レンズ体と前記筒状体に連結した良熱伝導性材料の支持部材との間を前記空間とし、前記光源を、前記筒状体の前記レンズ体内面に対面する外周面に、又は前記筒状体に連結した良熱伝導性材料の支持部材の前記レンズ体内面に対面する位置に取り付けてなるので、より冷却性能が向上する照明装置となる。
本発明の第1実施形態に係る照明装置の外観を示す斜視図。 同じく照明装置を示す分解斜視図。 同じく縦断面図。 同じく一部破断斜視図。 同じくレンズ体の内部の構造を示す要部の斜視図。 (a)、(b)はそれぞれ筒状体の固定構造の変形例を示す要部の断面図、(c)は筒状体の変形例を示す断面図。 (a)〜(e)は、それぞれ照明装置の変形例を示す模式図。 (a)〜(f)は、それぞれ照明装置の他の変形例を示す模式図。 (a),(b)は、それぞれ照明装置の更に他の変形例を示す模式図。 本発明の第2実施形態に係る照明装置を示す一部省略した分解斜視図。 同じく縦断面図。
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
まず、図1〜図8に基づき、本発明の第1実施形態に係る照明装置を説明する。
本実施形態に係る照明装置1は、図1〜図5に示すように、光源3をレンズ体4の内側に密閉又は略密閉した状態に設けた先端側の発光部2と、口金60を有する基端側の支持部6とより構成されており、レンズ体4には、内部の空間がレンズ体4を貫通して外部に連通する外気流通路となる良熱伝導性材料の筒状体5が設けられている。そして、筒状体5のレンズ体内面40aに対面する外周面5aに光源3が取り付けられるとともに、筒状体5に連結された良熱伝導性材料の支持部材7(支持板71)のレンズ体内面40bに対面する位置7aにも、光源3が取り付けられている。
このように複数の光源3を設けることで複数の方向に照射することができ、各光源3に生じた熱は直接又は支持部材7を通じて筒状体5に伝わり、その内部を流通している外気に伝わり、発光部2の外部に効率よく放熱される。したがって、発光部2内部の光源3を筒状体5の配置を設定するだけで様々な方向に向けて自由に配置しつつ、その発生する熱を当該筒状体5をヒートシンクとして外部に効率よく放熱できる構造となる。
この筒状体5内部の外気の流通は、上記のとおり光源3から熱が伝わることで促進される。すなわち、筒状体5の内部の温度が高くなると空気密度が下がり、密度の高い下側の外気が筒状体5の内部に流入する。この下側からの外気の流入で内部の空気が上側に移動して外部に排出される。内部温度が高くなればこの煙突効果(チムニー効果)が生じ、自動的に外気の流通が促進されて内部の発熱雰囲気がロス無く外部に放出される。つまり筒状体5が熱を外部に放出するヒートシンクとして機能する。
レンズ体4は、図1〜図4に示すように、軸に垂直な基端側の金属製円板41と、該金属製円板41の周縁部41aに基端部42bが固定されるドーム状のレンズカバー42とより構成され、レンズカバー42は筒状の側壁部43とその先端を塞ぐ先端壁部44とよりなる構造である。金属製円板41は例えばアルミニウム製とされる。また、レンズカバー42は従来から公知のものを採用でき、例えば強度と多少の放熱性を有するポリカーボネート樹脂製のものが好ましい。
尚、レンズ体4の形状は本例に何ら限定されるものではない。本例のような形状とすれば、支持板71上の光源3からの光をレンズカバー42の先端壁部44を通じて軸方向先端側に照射できるとともに、各筒状体5外面上の光源3からの光をレンズカバー42の側壁部43から軸に直角な横方向に放射状に略全周囲に効率よく照射することができる。レンズカバー42を固定する金属製円板41は周縁部41aに環状の立上げ片45が設けられ、その内側にレンズカバー基端部42bを嵌め込んで接着剤にて固定することにより、衝撃に弱いレンズカバー基端部42bを保護している。
光源3は、LEDモジュールよりなるものを採用できるが、その他、蛍光灯やフィラメントよりなるハロゲン灯、高輝度放電灯(高圧ナトリウム灯、メタルハライドランプ(マルチハロゲン灯)、水銀灯等)など、従来から照明装置の光源として公知のものを広く採用できる。
筒状体5は、内部の外気流通路がレンズ体4の基端側から先端側に向けて貫通する方向、本例では照明装置1の軸に沿った縦方向(軸に平行)に設けられている。これによれば、本照明装置1を軸を鉛直方向にして先端側を上下何れかに向けて使用した際、各筒状体5内の外気流通路も鉛直方向なって、上記煙突効果が効率よく生じ、外気流通が促進して放熱効果を最大化できるとともに、照明装置全体をスリムな形状に容易にすることができる。また、このようなストレートの筒状体5は製造コストを抑えることができ、組み付けも容易となる。
より具体的には、図1、図2及び図5に示すようにレンズ体4の金属製円板41からレンズカバー42の先端壁部44にわたって、照明装置1の軸に平行に延びる合計6つの筒状体5,…が周方向に互いに一定間隔をおいて列設されている。筒状体5の素材はアルミニウム製とされているが、良熱伝導性のその他の素材より構成しても勿論よい。
筒状体5の少なくとも光源3が取り付けられる外周面5aの部位は、光源3を容易に且つ隙間なく密着させて熱伝導ロスを防止できるように平面形状とされている。これにより光源3は安定姿勢に保持され、良好な熱伝導性も長期にわたって維持される。また、光源3が直接筒状体5に取り付けられることで、更に熱伝導ロスを最少にしている。取り付けはネジ止めや溶接、ろう付けが熱伝導性及び強度の点で好ましい。
筒状体5の内周面は、図6(c)に示すように、周方向に沿って凹凸が連続する凹凸面52とされることが好ましい。このような凹凸面52とすれば内部の外気流通空間への放熱面積が増え、光源3から筒状体5に伝わった熱を効率よく放熱させることができる。凹凸面52は、具体的には軸方向に沿った突条52aを周囲に複数形成したものであり、外気流通の抵抗にならないように構成されるとともに筒状体5の強度アップにも寄与する形状とされている。このような突条52aからなる凹凸面52は筒状体を押出し成形する際に容易に形成することができる。
各筒状体5は、図3及び図4に示すように、レンズ体4のレンズカバー42の先端壁部44と金属製円板41とにより両端支持された状態で立設されている。具体的には、先端側の開口端部50が、レンズ体4のレンズカバー42の先端壁部44に設けた通孔44cの周縁部にパッキン46を介して固定され、基端側の開口端部51が、金属製円板41に設けた通孔41cの周縁部に同じくパッキン47を介して固定されている。本例では開口端部50、51でレンズ体4に固定されているが、一方又は双方の端部がレンズ体4から飛び出した状態で固定されたものでもよい。
パッキン46、47は耐熱性シリコーンゴム製とされ、これらパッキンを介して開口端部50、51を通孔44c、41cにそれぞれ圧入されることで防水構造とし、光源3を有するレンズ体4の内部空間の密閉度を高めた構造とされている。また、この基端側の開口端部51が金属製の円板41に固定されることから、開口端部51から金属製円板41に熱が伝わり、この開口端部51付近の温度が比較的下がることで、該金属製円板41からの放熱による全体の温度を下げることができると同時に、各筒状体5の軸方向に温度勾配が生じて特に基端側(口金60側)を下に向けて設置する場合の煙突効果が促進する。
また、この基端側の開口端部51は、通孔41cの周縁部をバーリング加工により厚肉とし、該厚肉部を軸方向に圧縮して開口端部51の外周面に圧着させたものであり、カシメ加工により低コストで強固に固定され、その接触面積も維持されており熱伝導ロスが少なく、更に圧着の際にパッキン47が介装されているため防水性を維持されている。つまりパッキン47を有しつつも筒状体5の熱を金属製円板41にも効率よく伝えることができる構造である。尚、その他の例として、図6(a)に示すようにパッキンを省略してカシメのみの固定でもよいし、逆に図6(b)に示すようにカシメを省略してパッキン47の圧入のみの構造でも勿論よい。
本例では上記のとおり6つの筒状体5が列設されて各筒状体5の外周面5aに取り付けた光源3により放射状に配置した複数の光源3から略全周的に向けて光を照射できる構造とされているが、筒状体5の個数、位置を変更する等して所定の角度方向(横一方向)に向けて光源3を単又は複数配置したものでもよい。また、本例のように各筒状体5に同じ外方向を向く光源3を配置したものではなく、筒状体5を一つのみとし、その外周面上に例えば本例と同じように放射状に光を照射できるように周方向に所定間隔をおいて複数の光源を取り付けて、同じく略全周的に向けて光を照射できる構造でも勿論よい。
支持部材7としての支持板71は、各筒状体5の先端側の位置に支持されて複数の筒状体5を互いに連結しており、レンズ体先端壁部44に対面する先端側の面71aに光源3が取り付けられている。支持板71は筒状体5と同様アルミニウム製とされているが、良熱伝導性のその他の素材より構成しても勿論よい。この支持板71上の光源3により軸方向先端側に向けた縦照射がなされ、上記略全周的な横照射も含め、装置全体として広範囲の光の照射がなされる。
支持板71と各筒状体5との支持構造は、より具体的には図2、図3及び図5に示すように、支持板71の各筒状体5に対応する位置に通孔71bがそれぞれ設けられるとともに、各通孔71bの周囲にはバーリング加工により厚肉部が形成されており、各通孔71bに筒状体5を貫通させた状態で該厚肉部を軸方向に圧縮することにより、各筒状体5の外周面に圧着カシメさせたものである。つまり、支持板71と各筒状体5とは、筒状体5の開口端部51と金属製円板41との連結と同じカシメ構造により接合された構造であり、低コストで強固に固定されるとともに互いの接触面積も維持され、支持板71に伝わった光源3の熱を効率よく筒状体5に伝え、外気に放熱することができる。
以上の本例の発光部2の構造では、光源3が筒状体5とレンズ体4との間の密閉又は略密閉空間内に配置されている。このレンズ体4内側の空間はすべて同じ連通した同一空間であり、すべての光源3がこの同一空間内に密閉又は略密閉状態に配されている。このような構造とすることで、光源3を有するレンズ体4内側の空間に異物や雨水等が侵入することを防ぎつつ上記のとおり光源の熱を外部に放熱できることとなる。
ただし、このような同一の連通した空間ではなく、複数の区画された密閉又は略密閉空間にそれぞれ単又は複数の光源3を配置した構造でもよい。例えば、各筒状体5ごとにそのレンズ体4内面に対面する側を当該レンズ体4との間で区画された密閉又は略密閉の空間とし、筒状体5に取り付けられている光源3を筒状体5ごとに区画するように構成することや、同じく支持部材7のレンズ体4内面に対面する側を当該レンズ体4との間で区画し、支持部材7に取り付けられている光源3を他と区画することなども可能である。
支持部6は、図2及び図3に示すようにレンズ体4の金属製円板41の基端側の面にOリング62を介して固定される筒状の樹脂ケース61と、該樹脂ケース61の基端側の開口端部にOリング63を介して固定される口金60とより構成されている。樹脂ケース61は、例えば強度と多少の放熱性を有するポリカーボネート樹脂製のものが好ましい。樹脂ケース61と金属製円板41とは接着剤とネジ止めにより互いに固定されている。また樹脂ケース61と口金60とは接着剤とネジ止めと回り止めのカシメ止めにより固定されている。
金属製円板41には、図5に示すように各光源3から伸びる配線80,…を通すための通孔41dが形成されており、この通孔41dを通じて金属製円板41の基端側に固定された上記樹脂ケース61の内部の空間に配線80を通したうえ、口金60に配線接続されている。Oリング62、63は、好ましくは耐熱性シリコーンゴム製とされる。この樹脂ケース61内に電源回路を設けることも好ましい。
以上の実施形態では、筒状体5と支持部材7(支持板71)にそれぞれ光源を設けて縦横に光を照射できる構造としたが、図7(a)に示すように支持部材7及びその光源を省略し、筒状体5で横照射のみの構造としてもよい。また、以上の例では筒状体5に横照射用の光源3を直接取り付けたが、図7(b)に示すように縦照射と同じく筒状体5間に設けられる支持部材7に横照射用の光源を取り付けるようにしてもよい。また、上記実施形態では筒状体5をレンズ体4の金属製円板41からレンズカバー先端壁部44に至るストレートに構成したが、図7(c)〜(e)に示すように先端側や基端側がレンズ体4のレンズカバー側壁部に開口するように屈曲した外気流通路となるように構成してもよい。
また、図8(a),(b)に示すように筒状体5を軸に対して角度を有する斜め方向に設けてもよい。また、図8(c)、(d)に示すように筒状体5を先端側、基端側、又は途中部で流路を合流させるように構成してもよい。さらに、図8(e),(f)に示すように途中部で合流させ、該合流箇所の径を大きくしてその外周部に光源を設けたものでもよい。この場合、内部にファンやその他の部材(ヒートシンク部材等)を配して放熱効果を高めることができる。また、以上の例では筒状体を軸方向に同径のストレート形状としたが、軸方向に径が変わるものでもよく、一端から他端に向けて径が次第に小さく(又は大きく)なるテーパー状、ストレート形状とテーパー形状の組み合わせ、軸方向途中で段差状に径が小さく(大きく)なるもの等が好ましい。また、開口端部のみ一方を小さい口に絞っても良い。また、以上の実施形態ではレンズ体4の内側空間を密閉又は略密閉としているが、図9(a)に示すように光源3を囲む筒状体5とレンズ体4との間を密閉又は略密閉状態として、他の内側空間は通孔48その他の構造で外部と連通させることも好ましい。また、図10(b)に示すようにレンズ体4の内面側に筒状体5を設け、該レンズ体4と筒状体5との間を密閉又は略密閉状態とし、光源3を筒状体5のレンズ体内面に対面する外周面に取り付けたものでもよい。これによれば、筒状体5外周面のレンズ体4に覆われていない部分が外部と連通して外気に直接触れ、冷却効率が向上する。勿論、この場合も筒状体5に光源3を直接取り付ける以外に、良熱伝導性材料の支持部材を介して取り付けることもできる。本例では、レンズ体4と筒状体5の組み合わせを複数対設けた例であるが、一対のみでもよい。
次に、図9及び図10に基づき、本発明の第2実施形態に係る照明装置を説明する。
本実施形態に係る照明装置1Aは、図9及び図10に示すように、レンズ体4の金属製円板41の先端側の面、すなわち内部空間に臨む面に電源カバー81が突設され、電源カバー81内に電源回路82が収納された構造である。このような構造により、電源回路82の熱が金属製円板41の外面から外気に放出されるとともに各筒状体5にも伝熱され、内部を流通する外気に効率よく放熱させることが可能となる。つまり筒状体5で囲まれる中心部の余剰空間を利用してレンズ体4内側に電源回路82を配置するとともにその熱を光源3と同様に筒状体5を利用して効率よく放熱することのできる構造とし、発光部2の内部に電源回路を収納できるのでコンパクトな電源回路付き照明装置を提供することができる。
電源カバー81は、金属製円板41の配線用の通孔41dを覆うように先端側の面に固定され、電源カバー81の先端部にも配線用の通孔81dが設けられている。そして、図示しない光源3からの配線が電源カバー81の通孔81dを介して内部の電源回路82に接続されるとともに、金属製円板41の通孔41dを通じて電源回路82と口金60との間の配線が設けられる。この電源カバー81は、筒状体5や支持板71と同様アルミニウム製とされているが、良熱伝導性のその他の素材より構成しても勿論よい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
1、1A 照明装置
2 発光部
3 光源
4 レンズ体
5 筒状体
5a 外周面
6 支持部
7 支持部材
7a 位置
40a 内面
40b 内面
41 金属製円板
41a 周縁部
41c、41d 通孔
42 レンズカバー
42b 基端部
43 側壁部
44 先端壁部
44c 通孔
45 立上げ片
46、47 パッキン
48 通孔
50、51 開口端部
52 凹凸面
52a 突条
60 口金
61 樹脂ケース
62、63 Oリング
71 支持板
71a 面
71b 通孔
80 配線
81 電源カバー
81d 通孔
82 電源回路

Claims (10)

  1. 光源をレンズ体の内側空間に設けてなる照明装置において
    前記レンズ体に、内部の空間がレンズ体を貫通して外部に連通する外気流通路となる良熱伝導性材料の筒状体を設け、
    該筒状体の前記レンズ体内面に対面する外周面に、又は前記筒状体に連結した良熱伝導性材料の支持部材の前記レンズ体内面に対面する位置に、光源を取り付けてなる照明装置であって、
    前記筒状体は、周方向に沿って所定間隔をおいて複数設けられ、
    前記レンズ体は、基端側の金属製円板と、該金属製円板の周縁部に基端部が固定されるドーム状のレンズとより、内側空間が密閉又は略密閉状態に構成されており、
    各筒状体は、前記レンズの先端壁部に設けられた通孔と前記金属製円板に設けられた通孔とにより、先端側および基端側の両端を支持され、且つ、先端側および基端側の双方外部に連通した状態とされており、
    前記光源から各筒状体に熱が伝わり、筒状体の内部の温度が高くなると煙突効果が生じて両端開口の一方から外気が流入し、内部の外気流通路を通って他方から排出することで熱を外部に放出することを特徴とする照明装置。
  2. 前記筒状体を、照明装置の軸に沿った縦方向に設けてなる請求項記載の照明装置。
  3. 前記筒状体を、周方向に沿って所定間隔をおいて複数設けるとともに、前記支持部材として、各筒状体の先端側の位置に支持されて前記複数の筒状体を互いに連結する良熱伝導性材料の支持板を設け、該支持板の前記レンズ体先端側内面に対面する先端側の面に光源を取り付けてなる請求項1又は2記載の照明装置。
  4. 前記筒状体の前記光源を取り付ける外周面を平面形状とした請求項1〜の何れか1項に記載の照明装置。
  5. 前記筒状体の内周面を、周方向に沿って凹凸が連続する凹凸面とした請求項1〜の何れか1項に記載の照明装置。
  6. 前記筒状体の開口端部を、前記レンズ体の壁に設けた通孔の周縁部にパッキン手段を介して固定してなる請求項1〜の何れか1項に記載の照明装置。
  7. 前記筒状体の開口端部を、前記金属製円板に設けた通孔の周縁部にカシメにより固定してなる請求項1〜の何れか1項に記載の照明装置。
  8. 前記カシメが、前記通孔の周囲をバーリング加工により厚肉とし、該圧肉部を軸方向に圧縮して前記筒状体の開口端部の外周面に圧着させてなる請求項記載の照明装置。
  9. 前記圧着の際にパッキン手段を介装し、カシメとパッキン手段の双方により前記筒状体の開口端部を固定してなる請求項記載の照明装置。
  10. 基端側から前記レンズ体の内側空間に向けて電源カバーを突出させ、該カバー内に電源回路を収納してなる請求項1〜の何れか1項に記載の照明装置。
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